JP2847403B2 - ホッパー型メダル払出装置 - Google Patents

ホッパー型メダル払出装置

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JP2847403B2
JP2847403B2 JP1299258A JP29925889A JP2847403B2 JP 2847403 B2 JP2847403 B2 JP 2847403B2 JP 1299258 A JP1299258 A JP 1299258A JP 29925889 A JP29925889 A JP 29925889A JP 2847403 B2 JP2847403 B2 JP 2847403B2
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勉 谷口
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スロットマシン、両替機または自動販売機
等の内部に設けられ、必要枚数のメダルを払出すために
使用するホッパー型メダル払出装置に関する。
[従来の技術] 従来からスロットマシン、両替機または自動販売機等
の内部には、必要枚数のメダルを払出すために使用され
るホッパー型メダル払出装置が設けられている。
第5図に示すように、このような従来のホッパー型メ
ダル払出装置は、複数のメダルを収納すると共に、下端
部にメダル落下孔18が開設されたホッパー部10と、この
ホッパー部10に収納されたメダルを払出すメダル払出部
11とを備えている。
そして、上記メダル払出部11は、複数のメダル収納孔
が開設された回転ディスク部12と、この回転ディスク部
12を回転動させる駆動部13と、上記回転ディスク部のメ
ダル収納孔を介して、メダルが載置されるメダル載置部
14と、メダルの排出をガイドするメダルガイドピンとを
備えている。
すなわち第5図に示すように、ベースフレームとして
形成された基盤部17には、円形凹部22が設けられてお
り、この円形凹部22内には、リング状突部32が突設され
ている。そして、この円形凹部22内には、回転ディスク
部12と、この回転ディスク部12裏面側に取付け固定され
たロータ31が回転ディスク部14円周方向に回転しうるよ
うに配置されている。
すなわち、上記回転ディスク部12は、上記ホッパー部
10に開設されたメダル落下孔18の磁気下に設けられ、厚
さ方向に貫通する複数のメダル収納孔19が円周方向に沿
って開設されていると共に、裏面には凸状に形成された
メダル搬送ガイド21が設けられている。そして、上記回
転ディスク部の下面側に隣接してロータ31が設けられて
おり、このロータ31には、上述の基盤部17に形成された
円形凹部22に設けられたリング状突部32を収納しうるリ
ング状空隙部37が形成されており、中心部に設けられた
円盤部38と、リング状空隙部37を介して周囲に設けられ
たリング状の周縁部39とからなり、この円盤部38と周縁
部39との間に形成されるリング状空隙部37内に上述の円
形突部22を収納しうるように構成されている。
そして、これらの上記回転ディスク部12と、ローラー
31とは、互いに適宜のビス等の接続部材により取付け固
定されており、回転ディスク部12とローラ31とは、上述
の円形凹部22内においてリング状突部32にガイドされた
かたちで回動しうるように配置されている。
そして、上記ロータ31には、上述のホッパー部10から
落下したメダルが回転ディスク部12のメダル収納孔19を
介して載置されうるメダル載置部14が形成されている。
すなわち、第5図にホッパー型払出装置30にあっては、
回転ディスク部12には、円周方向に沿って5つのメダル
収納孔19が開設されており、5個のメダル収納孔19の間
には、それぞれメダル撹拌用突部40がそれぞれ設けられ
ている。
そして、回転ディスク部12の裏面には上述のように凸
状に形成されたメダル搬送ガイド21が、上記5個のメダ
ル収納孔19の間にそれぞれ設けられており、全体として
5つのメダル搬送ガイド21が設けられている。そして、
これら5個のメダル搬送ガイド21は、メダル搬送ガイド
21の間において、上記メダル載置部14上に収納載置され
たメダルをロータ31の回転に従ってメダルをロータ外方
へ適宜排出しうるように回転方向に対して膨出した円弧
を形成しうる形状に形成されている。
また、第5図に示すように、この上記円形孔部22の一
部は切り欠かれて、メダル排出部15,15,15,15が形成さ
れており、このメダル排出部15には、円形凹部22、メダ
ル載置部と同一の面上においてこのメダル載置部の外側
方にメダル誘導路36が延設されている。そして、このメ
ダル載置部36の一側方には、プレート状のメダルガイド
部28が取付け固定されている。また、上記ロータ31を形
成する円盤部38と周縁部39との間に形成されるリング状
空隙部37内に収納されるリング状突部32の表面部には、
上記メダル誘導路36入口内方において、上記メダル載置
部14上方へ突出し、メダルの排出をガイドするメダルガ
イドピン20が設けられている。そして、このメダルガイ
ドピン20は、適宜の補正手段により、円形凹部22上方へ
向って付勢されて開設されている。
また、上記基盤部17,17の裏面側には、上記回転ディ
スク部12及びこの回転ディスク部12に取付け固定された
ロータ31を回転駆動させうる駆動部13が配設されてい
る。
また、基盤部17に設けられた切り欠き部41には、メダ
ル誘導路36の側方においてセパレータ23がスプリング25
を介して取付けられている。このセパレータ23は、上記
基盤部27に設けられた切り欠き部41において、基盤部17
に適宜の固定手段により取付け固定されたカウンタプレ
ート27と、全体略三角形状のカウンタプレート27と、こ
のカウンタプレート27に取付けられた補助ローラ42,42
