JPS5966411A - 光学用樹脂組成物及び光学用素子 - Google Patents

光学用樹脂組成物及び光学用素子

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JPS5966411A
JPS5966411A JP17690582A JP17690582A JPS5966411A JP S5966411 A JPS5966411 A JP S5966411A JP 17690582 A JP17690582 A JP 17690582A JP 17690582 A JP17690582 A JP 17690582A JP S5966411 A JPS5966411 A JP S5966411A
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JP
Japan
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polymer
optical
resin composition
units
methacrylate
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Application number
JP17690582A
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English (en)
Inventor
Satoshi Matsunaga
聡 松永
Sota Kawakami
壮太 川上
Hidenori Murata
秀紀 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 はメチルシクロへキシルメタクリレートをモノマー成分
とする重合体若しくは共重合体を含むメタクリル樹脂よ
り成る光学用樹脂組成物に関し、更に該組成物を用いて
射出成型、圧縮成型等によって作られるプラスチック光
学用素子に関する。
プラスチック光学用素子はポリスチレン系樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂やアクリル樹脂等の汎用樹脂を光学用樹
脂として成型作製されており、軽量で、透明性を有する
ことに加えて、大量生産が容易であることから、近年そ
の需要が増大し、ている。
しかし、従来の汎用樹脂によるプラスチック光学用素子
は、その樹脂特性から複屈折が大きいだめ、結像光路の
精度が得られず、その上に、光学用素子に屈折率変化が
現われて、光学系としては不安定であり、信頼性の低い
ものであった。用いる樹脂素材の結晶性や分子配向性か
ら、成型時に樹脂組成物の粘度が高いと、冷却後に企が
lA留して、複屈折が生じやすくなる。
流動性が良好となるよう比較的四温で浴融成型する場合
には、樹脂の熱分解が認められるため樹脂素材自体の安
定性が重要であった。又、一般に分子量を小さくすれば
、樹脂の流動性は大きくなるが、この場合熱変形温度が
下がり、耐熱性が劣ることになる。従って、流動性が改
善されかつ熱変形温度が高く、成型性の良好な樹脂組成
物が望まれていた。特に、レーザー光を利用した情報の
読み取り、書き込み等に用いられる精密光学系において
は、光学用素子として用いる樹脂素材の特性として、環
境変化による面精度のくるいや屈折率変化が小さく、複
屈折が少なく、耐熱性、削溝性及び耐偵J撃性を有して
いることが重要であって、改善が望せれていた。
これ凍てに光学用1,4J 117素材として、透明で
、比較的渦屈折率のものに特開昭56−36601号公
報に記載のニトロ化スチレン、ハロゲン化スチレンアミ
ノ化スチレン、アミン化スチレンや他にポリカーボネー
ト、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂等が知られ
ているが、いずれも複屈折が大きく、面鞘′密光学用素
子の成型用樹脂としては、満足できるものではなかった
甘だポリメチルメタクリレートは光学用樹脂として使用
する場合には、比較的″4!屈折が小さく透明性がすぐ
れるなど良好な特性をもつ樹脂であることが知られてい
る。
しか17、ポリメチルメタクリレートは、環境条件の変
