JP3053239B2 - 低吸湿性メタクリル系樹脂組成物 - Google Patents
低吸湿性メタクリル系樹脂組成物Info
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- JP3053239B2 JP3053239B2 JP3073874A JP7387491A JP3053239B2 JP 3053239 B2 JP3053239 B2 JP 3053239B2 JP 3073874 A JP3073874 A JP 3073874A JP 7387491 A JP7387491 A JP 7387491A JP 3053239 B2 JP3053239 B2 JP 3053239B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低吸湿性メタクリル系
樹脂組成物に関し、さらに詳しくは光学用情報記録担
体、光学レンズ等の光学素子に好適な低吸湿性メタクリ
ル系樹脂組成物に関する。
樹脂組成物に関し、さらに詳しくは光学用情報記録担
体、光学レンズ等の光学素子に好適な低吸湿性メタクリ
ル系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズを始めとする光学用の材料
としては、精度、信頼性の面からガラスが広く用いら
れ、プラスチックがこの分野に参入して以来すでに長い
年月が経過しているにもかかわらず、ガラスに代るプラ
スチックが見出されていないのが現状である。しかし近
年の社会、産業の発展に伴い光学用素子への要求品質も
多様化し、必ずしもガラスの品質、性能が必要とされな
い分野、あるいは軽量化、量産化、非球面化などプラス
チックの利点が多い分野などに、プラスチックは急速に
その用途を拡大しつつあり、特にカメラ、複写機、レー
ザー光学機器類の光学レンズ、光学用情報記録用ディス
ク等への進出が目ざましい。
としては、精度、信頼性の面からガラスが広く用いら
れ、プラスチックがこの分野に参入して以来すでに長い
年月が経過しているにもかかわらず、ガラスに代るプラ
スチックが見出されていないのが現状である。しかし近
年の社会、産業の発展に伴い光学用素子への要求品質も
多様化し、必ずしもガラスの品質、性能が必要とされな
い分野、あるいは軽量化、量産化、非球面化などプラス
チックの利点が多い分野などに、プラスチックは急速に
その用途を拡大しつつあり、特にカメラ、複写機、レー
ザー光学機器類の光学レンズ、光学用情報記録用ディス
ク等への進出が目ざましい。
【0003】しかるにこのような用途に用いられている
プラスチックは、耐熱性、吸湿性、及び屈折率、分散、
複屈折等の光学的性質などの改良すべき問題点を数多く
有しているのが実情である。例えばポリカーボネート樹
脂は、光学用レンズとしては分散が大きい為色収差の発
生が大きいという問題点があり、また記録用光ディスク
材料としては、その分子構造に起因する複屈折が大きい
などの欠点から光記録材料用としては使用範囲が限定さ
れる。一方、メタクリル樹脂は吸湿性が高く耐熱性が低
いという問題を有するが、低分散、低複屈折性などの光
学レンズ、光ディスクとして最も必要な性質を有してい
る。それ故近年、メタクリル樹脂の光学的性質を保持し
ながら、吸湿性の改善、耐熱性の向上等に関し、数多く
の提案がなされており、例えば吸湿性を改善する方法と
してメタクリル酸メチルとスチレンを共重合する方法
(特開昭57−33446号公報)、メタクリル酸メチ
ルとメタクリル酸シクロヘキシルを共重合する方法(特
開昭57−186241号公報)、メタクリル酸メチル
とメタクリル酸シクロデシルを共重合する方法(特開昭
61−159408号公報)、メタクリル酸メチルとメ
タクリル酸シクロアルキルエステルの共重合体とポリカ
ーボネートをブレンドする方法(特開昭64−1749
号公報)、アクリル樹脂にメタクリル酸メチルとスチレ
ンの共重合体を混合する方法(特開平2−115251
号公報)などが挙げられる。
プラスチックは、耐熱性、吸湿性、及び屈折率、分散、
複屈折等の光学的性質などの改良すべき問題点を数多く
有しているのが実情である。例えばポリカーボネート樹
脂は、光学用レンズとしては分散が大きい為色収差の発
生が大きいという問題点があり、また記録用光ディスク
材料としては、その分子構造に起因する複屈折が大きい
などの欠点から光記録材料用としては使用範囲が限定さ
れる。一方、メタクリル樹脂は吸湿性が高く耐熱性が低
いという問題を有するが、低分散、低複屈折性などの光
学レンズ、光ディスクとして最も必要な性質を有してい
る。それ故近年、メタクリル樹脂の光学的性質を保持し
ながら、吸湿性の改善、耐熱性の向上等に関し、数多く
の提案がなされており、例えば吸湿性を改善する方法と
してメタクリル酸メチルとスチレンを共重合する方法
(特開昭57−33446号公報)、メタクリル酸メチ
