JPS597350Y2 - 合成繊維製スリング - Google Patents

合成繊維製スリング

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JPS597350Y2
JPS597350Y2 JP1038882U JP1038882U JPS597350Y2 JP S597350 Y2 JPS597350 Y2 JP S597350Y2 JP 1038882 U JP1038882 U JP 1038882U JP 1038882 U JP1038882 U JP 1038882U JP S597350 Y2 JPS597350 Y2 JP S597350Y2
Authority
JP
Japan
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sling
woven
hanging
synthetic fiber
choke
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Expired
Application number
JP1038882U
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English (en)
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JPS58114285U (ja
Inventor
利朗 南方
弘之 堀田
Original Assignee
住金海運株式会社
堀田株式会社
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Publication date
Application filed by 住金海運株式会社, 堀田株式会社 filed Critical 住金海運株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は荷役作業等において重量物を吊り下げるため
に用いる合或繊維製スリングにおいて、主としてチョー
ク吊を対象とした合或繊維製スリングの耐久性の改良に
関するものである。
通常、合或繊維製スリングには、全体がリング状からな
るエンドレスタイプと両端部に吊輪部を形或したタイプ
があり、両タイプともストレート吊、チョーク吊、バス
ケット吊などの吊方法で用いられている。
従来、特に上記チョーク吊の場合、第7図A,Bに示す
ように、チョーク部6、すなわち一方の吊輪部ないし一
端部とこれに引き通した本体部との絞着部が、その摺擦
面において摩滅したりあるいは摩擦によって損傷を受け
易く、耐久性において重大な問題を有していた。
従って例えば、スリング本体部は吊荷の重量ないし吊荷
との摩擦においてある程度の使用回数に耐える強度を持
たせ、できるだけ低コスト品とした使い捨てタイプのス
リングにおいては、チョーク吊使用に耐えられず、何等
かの改良策が望まれていたのである。
そこでこの考案の目的とするところは、通常のスリング
はもち論、低コスト品とした使い捨てタイプのスリング
にあっても、チョーク部が十分補強され、チョーク吊使
用における耐久性を向上し得る合或繊維製スリングを提
供するところにあり、その特徴とするところは、ナイロ
ン等の耐摩耗性合或繊維糸を用い、布目に経ないし緯方
向の方向性を持たせて織り上げた織布又は編物を補強片
とし、エンドレスタイプの両端部あるいは両吊輪部また
は少なくとも一端部あるいは一方の吊輪部に巻き付け方
向と布目方向を一致させるように巻き付け、因ってチョ
ーク部における摺擦方向と布目方向を一致させることに
より、摩擦を軽減し、摩滅ないし摩擦熱による損傷を回
避するようにしたところにある。
以下具体的な実施態様につき図面に従って説明すると、
1は使い捨て可能なエンドレスタイプの合威繊維製スリ
ングで、2,2はその両端部に巻き付けた補強片である
このスリング1は、第3図及び第4図に示すごとく、抗
張力の大きい合戊繊維糸を合糸し、多重環状に巻回して
両端部を連結し、エンドレス状態とした環状集束糸3を
環状態において2列並置し、その外周を840d程度の
ナイロン製乎織物4で囲繞した上で、隣接環状集束糸3
間谷部において、一体的に縫着してなるもので、5はそ
の縫着糸である。
なお、上記構戒は、補強片2,2を除き、基本的に実開
昭54−109272号公報(実公昭56−52234
号公報)所載の考案と同様である。
補強片2,2は、ナイロン等の耐摩耗性合或繊維糸を用
いており、布目に経ないし緯方向の方向性を持たせて織
り上げた織布または゛編物で構或されている。
すなわち、この実施例では、第3図に示すごとく、経糸
2aと緯糸2bをL一斜文織り組織と為2 し、緯方向の方向性を持たせた布目を有する斜文織り織
布を用いている。
