JPH0210562B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210562B2 JPH0210562B2 JP17688882A JP17688882A JPH0210562B2 JP H0210562 B2 JPH0210562 B2 JP H0210562B2 JP 17688882 A JP17688882 A JP 17688882A JP 17688882 A JP17688882 A JP 17688882A JP H0210562 B2 JPH0210562 B2 JP H0210562B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- partition wall
- electrode
- insulating cylinder
- carrying body
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は通電体に過大な電流が流れたとき、
その温度上昇による周辺への悪影響を防止するよ
うにした電気装置に関する。
その温度上昇による周辺への悪影響を防止するよ
うにした電気装置に関する。
一般に、サイリスタを使用した高電圧の電力変
換装置においては、通常の動作電圧を考慮して素
子の直列固数が決定される。そして、散発的に印
加される雷インパルスや開閉サージ等はアレスタ
で所定の電圧に制限している。
換装置においては、通常の動作電圧を考慮して素
子の直列固数が決定される。そして、散発的に印
加される雷インパルスや開閉サージ等はアレスタ
で所定の電圧に制限している。
従来のものは第１図に示すように、各サイリス
タ素子T1，T2，T3にアレスタA1，A2，A3及び
スナバ回路S1，S2，S3に接続されている。この場
合、各サイリスタ素子T1，T2，T3には外部から
雷インパルス等の過電圧が印加された場合も、並
列に接続されたアレスターA1，A2，A3及びスナ
バ回路S1，S2，S3により、制限された電圧VMし
か印加しないため、各サイリスタ素子T1，T2，
T3は保護される。
タ素子T1，T2，T3にアレスタA1，A2，A3及び
スナバ回路S1，S2，S3に接続されている。この場
合、各サイリスタ素子T1，T2，T3には外部から
雷インパルス等の過電圧が印加された場合も、並
列に接続されたアレスターA1，A2，A3及びスナ
バ回路S1，S2，S3により、制限された電圧VMし
か印加しないため、各サイリスタ素子T1，T2，
T3は保護される。
しかし、各サイリスタ素子T1，T2，T3に導電
指令が出たとき、点弧回路の故障によつて、サイ
リスタ素子１のみが導通しなかつたとすると、サ
イリスタ素子T1を残して他のサイリスタが導通
し、サイリスタ素子T1と並列に接続されたアレ
スターA1には外部回路条件で決る負荷電流が強
制的に流れ、その端子電圧はアレスターA1の電
圧−電流特性によつて決る値となる。
指令が出たとき、点弧回路の故障によつて、サイ
リスタ素子１のみが導通しなかつたとすると、サ
イリスタ素子T1を残して他のサイリスタが導通
し、サイリスタ素子T1と並列に接続されたアレ
スターA1には外部回路条件で決る負荷電流が強
制的に流れ、その端子電圧はアレスターA1の電
圧−電流特性によつて決る値となる。
通常、アレスタは負荷電流のうな過大な電流を
長時間流す能力をもつていないので、過熱して周
辺に熱的な悪影響を及ぼすことになる。さらに、
過熱して機械的な破壊を起こすと、飛散した破片
で周辺を損傷することがあるので、第２図に示す
ように、アレスタに過大な電流が流れたら、アレ
スタの両端を電気的に接続するように構成された
ものが提案されている。
長時間流す能力をもつていないので、過熱して周
辺に熱的な悪影響を及ぼすことになる。さらに、
過熱して機械的な破壊を起こすと、飛散した破片
で周辺を損傷することがあるので、第２図に示す
ように、アレスタに過大な電流が流れたら、アレ
スタの両端を電気的に接続するように構成された
ものが提案されている。
すなわち、第２図では、酸化亜鉛形アレスタな
どの過電圧制限要素からなる通電体２に半田など
の低融点金属１０を当接させ、一対の電極４，７
間に通電体２と低融点金属１０とを電気的に直列
接続し、ばね８で一方の電極７に押圧し、他方の
電極４とはシヤント９で接続し、溶融した低融点
金属１０で両通電部４ａ，７ａが電気的に接続さ