化、特にその大きな吸水性及びこれに基づく吸水税法に
伴い面精度の狂いあるいは屈折率の変化が大きいという
重大な問題点があり、その改良が強く望壕れている。
この様な要望に応えるべく吸水性を改良したアクリル樹
脂としては吸水率の小さな樹脂を与える単鎖°体として
知られているシクロヘキシルメタクリレート凍たはメチ
ルシクロヘキシルメタクリレートの重合体及びそれらと
メチルメタクリレートとの共1合体が提案されている(
特願1@ 57−45134号、特願昭57−7968
号)。
しかし、前述の重合体または共重合体は、ポリメチルメ
タクリレートに比較l〜で、吸水性及び面精度は確かに
改善される、しかし一般に耐衝撃性が劣ることが明らか
となった。
すなわち、シクロヘキシルメタクリレートまたはメチル
シクロヘキシルメタクリレートからなる重合体あるいは
それらを単位として含む共重合体では、吸水性の改良と
耐衝撃性とを同時に充分に満足する樹脂は得られ難いと
考えられる。
そこで本発明者等は、アクリル樹脂本来の光学用素子と
してのすぐれた特性をそこなうことなく、その吸水性を
改良し、しかも充分な耐衝撃性を付与した光学用樹脂組
成物あるいは光学用素子用と 5− してのアクリル樹脂を得ることが必要と考へる。
従って本発明の目的は、環境変化によっても、面精度等
の特g変化がない光学用樹脂組成物及び光学用素子を提
供することにある。
本発明の他の目的は、向j衝撃性に侵れた、耐熱性の有
る、成型性の良好な光学用樹脂組成物を提供することに
ある。
本発明の更に他の目的は、射出成型あるいは圧縮成型等
によっても大きな複屈折金与えることがない光学用樹脂
組成物を提供することにある。
かかる本発明の目的は、下記(イ)および(ロ)から実
質的になる核をシクロヘキシルメタクリレート単位およ
び/唸たけメチルシクロへキシルメタクリレート単位を
全量ツマ一単位に対して10重童チ以上含有する重合体
で被覆した積層構造粒子を主成分とし7て含むことを特
徴とする光学用樹脂組成物、及び該組成物を成型するこ
とによってえられる光学用素子によって達成される。
(イ) メタクリル酸エステル単位を全モノマー1位に
対して101M%以上含イ了する硬質架橋−6− M(合体1ンには共重合体。
(ロ) アクリル酸エステルおよび/またはメタクリル
酸エステルを主成分とする弾性を有する重合体または共
重合体。
本発明において前記(イ)の重合体もしくは共重合体、
または前記(ロ)の重合体もしくは共重合体に使用され
るアクリル酸エステルまたり、メタクリル酸ニスデル(
以下これらの2極を含めて(メタ)アクリル酸エステル
という)としては、例えば、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸t−ブチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸メチル
シクロヘキシル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸
イソボロニル、メタクリル酸アダマンタン、メタクリル
酸グリシジル、エチレングリコールジメタクリレート、
ブチレングリコールジメタクリレート及び特公昭51−
2519号公報記載のポリマー合成に用いられる一連の
アクリル酸エステル類等をあげることができるが、これ
らの(メタ)アクリル酸エステルに限定されるものでは
ない。
Iff L < l/iC+= C+aのアルキル基、
或はフェニル基を翁する(メタ)アクリル酸エステルで
舌)る。
さらに好lしい(メタ)アクリッジ酸エステルとしては
、例えC六メタクリル酸メチル、メタクリル酸シクロヘ
キシル、メタクリル酸メチルシクロヘキシル、メタクリ
ル酸フェニル等をあけることができる。
本発明に使用される前記(イ)の硬質架橋重合体まば共
重合体(重合体または共重合体を以下(共)1合体とい
う)は、前H1シした(メタ)アクリル酸エステルを架
橋剤を用いてえられる硬質架橋供)重合体であって、好
ましくはTgが70℃以上、更に好ましくはTgが80
℃以上のものである(示差相差熱量計(DSC)によシ
測定されたTgの場合)。
該架橋剤としては、エチレングリコールジメタクリレー
