JP4476942B2 - 誘導電動機及び換気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固定子のスロット数の少ない内回転式の誘導電動機及びそれを駆動機として用いた換気装置に関するものである。
スロットの数が少ない固定子を持つ内回転式の誘導電動機では、巻線スペースの外周部が湾曲した形状となり、巻線を巻き込むための開口部が非常に狭くなっていて、巻線をスロットに直に巻き込むことができない。そこで通常、フォーマーを使ってフライヤー巻きにするか、固定子の鉄心を周方向に分割して巻線を直巻きにしている。また、スロットの開口部を跨ぐ部分の絶縁体を変形させて開口部を広げて巻線を装着している(特許文献1,2参照)。
特開2002−315236号公報 特開2004−147380号公報
外周部が鉄心内径と同じように湾曲形状をした絶縁体でできた巻枠に巻線を巻いた誘導電動機では、巻線を巻き込む開口部が狭いため、巻線をフォーマーで巻込んでいるが、巻線を巻く回転速度が遅く生産性が低いばかりでなく、マグネットワイヤーに与えるダメージが大きくなるため、皮膜の厚いマグネットワイヤーを使わなくてはならない。皮膜の厚いマグネットワイヤーを使うと皮膜でスペースを取り巻数が減り、電動機の性能は低下してしまう。鉄心を分割しても、直に巻線を巻くためには、巻枠の外周部を平板形態にして巻き込む開口部を広げなければならず、外周部が湾曲した巻枠より巻線スペースは大きく減少し、性能低下は免れず、さもなければ電動機が大型化することになる。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、生産性の良い小型で高性能の誘導電動機を得ることであり、その誘導電動機を使った小型で性能の優れた換気装置を得ることである。
上記課題を解決するために本発明は、外周部が鉄心内径と同じように湾曲形状をした絶縁体でできた外壁と内壁を有する巻枠を持ち、固定子鉄心の複数のティースで形成されるスロットに巻枠を介して巻線を巻装した固定子を持つ内回転式の誘導電動機について、その巻枠のスロットの巻線開口部を、周方向に湾曲して張出す部分をその内壁より少なくして外壁が内壁と同等の長さより巻線間口の広い構成として巻線を巻装し、巻線の巻線開口部にはみ出す部分を絶縁部材で被覆した固定子構造とする手段を採用する。
上記課題を解決するために他の発明は、外周部が湾曲し絶縁体でできた巻枠を持ち、固定子鉄心の複数のティースで形成されるスロットに巻枠を介して巻線を巻装し、この巻線の巻線開口部にはみ出す部分を絶縁部材で被覆した固定子構造を持つ誘導電動機によって、羽根車を駆動させるようにする手段を採用する。
本発明によれば、巻線をフォーマーを使わずたくさん巻ける生産性の良い小型で高性能の誘導電動機が得られる。
また、他の発明によれば、小型化と風量性能の良い換気装置が得られる。
本発明の誘導電動機は内回転式である。回転子は、その回転軸が外殻を構成する金属製のブラケットとフレームに装着された軸受で支持されている。固定子は、リング状の外輪ヨーク部と、この外輪ヨーク部に嵌合されたティースからなる鉄心を有し、ティースで形成された四個のスロットに外周部が湾曲した形態の絶縁体でできた巻枠を介して巻線が装着された構成である。巻枠は、軸方向に二分割されていて、ティースを挟むように組付けられている。巻枠は、四角形の筒形をした内壁と外壁を有し、内壁は回転子と巻線を繋がって絶縁し、外壁は外周部が鉄心内径と同じように湾曲形状をしている。外壁の周方向の長さは四面の内壁の一面より短く形成され、スロットの巻線開口部の間口は広く構成されている。この巻枠に巻線が巻装されている。巻線は、巻枠の内壁と外壁の軸方向の両端縁に支えられて、スロットの巻線開口部からは周方向にはみ出して巻かれている。コイルエンドについては外壁の軸方向の両端縁に収まっている。この巻線の巻線開口部にはみ出した部分は、バケット形の絶縁部材が外周に被せられ絶縁されている。
この誘導電動機は、巻線開口部の間口が広く、フォーマーを使わず直に巻線を巻くことができ、デットスペース(巻枠の外壁の湾曲部と湾曲部の円弧端を結ぶ弦とで画成される空間)なく巻線スペース一杯に巻装できる。つまり、巻線量が多くなり電動機の効率、性能が上がる。そして、フレーム側のコイルエンドも絶縁部材の底で絶縁されているため、フレームとの距離を小さくでき、軸方向の寸法を小さくできる。
実施の形態1.