れるように、対向した両通電部４ａ，７ａが低融
点金属１０の下部に配置してある。
どの過電圧制限要素からなる通電体２に半田など
の低融点金属１０を当接させ、一対の電極４，７
間に通電体２と低融点金属１０とを電気的に直列
接続し、ばね８で一方の電極７に押圧し、他方の
電極４とはシヤント９で接続し、溶融した低融点
金属１０で両通電部４ａ，７ａが電気的に接続さ
れるように、対向した両通電部４ａ，７ａが低融
点金属１０の下部に配置してある。
上記構成において、通電体２に過大な電流が流
れる場合、電極７→通電体２→低融点金属１０→
シヤント９→電極４の回路を通る。これによつ
て、通電体２の温度が上昇するので、低融点金属
１０が溶融して両通電部４ａ，７ａ間に落下し、
両電極４，７間が電気的に接続される。したがつ
て、通電体２に流れていた電流は両通電部４ａ，
７ａ間に落下した低融点金属１０を経由して流れ
るので、通電体２の過熱が抑制できる。しかし、
通電体２が局部加熱したとき、低融点金属１０が
均一な加熱を受けないので、溶融量が少ないため
に両電極４，７間の接続が不十分になるおそれが
ある。また、通電体２内にアークが発生した場合
に、電極が汚損するおそれがある。
れる場合、電極７→通電体２→低融点金属１０→
シヤント９→電極４の回路を通る。これによつ
て、通電体２の温度が上昇するので、低融点金属
１０が溶融して両通電部４ａ，７ａ間に落下し、
両電極４，７間が電気的に接続される。したがつ
て、通電体２に流れていた電流は両通電部４ａ，
７ａ間に落下した低融点金属１０を経由して流れ
るので、通電体２の過熱が抑制できる。しかし、
通電体２が局部加熱したとき、低融点金属１０が
均一な加熱を受けないので、溶融量が少ないため
に両電極４，７間の接続が不十分になるおそれが
ある。また、通電体２内にアークが発生した場合
に、電極が汚損するおそれがある。
この発明は、上記の問題点を解消するためにな
されたもので、アークによる汚損を防止するとと
もに、多量の低融点金属を溶融させることができ
る電気装置を提供する。以下、図について説明す
る。第３図において、１は絶縁筒、２は絶縁筒１
内に配置された酸化亜鉛素子などの過電圧制限要
素からなる通電体、３は通電体２の一端と当接し
通電体２を絶縁筒１の一端側と仕切つた隔壁で、
熱伝導性および導電性の良好なもので構成されて
いる。４は隔壁３と電気的に接続され絶縁筒１の
一端を閉塞した第１の電極で、隔壁３と協働して
隔離室５を構成している。６は通電体２の他端に
当接した導体、７は絶縁筒１の他端を閉塞した第
２の電極で、隔離室５内に突出した隔壁３と所定
の間隔をあけて対向した通電部７ａを有する。８
は導体６を通電体２に押圧したばね、９は導体６
と第２の端子７を電気的に接続したシヤント、１
０は隔壁３と密着した低融点金属である。
されたもので、アークによる汚損を防止するとと
もに、多量の低融点金属を溶融させることができ
る電気装置を提供する。以下、図について説明す
る。第３図において、１は絶縁筒、２は絶縁筒１
内に配置された酸化亜鉛素子などの過電圧制限要
素からなる通電体、３は通電体２の一端と当接し
通電体２を絶縁筒１の一端側と仕切つた隔壁で、
熱伝導性および導電性の良好なもので構成されて
いる。４は隔壁３と電気的に接続され絶縁筒１の
一端を閉塞した第１の電極で、隔壁３と協働して
隔離室５を構成している。６は通電体２の他端に
当接した導体、７は絶縁筒１の他端を閉塞した第
２の電極で、隔離室５内に突出した隔壁３と所定
の間隔をあけて対向した通電部７ａを有する。８
は導体６を通電体２に押圧したばね、９は導体６
と第２の端子７を電気的に接続したシヤント、１
０は隔壁３と密着した低融点金属である。
次に動作を説明する。第３図において、通電体
２が局所的に発熱しても、良伝導性の隔壁３を通
すことにより、低融点金属１０は、全体的に均一
な加熱を受け、一度に多量の低融点金属１０が溶
融して落下する。このとき、通電体２内にアーク
が発生したとしても、隔壁３があるため低融点金
属１０に直接吹きかかることはないので、低融点
金属１０が通電部７ａに落下する前に飛散するこ
とはない。また、アークによつて通電体２が破壊
してその破片が飛散し、通電部７ａを汚染して電
気抵抗を著しく高めるようなことも起こり得な
い。このため、通電部７ａは常に清浄に保たれる
ので安定した通電容量が得られる。
２が局所的に発熱しても、良伝導性の隔壁３を通
すことにより、低融点金属１０は、全体的に均一
