JPS595418B2 - 異種材料による二重成形法 - Google Patents

異種材料による二重成形法

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JPS595418B2
JPS595418B2 JP51093655A JP9365576A JPS595418B2 JP S595418 B2 JPS595418 B2 JP S595418B2 JP 51093655 A JP51093655 A JP 51093655A JP 9365576 A JP9365576 A JP 9365576A JP S595418 B2 JPS595418 B2 JP S595418B2
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JP
Japan
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body member
mold
inner body
molding
cavity
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Expired
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JP51093655A
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English (en)
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JPS5319371A (en
Inventor
芳男 酒巻
忠好 下山
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YKK Corp
Original Assignee
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成樹脂製品の異種材料による二重成形用金型
に関し、詳しくは親和性に之しい異種の合成樹脂材料を
用いて二工程に亘り射出成形する内体部材と外体部材の
二部材を、外体部材の射出成形と同時に二層状に結合固
定するための二重成形用金型に係るものである。
例えば、耐薬品性に優れた容器やそのキャップにおいて
、内部側の内体部材をポリエチレンやポリプロピレン樹
脂等のオレフィン系樹脂で成形し、そしてこれを被覆す
る外部側の外体部材をヌチロールやABS樹脂等のスチ
レン系樹脂で成形したい場合、前記オレフィン系樹脂と
スチレン系樹脂とでは親和性がなく溶融着し得ないから
、これらの異種材料によって通常の二重成形を行っても
相互に固定することなく剥離してしまう。
したがってこのような異種材料による成形部材の固定化
法としては、両者部材をそれぞれ個別に成形して接着剤
あるいはアンダーカット嵌合による固定手段を用いるほ
かはない。
本発明は上記の如き異種材料による成形部材を接着剤や
アンダーカット嵌合によることなく完全なる二重の射出
成形によって二層状に固定化し得る成形用金型を提供す
るものである。
本発明の金型は第6,7図に示す如き構造になる容器の
キャップを二重成形する場合に極めて有効的なものであ
って、そのキャップとは、内側面に容器口部の雄螺糸と
螺合する雌螺糸10cを、外側面にローレット状の回転
止め10aとその下端縁部周方向に任意中の凹段部10
bをそれぞれ有する一次成形の内体部材10と、鮨該内
体部材と異種の樹脂材料を用いてこれの外方から外側面
を適当な肉厚に被覆すると同時に凹段部10bを埋没さ
せる如く成形する二次成形の外体部材20を二重に射出
成形して、内体部材10の回転止め10aによる外体部
材20の内壁面に対する喰込みと凹段部10bを係止し
て離脱を防止する外体部材の内向き鍔部20aとによっ
て、異種材料からなる両部材10.20を二層状に結合
固定したものである。
つぎに上記キャップを成形するについて示した金型の実
施例を第1図乃至5図に基いて説明する。
第1図は第一工程における内体部材を射出成形するため
の金型の型締め状態を示し、第2図は該部材を成形した
状態を、第3図は曲間によって成形した内体部材から一
次成形キャビテイを型開きすると共に凹段部成形型を有
するスライド型板を後退させた状態を、そして第4図は
第二工程における外体部材を射出成形するための二次成
形キャビティを型締めした状態を、第5図は内体部材の
外方から外体部材を二層状に結合固定するよう二重成形
した状態を示したものであって、内体部材の内側面を成
形するよう固定板2に支持されたコアー1と、延長先部
に設けた内体部材の凹段部成形型4aが前記コアーに対
して直交する方向に固定板上を一定距離前後進する如く
該固定板に形成した摺動溝部に嵌合された分割型のスラ
イド型板4.4と、内側面に回転止め成形型6aを有し
、前記スライド型板が凹段部を成形する位置まで前進し
たときに内体部材の成形型腔M1を形成するよう該型板
上に型締めされる一次成形キャビテイ6と、前記−次成
形キャビテイと交換され、スライド型板の後退時に内体
部材の上方から下端閉塞部7aが固定板に圧接する位置
まで型締めして外体部材の成形型腔M2を形成する二次
成形キャビティ7から構成されているものである。
尚、図中符号の1aは内体部材の内側面に雌螺糸10c
を成形するコアー1に設けた雄螺糸型、3aは固定板2
の摺動溝部3に嵌合したスライド型板4の前進制止部、
5は同じくスライド型板を一定距離前後進させる移動中
を規制するために当該型板と摺動溝部3内に内蔵させた
発条、7bは二次成形キャビティ7の下面に凹設した固
定板上のスライド型板突出部の嵌合凹部、g12g2は
樹脂の射出ゲートを示す。
本発明の金型は上記したように、内体部材10の内側面
の成形と同時にその面に雌螺糸10cを成形する雄螺糸
型1aを設けた固定板2に貫通支持されているコアー1
と、該コアーに対して直交する方向に前後進し得るよう
発条5,5を内蔵させて固定板2の摺動溝部3に嵌合さ