ト、1..3−ブチレングリコールジメタクリレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、ジビニルベ
ンゼン等が挙けられる。
好しくけ、シクロヘキシルメタクリレ−トチ0重輩チ以
上(更に好1しくけ90重量%以上)、メチルメタクリ
レート20重曾チ以下(更に好1しくけ10重k %以
下)及び10重童チ以下のエチレングリコールジメタク
リレートもしくは1,3−ブチレングリコールジメタク
リレートを架橋剤としてえられる硬質架橋樹脂である。
好ましい具体例を次に挙げる。
本発明において、前記(ロ)で示される弾性を有す= 
9− る(共)重合体は、(メタ)アクリル酸エステルを主成
分とするものである。ここで主成分とするとは(メタ)
アクリル酸エステルが供)重合体の50重重量以上を占
めることをいう。該(共)重合体のその他の共重合成分
は(メタ)アクリル酸エステルと共重合しうるものであ
れば差支えなく、かつ得られた00重合体が弾性を有す
るものであればよい。この弾性を有する共重合体は室温
近傍ないしそれ以下のTg値(Tg値の測定法は前記に
同じ)を有するものであって、好ましくはTg値が30
℃以下、更に好ましくは20℃以下のものである。
このよう々(共)重合体は例えば下記のような単量体及
び架橋剤の配合によって得ることができる。
本発明において、積層構造粒子の核は前記の(イ)及び
(ロ)から実質的になるものであって、ここで実質的に
とは前記(イ)及び(ロ)の(共)重合体のほかに本発
明の効果を阻害しない範囲でこれら以外の成分、10− 例えば未反応の嚇知体、架橋剤、1合17fl始剤等を
含んでいても差支えないことを意味する。
本発明において前記該を被覆する重合体は、シクロへキ
シルメタクリレート単位とメチルシクロへキシルメタク
リレート単位とを合計して該1合体の全モノマー嚇位に
対して110ff1−%以上好lしくは40重tK%以
上含有するものであって、これら(メタ)アクリル酸エ
ステルのようなものであり、例えはメチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、スチレンおよ
びその誘導体等が挙げられる。該(共)重合体の好まし
い具体例とし2ては例えば下記のような配合のものを挙
けることができる。
なお、本発明において、前記(イ)、(ロ)及び被援層
を構成する(共)重合体を構成する単量体としでは、前
記の必須成分以外の共重合成分は事合抜、透明性をそこ
なわないモノマー成分であれはどんなものを含んでも良
いが、スチレンとしてはクロルスチレン、ブロモスチレ
ン、ヨードスチレン及びベンゼン核で相数個のハロゲン
置換基を有するハロゲン化スチレン類、ベンゼン核にt
−ブチル基、t−アミル基等のパルキイなアルキル基を
1個以上有するアルキル置換スチレン類、ベンゼン核に
フェノキシ基、ベンジロキシ基、t−ブトキシ基メルカ
プト基等を1個以上肩するアルキルチオスチレン類を用
いることができる。その他の共重合成分として、アダマ
ンチルメタクリレート、インボロニルメタクリレート、
グリシジルメタクリレート及び、特公昭51−2519
号公報記載のポリマー合成に用いられる一連のアクリル
酸エステル類、ベンゼン核にハロゲン原子を1個以上有
する核置換フェニルメタクリレート類、アクリロニトリ
ル、メタシクロニトリル等の共役ニトリル類、エチレン
グリコール、フロピレンゲリコール、ジエチレングリコ
ール、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン
婢の多価アルコールとメタクリル酸とのエステル類、ア
リルジグリコールカーボネート等のアルキルアリルエー
テル類等を用いることができる。
本発明の光学用樹脂組成物による成形品の吸水性に対す
る改善は、特にレンズ系におけるポリメチルメタクリレ
ート樹脂成形品との比較で著しい向上が認められる。
環境変化により光学用素子の面精度のくるいや屈折率変
化等特性変化が有る場合は、光学系全体の特性が不安定
となシ信頼性を低下するため光学用樹脂組成物の該特性
に対する素材特性安定化への改良は極めて好適な結果を
得るものである。
また光学用素子の成型においては、樹脂組成物を溶融さ
せたのち、金型内で冷却して成型品を得るが、溶融時の
