JPS5972957A - 圧縮機のコイルエンド絶縁紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は圧縮機のコイルエンド絶縁紙の改良に関する。

（ロ）従来技術 従来例を第１図及び第２図に基づいて説明すると、（１
）は密閉容器で、この密閉容器内には上部に電動機部（
２）を下部に回転圧縮機部（３）を収納している。（４
）は電動機部（２）と回転圧縮機部（３）とを連結する
回転軸である。電動機部（２）は回転軸（４）に挿着さ
れた回転子（５）と両端にコイルエンド（６ハカを有す
る巻線（８）を内蔵した固定子（９）とにより構成され
る。

回転圧縮機部（３）はシリンダ（１０）と、このシリン
ダ内を回転軸（４）の偏心部０１）により偏心回転する
ローラ（１２１と、このローラに弾性手段０３）により
常時圧接させられる摺動羽根（１４）と、シリンダ（１
０）の開口部を閉塞する回転軸（４）の軸受部（Ｉ刹６
）を有する上部枠体（１７）と下部枠体α印と、この下
部枠体に装置した吐出消音室α９を形成するカンプマフ
ラ一体（２伊とにより構成される。（２Ｉ）は回転圧縮
機部（３）の上部枠体Ｏｎに近接する電動機部（２）の
下部コイルエンド（８）に取付けま た環状絶縁紙である。

この構造では電動機部（２）と回転圧縮機部（３）とは
環状絶縁紙（２１）で絶縁距離を十分に取ることなしに
密閉容器（１）内に収納できるが、電動機部（２）と回
転圧縮機部（３）との高さは実質この電動機部の下部コ
イルエンド（７）と回転圧縮機部（３）の上部枠体α力
との絶縁距離分だけしか低くできない問題があった。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 本発明は上記の点に鑑み、圧縮機部側の電動機部のコイ
ルエンドにこのコイルエンド形状と略同−形状に熱成型
加工された環状絶縁紙を被覆し、この環状絶縁紙を被覆
したコイルエンドの内周部に圧縮機部の一部を近接して
位置させるようにすることを目的とする。

に）問題点を解決しようとする手段 本発明の基本的な構成は電動機部と圧縮機部とを密閉容
器内に収納した圧縮機において、電動機部のコイルエン
ドに、このコイルエンドを包み込むようにコイルエンド
形状と略同−形状に熱成型加工した環状絶縁紙を被覆さ
せ、この環状絶縁紙で被覆されたコイルエンドの内周部
に圧縮機部を位置させたことを特徴とするものである。

この構成により電動機部のコイルエンドは熱成型加工さ
れた環状絶縁紙を被覆して絶縁されるため圧縮機部との
絶縁距離を不要にでき、この圧縮機部の一部をコイルエ
ンド内周部に接触しない程度に近接させられるものであ
る。

（ホ）発明の実施例 以下本発明を第３図乃至第９図に示す実施例に基づいて
説明すると、（至）は密閉容器で、この密閉容器内には
上部に電動機部ｃ３１）を下部に回転圧縮機部０２を収
納している。α階は電動機部０】）と回転圧縮機部０２
１とを連結する回転軸である。電動機部＜３＋１は回転
軸（ハ）に挿着された回転子（財）と両端にコイルエン
ドＣ３！１９（３６）を有する巻線の力を内蔵した固定
子（至）とにより構成される。回転圧縮機部Ｉ３ｚはシ
リンダＣ（ｌと、このシリンダ内を回転軸（ハ）の偏心
部（４１により偏心回転するローラ（４１）と、このロ
ーラに弾性手段（４カにより常時圧接させられる摺動羽
根（４３と、シリンダＣ３９の開口部を閉塞する回転軸
（ハ）の軸受部Ｈ（４□□□を有する上部枠体（４６）
と下部枠体０７）と、この上部枠体Ｇ４６）にポル）（
４８１等で装着した吐出消音室（４９）を形成するカッ
プマフラ一体軸とにより構成される。このカップマフラ
一体を装着した上部枠体（４６）は電動機部ｃ３１）の
下部コイルエンド０６）の内周部に近接して設けられて
いる。６υは下部コイルエンド価）に被覆した環状絶縁
紙で、この環状絶縁紙はポリエステルフィルムなどの絶
縁紙板（５功を１７０℃〜１８０℃で約３０分間加熱処
理後、予め１２０°Ｃ〜１５０℃で加熱された環状四部
■を有する固定金型（５１と環状凸部６５）を有する可
動金型（５Ｇ）とにより下部コイルエンドＣ％）形状と
略同−形状に熱成型加工される。

このように構成された圧縮機のコイルエンド絶縁紙にお
いて、電動機部０１）の下部コイルエンド（３ｆｉ）は
このコイルエンド形状と略同−形状に熱成型加工された
環状絶縁紙６υを挿着するため下部コイルエンド和６）
の内径を大きくすることなくこのコイルエンド内周部に
近接して回転圧縮機部艷のカップマフラ一体６０を装着
した上部枠体（４６）を位置させられると共に環状絶縁
紙（５１）の取付は作業が挿着するだけでよく圧縮機の
高さを低くできると共に作業性が容易となる。また、下
部コイルエンド０６）は環状絶縁紙ｔ５１）で被覆され
ているため下部コイルエンドαｊ）の内径を小さく外径
を大きくでき巻線Ｃ３７）の線径を太くして入力の低減
を計れると共に下部コイルエンド（３６）への通電時の
磁束によりこのコイルエンドの線材間に発生する電磁振
動を低く抑えられる。

（へ）発明の効果 以上の如く本発明は電動機部と圧縮機部とを密閉容器内
に収納した圧縮機において、電動機部のコイルエンドに
、このコイルエンドを包み込むようにコイルエンド形状
と略同−形状に熱成型加工した環状絶縁紙を被覆させ、
この環状絶縁紙で被覆されたコイルエンドの内周部に圧
縮機部を位置させたものであるから、コイルエンドを被
覆する環状絶縁紙でこのコイルエンド内周部に近接して
圧縮機部を位置させられ圧縮機を小型化でき、環。

状絶縁紙をコイルエンド形状に熱成型加工するためコイ
ルエンドへの取付作業性が容易となると共にコイルエン
ドへの通電時の電磁振動を低く抑えられる等実用的な効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は従来例を示し、第１図は回転圧縮機
の断面図、第２図は環状絶縁紙の平面図、第３図乃至第
９図は本発明の一実施例を示し、第３図は回転圧縮機の
断面図、第４図は電１動磯部の斜視図、第５図は環状絶
縁紙め斜視図、第６図乃至第９図は環状絶縁紙の製造方
法を示し、第６図は絶縁紙板の平面図、第７図は熱成型
加工状態を示す断面図、第８図は熱成型加工後の絶縁紙
の断面図、第９図は内径部を切断された環状絶縁紙の断
面図である。 ００）・・・密閉容器、　　０１）・・・電動機部、　
　０２１・・・回転圧縮機部、　　０６）・・・下部コ
イルエンド、５Ｄ・・・環状絶縁紙。 第５図 第４図 第（へ　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）電動機部と圧縮機部とを密閉容器内に収納した圧縮
   機において、電動機部のコイルエンドに、このコイルエ
   ンドを包み込むようにコイルエンド形状と略同−形状に
   熱成型加工した環状絶縁紙を被覆させ、この環状絶縁紙
   で被覆されたコイルエンドの内周部に圧縮機部を位置さ
   せたことを特徴とする圧縮機のコイルエンド絶縁紙。