せた延長先部に内体部材の下端部局方向の凹段部10b
を成形する成形型4a、4aを有する分割型のスライド
型板4,4と、外側面の成形と同時にその面にローレッ
ト状の回転止め10aを成形する成形型6aを有する一
次成形キャビテイ6とを型締めして、第1図に示す如き
内体部材の成形型腔M1を形成した第一工程用の成形用
金型とする。
そしてこの金型によりキャビティ6の射出ゲートg1か
ら所定の溶融樹脂を射出して内側面に雌螺糸10cを、
外側面に回転止め10aとその下端縁部周方向に凹段部
10bを有する所定の内体部材10を成形する。
そこで内体部材をコアー1に留置させたまま一次成形キ
ャビテイ6を型開きすると共に、スライド型板4,4を
発条5,5の弾発によって後方に移動させ成形した凹段
部10bをも解放させる。
(第3図参照) つぎに外体部材20の外側面形状と等しい内面形状の二
次成形キャビティ7と交換して内体部材の上方からその
下端閉塞部7aが固定板2に圧接する位置まで型締めし
て、第4図の如き外体部材の成形型腔M2を形成した第
二工程用の成形用金型とし、射出ゲートg2から内体部
材と異種材料の溶融樹脂を射出して内体部材の外側面を
適尚な肉厚に被覆すると同時に内向きの鍔部20aによ
って凹段部10bを埋没させた所定の外体部材20を成
形する。
以上のようにして本金型により二重成形されたキャップ
(製品)は、内体部材10と外体部材20はその成形材
料を異にしており、相互に親和性がないから、両部材は
二層状であっても一体に融着されているものではない。
しかし内体部材の外側面に形成したローレット状の回転
止め10aがこれの外方から射出成形した外体部材の内
壁面に喰込んでいて両部材は回転せず、且つ下端縁部周
方向の凹段部10bに内向きの鍔部20aを成形させて
係止させ、これによって内体部材の離脱を防止させてい
るものであるから、両部材は二層状に不離一体に結合さ
れて完全固定した製品となり得るものである。
したがって本成形用金型によれば、親和性がなくて溶融
着し得ないオレフィン系樹脂やスチレン系樹脂等の異種
材料を以って二重成形するキャップの如き製品にあって
は、内体部材と外体部材の固定は簡易かつ完壁に行える
効果がある。
猶、内体部材の回転止めとしては外側面にローレット状
のものを設けたものを示したが、回転止めはこれに限定
されるものではなく、例えば上面等に適宜な突起あるい
は凹凸等を設けて外体部材を固定させ両部材を結合させ
るようにしたものであってもよく、いずれの場合も一次
成形キャビテイの内面加工によって簡単にできる。
また本金型は、既述の雌螺糸を有するキャップの二重成
形に限らず、この成形要領に基いて成形され得る螺糸の
ない製品や容器本体等の二重成形にも同様に使用され得
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至5図は本発明成形用金型の実施例を示す概略
図であって、第1図は第一工程における内体部材を射出
成形するための金型の型締め状態を示す断面図。 第2図は該部材を成形した状態の断面図。 第3図は前回によって成形した内体部材から一次成形キ
ャビテイを型開きすると共にスライド型板を後退させた
状態の断面図。 第4図は第二工程における外体部材を射出成形するため
の金型の型締め状態を示す断面図。 第5図は内体部材の外方から外体部材を二重成形した状
態の断面図。 第6図は内体部材の半断面図で、第7図は前回内体部材
に異種材料になる外体部材を被覆状に二重成形した製品
の断面図である。 主要符号、1・・・・・・コアー、2・・・・・・固定
板、3・・・・・・摺動溝部、4・・・・・・スライド
型板、4a・・・・・・凹段部成形型、6・・・・・・
一次成形キャビテイ、6a・・・・・・回転止め成形型
、7・・・・・・二次成形キャビティ、7a・・・・・
・下端閉塞部、Ml・・・・・・内体部材の成形型腔、
M2・・・・・・外体部材の成形型腔、10・・・・・
・内体部材、10a・・・・・・回転止め、10b・・
・・・・凹段部、20・・・・・・外体部材、20a・
・・・・・内向き鍔部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外側面に適宜な回転止め10aと下端縁部周方向に
    凹段部10bを有する内体部材10に対し、外側面を被
    覆すると同時に凹段部を埋没させる異種材料による外体
    部材20を二重に射出成形して内体部材の回転止めによ
    る外体部材に対する喰込みと凹段部に係止する内向きの
    鍔部20aとにより前記両部材を二層状に結合固定する
    ための二重成形用金型であって、 内体部材の内側面を成形するよう固定板2に支持された
    コアー1と、 延長先部に設けた内体部材の凹段部成形型4aが前記コ
    アーに対して直交する方向に固定板上を一定距離前後進
    する如く該固定板に形成した摺動溝部3に嵌合された分
    割型のスライド型板4,4と、 内側面に回転止め成形型6aを有し、前記スライド型板
    が凹段部を成形する位置まで前進したときに内体部材の
    成形型腔M1を形成するよう該型板上に型締めされる一
    次成形キャビテイ6と、前記−次成形キャビテイと交換
    され、スライド型板の後退時に内体部材の上方から下端
    閉塞部7aが固定板に圧接する位置まで型締めして外体
    部材の成形型腔M2を形成する二次成形キャビティγか
    ら構成されている、 ことを特徴とする異種材料による二重成形用金型。
JP51093655A 1976-08-06 1976-08-06 異種材料による二重成形法 Expired JPS595418B2 (ja)

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JPS5319371A JPS5319371A (en) 1978-02-22
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