粘性が高い場合や樹脂素材の結晶13− 性が強い場合には樹脂が不均一な捷ま冷却するの一\、 一13’− で、成型品に光学的な歪みが残り、特に射出成型の場合
には、金型内に樹脂を射出するため、流動方向に対して
、樹脂の分子配向性が残り、併られた成形品の光学用素
子では複屈折が生じゃすい。
ここに複屈折とは光が伝播する媒質中で、常波面と異常
波面の2つの行路に偏光し、速度は糸なって伝わるため
、各成分の間には位相関係が生じ、媒質の特性と板の厚
さに比例して位相差が生じる。
2π 位相差φは φ−(no  n、)tで与えられる。
λ 従って、複屈折は光学的測定によってこの位相差を計測
することで求められる。
本発明の共重合体を主成分として含む光学用樹脂組成物
を用いて、成型することで得られる光学用素子では、複
屈折が小さく、従来のスチレン系樹脂と比較すれば、極
めて好適な光学用素子であることが明確となるものであ
る。
一−’           −−A、       
                         
晶本発明の共重合体を主成分として含む光学用樹脂組成
物による成形品は耐衝撃性に対しても改善されており、
シクロへキシルメタクリレートのみの成形品では達し得
ない耐衝撃性を与えるものである。、本発明の光学用樹
脂組成物による成形品が精密光学系に用いられる場合、
耐衝撃性は成形品特性のうち極めて重要な特性である。
本発明の光学用樹脂組成物ではシクロヘキシルメタクリ
レートまたはメチルシクロヘキシルメタクリレ−1・が
前記被覆層の共重合体のモノマー成分として用いられる
と、光学用の樹脂組成物に対し著しい特性の改善が認め
られ、また該単量体との共重合改修としてはメチルメタ
クリレートが特に好まし1ぐ、好ましい実施態様として
シクロへキシルメタクリレートおよび/また」ゴメチル
シクロヘキシルメタクレート/メチルメタクリレートの
共重合組成比は(10/90)〜(90/10)、好ま
しくは(40/60 )〜(60/40 )、シクロへ
キシルメタクリレート、メチルシクロヘキシルメタクリ
レート、オよびメチルメタクリレートの3者を合計して
90重量%以上で用いられる態様が挙げられ春本ルム枳
る○ 本発明の共重合体は吸水性が改良された新規な光学用樹
脂組成物となシ、本発明の樹脂組成物を用いて成型した
光学用素子も吸湿による面精度の変化は極めて少なく、
かつ耐衝撃性の優れた好適な光学用素子と成るものであ
る。ここに吸水性とはJISK−7110規格で表示す
るもので、吸水性が大きいとは該規格で0.3%以上を
言う。また面精度とは光学測定法によるニュートンリン
グの変化数によって計測される。さらにまた、耐衝撃性
とはJISK−7110規格で表示するアイゾツト衝撃
強度を言う。
本発明の樹脂組成物の重合方法は、特に限定するもので
はないが、例えば乳化重合、懸濁重合、塊状重合、放射
線重合等が用いられる。
又、本発明における樹脂組成物は耐光性向上のために、
紫外線吸収剤を含有してもよい。紫外線吸収剤としては
、可視域の透過率まで減少させるものでなく、他の樹脂
特性を劣化させるものでなければ良く、例えば0−ヒド
ロキシサリチル酸フ16− エニル系化合物、o−ヒドロキシベンゾフェノン系化0
 物、2−(o−ヒドロキシフェニル)−ベンゾトリア
ゾール糸化合物、シアノアクリレート系化合物等を用い
ることができる。さらにまた熱安定剤として2.6−ジ
ー第三ブチル−p−クレゾール、2.4−ジ−メチル−
6−第三ブチル−フェノール、2.2′−メチレンビス
(4−メチル−6−第三ブチルフェノール)、4.4’
−ブチリデンビス(3−メチル−6−第三ブチルフェノ
ール)、4゜4′−チオビス(3−メチル−6−第三ブ
チルフェノール)、1.1.3− )リス(2−メチル
−4−ヒ17− t−But−Bu OH (R: CI2〜CI4のアルキル基)ジラウリルチオ
ジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート
、ジステアリルβ、β−チ等を含有しても良い。
本発明の樹脂組成物は成形時の流動性をよシ一層向上さ
せるために可塑剤を含南゛シても良い。可塑剤としては
、2−エチルへキシルフタレート、n−ブチルフタレー
ト、イソテカニルフタレート、]・リデカニルフタレー