図1〜図9によって示す本実施の形態は換気装置に関するものである。図1は、換気装置の断面図、図2は、換気装置の羽根車を動かす誘導電動機の断面図、図3は、誘導電動機の固定子部分を示す斜視図、図4は、巻線を巻く前の固定子の巻枠を示す端面図、図5は、巻線を巻いた固定子を示す端面図、図6は、絶縁部材を装着した固定子の斜視図、図7は、絶縁部材の斜視図、図8は、固定子の鉄心を示す端面図、図9は、巻線の巻き始めの様子を示すティース部分の拡大説明図である。
図1に示すこの換気装置1は、羽根車2を回す駆動源が図2〜図9に示す構成の誘導電動機3によって構成されている。誘導電動機3は、回転子4が固定子5の中で回る内回転式である。回転子4は、その回転軸6が外殻を構成する金属製のブラケット7とフレーム8に装着された軸受で支持されている(図2参照)。固定子5は図3に示すように、リング状の外輪ヨーク部9と、この外輪ヨーク部9に嵌合されたティース10からなる鉄心を有し、ティース10で形成された四個(二個〜六個でもよい)のスロットに外周部が湾曲した形態の絶縁体でできた巻枠11を介して巻線12が装着された構成である。巻枠11は、軸方向に二分割されていて、ティース10を挟むように組付けられている。巻枠11は図4に示すように、四角形の筒形をした内壁13と外壁14を有し、内壁13は回転子4と巻線12を絶縁し、外壁14は外周部が鉄心内径と同じように湾曲形状をしている。
外壁14の周方向の長さは四面の内壁13の一面より短く形成され、スロットの巻線開口部15の間口は広く構成されている。外壁14の一端面には巻線12の巻き始めを絡げる導電ピン16が圧入されている。この巻枠11に巻線12が直に巻装されている。巻線12は、巻枠11の内壁13と外壁14の軸方向の両端縁に支えられて、スロットの巻線開口部15からは周方向にはみ出して巻かれている(図5参照)。コイルエンドについては外壁14の軸方向の両端縁に収まっている。この巻線12の巻線開口部15にはみ出した部分は、図7に示すバケット形の絶縁部材17が外側から被せられ絶縁されている。
巻線12の巻き回しに関して、巻線12の巻き始めは導電ピン16に絡げて巻いていくが、巻線機のフライヤーが巻枠11の外壁14の湾曲部の奥まで入ることができないため、最初のワンターンは通常、浮線となり、その上に巻線12が巻かれていくため、浮線が断線してしまうことがある。これを防ぐため、巻枠11の湾曲部分に連なる根元に図9に示すように、最初のワンターンの線を導く溝18が形成されている。溝18の幅、深さは、それぞれ線径の5倍程度で、線が外れない工夫がされている。この溝18により巻線12を外壁14の湾曲部の奥まで浮線を作らずに巻くことができ、断線の恐れなく巻線量を多くすることができる。
絶縁部材17は図7に示すように、絶縁樹脂の一体成型物でできていて、ティース10の端部を両側から挟込む凹部19と、この凹部19に連なり導電ピン16が立てられた巻枠11の台座に突き当る壁20を持ち、ティース10の端部の突部21(図8参照)と巻枠11の外壁14との間に開放端側が嵌め込まれている。これにより、一体成型のため外広がりの抜き勾配を持つバケット状の絶縁部材17は、広がりも矯正された円筒体に組付けられ、周方向にも軸方向にも拘束された安定した組付状態となっている。絶縁部材17の底部22は、片側のコイルエンドを絶縁する。なお、絶縁部材17は、ティース10一つ分を一個とし、四個一組としても、ティース10二つ分を一個とし、二個一組として構成してもよく、片側のコイルエンドを絶縁する底部22については、四個又は二個の絶縁部材17それぞれに分割して形成すればよい。この分割構成の絶縁部材17を採用することにより、絶縁部材17の成型が簡単になり、コストが低減する。
