JPS5971708A

JPS5971708A - リクライニングシ−ト

Info

Publication number: JPS5971708A
Application number: JP57181896A
Authority: JP
Inventors: 上野　一久; 上野　寛子
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1982-10-15
Filing date: 1982-10-15
Publication date: 1984-04-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】なるリクライニングシートとが歯科治療台とが理髪用椅
子のように背もたれ板の座席板に対する傾斜角度を自在
に調節し得るようにしたリクライニングシートにおいて
、背もたれ板の回転軸をそのシート上に適正に腰掛ける
ヒトの股関節部位と同軸位置に置くようにしたものに係
り、シートに腰掛けるヒトが背を背もたれ板にもたせか
けた状態でその背もだれ板の起倒に応じて起きたシ寝た
シしても背と背もだれ板間の接触位置にずれが一切生じ
々いようにしたものに関する。

従来のリクライニングシートにおいては背もたれ板の回
転軸が背もだれ板と座席板の夫々の中心軸面の交差線上
附近に位置しているのに対し、そのシートに腰掛けだ状
態のヒトがその上半身を前後に揺動させて寝たり起きた
りするときの腰の回転軸はどうしても座席板の上方でか
つ背もだれ板の前方となる位置に配置されることになる
関係上、そのヒトの上半身を背もたれ板の起倒によって
起こしたり寝させたりするときにヒトの背と背もたれ板
間の接触位置がその起倒運動に応じて移動してズレを生
じ、ために背もたれ板を起こすときにはヒトの上半身を
前方へつんのめらせるようになる一方で背もたれ板を倒
すときには頭が背もたれ板の枕の下方位置へ落ちるよう
になり、或いはヒトの衣服が下方または上方へ引っ張ら
れて摩擦を受けるようになるといつだ弊害を生じてきた
。本発明はそのような従来のリクライニングシートの持
っ欠点を簡易な構造改革によって一挙に全面的に解決し
ようとするものである。

本発明をその実施例を示す図面に基いて説明すれば次の
とおりである。

第１図に示すように、歯科治療台形式の、背もたれ板（
］）の座席板（２）に対する傾斜角度を矢印のごとく自
在に調節可能とするリクライニングシートであって、Ｌ
字状の金具（３）　（３５の各基部を背もたれ板（１）
と座席板（２）の各両側縁に夫々固設する一方でそれら
金具の各先端部を枢軸（４）を介して相互に回転自在と
なるヒンジ構造に組合ゎ意の角度で固定できるロック装
置（６）を付設し、更にヒトが腰掛けた状態でその上半
身を前後に起こしたり倒したりするときにその上半身の
回転軸となるのは股関節部であることに着目してヒトが
適正にそのリクライニングシートに腰掛けたときの推定
股関節部位と前述のヒンジ構造部の枢軸（４）とが同軸
となる位置にそれらヒンジ構造部を設けるようにしだも
のである。

なお、図面符号の（７）、（８）及び（９）は基台、肘
用は及び枕を夫々示している。

このような構造としたリクライニング７−トにおいては
、ヒトをその上に適正に腰掛けさせたうえでハンドル（
５）を操作して背もたれ板（１）を任意の傾斜角度に起
倒させるとき、背もたれ板（１）の回転軸とそのヒトの
上半身の回転軸たる股関節部位とが同軸となるために第
３図に詳示するようにヒトの背と背もだれ板との接触位
置は背もたれ板の傾斜の如何に拘らず何ら上下にずれる
ことが無くなって、背もたれ板の傾斜角の変化に応じて
衣服に摩擦を生じたり、頭を枕に載せ直すために腰を移
動させる必要が生じたり、上半身が前方へっんのめ９そ
うになったりする従来のリクライニングシートに特有の
、その傾斜角の変化に伴う障害、不便が一切無くなって
上半身を背もだれ板上に安定させた侭で自在に傾けたり
起こしたりすることができるようになる。なお第３図の
２点鎖線で示す円弧線（１０ａｃｔはヒンジ構造部の枢
軸（４）を中心とするヒトの頭頂部及び背もたれ板頂部
の夫々の、その背もたれ板の傾斜に伴う運動軌跡線であ
る。