ルとメタクリル酸シクロヘキシルを共重合する方法(特
開昭57−186241号公報)、メタクリル酸メチル
とメタクリル酸シクロデシルを共重合する方法(特開昭
61−159408号公報)、メタクリル酸メチルとメ
タクリル酸シクロアルキルエステルの共重合体とポリカ
ーボネートをブレンドする方法(特開昭64−1749
号公報)、アクリル樹脂にメタクリル酸メチルとスチレ
ンの共重合体を混合する方法(特開平2−115251
号公報)などが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
方法ではある程度の吸湿性の改善効果は認められるもの
の、機械的強度の低下が大きいため吸湿性の改善には限
度があり、光情報記録体材料などの光学用素子として十
分満足するものが得られていないのが実情である。
方法ではある程度の吸湿性の改善効果は認められるもの
の、機械的強度の低下が大きいため吸湿性の改善には限
度があり、光情報記録体材料などの光学用素子として十
分満足するものが得られていないのが実情である。
【0005】したがって本発明の目的は、低吸湿性に優
れ、かつ良好な透明性と、機械的強度とを保持したメタ
クリル系樹脂を提供することにある。
れ、かつ良好な透明性と、機械的強度とを保持したメタ
クリル系樹脂を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記目的
を達成すべく特定のメタクリル酸エステルに着目して鋭
意検討した結果、メタクリル酸メチル及び特定のメタク
リル酸エステルからなる共重合体と、メタクリル酸メチ
ル及び芳香族ビニルからなる共重合体とをブレンドした
樹脂組成物が低吸湿性に優れ、メタクリル樹脂の特徴で
ある透明性、機械的強度を保持していることを見出し、
本発明を完成した。
を達成すべく特定のメタクリル酸エステルに着目して鋭
意検討した結果、メタクリル酸メチル及び特定のメタク
リル酸エステルからなる共重合体と、メタクリル酸メチ
ル及び芳香族ビニルからなる共重合体とをブレンドした
樹脂組成物が低吸湿性に優れ、メタクリル樹脂の特徴で
ある透明性、機械的強度を保持していることを見出し、
本発明を完成した。
【0007】即ち、本発明の要旨とするところは、メタ
クリル酸メチル50〜90重量%、下記一般式(I)
クリル酸メチル50〜90重量%、下記一般式(I)
【0008】
【化2】 (式中、 Rは水素原子またはハロゲン原子を表わし、
nは1〜5の整数である。)で示されるメククリル酸エ
ステル50〜10重量%及び共重合可能な他のビニル単
量体0〜20重量%からなる共重合体(A)10〜95
重量部と、メククリル酸メチル10〜90重量%、芳香
族ビニル単量体90〜10重量%及び共重合可能な他の
ビニル単量体0〜20重量%からなる共重合体(B)9
0〜5重量部とよりなる低吸湿性メククリル系樹脂組成
物、及び該樹脂組成物からなる光学用素子である。
nは1〜5の整数である。)で示されるメククリル酸エ
ステル50〜10重量%及び共重合可能な他のビニル単
量体0〜20重量%からなる共重合体(A)10〜95
重量部と、メククリル酸メチル10〜90重量%、芳香
族ビニル単量体90〜10重量%及び共重合可能な他の
ビニル単量体0〜20重量%からなる共重合体(B)9
0〜5重量部とよりなる低吸湿性メククリル系樹脂組成
物、及び該樹脂組成物からなる光学用素子である。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明に用いられる共重合体(A)を構成
するメタクリル酸メチルは、メタクリル樹脂の特徴であ
る優れた光学的性質及びバランスの取れた機械的強度を
保持するために、他の単量体より優位量用いる必要があ
り、その添加量は50〜90重量%、より好ましくは6
0〜85重量%である。添加量が50重量%未満では上
記の特徴が保持されず、90重量%を超えた場合、吸湿
性が低下したり、共重合体(B)との相溶性が不足し、
ヘイズが増加するなどの問題がある。
するメタクリル酸メチルは、メタクリル樹脂の特徴であ
る優れた光学的性質及びバランスの取れた機械的強度を
保持するために、他の単量体より優位量用いる必要があ
り、その添加量は50〜90重量%、より好ましくは6
0〜85重量%である。添加量が50重量%未満では上
記の特徴が保持されず、90重量%を超えた場合、吸湿
性が低下したり、共重合体(B)との相溶性が不足し、
ヘイズが増加するなどの問題がある。
【0011】本発明の共重合体(A)に用いられる一般
式(I)で表わされるメタクリル酸エステルとしては、
例えば、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ブロモフ
ェニル、メタクリル酸ジブロモフェニル、メタクリル酸
2,4,6−トリブロモフェニル、メタクリル酸モノク
ロルフェニル、メタクリル酸ジクロルフェニル、メタク
