JPS5967934A - 減圧採血管 - Google Patents

減圧採血管

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JPS5967934A
JPS5967934A JP57176231A JP17623182A JPS5967934A JP S5967934 A JPS5967934 A JP S5967934A JP 57176231 A JP57176231 A JP 57176231A JP 17623182 A JP17623182 A JP 17623182A JP S5967934 A JPS5967934 A JP S5967934A
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collection tube
gas
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正秋 笠井
浅田 善光
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■8発明の背姐 技術分野 本発明は、減圧採血管に関づるものである。詳しく述べ
ると、減圧度の長期維持が可能な減斤−採血管に関づる
ものである。
先行技術 減圧採血方式は溶血ヤ凝血が小さく、また汚染や水分蒸
散が少ない検体力胃9られ、まIζ効率面では採血準備
や器具の管理が単純化できるので広く使用されCいる。
しかして、このような減圧採血方式においで使用される
減圧採血管は、管状容器と穿刺可能な密封用ゴム栓とか
らなり、その密封容器内は減圧さ41. ’1おり、採
血釧の一端を血艙”に穿刺後、他端を前記ゴム栓に穿刺
して密封容器内部と連通さμることにより該容器内の負
圧にJ、り血液が流入して採血されものである。このよ
うな減圧採血管としては、従来、管状容器どしてガス透
過性がなくかつ透明性の良好な〜乙のとしてガラス製管
状容器、また止栓としてガス透過性が低くかつ穿刺可能
なものとしてブチルゴム製柱よりなるものが使用されて
さた。
しかしながら、カラス!lI管状容器は、保存または運
搬中、もしくは使用中にl1lI!Jet Lやすく、
また重いという欠点があった。このため、軽量で透明な
合成樹脂製管状容器の使用について検討を行なっl〔が
、合成樹脂は人なり小なりガス透過性があるので、長期
間の保存中に周囲の雰囲気ガス、例えば空気が密封され
た減圧採血方式に透過してしまい、この結果、採血管内
の圧力が上昇して所定の減圧採血がでさ・ないことがl
’lJ明した。このため、合成樹脂製減圧採+In管を
使用しようとすれば、減圧包装容器内に保存覆る必要が
あった。しかるに、減圧包装容器による保存は、包装容
器が減圧容器であるために、極めて高価であるうえに、
密封おJ、び開缶に苫しく手間がががるのでコス1へ高
となるという欠点があった。
また、ブチルゴム製柱体のベースとなるポリマーはそれ
白身では製品として必1な物性を有していないため、硫
黄、加硫促進剤等の助剤を添加づる等複雑な■程を経な
ければならないとともに、製造時に再生利用のできない
パリ部分が多く、生産ロスも大ぎくなる等の欠点があっ
た。よって熱可塑性Jラス1〜マーを含み再生が可能な
材質とづ−ることができるが、この材質は栓体としてブ
チルゴム製のものよりもガス透過性が大きいという欠点
がdうった。
■、究明の目的 したがって、本発明の目的は、新規な減圧採血管を提供
することにある。本発明の他の目的は、減圧度の長期紺
J:IIが可能な減圧採血管を提供づることにある。
これらの諸L1的は、一端が閉塞しかつ他端が間口した
管状部材と、該開口端を密閉し!、:穿刺可能な栓部材
とJ、りなる採血管と、該採血管を収納した密閉容器と
よりなり、該採血管を構成する部材の少41りども一方
の材質に対プる透過係数が該採血管外雰囲気にりも高い
ガスを該採血管内に封入しかつ減圧状態に保ってなる減
圧採血管により達成される。
また、これらのifl!目的は、一端が閉塞しかつ他端
が間【コした管状部材と該開口端を密閉した穿刺可能な
栓部材とよりなる採血管と、脱酸素剤と、該採血管およ
び該脱酸素剤を収納した密閉容器とよりなり、該採血管
を構成づる部材の少なくとも一方に対づ゛る透過係数が
該採血管外雰囲気よりも高いガスを該採血管内に封入し
かつ減圧状態に保ってなる減圧採血管によっても達成さ
