JPS597144A - マロン酸モノアミド硫酸塩の製造法 - Google Patents
マロン酸モノアミド硫酸塩の製造法Info
- Publication number
- JPS597144A JPS597144A JP11662882A JP11662882A JPS597144A JP S597144 A JPS597144 A JP S597144A JP 11662882 A JP11662882 A JP 11662882A JP 11662882 A JP11662882 A JP 11662882A JP S597144 A JPS597144 A JP S597144A
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- malonic acid
- acid
- sulfate
- monoamide
- sulfuric acid
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はマロン酸モノアミド硫酸塩の製法に関するもの
である。
である。
従来、マロン酸モノアミドの製法としてはマロン酸アル
キルエステルをアルコール性水酸化カリウム溶液と反応
させてマロン酸モノエステルのモノカリウム塩を得、更
にアンモニア水と反応させる製法が知られている(J、
Amer、Ohem。
キルエステルをアルコール性水酸化カリウム溶液と反応
させてマロン酸モノエステルのモノカリウム塩を得、更
にアンモニア水と反応させる製法が知られている(J、
Amer、Ohem。
80c、70,2596 (1941N参照)。しかし
ながら、マロン酸モノアミド硫酸塩に関しては記載なく
、又他の文献にも記載は見られない。
ながら、マロン酸モノアミド硫酸塩に関しては記載なく
、又他の文献にも記載は見られない。
本発明はこれ等から容易に考えられる直接法による製造
法ではなく、全く新規なマロン酸モノアミド硫酸塩の製
法を提供するものである。
法ではなく、全く新規なマロン酸モノアミド硫酸塩の製
法を提供するものである。
本発明者等はマロン酸化合物の製造法について鋭意検討
を重ねる中、シアノ酢酸を硫酸で加水分解してマロン酸
が得られる反応において、反応液を高速液体クロマトグ
ラフィーで分析した結果、シアノ酢酸およびマロン酸に
帰属しないピークが存在する事実を見い出した。
を重ねる中、シアノ酢酸を硫酸で加水分解してマロン酸
が得られる反応において、反応液を高速液体クロマトグ
ラフィーで分析した結果、シアノ酢酸およびマロン酸に
帰属しないピークが存在する事実を見い出した。
その結果の一例を第1表に示す。
第1表 シアノ酢酸100に対する変化率(柵)注)
水/シアノ酢酸=1.2(モル比)、硫酸/シアノ酢酸
=1.2(モジ比)反応温度70〜80℃ そこで前述の文献を参考にしてマロン酸モノアミド硫所
塩を合成し各種分析を行った。そしてその結果が不明成
分のそれ等と一致したことよシこれを同定した。又本発
明における反応は次のように進んでいるものと推定した
。
水/シアノ酢酸=1.2(モル比)、硫酸/シアノ酢酸
=1.2(モジ比)反応温度70〜80℃ そこで前述の文献を参考にしてマロン酸モノアミド硫所
塩を合成し各種分析を行った。そしてその結果が不明成
分のそれ等と一致したことよシこれを同定した。又本発
明における反応は次のように進んでいるものと推定した
。
さらに上記の反応を調べる中、第2表に示す如く水の量
がマロン酸モノアミド硫酸塩の収率に大きく寄与するこ
とが確められ、本発明に到ったものである。
がマロン酸モノアミド硫酸塩の収率に大きく寄与するこ
とが確められ、本発明に到ったものである。
第2表 シアノ酢酸100に対する変化率(モ4)注
)反応時間 2時間 即ち本発明はシアン酢酸に対し0.8〜1.6モル倍量
の水の存在下で、シアン酢酸と硫酸を反応させることを
特徴とするマロン酸モノアミド硫酸塩の製造法に係わる
ものである0 本発明において使用する硫酸は濃硫酸が適当であシ、そ
の使用量はシアノ酢酸に対して1.0〜2.0モル倍が
好適である0硫酸の滴下は攪拌下で反応温度を保ち乍ら
行われるが、滴下速度は除熱に見合って適当に決定され
るべきであって特に限定されない。
)反応時間 2時間 即ち本発明はシアン酢酸に対し0.8〜1.6モル倍量
の水の存在下で、シアン酢酸と硫酸を反応させることを
特徴とするマロン酸モノアミド硫酸塩の製造法に係わる
ものである0 本発明において使用する硫酸は濃硫酸が適当であシ、そ
の使用量はシアノ酢酸に対して1.0〜2.0モル倍が
好適である0硫酸の滴下は攪拌下で反応温度を保ち乍ら
行われるが、滴下速度は除熱に見合って適当に決定され
るべきであって特に限定されない。