リル酸トリクロルフェニルなどが挙げられ、特に一般式
(II)
式(I)で表わされるメタクリル酸エステルとしては、
例えば、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ブロモフ
ェニル、メタクリル酸ジブロモフェニル、メタクリル酸
2,4,6−トリブロモフェニル、メタクリル酸モノク
ロルフェニル、メタクリル酸ジクロルフェニル、メタク
リル酸トリクロルフェニルなどが挙げられ、特に一般式
(II)
【0012】
【化3】 (式中、Xはハロゲン原子を示し、nは1〜5の整数で
ある)で示されるハロゲン化芳香族炭化水素基を有する
メタクリル酸エステルが好ましく、メタクリル酸2,
4,6−トリブロモフェニルが最も好ましい。一般式
(I)で示されるメタクリル酸エステルは、主として低
吸湿性を向上させる目的で用いられ、その添加量は10
〜50重量%、好ましくは15〜40重量%である。添
加量が10重量%未満では低吸湿性の改善効果が低く、
また本発明で用いる共重合体(B)との相溶性が不足し
てヘイズが増加する傾向があり好ましくない。一方、添
加量が50重量%を超える場合には、機械的性質が低下
したり、透明性が低下したりするなどの問題が生ずるこ
とがあり好ましくない。
ある)で示されるハロゲン化芳香族炭化水素基を有する
メタクリル酸エステルが好ましく、メタクリル酸2,
4,6−トリブロモフェニルが最も好ましい。一般式
(I)で示されるメタクリル酸エステルは、主として低
吸湿性を向上させる目的で用いられ、その添加量は10
〜50重量%、好ましくは15〜40重量%である。添
加量が10重量%未満では低吸湿性の改善効果が低く、
また本発明で用いる共重合体(B)との相溶性が不足し
てヘイズが増加する傾向があり好ましくない。一方、添
加量が50重量%を超える場合には、機械的性質が低下
したり、透明性が低下したりするなどの問題が生ずるこ
とがあり好ましくない。
【0013】本発明の共重合体(A)には、成形性等を
改善するため必要に応じて、前記メタクリル酸メチル及
び一般式(I)で表わされるメタクリル酸エステルと共
重合可能な他のビニル単量体をその構成成分として用い
ることができる。共重合可能な他のビニル単量体として
は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸オクチル等のアクリル酸エステル
類、メタクリル酸シクロデシル、メタクリル酸シクロヘ
キシル、メタクリル酸ナフチル、メタクリル酸ベンジル
などのメタクリル酸エステル類、スチレン、ビニルトル
エン等の芳香族ビニル単量体、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル等のニトリル化合物、シクロヘキシルマ
レイミド、o−クロロフェニルマレイミド等のN置換マ
レイミド化合物などが挙げられる。これらのビニル単量
体は単独または2種以上用いることができ、その添加量
は0〜20重量%、好ましくは1〜10重量%である。
添加量が20重量%を超えると耐熱性や機械的性質の低
下を招き好ましくない。
改善するため必要に応じて、前記メタクリル酸メチル及
び一般式(I)で表わされるメタクリル酸エステルと共
重合可能な他のビニル単量体をその構成成分として用い
ることができる。共重合可能な他のビニル単量体として
は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸オクチル等のアクリル酸エステル
類、メタクリル酸シクロデシル、メタクリル酸シクロヘ
キシル、メタクリル酸ナフチル、メタクリル酸ベンジル
などのメタクリル酸エステル類、スチレン、ビニルトル
エン等の芳香族ビニル単量体、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル等のニトリル化合物、シクロヘキシルマ
レイミド、o−クロロフェニルマレイミド等のN置換マ
レイミド化合物などが挙げられる。これらのビニル単量
体は単独または2種以上用いることができ、その添加量
は0〜20重量%、好ましくは1〜10重量%である。
添加量が20重量%を超えると耐熱性や機械的性質の低
下を招き好ましくない。
【0014】次に本発明に用いられる共重合体(B)を
構成するメタクリル酸メチルは、共重合体(A)と相溶
し、透明性を保持する為の成分であり、その添加量は1
0〜90重量%、好ましくは20〜80重量%である。
添加量が10重量%未満であるかまたはそれが90重量
%を超える場合には、共重合体(A)との相溶性が低下
して透明性が得られない。
構成するメタクリル酸メチルは、共重合体(A)と相溶
し、透明性を保持する為の成分であり、その添加量は1
0〜90重量%、好ましくは20〜80重量%である。
添加量が10重量%未満であるかまたはそれが90重量
%を超える場合には、共重合体(A)との相溶性が低下
して透明性が得られない。
