JPH0230322Y2 - - Google Patents

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JPH0230322Y2
JPH0230322Y2 JP19771084U JP19771084U JPH0230322Y2 JP H0230322 Y2 JPH0230322 Y2 JP H0230322Y2 JP 19771084 U JP19771084 U JP 19771084U JP 19771084 U JP19771084 U JP 19771084U JP H0230322 Y2 JPH0230322 Y2 JP H0230322Y2
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air
evaporator fan
cooling
evaporator
rotates
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はバス用空調装置に関するものである。
従来の技術 バスにおいて、エバポレータ及びエバポレータ
フアン等よりなるクーリングユニツトを車体天井
部に搭載し、エバポレータフアンの回転によつて
吸入した室内空気をエバポレータにて冷却した
後、天井部に設けた冷風吹出ダクトの吹出ノズル
部より車室内に吹き出させるようにしたバス用冷
房装置は従来より種々開発され例えば実公昭58−
16417号公報等にて公知となつている。
又バスの暖房装置としては、走行用エンジンを
冷却した後のエンジン冷却水(温水)を、室内床
部又は側壁部に配設した放熱器に導き、該放熱器
部にて放熱するようにした所謂温水式暖房装置が
一般に用いられている(例えば実開昭48−84647
号公報、実開昭57−159510号公報等参照)。
考案が解決しようとする問題点 上記のようなエンジン冷却水を用いた温水暖房
装置において、放熱器に送風フアンを組合せて構
成した暖房ユニツトを複数個車室内に配設し、送
風フアンの回転にて放熱器部に室内空気を送り込
み温風として車室内に吹き出させるようにしたも
のは、暖房機能の面からは好ましいが、暖房ユニ
ツトが大型とならざるを得ず、該暖房ユニツトを
複数個車室内に設置することにより乗客の居住空
間を著しく狭めてしまうと言う問題を有してい
る。
上記に対し送風フアンを省略し例えば複数の温
水流通パイプに放熱板を固定した放熱器のみで室
内空気が自然対流しつつ加温される所謂自然対流
式暖房を行うようにしたものを用いると、放熱器
によつて占められる車室内スペースは極めて僅か
であり、乗客の居住空間を充分大きくとることが
できる。しかし自然対流式のものは暖房効率の面
及び室内温度分布の面でやや難点がある。
本考案は自然対流式の温水暖房装置を用いるバ
ス用空調装置において、暖房効率の向上及び室内
均等暖房をはかり得るようにすることを目的とす
るものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、車体天井部にエバポレータ、エバポ
レータフアン等よりなる冷房ユニツトを搭載した
冷房装置と、自然対流式温水暖房装置とを装備し
たバスの空調装置において、暖房時エバポレータ
フアンが回転するよう構成したものである。
作 用 上記により、自然対流式温水暖房装置の作動に
よつて車室内上方部に上昇した温度の高い空気
は、冷房装置のエバポレータフアンにより吸い込
まれた上で冷風吹出ダクトの吹出口よりほぼ下方
に向けて吹き出し、室内空気の温度の均一化をは
かり得ると共に、該エバポレータフアンの回転に
よる室内空気の動きによつて、自然対流式温水暖
房装置の暖房効率の大幅な向上をはかり得るもの
である。
実施例 以下本考案の実施例を附図を参照して説明す
る。図において、1はエバポレータ2、エバポレ
ータフアン3等よりなる冷房ユニツトであり、該
冷房ユニツト1はバスの天井部の例えば後方部に
搭載され、夏期等の冷房運転時は例えば走行用エ
ンジン8によつて図示しないコンプレツサが駆動
して公知の冷媒回路が作動すると共に、エバポレ
ータフアン3が回転駆動して天井部に設けた室内
空気吸込口4より室内空気を吸入しエバポレータ
2にて冷風とした後、天井肩部に車体前後方向に
向けて設けた冷風吹出ダクト5,5内に送給し、
該冷風吹出ダクト5,5に設けた複数の冷風吹出
口6よりほぼ下方に向けて吹き出させ、これによ
り車室内の冷房を行うようになつている。
7は室内床部上又は床部に近い側壁部等に取付
けられた暖房用放熱器であり、該放熱器7は例え
ば第3図に示すようにバスの走行用エンジン8を
冷却した後のエンジン冷却水(温水)が流通する
複数の温水流通パイプ9に放熱フイン10を設け
た構造に構成され、該放熱器7はカバー11にて
覆われ、暖房時エンジン8の熱を奪つた温水が温
水流通パイプ9内を流通し放熱フイン10まわり
の空気が暖められカバー11上面に設けた温気出
口11aより矢印Aの如く流出すると共にカバー
11の下部より矢印Bの如く冷たい室内空気を吸
い込み、自然対流にて室内温度を上昇させ、室内
空気に放熱した後の温水は再びエンジン8に流入
してエンジン8の冷却を行い、このようにしてエ
ンジン8の冷却と室内暖房とを行うようになつて
いる。
上記のような自然対流を採用した温水暖房装置
は、放熱器7による熱交換効率が不充分である上
に室内温度のばらつきが大きく例えば室内上方部
の温度と下方部の温度との差が大きい等の欠点を
有していることは前述した通りである。
そこで本考案においては、天井部に設けた冷戻
ユニツト1を利用し、暖房時において冷房ユニツ
ト1のエバポレータフアン3を回転駆動し、該エ
バポレータフアン3の回転にて室内上方部の温度
の高い空気を吸込口4より吸い込み、天井肩部に
設けた冷風吹出ダクト5の吹出口6より上記温度
の高い空気をほぼ下方に向けて吹き出すよう構成
したものである。
即ち例えば第4図に示すように、冷房時クーラ
