JPS59143205A - 着色された耐熱性電気絶縁体 - Google Patents

着色された耐熱性電気絶縁体

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JPS59143205A
JPS59143205A JP1683683A JP1683683A JPS59143205A JP S59143205 A JPS59143205 A JP S59143205A JP 1683683 A JP1683683 A JP 1683683A JP 1683683 A JP1683683 A JP 1683683A JP S59143205 A JPS59143205 A JP S59143205A
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JP
Japan
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oxide
less
zinc oxide
fired product
heating
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JP1683683A
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大関 孝夫
野元 浩一郎
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Nihon Valqua Kogyo KK
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Nihon Valqua Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な着色された耐熱性電気絶縁体に関する。
従来、耐熱性電気絶縁物は、雲母、石綿などの絶縁基材
を、低融点ガラスなどの結着剤により結着させて製造さ
れている。このうち、雲母粉末をホウ酸−鉛系の低融点
ガラスにより結着させたいわゆる「マイカレックス」が
広く知られている。このマイカレックスは耐熱性及び電
気絶縁性に優れているが、製造に際して、前記低融点ガ
ラスの軟化温度以上500〜800Cの温度に加熱しつ
つ200〜1oooK9/d程度の圧力を加えることが
必要とされ、また工程的に著しく繁雑であるため、製造
コストが高くなるという欠点があった。またこれに加え
て、結着時に雲母と前記ガラスとの間に反応が進行し、
雲母がガラスに侵食され、作業性が低下するという欠点
もあった。
また、絶縁基材の結着剤としては、低融点ガラスのほか
に、リン酸、金属の第一リン酸塩などのリン酸塩類、ア
ルミナゾル、シリカゾルなどのゾル類、セメントなどが
用いられている。しかしながら、リン酸あるいはリン酸
塩類などのリン酸2系結着剤を単独に用いると耐熱性(
400〜500Cまで)及び不燃性に優れた電気絶縁体
が得られるが、耐水性及び湿潤時の電気特性が劣り、ま
た絶縁基材とリン酸系結着剤とが化学反応を起こすため
に結着効果が低下し、均一な成形品が得られ難いという
欠点があった。さらに、リン酸系のみからなる結着剤に
、熱硬化性樹脂からなる有機結着剤を混入したものを結
着剤として用いることもあるが、この場合には、有機結
着剤の分解が生起し、成形が困難になることがあった〇 一方、アルミナゾル、シリカゾルなどのゾル系結着剤は
、結着に際して1000〜1200tZ’程度の高温処
理が必要であり、マイカレックスと同様の問題があった
。またセメント系結着剤においては、熱硬化性樹脂系結
着剤との併用が難しいため、緻密な成形品が得にくいと
いう欠点かあった0このような欠点を解決するため、本
発明者らは酸化亜鉛と酸化チタンとの混合物を600C
以上の温度に加熱して得られる焼成物とホウ酸を必須成
分とする組成物を加圧下に加熱処理するか、上記組成物
以外に無機繊維、無機光てん剤、熱硬化性樹脂からなる
群から選ばれた少なくとも1種材料を含む組成物を加圧