【0015】本発明の共重合体(B)に用いられる芳香
族ビニル単量体としては、スチレン、ビニルトルエン、
α−メチルスチレン等が挙げられ、特に好ましくはスチ
レンである。その使用量は、10〜90重量%、好まし
くは20〜80重量%である。添加量が10重量%未満
であるかまたはそれが90重量%を超える場合には、相
溶性が低下して透明性が得られない。
族ビニル単量体としては、スチレン、ビニルトルエン、
α−メチルスチレン等が挙げられ、特に好ましくはスチ
レンである。その使用量は、10〜90重量%、好まし
くは20〜80重量%である。添加量が10重量%未満
であるかまたはそれが90重量%を超える場合には、相
溶性が低下して透明性が得られない。
【0016】本発明の共重合体(B)には、メタクリル
酸メチル及び芳香族ビニル単量体と共重合可能な他のビ
ニル単量体をその構成成分として必要に応じて用いるこ
とができる。共重合可能な他のビニル単量体としては、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ルなどのアクリル酸エステル類、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸ブチルなどのメタクリル酸エステル類(メ
タクリル酸メチルを除く)、アクリロニトリル、メタク
リロニトリルなどのニトリル化合物、シクロヘキシルマ
レイミド、o−クロロフェニルマレイミド等のN置換マ
レイミド化合物などが挙げられる。これらのビニル単量
体の添加量は、0〜20重量%、好ましくは1〜10重
量%である。添加量が20重量%を超えると耐熱性が低
下したり、透明性が低下したりして好ましくない。
酸メチル及び芳香族ビニル単量体と共重合可能な他のビ
ニル単量体をその構成成分として必要に応じて用いるこ
とができる。共重合可能な他のビニル単量体としては、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ルなどのアクリル酸エステル類、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸ブチルなどのメタクリル酸エステル類(メ
タクリル酸メチルを除く)、アクリロニトリル、メタク
リロニトリルなどのニトリル化合物、シクロヘキシルマ
レイミド、o−クロロフェニルマレイミド等のN置換マ
レイミド化合物などが挙げられる。これらのビニル単量
体の添加量は、0〜20重量%、好ましくは1〜10重
量%である。添加量が20重量%を超えると耐熱性が低
下したり、透明性が低下したりして好ましくない。
【0017】本発明に用いる共重合体(A)及び共重合
体(B)の分子量は特に制限は無いが、好ましくは20
℃、クロロホルム中の固有粘度が0.3〜1.3dl/gr
の範囲にあるものである。
体(B)の分子量は特に制限は無いが、好ましくは20
℃、クロロホルム中の固有粘度が0.3〜1.3dl/gr
の範囲にあるものである。
【0018】本発明に用いる共重合体(A)及び(B)
の製造は、一般に公知とされている重合方法、例えば懸
濁重合法、塊状重合法、溶液重合法等により行われ、い
ずれの製造方法でもよい。重合温度は一般に用いられて
いる50〜160℃で重合することが出来る。また重合
に際し、通常用いられる重合開始剤、例えば2,2′−
アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス−
2,4−ジメチルバレロニトリル等のアゾ化合物、ラウ
ロイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ2エチル
ヘキサノエート、1,1,3,3−テトラメチルブチル
パーオキシ2エチルヘキサノエート、ベンゾイルパーオ
キサオイド等の有機過酸化物であり、連鎖移動剤として
はn−ブチルメルカプタン、n−オクチルメルカプタ
ン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプ
タンなどを用いることが出来る。
の製造は、一般に公知とされている重合方法、例えば懸
濁重合法、塊状重合法、溶液重合法等により行われ、い
ずれの製造方法でもよい。重合温度は一般に用いられて
いる50〜160℃で重合することが出来る。また重合
に際し、通常用いられる重合開始剤、例えば2,2′−
アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス−
2,4−ジメチルバレロニトリル等のアゾ化合物、ラウ
ロイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ2エチル
ヘキサノエート、1,1,3,3−テトラメチルブチル
パーオキシ2エチルヘキサノエート、ベンゾイルパーオ
キサオイド等の有機過酸化物であり、連鎖移動剤として
はn−ブチルメルカプタン、n−オクチルメルカプタ
