JPS61286346A - 2,2−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3′,5′−ジブロモフエニル)プロパンの製造法 - Google Patents
2,2−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3′,5′−ジブロモフエニル)プロパンの製造法Info
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- JPS61286346A JPS61286346A JP60125129A JP12512985A JPS61286346A JP S61286346 A JPS61286346 A JP S61286346A JP 60125129 A JP60125129 A JP 60125129A JP 12512985 A JP12512985 A JP 12512985A JP S61286346 A JPS61286346 A JP S61286346A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、他の一官能性モツマー類と共重合させること
により、共重合樹脂に難燃性または高屈折率を賦与する
ために有用な2.2−ビス(4′−アクリロイルオキシ
−3,′5′−ジブロモフェニル)プロパンの製造方法
に関スル。
により、共重合樹脂に難燃性または高屈折率を賦与する
ために有用な2.2−ビス(4′−アクリロイルオキシ
−3,′5′−ジブロモフェニル)プロパンの製造方法
に関スル。
(従来の技術)
2.2−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3,′5′
−ジブロモフェニル)プロパンの製造法としては、従来
、2,2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,′5′−ジブ
ロモフェニル)プロパンとアクリル酸クロライドから合
成する方法(特開昭55−33424 )および2゜2
−ビス(4′−ヒドロキシ−3,′5′−ジブロモフェ
ニル)プロパンとアクリル酸および塩化チオニルによる
合成方法(特開昭50−137938 )が知られてい
る。しかし、前者の方法において、アクリル酸クロライ
ドはアクリル酸と塩化チオニルから製造されるものであ
り、本質的には両者ともに塩化チオニルを必要とするも
のである。ところで塩化チオニルを用いる反応は亜硫酸
ガスの発生を併うものであり、工業的に必ずしも有利な
方法とは云えない。
−ジブロモフェニル)プロパンの製造法としては、従来
、2,2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,′5′−ジブ
ロモフェニル)プロパンとアクリル酸クロライドから合
成する方法(特開昭55−33424 )および2゜2
−ビス(4′−ヒドロキシ−3,′5′−ジブロモフェ
ニル)プロパンとアクリル酸および塩化チオニルによる
合成方法(特開昭50−137938 )が知られてい
る。しかし、前者の方法において、アクリル酸クロライ
ドはアクリル酸と塩化チオニルから製造されるものであ
り、本質的には両者ともに塩化チオニルを必要とするも
のである。ところで塩化チオニルを用いる反応は亜硫酸
ガスの発生を併うものであり、工業的に必ずしも有利な
方法とは云えない。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明の課題は、アクリル酸クロライドを原料とする従
来方法の欠点を解消し、より工業的に改善された2、2
−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3;’s’−ジブ
ロモフェニル)フロパンヲ製造スル方法を提供すること
である。
来方法の欠点を解消し、より工業的に改善された2、2
−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3;’s’−ジブ
ロモフェニル)フロパンヲ製造スル方法を提供すること
である。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、上記課題達成のために、従来、原料とし
て用いられていたアクリル酸クロライドに替わるものと
して、アクリル酸クロライドにくらべると容易に得られ
る、すなわち、アクリル酸マf、=ハβ−クロロプロピ
オン酸とフォスゲンとの反応により容易に得られるβ−
クロロプロピオニルクロライドを原料とする2、2−ビ
ス(4′−アクリロイルオキシ−3I′5′−ジブロモ
フェニル)プロパンの製造方法について鋭意検討した。
て用いられていたアクリル酸クロライドに替わるものと
して、アクリル酸クロライドにくらべると容易に得られ