ト、ヘプチルフタレート、ノニルフタレート等のアルキ
ルフタレート類、2−エチルへキシルアジペート、セバ
シン酸、2−エチルヘキシル等の二塩基酸のアルキルエ
ステル類、リン酸トリブチル、リン酸トリオクチル、リ
ン酸トリクレジル、リン酸トリフェニル、リン酸トリキ
シレニル等のリン酸アルキルエステル類、エポキシ化オ
レイン酸オクチル、エポキシ化オレイン酸ブチル等のエ
ポキシ化脂肋敵エステル、その他、ポリエステル糸可塑
剤、塩素化脂肪酸エステル類等、およそ可塑剤としての
働きを有するものであれは、どんなものでも用いること
ができる。
又、これらは二種以上併用しても良い。
壕だ滑剤として、シリコンオイル、ジメチルポリシロキ
サン、ポリシロキサン、脂肪族フロロ力” ン、k 動
又は固形のパラフィン、ブチルアシッドホスフェート、
ブトキシエチルアシッドホスフェート、2−エチルヘキ
シルアシッドホスフェート、β−クロロエチルアシッド
ホスフェート、ジ(2−エチルヘキシル)ホスフェート
、工fL/ングリコールアシツドホスフエート、(2−
ヒドロキシエチル)メタクリレート・アシッドホスフェ
ート、アルキルアクリレートオリゴマー等を含有しても
よい。
本発明の樹脂組成物を成型して、光学用素子を作る場合
の成型法は射出成型法のほか、圧縮成型法あるいは射出
成型と圧縮成型の折衷法例えばローリンクス法、マイク
ロモールディング法等、およそ一旦樹脂を溶融あるいは
半溶融させて成型させる方法はすべて適用できる。これ
らの成型法の20− うぢ、従来の汎用樹脂では複屈折の程度が比較的大きく
なっていた成型法はど本発明の効釆は大きい。具体的に
は例えば射出成型法において本発明は最も有利であυ、
射出成型と圧縮成型との折衷法および圧縮成型法におい
て有利でめる。
ここに複屈折は前記した光学的測定によってこの位相差
を計測することで求められる。
本発明の光学用樹脂組成物を用いて、成型することで得
られる光学用素子では、複屈折が大巾に改善され、従来
の汎用樹脂と比較すれば、憧めて好適な光学用素子であ
ることが明確となるものである。
本発明の光学用樹脂組成物による成形品は耐衡撃性に対
しても改善される。
本発明の樹脂組成物を成型して得られる光学用素子の特
性は改良されているが、更に、安定性向上のために、成
型品表面にコーティングをほどこすことによって、耐吸
湿性をよシ向上させ、結果的に寸法安定性をよυ向上さ
せる手段を採ってもよい。
21− 本発明の樹力旨組成物を成型することによって得られる
光学用素子とは、例えばスチールカメラ用、ビデオカメ
ラ用、望遠鏡用、眼鏡用、ハードコンタクトレンズ用、
太陽光集合用等のいわゆるレンズ類、ペンタプリズム等
のプリズム類、凹面鏡、ポリゴン等の鏡類、オプティカ
ルファイバー、光導波路等光導性素子類、光学方式ビデ
オディスク、オーディオディスク等のディスク類痔、光
を透過することによって機能を発揮する素子をいう。
以下、実施例によ)本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれに限定されない。なお、以下の実施例において
、「部」とは「重量部」を示す。
実施例−1 〔硬質架橋性樹脂の合成〕 メタクリル酸シクロヘキシル    98部ブチレンジ
メタクリレート      2部過硫酸カリウム   
        0.3部ラウリル硫酸ナトリウム  
     0.2部蒸留水             
300部冷却管、窒素導入管、撹拌棒、温度計の装着さ
れた反応釜に上記組成物を加え70℃で2時間反応させ
たところ料子径約0.13 pmのラテックスを得た。
この共重合体をラテックスAとする。
〔架倫性弾性体の合成〕
蒸留水300部を入れた反応釜に上記ラテックスA(固
形分約20%)を加え75℃に加熱した後にアクリル酸
ブチル80部、t−ブチルスチレン20 部、’テトラ
エチレングリコールジアクリレート1都、ラウロイルバ
ーオキサイド0.5部からなる七ツマ−の混合物を4時
間かけて添加した。徐加終了後をラテックスBとする。
上i己うテックスB(固形分約10チ)に以下に示す組
成のモノマー混合物1及び2を添加し75℃で8時間加
熱した○ モノマー混合物1 メタクリル酸シクロヘキシル      90部アクリ