水の使用量はシアノ酢酸に対して0.8〜1.6モル倍
とする必要があり、このモル比が余り増加すると第2表
に示す如くマロン酸の副生が増加する傾向にあるため不
都合でおる。
とする必要があり、このモル比が余り増加すると第2表
に示す如くマロン酸の副生が増加する傾向にあるため不
都合でおる。
反応(熟成)は攪拌下で50〜90℃の温度を保ちつつ
行なわれ、通常1〜2時間の反応時間が適当である。こ
の温度が低いと反応速度が遅く、また高すぎるとシアノ
酢酸等の熱分解が生じるため好ましくない。
行なわれ、通常1〜2時間の反応時間が適当である。こ
の温度が低いと反応速度が遅く、また高すぎるとシアノ
酢酸等の熱分解が生じるため好ましくない。
本発明の反応によシ生成したマロン酸モノアミド硫酸塩
は、反応液から戸別、洗浄、乾燥等の公知の手段により
分離取得できる。
は、反応液から戸別、洗浄、乾燥等の公知の手段により
分離取得できる。
マロン酸モノアミド硫酸塩はアルカリで中和すればマロ
ン酸モノアミドを、又アルコールでエステル化すればマ
ロン酸エステルを生成する。
ン酸モノアミドを、又アルコールでエステル化すればマ
ロン酸エステルを生成する。
これらのマロン酸化合物は医薬、農薬等の中間体として
利用される有用な物質であシ、本発明の新規化合物を経
由すれば容易に高収率で得ることが可能である。
利用される有用な物質であシ、本発明の新規化合物を経
由すれば容易に高収率で得ることが可能である。
なお、これ等マロン酸化合物の製造原料として用いる場
合、本発明の化合物は上記の如く反応液から分離取得し
なくても、反応液のままで十分使用することが出来る。
合、本発明の化合物は上記の如く反応液から分離取得し
なくても、反応液のままで十分使用することが出来る。
以下、実施例、比較例及び参考例によシ本発明を具体的
に説明する。
に説明する。
参考例
J、Amer、 Ohem、Soa、 70.2596
N9481に記載のマロン酸モノアミドの合成法に従
いマロン酸モノアミドを合成した。得られたマロン酸モ
ノアミド 10.3 f (0,1モル)に硫酸 10
.0 f (0,1モル)を加え% 50分間反応させ
た。得られた結晶は20jfであり、元素分析及び赤外
吸収スペクトル(IR)の測定からマロン酸モノアミド
硫酸塩であることを同定した。
N9481に記載のマロン酸モノアミドの合成法に従
いマロン酸モノアミドを合成した。得られたマロン酸モ
ノアミド 10.3 f (0,1モル)に硫酸 10
.0 f (0,1モル)を加え% 50分間反応させ
た。得られた結晶は20jfであり、元素分析及び赤外
吸収スペクトル(IR)の測定からマロン酸モノアミド
硫酸塩であることを同定した。
元素分析
0% Hチ Nチ
測定値 17.40 3,70 6.75理
論値 17.91 5,51 6.96エR(
KBr法) 3400、1740 、1680 、1400 、13
00 、1190 、1080 。
論値 17.91 5,51 6.96エR(
KBr法) 3400、1740 、1680 、1400 、13
00 、1190 、1080 。
1020 、 890 、 860 tyn−”
実施例 シアン酢酸255F(3モル)を水54fC5モル)に
溶解して、攪拌下これに濃硫酸360 f (3,6モ
ル)を約1時間かけて滴下した。濃硫酸滴下の間は液温
を60℃に保った。硫酸滴下後、80℃まで昇温しその
温度で2時間維持した。反応終了後、室温まで冷却し反
応液668tを得た。この反応液について高速液体クロ
マトグラフィーによる組成分析を行ったところ、マロン
酸モノアミド硫酸塩を87.51含有し、シアン酢酸に
対する収率は97.2%であった。なお、マロン酸モノ
アミド硫酸塩は参考例で得られた標準物質の保持時間と
一致したことで確認した。次いで、上記反応液を分離、
洗浄、乾燥することにより結晶580tを得た。この結
晶について元素分析及び赤外吸収スペクトル(工R)の
測定を行なったところ、参考例で得られた標準物質につ
いての測定値の数値とはぼ一致した。
実施例 シアン酢酸255F(3モル)を水54fC5モル)に
溶解して、攪拌下これに濃硫酸360 f (3,6モ
ル)を約1時間かけて滴下した。濃硫酸滴下の間は液温
を60℃に保った。硫酸滴下後、80℃まで昇温しその
温度で2時間維持した。反応終了後、室温まで冷却し反
応液668tを得た。この反応液について高速液体クロ
マトグラフィーによる組成分析を行ったところ、マロン
酸モノアミド硫酸塩を87.51含有し、シアン酢酸に
対する収率は97.2%であった。なお、マロン酸モノ
アミド硫酸塩は参考例で得られた標準物質の保持時間と
一致したことで確認した。次いで、上記反応液を分離、
