JPS6011020Y2 - スリング - Google Patents
スリングInfo
- Publication number
- JPS6011020Y2 JPS6011020Y2 JP5982283U JP5982283U JPS6011020Y2 JP S6011020 Y2 JPS6011020 Y2 JP S6011020Y2 JP 5982283 U JP5982283 U JP 5982283U JP 5982283 U JP5982283 U JP 5982283U JP S6011020 Y2 JPS6011020 Y2 JP S6011020Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sling
- hanging
- fiber cloth
- sewn
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
この考案は、起重機のフック等に掛けられて荷物を吊り
上げるためのスリングに関する。
上げるためのスリングに関する。
従来、両端に吊り部となる小さな輪を有するスリングは
、両端の輪の付根部分もしくは一端の輪の付根部分に縫
合個所を有する構造であった。
、両端の輪の付根部分もしくは一端の輪の付根部分に縫
合個所を有する構造であった。
これは、縫合個所を吊り部にすることがスリングの安全
上好ましくないという発想によるものであった。
上好ましくないという発想によるものであった。
しか腰両端の付根部分に縫合個所を有するスリングは、
チョーク吊りによって吊り荷を吊り上げる際に、縫合個
所が硬いため吊り荷の形に沿わず作業の安全性を妨げて
いた。
チョーク吊りによって吊り荷を吊り上げる際に、縫合個
所が硬いため吊り荷の形に沿わず作業の安全性を妨げて
いた。
また、第1図にみるように、一方の輪2の付根部分のみ
に縫合個所3を有するスリング1であっても、径の大き
な吊り荷4をチョーク吊りによって吊り上げる場合には
、吊り部側付根部分にある縫合個所3が吊り荷4に対す
る充分な把持を妨け、あるいは吊り荷4を傷付けるため
、作業の安全な遂行に支障を来すことがあった。
に縫合個所3を有するスリング1であっても、径の大き
な吊り荷4をチョーク吊りによって吊り上げる場合には
、吊り部側付根部分にある縫合個所3が吊り荷4に対す
る充分な把持を妨け、あるいは吊り荷4を傷付けるため
、作業の安全な遂行に支障を来すことがあった。
さらに、チョーク吊りにおいては、チョーク部において
スリングの摩耗が起きやすいので、そこに縫合部分が来
ることは、あまり好ましくない。
スリングの摩耗が起きやすいので、そこに縫合部分が来
ることは、あまり好ましくない。
そこで、この考案は、製造が簡単で、吊り荷を傷付けず
、しかも吊り荷を確実に把持して作業の安全性を向上さ
せるスリングを提供することを目的とする。
、しかも吊り荷を確実に把持して作業の安全性を向上さ
せるスリングを提供することを目的とする。
考案者は、以上の目的を遠戚するため鋭意検討を重ね、
この考案を完成した。
この考案を完成した。
そこで、この考案は、両端に吊り部となる小さな輪を有
する繊維質スリングであって、1本の帯を素材とし、こ
の帯の二つ折りにされた折曲部が小さな輪を形成して一
方の吊り部となっており、縫合された両端がこの縫合部
分を含む小さな輪を形成して他方の吊り部となっていて
、少なくとも縫合部分を有する吊り部が繊維布によって
被覆されていることを特徴とするスリングをその要旨と
する。
する繊維質スリングであって、1本の帯を素材とし、こ
の帯の二つ折りにされた折曲部が小さな輪を形成して一
方の吊り部となっており、縫合された両端がこの縫合部
分を含む小さな輪を形成して他方の吊り部となっていて
、少なくとも縫合部分を有する吊り部が繊維布によって
被覆されていることを特徴とするスリングをその要旨と
する。
以下、これを、その実施例をあられす図面に基づいて詳
しく説明する。
しく説明する。
第2図はこの考案にかかるスリングの一実施例において
その素材が被覆されていない状態をあられす側面図であ
る。
その素材が被覆されていない状態をあられす側面図であ
る。
この図にみるように、素材である1本の帯5は二つ折り
にされたその折曲部が小さな輪8を形成し一方の吊り部
となっている。
にされたその折曲部が小さな輪8を形成し一方の吊り部
となっている。
帯5の両端6,7は互いに強く縫合されていて、この縫
合された両端がこの縫合部分を含む小さな輪9に形成さ
れて他方の吊り部になっている。
合された両端がこの縫合部分を含む小さな輪9に形成さ
れて他方の吊り部になっている。
両方の輪8,9の帯の部分は一体に縫い合わされて本体
10になっている。
10になっている。
このようにして縫製加工を施された帯状物は、第3図に
みるように、全体がミ耐摩耗性を有する繊維布11て被
覆され補強されてスリングとなるのである。
みるように、全体がミ耐摩耗性を有する繊維布11て被
覆され補強されてスリングとなるのである。
繊維布はその摩耗状態をみることによってスリングの交
換期を判断する目安にもなる。
換期を判断する目安にもなる。
例えば、素材とは別の色の繊維布が被覆されているスリ
ングを用いて吊り上げ作業を多数回重ねるうち、繊維布
が摩耗して中のスリングが見えてきた時点をスリング交
換時とするなどすれば良い。
ングを用いて吊り上げ作業を多数回重ねるうち、繊維布
が摩耗して中のスリングが見えてきた時点をスリング交
換時とするなどすれば良い。
この場合、素材は繊維布と色違いであるため、見えやす
い。
い。
この考案にかかるスリングを、一方の輪にある縫合部分
を裸のままでフックに掛は吊り上げ作業を行う場合には
、フックとの摩擦によって縫合糸が解けてしまうことが
懸念されるかも知れない。