れる。
また、本発明は、該採血管を構成づる部材の少くとも一
方の材質に対するガス透過係数が採血管内封入ガスの透
過係数をAおよび採血管外雰囲気ガスの透過係数をBと
したとぎに20B>△〉1゜OB、りγましくは10B
>A>4Bである減圧採血管である。さらに、本発明は
、採血管内封入ガスがヘリウム、アルゴン、ネオン、酸
素、炭酸ガス、−酸化炭素、エタンおよびプロパンより
なる群から選ばれIζ少なくとも1種のガスである減圧
採血管である。また、本発明は、採血管内封入ガスがア
ルゴンまたは炭酸ガスである減圧採血管である。本発明
は、管状部材が合成樹脂製である減圧採血管である。ま
た、本発明は、合成樹脂がメチルチタクリレート樹脂で
ある減圧採血管である。
さらに、本発明は、栓部材が熱可塑性エラストマーと、
ポリイソブチレンと、部分架橋ブチルゴムどの配合物よ
りなるものである減圧採血管である。
■2発明の詳細な説明 つぎに、図面を参照しながら本発明の詳細な説明゛jる
。、ブなわら、第1図に示ずにうに、本発明にJ:る減
圧採血管1は、一端が閉塞しかつ他端が聞1」シた管状
部442と、該管状部材2の聞Iコ端3を密1ffl 
した穿刺可能な栓部材とよりなるもので、該減If採血
管1は、第2図に示づJ:うに、必要にJ−り使用され
る脱酸素剤11とともに密封容器12内に収納されてい
る。しかして、前記減J工採血管1の内部空間5には、
該減圧採血τz1の採血管を構成する部Iの少なくとも
一方の材質、づなわち管状部材芯しくは栓部材あるいは
その両方に対づ°る透過係数が1)0記密月容器内雰囲
気ガスのそれJ:りも高いガスがj5J入されかつ減圧
状態に保たれている。
この管状部材2を構成覆る部材としてはガラス以外に合
成樹脂として、できるだ(プガス透過牲の低いもの、好
ましくは窒素のガス透過性が1x10”cm3(S T
 P ) c+n/cm2 − sea −cml1g
以下、特に好ましく【よ0.lx 10−110−1O
S T P ) cm/cm’・seΩ・cml1g以
下のもので、かつ透過性に優れ、保形性ないし機械的強
度の充分なものがよい。
く°の代表的なものとしては、−例を挙げると、例えば
ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
塩化ビニル、エチレンービニルアルニl−ル共伍合体、
ポリエチレンラーレフタレ−1〜、6゜6−ナイロン、
6−ナイロン等があり、好ましくはポリメチルメタクリ
レート、エブーレンービニルアルコール共重合体等であ
り、最も好ましくはポリメチルメ・タデリレートである
。栓部材4を構成する材131としては、ブチルゴム以
外に後述覆るように使用時に採血針の穿刺が可能でかつ
該採血針の穿刺により採血側と栓部材との間が緩まない
だけの充分な弾性を有し、さらに再生利用が可能であり
しかも前記管状部材を構成づる合成樹脂と同様にガス透
過性の低いものが望ましい。その代表的なものとしては
、例えば熱可塑性エラス1へマーとポリイソブチレンと
部分架橋ブチルゴムどの配合物等があり、好ましくは熱
可塑性エクス1−マーとポリイソブチレンど部分架橋ブ
チルゴムとの配合物である。
該配合物にJ3ける各成分の組成は、熱可塑性エラスト
マー100車員部当りポリイソブチレン1o。
〜200重川部1好ましくは120〜150重f口部で
あり、部分架橋ブチルゴム100〜200m1fiしく
は120〜150重量部である。
熱可塑性エラストマーとしては、エチレン−プロピレン
ゴム系,ポリエステルエラストマー、ナイロンエラスト
マー系,スチレンーインプレンブ【コック共重合体,ス
チレン−ブタジェンブロック共重合体,ポリブタジェン
、熱可塑性ポリウレタン、水素添加スヂレンーブタジェ
ンブロック共重合体等がある。ポリイソブチレンは、分
子1 15,000〜200,000、好ましくは80
,000〜150000のものである。部分架橋ブチル
ゴムは、イソブチレンと少量(例えば0.3〜3.0モ
ル%)のイソプレンとを共重合させて得られるブチルゴ
ムを部分架橋してなるものである。
前記減圧採血管1内の内部空IJ 5に封入されるガス
としては、採血管の管状部材若しくは栓部材に苅りる透
過係数が該採血管1外で密封容器12内の雰1′t11
気ガスのぞれよりも高いものであることが必要で、特に
採血管内封入ガスの透過係数をAおJ、び密封容器内雰
囲気ガスの透過係数をBとしたどきに20B>A>1.
