JPS5968087A - ホツパ−型コイン類払出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスロットマシン、両替機、自動販売機などの内
部に配して、必要枚数のコイン、メダルなどのコイン類
を払出すために主として使用されるホッパー型コイン類
払出し装置に関する。

本発明はコイン類をコイン送出通路に向は搬送する回転
系の回転をスムースになさしめることができ、且つ耐久
性にすぐれた新規のホッパー型コイン類払出し装置を提
供することを目的とする。

以下本発明を図面に示す実施例に基き具体的に説明する
。

（１）は機台で、この機台（１）に傾斜状態に基盤（２
）を取付けている。この基盤（２）は３枚の金属板（２
ａ）（２ｂ）（２ｃ）及びモータ取付板（２２）を組合
せて形成され、中央に前面が開放され、且つ基盤（２）
の過半の面積を占める円形空間（３）を有している。

この円形空間（３）の背部に位置する背板（４）（本実
施例では最後部の金属板（２Ｃ）がこれに一致する。

）の中央には大きな円孔（２１）を設けると共に、この
背板（４）の背面に後記出力軸（５）を挿通するための
孔（６）を開設したモータ取付板（２２）を固着してい
る。又前記ｅ−ｙ肪哩上には３個（３個以上でもよい。

）の滑り軸受（力（７）　（７）を１２０の間隔を置い
て配設すると共に、後記孔空き回転盤（９）のコイン取
入孔（１０）の中心の回転軌跡上に位置するよう円環（
８）を配設している。この円環（８）の上部分には、後
記コイン取入孔（１０）の直径と略同長のガイド突起（
１１）を設けている。又基盤（２）の左上部には前記円
形空間（３）に連通するコイン送出通路（１２）を設け
ている。このコイン送出通路（１２）は上方に開口し、
ここからコイン（ｍ）が払い出されるようにしている。

（１３）は枢軸（１４）によって基盤（２）に揺動自在
に取付けたレバーで、このレバー（１３）の先端ニロー
ラ（１５）を設ける一方、スプリング（１６）によって
ローラ（１５）が後記孔空き回転盤（９）のラチェツト
歯状カム（１７）に圧接する方向にレバー（１３）を付
勢している。（１８）は前記コイン送出通路（１２）内
のコイン（ホ）の動きを外部から視認できるように開設
した窓孔、（１９）はコイン（ホ）を押しつけ、コイン
（ホ）の後退を阻止するための弾性抑圧部材である。

前記基盤（２）の背面には、モータ取付板（２２）を介
して駆動装置（２０）を配設している。この駆動装置（
２０）はモータ及び減速機構を内蔵し、その出力軸（５
）はモータ取付板（２２）の前記孔（６）を通じて前方
に突出している。この出力軸（５）は軸心に位置する主
軸（２３）と、その両側方に位置し、主軸（２３）に較
べ短寸且つ小径の１対の副軸（２４）（２４）とを備え
ている。

前記円形空間（３）内には複数本の羽根（２５）（２５
）−ｍ−を有すると共に前記ガイド突起（１１）を遊嵌
するため円環状に形成された環状空間（２６）を有する
円板状のロータ（２７）を配設している。このロータ（
２７）は中央円板（２８）と外輪板（２９）とを、これ
らの上面に位置する羽根板（３０）によって結合してな
り、中央円板（２８）と外輪板（２９）との間に前記環
状空間（２６）を形成する一方、前記羽根板（３０）に
複数本（実施例では５本）の６状の羽根（２５）（２５
）　−−一を等間隔に形成したものである。

ロータ（２７）の中心及びその両側方には、前記羽根板
（３０）及び中央円板（２８）を貫通する主軸孔（３１
）及び１対の副軸孔（，３２）（３２）を夫々形成し、
これらが前記出力軸（５）の主軸（２３）及び副軸（２
４）（２４）に遊嵌合するようにしている。この遊嵌合
によってロータ（２７）は出力軸（５）に取付けられ、
出力軸（５）の時計方向の回転に伴って同方向に回転す
る。このときロータ（２７）は出力軸（５）に遊嵌合さ
れているため、その遊び分の相対動が可能である結果、
ロータ（２７）の回転は滑らかとなる。

