JPS596191B2 - エ−ロゾル・デイスペンサ - Google Patents
エ−ロゾル・デイスペンサInfo
- Publication number
- JPS596191B2 JPS596191B2 JP51114831A JP11483176A JPS596191B2 JP S596191 B2 JPS596191 B2 JP S596191B2 JP 51114831 A JP51114831 A JP 51114831A JP 11483176 A JP11483176 A JP 11483176A JP S596191 B2 JPS596191 B2 JP S596191B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- storage case
- container
- sleeve
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M15/00—Inhalators
- A61M15/009—Inhalators using medicine packages with incorporated spraying means, e.g. aerosol cans
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M15/00—Inhalators
- A61M15/0086—Inhalation chambers
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、減速室を有する次のようなデイスペンサ(薬
剤投与器)にエーロゾル容器を組合わせた構造体に関す
る。
剤投与器)にエーロゾル容器を組合わせた構造体に関す
る。
すなわち該デイスペンサ内には持ち運びの間はエーロゾ
ル容器が収納され、また容器収納ケース内の容器を引出
すことにより減速室を開放するとともに、該収納ケース
を減速室に関して回転させることによつて、エーロゾル
容器内の薬剤の投与に特に便利な固定位置に装置全体を
固定しうるものである。図1は、薬品投与状態にあるエ
ーロゾル・デイスペンサの説明図である。
ル容器が収納され、また容器収納ケース内の容器を引出
すことにより減速室を開放するとともに、該収納ケース
を減速室に関して回転させることによつて、エーロゾル
容器内の薬剤の投与に特に便利な固定位置に装置全体を
固定しうるものである。図1は、薬品投与状態にあるエ
ーロゾル・デイスペンサの説明図である。
図2は、収納及び持ち運び状態にあるエーロゾル・デイ
スペンサの部分的断面図である。
スペンサの部分的断面図である。
図3は、薬品投与状態にあるエーロゾル・デイスペンサ
の部分的断面図である。
の部分的断面図である。
図4は、円筒状胴体部を通る切断面4−4での断面図で
あつて、底面から見たピストン装着部を示すものである
。
あつて、底面から見たピストン装着部を示すものである
。
図1に示す通り、ある状態での本エーロゾル・デイスペ
ンサは、エーロゾル噴射剤に懸濁した薬剤を投与するた
めには伸ばして折曲げられるし、また図2に示す通り、
使用する時までポケツト又は財布内に入れておけるよう
にするために折りたたむこともできる。
ンサは、エーロゾル噴射剤に懸濁した薬剤を投与するた
めには伸ばして折曲げられるし、また図2に示す通り、
使用する時までポケツト又は財布内に入れておけるよう
にするために折りたたむこともできる。
折りたたんだ状態の部分的断面図である図2は、各種部
品を特に明確に示している。円筒状胴体部11は、持ち
運び状態での円筒状容器収納室及び使用状状態での減速
室の2つの機能を有する。円筒状胴体部11の一端は端
壁12であつて、口当て部13となつている。収納状態
では、キヤツプ14が口当て部にはまり、デイスペンサ
の内容物を塵埃から保護する。このキヤツプは口当て部
の内側又は外側にはめることができ、その機能に適する