下に加熱処理することにより、電気的特性、機械的特性
、耐熱性の優れた電気絶縁体が比較的容易に得られるこ
とを見いだしたことについては特願昭57−16873
4に詳細に述べている。上記の各種組成物を加圧下Qτ
加熱処理して得られる電気絶縁体は多くの場合、白色乃
至ははy白色のものであるが、用途によっては商品価値
のより一層の付与のために、着色された耐熱性電気絶縁
体の開発が望まれた。この要望に応するべく、本研究者
らは上記の酸化亜鉛と酸化チタンとの焼成物の代りに、
酸化亜鉛と酸化チタンと金属酸化物(酸化コバルト、酸
化ニッケル、酸化鉄、酸化クロムからなる群から選ばれ
た少なくとも1種)との混合物ya−6oO’C以上の
温度に加熱して得らiする焼成物を用いることによって
、電気特性、機械的特性、耐熱性に優れており、かつ各
種の色調を有する電気絶縁体が得られることを見いだし
た。しかし、上記組成物を加圧下に加熱処理して得られ
た着色された1次成形品を、使用時における寸法安定性
などの見地から、熱処理という操作を行なって得られた
2次成形品にはしばしば 気ふくれ の発生という現象
がみられた。
この気ふくれの発生は製品の品質低下をもたらすのみな
らず、用途によ・つては使用するに耐えないものと思わ
れ、その解決策が望まれた。この気ふくれの発生は熱処
理時に発生するガスに起因するものと思われた。そこで
1次成形において、温度、圧力、ガス抜き条件など種々
の因子について、検討してみたが、気ふくれの防止は困
難なものであった。
そこで、本発明者らは、鋭意研究した結果、酸化亜鉛と
酸化チタンと第1の金属酸化物(酸化コバルト、酸化ニ
ッケル、酸化鉄、酸化クロムからなる群から選ばれた少
なくとも1枝材料)と卯、2の金属酸化物(酸化マグネ
シウム、酸化カルシウム、酸化バリウムからなる群から
選ばれた少なくとも1種材料)との混合物を6000以
上の温度に加熱して得られる焼成物およびホウ酸を必須
成分とする組成物(以下、この組成物を結着剤と称する
)を加圧下に加熱処理して結着させるか、結着剤成分の
ほかに無機繊維、無機光てん剤、熱硬化性樹脂からなる
群から選ばれた少なくとも1種を含む組成物を加圧下に
加熱処理することにより、電気的特性、機械的特性、耐
熱性に優れており、かつ後加工工程で熱処理という操作
を行なっても気ふくれ現象のみられない着色された電気
侍、縁体を完成したものである〇 本発明に用いられる上記の焼、放物は次のようにして製
造される。すなわち、酸化亜鉛を含め加熱によって酸化
亜鉛を生成する好ましくは100メツシユ以下の酸化亜
鉛源と、酸化チタンを含め加熱によって酸化チタンを生
成する好ましくは100メツシユ以下の酸化チタン源と
、−酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化鉄、酸化クロム
の金属酸化物の少tc (とも1種を含め加熱によって
この金属酸化物を生成する好ましくは100メツシユ以
下の金属酸化物源(以下、この金属酸化物をl’−MO
“」と称する)と、酸化マグネシウム、酸化カルシウム
、酸化バリウムの金属酸化物の少なくとも1種を含め加
熱によってこの金属酸化物を生成する好ましくは、10
0メツシユ以下の金属酸化物源(以下、この金属酸化物
なj MO!Jと称する)とを乾式法または湿式法によ
り均一に混合して得られた混合物を電気炉の如き加熱炉
中で、600c以上好ましくは900〜1500t:’
の温度で24〜1時間程度加熱焼成することによって、
目的の焼成物が得られる。C以下、この焼成物をrZn
O−Tiへ−MO8−MO”J  と称する。
焼成物ZnO−TiO,−MO−MO’の加熱処理温度
が600c未満であると、この焼成物を得るのに時間が
かかりすぎるため好ましくない。しかしながら600c
未満であってもかなり長時間にわたって加熱処理すれば
焼成物を得ることができる。加熱処理には加圧下に成形
したものも用いることができる。
焼成物ZnO−TiO,−MO’ −MO” &t、酸
化亜鉛ト酸化チタンとMO’(酸化コバルト、酸化ニッ