る、すなわち、アクリル酸マf、=ハβ−クロロプロピ
オン酸とフォスゲンとの反応により容易に得られるβ−
クロロプロピオニルクロライドを原料とする2、2−ビ
ス(4′−アクリロイルオキシ−3I′5′−ジブロモ
フェニル)プロパンの製造方法について鋭意検討した。
その結果、β−クロロプロピオニルクロライドを原料と
して使用すると、選択された塩酸捕獲剤および特定され
た反応条件によって、2.2−ビス(4′−ヒドロキシ
−3,′5′−シフロモフェニル)ブを2段階に行なわ
せることなく、比較的温和な条件で同時に進行すること
を見出し、本発明を完成するに到った。
して使用すると、選択された塩酸捕獲剤および特定され
た反応条件によって、2.2−ビス(4′−ヒドロキシ
−3,′5′−シフロモフェニル)ブを2段階に行なわ
せることなく、比較的温和な条件で同時に進行すること
を見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は2,2−ビス(4′−ヒドロキシ−
3,′5′−ジブロモフェニル)フロパンヲ極性有機溶
媒中、−10〜35℃の温度で、2,2−ビス(4′−
ヒドロキシ−3,′5′−ジブロモフェニル)プロパン
1モルに対し、36〜5.0モルの苛性ソーダまたは苛
性カリ水溶液の存在下、β−クロロプロピオニルクロラ
イドと反応させて2,2−ビス(4′−アクリロイルオ
キシ−3,′5′−ジブロモフェニル)プロパンを製造
する方法である。
3,′5′−ジブロモフェニル)フロパンヲ極性有機溶
媒中、−10〜35℃の温度で、2,2−ビス(4′−
ヒドロキシ−3,′5′−ジブロモフェニル)プロパン
1モルに対し、36〜5.0モルの苛性ソーダまたは苛
性カリ水溶液の存在下、β−クロロプロピオニルクロラ
イドと反応させて2,2−ビス(4′−アクリロイルオ
キシ−3,′5′−ジブロモフェニル)プロパンを製造
する方法である。
本発明の方法に用いる極性有機溶媒としては2゜2−ビ
ス(4′−ヒドロキシ−3,′5′−ジブロモフェニル
)プロパンを溶解し、かつ水と相溶性の良い有機溶媒で
あれば、いずれも使用できるが、好ましくはアセトン、
メチルエチルケトンなどのケトン類またはN、N−ジメ
チルフォルムアミド、ジメチルスルフォキサイドを用い
るこれらの極性有機溶媒の使用量は、2,2−ビス(4
′−ヒドロキシ−3、′5′−ジブロモフェニル)プロ
パンに対し1〜2〇重量倍である。また使用する苛性ソ
ーダまたは苛性カリ水溶液の濃度について制限はないが
、水溶液として安定な50重量%以下が好ましく、使用
する苛性ソーダまたは苛性カリの使用量は2.2−ビス
(4′−ヒドロキシ−3,15′−ジブロモフェニル)
プロパンに対して3.6〜5,0モル比である。苛性ソ
ーダまたは苛性カリが3.6モル比未満では未反応の2
.2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,′5′−ジブロモ
フェニル)プロパンの残存量が多くなり、反応液からの
所望の2.2−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3I
′5′−ジブロモフェニル)フロパンヲ粗製品として取
り出す時に塊状となり、固体粉末として得られなくなる
。また5、0モル比を越えると、β−クロロプロピオン
酸クロライドの加水分解反応を起し易くなり、β−クロ
ロプロピオン酸クロライドをベースとする2、2−ビス
(4′−アクリロイルオキシ−3;’s’−ジブロモフ
ェニル)プロパンの収率が低下する。
ス(4′−ヒドロキシ−3,′5′−ジブロモフェニル
)プロパンを溶解し、かつ水と相溶性の良い有機溶媒で
あれば、いずれも使用できるが、好ましくはアセトン、
メチルエチルケトンなどのケトン類またはN、N−ジメ
チルフォルムアミド、ジメチルスルフォキサイドを用い
るこれらの極性有機溶媒の使用量は、2,2−ビス(4
′−ヒドロキシ−3、′5′−ジブロモフェニル)プロ
パンに対し1〜2〇重量倍である。また使用する苛性ソ
ーダまたは苛性カリ水溶液の濃度について制限はないが
、水溶液として安定な50重量%以下が好ましく、使用
する苛性ソーダまたは苛性カリの使用量は2.2−ビス
(4′−ヒドロキシ−3,15′−ジブロモフェニル)
プロパンに対して3.6〜5,0モル比である。苛性ソ
ーダまたは苛性カリが3.6モル比未満では未反応の2
.2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,′5′−ジブロモ
フェニル)プロパンの残存量が多くなり、反応液からの
所望の2.2−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3I
′5′−ジブロモフェニル)フロパンヲ粗製品として取
り出す時に塊状となり、固体粉末として得られなくなる
。また5、0モル比を越えると、β−クロロプロピオン