と、上記カウンタプレート27に軸支され、先端部にカウ
ンタロータ29が軸 されたカウンタアーム26とからな
る。
また、上記基盤部17には、円形凹部22の周縁部に3つ
の固定ピン35が設けられ、上記ホッパー部10の下端部に
形成されたメダル落下孔18の周縁に設けられたフランジ
部33に開設された係合孔34が係合しうる固定ピン35が設
けられている。
したがって、このように構成された従来のホッパー型
メダル払出装置30にあっては、ホッパー部10内に収納さ
れた複数のメダルは、駆動部13により回転動する回転デ
ィスク部12の表面部に突出したメダル撹拌用凸部40によ
り、メダルは撹拌され、この回転ディスク部12に開設さ
れた5つのメダル収納孔19を介してロータ31の表面に形
成されたメダル載置部14内に適宜収納載置される。そし
て、メダルを収納しているメダル収納孔19が、上記メダ
ル排出部15に形成されたメダル誘導路36入口位置に至っ
た場合には、メダルは上記円形凹部22内に設けられたリ
ング状突部32に突設されたメダルガイドピン20に当接す
ると共に、上記回転ディスク部12裏面側に設けられたメ
ダル搬送ガイド21によりメダル側面側を押圧され、上記
メダル誘導路36の一方側に設けられたメダルガイド部28
と、このメダル誘導路36の他方側に設けられた上記カウ
ンタローラ29との間に支持されつつ、上記メダル搬送ガ
イド21によりメダル排出部歩行に押圧されてメダル排出
部外方に連続して排出されるように構成されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このような従来のホッパー型メダル払出装
置30にあっては、さまざまな事情によりメダル43がメダ
ル載置部14と回転ディスク部12との間にはさまり、回転
ディスク部12の回転動が停止してしまう場合があった。
すなわち、例えば、メダル43が回転ディスク部12の平
面方向に対して斜めにメダル収納口19内に入り、回転デ
ィスク部12とメダル載置部14との間に斜めに噛み込まれ
てしまい、噛み込まれたメダル43とメダル載置部14との
間に生ずる摩擦抵抗により回転ディスク部12の回転動が
停止してしまう場合があった。
また、一方で、使用されている間に変形してしまった
メダル43がメダル収納孔19内において回転ディスク部12
とメダル載置部14との間に噛み込まれてしまい、同様に
回転ディスク部12の回転動が停止してしまう、という場
合もあった。
このような場合には、噛み込まれたメダル43と、回転
ディスク部12との間に生ずる摩擦抵抗により駆動部13に
過負荷がかかることとなる。したがって、このような場
合には、回転ディスク部12の正転及び逆転を小刻みに繰
り返し、障害となっているメダル43が自然に排除される
のと待つこととしている。
そしてこのような場合において、第13図乃至第15図に
示すように、回転ディスク部12の他のメダル43を収納し
ているメダル収納孔19がメダル誘導路36に位置し、収納
されていたメダル43がメダル誘導路36内に進入している
場合には、従来のホッパー型メダル払出装置30にあって
は、上述の回転ディスク部12の正転及び逆転を行う際
に、メダル43がカウンタローラ29とメダル搬送ガイド21
との間に配置され、カウンタローラ29とメダル搬送ガイ
ド21との間でメダル43を介して、いわゆる突っ張り合い
が生じてしまい、回転ディスク部52の回転動が停止して
しまう場合があるという欠点が存していた。
すなわち、第13図乃至第15図に示すように、従来のホ
ッパー型メダル払出装置30にあっては、メダル43がカウ
ンタローラ29に当接した当初の状態において、カウンタ
ローラ29とメダル43との当接点hと、メダル搬送ガイド
21とメダル43との当接点iとを結ぶ線Jがメダル43の直
径線とほぼ一致することとなる。
このような場合、回転ディスク部12は、障害となって
いるメダル43との摩擦抵抗のため回転駆動力が低下して
しまっており、更に、メダル搬送ガイド21がメダル43を
後方から押す力の全てをカウンタローラ29が支持するこ
ととなるため、メダル搬送ガイド21とカウンタローラ29
との間で力の均衡が生じ、その結果、回転ディスク部12
が正転及び逆転を繰り返した場合に、上述の突っ張り合
いが発生することとなっていた。
そこで、本発明の技術的課題は、回転ディスク部とメ
ダル載置部との間にメダルが噛み込まれ、回転ディスク
部を正転及び逆転させて障害となるメダルを排除する際
に、メダル誘導路に配置されているメダルを介してメダ
ル搬送ガイドとカウンタローラとの間に突っ張り合いを
生じさせず、回転ディスク部の回転動を停止させること
なく円滑に回転ディスク部を回転動させて障害となるメ
ダルを効率良く排除させることにある。
[課題を解決するための技術的手段] このような技術的解決のため、本発明にあっては、上
記メダル誘導路にメダルが進入して上記ローラに当接し
た当初の状態におけるメダル搬送ガイドのメダルとの当
接点と、上記カウンタローラのメダルとの当接点との間
隔寸法がメダル直径寸法よりも短くなる位置に上記ロー
ラが配設されていると共に、上記メダルガイド部は、回
転ディスク部のメダル誘導路入口において設定される接
線に対して鋭角に形成されてメダル誘導路先端へ連続す
る側壁部により構成されているものである。
[実施例] 以下、添付図面に示す実施例に基づき本発明を詳細に
説明する。
第1図に示すように、本実施例に係るホッパー型メダ
ル払出装置50は、複数枚のメダル43を収納すると共に下
端部にメダル落下孔112が開設されたホッパー部55と、
このホッパー部55に収納されたメダル43を払出すメダル
払出部54とにより構成されている。
そして、上記メダル払出部54は、回転ディスク部52
と、この回転ディスク部52を回転動させる駆動部53とを
備えている。そして、上記回転ディスク部52は、所定の
厚さ寸法を有する円盤状に形成され、上記ホッパー部55
