JP2001263239A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

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JP2001263239A
JP2001263239A JP2000077915A JP2000077915A JP2001263239A JP 2001263239 A JP2001263239 A JP 2001263239A JP 2000077915 A JP2000077915 A JP 2000077915A JP 2000077915 A JP2000077915 A JP 2000077915A JP 2001263239 A JP2001263239 A JP 2001263239A
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JP
Japan
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coil end
insulating material
compressor
hermetic compressor
electric motor
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JP2000077915A
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Yasumasa Suzuki
康巨 鈴木
Shoji Hagiwara
正二 萩原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉型圧縮機を小形化することを目的とす
る。 【解決の手段】 電動機部2のコイルエンド6、7を包
み込むように、コイルエンド形状と略同一形状に絶縁材
21をモールド成形し、この絶縁材21を装着したコイ
ルエンド6、7を密閉容器1に接触しない程度に外周方
向に拡大して形成した。これにより、銅線の総容量を変
化させずにコイルエンド6、7の高さを低くすることが
でき、結果として密閉容器1の高さを小さくすることが
できる。また、絶縁材21を装着したコイルエンド7の
内周部に圧縮機部3を位置させることでさらに密閉容器
1の高さを小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍空調機器に
使用される密閉型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、例えば特開昭59−72957
号公報で示される従来の密閉型圧縮機の縦断面図であ
る。図において、30は密閉容器で、この密閉容器内に
は上部に電動機部31を下部に圧縮機部32を収納して
いる。33は電動機部31と圧縮機部32とを連結する
回転軸である。電動機部31は回転軸33に挿着された
回転子34と両端にコイルエンド35、36を有する巻
線37を内蔵した固定子38とにより構成される。圧縮
機部32はシリンダ39と、このシリンダ内を回転軸3
3の偏心部40により偏心回転するローリングピストン
41と、このローリングピストンに弾性手段42により
常時圧接させられるベーン43と、シリンダ39の開口
部を閉塞する回転軸33の軸受部44、45を有するフ
レーム46及びシリンダヘッド47と、このフレーム4
6にボルト48等で装着した吐出消音室49を形成する
吐出マフラー50とにより構成される。この吐出マフラ
ー50を装着したフレーム46は電動機部31の下部コ
イルエンド36の内周部に近接して設けられている。5
1は下部コイルエンド36に被覆した環状絶縁紙であ
る。
【0003】電動機部31の下部コイルエンド36には
コイルエンド形状と略同一形状に熱成形加工された環状
絶縁紙51を装着するため、下部コイルエンド36の内
径を大きくすることなくこのコイルエンド内周部に近接
して圧縮機部32の吐出マフラー50を装着したフレー
ム46を位置させることで、圧縮機の高さを低くでき
る。
【0004】なお、充電部である電動機部31のコイル
エンド45、46と非充電部である密閉容器30との間
には、通常十分な絶縁距離が取られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の密閉
型圧縮機では、環状絶縁紙を装着した下部コイルエンド
の内周部に吐出マフラー50を装着したフレームを近接
させて設けることで密閉容器の高さを低くすることがで
きたが、さらにこの密閉容器の高さを低くすることが課
題であった。
【0006】この発明はこのような課題を解決するため
になされたものであり、絶縁性を維持しながらより高さ
の低い密閉型圧縮機を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る密閉型圧
縮機は、電動機部のコイルエンドを包み込むように該コ
イルエンド形状と略同一形状に絶縁材をモールド成形さ
せ、この絶縁材を装着したコイルエンドを外周方向に拡
大させて形成したものである。
【0008】また、この発明に係る密閉型圧縮機は、絶
縁材を装着したコイルエンドの内周部に圧縮機部を位置
させたものである。
【0009】また、密閉型圧縮機は、コイルエンドに装
着する絶縁材をポリエチレンテレフタレートとしたもの
である。