酸クロライドの加水分解反応を起し易くなり、β−クロ
ロプロピオン酸クロライドをベースとする2、2−ビス
(4′−アクリロイルオキシ−3;’s’−ジブロモフ
ェニル)プロパンの収率が低下する。
また、使用するβ−クロロプロピオニルクロライドの使
用量は2,2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,′5′〜
ジブロモフエニル)プロパンに対して1.8〜25モル
比テアル。β−クロロプロピオニルクロライドが1.8
モル比未満では、未反応の2,2−ビス(4′−ヒドロ
キシ−3,′5′−ジブロモフェニル)プロパンの残存
量が多くなり、上記と同様に粗製品として取り出す時に
固体粉末として得られなくなる。また2、5モル比を越
えると、未反応のβ−クロロプロピオニルクロライドの
残存量が増加し、反応液に水を加えたのちに晶出する固
体粉末に刺激臭を残す原因となるばかりでなく、再結晶
化工程で重合反応物を生成し、製品に混入する原因とな
り易い。
用量は2,2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,′5′〜
ジブロモフエニル)プロパンに対して1.8〜25モル
比テアル。β−クロロプロピオニルクロライドが1.8
モル比未満では、未反応の2,2−ビス(4′−ヒドロ
キシ−3,′5′−ジブロモフェニル)プロパンの残存
量が多くなり、上記と同様に粗製品として取り出す時に
固体粉末として得られなくなる。また2、5モル比を越
えると、未反応のβ−クロロプロピオニルクロライドの
残存量が増加し、反応液に水を加えたのちに晶出する固
体粉末に刺激臭を残す原因となるばかりでなく、再結晶
化工程で重合反応物を生成し、製品に混入する原因とな
り易い。
つぎに、本発明の方法における反応温度は一10〜35
℃であり、特に好ましくは0〜10℃である。低過ぎる
と、2.2−ビス(4′−β−クロロプロピオニルオキ
シ−3,′5′−ジブロモフェニル)プロパンからのオ
レフィン化反応が進みにくくなり、高過ぎると、β−ク
ロロプロピオニルクロライドの加水分解を起し、収率の
低下を起すのみならず、2.2−ビス(4−アクリロイ
ルオキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパンの加水
分解反応も併発する。
℃であり、特に好ましくは0〜10℃である。低過ぎる
と、2.2−ビス(4′−β−クロロプロピオニルオキ
シ−3,′5′−ジブロモフェニル)プロパンからのオ
レフィン化反応が進みにくくなり、高過ぎると、β−ク
ロロプロピオニルクロライドの加水分解を起し、収率の
低下を起すのみならず、2.2−ビス(4−アクリロイ
ルオキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパンの加水
分解反応も併発する。
かくして、本発明の方法の一般的実施態様としては、2
.2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,′5′−ジブロモ
フェニル)プロパンを極性有機溶媒に溶解した液を攪き
まぜかつ、内温を一10〜35°Cになるように冷却し
ながら、2.2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,’ 5
’−ジブロモフェニル)フロパン1モルに対し、3.6
〜5.0モルの苛性ソーダまたは苛性カリ水溶液を全量
加えたのち、1.8〜2.5モルのβ−クロロプロピオ
ニルクロライドを滴下ロートから2〜8時間かけて滴下
するか、あるいは3.6〜5.0モルの苛性ソーダまた
は苛性カリ水溶液と1.8〜2.5モルのβ−クロロプ
ロピオニルクロライドを別々の滴下ロートより同時に2
〜8時間かけて滴下するような方法であり、このような
方法で2.2−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3,
′5′−ジブロモフェニル)プロパンを高収率で生成さ
せることができる。反応終了後、この反応液に水を加え
ることにより2,2−ビス(4′−アクリロイルオキシ
−3,′5′5′−ジブロモフェニルプロパン結晶ン晶
出させ、沢過により粗結晶を取り出し、これをアルコー
ル類、特にイソプロピルアルコールを再結晶溶剤として
再結晶化を行うことにより、所望の2,2−ビス(4−
アクリロイルオキシ−3゜6−ジブロモフェニル)プロ
パンを高純度でかつ高収率で得ることができる。
.2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,′5′−ジブロモ
フェニル)プロパンを極性有機溶媒に溶解した液を攪き
まぜかつ、内温を一10〜35°Cになるように冷却し
ながら、2.2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,’ 5