洗浄、乾燥することにより結晶580tを得た。この結
晶について元素分析及び赤外吸収スペクトル(工R)の
測定を行なったところ、参考例で得られた標準物質につ
いての測定値の数値とはぼ一致した。
元素分析
0% Hチ Nチ
測定値 17,55 3,63 6.83
理論値 17.91 3.51 6.96IR
(KBr法) 参考例の結果と同じ 比較例 1 シアノ酢酸255tC5モル)を水162F(9モル)
に溶解した以外は実施例と同様にして反応液775tを
得た。この反応液につき高速液体クロマトグラフィーに
よる組成分析を行ったところ、マロン酸モノアミド硫酸
塩を5.896 、マロン酸を37チ含有し、それぞれ
のシアノ酢酸に対する収率は4.8係及び92.1 %
であった。
理論値 17.91 3.51 6.96IR
(KBr法) 参考例の結果と同じ 比較例 1 シアノ酢酸255tC5モル)を水162F(9モル)
に溶解した以外は実施例と同様にして反応液775tを
得た。この反応液につき高速液体クロマトグラフィーに
よる組成分析を行ったところ、マロン酸モノアミド硫酸
塩を5.896 、マロン酸を37チ含有し、それぞれ
のシアノ酢酸に対する収率は4.8係及び92.1 %
であった。
比較例 2
シアノ酢酸255 t (3モル)を水54f(3モル
)に溶解して、攪拌下液温を約100℃として硫酸滴下
を行った場合は、滴下中に反応温度が約150℃まで急
激に上昇し、反応液が突沸したため反応を中断した。
)に溶解して、攪拌下液温を約100℃として硫酸滴下
を行った場合は、滴下中に反応温度が約150℃まで急
激に上昇し、反応液が突沸したため反応を中断した。
出願人代理人 古 谷 馨
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 シアノ酢酸に対し0.8〜1.6モル倍量の水の
存在下で、シアノ酢酸と硫酸を反応させることを特徴と
するマロン酸モノアミド硫酸塩の製造法。 2、反応温度が50〜φQ℃である特許請求の範囲第1
項記載のマロン酸モノアミド硫酸塩の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11662882A JPS597144A (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | マロン酸モノアミド硫酸塩の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11662882A JPS597144A (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | マロン酸モノアミド硫酸塩の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS597144A true JPS597144A (ja) | 1984-01-14 |
JPH0315625B2 JPH0315625B2 (ja) | 1991-03-01 |
Family
ID=14691898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11662882A Granted JPS597144A (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | マロン酸モノアミド硫酸塩の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597144A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5195780A (en) * | 1989-12-25 | 1993-03-23 | Mazda Motor Corporation | Rear body structure of automotive vehicle |
-
1982
- 1982-07-05 JP JP11662882A patent/JPS597144A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5195780A (en) * | 1989-12-25 | 1993-03-23 | Mazda Motor Corporation | Rear body structure of automotive vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0315625B2 (ja) | 1991-03-01 |
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