JP3590972B2 - ロータリ圧縮機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、主として空調機,冷蔵庫に使用されるロータリ圧縮機に係り、圧縮機の運転騒音低減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の装置について、図5〜図8を参照して説明する。
【0003】
図5は、一般的なロータリ圧縮機の圧縮機構部の縦断面図、図6は副軸受に設けられた吐出弁、吐出弁止めを装備した吐出孔部の縦断面図、図7は主軸受に設けられた吐出弁、吐出弁止めを装備した吐出孔部の縦断面図である。
【0004】
一般にロータリ圧縮機は、図5に示すように密閉容器10の上部に電動機部1、下部に圧縮機構部2を収納し、密閉容器10の底部には潤滑油11を貯溜している。
【0005】
電動機部1は、回転子1aと固定子1bとからなり、圧縮機構部2は、密閉容器10内壁に固定されたシリンダ3とこのシリンダ内に設けられたクランク軸8の偏心部8aに嵌入したローラ4、このローラ4の偏心回転に追従して往復運動するベーン5、シリンダ3の両端を密閉すると共にクランク軸8を支持する主軸受け6、副軸受7、この副軸受7に嵌合した吐出カップ9で構成されている。
【0006】
このように構成された圧縮機は、回転子1aが回転し、この回転子1aに嵌入されたクランク軸8の偏心部8aに嵌入したローラ4がシリンダ3の内壁に沿って偏心回転し、冷媒吸入孔(図示せず)よりシリンダ室3bに吸入された冷媒ガスを圧縮する。シリンダ室3b内の圧力が密閉容器10内の圧力より高くなると副軸受7側の吐出弁15及び主軸受6側の吐出弁13がそれぞれ副軸受側及び主軸受側に開口し、シリンダ室3b内の冷媒ガスがシリンダ室外に吐出される。尚、この際の吐出弁15及び吐出弁の13の開口量は吐出弁止め16及び吐出弁止め14の吐出孔からの高さにより決定される。尚、従来の一般的なロ−タリ圧縮機においては吐出孔7b中心位置における吐出孔7bからの吐出弁止め16の高さYと吐出孔6b中心位置における吐出孔6bからの吐出弁止め14の高さXの関係はX=Yとなっており、吐出孔7bと吐出孔6bからは同一量の冷媒ガスが吐出される構成となっている。吐出孔7bより吐出された冷媒ガスは副軸受7と副軸受7に嵌合された吐出カップ9の間に形成された消音室12に吐出され、冷媒ガス流出孔7a,3a、及び6aを経て密閉容器10内に吐出される。また、吐出孔6bより吐出された冷媒ガスは消音室12を介さず密閉容器10内に吐出される。また、他の構成として図8に示すように主軸受6に吐出カップ17を装置し吐出孔6bより吐出された冷媒ガスが形成された消音室18を通って密閉容器10内に吐出されるものもある。
【0007】
この種の圧縮機に関連するものとして、例えば、実開昭62−6492号公報が挙げられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術において上軸受側に吐出カップを配設しない圧縮機においては、主軸受に設けられた吐出孔より冷媒ガスを吐出する際に発生する吐出音について配慮がされておらず、吐出弁のたたき音及び吐出ガス音に起因する騒音が大きいという問題があった。また、上記騒音を低減するために主軸受に吐出カップを嵌合する構成した圧縮機においては、ガス通路抵抗により性能が低下する問題、ならびに部品点数及び組立工程数の増加を伴い、コストの面で不利となるという問題があった。本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、主軸受に吐出カップを配設することなく騒音を低減しうる圧縮機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のロータリ圧縮機は、主軸受に設けた吐出弁止めの吐出孔からの高さを副軸受に設けた吐出弁止めの吐出孔からの高さよりも低くする構造としたものである。
【0010】
【作用】
上記技術的手段によって、本発明においては、主軸受側の吐出孔より吐出される冷媒ガスの量が低減され、副軸受側の吐出孔より吐出される冷媒ガスの量が増加する。これにより、主軸受の吐出ガス音及び、吐出弁のたたき音は低減し副軸受側の吐出ガス音及び吐出弁のたたき音は増加することになる。しかし、前記副軸受側の吐出ガス音及び吐出弁のたたき音は副軸受と吐出カップの間に形成された消音室の消音効果により微小な増加にとどまるため圧縮機の運転騒音を低減することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の各実施例を図1〜図4を参照して説明する。
【0012】