大きさであることが好ましい。円筒状胴体部は直径約4
.13(177!(1百インチ)及び長さ約6.99(
177!(2−インチ)であり、口当゜4)て部は直径
約2.22CTIL(−インチ)であることが便利であ
るが、必ずしも必要ではない。
品を特に明確に示している。円筒状胴体部11は、持ち
運び状態での円筒状容器収納室及び使用状状態での減速
室の2つの機能を有する。円筒状胴体部11の一端は端
壁12であつて、口当て部13となつている。収納状態
では、キヤツプ14が口当て部にはまり、デイスペンサ
の内容物を塵埃から保護する。このキヤツプは口当て部
の内側又は外側にはめることができ、その機能に適する
大きさであることが好ましい。円筒状胴体部は直径約4
.13(177!(1百インチ)及び長さ約6.99(
177!(2−インチ)であり、口当゜4)て部は直径
約2.22CTIL(−インチ)であることが便利であ
るが、必ずしも必要ではない。
これらの寸法は決定的なものではない。この口当て部は
、使用者が子供であれ大人であれ、人の口に容易に適合
する大きさであることが必要である。減速室の大きさは
、一回の投与量の薬剤を受入れ、大型粒子を沈降させ、
かつ全装入量についてその速度をゆるめさせるのに十分
な大きさであり、しかも使用者のポケツトにうまく入る
のに十分な小ささのものである。円筒状胴体部11の他
端に隣接してピストン止め15がある。
、使用者が子供であれ大人であれ、人の口に容易に適合
する大きさであることが必要である。減速室の大きさは
、一回の投与量の薬剤を受入れ、大型粒子を沈降させ、
かつ全装入量についてその速度をゆるめさせるのに十分
な大きさであり、しかも使用者のポケツトにうまく入る
のに十分な小ささのものである。円筒状胴体部11の他
端に隣接してピストン止め15がある。
少なくとも1個のピストン止めが必要とされ、図には2
個が示されており、そして3個以上も使用できる。後述
するようにピストンの位置を調節する助けとするために
シリンダ壁に凹みをつけることによつて円筒状胴体部の
内部ピストン止めが形成される。円筒状胴体延長部16
は胴体部に付属し、かつ胴体部より外に少し伸び出てい
る。該延長部は直径が胴体自体よりも若干大きく、そし
て後述するように容器収納ケースフランジ32用の保持
部の働きをする。円筒状胴体部11は端壁、口当て部、
ピストン止め、及び円筒状胴体延長部とともに適当に造
形された射出成形用金型で単一プラスチツク片から成形
するのが便利である。ただし、円筒状胴体内部を形成す
る金型のその部分を取除き易くするためにピストン止め
は成形が完了した後に円筒状胴体部に設ける。円筒状胴
体部11の内部にはピストン17がある。ピストンは胴
体部よりも若干細く、その内側を滑りうるように取付け
られている。ピストンスカート18は円筒状胴体部11
の内部に嵌合し、ピストンが円筒内で斜になるのを防ぐ
のに十分な長さを有する。これにはピストン直径の約−
の長さがあればよい。スカートの外側には摩擦レール1
9が設けられていて、円筒内を滑り、摩擦を少なくする
ようにしてある。ピストンスカートは円筒よりも若干細
く、またもり上つたレールを設けることによつてピスト
ンスカート18及び円筒状胴体部との間に空気が侵入す
ることができ、これが本装置の使用時に希釈空気源とし
て役立つ。摩擦レール19の使用は、ピストンを胴体1
1中に十分ゆるめに嵌合させるから胴体が若干テーパを
もつようにすることができる。胴体が若干テーパをもつ
ことは使用中に機能的に望ましくないが、そうしないと
成形のコストが高くつく問題が出て来る。極くわずかな
テーパでも型ピンを胴体から容易に引出させる。わずか
な抜き勾配、すなわち真の円筒形よりわずかに円錐形の
胴体を用いることは成形技術において極めて慣用化して
いる。可能な限り、成形プラスチツク部品はわずかにテ
ーパを持たせるように設計されるものである。意外にも
、摩擦レールを用いることにより、製造費もか\らず使