に開設されたメダル落下孔112の直下に設けられてお
り、厚さ方向に貫通する7個のメダル収納孔59が円周方
向に沿って開設されると共に、表面には凸条に形成され
た複数のメダル搬送ガイド60が設けられている。
上記回転ディスク部52は、全体略正方形状に形成され
た基板部51の表面側に設けられると共に、上記駆動部53
は基板部51の裏面側に取付けられている。そして、第3
図に示すように、上記基板部51の表面側には、基板部51
の一般面99よりも下方に平面円形の回転ディスク部収納
凹部93が設けられており、この回転ディスク部収納凹部
93の直径は、上記回転ディスク部52の直径よりもやや大
きく形成されている。
そして、この回転ディスク部収納凹部93の周縁には環
状ガイド凸部69が突設されている。そして、上記回転デ
ィスク部52は上記環状ガイド突部69に周囲をガイドされ
て、回転ディスク部収納凹部93内に回転可能に収納配置
されている。
また、第2図に示すように、この回転ディスク部52の
中央部には、上述の駆動部53の駆動軸84に回転ディスク
部52を接続固定するために固定孔100が3個開設されて
いる。
そして、第1図に示すように、回転ディスク部52は、
これらの固定孔100を介してスクリュ116及びワッシャ11
7により後述の駆動軸84に接続固定されている。
そして、第1図に示すように、上記回転ディスク部52
は、所定の厚さ寸法を有する円盤状に形成されており、
その周縁部101から回転中央部118にかけては、なだらか
な傾斜面を有する凹状に形成されている。
また、第2図に示すように、上記回転ディスク部52に
は、その裏面側において、上記7個のメダル収納孔59の
それぞれの回転方向後方側に、メダル搬送ガイド60が突
設されている。このメダル搬送ガイド60は厚さ寸法の小
さい直方体を回転ディスク部52の回転方向後方へやや湾
曲させた形状に形成されている。その結果、各メダル搬
送ガイド60の回転方向前端縁部95は、回転ディスク部52
の回転方向に向って膨出する弧状に形成され、メダル当
接部を構成している。
そして、上記回転ディスク部52の裏面部中央には、所
定の高さ寸法に形成された円盤状の段部108が設けられ
ており、この段部108上に回転伝達部96が設けられてい
る。この回転伝達部96は、回転ディスク部52に開設され
た7つのメダル収納孔59に対応して設けられた7つの凸
部82及び、これら7つの凸部82の間に形成された7つの
凹部83からなる係合段部75と、この係合段部75の中心部
に設けられた駆動軸接合凹部70とからなる。
上記係合段部75は、凸部82と凹部83とが交互に連続し
て形成されており、この凹部83内に後述のメダルガイド
ピン駆動機構71を構成する係合ローラ74が配置されるよ
うに構成されている。
そして、第3図に示すように、上記回転ディスク部収
納凹部93を構成する底面板102に開設された孔部86の直
径寸法は、上記回転ディスク部52の裏面部中央に設けら
れた円盤状の段部108の直径寸法よりもやや大きく形成
されている。したがって、上記回転ディスク部52を回転
ディスク部収納凹部93内に収納配置した場合には、回転
ディスク部52の裏面部に設けられた円盤上の段部108及
び回転伝達部96は、底面板102に開設された孔部86内に
収納されて回転動するように構成されている。
そして、第1図及び第3図に示すように、上記回転デ
ィスク部52の下方側には、回転ディスク部52に隣接して
設けられ、上記ホッパー部55から落下したメダル43が回
転ディスク部52のメダル収納孔59を介して載置されるメ
ダル載置部56と、このメダル載置部56の外側方に設けら
れ、メダル誘導路62が形成されたメダル排出部57と、上
記メダル誘導路62の入口63内方に設けられ、上記メダル
載置部56上方へ突出してメダル43の排出をガイドするメ
ダルガイドピン73とが設けられている。
そして、上記メダル載置部56は、第3図に示すよう
に、上記回転ディスク部収納凹部93の底部を形成する円
盤状の底面板102により構成されている。そして、この
底面板102により構成されたメダル載置部56は、基板部5
1の一般面99よりも一段低く形成されている。そして、
上記回転ディスク部収納凹部93の周縁には環状ガイド突
部69が設けられており、この環状ガイド突部69の一部が
切り欠かれて切欠部113が形成され、更に、この環状ガ
イド突部69に形成された切欠部113と略同長にわたっ
て、基板部51に基板部51の縁部に至る凹部121が設けら
れている。そして、この凹部121により、上記メダル載
置部56と同一面上にメダル誘導路62が形成されている。
このメダル誘導路62は、基板部51の周縁部にまで至り、
メダル排出部57が形成されている。
そして、このメダル誘導路62の一方側にはメダルガイ
ド部としてのメダル誘導路側壁部65が形成されている。
そして、このメダル誘導路側壁部65は、メダル誘導路62
の先端に至るに従って、メダル誘導路の幅寸法が狭くな
るように形成されている。
また、このメダル誘導路62の他方側には、回転ディス
ク部52の円周方向に沿って長円状孔部80が開設されてい
る。
そして、この長円状孔部80の内方端部にはカウンタロ
ーラ61が配設されている。そして、このカウンタローラ
61は、第4図に示すように、上記長円状孔部80に下方か
ら挿通して設けられた棒状のカウンタローラ支持部67の
先端部において回転可能に取付けられている。
そして、このカウンタローラ支持部67の下端部はアー
ム部98の先端部に固定されており、このアーム部98は、
基板部51の裏面部に設けられた基部105に突設された固
定部104に回動可能に取付けられている。そして、この
アーム部98はスプリング66により回転ディスク部52の反
回転方向に付勢されている。このスプリング66は、アー
ム部98の先端部と、基板部51の裏面部に設けられた基部
105から下方へ突設されたポスト91との間に張架されて