を裸のままでフックに掛は吊り上げ作業を行う場合には
、フックとの摩擦によって縫合糸が解けてしまうことが
懸念されるかも知れない。
しかし、糸は機械縫製によって充分強固に帯に縫い込ま
れており、そのまま使用されても容易に解けることはな
い。
れており、そのまま使用されても容易に解けることはな
い。
むしろ、この考案においては、吊り部が帯2枚で形成さ
れているため、従来のスリングの吊り部より強度が高ま
っていると言える。
れているため、従来のスリングの吊り部より強度が高ま
っていると言える。
したがって、繊維布は特別に装着されなくても実用上支
障を来すということはないが、装着されている方が耐摩
耗上好ましく、また先に述べた理由で安全上の目安とも
なるのである。
障を来すということはないが、装着されている方が耐摩
耗上好ましく、また先に述べた理由で安全上の目安とも
なるのである。
また、この考案にかかるスリングは、実施例においては
、全体が繊維布によって被覆されていてか、例えば、吊
り部のみを繊維布で被覆して補強しても良く、繊維布の
装着個所に特別の制限はない。
、全体が繊維布によって被覆されていてか、例えば、吊
り部のみを繊維布で被覆して補強しても良く、繊維布の
装着個所に特別の制限はない。
以上のように、この考案にかかるスリングは、両端に吊
り部となる小さな輪を有する繊維布スリングであって、
1本の帯を素材とし、この帯の、二つ折りにされた折曲
部が小さな輪を形成して一方の吊り部となっており、縫
合された両端がこの縫合部分を含む小さな輪を形成して
他方の吊り部となっていて、少なくとも縫合部分を有す
る吊り部が繊維布によって被覆されていることを特徴と
しているので、製造が極めて簡単であり、しかも、縫合
部分が吊り荷に当たる部分になく、かつチョーク部に来
ることもないので、チョーク吊りの際には吊り荷を傷付
けず、しかも吊り荷を確実に把持して作業の安全性を向
上させることができる。
り部となる小さな輪を有する繊維布スリングであって、
1本の帯を素材とし、この帯の、二つ折りにされた折曲
部が小さな輪を形成して一方の吊り部となっており、縫
合された両端がこの縫合部分を含む小さな輪を形成して
他方の吊り部となっていて、少なくとも縫合部分を有す
る吊り部が繊維布によって被覆されていることを特徴と
しているので、製造が極めて簡単であり、しかも、縫合
部分が吊り荷に当たる部分になく、かつチョーク部に来
ることもないので、チョーク吊りの際には吊り荷を傷付
けず、しかも吊り荷を確実に把持して作業の安全性を向
上させることができる。
また、繊維布がスリングの耐久性を判断する目安の働き
をするという効果ももたらされるのである。
をするという効果ももたらされるのである。
第1図は従来のスリングの使用状態をあられす説明図、
第2図はこの考案にかかるスリングの一実施例における
素材の状態をあられす側面図、第3図はこの考案にかか
るスリングの一実施例をあられす側面図である。 5・・・・・・素材となる帯、6,7・・・・・・その
両端、8.9・・・・・・吊り部となる小さな輪、11
・・・・・・繊維布。
第2図はこの考案にかかるスリングの一実施例における
素材の状態をあられす側面図、第3図はこの考案にかか
るスリングの一実施例をあられす側面図である。 5・・・・・・素材となる帯、6,7・・・・・・その
両端、8.9・・・・・・吊り部となる小さな輪、11
・・・・・・繊維布。
Claims (1)
- 両端に吊り部となる小さな輪を有する繊維質スリングで
あって、1本の帯を素材とし、この帯の、二つ折りにさ
れた折曲部が小さな輪を形成して一方の吊り部となって
おり、縫合された両端がこの縫合部分を含む小さな輪を
形成して他方の吊り部となっていて、少なくとも縫合部
分を有する吊り部が繊維布によって被覆されていること
を特徴とするスリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5982283U JPS6011020Y2 (ja) | 1983-04-21 | 1983-04-21 | スリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5982283U JPS6011020Y2 (ja) | 1983-04-21 | 1983-04-21 | スリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59165884U JPS59165884U (ja) | 1984-11-07 |
JPS6011020Y2 true JPS6011020Y2 (ja) | 1985-04-12 |
Family
ID=30190069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5982283U Expired JPS6011020Y2 (ja) | 1983-04-21 | 1983-04-21 | スリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011020Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5534803B2 (ja) * | 2009-12-25 | 2014-07-02 | 明大株式会社 | スリング |
-
1983
- 1983-04-21 JP JP5982283U patent/JPS6011020Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59165884U (ja) | 1984-11-07 |
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