用にも便利なようにテーパをもたせることができる。ま
た、ピストンスカートには指示溝20も設けられている
。
個が示されており、そして3個以上も使用できる。後述
するようにピストンの位置を調節する助けとするために
シリンダ壁に凹みをつけることによつて円筒状胴体部の
内部ピストン止めが形成される。円筒状胴体延長部16
は胴体部に付属し、かつ胴体部より外に少し伸び出てい
る。該延長部は直径が胴体自体よりも若干大きく、そし
て後述するように容器収納ケースフランジ32用の保持
部の働きをする。円筒状胴体部11は端壁、口当て部、
ピストン止め、及び円筒状胴体延長部とともに適当に造
形された射出成形用金型で単一プラスチツク片から成形
するのが便利である。ただし、円筒状胴体内部を形成す
る金型のその部分を取除き易くするためにピストン止め
は成形が完了した後に円筒状胴体部に設ける。円筒状胴
体部11の内部にはピストン17がある。ピストンは胴
体部よりも若干細く、その内側を滑りうるように取付け
られている。ピストンスカート18は円筒状胴体部11
の内部に嵌合し、ピストンが円筒内で斜になるのを防ぐ
のに十分な長さを有する。これにはピストン直径の約−
の長さがあればよい。スカートの外側には摩擦レール1
9が設けられていて、円筒内を滑り、摩擦を少なくする
ようにしてある。ピストンスカートは円筒よりも若干細
く、またもり上つたレールを設けることによつてピスト
ンスカート18及び円筒状胴体部との間に空気が侵入す
ることができ、これが本装置の使用時に希釈空気源とし
て役立つ。摩擦レール19の使用は、ピストンを胴体1
1中に十分ゆるめに嵌合させるから胴体が若干テーパを
もつようにすることができる。胴体が若干テーパをもつ
ことは使用中に機能的に望ましくないが、そうしないと
成形のコストが高くつく問題が出て来る。極くわずかな
テーパでも型ピンを胴体から容易に引出させる。わずか
な抜き勾配、すなわち真の円筒形よりわずかに円錐形の
胴体を用いることは成形技術において極めて慣用化して
いる。可能な限り、成形プラスチツク部品はわずかにテ
ーパを持たせるように設計されるものである。意外にも
、摩擦レールを用いることにより、製造費もか\らず使
用にも便利なようにテーパをもたせることができる。ま
た、ピストンスカートには指示溝20も設けられている
。
これらの溝20は固定するための引止め部15と共力し
、溝がこの引止め部に一致するまでピストンを回せばピ
ストンを円筒状胴体の中へ挿入して装置の組立てをする
ことができる。この時ピストン17をごく僅かに廻して
おけば溝がピストン止めとピツタリ位置が合わない限り
、また合うまでは、ピストンは抜け出すことがない。正
常の使用時には、ピストンはピストン引止め部の所まで
抜き出しておいて後方の最も作動する位置に保持される
。ピストンヘツド21はピストンの後端を部分的に塞ぐ
。
、溝がこの引止め部に一致するまでピストンを回せばピ
ストンを円筒状胴体の中へ挿入して装置の組立てをする
ことができる。この時ピストン17をごく僅かに廻して
おけば溝がピストン止めとピツタリ位置が合わない限り
、また合うまでは、ピストンは抜け出すことがない。正
常の使用時には、ピストンはピストン引止め部の所まで
抜き出しておいて後方の最も作動する位置に保持される
。ピストンヘツド21はピストンの後端を部分的に塞ぐ
。
前記ピストンヘツドの軸方向には入れ子スリーブ22が
ある。入れ子スリーブからの2個の突出部23がスリー
ブの後方に伸び、そしてその後端の方に頭をもつた固定
植込ポルト24を有する。これらの固定植込ボルトは相
互に内側を向いており、後述するように容器収納ケース
26に対してピボツト軸をなす。釘の頭のようにこれら
の植込ボルトは頭をもつているので後述のように植込ボ
ルト用溝28内の拡大部にのみしかこれらの植込ボルト
は挿入したり抜出したりすることができない。入れ子ス
リーブの突出部23間のスリーブ22の片側には一つの