いる。
そして、上記基板部51の裏面部側には、上述のよう
に、上記回転ディスク部52を回転動させる駆動部53が設
けられている。そして、更に第1図、第3図及び第4図
に示すように、基板部51の両側端部には、取付固定パネ
ル部81,81が基板部51に対して略直角に垂下する形で設
けられている。
すなわち、この取付固定パネル部81,81は幅寸法が基
板部51の一辺の寸法と同一に形成されていると共に、長
さ寸法は、基板部51の裏面部に取付固定された駆動部53
を上下方向に覆いうる大きさに形成されている。
上記取付固定パネル部81,81は、上端部が装置内方に
折曲されて取付部114が形成されていると共に、下端部
が外方に折曲されて脚部88が形成されている。そして、
この取付固定パネル部81,81は上記取付部114においてス
クリュ115により、それぞれ基板部51の裏面両側端部に
締付固定されている。
そして、これら2枚の取付固定パネル部81,81は、上
記駆動部53が作動した場合に発する熱を基板部51を介し
て取付固定パネル部81,81に伝導して、放熱しうる放熱
部として作用するように構成されている。
また、第3図に示すように、上述の回転ディスク部収
納凹部93の底部を構成する底面板102は、中央部に孔部8
6が開設された円盤状に形成されており、この孔部86内
には上述の駆動軸84が配置されている。そして、この駆
動軸84の上面部には3つの固定孔106が開設されてお
り、この駆動軸84は上述の回転ディスク部52の裏面側に
設けられた駆動軸接合凹部70内に収納されると共に、駆
動軸84に設けられた3つの固定孔106と、回転ディスク
部52の表面部の回転中央部94から回転ディスク部52の裏
面側に設けられた回転ディスク部収納凹部93に貫通して
設けられた固定孔100とを合致させて、スクリュー等の
接合手段をこれらの固定孔100及び106に螺入させること
によって、回転ディスク部52を上記駆動軸84に接続させ
うるように構成されている。
そして、第3図に示すように、上記メダル載置部56の
中央部に開設された孔部86の周縁の一部からメダル誘導
路62に向い、回転ディスク部52の直径方向に沿って溝状
のガイドピン収納孔64が設けられている。そして、この
溝状に形成されたガイドピン収納孔64は第8図に示すよ
うに、その先端部107と上記メダルガイド部を形成する
メダル誘導路側壁部65との間隔lは、メダル43の直径寸
法と略同一に形成されている。
そして、この溝状のガイドピン収納孔64内にはメダル
ガイドピン73が収納配置されており、このメダルガイド
ピン73はメダルガイドピン駆動機構71により駆動され、
このメダルガイドピン収納孔64内を回転ディスク部52の
直径方向に沿って往復動しうるように構成されている。
そして、上記メダルガイドピン駆動機構71は、第3
図、第4図及び第1図に示すように、メダルガイドピン
73が一端部に取付けられると共に他端部には係合ローラ
74が軸部109により回動可能の取付け固定されたL字状
アーム72と、このL字状アーム72の中央折曲部において
L字状アームに取付けられ、基板部51下面部に設けられ
た基部105を貫通して下方へ突設された軸部77と、この
軸部77の下端部に基端部が接続固定されたアーム79と、
このアーム79の先端部に設けられた接合ピン90及び基板
部51裏面から下方に突設されたピン78の間に張架された
スプリング76と、上記係合ローラ74が係合する回転ディ
スク部52裏面部に設けられた回転伝達部96とからなる。
そして、上記軸部77は、L字状アーム72に接続固定さ
れており、この軸部77の下端にその基端部が接続固定さ
れたアーム79はスクリュ89により軸部77に締め付け固定
されている。
更に、上記アーム部79の先端部に設けられた接合ピン
90は、アーム79に軸部110の先端を上方にして固定され
ており、この軸部110と、上述のピン78との間にスプリ
ング76が張設されている。したがって、上記軸部77は、
アーム79を介してスプリング76により回転ディスク部52
の回転方向と反対方向に常時付勢された状態にある。
そして、上記L字状アーム72を構成する2本のアーム
部119,120は、互いに略直角をなす角度に形成されてお
り、このL字状アーム72の中央折曲部に固定された軸部
77は、回転ディスク部52の回転方向と反対の方向に常時
付勢されているため、この軸部77に取付けられたL字状
アーム72も回転ディスク部52の反回転方向に常時付勢さ
れている。
したがって、L字状アーム72の一端部に取付けられた
メダルガイドピン73は、常時、メダル誘導路62の外方へ
付勢された状態でメダルガイドピン収納孔64内に配置さ
れ、メダルガイドピン収納孔64の最外方位置に配置され
ている。また、このL字状アーム72の他端部に取付けら
れた係合ローラ74は、回転ディスク部収納凹部93を形成
する底面板102に開設された孔部86内方に向って常時付
勢されており、常態時においては、係合ローラ74は孔部
86内にほぼ表出した状態にある。
したがって、回転ディスク部52を回転ディスク部収納
凹部93内に配置し、上記係合ローラ74に回転ディスク部
52裏面部に設けられた係合段部75に形成された凹部83内
に係合ローラ74を配置させ、係合段部75と上記係合ロー
ラ74とを係合させ、上記駆動部53を作動させた場合には
駆動軸84が回動し、駆動軸84を介して回転ディスク部52
に回転が伝達される。
そして、回転ディスク部52が回転動した際には、上述
のように、L字状アーム72は回転ディスク部52の反回転
方向に常時付勢されているため、L字状アーム72の端部
に取付けられた係合ローラ74は、上記回転ディスク部52
に設けられた係合段部75に係合した状態で回転する。
すなわち、係合ローラ74は、凹部83に配置された状態
から凸部82を乗り越える際には軸部77を中心として回転
ディスク部収納凹部93外方へ向って移動し、係合ローラ