な加熱を受け、一度に多量の低融点金属１０が溶
融して落下する。このとき、通電体２内にアーク
が発生したとしても、隔壁３があるため低融点金
属１０に直接吹きかかることはないので、低融点
金属１０が通電部７ａに落下する前に飛散するこ
とはない。また、アークによつて通電体２が破壊
してその破片が飛散し、通電部７ａを汚染して電
気抵抗を著しく高めるようなことも起こり得な
い。このため、通電部７ａは常に清浄に保たれる
ので安定した通電容量が得られる。
この発明によると、通電体と通電部とを熱伝導
性が良好な隔壁によつて区分することにより、隔
壁上の低融点金属は全体的に均一に加熱され、同
時に多量の低融点金属が溶融するとともに、アー
クによる飛散がない。また、区分されていること
により通電部は常に清浄に保たれているので、通
電体の両端を確実に短絡し安定した通電容量が得
られる。
性が良好な隔壁によつて区分することにより、隔
壁上の低融点金属は全体的に均一に加熱され、同
時に多量の低融点金属が溶融するとともに、アー
クによる飛散がない。また、区分されていること
により通電部は常に清浄に保たれているので、通
電体の両端を確実に短絡し安定した通電容量が得
られる。
第１図は電力変換装置の構成図、第２図は従来
の電気装置を示す断面図、第８図はこの発明の一
実施例を示す断面図である。図において、１は絶
縁筒、２は通電体、３は隔壁、４は第１の電極、
７は第２の電極、１０は低融点金属である。なお
各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
の電気装置を示す断面図、第８図はこの発明の一
実施例を示す断面図である。図において、１は絶
縁筒、２は通電体、３は隔壁、４は第１の電極、
７は第２の電極、１０は低融点金属である。なお
各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- １ 絶縁筒、この絶縁筒内に配置された通電可能
な通電体、上記絶縁筒の一端から所定の距離に配
置されて上記通電体の一端と当接し、上記通電体
を上記絶縁筒の一端側と仕切つた導電性の隔壁、
この隔壁と電気的に接続され上記絶縁筒の一端に
固着された第１の電極、上記通電体の他端と電気
的に接続されて上記絶縁筒の他端に固着され、上
記隔壁と上記第１の電極との間の上記絶縁筒内
で、上記隔壁と所定の距離をあけて対向した通電
部を有する第２の電極、この第２の電極の通電部
と対向した側の上記隔壁の面に上記隔壁と密着し
て配置した低融点金属を備えた電気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17688882A JPS5966090A (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 電気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17688882A JPS5966090A (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 電気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5966090A JPS5966090A (ja) | 1984-04-14 |
| JPH0210562B2 true JPH0210562B2 (ja) | 1990-03-08 |
Family
ID=16021510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17688882A Granted JPS5966090A (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 電気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5966090A (ja) |
-
1982
- 1982-10-07 JP JP17688882A patent/JPS5966090A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5966090A (ja) | 1984-04-14 |
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