翼板に整合する溝25がある。
ある。入れ子スリーブからの2個の突出部23がスリー
ブの後方に伸び、そしてその後端の方に頭をもつた固定
植込ポルト24を有する。これらの固定植込ボルトは相
互に内側を向いており、後述するように容器収納ケース
26に対してピボツト軸をなす。釘の頭のようにこれら
の植込ボルトは頭をもつているので後述のように植込ボ
ルト用溝28内の拡大部にのみしかこれらの植込ボルト
は挿入したり抜出したりすることができない。入れ子ス
リーブの突出部23間のスリーブ22の片側には一つの
翼板に整合する溝25がある。
容器収納ケース26は入れ子スリーブ22に入れ子式に
嵌合する。該収納ケースはエーロゾル容器27を収納及
び包容する大きさである。その前端は入れ子スリーブ内
で滑動する。収納状態にある間は収納ケースは入れ子ス
リーブ内の前方によく嵌合する。このことが空間を有効
に使用して、ポケツトに入るほどの小さなデイスペンサ
内でも比較的大きなエーロゾル容器を収納できるように
する。収納ケース26の両側面には植込ボルト溝28が
ある。植込ボルト溝の後端には植込ボルトを差込む開口
部29がある。入れ子スリーブ突出部23に組合わせる
ときは、頭のついた固定植込ボルトは植込ポルトの溝に
嵌合するから収納状態の間は収納容器は入れ子スリーブ
の中に入れ子式に収め、また収納ケース26を抜き出し
て投与位置にもつてくることもできる。植込ボルトを差
込む開口部29は収納ケースを入れ子スリーブに組合わ
せることを可能にするとともに偶然にそこから外れるこ
とのないようにする。収納ケースの長さ方向の中間は、
拡大された直径の収納ケース30となつており、収納ケ
ースが望ましくなく入れ子スリーブへ奥深く入るのを防
止する。この拡大直径の収納ケース30は、前方に位置
した場合入れ子スリーブ突出部の末端とピツタリ合うよ
うになつている。収納ケースの後部にはケースの底部3
1があり、その外側を囲んでケースフランジ32がある
。
嵌合する。該収納ケースはエーロゾル容器27を収納及
び包容する大きさである。その前端は入れ子スリーブ内
で滑動する。収納状態にある間は収納ケースは入れ子ス
リーブ内の前方によく嵌合する。このことが空間を有効
に使用して、ポケツトに入るほどの小さなデイスペンサ
内でも比較的大きなエーロゾル容器を収納できるように
する。収納ケース26の両側面には植込ボルト溝28が
ある。植込ボルト溝の後端には植込ボルトを差込む開口
部29がある。入れ子スリーブ突出部23に組合わせる
ときは、頭のついた固定植込ボルトは植込ポルトの溝に
嵌合するから収納状態の間は収納容器は入れ子スリーブ
の中に入れ子式に収め、また収納ケース26を抜き出し
て投与位置にもつてくることもできる。植込ボルトを差
込む開口部29は収納ケースを入れ子スリーブに組合わ
せることを可能にするとともに偶然にそこから外れるこ
とのないようにする。収納ケースの長さ方向の中間は、
拡大された直径の収納ケース30となつており、収納ケ
ースが望ましくなく入れ子スリーブへ奥深く入るのを防
止する。この拡大直径の収納ケース30は、前方に位置
した場合入れ子スリーブ突出部の末端とピツタリ合うよ
うになつている。収納ケースの後部にはケースの底部3
1があり、その外側を囲んでケースフランジ32がある
。
該フランジはほぼ円筒形であつて、持ち運びの状態では
胴体延長部16に嵌合し、かつ滑り込むようにしてある
。胴体延長部に嵌合するような大きさになつているので
閉じた状態では装置の後端が密閉され周囲の埃の侵入を
効果的に防止する。ケースの底部31、収納ケース26
及びケースフランジ32には2個の指穴33が設けられ
て、収納ケース内に差込まれたエーロゾル容器27が親
指とその他の指につままれ、収納ケースから引き出され
るようにしてある。収納ケースの前端には収納ケースの
ヘツド34があり、該ヘツド内には噴霧ノズル35があ
る。
胴体延長部16に嵌合し、かつ滑り込むようにしてある