74が凸部82から凹部83へ至る場合には、軸部77を中心と
して回転ディスク部収納凹部93内方へ向って移動する。
このようにして、係合ローラ74は軸部77を中心として
係合段部75の回転に伴ない、回転ディスク部収納凹部93
の直径方向に沿って往復動を繰り返すものである。した
がって、上記係合ローラ74のこの往復動に伴ない、L字
状アーム72の他端部に取付けられたメダルガイドピン73
は、同様に係合ローラ74が係合段部75の凸部82を乗り越
え、L字状アーム72が反時計方向へ回動した場合には、
メダルガイドピン収納孔64内を回転ディスク部収納凹部
93内方へ移動して最内方位置に至る。
また上記係合ローラ74が係合段部75の凹部83内へ移動
し、L字状アーム72が時計方向へ回動した場合には、メ
ダルガイドピン73は、メダルガイドピン収納孔64内を回
転ディスク部収納凹部93外方へ移動して最外方位置に至
るように構成されており、係合ローラ74の係合段部75と
の回転係合状態の継続によりメダルガイドピン73はメダ
ルガイドピン収納孔64内を往復動しうるように構成され
ている。
そして、第5図に示すように、回転ディスク部52の裏
面部に設けられた回転伝達部96の係合段部75は、係合段
部75を構成する各突部82が、各メダル収納孔59の回転方
向やや前方寄りに配置されるように形成されている。
したがって、回転ディスク部52が回転ディスク部収納
凹部93内に収納され、L字状アーム72の一端部に取付け
られた係合ローラ74が係合段部75の凹部83内に配置さ
れ、回転ディスク部52が停止している場合には、上記係
合ローラ74に対して、ほぼ直角の位置に配置されている
メダルガイドピン73は、メダル誘導路入口63に位置する
メダル収納口59bの回転方向やや前方寄りに位置すると
共に、上記係合ローラ74は、メダル収納口59bの回転方
向に沿って2個前方のメダル収納口59cの回転方向やや
後方に位置し、上記メダルガイドピン収納口64の最外方
位置に配置されるように構成されている。
そして、第6図に示すように、回転ディスク部52が回
転動し、上記メダル収納口59bがメダル誘導路入口63か
ら離脱した状態の場合には、上記係合ローラ74は凸部82
に押されて底面板102内に隠れると共に、上記メダルガ
イドピン73はガイドピン収納口64の最内方位置に至るよ
うに構成されている。
また、上記回転ディスク部収納凹部93を構成する底面
板102のメダル排出部57の反対側には、複数の小孔111が
開設されており、底面板102により構成されるメダル載
置部56にメダル43が載置され、回転ディスク部52裏面部
に形成されたメダル搬送ガイド60により搬送されるメダ
ル43に付着した手垢等の塵埃を上記複数の小孔111によ
り除去しうるように構成されている。
そして、このこれらの小孔111は、底面板102の中心方
向に向って互いに重複しない位置に所定間隔をおいて開
設されていると共に、互いに底面板102の半径寸法の異
なる位置に開設されている。
また、上記カウンタローラ61は、第4図に示すよう
に、棒状のカウンタローラ支持部67上端に回動可能に接
続固定されていると共に、このカウンタローラ支持部67
の下端部は、固定部104に回動可能に基端部が取付け固
定されたアーム部98の先端部に回動可能に取付けられて
いる。そして、上記アーム部98は、基部105下方へ向け
て突設されたポスト91に一端部が係合すると共に、他端
部が上記アーム部98の先端部に係合して設けられたスプ
リング66により、回転ディスク部52の反回転方向へ常時
付勢されている。
したがって、第1図、第3図、第4図及び第7図に示
すように、上記カウンタローラ支持部67上端に取付けら
れたカウンタローラ61は、基板部51に開設された長円状
孔部80内の一端部側に上述のスプリング66により、回転
ディスク部52の反回転方向へ付勢された状態で配置され
ている。
そして、第7図に示すように、更に上記カウンタロー
ラ61は、回転ディスク部52の回転に伴ない、上記メダル
搬送ガイド60によりメダル43が搬送されてメダル誘導路
62内にメダルが進入し、上記カウンタローラ61にメダル
43が当接した当初の状態におけるメダル搬送ガイド60の
当接点Aと、上記カウンタローラ61のメダル43との当接
点Bとの間の間隔寸法l1がメダル43の直径寸法l2よりも
短くなる位置関係を構成する部位に配設されている。
また、上記メダルガイド部65は、回転ディスク部52の
メダル誘導路62の入口63において設定される接線Dに対
して鋭角に形成されてメダル誘導路62先端へ連続する側
壁部からなっている。すなわち第7図に示すようにメダ
ル誘導路62の一方側を画成するメダル誘導路側壁部65の
輪郭を延長した線Cと、上述の回転ディスク部52のメダ
ル誘導路62の入口63において設定される接線Dとの間に
形成される角度αは、鋭角に形成されており、このメダ
ル誘導路側壁部65は、メダル誘導路先端に至るに従っ
て、やや拡開しつつ連続するものであるが、拡開した状
態においても、なお上記の接線Dに対しては鋭角の状態
を保った状態で連続するように形成されている。
次に、以上のように構成された本実施例に係るホッパ
ー型メダル払出装置50を用いて、メダル43を払出す場合
を説明する。
第1図に示すように本実施例に係るホッパー型メダル
払出装置50を構成するホッパー部55内に収納された複数
枚のメダル43は、ホッパー部55に設けられたメダル落下
孔112からメダル払出部54を構成する回転ディスク部52
上へ次第に落下する。
この場合回転ディスク部52は、上記駆動部53が作動す
ることにより所定の回転速度で回転動しているため、ホ
ッパー部55から落下するメダル43は、回転ディスク部52
に開設された7つのメダル収納孔59のいずれかに収納さ
れ、これらの各メダル収納孔59を介してメダル載置部56
に収納載置される。
なお、実際に使用される場合には、複数枚のメダル43