08,好ましく ハ1 0B>A>48の範囲にあるも
のが望ましい。
前記のごとき刺入ガスとしては、例えばヘリエム、アル
ゴン、ネAン,酸素,炭酸ガス、−酸化炭素,エタン、
プロパン、エチレン、プロピン。
ブタン等があり、好ましくはヘリウム、アルゴン。
酸素、炭酸ガス等であり、最も好ましくはアルゴンまた
は炭酸ガスである。
本発明で使用される密封容器72は、ガス遮断性のもの
でさえあれば特にその形状を限定されるものではないが
、−例を上げると、例えば第2図に示すように周縁部に
フランジ部13を右7゛る皿状容器本体14の前記フラ
ンジ部13にホットメル[・接着剤を介してビールオー
ブン可能にシート状蓋体15をヒートシールしてなるも
のがある。
まlc、この他にブリスター包装容器でもよいことはも
ちろんである。
このようなガス遮断性の高い材わ1としては、ガス透過
性が0,1x 10−110−1O 3丁P ) am
/cm2  ・sec − cmH Q以下、好ましく
は0.001 X 10−+0cm3( S T P 
) cm/cm2  ・sea − c+n1−1g以
下のも(1) −Cあって、例えば二軸延伸ポリプロピ
レンとエチレン−ビニルアル−]−ル共重合体と二軸延
伸ポリプロピレンどのラミネート、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体とポリエチレンとのラミネート。
ポリ塩化どニリデンとポリエチレンとのラミネート、ポ
リプロピレンと1チレン一ビニルアルコール共重合体と
ポリプ【]ピビレとのラミネート等がある。これらのラ
ミネートの総合厚みは5o=iso。
μm1好ましくは100〜1000μmである。
脱酸素剤としては種々のものがあるが、−例を挙げると
、例えば炭化鉄,鉄カルボニル、酸化第一鉄,水酸化第
一鉄およびケイ素鉄からなる群から選ばれる少なくとも
1種の化合物とハロゲン化金属(必要により水を含む)
とよりなる酸素吸収剤(特開昭54−37088号)、
金属粉をハロゲン化金属で被覆してなる酸素吸収剤(特
開昭54−35184)号)等がある・ このような採血管1を包装容器12に収納覆るには、必
要にJ、り使用されるIIR 1lffl素剤とともに
採血管1を皿状容器本体14に収納し、ついでホットメ
ルト接着剤層を介して蓋体15をフランジ部13に当接
し、ヒートシールづ−ることにより密封づる。
本発明において前記のごときガスを採血管内に封入する
理由は、つぎのとおりである。例えば封入ガスがアルゴ
ンである場合、減圧採血管を密封容器内に保存すると、
11112112素剤がともに収納されていれば該密封
容器内は実質的に窒素だ【ノとなる。
この場合、採血管内は窒素の分圧は実質的にゼロである
ので、密封容器内の窒素は採血管を透過して該採血管内
の分圧は増大するが、一方、採rfn管内のアルゴンに
ついていえば密封容器内のアルゴンの分圧はゼロに近い
ので、採血管内のアルゴンは管外へ透過しC密封容器内
へ拡散していく。しかも、符外より管内へ透過覆る速度
Jζりも、アルゴンが管内より管外へ透過する速度の方
が大きいので採血管内の全圧は増大Wずに、このために
必要な減圧j哀が保たれるので(ちる。しかしながら、
封入ガスの透過係数があまりに6人ぎ’71ざると、封
入ガスが抜【′:Jづざるので、採血管内は必要以上の
減圧度にある恐れがあり、そのため必要量Jス土の血液
が採取されることになる。したがって、前記関係式の範
囲内であることが望ましい。
しかして、本発明による減圧採血管内の減圧度は、所定
の血液が管内に流入するに必要にしてかつ充分な負圧と
なるだけのしのであればよい。例えば内容積12B、9
の採血管の場合、血液を10m1採取しようとする場合
には7Gx (2/12) cmHc+のガス圧となる
J:うに減圧りけばJ、い。なお、前記減r[採血管内
には、必要により予め抗凝血剤を収納してJ3いてもよ
いことはもちろんである。
■、具体的作用 以上のごとき構成を右する減圧採血管は、っぎのように