ケル、酸化鉄、酸化クロムからなる群から選ばれた少な
(とも1種)と、MO(酸化マグネシウム、酸化カルシ
ウム、酸化バリウムからなる群から選ばれた少な(とも
1種)との少な(とも1部が加熱によって何んらかの反
応をおこして得られたもの、すなわち固溶体、複合酸化
物を意味するが単なる混合物は含まれない0 焼成物Zn0−TiO,−MO”−MO”ty)製法な
らびにその電気的特性たとえば、誘電体損、誘電率、絶
縁破壊性など詳細に検討されている。この焼成物の電気
的特性は、酸化亜鉛単独、酸化チタン単独、MO”単独
、MO”単独あるいは、これらの単なる混合物の有する
電気的特性とは全く異なる。
塩基性炭酸亜鉛、硝酸亜鉛、酢酸亜鉛などがあげられる
。酸化チタン源としては、酸化チタンのほかに、例えば
水酸化チタンなどがあげられる。また、上記の第1の金
属酸化物MO”は具体的には酸化コバル) Co01酸
化ニツケルNi01酸化第二鉄Fe、O,、酸化第ニク
ロムのいずれかを表わすものであり、酸化コバルト源と
しては、酸化コバルトのほかに、例えば水酸化コバルト
、炭酸コバルト、硝酸コバルト、硫酸コバルト、酢酸コ
バルトなどがあげられる。酸化ニッケル源としては、酸
化ニッケルのほかに、例えば水酸化ニッケル、炭酸ニッ
ケル、硝酸ニッケル、硫酸ニッケル、酢酸ニッケルなど
があげられる。酸化第二鉄源としては、酸化第二鉄のほ
かに、例えば酸化第一鉄、四三化鉄、硝酸第二鉄、硫酸
第二鉄などがあげられる。
酸化第ニクロム源としては、酸化第ニクロムのはZn0
−TiO,−MO” −MO” ヲM造T ルVC8タ
つ”C1M0”のうち2種以上を含む焼成物を製造する
場合には、MO“のうち2種以上またはそれらの発生源
と、 ZnO,Tie、、及びMO”との混合物を加熱
焼成することによって得られるが、この場合には、加熱
によってMO’のうち2種以上を生成する化合物、例エ
バクロム酸コバルト、重クロム酸第二鉄ナトを用いるこ
ともできる。
また、上記の第2の金属酸化物MO’は具体的には酸化
マグネシウムMgO,酸化カルシウムCab。
酸化バリウムのいずれかを表わすものであり、酸化マグ
ネシウム源としては、酸化マグネシウムのほかに、例え
ば水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、塩基性炭酸
マグネシウム、硝酸マグネシウム、酢酸マグネシウムな
どがあげられる。酸化カルシウム源としては、酸化カル
シウムのほかに、水酸化カルシウム、炭酸−カルシウム
、硝酸カルンラム、硫酸カルシウム、酢酸カルシウムな
どがあげられる。酸化バリウム源としては、酸化バリウ
介のほかに、水酸化バリウム、炭酸バリウム、硝酸バリ
ウム、硫酸バリウム、酢酸バリウムなどがあげられる。
7本発明で使用される焼成物Zn0−TiO,JJIO
”−損′の製造に際して、原料となる各成分の割合は、
得られる電気絶縁体の目的及びPJi望の色調とそれら
の砲淡などに応じて極めて広範囲に変化させることがで
きるか、まず、酸化亜鉛と酸化チタンの混合割合は、通
常は酸化亜鉛が70〜30モル%、酸化チタンは30〜
70モル%の範囲が推奨される。また、第1の金属酸化
物m″の混合割合は、酸化亜鉛と酸化チタンとは総モル
数で999〜70モル%、MO’は総モル数で0,1〜
30モル係の範囲が推奨される。MO”が0.1モル係
以下の場合には多くの場合淡い色調の絶縁体が得られ、
 MO”を60モル係以上用いても色%yそれほど効果
はあられれない。さらに、上記の第1の金属酸化物MO
”はそれらの使用量範囲内において、それらの1部分を
他の金属酸化物または金属酸化物発生源で代替すること
によって、−要人範囲の色調を有する電えばLi!O、
Na、O,K、O,CuO1SrO1CdS、CdDl
、’Al、0.. Sin、 、SnO,、PbO,C
eO,、P、 0.、 Sb、O!、v、 o、 、 
m、、UD、、MnO%MoD、などがあげられる。
また、上記の第2の金属酸化物MO”の混合割合は、酸
化亜鉛と酸化チタンとMO’との総重量100部に対し