’−ジブロモフェニル)フロパン1モルに対し、3.6
〜5.0モルの苛性ソーダまたは苛性カリ水溶液を全量
加えたのち、1.8〜2.5モルのβ−クロロプロピオ
ニルクロライドを滴下ロートから2〜8時間かけて滴下
するか、あるいは3.6〜5.0モルの苛性ソーダまた
は苛性カリ水溶液と1.8〜2.5モルのβ−クロロプ
ロピオニルクロライドを別々の滴下ロートより同時に2
〜8時間かけて滴下するような方法であり、このような
方法で2.2−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3,
′5′−ジブロモフェニル)プロパンを高収率で生成さ
せることができる。反応終了後、この反応液に水を加え
ることにより2,2−ビス(4′−アクリロイルオキシ
−3,′5′5′−ジブロモフェニルプロパン結晶ン晶
出させ、沢過により粗結晶を取り出し、これをアルコー
ル類、特にイソプロピルアルコールを再結晶溶剤として
再結晶化を行うことにより、所望の2,2−ビス(4−
アクリロイルオキシ−3゜6−ジブロモフェニル)プロ
パンを高純度でかつ高収率で得ることができる。
(作用および効果)
本発明の方法によれば、2,2−ビス(4′−ヒドロキ
シ−3,′5′5′−ジブロモフェニルロパンにβ−ク
ロロプロピオニルクロライドを極性有機溶媒中苛性ソー
ダまたは苛性カリ水溶液の存在下に反応させて、エステ
ル化とオレフィン化とを同時に進行させ、2段階の反応
によることな(一段の反応で2.2−ビス(4′−アク
リロイルオキシ−3,′5′−ジブロモフェニル)プロ
パンを得ることができる。
シ−3,′5′5′−ジブロモフェニルロパンにβ−ク
ロロプロピオニルクロライドを極性有機溶媒中苛性ソー
ダまたは苛性カリ水溶液の存在下に反応させて、エステ
ル化とオレフィン化とを同時に進行させ、2段階の反応
によることな(一段の反応で2.2−ビス(4′−アク
リロイルオキシ−3,′5′−ジブロモフェニル)プロ
パンを得ることができる。
この方法で用いるβ−クロロプロピオニルクロライドは
工業的に入手し易い原料であり、本発明の方法は経済的
にも技術的にも優れた工業的に有意義な製造方法である
。
工業的に入手し易い原料であり、本発明の方法は経済的
にも技術的にも優れた工業的に有意義な製造方法である
。
(実施例)
次に、実施例により本発明を詳述するが、例中に示す部
はすべて重量部である。
はすべて重量部である。
実施例1
アセトン100部に2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3
,5−ジブロモフェニル)フロパン27.2 部(00
5モル)を溶解し、攪きまぜながら内容液の温度が10
℃になるように冷却し、35重量%苛性ソーダ水溶液2
29部(0,20モル)を加えたのち、β−クロロプロ
ピオニルクロライド12.9部(0,10モル)を4時
間かけて滴下した。滴下終了後2時間攪きまぜを続けた
のち、水125部を加えると粉末化した固体が析出した
。固体を沢過したのち、イソプロピルアルコールから再
結晶化を行ない、29.6部の無色リン片状結晶を得た
。
,5−ジブロモフェニル)フロパン27.2 部(00
5モル)を溶解し、攪きまぜながら内容液の温度が10
℃になるように冷却し、35重量%苛性ソーダ水溶液2
29部(0,20モル)を加えたのち、β−クロロプロ
ピオニルクロライド12.9部(0,10モル)を4時
間かけて滴下した。滴下終了後2時間攪きまぜを続けた
のち、水125部を加えると粉末化した固体が析出した
。固体を沢過したのち、イソプロピルアルコールから再
結晶化を行ない、29.6部の無色リン片状結晶を得た
。
融点111〜112℃、元素分析値はC; 38.88
重量%(計算値38.69重量%)、H;2.31重量
%(247重量%)、Br ; 48.64重量%(4
902重量%)であった。
重量%(計算値38.69重量%)、H;2.31重量
%(247重量%)、Br ; 48.64重量%(4
902重量%)であった。
液体クロマトグラフィーによる分析から純度99%であ
り、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモ
フェニル)プロパンをベースとしり収率90モル%であ
った。
り、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモ
フェニル)プロパンをベースとしり収率90モル%であ
った。
実施例2
N、N−ジメチルフォルムアミド80部に2.2−ビス
(4′−ヒドロキシ−3,′5′−ジブロモフェニル)
プロパン27.2部(0,05モル)を溶解し、攪きま
ぜながら内容液の温度が5℃になるように冷却し、35
重量%苛性カリ水溶液32.1部(0,20モル)およ
びβ−クロロプロピオニルクロライド12.9部(0,