又ロータ（２７）の背面は前記滑り軸受（７）　（７）
　（力によって担持されている。

前記環状空間（２６）には前記円環（８）が遊嵌合され
、この円環（８）に形成したガイド突起（１１）は中央
円板（２８）の上面及び外輪板（２９）の上面（両者は
同一面上にある。）より上方に突出している（円環（８
）の他の部分は前記上面より下方に位置している。）。

又ロータ（２７）の回転が前記ガイド突起（１１）によ
って妨げられないように、各羽根（２５Ｘ２５）　−−
一の裏面に四部（３３）（３３）　−−−を設けている
。

前記羽根板（３０）の羽根（２５）と羽根（２５）との
間には１枚分のコインに）が載置収容される区画室（３
４Ｘ３４）　−−一を形成している。又羽根板（３０）
の前記主軸孔（３１）の側方に孔空き回転盤（９）を連
結するためのビン（３５）を立設している。

前記ロータ（２７）の前面にはコインに）を取入れる複
数ＰＩＡ（実施例では５個）の孔（コイン取入孔と称す
）　（ＩＯＸＩＯ）　−−一を有する孔空き回転盤（９
）を配設している。この孔空き回転盤（９）は、周囲に
ラチェツト歯状カム（１７）を形成すると共に中心に前
記主軸（２３）を遊挿するための軸孔（４２）を形成し
ている。又前記ビン（３５）に対向する６γ置にこのビ
ン（３５）の外径より若干大きな内径を有する連結孔（
３６）を設けている。前記内外径の差は０．５〜１．５
鱈程度に定めるとよい。更に孔空き回転盤（９）の前面
中央部には円錐形のキャップ（３７）を取付けている。

前記コイン取入孔（１０）はコイン（ホ）より若干大き
な内径を有し、ここより取り入れたコイン−を前記ロー
タ（２７）の区画室（３４）に導く働きをすると共に、
もう１枚のコイン（ホ）を区画室（３４）内のコイン（
ホ）上面に載置するようにしてこのコイン取入孔（１０
）内に保持する働きをする。

孔空き回転盤（９）は、その軸孔（４２）に出力軸（５
）の主軸（２３）を遊挿すると共に、前記連結孔（３６
）に前記ビン（３５）を遊嵌合することにより、ロータ
（２７）に結合される。この結果ロータ（２７）の回転
に伴って孔空き回転盤（９）も一体内に回転するが、前
述の如く、連結孔（３６）とビン（３５）との間には遊
びが設けられているので、その分相対動が可能である（
この相対動は前記コイン取入孔（１０）の中心部におい
て、回転方向の前後に１〜３Ｗ程度に定めるとよい。）
。又孔空き回転盤（９）のラジアル方向の動きは前記主
軸（２３）によって拘束されている。

前記ラチェツト歯状カム（１７）は、ロータ（２７）の
外周より半径方向外方に位置し、且つ１０枚前後（実施
例では１０枚）のラチェツト歯部（’１７ａ）（１７ａ
）　−−−を有している。このラチェツト歯状カム（１
７）には前記レバー（１３）のローラ（１５）が圧接し
ている。

前記基盤（２）の上面にはコイン（ｍ）（ホ）−ｍ−を
収容するためのホッパー（３８）をビス（５０）（５０
）　−−−を用いて取付けている。このホッパー（３８
）は基盤（２）に当接してこれに取付けられるフランジ
部（３９）、コイン（ｒｒ＋）（ｍ）−ｍ−の容器とな
る上方開放の容器部（４０）及びフランジ部（３９）と
容器部（４０）との境界部に膨出状に形成したコイン誘
導溝部（４１）とからなる。

