JPS5958708A - 耐熱性電気絶縁体 - Google Patents

耐熱性電気絶縁体

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JPS5958708A
JPS5958708A JP57168736A JP16873682A JPS5958708A JP S5958708 A JPS5958708 A JP S5958708A JP 57168736 A JP57168736 A JP 57168736A JP 16873682 A JP16873682 A JP 16873682A JP S5958708 A JPS5958708 A JP S5958708A
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oxide
oxide source
boric acid
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phosphate
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JP57168736A
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大関 孝夫
野元 浩一郎
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Nihon Valqua Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な耐熱性電気絶縁体に関する。
従来、耐熱性電気絶縁物は、雲母、石綿などの絶縁基材
金、低融点ガラスなどの結着剤により結着させて製造さ
れているか、あるいはアルミナなどの金属酸化物に酸化
珪素などの焼結促進剤を必要に応じて添加しで製造され
ていた。このうち、雲母粉末をホウ酸−鉛系の低融点ガ
ラスにより結着させたいわゆる「マイカレックス」が広
く知られている。このマイカレックスは耐熱性及び電気
絶縁性にぼれているが、製造に際して、前記低融点ガラ
スの軟化温度以上すなわち51)0〜800℃の温度に
加熱しつつ200〜1000 kII/cy+  程度
の圧力を加えることが必要とされ、またユニ程的にも著
しく繁雑であるため、製造コストが旨(なるという欠点
があった。またこれに加えて、結着時に雲母と前記ガラ
スとの間に反応が進行し、雲母がガラスに侵食され、作
業性が低下するという欠点もあった。
また、絶縁暴利の結着剤としては、低融点ガラスのほか
に、リン酸、金属の第1リン酸塩などのリン酸塩類、ア
ルミナゾル、シリカゲルなどのゾル類、セメントなどが
用いられている。しかしながら、リン酸あるいはリン酸
塩類などのリン酸系結着剤を単独に用いると、耐熱性(
/100〜500 ℃まで)および不燃性に1憂れた’
ili気絶縁体が得られるが、耐水性及び湿潤時の電気
的特性が劣り、また絶縁基材とリン酸系結着剤とが化学
反応を起こすだめに結着効果が低下し、均一な成形品が
得られtaいという欠点があった。さらに、リン酸系の
みからなる結着剤に、熱硬化性樹脂から成る有機結着剤
を混入したもの全結着剤として用いることモアルカ、こ
の場合には、有機系結着剤の分解が生起し、成形が困難
になることがあった。
また、アルミナゾル、シリカゲルなどのゾル系結着剤は
、結着に1祭して1000〜1200’C程度の高温処
理が必決であり、マイカレックスと同様の問題があった
。またセメント系結着剤においては、熱硬化性樹脂との
併用が難しいため、繊密な製品が得にくいという欠点が
あった。
一方、アルミナ、きりリアなどの金属酸化物を焼成して
なる絶縁?1■iは、高電圧、高周波、高温などの条件
