JPS596647B2 - 電気調理器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えばホットプレート或いは電気鍋のような電
気調理器に関し特に簡単に構成にして正確な温度表示を
行なわんとするものである。

ホットプレートにおいてはプレート面（調理面）を有し
シーズヒーターを埋設したプレートと、該プレートの一
側に着脱自在にして設けられプレート面の温度調節を行
なう所謂感熱棒と該感熱棒の移動に伴ない電気回路を開
閉するスイッチ及び該スイッチの開閉具合を調節する温
度調節ツマミを有したコントローラーとから構成されて
いる。そして使用時にはプレート面を被調理物に応じた
温度に設定しその設定温度に達したことを通電ランプの
消灯によつて確認し被調理物をプレート面に載置して加
熱処理を行つている。所が前述の様に通電ランプの消灯
によリプレート面が設定温度に達したことを確認するた
めに、この通電ランプが消灯するまでにどのくらい時間
を要するかが全く不明であり他の家事等の計画的な時間
の活用を計ることができないと共に通電ランプの最初の
消灯時にこの消灯状態を確認できなかつた場合は被調理
物を載置していない状態でプレート面が自然冷却されヒ
ーターに再び通電されることになり不必要な電力消費を
行つていた。又、被調理物は夫々に応じて調理温度が異
なり例えば焼肉等にあつては約２００度、ホットケーキ
等にあつては約１５０度パン等の保温は約８０〜１００
度とまちまちであり高温調理終了後に保温を行なう場合
にはプレート面が完全に保温温度になつていないにも拘
らず誤つて被調理物を焦がしたり、反対に低温調理終了
後に高温調理を行なう場合にはプレート面が十分に高温
になつていないにも拘らず焼肉が蒸し焼きになつたり水
臭くなる欠点があつた。更に、使用中において、プレー
ト面温度が分らないために必要以上に被調理物を載置し
て蒸し焼きにしたり、水臭くする欠点があると共に効果
的な調理が出来なかつた。即ち被調理物の美味しい調理
方法は加熱時間よりも加熱温度（調理）が第一であり常
にプレート面の温度を知る必要がある。本発明は上記欠
点を改良すべくなされたもので以下図面に示す一実施例
のホットプレートについて説明する。

１はシーズ型のヒーター２は設け上面を平坦面とした鋳
物製のプレート、３、３’は前記プレート１の対向する
両側に固定した把手で、一方の把手３にはその一部に前
記ヒーター２の端子部（図示せず）を位置せしめた開口
部４を設けている。

５は前記把手３の開口部４に連結自在に構成されたコン
トローラーで、一側に感熱体６と接続端子７，７を設け
、他の側面にヒーター２の「切」、プレート面を任意温
度に設定する温度調節ツマミ８、上面にＬＥＤ等の通電
表示器９及びプレート１の温度を段階的に表示する複数
個のＬＥＤ等の消費電力の少ない温度表示器１０，１０
′，１０″，１０５を設けている。

更に前記コントローラーについて第３図と共にその詳細
構成を説明する。

１１は弾性により接近すべく付勢した接点１２，１３を
有する一対のリード板１４，１５からなる通電スイツチ
で、温度調節ツマミ８によりその弾性の強さを調節する
。

１６は一端を前記感熱体６の一側に連結し他端を前記通
電スイツチ１１の一方のリード板１４を押圧し他方のリ
ード板１５と離間すべく成したる伝達棒で、感熱体６の
温度上昇感知により感熱体内部の液体によつて矢印Ａ方
向に移動して通電スイツチ１１を開放し温度降下に伴な
い矢印Ｂ方向に移動して閉成するものである。

１７は略中央部を枢支部１８とし一端部に接点１９を固
着し他端部を伝達棒１６に枢支した可動端子板で、前記
伝達棒１６の移動に伴ない接点１９側を矢印の様に回動
せしめる。

２０，２０′，２０″，２０１は円形に接触端子を配接
した端子板で、プリント基板（図示せず）上に銅箔とし
て形成する。

上述の可動端子板１７、端子板２０，２σ，２０″，２
０１は切換スイツチ２１を構成し伝達棒１６の移動に伴
ない順次温度表示器１０，１Ｑ′，１０″，１０１を点
灯せしめる。次に他の電気部品と共に電気回路図を説明
する。

