JPS5968358A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JPS5968358A
JPS5968358A JP17752182A JP17752182A JPS5968358A JP S5968358 A JPS5968358 A JP S5968358A JP 17752182 A JP17752182 A JP 17752182A JP 17752182 A JP17752182 A JP 17752182A JP S5968358 A JPS5968358 A JP S5968358A
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chlorinated polyethylene
vinyl chloride
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carbon black
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Masahiko Maeda
前田 正彦
Kenji Fujitani
憲治 藤谷
Naotoshi Watanabe
渡辺 直敏
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [1)  発明の目的 本発明は難燃性樹脂組成物に関する。さらにくわしくは
、(Al塩化ビニルを主成分とする重合体、fB)塩素
化ポリエチレン、(C)導電性カーボンブラック、(D
lハロゲン含有有機化合物、(E)酸化アンチモン(F
l含水無機物質からなる難燃性樹脂組成物に関するもの
であり、難燃性がすぐれているばかりでなく、金属製の
ものに比べて軽量であり、さらに電磁波の遮蔽性が大で
あるのみならず、かつ加][性や成形性が良好である難
燃性樹脂組成物を提供することを目m)とするものであ
る。
印] 発明の背景 産業の高度化および家庭生活の高水準化によって71C
?EQ波の放射源が増大している。そのため、電磁波の
漏洩により、人体への危険な害および電子機器関係にお
けるICの誤動作な七の悪影響があり、社会的に重大な
問題となっている。特に、電子劇算機、各種事務処理機
器から放射される電磁波がテレビ、音響機器に障害を鳥
えている。
また、自動車の分野においても、エンジンをはじめ、各
種機器の自動制御装置、さらには速度割口転削などに電
子門型が使用されるようになっている。さらに、マイク
ロ・コンピューターを搭載するに至っている。寸だ、電
話、ラジオ、テレビなとの電子機器が自動車内に設置し
、居住性を改善されてきている。これらの各種電子機器
はエン−ノン部分から放出される電磁波、さらには外部
がらの電磁波によって誤動作が生じるなどの障害が発生
し、ている。
これらのことから、近年、電磁赦の遮蔽として各種の方
法が採用されている。
一般に、金属は電磁波を吸収またU反射する性質をr丁
シているため、電r−レジ/、種々の通信機器の電磁波
の遮蔽利として用いられて効果を発揮している。また、
同し目的のためにプラスデックに金属の溶射、芝着、塗
装、メンキなとを施すことも行なわれている。さらに、
プラスチックにカーボン粉末および金属粉末のごとき添
加剤を比較的ンYi;にイ昆ノ又すること(でよって?
()られる利1も使用されている。
しかし、材料として金属を使用する方法またはプラスチ
ック(て金属の溶射なとの処理を施す方法は、比重が大
きいこと、加] : MLが劣ることおよび処理方法が
答易でなく、処坤費用がかがることなとにおいて欠点が
ある。
また、添加剤を混入する方法については、この添加剤を
少用混人すれば、その効果を十分に発揮することができ
ない。一方、多宿に混入すれば、効果を発揮すること力
1できるが、+j)られる成形物の機、械的強度が大幅
に低下するという欠点がある。
さらに、電磁波を遮蔽する目的でプラスチック]Jlv
1形物の内向に金属溶射、導電塗装を施したものにおい
ては、外部からの落球衝撃なとによって金1、・バ溶1
〕11膜、導電塗装膜なとが剥離したり、細片などが落