下における電気絶縁金主目的としている。ところが、こ
れらの電気絶縁磁器は、製造に際してかなりの高温度で
焼成する必要があるとともに、所望形状への加工が容易
ではないという欠点があり、寸法精度が得にくがっ/ζ
す、耐衝撃性などの機械的強度が弱かったり、あるいは
毒PEヲ有するなどの欠点を持つものもあり、充分に満
足のい(絶縁磁器は得られてぃなかった。
このような欠点全解決するべく、本箔明者らは鋭意研究
した結果、酸化Jfi鉛と酸化チタンと酸化マグネシウ
ム、酸化カルシラノ1、ff1T化バリウムからなる群
から選ばれる少な(とも11)liの化合物を含む混合
物k 600 ’C以上の温度に加熱して得られる焼成
物およびホウ酸ケ必須成分とする=:r酸物を加圧下に
加熱して結着させるか、上記組成物成分のほかに無機繊
維、無機光てん剤、または熱硬化性樹脂の少なくとも1
種を含む組成物全加圧下に加熱し7て結着させることに
より、電気的特性、機械的特性、耐熱性のぼれた電気絶
縁体が得られることを見出し、この耐熱性電気絶縁体に
ついては、本出願と同日付の耐熱性゛B電気絶縁体n)
と称する特許出願明細書中に詳細に述べられている。
しかしながら、上記組成物全加圧下に加熱することによ
り結着させて得られた1次成形品および1次成形品をさ
らに熱処理して得られた2次成形品は、長時間の那水処
理を行なうと、電気的特性、機械的特性がやや低下して
来ることが判明し、用途によってさらに耐水性の高い’
rtL気絶縁体が望まれるためその解決策が望まれた。
その点を解決するため、本発明者らは鋭意研究した結果
、(all)酸化亜鉛源と(11)酸化チタン源と(l
ii)酸化マグネシウム淵、酸化カルシウム源、酸化バ
リウム源からなる一群から選ばれた少なくとも1独の化
合物とからなる混合物全600℃以上の温度に加熱t2
てイ()られる焼成物、(b)ホウ酸および(c)酸性
リン酸金属塩または酸性縮合リン酸塩を必須成分とする
組成物(以下この組成物を結着剤と称する)を加圧下に
加熱して結着させるか、あるいは結着剤成分のほかに(
d)無機#!維、無機光てん剤、熱硬化性樹脂からなる
群から選ばれた少なくとも1種の材料を含む組成物を加
圧下に加熱して結着させることにより、電気的特性、機
械的特性、耐熱性に優れしかも所望形状への加工が容易
で、かつ耐水性の優れた電気絶縁体が得られることを見
いだし、遂に本発明全完成するに至ったものである。
本発すJに使用される焼成物は次のようにして製造され
る。すなわち、酸化亜鉛を含め加熱によって酸化亜鉛を
生成する好ましくは100メツシユ以下の酸化111(
鉛発生諒と、酸化チタンを含め加熱によって1賀化チタ
ン全生成する好ましくは100メツシユ以下の酸化チタ
ン発生源と、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化
・マリラムを含め加熱によってこれらの酸化物をそれぞ
れ生成する酸化マグネシウム源、酸化カルシウム源、酸
化バリウム源の少なくとも1成分とを乾式法または湿式
法により均一に混合して得られた混合物を、電気炉など
の加熱炉中で、600 ”C以上の温度、好ましくは7
00〜1400℃、さらに好ましくは900〜1300
℃の温度で150時間〜(資)分間程度加熱焼成−fる
ことによって、目的の焼成物が得られる。
上記焼成温度が600℃未満であると、焼成物を得るの
に時間がかかりすぎるため好ましくない。
しかしながら、600℃未満であってもかなり長時間に
わたって焼成すれば所望の焼成物を得ることもできる。
本明細書において、[(1)酸化亜鉛源と、(11)酸
化チタン源と、(ill)酸化マグネシウム源、酸化カ
ルシウム源、酸化バリウム源からなる群から選ばれた少
な(とも1種とからなる混合物全6003以上の温度に