ン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプ
タンなどを用いることが出来る。
【0019】本発明の低吸湿性メタクリル系樹脂組成物
は、共重合体(A)10〜95重量部、好ましくは35
〜90重量部と、共重合体(B)90〜5重量部、好ま
しくは65〜10重量部とよりなるものである。共重合
体(B)の割合が、5重量部未満では低吸湿性の効果が
十分でなく、一方90重量部を超える場合には、透明性
が得られなかったり、機械的強度が低下したりして好ま
しくない。
は、共重合体(A)10〜95重量部、好ましくは35
〜90重量部と、共重合体(B)90〜5重量部、好ま
しくは65〜10重量部とよりなるものである。共重合
体(B)の割合が、5重量部未満では低吸湿性の効果が
十分でなく、一方90重量部を超える場合には、透明性
が得られなかったり、機械的強度が低下したりして好ま
しくない。
【0020】このような樹脂組成物の製造方法として
は、共重合体(A)及び共重合体(B)をブラベンダ
ー、ヘンシェルミキサー、タンブラー等の通常用いる混
合機で混合したり、これらを押出機で混練してペレット
やシートとしたり、混合物やペレットなどを圧縮成形機
や射出成形機などの成形加工機で成形し付型物としたり
するなどの方法を挙げることができ、特に制限はない。
は、共重合体(A)及び共重合体(B)をブラベンダ
ー、ヘンシェルミキサー、タンブラー等の通常用いる混
合機で混合したり、これらを押出機で混練してペレット
やシートとしたり、混合物やペレットなどを圧縮成形機
や射出成形機などの成形加工機で成形し付型物としたり
するなどの方法を挙げることができ、特に制限はない。
【0021】本発明の組成物は必要に応じて一般の配合
剤、例えば紫外線吸収剤、熱安定剤、酸化防止剤、滑
剤、離型剤、洗顔料などを含むことができ、これらの配
合剤は共重合体の重合時、混合時又は溶融混合時の工程
等で添加することができる。
剤、例えば紫外線吸収剤、熱安定剤、酸化防止剤、滑
剤、離型剤、洗顔料などを含むことができ、これらの配
合剤は共重合体の重合時、混合時又は溶融混合時の工程
等で添加することができる。
【0022】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれ等により限定されるものではな
い。尚、実施例における評価方法は、次の(1)〜
(4)の方法で実施した。 (1)全光線透過率とヘイズ(%) 120φ×1.2t(mm)のディスク基板を、射出成形
機M−100DM(名機製作所製)で成形後、これをA
STM D1003の方法に準拠して測定した。 (2)固有粘度(dl/gr) クロロホルム中に一定濃度の樹脂を溶解後、自動粘度計
で20℃の条件で測定した。 (3)引張強度(kg/cm2 ) ASTM D638に準じたダンベル金型を用いて、射
出成形機J75SAV(日本製鋼所製)でダンベルを成
形し、ASTM D638の方法で測定した。 (4)吸湿率(%) 50.8φ×3.2t(mm)の円板金型を用い、射出成
形機J75SAV(日本製鋼所製)で成形し、恒温恒湿
槽(タバイエスペックPL−2型)60℃、90%RH
の条件での飽和吸湿率を測定した。 [実施例1] 1.共重合体(A)の製造 メタクリル酸メチル70重量%、アクリル酸メチル5重
量%、メタクリル酸2,4,6−トリブロモフェニル2
5重量%の単量体混合物100重量部に、ラウロイルパ
ーオキサイド0.2重量部、n−オクチルメルカプタン
0.2重量部、ステアリルアルコール0.1重量部を溶
解した単量体混合物15kgと、ポリメタクリル酸カリウ
ム1重量%水溶液300gr、リン酸2水素ナトリウム7
gr、リン酸水素2ナトリウム22grをあらかじめ溶解し
た純水30kgを攪拌機のついた50リットル耐圧反応槽
に仕込んだ。次いで反応槽の窒素置換を行い、80℃で
重合し、発熱ピーク後さらに、120℃、1時間重合し
た。これを冷却した後、洗浄、ロ過、乾燥の各工程を経
てビーズ状の共重合体を得た。このビーズの固有粘度は
0.75dl/grであった。 2.共重合体(B)の製造 メタクリル酸メチル30重量%、スチレン70重量%の
混合物100重量部にラウロイルパーオキサイド0.4
重量部、n−オクチルメルカプタン0.15重量部、ス
テアリルアルコール0.1重量部を溶解した単量体混合
物15kgと、ポリメタクリル酸カリウム1.0重量%水
溶液450gr、リン酸2水素ナトリウム14gr、リン酸
水素2ナトリウム40grをあらかじめ溶解した純水30
kgの攪拌機の付いた50リットル耐圧反応槽に仕込ん
だ。次いで反応槽の窒素置換を行った後、70℃で重合
し、発熱ピーク後さらに120℃、1時間重合した。こ
れを冷却した後、洗浄、ロ過、乾燥の各工程を経てビー
ズ状の共重合体を得た。このビーズの固有粘度は0.8
7dl/grであった。 3.ブレンド及び評価 以上のようにして得られた共重合体(A)3.0kgと共