が同一のメダル収納孔59内に複数枚積層された状態で収
納されることになるが、説明を簡略化するために、本実
施例にあっては、メダル43を同一のメダル収納孔59内に
1枚のみ収納した場合を例に説明する。
そして、第8図に示すように、以上のようにして回転
ディスク部52に開設されたメダル収納孔59を介して、メ
ダル載置部56に収納装置されたメダル43は、回転ディス
ク部52裏面側において、各メダル収納孔59の回転方向後
方側に設けられたメダル搬送ガイド60により、メダル周
縁を押されつつ時計方向に搬送される。
そして、第8図及び第9図に示すように、本実施例に
おいて、メダル43を収納しているメダル収納孔59aがメ
ダル誘導路62の入口63の位置へ至った場合には、このメ
ダル収納孔59a内に収納されているメダル43は、第9図
に示すように、ガイドピン収納孔64内に収納配置されて
いるメダルガイドピン73に当接する。
すなわち、上記メダルガイドピン73は、回転ディスク
部52の回転動に連動して、回転ディスク部52の直径方向
にメダルガイドピン収納孔64内を往復動するように構成
されており、上述のように、このメダルガイドピン73
は、各メダル収納孔59がメダル誘導路入口63の位置にな
い場合にはメダルガイドピン収納孔64の最内方位置にあ
ると共に、各メダル収納孔59がメダル誘導路入口63位置
にある場合には、最外方位置に至るように構成されてい
る。
したがって、上記のように、メダル43を収納している
メダル収納孔59aがメダル誘導路入口63位置に至った場
合には、上記メダルガイドピン73は、メダルガイドピン
収納孔64最外方に位置するため、メダル搬送ガイド60に
より搬送されてきたメダル43は、上記メダルガイドピン
73に当接した状態となる。
その後、更に回転ディスク部52が時計方向に回転動す
ることによって、メダル前方内側部を上記メダルガイド
ピン73により規制された状態でメダル搬送ガイド60によ
りメダル43の後方内側側から押されることとなる。
その結果、第9図に示すようにメダル43は、メダルダ
イドピン73によりメダル43の前方内側側を規制された状
態でメダル搬送ガイド60により押されることにより、メ
ダルガイド部を形成するメダル誘導路側壁部65に摺接し
つつ、メダル誘導路62内へと進入する。
その後、メダル43は更に回転ディスク部52の回転動に
伴ない、メダル搬送ガイド60により後方から押されるこ
とによって、メダル43の前方側は上記カウンタローラ61
に当接する。したがって、第10図に示すように、この場
合メダル43は、メダル誘導路側壁部65と、カウンタロー
ラ61との間にはさまれた状態となる。
そして、上述のように、上記カウンタローラ61は、長
円状孔部80内において、常時、スプリング66により回転
ディスク部52の反回転方向へ付勢されているため、回転
ディスク部52の回転動に従ってメダル搬送ガイド60が更
にメダル43を押すことにより、このカウンタローラ61
は、メダル43のメダル誘導路62先端方向へ進入に伴な
い、上記付勢力に抗して長円状孔部80内を第10図中上方
へやや移動する。
その後、更に、メダル43がメダル搬送ガイド60により
メダル誘導路62の先端方向へ向って押され、メダル43と
メダル誘導路側壁部65との当接点Eと、上記カウンタロ
ーラ61とメダル43との当接点Fとの間に形成される線G
の長さ寸法が、メダル43の直径寸法l2よりも短くなる位
置まで、メダル43がメダル誘導路62先端方向に向って進
入した場合には、このメダル43のメダル誘導路62への進
入により、カウンタローラ61を回転ディスク部52の反回
転方向へ付勢していたスプリング66に蓄積された弾発力
が作用し、カウンタローラ61は長円状孔部80内を回転デ
ィスク部52の反回転方向へ瞬時に移動し、カウンタロー
ラ61の当初の状態位置に復帰しようとする。
したがって、このカウンタローラ61の長円状孔部80内
の当初の状態への復帰動作により、メダル43は、その内
側周縁部をカウンタローラ61の弾発力により、急激にメ
ダル誘導路62先端方向に向って押され、その結果メダル
43はメダル排出部57からメダル払出部54外方へ射出され
るものである。
また、本実施例にあっては、第7図に示すようにメダ
ル誘導路62にメダル43が進入して、カウンタローラ61に
メダル43が当接した当初の状態におけるメダル搬送ガイ
ド60のメダル43との当接点Aと、カウンタローラ61のメ
ダル43との当接点Bとの間隔寸法l1がメダル43の直径寸
法よりも短くなる位置にカウンタローラ61が配設されて
いる。
更に、本実施例にあっては、上記メダルガイド部65
は、回転ディスク部52のメダル誘導路62の入口63におい
て設定される接線Dに対して鋭角αをもって形成され
て、メダル誘導路62先端へ連続する側壁部65により構成
されている。
一方、さまざまな事情によりメダル43が各メダル収納
孔59においてメダル載置部56とメダル収納孔59との間に
はさまり、回転ディスク部52の回転が停止し、メダル43
の排出が不可能となったような場合には、駆動部53を作
動させて回転ディスク部52を時計方向及び反時計方向に
小刻みに正転及び反転させることによって障害となって
いるメダル43を取り除くものである。
そのような場合であっても、上述のように、メダル搬
送ガイド60のメダル43との当接点Aと、カウンタローラ
61のメダル43との当接点Bとの間隔寸法l1は、メダル43
の直径寸法よりも短くなる位置にカウンタローラ61が配
設されているため、回転ディスク部52が小刻みに正逆転
を繰り返した際には、メダル43は、メダル排出部57外方
へカウンタローラ61の上述の弾発力により射出される
か、または第11図に示すように、メダル43を収納したメ
ダル収納孔59aの1つ前方のメダル収納孔59bの後方に設
けられているメダル搬送ガイド60bにより、再度メダル