。胴体延長部に嵌合するような大きさになつているので
閉じた状態では装置の後端が密閉され周囲の埃の侵入を
効果的に防止する。ケースの底部31、収納ケース26
及びケースフランジ32には2個の指穴33が設けられ
て、収納ケース内に差込まれたエーロゾル容器27が親
指とその他の指につままれ、収納ケースから引き出され
るようにしてある。収納ケースの前端には収納ケースの
ヘツド34があり、該ヘツド内には噴霧ノズル35があ
る。
該ノズルは噴霧オリフイス36を内蔵し、該噴霧オリフ
イスは収納ケースの軸と直角をなして前記ノズルに接続
している。作動管口37は、エーロゾル容器27上の弁
39の作動管38を迎え入れる。エーロゾル容器用の弁
は、技術においてよく知られた慣用の軸方向に作動する
いかなる薬剤投与弁でもよい。また、収納ケースのヘツ
ドの一部は指止め40であつて、エーロゾル容器を収納
ケースへ押込むことによつて作動する際に、使用者の指
の止め具として働く。該指止めは収納ケースのノズル側
の上方へも伸びている。この指止めは噴霧指向翼板41
と一体につくられていて該翼板は噴霧オリフイスの方向
を示し、また指止めとともに働いてスリーブに関して収
納ケースが後方に曲るのを防ぎ、収納ケースが入れ子ス
リーブに関して曲げられる際に噴霧ノズルが一方向を指
し得るように方向を調節する。さらに、この翼板は十分
長く伸びているので、投与位置にまで曲げる際に噴霧指
向翼板41が翼板整合溝25に嵌り、入れ子スリーブに
関して収納ケースが横にねじれるのを防ぐから、なお一
層方向の狂いをなくすることになる。同じ側のノズル上
には収納ケース止め42がある。
イスは収納ケースの軸と直角をなして前記ノズルに接続
している。作動管口37は、エーロゾル容器27上の弁
39の作動管38を迎え入れる。エーロゾル容器用の弁
は、技術においてよく知られた慣用の軸方向に作動する
いかなる薬剤投与弁でもよい。また、収納ケースのヘツ
ドの一部は指止め40であつて、エーロゾル容器を収納
ケースへ押込むことによつて作動する際に、使用者の指
の止め具として働く。該指止めは収納ケースのノズル側
の上方へも伸びている。この指止めは噴霧指向翼板41
と一体につくられていて該翼板は噴霧オリフイスの方向
を示し、また指止めとともに働いてスリーブに関して収
納ケースが後方に曲るのを防ぎ、収納ケースが入れ子ス
リーブに関して曲げられる際に噴霧ノズルが一方向を指
し得るように方向を調節する。さらに、この翼板は十分
長く伸びているので、投与位置にまで曲げる際に噴霧指
向翼板41が翼板整合溝25に嵌り、入れ子スリーブに
関して収納ケースが横にねじれるのを防ぐから、なお一
層方向の狂いをなくすることになる。同じ側のノズル上
には収納ケース止め42がある。
このケース止めは、さらに入れ子スリーブが収納ケース
に関して90さ以上曲るのを防いで、投与位置では噴霧
ノズルが円筒の軸方向を向き、かつ収納ケース止め及び
入れ子スリーブの配置により、入れ子スリーブ突出部及
び収納ケースの側部に関して大きく回転し過ぎるのを固
定するようにする。収納時には、口当て部キヤツプ14
は口当て部上にかぶさり、埃をデイスペンサの前端で遮
断しまた収納ケースフランジ32は胴体とともに後端を
閉じるように働き、埃及び異物を締め出すからここに堅
固なポケツト型デイスペンサが得られる。
に関して90さ以上曲るのを防いで、投与位置では噴霧
ノズルが円筒の軸方向を向き、かつ収納ケース止め及び
入れ子スリーブの配置により、入れ子スリーブ突出部及
び収納ケースの側部に関して大きく回転し過ぎるのを固
定するようにする。収納時には、口当て部キヤツプ14
は口当て部上にかぶさり、埃をデイスペンサの前端で遮
断しまた収納ケースフランジ32は胴体とともに後端を
閉じるように働き、埃及び異物を締め出すからここに堅
固なポケツト型デイスペンサが得られる。
使用時には口当て部キヤツプははずされるがこれは粉失
したとしても薬剤の投与を妨げることはない。その他の