して使用される。すなわち、第2図に示す密封包装容器
12から器体15を剥離して所定のガスを封入して所定
の減圧度に減H−シた減圧採血管1を取出し、第3図に
示すように一端が閉塞しかつ他端が開口し、該閉塞端部
6のねじ穴7に採血針8を螺着した採血管ホルダー9内
に前記間[1部から嵌挿づる。この採血118は、例え
ば血管刺通部8aと栓穿刺部8bとよりなり、該栓穿刺
部8 t+には合成樹脂製のルアーアダプター10で包
装されている。ついで、採血針8の血管刺通部8bを血
管、例えば静脈に刺通し、さらに減圧採血管1を採血管
ボルダ−9の閉塞端部6へ押J工挿入すると、採血管8
の栓穿刺部8aがルアーアダプター10および栓部材4
を穿刺してその先端部が採血管1の内部空間5に達づる
ので、血管と該内部空間5とが連通し、該内部空間5内
の負圧により血管内の血液は減圧度に相当するだけ採血
管1の内部空間5内に流入する。ついで、採血針8の血
管刺通部8aを血管より外すことにより採血が終了する
つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する
実施例 1 第1図に示すように、一端が閉塞しかつ他端が開口した
肉厚1mmの管状容器2をポリメチルメタクリレ−1〜
で作った。一方、熱可塑性エクス1〜マー (1,2−
ポリブタジ]ニン)25重1部、ポリイソブチレン(分
!Fi■100.000) 35重量部および部分架橋
ブチルゴム25重員部、流動パラフィン111部よりな
る配合物で栓部材で作り、前記管状容器2の聞(コ端3
に密栓し、該管状容器2内にアルゴンを11人し、減圧
度(管内圧)  150m1lll−l(]に保った。
このようにして得られた減圧採血管1を、第2図に示覆
ように包装容器12に収納しlcのも、1(A15をホ
ットメルト接着剤を介してフランジ部13においてヒー
トシールした。このときのポリメチルメタクリレートに
対するアルゴンの透過係数は0.5x 10−+0cm
3(S T p ) cm/cm2− sec・cn+
1−1(+であり、また空気の透過係数は0,2X10
−10cm3(S T P ) cm/cm2  ・s
ec −cml−1gであった。
このようにして作成された減圧採血管1について大気中
に放置後の採血量の経時変化を試験したところ、第1表
の結果が得られた。
実施例 2〜5 実施例1の方法のおいて、アルゴンの代りに酸素、炭酸
ガス、ヘリウムおよび一酸化炭素を封入した以外は同様
な方法を行なったところ、第1表の結果が得られた。
比較例 1 実施例1の方法にJ5いて、アルゴンの代りに空気2を
封入した以外は同様な方法を行なったところ、第1表の
結果が得られた。
(以下余白) 第1表 採血量(ml) 製造 1年 2年 3年 試  料 14人ガス  −膨−速  ff2   i
n実施例1 アルゴン  10,0 9,2 8.5 
7.8実施例2 酸素    10,0 9,4 8,
9 8.4実施例3 炭酸ガス  10,0 10.0
 9.6 8.7実施例4 ヘリウム  10.0 1
0.8 9.CI  8.5実施例5−酸化炭素 10
,0 70.0 9,5 8.4比較例1 空気   
 10.0 8,8 7.7 6.7なお、上記栓体を
ブチルゴム製のものとした場合も同様な結果が得られた
実施例6 実施例1〜5ど同様な方法において、脱酸素剤11とし
てエージレス(商品名:三菱瓦斯化学(株)製)を減圧
採血管1とともに密封包装容器に収納した以外は同様に
して密封した。このようにして作成された減圧採血管1
について採血(6)の経時変化を試験しところ、第2表
の結果が得られた。
比較例 2 実施例6の方法において、アルー了ンの代りに空気を封
入した以外は同Sな方法を行なったところ、第2表の結
果が得られた。
第  2  表 採血量(ml) 製造 1イ■ 2年 3年 試  料 1]大ガス   n;’j  jL<*  
 19実施例6 アルゴン  10.0 9.6 9.
