JPH0110682Y2 - - Google Patents

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JPH0110682Y2
JPH0110682Y2 JP7414783U JP7414783U JPH0110682Y2 JP H0110682 Y2 JPH0110682 Y2 JP H0110682Y2 JP 7414783 U JP7414783 U JP 7414783U JP 7414783 U JP7414783 U JP 7414783U JP H0110682 Y2 JPH0110682 Y2 JP H0110682Y2
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JP
Japan
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coin
feeding plate
claw
plate
shaft
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JP7414783U
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JPS59178774U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動販売機等の釣銭装置に関するもの
で、特に自動販売機、自動券売機などの硬貨保留
部及び釣銭補給装置からの整列されていない即ち
不規則な状態に置かれている複数の硬貨を1個1
個逐次整列させて計数可能な状態として次いで自
動販売機の接客面から必要に応じて硬貨を所定枚
数正確に放出するための硬貨放出装置に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、この種の硬貨処理装置、例えば特開昭57
−52986号に記載された発明では傾斜回転盤の下
面に硬貨の掻き上げ隆起部を形成して、硬貨を保
持し掻き上げ、ついでバネで付勢された送出爪に
よつて送出口へ送り出される形式のものがあつ
た。
(考案が解決しようとする問題点) 従来例では、送出爪の作動が完全でなく硬貨を
送り出す作動がスムーズに行なわれず、また硬貨
に傷がつき易い等の欠点があつた。すなわち第5
図に示すように、従来の送出爪31は、先端に硬
貨送出用の突起31aを有する一方、他方には軸
34を設けており、この軸34と、本体30に立
設した軸33と、前記突起31aの上方に亘りバ
ネ32をかけ渡し、送出爪31を常に下方に付勢
している構造であるが、送出爪31の突起31a
が平板状であるため硬貨40の周縁部との間に抵
抗が生じ硬貨40がスムーズに送出口の方へ送ら
れなくなることがあつたり、突起31の偏磨耗を
はやめ、硬貨40が引つかかり硬貨がもたついた
り、引つかかつたりする事が起つた。またバネ3
2は偶力を利用しているため、支点より離れるに
従い弱くなるため、特に硬貨が大径の場合は十分
に付勢力が作用せず、これによつても硬貨のもた
つきが起る事があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来例の欠点を克服すべく考案さ
れたもので、裏面に掻き上げ面及び送出案内面を
有する隆起を設け、さらに硬貨の直径よりわずか
に大きく表裏を貫く硬貨穴を同一同心円上に複数
個配し、その盤面の円周寄りに掻き上げ面と一致
する様に設けた硬貨送り板と、前記硬貨送り板の
中心に固定され回転盤に駆動を伝達する軸と、前
記硬貨送り板を前記軸を介してその有する斜面に
裏面の隆起が接するように回転可能に固定した基
台と、前記硬貨送り板の横上方に位置する硬貨放
出口と、前記硬貨穴に前記硬貨送り板の円筒面側
から入り込む位置に設けた放出爪と、前記放出爪
の先端に回転可能に軸支されたローラーと前記放
出爪を円心に向け作用させるバネと、前記放出爪
の片端を前記基台に軸支する支点軸とを有し、前
記バネが前記ローラーの支軸に直接作用する様に
形成した事を特徴とする。
(作用) 本装置を内蔵している自動販売機等に投入され
た硬貨は、検銭・計数等の装置を経て、本装置の
貯留壁体の中に収容されるのであるが、これらの
硬貨は硬貨送り板の回転に伴ない順次その硬貨穴
に入り、この硬貨送り板の下面に構成した掻き上
げ部により基台上を上昇する。上昇から下降に推
移する過程で硬貨穴の中の硬貨が、送出爪の先端
