JPH08533Y2 - ロータリー圧縮機 - Google Patents

ロータリー圧縮機

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JPH08533Y2
JPH08533Y2 JP1988085680U JP8568088U JPH08533Y2 JP H08533 Y2 JPH08533 Y2 JP H08533Y2 JP 1988085680 U JP1988085680 U JP 1988085680U JP 8568088 U JP8568088 U JP 8568088U JP H08533 Y2 JPH08533 Y2 JP H08533Y2
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JP
Japan
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rotary compressor
rotor
closed
shaft
cylinder
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JP1988085680U
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English (en)
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JPH027391U (ja
Inventor
武 大野
治彦 岩井
悦郎 鈴木
慶三 飯田
孝尚 倉林
Original Assignee
松下冷機株式会社
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Publication date
Application filed by 松下冷機株式会社 filed Critical 松下冷機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は家庭用冷蔵庫等に用いられる冷凍サイクル用
のロータリー圧縮機に関するものである。
従来の技術 近年、冷凍空調業界におけるロータリー圧縮機の市場
への普及は極めて著しい。
以下図面を参照しながら、従来のロータリー圧縮機の
一例について説明する。第5図は公開特許公報62-21949
1号に見られるロータリー圧縮機の断面図、第6図は従
来のロータリー圧縮機のモータ回転子の断面図である。
1は密閉容器で、2は密閉容器1に固定子とコイル2a及
び全閉溝の溝形状の回転子からなるモータ4及びこのモ
ータ4によって駆動される圧縮装置15が収納されてい
る。5はシャフトで一端部に形成された副軸部6a、他端
部側に形成された主軸部6b、及び両部間に形成された偏
心部7とから構成され、主軸部6bには回転子3が焼バメ
固定されている。8は前記シャフト5の回転中心と同心
に圧縮室9を形成するシリンダ、10,11は前記シリンダ
8の両側面を気密的に閉塞する主サイドハウジング,副
サイドハウジングである。12は前記偏心部7に装着さ
れ、圧縮室9の内壁に沿って転動するローラである。13
はベーンで,ローラ12に接して圧縮室9を高圧室と低圧
室に仕切っている。20は吸入管で、一端が副サイドハウ
ジング11に圧入され、圧縮室9の低圧室に開口し、他端
は密閉容器1の外でシステム(図示せず)の低圧側に連
接している。21は副サイドハウジング11に設けた吐出バ
ルブ,22は副開口部23有する吐出マフラーで、副サイド
ハウジング11に装着されている。24は吐出管で、一端は
密閉容器内空間16に開口し、他端はシステム(図示せ
ず)の高圧側に連接している。
上記構成において、回転子の回転はシャフト5に伝わ
り、偏心部7に嵌接されたローラ12が圧縮室9の中で転
動し、ローラ12に圧接されるベーン13により、圧縮室9
内が高圧室,低圧室に仕切られることで、吸入管20より
吸入されたガスは連続して圧縮される。圧縮されたガス
は吐出バルブ21から吐出マフラー22内に吐出された後開
口部23を経て密閉容器内空間16に開放され、吐出管24か
ら吐出される。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、圧縮室9内の圧
力変化に伴って、モータ4には極めて大きな負荷変動が
一回転中に生じる。このため、モータ4は電磁振動の影
響によ500Hz付近の周波数の電磁騒音が異常に増大して
しまうが、この電磁騒音は前記した構成により、直接密
閉容器に伝達し、外部に放射されてしまうという課題を
有している。第4図に出力100Wの従来のロータリー圧縮
機の500Hz付近の騒音特性を示す。電磁振動の影響によ
る騒音が500Hzを中心に大きくなっている。
本考案は上記課題に鑑み、圧縮室の圧力変化等により
モータに大きな負荷変動が生じても、電磁騒音の低いロ
ータリー圧縮機を提供するものである。
課題を解決するための手段 以上のような課題を解決するために、本考案のロータ
リー圧縮機は、密閉容器内周面に固定子を直接固定され
るとともに、回転子の外周の全周にわたって複数箇所に
半閉溝の溝形状を構成したのである。
作用 本考案は、回転子の外周の全周にわたって複数箇所に
半閉溝の溝形状を構成することにより、電磁振動による
電磁騒音の発生量自体を減少させることができるもので
ある。
実施例 以上本考案の一実施例のロータリー圧縮機について、
図面を参照しながら説明する。尚、従来例と同一部品は
同一符号を用いて説明し、構成,動作の同じところは省
略する。
第1図,第2図は本考案の一実施例のロータリー圧縮
機の断面図で、第1図は本考案によるモータ回転子の断
面図である。第1図において、3は回転子であり、回転