加熱して得られる焼成物」とは、酸化亜鉛源は加熱によ
り酸化亜鉛となり、酸化チタン源は加熱により酸化チタ
ンとなり、酸化マグネシウム源、酸化カルシウム源、酸
化バリウム源は加熱によりそれぞれ酸化マグネシウム、
酸化カルシウム、酸化バリウムとなり、しかも、少なく
とも一部の(1)酸化亜鉛と、(11)酸化チタンと、
(iiQ酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化バリ
ウムの少な(と41種とが加熱によって何らかの反応を
起こして得られたもの(たとえば上、11]各成分の固
溶体)全意味するが、しかし上記各成分の単なる混合物
は含まない。
焼成物を製造するだめの酸化iu’i鉛源としては、酸
化亜鉛のほかに、たとえば水酸化亜鉛、炭酸亜鉛、塩基
性炭酸亜鉛、硝酸亜鉛、酢酸亜鉛などがあげられる。ま
た酸化チタン源としては、酸化チタンのほかに、たとえ
ば水酸化チタンなどがあげられる。さらに、酸化マグネ
シウム源、酸化カルシウム源、酸化ハIJウム源として
は、それぞれ酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化
ノマリウムのほかに、それぞれの金属の水酸化物、炭酸
塩、硝酸塩、有機酸塩などがあげられる。
本発明で使用される焼成物の製造に際して、原料となる
各成分の混合割合は、得られる電気絶縁体の目的に応じ
て極めて広範囲に変化させることができるが、まず、酸
化亜鉛と酸化チタンの混合割合は、通常は酸化亜鉛が7
0〜30モルチ、酸化チタンが30〜70モルチの範囲
が好ましい。また、上記アルカリ土類金属酸化物の混合
割合は、酸化亜鉛と酸化チタンとの線型t 100部に
対して1部〜(資)部の範囲、特に2部〜15部の範囲
が好ましい。
アルカリ土類金属酸化物は1次成形品金熱処理して2次
成形品に加工する場合に気ぶ(れ防止に有効なものであ
るが、アルカリ土類金属酸化物の象が1部より少ない場
合には気ふくれ防止にそれほど効果がなく、30部より
多いと得られ電気絶縁体の耐水性が低下する傾向がみら
れる。
本発明の耐熱性電気絶縁体を製造するに際して焼成物と
併用されるホウ酸は、焼成物中に含まれる酸化亜鉛と酸
化チタンとの総モル数に対して、モル比で1 : 0.
1〜8.0の範囲であることが好ましい。ホウ酸の使用
割合が0.1以下の場合には得られる電気絶縁体の機械
的強度が不十分であり、またホウ酸の使用割合が8.0
以上の場合には得られる電気絶縁体の耐水性の点から好
ましくない。
なお、上記のホウ酸の使用割合の範囲内で、ホウ酸の一
部分を酸化ホウ素で置換えることができる。
また置換えることによって、1次成形品を熱処理して2
次成形品に加工する場合に、1気ぶくれ発生の抑制に役
立てることができる。また、ホウ酸を100℃以上の温
度で加熱して得られるメタホウ酸類を主成分とするホウ
酸の脱水箱;合物もホウ酸の代りに用いることができる
。しだがって、本明細書における「ホウ酸」には、ホウ
酸単独の場合のほかに、ホウ酸の一部を酸化ホウ素ある
いはメタホウ酸類などで置換えたものも含んで意味する
なお、本明細橘において、焼成物中の酸化亜鉛と酸化チ
タンのモル数は次の意味で使用する。すなわち、たとえ
ば酸化亜鉛源として1投化亜鉛’fr60g用い、酸化
チタン源として酸化チタン40 g i用い、酸化カル
シウム源として酸化カルシウム5gk用いて焼成物′(
c−製造したとすると、実質的に105gの焼成物が得
られ、その中に含まれる酸化亜鉛をモル故に1部丁と、
酸化亜鉛のu060g)/酸化亜鉛の分子Itc< 3
t、3s ) = 0.737モルとなり、酸化チタン
なモル数に直すと、酸化チタンの相(40¥)/酸化チ
タンの分子! (79,90) = 0.501モルど