スイツチ12をオンとすると電源Eより電磁クラ
ツチ13に電流が流れて走行用エンジン等の駆動
源から図示しないコンプレツサに至る駆動力伝達
系統中に設けられている電磁クラツチ13が接と
なつてコンプレツサが駆動を始め、又図示しない
コンデンサの冷却用フアン14が回転駆動して冷
媒回路が作動をはじめると共に、エバポレータフ
アン3が回転するようにした冷房制御回路と、冬
期等ヒータスイツチ15をオンとするとウオータ
ポンプ16が回転して走行用エンジン8の熱を奪
つた温水を暖房用放熱器7の温水流通パイプ9に
流通循環させるようにした暖房制御回路とを備え
た空調制御装置において、上記暖房制御回路のヒ
ータスイツチ15の負荷側端子と冷房制御回路の
エバポレータフアン3とを接続する接続回路20
を追加し、ヒータスイツチ15をオンとすると前
記のようにウオータポンプ16が回転駆動すると
共に、エバポレータフアン3が回転するよう構成
したものである。電磁クラツチ13、コンデンサ
冷却用フアン14等のエバポレータフアン3以外
の冷房機器はヒータスイツチ15をオンとしても
作動しない。尚17はエバポレータフアン3の吸
込部の空気温度が設定値以下であるときオフとな
る吸込空気温度センサ(該吸込空気温度センサは
冷房時の冷房能力コントロール用センサと兼用さ
せても良い)であり、これにより室内上方部の空
気温度が未だ高い温度になつていない暖房立ち上
り時エバポレータフアン3が回転して比較的冷た
い空気が下方に向けて吹き出し乗客に不快感を与
えると言う問題を防止するようになつている。1
8,19は電流の逆流防止素子である。
上記のように接続回路20でヒータスイツチ1
5と冷房装置のエバポレータフアン3とを接続し
たことにより、暖房時冷房装置のエバポレータフ
アン3が回転し、自然対流によつて車室内上方部
に上昇して来た比較的高温の空気を、冷房装置の
室内空気吸込口4より吸入し、冷風吹出ダクト5
を利用して吹出口6よりほぼ下方に向けて吹き出
させ、これにより高温空気の室内上方部への滞溜
を防止し室内温度の均一化をはかり得ると共に、
上記エバポレータフアン3による室内空気吸い込
み及び吹き出しによつて室内空気に大きな動きが
生じ、この動きにより放熱器7部における放熱効
率は著しく向上し、暖房効果の大幅な向上をはか
り得るものである。
考案の効果 以上のように本考案によれば、車体天井部に冷
房ユニツトを搭載した冷房装置と走行用エンジン
を冷却した後の温水を利用した自然対流式温水暖
房装置とを装備したバス用空調装置において、本
来冷房スイツチにて制御される冷房装置のエバポ
レータフアンと暖房装置のヒータスイツチとを接
続する接続回路を設けるだけの極めて簡単なる構
成により、新たな部品の追加はほとんどなしに、
暖房使用時にはほとんど使用されることがなく従
来はほとんど無用の存在であつた冷房装置専用の
ダクト類及びエバポレータフアンを利用して、自
然対流式温水暖房装置の問題点であつた暖房効率
及び室内空気温度分布の問題をすべて解消するこ
とができるもので、コストアツプがほとんどない
こと、空調装置が小型で車室内スペースにあまり
悪影響を及ぼすことがないこと及び在来車にも簡
単に適用可能であること等と相俟つて実用上多大
の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すバスの側面説明
図、第2図は第1図の要部縦断正面図、第3図は
第2図のX部の拡大詳細図、第4図は空調制御回
路の一例を示す図である。 1……冷房ユニツト、2……エバポレータ、3
……エバポレータフアン、4……室内空気吸込
口、5……冷風吹出ダクト、6……吹出口、7…
…放熱器、8……走行用エンジン、17……吸込
空気温度センサ、20……接続回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体天井部に、エバポレータ及びエバポレー
    タフアンを内装し室内上部の空気を吸入する室
    内空気吸入口をもつた冷房ユニツトを搭載し、
    該冷房ユニツトに連結されほぼ下方に向く吹出
    口を複数個所に設けた冷風吹出ダクトを車体天
    井肩部に沿つて配設し、冷房スイツチの投入に
    よりエバポレータフアンが回転すると共にコン
    プレツサ等の冷媒回路が作動し、該エバポレー
    タフアンの回転にて上記室内空気吸入口より冷
    房ユニツト内に吸入しエバポレータにて冷却し
    た室内空気を冷風吹出ダクトの吹出口より吹き
    出させるようにした冷房装置と、ヒータスイツ
    チの投入によりウオータポンプが作動して走行
    用エンジンを冷却した後のエンジン冷却水を室
    内の床部又は側壁部に設けた放熱器に流通させ
    自然対流にて室内空気に放熱するようになつて
    いる自然対流式温水暖房装置を装備したバスの
    空調装置において、上記ヒータスイツチの投入
    入により上記冷房装置のエバポレータフアンを
    回転させる接続回路を設けたことを特徴とする
    バス用空調装置。 (2) ヒータスイツチの投入によりエバポレータフ
    アンを回転させる接続回路には、該エバポレー
    タフアンの吸込空気温度が設定値以上となつた
    とき作動しエバポレータフアンを回転させる吸
    込空気温度センサが設けられていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    バス用空調装置。
JP19771084U 1984-12-25 1984-12-25 Expired JPH0230322Y2 (ja)

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JPS61109816U JPS61109816U (ja) 1986-07-11
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