下したりすることにより、内部の電−r回路を破壊した
り、火災などの原因となる。また、事務機器をけじめと
する電r−機器においては、すく災に対する安全1;か
ら筐体として難燃性が要求されている。このように衝撃
による表面層の剥離や破壊がなく、かつか1(燃性てあ
り、しかも/J11下性がすぐれているばかりでなく、
電磁波遮蔽能を有する樹脂組1あ物が要望されている。
1]111  発明の構成 以にのようなことから、本発明者らは、これらの欠点を
有さず、かつ電磁波の遮蔽性能がすぐれ、さらに鮪燃性
が良好である合成樹脂組成物を得ることについて種々探
索した結果、 (A1  [@分度#;400〜4000の塩化ビニル
を主成分とする重合体(以下[塩化ビニル系樹脂jと云
う)、 (1’3)  非結晶性ないし結晶性の瑠素含有率が2
0〜50屯(1)係である塩素化ポリエチレン、(cl
  導電性ノノーポンフラノク、(l〕)ハロゲン含有
有機化合物、 (El  +’i:2化アンチモン ならびに (Fl  含4(無機物質 かC,j2る1′、ll lti物であり、塩化ビニル
系樹脂、塩十(ILポリエチレンおよび導電性カーボン
ブラックのイ(1,相中に占める塩素化ポリエチレンの
配合割合は1〜25?≠!fi %てあり、導電゛VI
カーボンフ゛ラックは5〜50容爪乃であり、塩化ビニ
ル系樹脂も・よひ塩素化ポリエチレンの相和中に占める
塩素化ポリエチレンの配合割合は多くとも40容rTt
 %であり、塩化ビニル系樹脂および塩素化ポリエチレ
ンの金言1鼠100重量部に対する配合割合は、ハロゲ
ン含有有機化合物および酸化アンチモンはそれぞれ少な
くとも5重量部であるが、それらの合計filよして多
くとも50市川部であり、含水無機物質は多くとも40
重1部であるが、100市は部の導電性ツノ−ポンプラ
ックに対する含水無機物質の配合割合は少なくとも5重
量部である難燃性樹脂組成物が、かltJ然性がずくれ
ているのみならず、電鍵波の遮蔽性能が良!lrであり
、かつ種々の効果(f、’r徴)を有する樹脂組成物で
あることを見出し、本発明に到達した。
1〜(1発明の効果 本発明によって得られる難燃性樹脂組成物は、電7−波
の遮蔽性能がきわめてずぐれているばかりでなく、下記
のごとき効果(’J’′1′徴)を有している。
(1)  軽…である。
(2)曲げ強度および衝撃強度のごとき4f1−械的強
度が良好である。
(3)成形性がすぐれているため、任意の形状に加工や
成形が容易である。
(4)′liI磁波遮蔽処理(たとえば、金属の溶射、
導電塗装、メッキなど)に要する二次加工費が必要とな
り、大幅なコストダウンになる。
(5)熱伝導性がずくれているために電r−機器のハウ
ジングに使った場合、内部の放熱効率が良くなる。
(6)導電性が何句されているため、静電気によるj;
、!P器の障害に対して有効である(静電気シールド効
果を有する)。
(7)帽(燃性であることから、内部(成型の異′帛電
流に利しても安全性を保持することが可能である。
」〈発明によって1)らねる帷燃性樹脂組成物は、電鍵
波の吸収性能がきわめて良好であるのみならず、i記の
こときずくれた効果を有するため、多方面にわたって便
用することかできる。 代表的な用途を下記にノJテず
rl)  ファクシミリ、プリンター、ワードプロセッ
サーなとの事務機器の/Sウジング材。
(2)テレビ、ビデメなとの民生家電機器、電子偵器、
電子割算機、通信機器なとの電気・電ト偽器ハウジンゲ
イ幾内部部品。
(3)  自動車の前記各種測定機器(速度側なと)の
ハウジング材、エンジンなどの自動制御機のハウジング
材、自動車に設置されるマイクロ・コンピューター、電
話、テレビ、ラジオなどのハウジング材、さらには電気
配線カバーのファネスヂューフ゛のカバー。
1M  発明の詳細な説明 (A)  塩[ヒビニル系樹脂 ま7゛こ、本発明において用いられる塩化ビニル系樹脂
は塩化ビニル単独重合体および塩化ビニルと多くとも5
0重@係(好ましくは45重宿チ以下)の塩化ビニルと
共重合し得る二重結合を少くとも一1固を有する化合物