【0010】また、この発明に係る密閉型圧縮機は、電
動機部と圧縮機部を一体に連結して密閉容器内に収納す
ると共に、上記圧縮機部はシリンダと、このシリンダ内
を偏心回転するローリングピストンと上記シリンダの両
端面を閉塞してシリンダ室を形成するフレーム及びシリ
ンダヘッドを備え、且つ上記フレームの上部に吐出マフ
ラーを設けた密閉型圧縮機において、上記吐出マフラー
を絶縁材にて形成し、この吐出マフラーを上記電動機部
のコイルエンドの内周部に位置させたものである。
【0011】また、この発明に係る密閉型圧縮機は、吐
出マフラーを形成する絶縁材をポリエチレンテレフタレ
ートとしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明に係
る密閉型圧縮機の実施の形態1を示す縦断面図である。
図において、1は密閉容器で、この密閉容器内には上部
に電動機部2を下部に圧縮機部3を収納している。4は
電動機部2と圧縮機部3を連結する回転軸である。電動
機部2は回転軸4に挿着された回転子5と両端にコイル
エンド6、7を有する巻線8を内蔵した固定子9とによ
り構成される。また、コイルエンド6、7を包み込むよ
うにこのコイルエンド形状と略同一形状に絶縁材21が
モールド成形されており、この絶縁材21として例えば
ポリエチレンテレフタレートを使用する。
【0013】圧縮機部3はシリンダ10と、このシリン
ダ内を回転軸4の偏心部11により偏心回転するローリ
ングピストン12と、このローリングピストンに弾性手
段13により常時圧接させられるベーン14と、シリン
ダ10の両端面を閉塞してシリンダ室を形成すると共に
回転軸4の軸受部15、16を有するフレーム17及び
シリンダヘッド18と、このフレーム17の上部に装着
した吐出消音室19を形成する吐出マフラー20とによ
り構成される。この吐出マフラー20を装着したフレー
ム17は電動機部2の下部コイルエンド7の内周部に近
接して設けられている。
【0014】このように構成された密閉型圧縮機のコイ
ルエンド6、7は、銅線の総容量を変えずに外周方向に
密閉容器に近接する程度に拡大して形成することで、そ
の分高さを小さくすることができる。また、このコイル
エンド6、7を包み込むようにこのコイルエンド形状と
略同一形状に絶縁材21がモールド成形されており、そ
の外径はモールド成形された絶縁材21が密閉容器1に
接触しない程度に大きく、その高さはコイルエンドの高
さに対応して小さく成形される。結果としてコイルエン
ド高さが小さくなった分だけ圧縮機部3と電動機部2と
の距離を近接させることができ、密閉型圧縮機の高さを
小さくすることができる。
【0015】さらにコイルエンドはモールド成形された
絶縁材によって絶縁されるため圧縮機部との絶縁距離も
不要にでき、圧縮機部を電動機部に接触しない程度に近
接することができる。また、圧縮機部の一部を電動機部
のコイルエンド内周部に接触しない程度に近接すること
で、密閉型圧縮機の高さをさらに小さくすることができ
る。
【0016】またコイルエンド6、7はコイルエンドを
包み込むようにコイルエンド形状と略同一形状に絶縁材
21にてモールド成形されるため、コイルエンドへの通
電時の磁束によりこのコイルエンドの線材間に発生する
励磁振動を低く抑えることができる。
【0017】またコイルエンドを包み込むようにコイル
エンド形状と略同一形状にモールド成形される絶縁材2
1を密閉型圧縮機の電動機の絶縁フィルム材に多く用い
られるポリエチレンテレフタレートとすることで、冷媒
や冷凍機油との化学安定性が得られ、高い信頼性を得る
ことが可能になる。
【0018】実施の形態2.図2は本発明に係る密閉型
圧縮機の実施の形態2を示す縦断面図である。図におい
て、図1と同符号は同一または相当部分を示す。吐出マ
フラー20は絶縁材にて形成され、吐出マフラーを装着
したフレーム17は電動機部2の下部コイルエンド7の
内周部に近接して設けられている。吐出マフラー20
は、例えばポリエチレンテレフタレートにて形成され
る。
【0019】このように構成された密閉型圧縮機におい
て、非充電部である吐出マフラー20が絶縁材にて形成
されるため、充電部である電動機のコイルエンドと吐出
マフラーとの間の絶縁距離を不要にでき、吐出マフラー
をコイルエンド内周部に接触しない程度に近接させるこ
とで、密閉型圧縮機の高さを小さくすることができる。
【0020】また吐出マフラー20を形成する絶縁材を
密閉型圧縮機の電動機の絶縁フィルム材に多く用いられ
るポリエチレンテレフタレートとしたことによって、冷
媒や冷凍機油との化学安定性が得られ、高い信頼性を得
ることが可能になる。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、電動機部のコイルエ
ンドを外周方向に拡大して形成することで、その分高さ
を小さくすることができ、また、上記コイルエンドを包
み込むようにこのコイルエンド形状と略同一形状にモー
ルド成形された絶縁材の高さは上記コイルエンドの高さ
に対応して小さく成形されるので、コイルエンド高さが
小さくなった分だけ圧縮機部と電動機部との距離を近接
させることができ、結果として密閉型圧縮機の小形化を
図ることができるという効果を奏すると共にコイルエン
ドへの通電時のコイルエンドの線材間に発生する励磁振
動を低く抑えることができるという効果を奏し、さらに