部品はすべてはずれにくいので、粉失の恐れは先づない
。収納ケースのフランジは、ピストンがピストン止めに
達するまで後方に引張られるとこの位置で、収納ケース
は90方の角度まで一方向にのみ曲げることができ、そ
の時噴霧オリフイス36と胴体とは同心になり、噴霧を
胴体内へ軸方向に入れうるようにする。噴霧指向翼板4
1を翼板整合溝に合わせることによる横方向の動きの歯
止めは、横方向の安定性を与えて、投与状態でデイスペ
ンサに明確な安定感を持たせる。それゆえ使用者は極め
て容易に作動管口に向つてエーロゾル容器を押しつけ、
均一な1回の投与量を円筒状胴体内部に送入することが
できる。円筒状胴体部11はその端壁12及び後部位置
にあるピストン17とともに、噴霧される薬剤が本質的
に一旦休止してエーロゾルを形成するような減速室とな
り、エーロゾルはその大型粒子が減速室の壁に向つて沈
降した状態で減速室から都合よく吸入されるので均一な
投与が得られる。エーロゾル容器27はその内容物が空
になつた際に抜き出して充填エーロゾル容器と交換され
る。
したとしても薬剤の投与を妨げることはない。その他の
部品はすべてはずれにくいので、粉失の恐れは先づない
。収納ケースのフランジは、ピストンがピストン止めに
達するまで後方に引張られるとこの位置で、収納ケース
は90方の角度まで一方向にのみ曲げることができ、そ
の時噴霧オリフイス36と胴体とは同心になり、噴霧を
胴体内へ軸方向に入れうるようにする。噴霧指向翼板4
1を翼板整合溝に合わせることによる横方向の動きの歯
止めは、横方向の安定性を与えて、投与状態でデイスペ
ンサに明確な安定感を持たせる。それゆえ使用者は極め
て容易に作動管口に向つてエーロゾル容器を押しつけ、
均一な1回の投与量を円筒状胴体内部に送入することが
できる。円筒状胴体部11はその端壁12及び後部位置
にあるピストン17とともに、噴霧される薬剤が本質的
に一旦休止してエーロゾルを形成するような減速室とな
り、エーロゾルはその大型粒子が減速室の壁に向つて沈
降した状態で減速室から都合よく吸入されるので均一な
投与が得られる。エーロゾル容器27はその内容物が空
になつた際に抜き出して充填エーロゾル容器と交換され
る。
このようにして、エーロゾル・デイスペンサは別の充填
エーロゾル容器を用いて再使用が可能となる。エーロゾ
ル・デイスペンサ及びすべての部品は、ポリエチレン又
はポリプレンのようなプラスチツクから成形される。
エーロゾル容器を用いて再使用が可能となる。エーロゾ
ル・デイスペンサ及びすべての部品は、ポリエチレン又
はポリプレンのようなプラスチツクから成形される。
入れ子スリーブ突出部のような作動部品がアイソタクチ
ツク又は高密度ポリプロピレン製であり、かつ収納容器
が同様のポリプロピレン製であれば、軟質のプラスチツ
クが用いられた場合よりも使用寿命が長くなる。肉厚及
び寸法は製造業者の望みにかなうように変えてよい。噴
霧ノズル及び収納ケースのヘツド部分を除き、ほとんど
の部分はほぼ同じ厚さでよいので、製造は極めて都合よ
く、そして慣用の成形法により妥当な製造価格で優れた
デイスペンサが得られる。すべての部品がともに枢軸上
におかれ、エーロゾル容器自体は指穴の中で親指と人さ
し指で実際につかむだけで抜き出すことができるので本
デイスペンサは喘息の発作又はその他の症候群で体調が
悪化又は損なわれた病人によつても用いることができ、
従つて先行技術の装置では薬剤の投与に手助けが必要な
患者も、本装置を一人で安全に用いることができる。例
えば、ある型式の先行技術による装置では、噴霧ノズル
が患者の方向以外に噴霧したり、部品が組立て中に落ち
たり、又はノズルを口当て部に合わせるのが患者にとつ
て困難であつたりした。従つて、本発明のデイスペンサ
は一般能力や運動神経が損なわれた条件下でも極めて迅
速にまたこれまで低廉な装置で考えられていたよりもは
るかに危険又は誤用が少ない状態で使用することができ
る。
ツク又は高密度ポリプロピレン製であり、かつ収納容器