との共重合体であるこの塩山ビニル系樹脂の重合度は通
常400〜4000であり、特に400〜1500が好
ましい。この二重結合を少なくとも1個を有する化合物
の代表例としては、塩化ビニリデン、エチレン、プロピ
レン、酢酸ビニル、アクリル酸およびメタクリル酸なら
ひにそれらのエステル、マレイン酸およびそれらのエス
テルならびにアクリロニトリルがあげられる。これらの
塩化ビニル系重合体は塩化ビニル中独または塩化ビニル
とff1J記ビニル化合物とをフリーラジカル触媒の存
在下で単独重合または共重合することによって得られる
ものであり、その製造方法は広く以られており多方面に
わたって利用されているものである。
(Bl  塩素化ポリエチレン また、本発明において使われる塩素化ポリエチレンはポ
リエチレン粉末又((1粒−r−を水性懸濁液中で塩素
fヒするか、或は有機溶媒中に溶解したポリエチレンを
塩素化することによって得られるものである(水’I′
1′!IM濁液中で塩素化することによって得られるも
のが望ましい)。一般には、その塩素含有量が20〜5
0市川係の非結晶性又は結晶性の塩素化ポリエチレンで
あり、特に塩素含嫉が25〜45市川係の非結晶性及び
結晶性の塩素化ポリエチレンカ豫了ましい。この塩素化
ポリエチレンノ前記ポリエチレンはエチレンを学独爪合
又はエチレンと多くとも100重量部α−オレフィン(
一般には、炭素数が多くとも12個)とを共重合するこ
とによって得られるものである。その密度は一般には0
910〜0.970 / On3 である。又、その分
子歌は5万〜70万である。
塩素化ポリエチレンの製造に原料として使用されるポリ
エチレンおよびエチレン系直鎖状共重合体はエチレン単
独またはエチレンとプロピレンもしくはエチレンと前記
のα−オレフィンとをいわゆるチーグラー(Ziegl
er)触媒またはフィリップス触媒を用いて共重合する
ことによって得られる。チーグラー触媒は遷移金属化合
物(たとえばチタンのハロゲン含有化合物)または該遷
移金属化合物を担体(たとえば、マグネシウム含有化合
物、該マグネシウム含有化合物を電子供与性有機化合物
で処理することによって得られるもの)に担持すること
によって得られるいわゆる担体担持型固体触媒成分と有
機アルミニウム化合物とから得られるものである。また
、フィリップス触媒はクロムもしくはモリブデンの酸化
物またはこれらの酸化物とジルコニウムの化合物とを担
体(たとえば、シリカ、シリカ−アルミナ)に担持する
ことによって得られる担体担持触媒あるいは該担体担持
触媒と有機金属化合物とから得られるものである。以」
―の触媒はチーグラー触媒およびフィリップス触媒の代
表的なものを下したに過ぎずその他の公知の触媒も適用
することができる。また、この共重合体の製造方法もよ
く知られている方法である。
(C)  カーボンブラック さらに、本発明において用いられる導電性カーボンブラ
ックとしては、二股にはその比表面積が低温望素吸着法
およびBET法で測定して20〜1800 m2/9お
よび細孔容積が細孔半径30〜7500Aの範囲におい
て水銀圧入法で測定して1.5〜4.0 cc / &
であり、特に比表面積が600〜1200 m’/ji
のものが有効である。
該カーボンブラックとしては、チャンネルブラック、ア
セチレンブラックおよびファーネスブラック法によって
製造されるカーボンブラックがあけられる。これらのカ
ーボンブラックについては、カーボンブラック協会綿l
ゝカーボンブラック便覧″(図書出版社、昭和47年発
行)、ラバーダイジェスト社線1″便覧、ゴム・プラス
チック配合薬品″(ラバーダイジェスト社、昭、tl1
49年発行)、前記ゝゝ合成ゴムハンドブック″などに
よってそれらの製造方法および物性などがよく知られて
いるものである。
以上の塩化ビニル系樹脂、塩素化ポリエチレンおよび導
電性カーボンブラックを均一に配合させることによって
電磁波の遮蔽性態がきわめてすぐれ、かつ機械的強度が
良好であるばかりでなく、成形性も良好な組成物が得ら
れるけれとも、難燃性は満足すべきものではない。さら
に、下記のノ・ロゲン含有有機化合物、酸化アンチモン