て1部乃至50都の範囲、特[2剖乃至15部の範囲が
推奨される。MO”の量か1音すより少ないと気ふくれ
防止にそ1(プどの効果かなく、30部よりも多いと得
られる電気絶縁体の耐水性が低下する傾向がみられる。
本発明において、焼成物ZnO−T io、 −MO”
 −MO”と併用されるホウ酸の割合は、焼成物中に含
まれる酸化亜鉛と酸化チタンとの総モル数に対して、モ
ル比で1 ; 0.1〜aOの範囲が推奨される。ホウ
酸の使用割合がα1以下の場合には、得られる電気絶縁
体の強度が不十分であり、またホウ酸Cつ使用割合か8
.0以上の場合には、得られる電気絶縁体の耐水性の点
から好ましくない。なお、上記のホウ酸の使用割合の範
囲内で、ホウ酸の1部分を酸化ホウ素で代替することが
できる。そうすることによって、本発明に使用される焼
成物中に含ま゛)tするMO”の効果と相まって、気ふ
くわ発生の防止に役立てることかできる。また、ホウ酸
を100C以上の温度で加熱して得られるメタホウ酸類
を主成分とする脱水縮合物もホウ酸の代りに使用するこ
とができる。
なお、本明細書において、焼成物中の各成分のモル数、
及び各成分の割合は次の意味で[史用する。
すなわち、例えば酸化亜鉛源として酸化亜鉛601を用
い、酸化チタン源として酸化チタンを40iを用い、酸
化コバルト源として酸化コバルトを51用い、酸化カル
シウム源として酸化カルシウム51を用いて焼成物を製
造したとすると、実質的に1101の焼成物が得られ、
その中に含まれる酸化亜鉛なモル数に面すと、酸化亜鉛
の量(601)/酸化亜鉛の分子量(81,3) −0
,737モルとなり、酸化チタンなモル数Vc@すと、
酸化チタンの量(40p)/酸化チタンの分子量<7q
、9o)、J、0.501モルとなり、酸化コバルトな
モル数に直上と、酸化コバルトのfi(5P)/M化コ
バルトの分子量(74,93) = 0.051モルと
なる。したがって、この焼成物11oz中の酸化亜鉛と
酸化チタンと酸化コバルトの総モル数は0.737+0
.501 + 0.051=1.289モルとなる。ま
た、酸化亜鉛と酸化チタンの総モル数は0.737+0
.501=1258モルとなる。したがって、この焼成
物中の酸化亜鉛と酸化チタンの割合をモル係で表示する
と、酸化亜鉛は(o、737/1238 ) x 10
0=59.53モル係となり、酸化チタンはi o、5
o 1/1.238 )ソ100=40.47モル係と
なる。また、酸化亜鉛と酸化チタンとの総量に対する酸
化コバルトの割合なモル係で表示すると、酸化亜鉛と酸
化チタン。
総量は(1,238/1.289 )x 100=96
.04部ル%となり、酸化コバルトは(0,051/1
289 )xloo =3.9S  モル係となる。ま
た、酸化亜鉛と酸化チタンと酸化コバルトとの総重量1
o o部IC対する酸化カルシウムは(100/105
 )X 5=4.76部となる〇 一方、ホウ酸の1モルは61.87であると考え、本こ
とができるから、焼成物の各成分の割合及び斌成物中【
τ含まれる酸化亜鉛と酸化チタンの総モルftK対する
ホウ酸のモル数の割合は所望の値で一温合することがで
きる。
次に、本発明に用いられる無機繊維としては、例えばガ
ラスクロス。カラスマント、アスベストペーパー1 石
綿、セラミックファイバー、チタン酸カリ繊維及びこれ
らの織布、不織布などかあげられる。
また1本発明に用いらハる酌機充てん剤の例としては、
例えば酸化力ルノウム、酸化スズ、酸化マグネシウム、
酸化アルミニーラム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化硅素
、酸化鉄、酸化ジルコニウム、水酸化カルシウム、水酸
化アルミニウム、水酸化鉄、弗化アルミニウム、弗化マ
グネシウム、窒化ホウ素、ガラス粉末、ケイ酸ジルコニ
ウム、カオリン、焼成りレー、チタン酸バリウム、タル
ク、マイカ、ムライト、ジルコンサンド、シラスノくル
iン、バーミュキュライト、パーライトなどかあげられ
る。
・、沓らに、本発明に用いられる熱硬化性樹脂としては