２２は電源プラグ、２３はアノード側を電源プラグ２２
に接続しカソード側を前記可動端子板１７の枢支部１８
に導電状態にして接続した第１ダイオード、前記通電ス
イツチ１１は前記接続端子７，７を介して電源プラグ２
２に接続されており、その開閉によりヒーター２への通
断電を行なう。

２４は第２ダイオード２５と抵抗２６と通電表示器９と
からなる通電表示回路で、前記接続端子７，７間に接続
している。

前記温度表示器１０，１σ，１０″，１０５はそのアノ
ード側を端子板２０，２Ｖ，２０″，２０１に接続しカ
ソード側を一括し降圧用抵抗器２７を介して電源プラグ
２２に接続している。次に動作について述べると、初め
に例えば高温を必要とする焼肉、焼そば等の調理時にお
いては、コントローラー５の感熱体６をプレート１に連
結すると共に接続端子７，７をヒーター２の端子部に接
続し通電表示器９を点灯せしめる。

そして温度調節ツマミ８を回転せしめて「２００′Ｃ」
の目盛を通電表示器９に合致し他方のリード板１５を押
圧し該リード板１５の弾性を変化せしめる。通電スイツ
チ１１の閉成に伴ないヒーター２が発熱してプレート１
の表面が温度上昇するわけであるが、この温度上昇に伴
ない感熱体６内の液体が熱膨張し伝達棒１６が矢印Ａ方
向に移動すると共に可動端子板１７を回動せしめてプレ
ートの温度上昇と共にその温度を温度表示器にて表示す
る。即ち、伝達棒１６の移動に伴ない可動端子板１７の
接点１９は端子板２０との接続で約８０度（保温）を示
す温度表示器１０を点灯せしめ、端子板２σとの接続で
約１２０度を示す温度表示器１ＣＩを点灯せしめ、つい
で、端子板２０″との接続で約１６０度を温度表示器１
０″を点灯せしめ設定温度（約２００度）に達した時に
端子板２０１に接続して温度表示器１０Ｉを点灯せしめ
る。而して、調理終了に伴ない通電スイツチ１１を開放
した後では電源プラグ２２が接続されている限リプレー
トの温度低下に伴ない順次温度表示器を点灯せしめプレ
ート面の温度表示を行ない未然に火傷を防止せしめる。

第４図イ，岨ま温度表示方式の他の実施例を示し指針に
て温度表示を行なうもので連続的な温度変化を表わすこ
とができる。

即ち、伝達棒１６の他端に当板２８を設けこの当板にコ
イルスプリング２９により常時一端が弾接すべく設けた
指針３０によりプレート面の温度を連続的に表示するも
のである。尚、本発明は本体とコントローラーとが着脱
するものを述べたが一体化したものであつてもよいと共
に温度表示器の点灯及び指針の駆動は伝達棒の動きを可
変抵抗器に置き換えても同様である。

更に電流等の変化により種々の色相が得られるものは１
個の表示器でよい。又、調理面は必らずしも平坦面でな
くとも鍋契約いは山形等自由であり要するに被調理物と
広範囲に接する面をもつたものであればよい。以上の様
に本発明はヒーターを有する調理面と、該調理面の温度
を感知して前記ヒーターの通断電を行なう温度調節器を
設け、該温度調節器の動作に連動して調理面の温度を表
示する温度表示器を ！設けたものであるから、常に調
理面の温度を知ることができ調理開始の時間を正確に知
ることができると共に無駄な電力消費を抑えて熱の有効
利用を計ることができる。

特に被調理物に応じた加熱調理が行なえ美昧しい仕上げ
が可能となると共に １高温調理、低温調理の誤使用を
低減することができる。更に温度表示器は温度調節器に
より表示せしめるために表示が正確になることは勿論の
こと構造を頗る簡単化することができ、且、ヒーターの
通断電動作と連動することから熱的な遅れによる誤表示
がなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるホツトプレートの外観
斜視図、第２図はコントローラーの平面図、第３図は実
体回路図、第４図イ，口は他の実施例を示すコントロー
ラーの平面図と要部説明図である。 １・・・・・・プレート（調理面）、２・・・・・・ヒ
ーター、６，８，１１・・・−・・温度調節器を構成す
る感熱棒、温度調節ツマミ、通電スイツチ、１０，１０
′，１０″，１０１・・・・・・温度表示器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ヒーターを有する調理面と、該調理面の温度を感知
   して前記ヒーターの通断電を行なう温度調節器を設け、
   該温度調節器の動作に連動して調理面の温度を表示する
   温度表示器を設けたことを特徴とする電気調理器。