子3の外周の全周にわたって複数箇所に半閉溝の溝形状
3aを構成している。3bは半閉溝の開口である。
以上のような構成において、回転子3の回転運動によ
り圧縮機構が冷媒ガスを圧縮するとともに、回転子3で
は固定子2からの空間高調波が流れ(図示せず)、回転
子3の開口3bの磁気抵抗が大きいため、高調波磁束は半
閉溝の溝形状3aに納められた導体と鎖交する形に流れ、
導体に高調波磁束を打ち消す方向に電流が流れ空間高調
波は減少し、電磁振動が低くなる。
次に、上記構成からなるロータリー圧縮機の騒音特性
について説明する。
出力100Wのロータリー圧縮機において本考案の構成を
備えたロータリー圧縮機の500Hz付近の騒音特性を第3
図に示した。
その結果、従来のロータリー圧縮機で圧縮室内の圧力
変化に伴って、モータ4に極めて大きな負荷変動が生じ
ても電磁振動の影響で異常に増大していた500Hzの電磁
騒音が、本考案の構成を備えたものは激減した。
考案の効果 上記実施例でも明らかなように本考案は、密閉容器内
周面に固定子を直接固定されるとともに、回転子の外周
の全周にわたって複数箇所に半閉溝の溝形状を構成する
ことにより、電磁振動による電磁騒音の発生量自体を減
少されることができ、安定した電磁騒音の低減が図れ、
極めて低い電磁騒音のロータリー圧縮機が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるロータリー圧縮機のモ
ータ回転子の断面図、第2図は第1図のモータ回転子を
備えたロータリー圧縮機の断面図、第3図は本考案のロ
ータリー圧縮機の500Hz付近の騒音特性図、第4図は従
来例のロータリー圧縮機の500Hz付近の騒音特性図、第
5図は従来のロータリー圧縮機の断面図、第6図は第5
図のロータリー圧縮機のモータ回転子の断面図である。 1……密閉容器、2……固定子、3……回転子、3a……
半閉溝の溝形状、5……シャフト、8……シリンダ、9
……圧縮室、10……主サイドハウジング、11……副サイ
ドハウジング、12……ローラ。
フロントページの続き (72)考案者 飯田 慶三 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)考案者 倉林 孝尚 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−91608(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器内に、回転子及び固定子からなる
    モータと、偏心部を有するシャフトと、前記シャフトの
    回転中心と同心に圧縮室を形成するシリンダと、前記シ
    リンダの両側面を気密的に閉塞するサイドハウジング
    と、前記偏心部に装着され、前記シャフトの回転により
    前記シリンダの内壁に沿って転動するローラと、前記ロ
    ーラの外周部に接して前記圧縮室を高圧室と低圧室に仕
    切るベーンとからなり、前記固定子は、前記密閉容器内
    周面に直接固定されるとともに、前記回転子の外周の全
    周にわたって複数箇所に半閉溝の溝形状を構成したこと
    を特徴とするロータリー圧縮機。
JP1988085680U 1988-06-28 1988-06-28 ロータリー圧縮機 Expired - Lifetime JPH08533Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988085680U JPH08533Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 ロータリー圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988085680U JPH08533Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 ロータリー圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH027391U JPH027391U (ja) 1990-01-18
JPH08533Y2 true JPH08533Y2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=31310334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988085680U Expired - Lifetime JPH08533Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 ロータリー圧縮機

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JP (1) JPH08533Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4891608A (ja) * 1972-03-08 1973-11-28
JPS5537176A (en) * 1978-09-09 1980-03-15 Hiromasa Suzuki Vacuum and chilled package of beef containing deodorizer
JPS6243076A (ja) * 1985-08-19 1987-02-25 Sanyo Electric Co Ltd 燃料電池の差圧制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH027391U (ja) 1990-01-18

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