重合体(B)2kgを、ヘンシェル型ミキサーで混合し、
シリンダー径40mmの押出機でペレット化後これを射出
成形し、試験片を得た。得られた試験片で、全光線透過
率、ヘイズ、固有粘度、引張強度、吸水率を各々測定し
た結果、全光線透過率92.2%、ヘイズ0.8%、引
張強度620kg/cm2 、吸水率0.72%の透明低吸湿
性樹脂であった。 [比較例1] 実施例1の共重合体(A)3.0kgと一般に市販されて
いるポリスチレン成形材料のスタイロン666(旭化成
製)2.0kgを、実施例1と同様にしてブレンドし、ペ
レット化したのち、実施例1と同様に試験片を得て評価
した結果、全光線透過率44.8%、ヘイズ78.5%
で透明性はほとんど無かった。 [実施例2〜7]
するが、本発明はこれ等により限定されるものではな
い。尚、実施例における評価方法は、次の(1)〜
(4)の方法で実施した。 (1)全光線透過率とヘイズ(%) 120φ×1.2t(mm)のディスク基板を、射出成形
機M−100DM(名機製作所製)で成形後、これをA
STM D1003の方法に準拠して測定した。 (2)固有粘度(dl/gr) クロロホルム中に一定濃度の樹脂を溶解後、自動粘度計
で20℃の条件で測定した。 (3)引張強度(kg/cm2 ) ASTM D638に準じたダンベル金型を用いて、射
出成形機J75SAV(日本製鋼所製)でダンベルを成
形し、ASTM D638の方法で測定した。 (4)吸湿率(%) 50.8φ×3.2t(mm)の円板金型を用い、射出成
形機J75SAV(日本製鋼所製)で成形し、恒温恒湿
槽(タバイエスペックPL−2型)60℃、90%RH
の条件での飽和吸湿率を測定した。 [実施例1] 1.共重合体(A)の製造 メタクリル酸メチル70重量%、アクリル酸メチル5重
量%、メタクリル酸2,4,6−トリブロモフェニル2
5重量%の単量体混合物100重量部に、ラウロイルパ
ーオキサイド0.2重量部、n−オクチルメルカプタン
0.2重量部、ステアリルアルコール0.1重量部を溶
解した単量体混合物15kgと、ポリメタクリル酸カリウ
ム1重量%水溶液300gr、リン酸2水素ナトリウム7
gr、リン酸水素2ナトリウム22grをあらかじめ溶解し
た純水30kgを攪拌機のついた50リットル耐圧反応槽
に仕込んだ。次いで反応槽の窒素置換を行い、80℃で
重合し、発熱ピーク後さらに、120℃、1時間重合し
た。これを冷却した後、洗浄、ロ過、乾燥の各工程を経
てビーズ状の共重合体を得た。このビーズの固有粘度は
0.75dl/grであった。 2.共重合体(B)の製造 メタクリル酸メチル30重量%、スチレン70重量%の
混合物100重量部にラウロイルパーオキサイド0.4
重量部、n−オクチルメルカプタン0.15重量部、ス
テアリルアルコール0.1重量部を溶解した単量体混合
物15kgと、ポリメタクリル酸カリウム1.0重量%水
溶液450gr、リン酸2水素ナトリウム14gr、リン酸
水素2ナトリウム40grをあらかじめ溶解した純水30
kgの攪拌機の付いた50リットル耐圧反応槽に仕込ん
だ。次いで反応槽の窒素置換を行った後、70℃で重合
し、発熱ピーク後さらに120℃、1時間重合した。こ
れを冷却した後、洗浄、ロ過、乾燥の各工程を経てビー
ズ状の共重合体を得た。このビーズの固有粘度は0.8
7dl/grであった。 3.ブレンド及び評価 以上のようにして得られた共重合体(A)3.0kgと共
重合体(B)2kgを、ヘンシェル型ミキサーで混合し、
シリンダー径40mmの押出機でペレット化後これを射出
成形し、試験片を得た。得られた試験片で、全光線透過
率、ヘイズ、固有粘度、引張強度、吸水率を各々測定し
た結果、全光線透過率92.2%、ヘイズ0.8%、引
張強度620kg/cm2 、吸水率0.72%の透明低吸湿
性樹脂であった。 [比較例1] 実施例1の共重合体(A)3.0kgと一般に市販されて
いるポリスチレン成形材料のスタイロン666(旭化成
製)2.0kgを、実施例1と同様にしてブレンドし、ペ
レット化したのち、実施例1と同様に試験片を得て評価
した結果、全光線透過率44.8%、ヘイズ78.5%
で透明性はほとんど無かった。 [実施例2〜7]
【0023】表1、表2に示した組成で、表1、表2に
表した固有粘度になるように連鎖移動剤及び重合開始剤
の種類と添加量を変えた以外、実施例1と同様の条件で
重合した後、実施例1と同様な工程を経て、A−1〜A
−6のごとき共重合体(A)とB−1〜B−5のごとき
共重合体(B)を各々得た。
表した固有粘度になるように連鎖移動剤及び重合開始剤
の種類と添加量を変えた以外、実施例1と同様の条件で
重合した後、実施例1と同様な工程を経て、A−1〜A
−6のごとき共重合体(A)とB−1〜B−5のごとき
共重合体(B)を各々得た。
【0024】次いで表3に示した割合で共重合体(A)
と共重合体(B)を実施例1と同様にして混合し、ペレ