が同様のポリプロピレン製であれば、軟質のプラスチツ
クが用いられた場合よりも使用寿命が長くなる。肉厚及
び寸法は製造業者の望みにかなうように変えてよい。噴
霧ノズル及び収納ケースのヘツド部分を除き、ほとんど
の部分はほぼ同じ厚さでよいので、製造は極めて都合よ
く、そして慣用の成形法により妥当な製造価格で優れた
デイスペンサが得られる。すべての部品がともに枢軸上
におかれ、エーロゾル容器自体は指穴の中で親指と人さ
し指で実際につかむだけで抜き出すことができるので本
デイスペンサは喘息の発作又はその他の症候群で体調が
悪化又は損なわれた病人によつても用いることができ、
従つて先行技術の装置では薬剤の投与に手助けが必要な
患者も、本装置を一人で安全に用いることができる。例
えば、ある型式の先行技術による装置では、噴霧ノズル
が患者の方向以外に噴霧したり、部品が組立て中に落ち
たり、又はノズルを口当て部に合わせるのが患者にとつ
て困難であつたりした。従つて、本発明のデイスペンサ
は一般能力や運動神経が損なわれた条件下でも極めて迅
速にまたこれまで低廉な装置で考えられていたよりもは
るかに危険又は誤用が少ない状態で使用することができ
る。
図1は、薬品投与状態にあるエーロゾル・デイスペンサ
の説明図である。 図2は、収納及び持ち運び状態にあるエーロゾル・デイ
スペンサの部分的断面図である。図3は、薬品投与状態
にあるエーロゾル・デイスペンサの部分的断面図である
。図4は、円筒状胴体部を通る切断面4−4での断面図
であつて、底面から見たピストン装着部を示すものであ
る。11・・・・−・・円筒状胴体部、12・・・・・
・端壁、13・・・・・・口当て部、14・・・・・・
口当て部キヤツプ、15・・・・・・ピストン引き止め
部、16・・・・・・胴体延長部、17・・・・・ゼス
トン、18・・・・・・ピストンスカート、19・・・
・・・摩擦レール、20・・・・・・指示溝、21・・
・・・・ピストンヘツド、22・・・・・・入れ子スリ
ーブ、23・・・・・・入れ子スリーブ突出部、24・
・・・・・固定植込ボルト、25・・・・・・溝、26
・・・・・・容器収納ケース、27・・・・・・エーロ
ゾル容器、28・・・・・・植込ボルト溝、29・・・
・・・開口部、30・・・・・・容器収納ケース、31
・・・・・・容器収納ケース低部、32・・・・・・収
納ケースフランジ、33・・・・・・指穴、34・・・
・・・ヘツド、35・・・・・・噴霧ノズル、36・・
・・・・噴霧オリフイス、37・・・・・・作動管口、
38・・・・・・作動管、39・・・・・・弁、40・
・・・・・指止め、41・・・・・・噴霧指向翼板、4
2・・・・・・収納ケース止め。
の説明図である。 図2は、収納及び持ち運び状態にあるエーロゾル・デイ
スペンサの部分的断面図である。図3は、薬品投与状態
にあるエーロゾル・デイスペンサの部分的断面図である
。図4は、円筒状胴体部を通る切断面4−4での断面図
であつて、底面から見たピストン装着部を示すものであ
る。11・・・・−・・円筒状胴体部、12・・・・・
・端壁、13・・・・・・口当て部、14・・・・・・
口当て部キヤツプ、15・・・・・・ピストン引き止め
部、16・・・・・・胴体延長部、17・・・・・ゼス
トン、18・・・・・・ピストンスカート、19・・・
・・・摩擦レール、20・・・・・・指示溝、21・・
・・・・ピストンヘツド、22・・・・・・入れ子スリ
ーブ、23・・・・・・入れ子スリーブ突出部、24・
・・・・・固定植込ボルト、25・・・・・・溝、26
・・・・・・容器収納ケース、27・・・・・・エーロ
ゾル容器、28・・・・・・植込ボルト溝、29・・・
・・・開口部、30・・・・・・容器収納ケース、31
・・・・・・容器収納ケース低部、32・・・・・・収
納ケースフランジ、33・・・・・・指穴、34・・・
・・・ヘツド、35・・・・・・噴霧ノズル、36・・
・・・・噴霧オリフイス、37・・・・・・作動管口、