なり、酸化カルシウム火モル数に直すと、酸化カルシウ
ムの(7F(5!i’)/酸化カルシウムの分子欧(5
6,08) = 0.089モルと1.cる。したがっ
て、この焼成物105 gl’、’b (1,737−
1−0,501+ 0.(189= 1.327モルに
和尚すると便宜上考えることができる。一方、ホウ酸の
1モル61.87″′C″あると考夕ろことができるか
ら、焼成物中に含f hる1)錫化qlli鉛と酸化チ
タンの総モル数に対するホウ酸のモル数の割合は、上記
のような考え方により、所望のモル比で混合1−ること
ができる。
次に、本発明においC用いられる酸性リン酸金屈j盆ま
1こは酸性縮合リン酸金犀塩は、リン酸または縮合リン
酸のリン原子と直接結合している水酸基が少なくとも1
個残存している金属塩であることを意味しており、七オ
tらの具体例としては、@1リン酸アルミニウム、第1
リン1寅マグネシウム、第1リン酸カルシウム、第1リ
ン酸亜鉛、第1リン酸銅、第1リン酸鉄、・第1、リン
酸マンガン、第1リン酸ジルコニウムなどの第1リン酸
塩、第2リン酸アルミニウム、第2リン酸マグネシウム
、第2リンr’i?&カルシウムなどの第2リン酸塩、
セスキリン酸アルミニウムなどのセスキリン酸塩、ピロ
リン酸アルミニウム、ビロリン酸カルシウウなどのピロ
リン酸塩などがあげられる。さらに、たとえば第11J
 7酸塩を単独または他の酸性リン酸金属塩と混合して
好ましくは120〜300℃の温度で加熱脱水して得ら
れる酸性縮合リン酸塩などもあげられる。
本発明において用いられる酸性リン酸金踊塩または酸性
縮合リン酸塩は、上記の焼成物とホウ酸とのa重量が9
9〜70重f%であるとするとこれに対して1〜30重
量%の範囲で用いることが好ましい。酸性リン酸塩また
は酸性縮合リン酸塩が1重量%以下の場合には得られる
電気絶縁体の耐水性向上にそれほど効果はなく、また3
0重Mlfb以上の場合には耐水性がかえって低下する
頭金がみもれる場合があるほかに、ガラス繊維全成形材
料成分として使用した場合にはガラス繊維が劣化する傾
向が認められる。
本発明においては、結着剤の酸性成分として、上述のよ
うに(:)ホウ酸および(11)酸性リン酸金属塩また
は酸性縮合リン酸塩を組合せて使用することによって、
全く意外にも耐水性をも備えた耐熱性電気絶縁体が得ら
れる。さらに(1)ホウ酸と(11)酸性リン酸金属塩
まだは酸性縮合リン酸塩とを組合せて使用する場合には
以下のような効果が期待される。すなわち、ホウ酸は加
熱時に一部が分解して水分を放出するが、この水分は後
述するようにガス状物となって蒸散するため、伺らかの
方法でこの水分の蒸散を減らすことができれば好ましい
ところが、一般にリン酸塩が結着剤として作用する場合
には、水分が必要であるため、リン酸塩全ホウ酸と組合
せて使用すると、ホウ酸の分解により発生した水分が、
リン酸塩の結着剤として作用の発現に利用される。この
ためホウ酸から発生する水分がリン酸塩に有効に利用さ
れ、水蒸気として蒸散量の減少が期待される。
本発明に用いられる無機繊維としては、た・どえばガラ
スクロス、ガラスマット、アスベストペーノぞ−、石綿
、セラミックファイバー、チタン酸カリ繊維などがあげ
られる。
また、本発明において用いられる無機光てん剤の例とし
ては、たとえば酸化カルシウム、酸化スズ、酸化マグネ
シウム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸
化珪素、酸化鉄、酸化ジルコニウム、水酸化カルシウム
、水酸化アルミニウム、水酸化鉄、弗化アルミニウム、
弗化マグネシウム、窒化ホウ素、ガラス粉末、ケイ酸シ
ルコニトム、カオリン、焼成りレー、チタン酸ツリウム
、タルク、マイカ(雲母)、ムライト、−)/I/コン
サンド、シラスバルーン、パーミュキュライト、ノぞ−
ライトなどがあげられる。
さらに、本発明に用いられる熱硬化性樹脂としては、た
とえばフェノール40・l脂、工、I?キシ樹脂、シリ
コン樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂、ポリエステ
ル樹脂などがあげられる。
本発明において、結着剤成分以外に、上記の無機繊維、
無期光てん剤、熱硬化性樹脂からなる群から選ばれた少
なくとも1棟の利料金含む組成物を加圧下に加熱1・て
結3オさぜることによって、結着剤だけを加圧下に加熱
処理して11)られる電気絶縁体にくらべて、広範囲の
物性を有する電気絶縁体を得ることができる。たとえば
、結着剤と無機繊維および(または)無機光てん剤との
混合系を加圧下に加熱して結着させることによって、結
着剤だけを結着させたものよりも用途によっては機械的
特性がより好ましい電気絶縁体が得られる。
まだ、結着剤と熱硬化性樹脂との混合系全加圧下に加熱
して結着させることによって、結着剤だけを結着させた
ものに(らべて一般に耐熱性は劣るとはいえ、用途によ
っては機械的特性、電気的特性及びより耐水性的に好ま
しい電気絶縁体が得られる。したがって、結着剤と上記
の結着剤以外の成分の混合割合は、結着剤の組成、結着
剤以外の成分の種類及び得られる電気絶縁体の用途によ
って広4iα囲に変えうるものであるが、通常は′1L
気絶縁体100 ME 、’t:tk部に対して、結着
剤は5〜99.8部、結着剤以外の成分は95〜0.2
部の戯曲が好ましい。
結着剤が5部以下であると、得られる゛電気絶縁体以下
に本発明による耐熱性・電気絶縁体の製造方法を説明1
−る。まず、微粉砕した酸化亜鉛などの酸化亜鉛発生源
と、酸化チタンなどの酸化チタン発生源と、上記のアル
カリ土類金属酸化物などのアルカリ土類金属酸化物発生
源の少な(とも1種の化合物と全所望の割合で均一に混
合し、次いで600℃以」:の温度、好ましくは600
〜1400℃で150時間〜30分間程度、さらに好ま
しくは900〜130(1℃で5時間〜1時間程度加熱
焼成することによって、焼成物全調製する。得られた焼
成物全粉砕し、これにJり[望[Aのホウ酸および所望
量の酸性リン酸金属塩または酸性縮合リン1!塩を混合
し、さらにこの混合物ヲタールミルなどにより100メ
ツシユ以下に粉砕して、上記の結着剤のみよりなる成形
組成物ライ4する。結着剤以外に無機光てん剤または熱
硬化性411J脂の少なくとも1種ヲ倉む組成物は、結
着剤の上i3Qの各成分と無機光てん剤または熱硬化性
樹脂の少なくとも1押金所望量ずつ混合してからI−ル
ミルなどにより1()0メツシユ以下に粉砕して調製す
る。無機#4fi &ICk會む成形組成物は、無機繊
維に上記の各種成形組成物全均一に散布して調製する。
上記のようにして得られたヅ成形組成物は、金型に入れ
られ、130〜200℃つ成形温度で、100〜300
 kg/を肩2の成形圧力のもとで、約10〜60分間
加熱加圧されて、耐熱性電気絶縁体が得られる。
成形温度は、130℃以下であると、得られる絶縁体の
強度が低下するために好ましくなく、また200℃以上
であると、急激にホウ酸の脱水が起こり、発泡の原因と
なるために好ましくない。
成形圧力は、100 kg/J以下であると緻密な絶縁
体が得られないために好ましくな(、また301)1−
以上としても得られる絶縁体の特性に変化はなく、高圧
を加えることによる効果は特にない。
耐熱性電気絶縁体を加温加圧条件下に製造すると、結着
剤中に含まれるホウ酸あるいは熱硬化性柁1脂などの熱
分解などによりガス状物が発生するため、製造中に電気
絶縁体に加える圧力を一時的に解放してガス抜きを行な
うことが好ましい。
成形時間は、成形温度及び成形圧力によって変化するが
、おおよそ10〜60分程度である。
このようにして電気絶縁体が得られた後に、使用目的お
よび使用条件に応じて、寸法安定性を得るために、加圧
下あるいは無圧下で、好ましくは成形温度以上の500
T、の温度範囲内で1時間〜冴時間程度後処理すること
が望ましい。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明は以下の
実施例に限定されるものではない。
実施例1 200メツシユ以下の酸化亜鉛と300メツシユ以下の
アナターゼ型酸化チタンをモル比で2:1の割合で含む
混合物100重量部に200メツシユ以下の酸化力ルシ
ウム5M量部を均一に混合させて得られた混合物を、電
気マツフル炉中で1200”Cで2時間以上加熱焼成す
ることにより、はぼ無色で半溶融状態の固い酸化亜鉛と
酸化チタンと酸化カルシウムとからなる焼成物を得た。
この焼成物を挿潰機にて200メツシユ以下に粉砕した
。この焼成物70部と200メツシユ以下に粉砕された
ホウ酸5部及び200メツシユ以下に粉砕されたktJ
■リン酸アルミニウム5部とを均一に混合して、結着剤
だけから/、cる成形組成物を得た。
この成形組成物約50gを直径9(:IrLの丸型金型
に投入し、170℃の温度、300 kg/l’m の
圧力下で約1時間加圧加熱して結着させた。この間、成
形物に加える圧力を解放して1分間のガス抜き全7回行
なった。このようにして得られた1次成形品は、後処理
として、300℃で5時間加熱処理して、厚さ約3關の
物性評価用の2次成形品金q(Jた。このような成形条
件下で得られた成形品には気ふ(れ現象は観摂されなか
った。また、この成形物は従来のアルミナ磁器絶縁体と
比較して所望形状への加工は著しく容易であった。
実施例2 実施例1の酸化カルシウム5重石4部の代りに、酸化マ
グネシウム5重量部を用いた以外は実施例1と全く同様
に処理して、酸化亜鉛と酸化チタンと酸化マグネシウム
とからなる焼成物を得た。この焼成物’70部、ホウ酸
δ部および第1リン酸アルミニウム5部の混合物全20
0メツシユ以下とじた後、実施例1と全く同様に成形お
よび後処理を行なって、厚さ約3酎の物性評価用の2次
成形品を得た。
実施例3 実施例1で得られた焼成物70部、ホウ酸5部および第
1リン酸カルシウム5部の混合物全200メツシユ以下
とした後実施例1と全く同様に成形および後処理全行な
って、厚さ約3111111の物性評価用の2次成形品
を得た。
実施例4 実施例1で得られた焼成物70部、ホウ酸5部および第
1リン酸亜鉛5部の混合物’ffi 20(lメツシュ
以下とした後、実施例1と全く同様に成形および後処理
全行なって、厚さ約3111II+の物性評価用の2次
成形品を得た。
実施例5 実施例1で得られた焼成物70部、ホウ酸5部、第1リ
ン酸アルミニウム2.5部および第1リン酸亜鉛2.5
部の混合物全200メツシユ以下とした後、実施例1と
全(同様に成形および後処理を行なって、厚さ約3順の
物性評価用の2次成形品を得た。
実施例6 第1リン酸アルミニウムを180℃で2時間加熱脱水さ
せて酸性縮合アルミニウムを得た。実施例1で得られた
焼成物70部、ホウ酸5部および上記酸性縮合リン酸ア
ルミニウム5部の混合物を200メツシユ以下とした後
、実施例1と全(同様に成形および後処理全行なって、
厚さ約3mrmの物性評価用の2次成形品を得た。
実施例7 等重量スつの第11Jン酸アルミニウムと第1リン酸カ
ルシウムとの200メツシユ以下の均一な混合物ヲ19
0°Cで2時間加熱脱水させて酸性縮合リン酸金属塩を
調製した。実施例1で得られた焼成物70部、ホウ酸5
部および上記の酸性縮合リン酸金属塩5部の混合物i 
2(10メツシユ以下とした後実施例1と全く同様に成