に設けてあるローラーに接触しローラーおよび送
出爪を硬貨の外周が除々に持ち上げる。送出爪に
はバネが硬貨送り板の中心方向に作用させてある
ので、硬貨の外周が為す弧の頂上付近ではばねに
よる応力は最大となる。これよりさらに硬貨送り
板が回転する事により、ローラーは硬貨の外周を
下降し始めかつこの状態では、硬貨の接線方向に
硬貨放出口があるのでバネの付勢力が硬貨の後方
に作用する事により、硬貨はローラーによりスム
ーズに硬貨放出口にはじき出され、硬貨に傷がつ
く事もない。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図中第1図は斜視図、第2図は平面図、第3
図は断面側面図、第4図は送出爪の斜視図であ
る。
基台Aの上部の斜板B上には硬貨送り板1を軸
13により回転自在に形成する。この硬貨送り板
1には、この送り板1を貫通し、所定の硬貨3の
直径よりわずか少し大きい径の硬貨把持孔6,6
…を同一同心円上に複数個有している、 硬貨送り板1の中央には硬貨3を硬貨把持孔6
により良好に導く為の中央隆起7が設けられ、こ
の中央隆起7の周囲には、硬貨3の厚みより僅か
寸法の大きい高さの掻き上げ部9を有する星型板
10を設けてなる。この掻き上げ部9には掻き上
げ面9aと送出案内面9bとを有しこれら両者は
異つた曲率に形成されるが、掻き上げ面9aは少
なくとも一部が前記硬貨穴6の内側へり面11と
同一の面をなす。送出案内面9bは前記硬貨穴6
の内側へり面11より深く湾入して形成される。
以上のように構成される硬貨送り板1は、その
下面、即ち掻き上げ部9の下面が基台Aの上面と
接するようにして基台Aに軸13を介して回転自
在に設けられ、その回転はモータMによつてなさ
れ第2図の矢印方向(反時計方向)に回されるよ
うになつている。
硬貨送り板1の傾斜面の下端寄りには硬貨3,
3…を貯留するための貯留壁体2を構成する。こ
の貯留壁体2は上部を支点として開閉でき、第3
図には閉鎖状態が示されている。この貯留壁体2
と前記硬貨送り板1とで形成される空間には硬貨
3,3…が貯留されるが、これらの硬貨3,3…
は自動販売機の硬貨一部保留部及び釣銭の補給装
置から導入され、何ら順序立つては整列されてい
ない状態で貯留される。
送出爪4は上部に掻き上げられた硬貨3を硬貨
放出口5に送り込むためのものであり、第4図に
示すように全体がL字形をしていて、先端部43
の先端にはローラー44を回動自在に取付け、そ
の裏面には杆45を構成し、コイルバネ42を杆
45と、基台Aの裏面に植設した突起46の間に
かけ渡してなる。この送出爪4の取付位置は硬貨
送り板1の上側で、かつ硬貨送り板1と基台Aと
の間にその先端部43のローラー44が位置し、
そしてこのローラー44が掻き上げられてくる硬
貨3の外周面に接触するように、その先端部43
が下方にバネ42によつて付勢されている。
硬貨放出口5は後述の如く、送出爪4によつて
はじき飛ばされてくる硬貨3を受入れるのである
が、ここにはこの通路中にホトセンサ孔17を穿
設し、これによつて送出される硬貨3の数が計数
される。
なお、この硬貨放出口5の入口付近には可動ピ
ン18が設けられ、この可動ピン18は硬貨送出
時には例えばソレノイド(図示せず)の吸引によ
り突き出ないが、硬貨送出時以外では上側に突き
出て硬貨3が硬貨放出口5に入り込むのを防ぐ様
になつている。硬貨放出口5の他側には硬貨搬送
用ベルト19が設置されており、この搬送用ベル
ト19は自動販売機の接客面の硬貨排出口又は受
皿に導かれる。
このように構成した本実施例の動作について説
明する。
硬貨送り板1の底部は貯留壁体2によつて閉塞
され、ここに硬貨3,3…は整列されない状態で
貯留される。硬貨送り板1はモーターMにより第
2図中矢印方向に回転され、この回転によつて貯
留された硬貨3は撹拌突起8によつて撹拌され、
また中央隆起7に助けられて硬貨穴6を経て掻き
上げ部9の間の間隙に落ちる。こうして掻き上げ
部9の間隙に落下した硬貨3は次いで掻き上げ部
9の掻き上げ面9aに押されて傾斜面を弧を描き
ながら押し上げられる。この際、硬貨3は掻き上
げ面9a、送出案内面9bと硬貨穴の内側へり面
11との段差によつて安定し落下しないように保
持される。
傾斜面の頂部に達した硬貨3は次いで送出爪4
の先端43に取付けたローラー44に、硬貨の外
周面の進行前面で接触し、下方に向けてバネ42
で付勢されている送出爪4を硬貨送り板1の回転
と共に徐々に押し上げる。このとき、ローラー4