お・よび含水無機物質を配合させることによって難燃性
がきわめてすぐれた組成物を得ることが可能となる。
(Di  ハロゲン含有有機化合物 本発明において使われるハロゲン含有有機化合物ハ難燃
化剤として広く知られているものである。
その代表例として、無水テトラクロロフタル酸、塩素化
パラフィン、塩素化ビスフェノールA1臭素化ヒスフエ
ノールS、塩素化ジフェニール、臭素化ジフェニール、
塩素化ナフタリン、トリス(β−クロロエチル)ホスフ
ェートおよヒトリス(ジブロモブチル)ホスフェートが
あげられる。
(E+  酸化アンチモン さらに、本発明において用いられる酸化アンチモンは前
記ハロゲン含有有機化合物の離燃化助剤として一般に用
いられているものである。代表例としては、三酸化アン
チモンおよび五酸化アンチモンがあげられる。
これらのハロゲン含有有機化合物および酸化アンチモン
は前記Xゝ便覧、ゴム・プラスチック配合薬品″なとに
よってよく知られているものである。
(Fl  含水無機物質 また、本発明において使用される含水熱(幾物質は、結
合水晴を10〜80重唱、係含有するものであり、真比
重はIO〜50である。含水無機物質の代表例は周期律
表のIIA族、II B族および1IIB族の金属およ
びそれらの金属を含む塩の水和物である。該含水無機物
質としては、水、酸化マグネシウム、水酸化カルシウム
、水酸化アルミニウム(AJ203 ・nH20)、 
水和石膏、カホリンクレー、炭酸カルシウム、ハイドロ
タルサイト、塩基性炭酸マグネシウム、ホウ酸マグネシ
ウム、沈降性硫酸バリウムなどのように分子内に水分を
有する化合物があげられる。これらの含水無機物質は水
に対して難燃性であり、] OOccの水に対する溶解
度は20℃の温度において、一般には101以下であり
、1.9以下が望ましく、とりわけO,] g以下が好
適である。好適な含水無機物質としては、水1峻化アル
ミニウム、水利石膏、水酸化マグネシウム、炭酸カルシ
ウム、塩基性炭酸マグネシウム、沈降性硫酸マグネシウ
ムおよびケイ酸マグネシウム(Mg(lsio2)  
があげられる。これらの含水無機物質については、ラバ
ーダイジェスト社線1ゝ便覧  ゴム・プラスチック配
合薬品″(ラバーダイジェスト社、 昭和49年発行)
第221頁ないし第253頁などによって、それらの製
造方法、物性および商品名などが記載されており、よく
知られているものである。
(Gl配合割合 本発明の組成物において塩化ビニル系樹脂、塩素化ポリ
エチレン、アルミニウムの粉末状物などならひに導電性
カーボンブラックの総和(金言1版)に占める配合割合
は、塩素化ポリエチレンは1〜25容@係であり、2〜
25容用係が好ましく、特に5〜20容竜係が好適であ
る。これらの金言1早中に占める塩素化ポリエチレンの
配合割合が1容宿係未満では、得られる組成物の難燃性
が劣るほか、後記の難燃化剤との均一な外敵が得られに
くいために難燃効果を均一に発揮することができない。
一方、25谷債係を越えると、得られる組成物の剛さ、
曲げ弾性率などの強度が低下するために好ましくない。
また、塩化ビニル系樹脂および塩素化ポリエチレンの合
計量(総和)中に占める塩素化ポリエチレンの配合割合
は多くとも4oy耽乃であり、5〜40容量係が望まし
く、とりわけ10〜35容量係が好適である。これらの
合計量中に占める塩素化ポリエチレンの配合割合が40
容21%を越えると、塩化ビニル系樹脂が有する剛さ、
曲げ弾性率などの強度が低下し、筐体として使用する場
合、゛柔かい“°という欠点が生じてくる。
また、本発明の塩化ビニル系樹脂、塩素化ポリエチレン
および導電性カーボンブラック中に占める導電性カーボ
ンブラックの配合割合は5〜50容帛飴であり、5〜4
5容晴係が望ましく、とりわけ10〜40容計慢が好適
である。組成物中に占める導電性カーボンブラックの配
合割合カス5容晴チ未満では、電磁波吸収に必要な導電
性を充分に馬えない。一方、50容量チを越えると、塩
化ビニル系樹脂および塩素化ポリエチレンとの均−状の
混合が極めて困難であり、かりに均−状の組成物が得ら
れたとしても、実用に耐え得る強度をIT していない
