JPS5966089A - 電気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は過電圧制限要素に過大な電流が流れたとき、
その温度上昇による周辺への悪影響を防止するようにし
た電気装置に関する。

一般に、サイリスクを使用した高電圧の電力変換装置に
おいては、通常の動作電圧を考慮して素子の直列個数が
決定される。そして、散発的に印加される雷インバルン
や、開閉サージ等はアレスタで所定の電圧に制限してい
る。

従来のものは第１図に示すように、各サイリスク素子（
ＴＩ）　（Ｔ２）　（１’８）　　にアレスタ（ＡＩ）
　（Ａ２）（Ａ８）及びスナバ回路（３１）　（５２）
　（Ｓａ）が並列に接続されている。この場合、各サイ
リスタ素子（ＴＩ）（Ｔ’ｓ）　（’ｒ８）には外部か
ら言インパルス等の過電圧が印加された場合も、並列に
接続されたアレスタ”　（ＡＩ）　（Ａ２）　（Ａ８）
及びスナバ回路（Ｓｌ）　（Ｓ２）　（Ｓａ）により、
制限された電圧ｖＭしか印加しないため、各サイリスタ
素子（Ｔｌ　）　（Ｔ２）　ＣＴｓ）は保護される。

シカシ、各サイ’）　スタ（’ｌ’ｔ）　（１’２＞　
ＣＴｓ）に導通指令が出たとき、点弧回路の故障によっ
て、サイリスタ素子（ＴＩ）のみが導通しなかったとす
ると、サイリスク素子（ＴＩ）を残して他のサイリスク
が導通し、サイリスタ素子（Ｔ１）と並列に接続された
アレスター（ＡＩ）には外部回路条件で決る負荷電流が
強制的に流れ、その端子電圧はアレスター（Ａｓ）の電
圧−電流特性によって決る値となる。

通常、アレスタは負荷電流のような過大な電流を長時間
流す能力をもつＣいないので、過熱して周辺に熱的な悪
影響を及ぼすことになる。さらに、過熱して機械的な般
壊を起こすと、飛散した破片で周辺を損優することがあ
るので、第２図に示すように、アレスタに過大な電流が
流れたら、アレスタの両端を電気的に接続するように構
成されたものが提案されている。

すなわち、第２図では、酸化亜鉛形アレスタなどの過電
圧制限要素からなる通電体（１）に半円などの低融点金
属（６）を当接させ、一対の電極（３）　（，４）間に
通電体（１）と低融点金属（６）を電気的に直列接続し
、ばね（９）で一方の電極（３）に押圧し、他方の電極
（４）とは導体０ρで接続し、溶融した低融点金属（６
）で両通電部（ｓａ）　（４ａ）が電気的に接続される
ように、対向した両通電部（８ａ）　（４ａ）が低融点
金属（６）の下部に配置しである。

上記構成において°、通電体（１）に過大な電流が流れ
る場合、電極（３）→通電体（１）→低融点金属（６）
→導体（ＩＩ）→電極（４）の回路を通る。これによっ
て、通電体（１）の温度が上昇するので、低融点金属（
６）が溶融して両通電部（８ａ）　（４ａ）間に落下し
、両電極（３）　（４）間が電気的に接続される。した
がって、通電体（１）に流れていた電流は、両通電部（
８ａ）　（４ａ）間に落下した低融点金属（６）を経由
して流れるので１通電体（１）の過熱が抑制できる。

しかし、過電圧制限要素の一部が電気的に破壊してそこ
に過大な電流が集中した場合には、その近傍の低融点金
属は瞬時に溶融して落下するが、電流が集中した個所に
よって低融点金属の溶融量が異なるので、両通電部の接
続が不安定であるという欠点があった。

この発明を解消するためになされたもので、短絡用の可
動体を一方の電極に低融点金属によって固着しておき、
過大電流が通電体に流れたとき、低融点金属を同時に溶
融して可動体を移動させることによって、両電極間を電
気的に接続するようにした電気装置を提供する。

以下、図について説明する。第８図において、（１）は
酸化亜鉛素などの過電圧制限要素からなる通電体で、貫
通穴（１ａ）を有する。（２）は通？団体（１）の収容
した絶縁筒、（３）は通電体（１）の一端と当接し絶縁
筒（２）の一端に固着された第１の電極で１通電体（１
）の貫通穴（１ａ）内に突出した第１の通電部（８ａ）
を有する。（４）は通電体（１）の他端と当接し絶縁筒
（２）の他端に固着された第２の電極で、通電体（１）
の貫通穴（１ａ）内に突出した第２の通電体（４ａ）を
有する。（５）は第１の通電部（８ａ）に低融点金Ｒ（
６）で固着された可動体で、第２の通電部（４ａ）と嵌
合可能に構成されている。（７）は第１の電極（３）と
可動体（６）とを電気的に接続したシャント、（８）は
第２の通電部（４ａ）に固着された低融点金属である。

上記構成において、通電体（１）に過大な電流が流れる
と、通電体（１）が温度上昇して各電極（３）　＜４＞
を介して伝達された熱で、各通電部（８ａ）　（４ａ）
の低融点金属（６）　（８）が溶融する。これによって
、第１の通電部（８ａ）から可動体（５）が落下して第
２の通電部（４ａ）に嵌合する。このときは、第２の通
電部（４ａ）の低融点金属（８）を溶融しているので、
電気的な接続が確実にできる。この結果、第１の電極（
３）→シャント（７）→第２の電極（４）の回路を通じ
て過大な電流が流れる。

第４図はこの発明の他の実施例を示すものである。図に
おいて、可動体（５）は第１の電極（３）の外周に低融
点金属（６）で固着され、第２−の電極（４）の外周と
嵌合可能に構成されている。この場合、可動体（５）と
第２の電極（４）との接続面積が大きいので、大電流を
通電することができる。

第５図はさらに他の実施例を示すものである。

図において、第１の電極（３）に低融点金属（６）で固
着された可動体（５）は、低融点金属（６）が溶融する
と第６図に示すように下方に移動して、低融点金属（６
）と協働して両電極（３）　（４）間を短絡する。なお
、第５図において、（９）は導電板００を介して通電体
（１）を押圧したばね、（ＩＩ）は導電板α１と第２の
電極（４）とを接続した導体である。

上記実施例において、通電体（１）は過電圧制限要素の
ものについて説明したが、事故時などに過大な電流が流
れるものであれば同様の効果が期待される。

この発明によると、可動体と低融点金属とが協働して両
電極間を短絡するので、両電極間の短絡が確実にできる
。

第３図 第４１図 第す図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　通電体の両端に当接した一対の電極の一方に
   低融点金属によって導電性の可動体を固着し、上記通電
   体に所定の値以上の電流が流れたときの温度上昇で上記
   低融点金属を溶融させ、溶融した上記低融点金属と上記
   可動体とが移動して上記側７に極間を短絡するようにし
   たことを特徴とする電気装置。