10モル)を4時間かけて滴下したのち、攪きまぜを2
時間続け、水150部を加えると粉末状の固体が析出し
た。固体をp過したのち、イソプロピルアルコールから
再結晶化を行ない、28.9部の無色リン片状結晶を得
た。液体クロマトグラフィーによる分析から純度99%
であり、2.2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,′5′
−ジブロモフェニル)プロパンをベースとした収率88
モル%であった。
(4′−ヒドロキシ−3,′5′−ジブロモフェニル)
プロパン27.2部(0,05モル)を溶解し、攪きま
ぜながら内容液の温度が5℃になるように冷却し、35
重量%苛性カリ水溶液32.1部(0,20モル)およ
びβ−クロロプロピオニルクロライド12.9部(0,
10モル)を4時間かけて滴下したのち、攪きまぜを2
時間続け、水150部を加えると粉末状の固体が析出し
た。固体をp過したのち、イソプロピルアルコールから
再結晶化を行ない、28.9部の無色リン片状結晶を得
た。液体クロマトグラフィーによる分析から純度99%
であり、2.2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,′5′
−ジブロモフェニル)プロパンをベースとした収率88
モル%であった。
Claims (1)
- 1)2,2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,′5′−ジ
ブロモフェニル)プロパンを極性有機溶媒中、−10〜
35℃の温度で、2,2−ビス(4′−ヒドロキシ−3
′,5′−ジブロモフェニル)プロパン1モルに対し、
3.6〜5.0モルの苛性ソーダまたは苛性カリ水溶液
の存在下、1.8〜2.5モルのβ−クロロプロピオニ
ルクロライドとを反応させることを特徴とする2,2−
ビス(4′−アクリロイルオキシ−3′,5′−ジブロ
モフェニル)プロパンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60125129A JPH0649667B2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 2,2−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3′,5′−ジブロモフエニル)プロパンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60125129A JPH0649667B2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 2,2−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3′,5′−ジブロモフエニル)プロパンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61286346A true JPS61286346A (ja) | 1986-12-16 |
JPH0649667B2 JPH0649667B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=14902569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60125129A Expired - Lifetime JPH0649667B2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 2,2−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3′,5′−ジブロモフエニル)プロパンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649667B2 (ja) |
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EP1059282A1 (de) * | 1999-04-27 | 2000-12-13 | Consortium für elektrochemische Industrie GmbH | Herstellung von acrylierten flüssigkristallinen Verbindungen |
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1985
- 1985-06-11 JP JP60125129A patent/JPH0649667B2/ja not_active Expired - Lifetime
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