ット化後、試験片を得た。得られた試験片を所定の評価
方法に従い評価した。
と共重合体(B)を実施例1と同様にして混合し、ペレ
ット化後、試験片を得た。得られた試験片を所定の評価
方法に従い評価した。
【0025】評価の結果を表3に示すが、これらの試験
片は全光線透過率が90%以上、ヘイズが2%以下と透
明性良好であり、またその吸湿性は通常のメタクリル樹
脂成形材料の70%以下、引張強度は500kg/cm2 以
上と良好な物性を示した。
片は全光線透過率が90%以上、ヘイズが2%以下と透
明性良好であり、またその吸湿性は通常のメタクリル樹
脂成形材料の70%以下、引張強度は500kg/cm2 以
上と良好な物性を示した。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】 表1および表2中の単量体の略号は以下の通りである。 TBPMA:メタクリル酸2,4,6−トリブロモフェ
ニル MBPMA:メタクリル酸モノブロモフェニル PhMA:メタクリル酸フェニル CHMA:メタクリル酸シクロヘキシル BzMA:メタクリル酸ベンジル EMA:メタクリル酸エチル MA:アクリル酸メチル EA:アクリル酸エチル ST:スチレン MST:メチルスチレン AN:アクリロニトリル
ニル MBPMA:メタクリル酸モノブロモフェニル PhMA:メタクリル酸フェニル CHMA:メタクリル酸シクロヘキシル BzMA:メタクリル酸ベンジル EMA:メタクリル酸エチル MA:アクリル酸メチル EA:アクリル酸エチル ST:スチレン MST:メチルスチレン AN:アクリロニトリル
【0028】
【表3】 [比較例2〜7]表4に示した割合で共重合体(A)と共重合体(B)と
他の樹脂を実施例1と同様にして混合し、ペレット化
後、試験片を得た。得られた試験片を、実施例2〜7と
同様に評価し、その結果を表4に示す。
他の樹脂を実施例1と同様にして混合し、ペレット化
後、試験片を得た。得られた試験片を、実施例2〜7と
同様に評価し、その結果を表4に示す。
【0029】比較例2〜6は共重合体(A)又は共重合
体(B)の組成が本発明の特許請求の範囲外である場
合、または共重合体(A)と共重合体(B)の混合割合
が本発明の特許請求の範囲外の場合についてのものであ
るが、これらは共に透明性が得られない。また比較例7
は通常のメタクリル樹脂成形材料と共重合体(B)との
ブレンド品についてであるが、得られた成形品は全く相
溶せず不透明であった。
体(B)の組成が本発明の特許請求の範囲外である場
合、または共重合体(A)と共重合体(B)の混合割合
が本発明の特許請求の範囲外の場合についてのものであ
るが、これらは共に透明性が得られない。また比較例7
は通常のメタクリル樹脂成形材料と共重合体(B)との
ブレンド品についてであるが、得られた成形品は全く相
溶せず不透明であった。
【0030】
【表4】 表中の他の樹脂の略号は以下の通りである。 D−1:スタイロン666(旭化成工業(株)製ポリス
チレン成形材料) P−1:パラペットHR−L((株)クラレ製アクリル
成形材料)
チレン成形材料) P−1:パラペットHR−L((株)クラレ製アクリル
成形材料)
【0031】
【発明の効果】本発明のメタクリル系樹脂組成物は、メ
タクリル樹脂の特徴である優れた透明性及びバランスの
とれた機械的性質を有すると共に、メタクリル樹脂の欠
点である吸湿性が大幅に改良されている特徴を有する。
タクリル樹脂の特徴である優れた透明性及びバランスの
とれた機械的性質を有すると共に、メタクリル樹脂の欠
点である吸湿性が大幅に改良されている特徴を有する。
【0032】本発明の樹脂組成物は、上述のような特性
をもつため光学用素子としての分野、特にカメラ、複写
機、レーザー光学機器などの光学レンズ、または光学用
情報記録担体に好適に用いられる。
をもつため光学用素子としての分野、特にカメラ、複写
機、レーザー光学機器などの光学レンズ、または光学用
情報記録担体に好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 33/06 - 33/16 C08L 25/04 - 25/08 G02B 1/04
Claims (4)
- 【請求項1】 メククリル酸メチル50〜90重量%、
下記一般式(I) 【化1】 (式中、Rは水素原子またはハロゲン原子を表わし、n
は1〜5の整数である。)で示されるメククリル酸エス
テル50〜10重量%及び共重合可能な他のビニル単量
体0〜20重量%からなる共重合体(A)10〜95重
量部と、メククリル酸メチル10〜90重量%、芳香族
ビニル単量体90〜10重量%及び共重合可能な他のビ
ニル単量体0〜20重量%からなる共重合体(B)90
〜5重量部とよりなる低吸湿性メククリル系樹脂組成
物。 - 【請求項2】 一般式(I)で表わされるメタクリル酸
エステルが、メタクリル酸2,4,6−トリブロモフェ