形および後処理を行なって、厚さ約3 rimの物性評
価用の2次成形品を得た。
実施例8 実施例1で調製した成形組成物粉末90部と200メツ
シ二以下のマイカ10部とを均一に混合して、無機光て
ん剤入りの成形組成物を調製した。この成形組成物を実
施例1と全(同様に成形および後処理を行なって、厚さ
約3■の物性評価用の2次成形品を得た。
実施例9 実施例1で調製した成形組成物粉末95部と200メツ
シユ以下の粉砕したエポキシ樹脂5部と金均−に混合し
て、熱硬化性樹脂入りの成形組成物を調製した。この成
形組成物を実施例1と全(同様に成形して1次成形品を
得た。1次成形品は′電気炉中200℃で5時間熱処′
qして後処理を施し物性評価用の2次成形品を得た。
実施例10 ガラスチョツプドストランドマットi 150 X15
011111  に切断したもの全10枚用意し、この
マット1枚ごとに、実施例1で調製した結着剤だレナか
らなる成形組成物粉末を散布し、上下にガラスクロスマ
ット2枚を重ねて積層した。散布喰はガラス繊維総重量
と同じであった。得られた積層品を金型に入れ、170
℃の温度にセットし、200ゆ、油2の圧力で40分間
加圧加熱処理を行なった。
この間、成形物に加える圧力k 解放して1分間ずつ数
回のガス抜きを行なった。このようにして得られた1次
成形品は300℃で5時間加熱処理して、物性評価用の
2次成形品を得た。
実施例11 実施例1で調製した結着剤だけからなる成形組成物粉末
94部、200メツシユ以下に粉砕されたエポキシ樹脂
101′419,200メツシユ以下に粉砕された熱硬
化性シリコン樹脂2部の3者を均一に混合して(44も
れた混合粉末53部を実施例10と全(同様にしてガラ
ス繊維47部に散布し、得られた積IC’?j品を実施
例10と全(同様に成形して1次成形品金得た。
1次成形品は200℃で5時間熱死りlして物1<I:
N’F価用の2次成形品を得た。
参考例1 実施例1で調製した焼成物70部と200メツシユ以下
のホウ酸5部とを均一に混合させて得られた混合物を実
施例1と全く同様に成形および後処理全行なって、比較
のだめの物性評価用ザンプルを得た。
このようにしてイ4)られた各11一シ気絶縁体につい
て得られた物性値全表1に示1−0

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 (a)(+)酸化亜鉛源と、(11)酸化チタン
    源と、(fil酸化マグネシウム源、酸化カルシウム源
    、酸化バリウム源からなる群から選ばれた少なくとも1
    種の化合物とからなる混合物全6003以上の温度に加
    熱して得られる焼成物、(b)ホウ酸、および(c)酸
    性リン酸金属塩または酸性縮合リン酸塩、を必須成分と
    する組成物を加圧下に加熱して結着させてなる耐熱性電
    気絶縁体。 2、 (a)(+)酸化亜鉛源と、(II)酸化チタン
    源と、(+iD酸化マグネシウム源、酸化カルシウム源
    、酸化バリウム源からなる群から選ばれた少なくとも1
    種の化合物とからなる混合物1600℃以上の温度に加
    熱して得られる焼成物、(b)ホウ酸、(C)酸性リン
    酸金属塩または酸性縮合リン酸塩、および(d)無機繊
    維、無機光てん剤、熱硬化性樹脂からなる群から選ばれ
    た少なくとも1種、を必須成分と1−る組成物全加圧下
    に加熱して結着させてなる耐熱性電気絶縁体。
JP57168736A 1982-09-28 1982-09-28 耐熱性電気絶縁体 Expired JPS6020844B2 (ja)

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