JPS5973107A - 差厚金属板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、板厚差を有する差圧金属板の製造方法に関す
るものである。

上記差厚金属板は、各種構造物、船、自動車等の乗物の
他、各種分野において、部何の必要強度を維持しつ−）
、Ｌｌｊ：…軽減を図る目的で使われるものである。

そして、従来、差厚金属板の製造方法として、圧延方向
にロール開度を調節して圧延長手方向に板厚差を与える
方法、ロールを傾斜させて圧延する方法、ロール形状を
差厚金属板の断面形状に合わせて研削し圧延する方法等
が提案されている。

しかしながら、上記第１の方法は、各パス間でのロール
開度を精度良く制御する必要があり、圧延技術的に高度
な技術を要し、現実的でない。また第２の方法は、圧延
機の構造上差厚金属板の板厚勾配に限界があること、お
よび圧延中に材料にキャンバ−が発生し易いという欠点
を有している。

さらに、第３の方法は、過大なロール研削ｍによるロー
ル研削コストの上昇および、ロール接触圧力の不均一・
な発生によりロール損傷の危険性が増大する等の欠点を
有している。

本発明は、上記従来の欠点に鑑みてなされたもの−Ｃ１
圧延長手方向に板厚差を有する圧延材である複数枚のス
ラブ間に、圧延時の加熱温度より高融点の物質からなる
剥離剤を略均−厚さとなるように挿入して、各スラブを
車ね合け一１全体の厚さを略均−に形成したものを加熱
、圧延処理した後、各圧延材を剥離することにより、圧
延技術」二は、通常の平板を圧延する技術のみ−Ｃ容易
に安定して所望寸法の差厚金属板を精度よく製造するこ
とを可能としだ差厚金属板の製造方法を提供しようとす
るものである。

次に、本発明に係る差圧金属板の製造方法を図面にした
がって説明する。

まず、圧延長手方向に板厚差を有する圧延材であるスラ
ブとして、例えば第１−　ａ　、　］、　ｌ）図に示す
ように、」二面あるいは下面を等しい角度て傾余Ｉさぜ
たスラブ１．　ａ　、　１１３を機械加工により製造す
る。

ついで、スラブ１　ａ　、　１１）の傾斜面同志を、そ
の傾きが等しくなる方向に揃えて対向させるとともに、
これらの間に圧延時の加熱温度より高融点の物質からな
る剥離剤、例えば粉末アルミナを略均−厚さとなるよう
に挿入して、両スラフｌａ。

１１）を川ね合せる。さらに、この両スラフｌａ。

１１〕間を全周に亘って溶接して第２図に示すように全
体のＪ９さが均一な多層スラブ２ａを形成する。

そして、この多層スラブ２ａを加熱し、熱間圧延した後
、上記溶接部分を切除する。この結果、各圧延４／１（
ここでは、スラブｌ　ａ　、　１１）より圧延された物
）を容易に剥離することができ、所望の差圧金属板３を
得ることができる（第３図）。

すなわち、一般に金属板を２枚以−１−車ねて熱間圧延
すると、高温、高圧Ｆで金属間接剛（するため、焼［−
」きを生じ、各金属板は容易に剥離しなくなる。

しかしながら、金属の加熱温度よりも高融点の物質を挿
入して圧延すれば、金属間接触が起らないため、圧延後
、金属板は容易に剥離−Ｃきるのである。もし、金属間
に、金属の加熱温度より低融点の物質を挿入して圧延す
ると、その流動性のため、ロール圧下時の絞出し効果の
ため、金属間接触を十分に防止できない。

なお、上記スラブおよび圧延後の圧延材に関して、圧延
長手方向の断面形状の間には、次式の関係が成立する。

（圧延後の板厚勾配）／（圧延後の平均板厚）−（スラ
ブの板厚勾配）／（圧延後の平均板厚）×（１／長手方
向圧延比）　　・・・・・・・・・（１）ｆｉ１式は板
厚方向の圧延と同時に、幅出し圧延を行う場合にも成立
する。

式 したかって、（１）をもとに、」１記スラブ１ａ、１△ １〕の平均板厚および板厚勾配を設計することにより安
定して精度の良い差圧金属板３を得ることができる。

また、上記実施例では、多層スラブ２３を熱間圧延後、
各圧延材を剥離したが、用途に応じて熱間圧延後、組：
続して冷間圧延をして、その後各圧延材を剥離してもよ
い。

さらに、本発明は、」−記ヌラフｌ　ａ　、　１．１）
に限るものでなく、この他、例えば第１Ｃ図〜第１ｍ図
に示すスラブＩＣ〜１．　Ｉｎのように、各種断面のも
のにも適用−〇きる。この場合には、スラブＩＣとｌｄ
、ｌｅとｉｆ、Ｉｇと］　ｈ　、　］　ｉとｉｊ＋１ｋ
を２つ、ｌａと１１〕と１．　ｌ　、　Ｉ−ｅを２つと
１ｍを組合せることにより、第２１〕図〜第２１１図に
示す多層スラブ２１〕〜２１１を形成して圧延すること
になる。

次に、鋼を使って行−〕だ木発明の実施例を示す。

本実施例では、機械加工により製造したスラブｌａ、ｌ
ｂ（板幅２０００ｍｍ、　）を市ね合せて、両スラブｌ
　ａ、］、　Ｉ）間に粉末アルミナを１−、５　ｍｍの
厚さで挿入した後、両スラブｌ　ａ　、　］、　Ｉ）間
を全周に亘って溶接して多層スラブ２ａを形成した。

そして、この多層スラブ２３を加熱炉−ｅ１２２０゜で
加熱し、表１に示す圧下スケジュールにしたがってノリ
板用圧延機で熱間圧延した後、各圧延材を剥離して差圧
金属板３（板幅３０００　ｍｍ　）を得ｌこ。

なお、第］、　ａ　、　ｉ　Ｉ）　、　２　ａ　、　３
　ａ図中、寸法表示した各記号の値は以下の通りである
。

１．１＝Ｌ３＝８０　、ｔ２＝ｔ４＝１．２０　、ｔ５
＝２００．７１＝６，０００　、’Ｉ’ｌ　＝　２４　
、Ｔ２＝　３６　、Ｌｌ　＝１２，０００　（単位ｍ、
ｍ　）表１　圧下スケジュール 注）１）出側板厚の単位はｍｍ ２）パスＡＩにおける（　）内数値は入側板厚 ３）パスｊ６３〜６では幅出し圧延も行った。

以」−の説明より、本発明によれば圧延長手方向に板厚
差を有する圧延材である複数枚のスラブ間に、圧延時の
加熱温度より高融点の物質からなる剥離剤を略均−厚さ
となるように挿入して、各スラブを重ね合せ、全体の厚
さを略均−に形成したものを加熱、圧延処理した後、各
圧延材を剥ＰｉＩｉすることにより差圧金属板を製造し
ている。このため、［Ｅ延技術−１−は、通常の平板を
圧延する技術のみて容易に安定して所望寸υモの差厚金
属板を精度よく製造するこ七ができるという効果を有し
ている。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図〜第１ｍ図は圧延長手方向に平行な面で切った
時の各種スラブの断面図、第２ａ〜２　ｈ図は」１記ス
ラブの組合せによる各種多層スラブの断面図、第３図は
差厚金属板の断面図である。 １ａ〜ｌ　＋ｎ・・・スラブ、２３〜２１＋・・・多層
スラブ、３・・・差厚金属板。 特　７′ｌ　　出　願　人　　株式会社　神戸製１１１
６所代　ｆｊＩＪ　人　）ｌ′１ｌ−ｉ　Ｌ：　　　青
（（１葆　はが２名区 ７盲ｂ □□□□−−− 第１ｅ図　　　第１ｆ図 ） 第１９図　　　第ｉｈ ］ 第１１図　　　第１ｊ図 〕 ｊ −１！１ 第１に図 １に 列ｉｊ１図 Ｊ 第１ｍ図 １ｍ 第２ｂ図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）圧延長手方向に板厚差を有する圧延材である複数
   枚のスラブ間に、圧延時の加熱温度より高融点の物質か
   らなる剥離剤を略均−厚さとなるように挿入して、各ス
   ラブを重ね合せて全体の厚さを略均−に形成したものを
   加熱して、圧延処理した後、重ね合せた各圧延材を剥離
   することにより差圧金属板を得ることを特徴とする差圧
   金属板の製造方法。
2. （２）　　上記圧延処理か、熱間圧延であるこ吉を特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の差圧金属板の製造方
   法。
3. （３）−１′、記１１ＴＥ延処理が、熱間圧延およびこ
   れに続く冷間圧延Ｃあるこさを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の差圧金属板の製造方法。