コイルエンドはモールド成形された絶縁材によって絶縁
されるため圧縮機部との絶縁距離も不要にできるので、
圧縮機部を電動機部に接触しない程度に近接させること
ができ、さらに密閉型圧縮機の小形化が容易になるとい
う効果を奏する。
【0022】また、この発明によれば、モールド成形さ
れた絶縁材を装着したコイルエンドの内周部に圧縮機部
を位置させることで、圧縮機部の一部を電動機部のコイ
ルエンド内周部に接触しない程度に近接させることがで
き、密閉型圧縮機の小形化をさらに図ることができると
いう効果を奏する。
【0023】また、この発明によれば、コイルエンドを
包み込むようにモールド成形された絶縁材をポリエチレ
ンテレフタレートとしたことで、冷媒や冷凍機油との化
学安定性が得られ、高い信頼性が得られるという効果を
奏する。
【0024】また、この発明によれば、吐出マフラーを
絶縁材にて形成したので、この吐出マフラーを装着した
フレームを電動機部のコイルエンド内周部に収納させる
ことができ、密閉型圧縮機の小形化をさらに図ることが
できるという効果を奏する。
【0025】また、この発明に係る密閉型圧縮機は、吐
出マフラーを形成する絶縁材をポリエチレンテレフタレ
ートとしたことで、冷媒や冷凍機油との化学安定性が得
られ、高い信頼性が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る密閉型圧縮機の実施の形態1を
示す縦断面図である。
【図2】 本発明に係る密閉型圧縮機の実施の形態2を
示す縦断面図である。
【図3】 従来の密閉型圧縮機の縦断面図である。
【符号の説明】
1 密閉容器、2 電動機部、3 圧縮機部、4 回転
軸、5 回転子、6コイルエンド、7 コイルエンド、
8 巻線、9 固定子、10 シリンダ、11 偏心
部、12 ローリングピストン、13 弾性手段、14
ベーン、15軸受部、16 軸受部、17 フレー
ム、18 シリンダヘッド、19 吐出消音室、20
吐出マフラー、21 絶縁材、30 密閉容器、31
電動機部、32 圧縮機部、33 回転軸、34 回転
子、35 コイルエンド、36コイルエンド、37 巻
線、38 固定子、39 シリンダ、40 偏心部4
0、41 ローリングピストン、42 弾性手段、43
ベーン、44 軸受部、45 受部、46 フレー
ム、47 シリンダヘッド、48 ボルト、49 吐出
消音室、50 吐出マフラー、51 環状絶縁紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H003 AA05 AB04 AC03 AD03 BA02 BB08 CA01 CA02 CD01 CD02 CD03 CE02 CE03 CE04 CF04 3H029 AA04 AA13 AB03 BB24 BB31 BB32 CC07 CC25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機部と圧縮機部とを密閉容器内に収
    納した密閉型圧縮機において、上記電動機部のコイルエ
    ンドを包み込むように該コイルエンド形状と略同一形状
    に絶縁材をモールド成形させ、この絶縁材を装着したコ
    イルエンドを外周方向に拡大させて形成したことを特徴
    とする密閉型圧縮機。
  2. 【請求項2】 絶縁材を装着したコイルエンドの内周部
    に圧縮機部を位置させたことを特徴とする請求項1に記
    載の密閉型圧縮機。
  3. 【請求項3】 コイルエンドに装着する絶縁材をポリエ
    チレンテレフタレートとしたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 【請求項4】 電動機部と圧縮機部を一体に連結して密
    閉容器内に収納すると共に、上記圧縮機部はシリンダ
    と、このシリンダ内を偏心回転するローリングピストン
    と上記シリンダの両端面を閉塞してシリンダ室を形成す
    るフレーム及びシリンダヘッドを備え、且つ上記フレー
    ムの上部に吐出マフラーを設けた密閉型圧縮機におい
    て、上記吐出マフラーを絶縁材にて形成し、この吐出マ
    フラーを上記電動機部のコイルエンドの内周部に位置さ
    せたことを特徴とする密閉型圧縮機。
  5. 【請求項5】 吐出マフラーをポリエチレンテレフタレ
    ートにて形成させた請求項4に記載の密閉型圧縮機。
JP2000077915A 2000-03-21 2000-03-21 密閉型圧縮機 Pending JP2001263239A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008255918A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型圧縮機
JP2010059809A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Toyota Industries Corp 電動コンプレッサ
WO2019176014A1 (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 三菱電機株式会社 圧縮機

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Effective date: 20040629