、例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂
、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂な
どがあげらjる。
本発明ニオイテ、焼成物Zn0−TiO,−MO”−M
’O” 1ホウ酸かトなる結着剤以外に、上記の無機繊
維、無機光てん剤、または熱硬化性樹脂の少なくとも1
種を含む組成物を加圧下に加熱処理すること器でよって
、結着剤だけ々・加圧下に加熱処理して得られる電気絶
縁体にくらべて、広範囲の物性を有する電気絶縁体を得
ることかできる。例えば、結着剤と無機繊維及びまたは
無機光てん剤との混合系を加圧下に加熱処理することに
よって、結着剤だけな処理したものよりも用途によって
は機械的特性がより好ましい電気絶縁体が得られるOま
た、結着剤と熱硬化性樹脂との混合系を加圧下トこ加熱
処理することによって、結着剤だけを処理したもノニく
らべて一般に耐熱性は劣るとはいえ、用途ニ゛)よって
は機械的特性、電気的特性及び耐水性的−一′好ましい
電気絶縁体が得られる。したがって、結着剤と上記の結
着剤以外の成分の混合割合は、結着剤の組成、結着剤以
外の成分の種類及び得られる電気絶縁体の用途によって
広範囲に変えうるものであるが、通常は電気絶縁体1n
O重量部に対して、結着剤は5〜998部、結着剤以外
の成分は95〜0,2部の範囲が推奨される。結着剤が
5部以下であると、得られる電気絶縁体の観椋的強度が
低下し、998部以上であると、結着剤以外の成分の所
期の効果が発揮され難い。
以下に本発明による着色された耐熱性電気絶縁体の製造
方法を説明する。
まず、微粉砕した酸化亜鉛または酸化亜鉛発生源と、酸
化チタンまたは酸化チタン発生源と、上記の第1の金属
酸化物No“またはMO”の発生源の少なくとも1種、
及び上記の第2金属酸化物MO”またはMO’″の発生
源の少なくとも1種とを所望の割合で均一に混合し、次
いで900〜150.0 Cの温度で24時間乃至1時
間和度加熱焼成することによって、着色された焼成物を
調製する。得ら−れた焼成物を粉砕し、これに所望量の
ホウ酸を温容(:)L、、さらにこの混合物をボールミ
ルなどにより100メツシユ以下に粉砕して、上記の結
着剤の、みより成る成形材料を得る。結着剤以外に無機
光゛てん剤または熱硬化性樹脂の少たくとも1種を含む
成形材料は、焼成物、ホウp及び吠機充てん剤または熱
硬化性樹脂の少なくとも1種とを所望量づつン昆合して
からボールミルなどにより100メツシユ以下に粉砕し
て調製する。無機微細を含む成形材料は、無機繊維に上
記の各種成形材料を散布して調製する。
上記のようにして得られた成形制料は、金型に入れられ
、150〜200Cの温度で100〜300Kg/dの
成形圧力のもとで、約10〜60分間加熱加圧されて、
着色された耐熱性電気絶縁体が得られる。
成形温度は、150C以下であると、得られる絶縁体の
強度が低下するために好ましくなく、また200C以上
であると、急激にホウ酸の脱水が起こり、発泡の原因と
なるためπ好まり、 <ない。
成形圧力をま、100 Kp /cl以下であると緻密
な絶縁体が得られないために好ましくなく、また500
に9/crft以上としても得られる絶縁体の特性に密
化はなく、高圧を加えることによる効果は特長″ない。
成形時間は、成形温度及び成形圧力によって変化1−る
が、おおよそ10〜60分程度である。
このようにして1し気絶縁体か得C−,、t+た後に、
使用目的及び使用条件に応じて、寸法安定性をイ()る
ために、加圧下あるいは無圧下で、好ましくは成形温度
以上の500Cまでの温度範囲内で1u、4゛間乃至2
4時間程度後処理することが望ましい。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明は以下の
実施例に限定されるものではtrい。
実施例1゜ 200メツシユ以下の酸化亜鉛51.45’。
200メツシユ以下のアナターゼ型酸化チタン25.3
1iL、200メツシユ以下の酸化コバルト3.7?及