図1は本発明の一実施例に係るロータリ圧縮機の圧縮機構部の縦断面図、図2は図1の副軸受に設けられた吐出弁、吐出弁止めを装備した吐出孔部の縦断面図、図3は図1の主軸受に設けられた吐出弁、吐出弁止めを装備した吐出孔部の縦断面図、である。
【0013】
図1に示すロータリ圧縮機は密閉容器10内の上部に電動機部1、下部に圧縮機構部2を収納し、密閉容器10の底部には潤滑油11を貯溜している。
【0014】
電動機部1は、回転子1aと固定子1bとからなり、圧縮機構部2は、密閉容器10内壁に固定されたシリンダ3とこのシリンダ内に設けられたクランク軸8の偏心部8aに嵌入したローラ4、このローラ4の偏心回転に追従して往復運動するベーン5、シリンダ4の両端を密閉すると共にクランク軸8を支持する主軸受け6、副軸受7、この副軸受7に嵌合した吐出カップ9で構成されている。
【0015】
このように構成された圧縮機は、回転子1aが回転し、この回転子1aに嵌入されたクランク軸8の偏心部8aに嵌入したローラ4がシリンダ3の内壁に沿って偏心回転し、冷媒吸入孔(図示せず)よりシリンダ室3bに吸入された冷媒ガスを圧縮する。シリンダ室3b内の圧力が密閉容器10内の圧力より高くなると副軸受7側の吐出弁15及び主軸受6側の吐出弁13がそれぞれ開口し、シリンダ室3b内の冷媒ガスが吐出孔7b及び吐出孔6bより吐出される。尚、この際の吐出弁15及び吐出弁の13の開口量は吐出弁止め16及び吐出弁止め14の吐出孔からの高さにより決定される。ここで図2及び図3に示す吐出弁止め14の吐出孔からの高さXと吐出弁止め16の吐出孔からの高さYの関係をX<Yとすることにより、吐出弁13の反り量を吐出弁15の反り量より小さくし、吐出孔6bより吐出される冷媒ガスの量を吐出孔7bより吐出される冷媒ガスの量より少なくしている。図4は吐出弁止め14の吐出孔からの高さXと吐出弁止め16の吐出孔からの高さYの和を一定とし吐出弁止め14の高さXと吐出弁止め16の高さYの比(X/Y)の変化させた時のEER(圧縮機効率)と運転騒音の関係を示した線図である。運転騒音についてはX/Yが小さくなるほど騒音が低減でき、X/Yが大きくなるほど騒音が増大し、EERについてはX/Y=1の前後±0.2〜0.3ではほとんど変化せず、その範囲を越えると低下する。ここでEERの低下を極力避け、且つ運転騒音を低減させるためにはX/Yを0.7〜0.8に設定すればよい。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、主軸受への吐出カップ嵌合等部品点数、組立工程の増加を伴うことなくさらにEERを低下させることなく圧縮機の運転騒音を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例を示すロータリ圧縮機の縦断面図である。
【図2】本発明の副軸受に設けられた吐出弁、吐出弁止めを装備した吐出孔部の縦断面図である。
【図3】本発明の主軸受に設けられた吐出弁、吐出弁止めを装備した吐出孔部の縦断面図である。
【図4】主軸受に設けられた吐出弁止めの高さと副軸受に設けられた吐出弁止めの高さの比の変化とEER、運転騒音の関係を示す線図である。
【図5】従来の一般的なロータリ圧縮機の縦断面図である。
【図6】従来の副軸受に設けられた吐出弁、吐出弁止めを装備した吐出孔部の縦断面図である。
【図7】従来の主軸受に設けられた吐出弁、吐出弁止めを装備した吐出孔部の縦断面図である。
【図8】主軸受に吐出カップを嵌合した従来のロータリ圧縮機の圧縮機構部の縦断面図である。
【符号の説明】
3…シリンダ、
6…主軸受、
7…副軸受、
6b…主軸受に設けられた吐出孔、
7b…副軸受に設けられた吐出孔、
13…主軸受に設けられた吐出孔に装備された吐出弁、
14…主軸受に設けられた吐出孔に装備された吐出弁止め、
15…副軸受に設けられた吐出孔に装備された吐出弁、
16…副軸受に設けられた吐出孔に装備された吐出弁止め。

Claims (1)

  1. 電動機部と圧縮機構部とをクランク軸で連結して密閉容器内に収納したものであって、上記圧縮機構部は、密閉容器内に固定されたシリンダと、このシリンダ内に設けられクランク軸の偏心部に嵌入されたローリングピストンと、このローリングピストンの回転に追従して往復運動するベーンと、前記シリンダの両端を密閉すると共に前記クランク軸を支持する主軸受,副軸受とからなり、シリンダ内にて圧縮された冷媒ガスを吐出するための吐出弁と吐出弁の開度を抑制する吐出弁止めを前記主軸受と副軸受の両方に装置したロータリ圧縮機において、前記主軸受側の吐出弁止めの吐出孔からの高さを前記副軸受側の吐出弁止めの吐出孔からの高さの70%〜80%としたことを特徴とするロータリ圧縮機。
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