なお、織り組織は、1−13 やゴ等の斜文織りももち論適用可能であるが、この種織
り組織に限ることなく、例えば平織りであっても一方の
糸の太さを変換したもの(第6図)や、一方の糸の本数
を増加するいわゆる畝織りにしたものであってもよい。
要するに表面に緯ないし経方向の方向性を持たせた布目
を有する織布又は編物であれば差支えない。
このように布目に一方向の方向性を持たせた補強布を準
備し、その布目方向と巻付方向とを一致させて巻き付け
、前述の平織物4と同様に谷部で縫着したものである。
従って、チョーク吊使用の際、本体部Bと摺擦する内接
面AあるいはA′は、本体部Bとの摺擦方向と布目方向
が一致しており、それだけ摩擦が少ないなめらかな滑動
面となっている。
なお取り付けは、面接着テープ等を使用して取り外し可
能に取り付けることもできる。
また、上記のごとく、必ずしも両端部に補強片を巻き付
ける必要はないが、使用勝手及び耐久性の点からすれば
、両端部に巻き付けるのが好ましい。
ところで上記実施例のスリングを用いて、吊荷の上げ下
しを行ったところ、90回以上の作業においても何等チ
ョーク部に支障が発生せず、強力残存率をテストしたと
ころ90数%もあった。
しがるに補強片を有しないこの種スリングでは2回程度
の使用でチョーク部の平編物4が破損し、環状集束糸3
が露出するのに対し、飛躍的に耐久性の向上を達威した
のである。
以上のごとく、この考案に係る合或繊維製スリングは、
ナイロン等の耐摩耗性合或繊維糸を用い、布目に経ない
し緯方向の方向性を持たせた織布又は編物からなる補強
片を、その両端部に、巻付方向と布目方向とを一致させ
るように巻き付けたので、チョーク吊使用の際、チョー
ク部における摺擦方向と布目方向とが一致し、摩擦を軽
減緩和するので、摩滅ないし摩擦熱による損傷をきわめ
て有効に抑制し、耐久性の向上を図り得たほか、その滑
動性の故にチョーク吊使用時に引き締め効果も良好であ
る。
また比較的低コスト品とした使い捨てタイプのスリング
の耐久性を向上し得るので、吊荷の上げ下しの後、その
まま吊荷に取り付けた状態としておくことにより、次段
への移送時には、直ちに吊荷作業を開始できるような使
用方法をとることができ、このような使い捨てタイプの
スリングの利用により、荷役の作業性を著しく向上し得
るという利点も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る合或繊維製スリングの一実施例
を示す正面図で沖間部分を略して示す。 第2図は同斜視図、第3図は環状集束糸の中間省略正面
図、第4図は第2図におけるIV−IV線端面図、第5
図は補強片を構或する織布の織組織の説明図、第6図は
同織組織の他例説明図、第7図A,Bは各各エンドレス
タイプと両端部に吊輪部を形或したタイプの合或繊維製
スリングにおいて、チョーク吊方法にて使用した場合の
説明図である。 1・・・合或繊維製スリング、2,2・・・補強片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一方の吊輪部ないし一端部に補強片を巻き付
    けた合或繊維製のスリングにおいて、該補強片が、ナイ
    ロン等の耐摩耗性合或繊維糸を用い、布目に経ないし緯
    方向の方向性を持たせた織布又は編物で構或され、かつ
    、その巻付方向と布目方向を一致させてなる合或繊維製
    スリング。
JP1038882U 1982-01-27 1982-01-27 合成繊維製スリング Expired JPS597350Y2 (ja)

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JP1038882U JPS597350Y2 (ja) 1982-01-27 1982-01-27 合成繊維製スリング

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JP1038882U JPS597350Y2 (ja) 1982-01-27 1982-01-27 合成繊維製スリング

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Publication Number Publication Date
JPS58114285U JPS58114285U (ja) 1983-08-04
JPS597350Y2 true JPS597350Y2 (ja) 1984-03-06

Family

ID=30023038

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JPS58114285U (ja) 1983-08-04

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