ル酸メチル           10部エチレングリ
コールジメタクリレート  1部ラウロイルパーオキサ
イド       I R1(モノマー混合物2 メタクリル酸シクロヘキシル     xoogラウロ
イルバーオキザイド      0.5部得られrcシ
ラテックス共重合体は、内部が硬質架橋重合体及び弾性
を有する共重合体がら実質的になり、その外側がシクロ
ヘキシルメタクリレートを共重合成分として含む共重合
体で被覆てれた積層構造の微粒子状のものであった。
この共M合体に、熱安定剤として、2,6−ジターシャ
IJ フチルー4−メチルフェノール3.2 M、紫外
線吸収剤として、ベンゾトリアゾール系化合物(v北化
学社H、JF−77) o、:t 11+ヲ加t、ベレ
ット化し樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を樹脂の温
度を230℃として射出成型して中心部の厚さ3mのレ
ンズ成型品を作成した。これを不発=24一 実施例−2 実施例−1に示した樹脂組成物を樹脂温度260℃とし
て射出成型して直径12皓導さ12間の本発明の円盤状
ザンプルー1を作成したところ複屈折特性である位相遅
れは15度であった。
実施例−3 実施例−1におけるモノマー混合物1および2の組成を
次のようにかえた以外は同様にして重合を行なった。
モノマー混合物1 メタクリル酸メチル         70部メタクリ
ル酸シクロヘキシル     30部エチレングリコー
ルジメタクリレート1.5部ラウロイルパーオキサイド
      0.7部モノマー混合物2 メタクリル酸メチル         20部メタクリ
ル酸シクロヘキシル     800部ラウロイルパー
オキサイド    0.5部上記組成によるモノマーを
用いた以外は実施例−1と同様にしてレンズ成型品を得
た。これを本25− 発明のレンズザンブル−2とする。
本樹脂の衝撃試験値はJISK−7110アイゾツト衝
撃試験法で3.5でおった。
また、複屈折特性である位相遅れは26度であった0 実施例−4 実施例−3に示した樹脂組成物を倒瓶温度260℃とし
て射出成型して直径12.0m厚さ12閣の本発明の円
盤状サンプル−2を作成したところ複屈折特性である位
相遅れは15度であった。
実施例−5 メタクリル酸シクロヘキシル      95部ブチレ
ンジメタクリレート       5部過硫酸カリウム
            0.3部ラウリル硫酸ナトリ
ウム        0,2部蒸留水        
       300部上記組成よりなるモノマー混合
物を用いて硬質架橋樹脂を合成した以外は実施例−1と
同様にしてレンズザンブル−2とする。
本樹脂の衝撃試験値はJISK−7’llOアイゾツト
向撃試験法で34であった。
1だ複M(折重゛慴である位相遅れ一32度であった1
、実施例 実施例−5eこ丁した樹脂組成物ケ樹脂温度260℃と
して射出成型して直径12.0 cm厚さ1.2簡の本
発明の円盤状ザンブルー3を作成したところ複屈折特性
である位相遅れは18度であった。
比軟例−1 メタクリル酸シクロヘキシル     100都n−ド
デシルメルカプタン       2部過硫酸カリウム
            0.3部うウリル硫岐ナトリ
ウム        0.2部蒸留水        
      300部冷却管、窒素導入管、撹拌棒、温
度計の装着された反応釜に上記組成物を加え、60℃で
4時間反応された。
重合終了後、室温まで冷却し、IN(iilt酸水溶液
100部を加え70℃で20分加熱した。放冷後、重合
体を濾別し、蒸留水で洗浄した。これを実施例−1と同
様にして、レンズ成型品を得た。これを比較レンズサン
プル−1とする。
本樹脂の衝撃試験値はJ I 5K−7110アイゾソ
ド衝撃試験法で0.1であった。
また複屈折特性である位相遅れは20度であった。
比較例−2 メタクリル酸シクロヘキシル      20部メタア
クリル酸メチル         80部ラウロイルパ
ーオキサイド      0.5都冷却管、窒素導入管
、撹拌棒、温度計の装着された反応釜に、リン酸カルシ
ウム1.0部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.