誘導路65に沿ってメダル載置部56内に回収されるかのい
ずれかの状態となる。
したがって、従来のようにメダル搬送ガイドとカウン
タローラとがメダル直径線上で同一線上に位置して、い
わゆる突っ張り合いが生じ、回転ディスク部52の正逆転
が不可能となり、回転ディスク部52が回転動できずメダ
ル43の払出が不可能となる、という事態を防止すること
が可能となる。
また、このようなホッパー型メダル払出装置は、一般
に、スロットマシン、両替機または自動販売機等の内部
に配置され、他のさまざまな機器(例えば、メダルセレ
クタ、紙幣識別機等)が密集して設けられている中に配
設されるものであるため、従来は、回転ディスク部52を
回転動させる駆動部53が作動することにより発する熱を
有効に放散することができず、長時間連続して作動させ
た場合には、駆動部53の作動効率が低下する場合があっ
た。
しかしながら、本実施例に係るホッパー型メダル払出
装置50にあっては、第1図に示すように、メダル払出部
54は、基板部51の両側端部には、取付け固定パネル部8
1,81が設けられて、これらの取付け固定パネル部81,81
及び基板部51との間に所定の空隙を確保すると共に、こ
れらの取付け固定パネル部81,81が基板部51を介して、
駆動部53が作動した場合に発する熱を放熱しうる放熱部
として作用するように構成されているため、長時間連続
して駆動部53を作動させ、回転ディスク部52を回転動さ
せた場合であっても、従来のように駆動部53が自ら発す
る熱により駆動部53の作動効率が低下するという事態を
防止することが可能となる。
また、本実施例に係るホッパー型メダル払出装置50に
使用される回転ディスク部52は、上述のように所定の厚
さ寸法を有し、各メダル収納孔59には、それぞれ従来よ
り多数枚のメダル43が収納されうるように構成されてい
るため、各メダル収納孔59内の最下段のメダル43には、
その上方に積載されている複数枚のメダル43の重量が加
わるため、メダル載置部56上に安定した姿勢で載置され
ている。
したがって、従来のホッパー型メダル払出装置におけ
るように、メダル載置部と回転ディスク部との間に、メ
ダル43の姿勢が不安定であることを原因としてメダル43
が詰まってしまい、回転ディスク部52の回転が停止して
しまうという事態を有効に防止しうる。
[発明の効果] 本発明に係るホッパー型メダル払出装置は、以上のよ
うな構成を有することから、さまざまな事情によりメダ
ルが回転ディスク部とメダル載置部との間に噛み込ま
れ、回転ディスク部の回転が停止し、回転ディスク部を
正転及び逆転させて障害となるメダルを排除する際に、
円滑に回転ディスク部を回転動させて、障害となってい
るメダルを効率良く排除させることが可能となる。
したがって、このような場合に、従来のように、メダ
ル誘導路に配置されているメダルを介してメダル搬送ガ
イドとカウンタローラとの間に、いわゆる突っ張り合い
が生じて回転ディスク部の回転動が停止してしまう、と
いう事態を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るホッパー型メダル払出装置を示
す斜視図、第2図は、本発明に係るホッパー型メダル払
出装置を構成するメダル払出部に使用される回転ディス
ク部の一実施例を示し、回転ディスク部の裏面部を示す
斜視図、第3図は、本発明に係るホッパー型メダル払出
装置を構成するメダル払出部の一実施例を示し、回転デ
ィスク部を取り外した状態を示す斜視図、第4図は、本
発明に係るホッパー型メダル払出装置を構成するメダル
払出部の裏面部の構成の一実施例を示す斜視図、第5図
及び第6図は、本発明に係るホッパー型メダル払出装置
の一実施例を示す平面図であって、回転ディスク部の回
転に伴なう係合ローラ及びメダルガイドピンとメダル収
納孔との位置関係を示し、第5図は、回転ディスク部の
メダル収納孔がメダル誘導路入口に位置する場合を示す
図、第6図は、回転ディスク部のメダル収納孔がメダル
誘導路入口から離脱した状態を示す図、第7図は、本発
明に係るホッパー型メダル払出装置を構成するメダル払
出部の一実施例を示し、回転ディスク部の回転動に伴な
い、メダル搬送ガイドにより搬送されてきたメダルがメ
ダル誘導路に進入してカウンタローラに当接した当初の
状態を示す平面図、第8図は、本発明に係るホッパー型
メダル払出装置の一実施例を示す平面図であって、メダ
ルが回転ディスク部の回転動に伴ない、メダル搬送ガイ
ドによりメダル誘導路入口位置へと搬送しつつある状態
を示す図、第9図は、本発明に係るホッパー型メダル払
出装置の一実施例を示す平面図であって、回転ディスク
部の回転動に伴ない、メダル搬送ガイドによりメダルが
搬送されて、メダルガイドピンがメダルガイドピン収納
孔の最外方位置に至り、搬送されてきたメダルに当接し
た状態を示す図、第10図は、回転ディスク部の回転動に
伴ない、メダル搬送ガイドによりメダルが押され、メダ
ルがカウンタローラとメダルガイド部を構成するメダル
誘導路側壁部との間に支持された状態を示す図、第11図
は、本発明に係るホッパー型メダル払出装置の一実施例
を示す平面図であって、メダルがメダル収納孔に詰ま
り、回転ディスク部を反転させ、メダル誘導路内に進入
していたメダルを再度メダル載置部内へ回収した状態を
示す図、第12図は、従来のホッパー型メダル払出装置を
示す分解斜視図、第13図乃至第15図は、従来のホッパー
型メダル払出装置において、メダルが回転ディスク部に
より搬送されてメダル誘導路へ進入する状態を示し、第
13図は、メダルが回転ディスク部のメダル収納孔内に収
納されて搬送されている状態を示す図、第14図は、搬送
されているメダルがメダル誘導路入口へ到達し、メダル
ガイドピンに当接した状態を示す図、第15図は、メダル
がメダル誘導路内へ進入し、メダルを介してメダル搬送
ガイドとカウンタローラとの間で突っ張り合いが生じた