ニルである請求項1記載の樹脂組成物。 - 【請求項3】 芳香族ビニル単量体がスチレンである請
求項1又は2記載の樹脂組成物。 - 【請求項4】 請求項1乃至3記載の低吸湿性メタクリ
ル系樹脂組成物からなる光学用素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3073874A JP3053239B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 低吸湿性メタクリル系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3073874A JP3053239B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 低吸湿性メタクリル系樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04285654A JPH04285654A (ja) | 1992-10-09 |
JP3053239B2 true JP3053239B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=13530783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3073874A Expired - Fee Related JP3053239B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 低吸湿性メタクリル系樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053239B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6107364A (en) * | 1997-05-09 | 2000-08-22 | 3M Innovative Properties Company | Methyl styrene as a high index of refraction monomer |
US5932626A (en) * | 1997-05-09 | 1999-08-03 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Optical product prepared from high index of refraction brominated monomers |
US6355754B1 (en) | 1997-05-09 | 2002-03-12 | 3M Innovative Properties Company | High refractive index chemical composition and polymers and polymeric material derived therefrom |
WO2004108778A1 (ja) * | 2003-06-09 | 2004-12-16 | Mitsui Chemicals, Inc. | 架橋性メタクリル樹脂組成物および透明部材 |
US7271283B2 (en) | 2003-08-29 | 2007-09-18 | General Electric Company | High refractive index, UV-curable monomers and coating compositions prepared therefrom |
US7045558B2 (en) | 2003-08-29 | 2006-05-16 | General Electric Company | Method of making a high refractive index optical management coating and the coating |
US20220411622A1 (en) * | 2019-11-18 | 2022-12-29 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Resin composition, plate-shaped molded article, multilayered article, and anti-reflection film |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP3073874A patent/JP3053239B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04285654A (ja) | 1992-10-09 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |