JPS597128Y2 - 自動車用補助冷却装置 - Google Patents

自動車用補助冷却装置

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JPS597128Y2
JPS597128Y2 JP13441579U JP13441579U JPS597128Y2 JP S597128 Y2 JPS597128 Y2 JP S597128Y2 JP 13441579 U JP13441579 U JP 13441579U JP 13441579 U JP13441579 U JP 13441579U JP S597128 Y2 JPS597128 Y2 JP S597128Y2
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JP
Japan
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cooling device
auxiliary
cooled
cooling
air
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JP13441579U
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JPS5653617U (ja
Inventor
光雄 岡野
Original Assignee
カルソニックカンセイ株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のラジエータ若しくは自動車用冷房装
置のコンデンサ等(以下被冷却ユニットと称す)を冷却
する冷却装置を補助する自動車用補助冷却装置に関する
一般に、渋滞時の低速走行中又は停車時のエンジン駆動
中は、被冷却ユニットを冷却する空気量が減少するため
、エンジンがオーバーヒートし、また、冷房装置を装備
した車両では、液化しない冷媒がエバポレータに流入す
るため、エバポレータ内における冷媒の蒸発が不十分と
なり、クーリング性能の低下を来している。
したがって、このような場合のために、冷却装置の冷却
機能を補助する補助冷却装置をこの冷却装置とともに設
けている。
この補助冷却装置としては従来から前記冷却装置が有す
るファン装置の他に該ファン装置を補助する補助ファン
装置を設けたもの、あるいは外気を取入れるダクト内に
ターボ送風機を設け、該ダクトの端部を冷却ユニットの
前面に配設し、このダクトに開設した小孔から外気を冷
却ユニットに吹きつけるもの等がある。
しかし、前者の補助ファン方式は、ファンモー夕の自然
発生熱の除去が困難でありかつ狭小なエンジンルームに
ファンを設けることは設計上寸法に制約があり、風損(
翼面積およびモータによる遮閉面積)による必要空気量
が不足する。
また後者のダクト吹出し方式はラジエータ前面にダクト
が存在するため、走行中にラジエー夕へ流入する風がこ
のダクトにより制限されるという欠陥がある。
最近ではアイドリング上昇装置により空気量を増大する
方式あるいは電気回路中にリレーを設け低速走行時には
冷房装置の機能を停止する方式のものもある。
しかし前者は4〜5分以上もアイドリングし、回転数を
上げてもかえってエンジンの過熱を招くことになり、後
者は外気温が高い場合には効果が少なく、また冷房を長
時間止めること自体が望ましくない。
さらに、車内冷房を行う場合には第1図に示すように、
冷房装置1から車室2内に吹き出した冷気を車両の後部
側面に開設した通孔3から外部に放出し、前記冷房装置
1から吹出す冷気の背圧か上昇しないようにしている。
しかし車に背圧上昇を防止するために、冷却した空気を
外部に捨てることは、エネルギーの無駄であり、改善さ
れるべきものである。
本考案は、上述の諸欠陥を除去するためになされたもの
で、車内等の冷気をダクトにより被冷却ユニット前面に
導びき、この冷気により被冷却ユニットを冷却すること
により、オーバーヒートあるいは冷房能力の低下を解消
するようにした自動車用補助冷却装置を提供することを
目的とする。
以下、本考案の一実施例を図面につき説明する。
第2図は本考案に係る自動車用補助冷却装置10の一例
を示す概略図であり、この補助冷却装置10は冷却装置
11の冷却機能を補助するために設けたものである。
この冷却装置11は、エンジン12によりベルト13を
介して回転するファン装置14を有し、このファン装置
14の前面に設けたラジエータ15内を流通する冷却水
を冷却するものである。
この冷却水は、一般的には上方から下方に向けて流下す
るものであるが、この場合ラジエータ15においては全
面にわたって同一温度の冷却空気が流入するため、温度
差のある上半分が下半分よりも冷却効率は高い。
したがってこのラジエータ15の冷却効率を高め、低温
の冷却水をエンジン12側に帰還するには、この下半分
に前記冷却空気よりも温度の低い空気を流せばよいこと
になる。
そこで前記補助冷却装置10はラジエータ15の下半分
全域に冷気が当接するようにラジェータ15の下端に近
接して補助ファン装置16を設けるとともにこの補助フ
ァン装置16に連設するダクト17の端部を、車両の冷
気発生部18の下流域に連通している。
すなわち、補助ファン装置16はケーシング19に形戒
する吐出口20をラジェータ15の下半分に吹き出し冷
気が当接するように開口し、このケーシング19内のフ
ァンもダクト17の軸線とほぼ同一方向に風が流れるク
ロスフローファン21としている。
また前記冷気発生部18の下流域としては冷房装置22
内の車室24内の適当な場所、例えば吹出す冷気の背圧
が上昇しないようにするために開設していた後部側面の
通孔の部分あるいはエバポレータ23の直下流域であっ
てもよい。
なおファン21をラジエータ15の横巾方向全域に設け
る必要はなく、一部であってもよい。
このように構或した補助冷却装置10は、エンジン12
がオーバヒートし易い場合、例えば夏期のように外気温
が高くかつ車内冷房を使用している場合等に、車内24
内に設けたスイッチ(図示せず)を投入し、補助ファン
装置16を駆動する。
このスイッチの投入により補助ファン装置16のクロス
フローファン21が回転し、エバポレータ23の直下流
域からあるいは車室24内から冷気をダクト17によっ
てラジエータ15まで゛引き出し、ケーシング19の吐
出口20よりラジエータ15の下半分全域に向って冷気
を吹き出す。
この場合の吹出す冷気の量は前述した車内に吹出す冷気
の背圧が上昇しないために外部に放出する程度の量とす
ることが望ましいが、緊急冷却を要する場合はこの限り
でない。
この吹出空気は外気温より低く、ラジエータ15の上半