ために実用上不可能である。
さらに、塩化ビニル系樹脂および塩素化ポリエチレンの
合側殴100重量部に対するハロゲン含有有機化合物お
よび酸化アンチモンの配合割合はそれぞれ少なくとも5
重量部である。また、それらの合it 景として多くと
も500取喰であり、合計量として10〜45重量部が
好ましく、とりわけ15〜45重量部が好適である。1
00重量部のハロゲン含有有機化合物中のハロゲン元素
量に対する酸化アンチモンの配合割合は、一般には10
0〜600重…部であり、100〜400取蹴部が好ま
しく、特に難燃性およびブリード性の点から150〜4
00重量部が好適である。
本発明の重要な点は通常の難燃剤(ハロゲン含有有機化
合物および酸化アンチモン)からなる通常の難燃処方で
は良好な組成物が得られない(UL−94法てV−2)
。したがって、これらの通常の離燃剤にさらに含水無機
物質を加える(添加する)ことによって成形性が良好で
あり、かつ高難燃性(UL−94法てV−O)を付与す
るために塩化ビニル系樹脂と塩素化ポリエチレンとの合
計量100重職部に対して含水無機物質を多くとも50
重砒部を配合することであり、とりわけ45取喰部以下
を配合(添加)することである。また、前記導電性カー
ボンブラック100重世部に対して少なくとも5重量部
、望ましくは■0重置部以上、好適には20重量部以上
の含水無機物質を添加することであり、これらの範囲外
では良好な難燃性、機械的特性お・よひ成形性をあわせ
もつ組成物が得られない。
本発明の組成物を製造するにあたり、塩化ビニル系樹脂
、塩素化ポリエチレン、導電性カーボンブラック、アル
ミニウムの粉末状物なと、ハロゲン含有有機化合物、酸
化アンチモンおよび含水無機物質はそれぞれ一種のみで
使用してもよく、二種以−1,を併用してもよい)、 (H)  組成物の製造、成形物の製造本発明の組成物
を製造するには、塩化ビニル系樹脂の業界において一般
に使われているヘンシエルミギーリ−のごとき混合機を
用いてトライフレンドしてもよく、バンバリーミキサ−
、ニーダ−、ロールミルおよびスクリュ一式押出機のご
とき混合機を使用して溶融混練することによって得るこ
とができる。このさい、あらかじめトライブレンドし、
得られる組成物(混合物)を溶融混練することによって
均−状の組成物を得ることができる。
とりわけ、塩化ビニル系樹脂を粉末状にして用いるほう
がより均−状に混合することができるために望ましい。
この場合、一般には溶融混練した後、ペレット状物に成
形し、後記の成形に供する。
本発明の組成物を製造するさい、塩化ビニル系樹脂の分
野において一般に用いられている[竣素およO・熱に対
する安定剤、金属劣化防止剤、F”T塑剤、充填剤、ト
ケ利ならひに難燃化剤をさらに添加してもよい。
以]−の溶融混線の場合でも、成形の場合でも、いずれ
も使用する塩化ビニル系樹脂の軟化魚具Hの温度で実施
しなければならないが、210℃以」、で行なった場合
、塩化ビニル系樹脂の一部が熱劣化を生しることかある
ため、この温度以下で実施しなければならないことは当
然のことである。
成形方法としては、押出成形法、射出成形法、およびプ
レス成形法があげられる。さらに、スタンピング法、押
出シートを用いてのプレス成形法、真空成形法などの成
形法のごとき塩化ビニル系樹脂の分野において一般に使
われている成形法も適用してよい。
本発明の組成物は、前記したごとく、加工性がすぐれて
いるため、前記の成形法によって種々の形状物に成形さ
れて多方面に使用することができる。
さらに、本発明の電磁波遮蔽利は本発明の効果をそこな
わない限り、目的によっては成形が”J能な限り多層に
積層してもよい。
[IVD  実施例および比較例 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、体積固有抵抗値は
第1図に示される成形物から縦3c7nおよび横がl 
CTnの試片を取り出し、第1図のAおよびB(いずれ
も幅は1 cm ) 2ケ所に表裏に導電性銀ペースト
を塗った。ペーストが充分乾燥した後、1、  各ペー