01部、蒸Wi 水200部を準備し、これに上記組成
物を加え、70℃で6時間反応させた。
重合完了後、塩酸処理、水洗、濾過、乾燥させ共重合体
を得た。
この樹脂組成物を実施例−1と同様にして、レンズ成型
品を得た。これを比較レンズサンプル−2とする。
本樹脂の衝撃試験値はJISK−7110アイゾツト衝
撃試験法で1.2でめった。
28− また、複屈折特性である位相遅れは15度であった0 比較例−3 メタアクリル酸メチル        100部ラウロ
イルパーオキサイド      0.5部冷却管、窒素
導入管、撹拌棒、温度計の装着された反応釜に、リン酸
カルシウム1.0部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソー
ダ0.01ffB、蒸1水200部を準備し、これに上
記組成物を加え、70℃で6時間反応させた。
重合完了後、塩酸処理、水洗、濾過、乾燥をせ共重合体
を得た。
この樹脂組成物を実施例−1と同様にして、レンズ成型
品を得た。これを比較レンズサンプル−3とする。
29− 第  1  表 本樹脂の衝撃試験値はJISK−7110アイゾツト(
iIir 撃試験法で1.6であった。
以上に乍げだ試料の特性を第1衣に捷とめた。
本発明の試オ;+が耐衝撃性及び吸水性に於て優れ、ま
た複ル(折に於ても光学的に最良の従来のメタクリル樹
脂に遜色のないことを示している。
代理人   桑 原 義 美

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記(イ)および(ロ)から実質的になる核をシ
    クロヘキシルメタクリレート単位および/またはメチル
    シクロへキシルメタクリレート単位を全モノマ一単位に
    対して10重量%以上含有する1合体で被徨した積層構
    造粒子を主成分として含むことを特徴とする光学用樹脂
    組成物。 (イ) メタクリル酸エステル単位を全モノマ一単位に
    対して10重′Ik%以上含有する硬質架橋重合体また
    は共重合体。 (ロ) アクリル酸エステルおよび/またはメタクリル
    酸エステルを主成分とする弾性を有する重合体または共
    重合体。
  2. (2)下記(イ)および(ロ)から実質的になる核をシ
    クロヘキシルメタクリレート単位および/またはメチル
    シクロへキシルメタクリレート単位を全モノマ一単位に
    対して10重量%以上含有する重合体で被稜したf*層
    構造粒子を主成分として含む光学用樹脂組成物を成型す
    ることにより得られることを特徴とする光学用素子。 (イ) メタクリル酸エステル単位を全モノマー学位に
    対して10重量係以上含有する硬質架橋重合体せたは共
    重合体。 (ロ) アクリル酸エステルおよび/またはメタクリル
    酸エステルを主成分とする弾性を有する重合体または共
    重合体。
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