3 9.0実施例7 酸素    10.0 9.8 
9.5  り、2実施例8 炭酸ガス  10,0 1
0,0 9.8 9.4実施例9 ヘリウム  10.
0 11.0 9,7 9.5実施例1〇  −酸化炭
素 10.0 10,0 9.8 9.4比較例2 空
気    10.0′9.3 8.6 8.0なお、上
記栓体をブチルゴム製としたものとした場合も同様な結
果が得られた。
実施例 11 第1図に示づように、一端が閉塞しかつ他端が開口した
肉M 1 mmの管状容器2をガラスで作った。
一方、熱可塑性エラストマー〈1,3−ポリブタジェン
単体)で栓部材4で作り、前記管状容器2の聞1コ端3
に密栓し、該管状容器2内にアルゴンを封入し、減圧度
(管内圧)  150mmH(]に保った。
このようにして得られた減圧採血管1を、第2図に示す
にうに包装容器12に収納したのち、蓋体15をボット
メ、ルト接着剤を介してフランジ部13においてと−1
−シールした。このときの1,3ポリブタジエンに対J
るアルゴンの透過係数は41.Ox10−10cm” 
  (S  T  P  )  cm/cm2  − 
 Sec   −cmml  g であり、また空気の
透過係数は6,5X10−10cm3  (ST P 
) cm/ cm2 − sec −cmll gであ
った。このようにして作成されlζ減圧採血管1につい
で大気中に放置後の採血量の経時変化を試験したところ
、第1表の結果が得られた。
実施例 12〜15 実施例1の方法のおいて、アルゴンの代りに酸素、炭酸
ガス、ヘリウムJ3よび一酸化炭素を封入した以外は同
様な方法を行なったところ、第1表の結果が得られた。
比較例 3 実施例11の方法において、アルゴンの代りに空気を封
入しlζ以外は同様な方法を行なったところ、第3表の
結果が得られた。
第  3  表 採血m<rnl> 製造 1年 2年 3年 試  料 封入ガス  −Rf+*   i*   4
*実施例11  アルゴン  10.0 8,9 8.
0 7,2実施例12  酸素    10.0 9,
2 8,4 7.8実施例13  炭酸ガス  10.