スト塗布間の抵抗値をテスター(三和電気訓器製、5A
NWA  5R−3TR)を用いて測定した。体積固有
抵抗値は得られた値を厚さくtlで割って、(Ω・c1
7+ )で表わした。また、電磁波の遮蔽効果の測定は
、厚さ力−3簡nのシートを使って10X 10’X 
30cmのサンプル箱を製作し、箱の中にポータプル発
信器を所定の周波数(200MHz )に調T6jI、
 ’(入れた。この箱を電彼昭″、・1′内シ・−置き
、受信アンテナて箱内の発信器から出る電波を検波器を
経てマイクロ波用電力剖て測定した。シートから製作し
た箱を除いた状1yLにおける発信器からの電波も同様
に言1測し、サンプル箱の有無による電解強度(/、l
V )の比率をデシベル(dB)で表わして号ンプルシ
ートの電磁波減衰4tとした。さらに、難燃性はアンダ
ーライター・ラボラドトリ(UL )94法にしたがっ
て測定した。
なお、実施例および比較例において用いた塩化ビニル系
樹脂、塩素化ポリエチレン、ハロケン含有有機化合物、
酸化アンチモン、含水無機物質および導電性カーボンブ
ラックは下記の形状および物性を有するものである。
〔塩化ビニル系樹脂(単独重合体)〕 塩化ビニル単独重合体として、重合度が約820の単独
重合体〔以下[PVc(])Jと云う〕および重合度が
約1.100の単独重合体〔以下rpvc(2)」と云
う〕を使用した。
〔1番化ビニル系樹脂(共重合体)〕 塩化ビニル共重合体として重合度が約810である塩化
ヒニルー酢酸ビニル共重合体〔酢酸ビニル含有… 15
徂晴φ、以下rPVC(3)Jと云う」を使用した。
〔」、X、11未化ポリエヂレン〕 1h素化ポリエヂレンとして、ブテン−1を30重用係
含有するエチレン−ブテン−1共爪合体(密度 0.9
50g/cc、平均分子量 約20万)を水性懸濁液中
で塩素化し、非品性の塩素化ポリエチレン〔塩素含有量
 315重用、係、ムーニー粘度(ML144)  1
08、以下rcPE(allと云う〕を製造した。また
、密度が0.921910n3であるエチレンとブテン
−1共重合体CM、I、209/IO分、主鎖の炭素原
子1000個に対するアルキル基の斂 6個、融点 1
20℃)を水性懸濁θくによって塩素化することによっ
て塩素含有量が402市川係であり、ムーニー粘度(M
S、4.)が55である非品性の塩素化ポリエチレン〔
以下「CPE(b月と云う〕ならひにブテン−1を30
重+%含有するエチレンとブテン−1との共重合体(密
度 0.94097cm”、平均分子は 約10万)を
水性懸濁中で塩素化し、結晶性の塩素化ポリエチレン〔
塩素含有量3 (]、 8 @咽部、ポリエチレンの残
存結晶含有は 715市川係、ムーニー粘度(ML、、
、4) 11 (1、以下rCPE(CIJと云う〕を
使用した。
〔4電性カーボンブラツク〕 導電性カーボンブランクとして、平均粒径が約30ミリ
ミクロンのファーネス・ブラック〔米国キャホント社製
、商品名 パルカン(Vulcan)XC−72、密度
 約1.s9/cc、表面積2oom7g以下[CB−
]、、lと云う〕およびケッチェンブラック〔オランダ
・アクゾ・ヘミ−社製、商品名ケッチェンブラック、密
度 1.8 l /cc、表面積x95J7g、以下r
cB−21と云う〕を用いた。
〔ハロゲン含有有機化合物〕
ハロゲン含有有機化合物として、密度が166.9/σ
3である塩素化パラフィン(分子臘約1.060、塩素
含有量 約70爪社係、以下「塩パラ」と云う)を使用
した。
〔酸化アンチモン〕
酸化アンチモンとして、密度が5.25 、!9/ c
m3である三IV化アンチモン(以下rSb、0sJa
云う)を用いた。
〔含水無機物質〕
含水無機物質として、超微粉をイ酸マグネシウム(密度
 2.75 i 7cm3)比表面積 20m勿、わソ
径 032〜6ミクロン、5in2含有咀 625市m
係、MgO含有@306重量重量■(20含有jバ 4
.99 +)<判係、以下rMgO−8i02J  と
云う)をJIIいた。
実施例 1〜8、比較例 1〜5 塩化ビニル系樹脂(それぞれ可塑剤として塩化ビニル系
樹脂100重量部に対して30重刷部のジオクチルフタ