この誘導電動機3は、スロットの巻線開口部15の間口は広く、フォーマーを使わず直に巻線12を巻くことができ、デットスペースなく巻線スペース一杯に巻装できる。つまり、巻線量が多くなり電動機の効率、性能が上がる。そして、フレーム8側のコイルエンドも絶縁部材17の底部22で絶縁されているため、フレーム8との距離を小さくでき、軸方向の寸法を小さくできる。この誘導電動機3を駆動機として羽根車2を回す換気装置1としては、小型化と風量性能の向上を推進できる。
換気装置の断面図である。(実施の形態1) 換気装置の羽根車を動かす誘導電動機の断面図である。(実施の形態1) 誘導電動機の固定子部分を示す斜視図である。(実施の形態1) 巻線を巻く前の固定子の巻枠を示す端面図である。(実施の形態1) 巻線を巻いた固定子を示す端面図である。(実施の形態1) 絶縁部材を装着した固定子の斜視図である。(実施の形態1) 絶縁部材の斜視図である。(実施の形態1) 固定子の鉄心を示す端面図である。(実施の形態1) 巻線の巻き始めの様子を示すティース部分の拡大説明図である。(実施の形態1)
符号の説明
1 換気装置、 2 羽根車、 3 誘導電動機、 5 固定子、 10 ティース、 11 巻枠、 12 巻線、 15 巻線開口部、 17 絶縁部材、 18 溝、 19 凹部、 21 突部、 22 底部。

Claims (7)

  1. 外周部が鉄心内径と同じように湾曲形状をした絶縁体でできた外壁と内壁を有する巻枠を持ち、固定子鉄心の複数のティースで形成されるスロットに前記巻枠を介して巻線を巻装した固定子を持つ内回転式の誘導電動機であって、その巻枠の前記スロットの巻線開口部を、周方向に湾曲して張出す部分をその内壁より少なくして前記外壁が前記内壁と同等の長さの場合よりも巻線間口の広い構成として前記巻線を巻装し、この巻線の前記巻線開口部にはみ出す部分を絶縁部材で被覆した固定子構造を持つ誘導電動機。
  2. 請求項1に記載の誘導電動機であって、絶縁部材を巻線の巻線開口部にはみ出す二箇所を一括して被覆する構成とした誘導電動機。
  3. 請求項1に記載の誘導電動機であって、絶縁部材を巻線の巻線開口部にはみ出す全箇所を一括して被覆する一体構成とした誘導電動機。
  4. 請求項3に記載の誘導電動機であって、絶縁部材を巻線のコイルエンドを絶縁する底部を持つバケット状に構成した誘導電動機。
  5. 請求項4に記載の誘導電動機であって、ティース部の外端部の突部に絶縁部材を組付けたことを特徴とした誘導電動機。
  6. 請求項1〜請求項5までのいずれかに記載の誘導電動機であって、巻枠に巻線の巻き始めのワンターンの浮きをなくす線の嵌まる溝を設けた誘導電動機。
  7. 請求項1〜請求項6までのいずれかに記載の誘導電動機によって羽根車を駆動させるようにした換気装置。
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