0 9,8 9.4 8.4実施例14  ヘリウム 
 10,0 10,3 9.2 8.1実施例15 −
酸化炭素 10,0 9.13 9.1 8.1比較例
3 空気    10.0 8.5 7.0 5.6実
施例 16〜20 実施例1〜5と同様な方法にJ3いて、脱e素剤として
エージレス(商品名:三菱瓦斯化学(株〉製)を減圧採
血管1とどもに密封包装容器に収納した以外は同様にし
て密封した。このようにして作成された減圧採血管1に
ついて採血量の経時変化を試験しkどころ、第4表の結
果が得られた。
比較例 4 実施例16の方法において、アルゴンの代りに空気を封
入した以外は同様な方法を行ったところ、第4表の結果
が得られた。
第4表 採血量(mffi) 製造 1年 2年 3年 試  料 封入ガス  ユ Jl J 実施例16  アルゴン  10.0 9.2 8.5
 7.8実施例17  酸素    10,0 9.4
 8,9 8.3実施例18  炭酸ガス  10,0
 10,0 9,7 9.3実施例19  ヘリウム 
 10.0 10.6 10,2 9.8実施例2〇 
 −酸化炭素 10.0 9.8 9.5 9.2比較
例4 空気    10.0 9.0 8.4 7.8
■0発明の具体的効果 以上述べたように、本発明は、一端が閉塞しかつ他端が
開口した管状部材と、該開口端を密閉した穿刺可能な栓
部材とよりなる採血管と、該採血管を収納した密封容器
とよりなり、該採血管を構成り′る部側の少なくとも一
方の材質に対づる透過係数が該採血管外雰囲気よりも高
いガスを該採血管内に」9人しかつ減圧状態に保ってな
る減圧採血管であるから、容器自体がある程度ガス透過
性のものであっても、封入ガスの方が採血管外雰囲気ガ
スよりも透過性が高いので、封入ガスの採血管外雰囲気
ガスとの分圧差による透過間の方が、採血管外雰囲気ガ
スの封入ガスとの分圧差にJ、る透過量より大ぎいので
採血管内は常に所定の減圧度に保たれるのである。
また、前記密封容器内に脱M素剤を収納りる場合には、
該密封容器内は常に実質的無酸素状態に保たれるので、
仮りに好気性微生物が存在していても繁殖の心配はなく
、しかも封入ガスとして酸素を用いた場合、分圧差が大
きくなるので採血管外への透過が容易になる。また他の
ガスを封入した場合でも、採血管外雰囲気ガスとして空
気より窒素のほうが透過性が低いので、減圧度保持効果
が大ぎいのである。
特に、該採血管を椙或づる部材の少なくとも一方の材質
に対するガス透過係数が、採血管内封入ガスの透過係数
をΔおよび採血管外雰囲気ガスの透過係数をBとしたど
きに208>A>1.OB。
特に10 [3>Δ> 4.3の関係である場合には、
容器内が減圧されずぎることな(はぼ一定の減圧度を保
つことができるので好適である。また、封入ガスとして
、ヘリウム、アルゴン、ネAン、酸素。
炭酸ガス、−酸化炭素、エタン、プロパン等、特にアル
ゴン又は炭酸ガスを使用すると、ガス透過係数が適当で
かつ安全性が高いので優れた効果が4r′Iられる。さ
らに、管状部材としてガラス以外にガス透過性の低い合
成樹脂製、特にメヂルメタクリレート樹脂製のものを使
用しても良好な結果が得られ軽量でかつ貯蔵、運搬中あ
るいは使用時に破損する心配がなく、さらに、栓部材と
してブチルゴム以外に熱可塑性エラストマーとポリイソ
ブチレンと部分架橋ブチルゴムとの配合物製のものを使
用しても、ガス透過性が低く、しかも裸面剣の穿刺によ
り公)ど止栓との間が緩むことなく充分な弾性おJ、び
機密性をもって採血針を保持覆るので、所定の採血が可
能となる。また、密封容器がガス遮断性を有する合成樹
脂シート製であるので、JH2酸素剤を収納した場合、
密封容器内を実質的に無酸素状態に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による減圧採血管の一例を示づ断面図で
あり、また第2図は減圧採血管を密封容器に収納した状
態を示す斜視図であり、また、第3〜4図は減圧採血管
の使用状態を示す断面図である。 1・・・減圧採血管、 2・・・管状容器、 3・・・
開[1端、 4・・・栓部材、 5・・・内部空間、 
11・・・■党酸素剤、 12・・・密封容器。 綜      昧