び200メツシユ以下の酸化カルシウム−4,o yを
均一に混合して得られた混合物を、電気e、、9)フル
炉中1200t:’で2時間以上加熱焼成することによ
り、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化−y ハ、ルト及び酸
化カルシウムとから成る渋茶褐色の焼成物を得た。この
焼成物ならいかい機にて200メツシユ以下に粉砕した
0この焼成物40.29−と200メツシユ以下に粉砕
されたホウ酸9.89−とを均一に混合させて、結着剤
だけから成る成形材料を得た。この成形材料約50y−
を直径9cmの元型金型に投入し、170Cの温度、3
ooK9/c7Iの圧力下で約1時間加圧加熱した。こ
の間、放圧下[1分間のガス抜きを7回行なった。この
ようにして得られた1次成形品は300Cで5時間加熱
処理して、厚さ約5胴の物性評価用のり次成形品を得た
。上記の成形条件下で得られた5個の2次成形品には気
ふくれ現象は観察されなかった。
実施例2゜ それぞれ200メツンユ以下の酸化亜鉛53.01、酸
化チタン26.0P、酸化コノ(ルトQ、8L?及び酸
化カルシウム4.OIとを均一に混合させて得られた混
合物を、電気マツフル炉中で、1200Cで2時間以上
加熱焼成することにより、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化
コバルト及び酸化カルシウムとから成る淡緑褐色の焼成
物を7得た。この焼成物をらいかい機にて200メソシ
ユ以下に粉砕した。この焼成物40.09−と200メ
ツシユ以下に粉砕されたホウ酸10.01とを均一に混
合させた後直径9cmの元型金型に投入してから、実施
例1.と全く同様に成形及び後処理を行なって、厚さ約
5間の物性評価用の2次成形品を得た。上記の成形条件
下で得られた5個の2次成形品には気ふくれ現象は観察
されなかった。
実hs例3゜ それぞれ200メンシユ以下の酸化亜鉛51,41、酸
化チタン25.37、酸化コバルト3.71及び酸化マ
グネ7ウム4.0?とを均一に混合させて得られた混合
物を、電気マツフル炉中で、1200tll’で2時間
以上加熱焼成することにより、酸化亜鉛、酸化チタン、
酸化コバルト及び酸化マグネシウムとから成る渋茶褐色
の焼成物を得た。この焼成物をらいかい機にて200メ
ツシユ以下に粉砕した。この焼成物40.254と20
0メツシユ以下に粉砕されたホウ酸9.8Iとを均一に
混合させた後直径9cmの元型金型に溶入してから、実
施例1と全く同様に成形及び後処理を行なって、厚さ約
311711の物性評価用の2次成形品を得た。上記の
成形条件下で得られた5個の2次成形品には気ふくれ現
象は岐察されなかった。
実施例4゜ それぞれ200メツシユ以下の酸化亜鉛5141、酸化
チタン25.37、酸化コバルト3.7z及び酸化バリ
ウム4.0y−とを均一に混合させて得られた混合物を
、、電気マンフル炉中で、120DCで2時間以上加熱
焼成することにより、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化コバ
ルト及び酸化〕(リウムとから成る茶褐色の焼成物を得
た。この焼成物をらいかい機にて200メツシユ以下に
粉砕した0この焼成物40.29−と200メツシユ以
下に粉砕されたホト酸9.8Fとを均一に混合させた後
直径9cmの丸型金型に投入してから、た。上記の成形
条件下で得られた5個の2次成形品には気ぶくれ現象は
観察されなかった。
実施例5゜ それぞれ200メソンユ以下の酸化亜鉛5301、酸化
f タフ 26. Oji’ 、 f【2化ニツケル6
.61及び酸化カルシウム4,1zとをVJ −VC混
合させて得ら第1た混合物ヲ、、電気マンフル炉中で、
120DCで2時間以上加熱焼成することυてより、酸
化亜鉛、酸化チタン、酸化ニッケル及び酸化力ルンウム
とから成る淡緑色の焼成物を得た。この焼成物ならいか
い機にて200メソンユ以下に粉砕した。この焼成物4
0.27と200メツシユ以下に粉砕さ几たホウ酸9.