次に上記装置の作用を説明する。駆動装置（２０）の作
動によって出力軸（５）が回転するとこれに伴って、ロ
ータ（２７）及び孔空き回転盤（９）は前記出力軸（５
）によってラジアル方向の動きを拘束されると共に、前
記滑り軸受（７Ｈ７）　−−−によってスラスト力を担
持された状態で、時計方向に回転スる。ホッパー（３８
）内のコイン（ロ）（ホ）−一−は前記コイン誘導溝部
（４１）において姿勢を整えられ、コイン取入孔（１０
）を通じて前記区画室（３４）に入る。又もう１枚のコ
イン（ホ）は区画室（３４）内のコイン（ハ）の上面に
重なるようにして前記コイン取入孔（１０）内に保持さ
れる。このように前記各コイン取入孔（１０）（１０）
　−−一内には夫々２枚のコイン（ｍ）（ｍ）が保持さ
れ、これらはロータ（２７）及び孔空き回転盤（９）の
回転により前記コイン送出通路（１２）に向は搬送され
る。

前記区画室（３４）内のコイン６Ｔ１）が前記ガイド突
起（１１）に当接すると、その前進は妨げられるが、ロ
ータ（２７）は時計方向の回転を続けるので、コイン（
ホ）は後方に位置する羽根（２５）に沿って上方に誘導
され、コイン送出通路（１２）に送られる。

このコイン（ホ）の上面に載置され、前記コイン取入孔
（１０）内に保持されるコイン（ホ）は、前記コイン取
入孔（１０）がガイド突起（１１）を通過した後に、区
画室（３４）内に落ち込む。かくして上記動作が繰返さ
れることによって、コイン送出通路（１２）に１枚づつ
コイン６ＴＩ）（ＩＴｌ）−ｍ−が送り出される。

前記孔空き回転盤（９）の回転は、前記レバー（１３）
のり−ラ（１５）と前記ラチェツト歯状カム（１７）と
の噛合によって、刻み送り状態の挙動を示す。すなわち
前記ローラ（１５）が歯状カム（１７）上を登るとき、
孔空き回転盤（９）に抵抗を与える一方、前記ローラ（
１５）が歯状カム（１７）の山から谷へ落ちるとき、孔
空き回転盤（９）の回転を一瞬速めるのである（このと
き、前記ビン（３５）と前記連結孔（３６）との遊び分
余計に進む）。このように孔空き回転盤（９）には刻み
送り振動が加えられる（更にローラ（１５）の叩打振動
も加わる。）ので、これに接するコイン（ｍ）（ｍ）−
ｍ−を前記コイン取入孔（１０）（１０）　−−一にス
ムースに導くことができる。

前記ホッパー（３８）内に収容されている多数枚のコイ
ン６ｎ）（ｍ）−−−は、その重力の前記出力軸（５）
方向の分力が押圧力として孔空き回転盤（９）に作用し
、孔空き回転盤（９）の回転を妨げている。

又これらコイン（ｍ）（ｒｒＩ）−ｍ−の押圧力によっ
て孔空き回転盤（９）を撓ませている。そしてホッパー
（３８）内の多数枚のコイン（ホ）（＠−−−が積層す
ることによって形成される山は、孔空き回転盤（９）の
回転によって掻き混ぜられることにより、盛り上ったり
崩れたりして絶えず変動しているので、孔空き回転盤（
９）の回転を妨げる力（回動抵抗）や孔空き回転盤（９
）の撓み量も変動する。特にコイン（ｍ）（ｍ）−ｍ−
の山が崩れたときは衝撃的な力として前記回動抵抗など
が孔空き回転盤（９）に作用することとなる。

ところが本発明においては、孔空き回転盤（９）とロー
タ（２７）とを、前述の如く、若干の遊びをもって結合
しているので、前記変動する回動抵抗（特に衝撃的な回
動抵抗）などがストレートにロータ（２７）に作用する
のを防ぐことができる。

このため、ロータ（２７）に対する孔空き回転盤（９）
の相対動（遊動）によって前記変動する回動抵抗を吸収
し、このクッション作用によりロータ（２７）延いては
回転系（ロータ（２７）、孔空き回転盤（９）、出力軸
（５）等）の回転を円滑になさしめることができる。特
に回転系の始動を滑らかにする上で効果がある。