4は硬貨3の外周面に回転しながら接触を保つて
いるため硬貨3に傷がつかない。
硬貨3が最も押し上げられた状態となり、次い
で、硬貨外周面の進行後面が送出爪4の先端と接
する様になる。この時、掻き上げ部9の送出案内
面9bは硬貨を硬貨放出口に送出するのに適した
状態となり、ここで送出爪4が押し上げられた状
態から元に復帰して、硬貨外周面の進行方向の後
面を押し硬貨3を弾じき出し硬貨放出口5へと送
出する。このように本実施例によれば引張バネ4
2が、送出爪4の回転中心たる軸41から最も離
れた位置である先端部43の端部に構成してある
ため、送出爪4は大きな力で下方に引張られるか
ら正確かつ滑らかに硬貨3を送出できるのであ
る。
また硬貨送出の際、硬貨放出口5の入口附近に
設置された可動ピン18は通路を開放し硬貨3を
放出口5に導きホトセンサ孔17を通過しカウン
トされると前記可動ピン18は硬貨放出口5を閉
じ、カウントされた硬貨は硬貨搬送ベルト19上
に落下する。
(考案の効果) 本考案の硬貨放出装置は以上述べたように構成
されるので、掻き上げられた硬貨は、傷つけられ
る事無く、スムーズに確実に放出されるので、利
用者等に対しトラブルの少ない迅速な従つて利用
価値が高く広範な用途に対応できる装置の提供が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の1実施例等を示すもので、第1
図は斜視図、第2図は平面図、第3図は断面側面
図、第4図は送出爪の斜視図及び第5図は従来の
送出爪の斜視図である。 1……硬貨送り板、2……貯留壁体、3……硬
貨、4……送出爪、5……硬貨放出口、6……硬
貨穴、9……掻き上げ部、A……基台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 裏面に掻き上げ面及び送出案内面を有する隆起
    を設け、さらに硬貨の直径よりわずかに大きく表
    裏を貫く硬貨穴を同一同心円上に複数個配し、そ
    の盤面の円周寄りに掻き上げ面と一致する様に設
    けた硬貨送り板と、前記硬貨送り板の中心に固定
    され回転盤に駆動を伝達する軸と、前記硬貨送り
    板を前記軸を介してその有する斜面に裏面の隆起
    が接するように回転可能に固定した基台と、前記
    硬貨送り板の横上方に位置する硬貨放出口と、前
    記硬貨穴に前記硬貨送り板の円筒面側から入り込
    む位置に設けた放出爪と、前記放出爪の先端に回
    転可能に軸支されたローラーと前記放出爪を円心
    に向け作用させるバネと、前記放出爪の片端を前
    記基台に軸支する支点軸とを有し、前記バネが前
    記ローラーの支軸に直接作用する様に形成した事
    を特徴とする硬貨放出装置。
JP7414783U 1983-05-18 1983-05-18 硬貨放出装置 Granted JPS59178774U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7414783U JPS59178774U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 硬貨放出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7414783U JPS59178774U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 硬貨放出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59178774U JPS59178774U (ja) 1984-11-29
JPH0110682Y2 true JPH0110682Y2 (ja) 1989-03-28

Family

ID=30204244

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JP7414783U Granted JPS59178774U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 硬貨放出装置

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JPS59178774U (ja) 1984-11-29

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