第２図は、Ｌ字状金具（３）　（ｆ）の各基部を背もた
れ板（１）と座席板（２）の各両側に固設する一方で金
具（３）　＜ｓＪの各先端部を枢軸（４）を介するヒン
ジ構造に構成すると共にそのヒンジ構造部の枢軸（４）
の位置を適正に腰掛けるヒトの股関節部の推定位置と同
軸位置にもってくる点では前述の実施例と同様であるが
、ただ、ヒンジ構造部のロック装置（６）として背もた
れ板（１）の−側に基部が固定されるＬ字状金具（３夕
の一部を油圧ピストンＱυのシリンダー先端部に枢着す
ると共にハンドル（５）を操作して油圧ピストンのシリ
ンダーとピストン間の相対運動を自在としたり、停止さ
せたりすることを介して適宜位置でロックできるように
したものを採用している点が前述のものとは異る実施例
を示しており、それに腰かけるヒトの上半身の回転軸と
背もたれ板（１）の回転軸が同軸となってヒトがその背
を背もたれ板にもたせかけつつ背もたれ板を如何なる傾
斜位置まで起したり倒したりしてもヒトの背と背もたれ
板の接触位置が何ら上下にずれることがないという作用
効果においては前述のものと一切変るところがないのは
いうまでもない。

前述した実施例においてヒンジ構造部を、腰掛けるヒト
の股関節部位と同軸位置とするべく、背もたれ板（１）
や座席板（２）の前方や上方となる位置へ置くようにし
た構造は普通の場合はそのヒンジ構造部の上方に肘掛け
（８）が来るために別設、腰掛は動作とか治療などの操
作には邪魔とはならない筈であるが、第４図の実施例の
ような構造にすればその懸念も全く解消されることにな
る。

即ち、油圧ピストン０υを背もたれ板（１）の傾斜角に
対するロック装置（６）としている点では第２図の場合
と同様であるが、座席板（２）の側縁に５その後方へ突
出する固定ピンα涛付き支架枠０４）を固設し、まだ背
もたれ板（１）の側縁にはその下方へ突出しつつ下端に
ローラー０Ｏが枢設された支柱枠０υを固設し、かつそ
のローラー００の軸部に前述した油圧ピストン０］）の
ンリンダー先端部を連繋すると共に、適正に腰掛けるヒ
トの股関節部の推定位置０埠を中心としつつその中心か
らビン０■までの距離を半径とする円弧態様のピン摺動
用長孔０７１を前記支’４１枠６ツに設けてそれを固定
ビンθ■と摺動自在に係合させ、またその股関節部の推
定位置０２を中心としつつその中心からローラーαＱの
先端までの距離を半径とする円弧態様のローラー支承用
ガイドレール０８）を基台（７）の側縁に固設したもの
である。

このようにすれば背もたれ板（１）の任意の傾斜に伴っ
てその支柱枠０υの一部とその下方のローラーＱ６）の
双方が、ひいては背もたれ板（１）の全体が、腰掛ける
ヒトの股関節部の推定位置０２を軸として回転すること
になって前述の実施例同様の作用効果が得られると同時
にヒンジ構造部が腰掛けるヒトの直ぐ側方に位置するこ
とのわずられしさが完全に避けられるようになる。なお
、前述の支架枠０４）の固定ビン０３と支柱枠０！；ｌ
のピン摺動用長孔Ｑ７１との組合せ機構の代りに、第４
承すべき、股関節部の推定位置αのを中心としつつその
ローラーの先端捷での距離を半径とする円弧態様の、基
台（７）に適宜固定されたガイドレール（ホ）との組合
せ機構といったものを適宜用い得ることはもとよりであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の斜視図、第２図は本発明の他
の実施例の要部側面図、第３図は本発明の作用説明図、
第４図は本発明の更に他の実施例の要部側面図（１）・・・背もたれ板、（２）・・・座席板、（３）
　＜３５・・・Ｌ字状金具、（４）・・・枢軸、（５）
・・・ノ・ンドル、（６）・・・ロック装置、（７）・
・・基台、（功・・・油圧ピストン、α榎・・・固定ビ
ン、０Ｏ０つ・・・ローラー、０７）・・・ピン摺動用
長孔、α８）（イ）・・・ガイドレール特許出願人　上野−久　ほか１名

Claims

【特許請求の範囲】

１背もたれ板（１）の傾斜角度を自在に調節し得るよう
にしたリクライニング７−トにおいて、背もたれ板（１
）の回転軸を、そのシート上に適正に腰掛けるヒトの股
関節部位と同軸位置に置くようにしたことを特徴とする
もの