状態を示す図である。 10……ホッパー部、11……メダル払出部 12……回転ディスク部、13……駆動部 14……メダル載置部、15……メダル排出部 17……基板部、18……メダル落下孔 19……メダル収納孔、20……メダルガイドピン 21……メダル搬送ガイド 22……円形凹部、23……セパレータ 25……スプリング、26……カウンタアーム 27……カウンタプレート 28……メダルガイド部、29……カウンタローラ 30……ホッパー型メダル払出装置 31……ロータ、32……リング状突部 33……フランジ部、34……係合孔 35……固定ピン、36……メダル誘導路 37……リング状空隙部、38……円盤部 39……周縁部、40……メダル撹拌用突部 41……切欠部、42……補助ローラ 43……メダル 50……ホッパー型メダル払出装置 51……基板部、52……回転ディスク部 53……駆動部、54……メダル払出部 55……ホッパー部、56……メダル載置部 57……メダル排出部、58……円形凹部 59……メダル収納孔、60……メダル搬送ガイド 61……カウンタローラ、62……メダル誘導路 63……メダル誘導路入口 64……ガイドピン収納孔 65……メダル誘導路側壁部(メダルガイド部) 66……スプリング 67……カウンタローラ支持部 69……環状ガイド突部、70……駆動軸接合凹部 71……メダルガイドピン駆動機構 72……L字状アーム、73……メダルガイドピン 74……係合ローラ、75……係合段部 76……スプリング、77……軸部 78……ピン、79……アーム 80……長円状孔部 81……取付け固定パネル部 82……凸部、83……凹部 84……駆動軸、85……切欠部 86……孔部、88……脚部 89……スクリュ、90……接合ピン 91……ポスト、92……軸部 93……回転ディスク部収納凹部 94……回転中央部 95……メダル搬送ガイドの回転方向前縁部 96……回転伝達部、98……アーム部 99……基板部一般面、100……固定孔 101……周縁部、102……底面板 104……固定部、105……基部 106……固定孔、107……先端部 108……段部、109……軸部 110……軸部、111……孔部 112……メダル落下孔、113……切欠部 114……取付部、115……スクリュ 116……スクリュ、117……ワッシャ 118……回転中央部、119……アーム部 120……アーム部、121……凹部 A……メダル搬送ガイドとメダルとの当接点 B……カウンタローラとメダルとの当接点 C……メダル誘導路側壁部の輪郭を延長した線 D……回転ディスク部のメダル誘導路入口において設定
される接線 E……メダル誘導路側壁部とメダルとの当接点 F……カウンタローラとメダルとの当接点 G……メダル誘導路側壁部とメダルとの当接点と、カウ
ンタローラとメダルとの当接点を結ぶ線 l……メダルガイドピン収納孔先端部と、メダル側壁部
との間の間隔寸法 l1……メダル誘導路にメダルが進入してカウンタローラ
に当接した当初の状態における、メダル搬送ガイドのメ
ダルとの当接点と、カウンタローラのメダルとの当接点
との間隔寸法 l2……メダル直径寸法 α……回転ディスク部のメダル誘導路入口において設定
される接線と、メダル誘導路側壁部の輪郭を延長した線
との間の角度 h……従来例におけるカウンタローラとメダルとの当接
点 i……従来例におけるメダル搬送ガイドとメダルとの当
接点 j……カウンタローラとメダルとの当接点と、メダル搬
送ガイドとメダルとの当接点とを結ぶ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 1/00,3/00,9/00 A63F 5/04 516 A63F 7/02 352 A63F 9/00 512

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のメダルを収納すると共に下端部に
    メダル落下孔が開設されたホッパー部と、このホッパー
    部に収納されたメダルを払出すメダル払出部とを備え、 上記メダル払出部は、 上記ホッパー部に開設されたメダル落下孔の直下に設け
    られ、厚さ方向に貫通する複数のメダル収納孔が円周方
    向に沿って開設されると共に裏面には突条に形成された
    複数のメダル搬送ガイドが設けられた回転ディスク部
    と、 この回転ディスク部を回転動させる駆動部と、 上記回転ディスク部の下面側に隣接して設けられ、上記
    ホッパー部から落下したメダルが回転ディスク部のメダ
    ル収納孔を介して載置されるメダル載置部と、 このメダル載置部の外側方に設けられ、メダルガイド部
    を備えたメダル誘導路が形成されたメダル排出部と、 上記メダル誘導路入口内方に設けられ、上記メダル載置
    部上方へ突出し、メダルの排出をガイドするメダルガイ
    ドピンと、 上記メダル誘導路に設けられ、メダルの排出をガイドす
    るローラとを有し、 回転ディスク部の回転に伴ない、上記メダル搬送ガイド
    により搬送されてメダル誘導路に進入したメダルを、上
    記ローラとメダルガイド部との間に保持しつつ、上記メ
    ダル搬送ガイドによりメダル排出部外方へメダルを押圧
    してメダルを排出するホッパー型メダル排出装置におい
    て、 上記メダル誘導路にメダルが進入して上記ローラに当接
    した当初の状態におけるメダル搬送ガイドのメダルとの
    当接点と、上記ローラのメダルとの当接点との間隔寸法
    が、メダル直径寸法よりも短くなる位置に上記ローラが
    配設されていると共に、上記メダルガイド部は、回転デ
    ィスク部のメダル誘導路入口において設定される接線に
    対して鋭角に形成されてメダル誘導路先端へ連続する側
    壁部からなることを特徴とするホッパー型メダル払出装
    置。
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