87とを均一に混合させた後直径9cr11の丸型金型
に投入してから、実施例1.と全く同様に成形及び後処
理を行なって、厚さ約3鴨の物性評価用の2次成形品を
得た。上記の成形条件下で得られた5個の2次成形品に
は気ぶくれ現象は観察されなかった。
実施例6゜ それぞれ200メソンユ以下の酸化亜鉛4941、酸化
チタン24.07、酸化餉二鉄7.7P及び酸化カル7
ウム4.Orとを均一に混合させて得られた混合物を、
電気マツフル炉中で、1200Cで2時間以上加熱焼成
することにより、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化第二鉄及
び酸化カルシウムとから成るカーキ色の焼成物?得たー
この焼成物をらいか℃・機にて200メツンユ以下に粉
砕した。この焼成物40.6fと200メツンユ以下に
粉砕されたホウ酸9.49−とを均一に混合させた後直
径9 cmの丸型金型に投入してから、実施例1と全く
同様に成形及び後々゛L理を行なって、厚さ約3順の物
性評価用の2次成形品を得た。上記の成形条件下で得ら
才]た5個の2次成形品には気ふくれ現象は観察された
かつ1こ。
実施例Z それぞれ200メツシユ以下の酸化亜鉛4951、酸化
チタン24.37.酸化第ニクロムZ3・i及び酸化カ
ルシウム4.1y−とを均一に混合させて得られた混合
物を、電気マンフル炉中で、120DCで2時間以上加
熱焼成することにより、酸化亜鉛、酸化チタン%酸化第
ニクロム及び酸化カルシウムとから成る賄緑色の焼成物
を得た。この焼成物をらいがい機にて200メツンユ以
下に粉砕した。この焼成物40.69−と200メツシ
ユ以下に粉砕されたホウ酸94y−とを均一に混合させ
た後直径9−の丸型金型に投入してから、実施例1.と
全く同様に成形及び後処理を行なって、厚さ約3rra
nの物性評価用の2次成形品を得た。上記の成形条件下
で得られた5個の2次5v形品には気ふくれ現象は観察
さ1、なかった。
実施例8゜ それぞれ200メツシユ以下の酸化亜鉛51.5?、酸
化チタン25.37.酸化コバルト1.9y−酸化カル
シウム4.OF!−とを均一に混合させて得られた混合
物を、電気マンフル炉中で、1200Cで2時間以上加
熱焼成することにより、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化コ
バルト、酸化ニッケル及び酸化力ルンウムとから成る淡
緑褐色の焼紋物を得た。この焼成物ならいかい機にて2
00メツン二以下に粉砕した。この溶成物40.2y−
と200メツシユ以下に粉砕されたホウ酸981とを均
一に混合させた後直径9cmの丸型金型に投入してから
、実施例1と全く同様に成形及び後処理を行なって、厚
さ約3絹の物性評価用の2次成形品を得た。上記の成形
条件下で得ちれた5個の2次成形品には気ふくれ現象は
観察されなかった。
実施例9 それぞれ200メツシユ以下の酸化亜鉛38,7z1酸
化チタン38.0y−1酸化コバルト3.75’、酸化
カルシウム4.15’とを均一に混合させて得られた混
合物を、電気マツフル炉中で、120CCで2時間以上
加熱焼成することにより、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化
コバルト及び酸化カルシウムとから成る淡黄色の焼成物
を得たoこの藻放物をらいかい機にて200メツシユ以
下に粉砕した。この焼成物40.29−と200メツシ
ユ以下に粉砕さjたホウ酸9.8y−とを均一に混合さ
せた後直径9cmの丸型金型に投入してから、実ノ心例
1と全く同様に成形及び後処理を行なって、厚さ約5納
の物性評価用の2次成形品を得た。上言ヒの成形条件下
で得られた5個の2次成形品には気ふくれ現象は観察さ