38・・・・・・作動管、39・・・・・・弁、40・
・・・・・指止め、41・・・・・・噴霧指向翼板、4
2・・・・・・収納ケース止め。
Claims (1)
- 1 噴射剤に懸濁させた微粉状薬剤の均一な投与量を低
速度で、0.5〜10μの粒度範囲の吸入可態な乾燥エ
ーロゾル状で投与するためのエーロゾル・ディスペンサ
(投与器)において主要部分が円筒状胴体部とその一端
にある端壁及び該胴体部と同軸で人の口に合うように該
端壁に設けられた口当て部より成る円筒状容器収納室及
び減速室;埃が入らないように口当て部にかぶせ、取外
しのできるようにした口当て部のキャップ;円筒状胴体
部の他端に隣接してその胴体部の壁に設けられた少くと
も1個のピストン引止め部と円筒状胴体部に付属しその
胴体部を越えて伸び、胴体部と同軸上にあつて直径がこ
れよりわずかに大きく、長さの短かい胴体延長部;前記
円筒部胴体部よりわずかに細く、その胴体内部で滑動で
き、また胴体内部でピストンが傾くのを防ぐに足る長さ
のピストンスカートと、円筒状胴体部と接して滑動し、
該胴体部との摩擦を低減するために、該ピストンスカー
トと一体をなしてそのスカート表面上に盛上げられた摩
擦レールとを有するピストン;該ピストン上のピストン
ヘッドと、そのヘッドの軸上にあつてピストン内を出入
できる入れ子スリーブと、そのピストンヘッドから後方
に伸びる、スリーブからの2個の突出部、各突出部上に
あつて相互に内側に向い合つた、頭つきの固定植込ボル
ト、及び前記スリーブが両突出部の中間にもつている一
つの翼板と整合する溝;その前端が前記入れ子スリーブ
内に滑動して入れ子的に嵌合し、また前方部分には2個
の相対する、植込ボルト溝があり、その溝の大部分は固
定植込ボルトを滑動的に保持するのに適しているが、溝
の後端は植込ボルトの頭が入るように拡大されていて、
植込ボルトがこの位置まで移動して来た時のみその頭の
差込み又は抜出しができるようになつている容器収納ケ
ース;該容器収納ケースがスリーブ中へ奥深く嵌入する
ことを制限する該容器ケース中間部の直径の拡大した部
分と、該容器収納ケースの後端部の容器収納ケース底部
及び該容器収納ケース上にあつて、形状は円筒形をなし
大きさは前記胴体延長部と丁度嵌合するようになつてい
て、閉塞時にはこの胴体延長部により保持される容器収
納ケースのフランジ;エーロゾル容器を容器収納ケース
中に出し入れする場合に親指と他の指とで掴めるための
該容器収納ケース底部の指穴;前記収納ケースの前端に
あつて該収納ケースの軸に対して直角に噴霧するオリフ
ィスをもつた噴霧ノズルと、これに接続する、エーロゾ
ル容器上の弁の作動管を迎え入れる作動管口;前記収納
ケースの片側にあつて、該ケースとスリーブとのなす最
大角が90°になるような投与位置にまで該ケースを曲
げる時にスリーブに対して該ケースを固定するための収
容ケース止めと、該ケースの前端にあつて、エーロゾル
容器をその収納容器中に押し込んで作動する時の使用者
の指の当て場所を提供し、また同時にスリーブに対して
ケースが後方に曲がらないように上方に伸びている盛上
げられた指止め部分のあるケースヘッド;及び噴霧ノズ
ルの方向を指示し、かつ使用中装置全体の横方向の安定
性を付与するためにスリーブ中の翼板整合溝と嵌合固定
する噴霧指向翼板とより成り、前記ピストンは前記ピス
トン引止め部との共同作用をする、少くとも一本の指示
溝をもつていて、この溝の方向が引止め部と同一線上に
並んだ時のみ胴体内へのピストンの挿入または抜出しが
可能であり、ピストンが胴体内で回転すると胴体内から
抜け出すことなく保留されるようにするとともに、前記
エーロゾル容器のエーロゾル弁が作動管によつて作動さ
れる時に計量された一投与量の薬剤がスプレーノズルを
経て投与されるようにしたことを特徴とする前記エーロ
ゾル・ディスペンサ。
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