又ロータ（２７）の回転がスムースとなり、駆動装［（
２０）や軸受部材（７）（７）　−−−に加えられる負
荷も少なくなるので、耐久性の向上が図られる。

本発明は上述の如くホッパー型コイン類払出し装置を、 円形空間（３）を有すると共にこの円形空間（３）に連
通するコイン送出通路（１２）を有し、且つコイン類６
Ｔ１）（ホ）−一−をコイン送出通路（１２））ｍ導く
ガイド突起（１１）を備えた基盤（２）を傾斜状態に配
し複数本の羽根（２５）（２５）　−−一を有すると共
に前記ガイド突起（１１）を遊嵌する環状空間（２６）
を有するロータ（２７）を前記円形空間（３）に配設し
、コイン類（ｍ）（ＩＴｌ）−一−を取入れる孔（１０
）（１０）　−ｍ−を複数個有する孔空き回転盤（９）
を前記ロータ（２７）の゛前面に配設し、 この孔空き回転盤（９）と前記ロータ（２７）とを若干
の遊びをもって結合すると共に、前記ロータ（２７）を
駆動装置（２０）によって回転せしめうるように構成し
、 前記基盤（２）に取付けたホッパー（３８）内に収容し
たコイン類（（ロ）（ホ）−ｍ−を、前記孔空き回転盤
（９）の孔（１０）（１０）　−−−を通じてロータ（
２７）に導き、前記羽根（２５）（２５）　−−一間に
形成される区画室（３４）（３４）　−−一の夫々にコ
イン類（ホ）を載置させ、これらコイン類（ｆｎ）（ｍ
）−ｍ−をロータ（２７）の回転に伴ってガイド突起（
１１）に向は搬送すると共に、前記ガイド突起（１１）
に当接したコイン類（ホ）を前記コイン送出通路（１２
）に導くべく構成したことを特徴とするが、上記実施例
に示す外、種々の態様に構成することができる。例えば
ロータ（２７）と前記出力軸（５）とを直結構造とする
ことが可能である。又ガイド突起（１１）をビン状の部
材で構成し、上記実施例に示すものより、幅が極めて狭
いものとすることができる。

本発明は」ユ記構成を有するので、上記実施例の作用説
明において詳述した如く、コイン類をコイン送出通路に
向は搬送する回転系の回転をスムースになさしめること
ができると共に耐久性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の斜視図、第２図はその縦断側
面図、第３図はこれを分解した状態で示す斜視図である
。 （２Ｊ　−−一基盤　　（３）　−−一円形空間　　（
５）−ｍ−出力軸　　（９）　−−一孔空き回転盤（１
０）−−一孔　　（１１）−−−ガイド突起（１２）−
−−コイン送出通路　　（２０）−−一駆動装置　　（
２５）−−一羽根　　（２６）−−一環状空間　　（２
７）−−一ロータ　　（３４）　−−−区画室　　（３
８）−−−ホッパー　　（ホ）−一一コイン類

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）円形空間を有すると共にこの円形空間に連通ずる
   コイン送出通路を有し、且つコイン類をコイン送出通路
   ）て導くガイド突起を備えた基盤を傾斜状態に配し、 複数本の羽根を有すると共に前記ガイド突起を遊嵌する
   環状空間を有するロータを前記円形空間に配設し、 コイン類を取入れる孔を複数個有する孔空き回転盤を前
   記ロータの前面に配設し、この孔空き回転盤と前記ロー
   タとを若干の遊びをもって結合すると共に１前記ロータ
   を駆動装置によって回転せしめうるように構成し、 前記基盤に取付けたホッパー内に収容したコイン類を、
   前記孔空き回転盤の孔を通じて　１− ロータに辱き、前記羽根間に形成される区画室の夫々に
   コイン類を載置させ、これらコイン類をロータの回転に
   伴ってガイド突起に向は搬送すると共に、前記ガイド突
   起に当接したコイン類を前記コイン送出通路に導（べく
   構成したことを特徴とするホッパー型コイン類払出し装
   置。