分において冷却された水をさらに冷却することになる。
すなわち、ラジエータ15の上半分では、ファン装置1
4による風に車の走行時に生ずる風が加わり、冷却水を
所定の温度にまで冷却し、下半分では補助ファン装置1
6からの冷気と車の走行時に生ずる風がミックスされた
冷気により、前記冷却水をさらに低温にすることになる
このように外気のみでは得られない低温の冷却水がエン
ジン12に帰還することになるため、前記オーバーヒー
トは防止される。
上述した実施例は上方から下方に冷却水を流すラジエー
夕につき説明したが、本考案は何らこれに限定されるも
のではなく、下方から上方に向けて冷却水を流すラジエ
ータでは、該ラジエータの上方端に近接して補助ファン
装置を設ければよく、またラジエータのみではなく冷房
装置を備えた車両においても冷媒の流れる方向により補
助ファン装置を設ける位置が決定される点はラジエータ
の場合と同様である。
ただしラジエータとコンデンサとを相互に対向するよう
に配置した車両の場合には、ラジエータ中を流れる冷却
水の流れ方向とコンテ゛ンサ中を流れる冷媒の流れ方向
とを一致しておく必要がある。
さらに第4図(第3図に示す部材と同一部材には同一符
号を付してある。
)は冷気の吹出口をケーシング19に形威することなく
、パイプ25に小孔26を開設することにより形威した
ものである。
この装置による冷気は、このパイプ25の端部に設けた
シロツコファン27により車室24等から取り出され、
前記小孔26よりラジエータ15の下半分に向って吹き
出される。
この装置におけるパイプ25もラジエータ15の前面端
部に設けてあり、走行中に流入したラジエータ冷却風を
このパイプ自体が邪魔することのないようにしてある。
なおこの小孔26をパイプ25の一部に形戒し放射状に
冷気を吹き出すようにしてもよく、さらにこの小孔26
にそれぞれ小さなパイプを連設し、冷気に方向性をもた
せてもよいことはいうまでもない。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、車室
内の冷気等を利用して被冷却ユニットを冷却するように
したため、エンジンにおいてはオーバーヒートを防止し
、冷房装置では冷房能力の低下を抑えることができる。
また補助冷却装置では被冷却ユニット内を流れる被冷却
流体の流れ方向下流域を冷却するようにしたため、一層
効率良く冷たい被冷却流体を得ることができ、さらにク
ロスフローファンを使用しているため、被冷却ユニット
の端部に近接して補助ファン装置を設けても大きなスペ
ースをとらず、狭小なエンジンルーム内においても十分
収納が可能となり、設計上及び構造上の不都合もない。
しかもこの補助ファン装置は被冷却ユニットの前面を覆
うことなく端部に近接して設けているため、この被冷却
ユニット中を流れる空気を阻止することにはならず円滑
な空気の流れを得ることができるというきわめて優れた
効果を奏することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は乗用車の一般的な空気の流れ状態を示す説明図
、第2図は本考案に係る自動車用補助冷却装置の一実施
例を示す縦断面説明図、第3図は第2図の平面概略図、
第4図は本考案の他の実施例を示す平面概略図である。 10・・山動車用補助冷却装置、11・・・冷却装置、
12・・・エンジン、14・・・ファン装置、15・・
・ラジエータ、16・・・補助ファン装置、17・・・
ダクト、18・・・冷気発生部、20・・・吐出口、2
1・・・クロスフローファン、23・・・エバポレータ
、24・・・車室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上方から下方若しくは下方から上方に向けて被冷却
    流体が内部を流下する被冷却ユニットを冷却する自動車
    用冷却装置において、前記被冷却ユニットの前面であっ
    て、前記被冷却流体の下流側に冷気を吹きつけるように
    、この下流側端部に近接して補助ファン装置を設け、該
    補助ファン装置のダクトを、この自動車の冷気発生部下
    流域に連通してなる自動車用補助冷却装置。 2 前記補助ファン装置は、前記被冷却ユニット前面の
    上半分若しくは下半分を冷却するようにしてなる実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の自動車用補助冷却装置
    。 3 前記補助ファン装置は、前記被冷却ユニットの巾方
    向全域若しくは一部に設置してなる実用新案登録請求の
    範囲第1項又は第2項に記載の自動車用補助冷却装置。 4 前記補助ファン装置は、クロスフローファンを有す
    る実用新案登録請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
    一つに記載の自動車用補助冷却装置。 5 前記ダクトは、自動車用空気調和装置のエバポレー
    タ下流域又は車内と連通してなる実用新案登録請求の範
    囲第l項乃至第3項のいずれか一つに記載の自動車用補
    助冷却装置。
JP13441579U 1979-10-01 1979-10-01 自動車用補助冷却装置 Expired JPS597128Y2 (ja)

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JP13441579U JPS597128Y2 (ja) 1979-10-01 1979-10-01 自動車用補助冷却装置

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JP13441579U JPS597128Y2 (ja) 1979-10-01 1979-10-01 自動車用補助冷却装置

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JPS5653617U JPS5653617U (ja) 1981-05-11
JPS597128Y2 true JPS597128Y2 (ja) 1984-03-05

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JP5699810B2 (ja) * 2011-05-30 2015-04-15 トヨタ自動車株式会社 熱交換構造

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JPS5653617U (ja) 1981-05-11

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