れなかった〇実施例10゜ 実施例1で調製した成形材料粉末90部と200メンシ
ユ以下のマイカ10部とを均一に混合して、無機光てん
剤入りの成形材料粉末を調製した。この成形材料を実施
例1と全く同様に吸形及び後処理を行なって、物性評価
用σ)2次成形品を得た上記の成形条件下で得られた5
個の2次成形品には気ふくれ現象は観察されなかった。
実施例11゜ 実施例1で調製した成形材料粉末95部と2[)0メツ
シユ以下に粉砕したエポキシ樹脂5部とを均一1c混合
して、熱硬化性樹脂入りの成、形利料を調製した。この
成形材料を実施例1と全く同様vC収形して1次成形品
を得た。1次成形品は電気炉中200Cで5時間熱処理
を行なって、物性評価用の2次成形品を得たの上記の成
形条件下で得られた5個の2次成形品には気ふくれ現象
は観察されなかった。
実施例12 ガラスチョツプドストランドマットを150×150m
 に切断したものを10枚用意し、このマツ、ト1枚ご
とに実施例1で調製した結着剤だけから成る成形飼料粉
末を散布し、上下にガラスクロスマットを2枚重ねて積
層した。散布量はガラス繊維総1:量と同じであった。
得らオlた積層品を金型に入れ、170Cの泪しこセッ
トし、200に9/dの圧力で40分間加圧加熱処理を
行なった。この間数回のガス抜きを行なつた。このよう
にして得られた1次成形品は300Cで5時間熱処理を
行なって、物性評価用の2次成形品を得た。上記の成形
条件下で得られた5個の2次成形品には気ふくれ現象は
観察されなかった。
実施例1五 実施例1で調製した結着剤だけから成る成形゛粉料粉末
94部、200メツシユ以下に粉砕されたエポキ/ii
詣10部、200メツシユ以下に粉砕された熱硬化性シ
リコン樹脂2部の3者を均一に混合して得られた混合粉
末53部を実施例12と全く同様にしてガラス繊維47
部に散布し、得られた積層品を実施例12と全く同様に
成形して、1次成形品を得た。1次成形品は200Cで
5時間熱処理を行なって、物性評価用の2次成形品を得
た。上記の成形条件下で得られた5個の成形品には気ふ
くれ現象は観察されなかった。
このようにして得られた各電気絶縁体の物性値及び色調
を表IK示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 酸化亜鉛源°と酸化チタン源とMOとMOとの混
    合物を600C以上の温度に加熱して得られる焼成物お
    よびホウ酸を必須酸物とする組成物を加圧下に加熱して
    結着させてなる着色された耐熱性電気絶縁体。 但し、前記MOは、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化
    鉄、酸化クロムからなる群から選ばれた少なくとも1種
    材料であり、また、前記MOは、酸化マグネシウム、酸
    化カルシウム、酸化バリウムからなる群から選ばれた少
    なくとも1種材料である。 λ 酸化亜鉛源と酸化チタン源とMOとMOとの混合物
    を600C以上の温度ば加熱して得られる焼成物および
    ホウ酸を必須酸物とする組成物と、無機繊維、無機光て
    ん剤、熱硬化性樹脂からなる群から選ばれた少なくとも
    1種以上とを加圧下に加熱して結着してなる着色された
    耐熱性電気絶縁体。 但し、前記MOは、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化
    鉄、酸化クロムからなる群から選ばれた少なくとも1種
    材料であり、また、前記MOは、酸化マグネシウム、酸
    化カルシウム、酸化バリウムからなる群から選ばれた少
    なくとも1種材料である。
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