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)一端が閉塞しかつ他端が間口した管状部材と、該
    聞し]端を密閉した穿刺可能な栓部材とにりなる採血管
    と、該採血管を収納した密封容器どよりなり、該採血管
    を構成18部材の少なくとも一方の材質に対ヅる透過係
    数が該採血管外雰囲気よりも高いガスよりも高いガスを
    該採血管内に14人しかつ減圧状態に保ってなる減圧採
    血管。 (2)該採血管を構成する部材の少なくとも一方のIh
    に対りるガス透過係数が採血管内1J人ガスの透過係数
    をAおよび密封容器内雰囲気ガスの透過係数をBとした
    とぎに208>A>8である特許請求の範囲第1項に記
    載の減圧採血管。 (3)該採血管を構成する部材の少なくとも一方の材質
    に対するガス透過係数が、採血管内封入ガスの透過係数
    をAおよび密封容器内雰囲気ガスの透過係数をBとした
    ときに10B>A>43である特許請求の範囲第1項に
    記載減圧採血管。 (4)採血管内封入ガスが、ヘリウム、アルゴン、酸素
    、炭酸ガス、−酸化炭素、エタンおよびプロパンよりな
    る群から選ばれた少なくとも1秤のガスである特許請求
    の範囲第2項に記載の減圧採血管。 (5)採血管内封入ガスがアルゴン又は炭酸ガスである
    特許請求の範囲第4項に記載の減圧採血管。 (6)管状部材が合成樹脂製である特許請求の範[11
    1第1項ないし第5項のいずれか一つに記載の減圧採血
    管。 (7)管状部(Δを構成づ゛る合成樹脂がメチルメタク
    リレート樹脂である特許請求の範囲第6項に記載の減圧
    採血管。 (8)栓部材が熱可塑性エラストマーど、ポリイソブチ
    レンと、部分架橋ブチルゴムとの配合物よりなるもので
    ある特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれか一つ
    に記載の減圧採血管。 (9)一端が閉塞しかつ他端が間口した管状部祠ど法器
    [1端を密閉した穿刺可能な栓部材とJ、りなる採血管
    と、説酸素剤と、該採血管および該肌酸素剤を収納した
    密封容器とJ、りなり、該採血管を構成づる部材の少な
    (とも一方の材質に対する透過係数が該採血管外雰囲気
    J、りも高いガスを該採血管内に封入しかつ減圧状態に
    保ってなる減圧採血管。 (10)該採血管を構成する部材の少なくとも一方の材
    質に対するガス透過係数が、採血管内封入ガスの透過係
    数をAおよび密封容器内雰囲気ガスの透過係数をBとし
    たときに20B>A>8である特許請求の範囲jiTQ
    項に記載の減圧採血管。 (11)該採血管を構成づ“る部材の少なくとも一方の
    材質に対するガス透過係数が、採血性向封入ガスの透過
    係数をAおよび密封容器内雰囲気ガスの透過係数をBと
    したとぎに10B〉△>4Bである特許請求の範囲第9
    項に記載の減圧採血管。 (12)採血管内封入ガスがヘリウム、アルゴン、ネオ
    ン、酸素、炭酸ガス、−酸化炭素、エタンおよびプロパ
    ンよりなる群から選ばれた少なくとち1種のガスである
    特許請求の範囲第10項に記載の減圧採血管。 (13)採血管内封入ガスがアルゴン;Eたは炭酸ガス
    である特許請求の範囲第12項に記載の減1工採血管。 (1/1)管状部材が合成樹脂製である特許請求の範囲
    第9項ないし第13項のいずれか一つに記載の減圧採血
    管。 (15)管状部材をm成する合成樹脂がメチルメタクリ
    レ−1・樹脂である特許請求の範囲第14項に記載の減
    圧採血管。 (1G)栓部材が熱可塑性エラス1〜マーと、ポリイソ
    ブチレンと、部分架橋ブヂルゴムとの配合物よりなるも
    のである特許請求の範囲第9項ないし第15項のいずれ
    か一つに記載の減圧採血管。 (17)密封容器がガス遮断性を有りる合成樹脂シート
    製である特許請求の範囲第9項ないし第16項のいずれ
    か一つに記載の減圧採血管。
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