レートおよび25重川用のジベンジルフタレートならび
に安定剤として3重竜部の三塩基性硫酸鉛および1重量
部の二塩基性ステアリン酸鉛を配合)、塩素化ポリエチ
レン、前記の混合物および導電性カーボンブラックなら
ひに離燃化剤としてハロゲン含有有機化合物、酸化アン
チモンおよび含水無機物質を第1表に配合割合であらか
しめヘンシェルミキサーを用いてそれぞれ5分間トライ
ブレンドを行なった。?1)られた各混合物を二軸押出
機(径 30 +nm )を用いて樹脂温度が190℃
において溶融混練しながら押出すことによってベレット
を製造した。
得られたそれぞれの組成物(ベレット)をあらかしめ2
00℃に設定したシート成形機を使用して厚さが3 m
mの試験片を作成した。
なお、実施例IKよって得られた混合物のアイゾツト衝
撃強度(ASTM  D−256−56にしたカーって
測定、ノツヂ付)は+、 3 ky、 −cm / c
mであった。また、引張り強度(JIS  K6723
にしたがって測定)は330 k、y、 / cm2で
あり、伸ひ率(JIS  K−6723にしたがって測
定)は5係であった。
以上のようにして得られたそれぞれのシートの離燃性試
験、体積固有抵抗値および電磁波の遮蔽効果の測定を行
なった。それらの結果を第2表に示ず。
なお、比較例2においてはシートを成形することが困難
であった。
第    2    表 1)厚さ 1/8インチ 以−1−の実施例および比較例の結果から、本発明によ
って得られる組成物は、電磁波遮蔽性が良好であるばか
りてなく、ハロケン含有有機化合物、酸化アンチモンお
よび含水無機物質のうち、いずれかを配合しない組成物
に比べて難燃性が著しく改良されていることが明白であ
る。
【図面の簡単な説明】
2131図は体積固有抵抗値を測定するための試片の斜
視図である。第1図のAおよびB(表裏)は導電性銀ペ
ーストの塗布面である。 ′1′?81:出願人 昭第1」電工株式会社代理人 
弁理士菊地精−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A1  重合度が400〜4;000の塩化ビニルを
    主成分とする重合体、 (Bl  非結晶性ないし結晶性の塩素含有率が20〜
    50重t%である塩素化ポリエチレン、fc)  導電
    性カーボンプラッタ、 (Dl  ハロゲン含有有機化合物、 (El  淑化アンチモン ならひに (Fl  含水無機物質 からなる組成物であり、該塩化ビニルを主成分とする重
    合体、塩素化ポリエチレンおよび導電性カーボンブラッ
    クの総和中に占める配合割合は、塩素化ポリエチレンは
    1〜25容量係であり、導電性カーボンブラックは5〜
    50容量係であり、塩化ビニルを主成分とする重合体お
    よび塩素化ポリエチレンの総和中に占める塩素化ポリエ
    チレンの配合割合は多くとも40容@係であり、塩化ビ
    ニルを主成分とする重合体および塩素化ポリエチレンの
    合計Btoo重量部に対する配合割合は、ハロゲン含有
    有機化合物および酸化アンチモンはそれぞれ少なくとも
    5重量部であるが、それらの合計囃として多くとも50
    重世部てあり、含水無機物質は多くとも40重量部であ
    るが、100重量部の導電性カーボンブラックに対する
    含水無機物質の配合割合は少なくとも5重量部である難
    燃性樹脂組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014156524A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Fujikura Ltd 導電性熱可塑性樹脂組成物、及び、ケーブル
JP2015002042A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 株式会社フジクラ 導電性熱可塑性樹脂組成物、及び、ケーブル

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