JPS5953869B2 - 化粧材の製造法 - Google Patents

化粧材の製造法

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JPS5953869B2
JPS5953869B2 JP52096251A JP9625177A JPS5953869B2 JP S5953869 B2 JPS5953869 B2 JP S5953869B2 JP 52096251 A JP52096251 A JP 52096251A JP 9625177 A JP9625177 A JP 9625177A JP S5953869 B2 JPS5953869 B2 JP S5953869B2
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JP
Japan
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paper
decorative
impregnated
adhesive
base material
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JP52096251A
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English (en)
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JPS5430263A (en
Inventor
好了 立花
研一 倉田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5953869B2 publication Critical patent/JPS5953869B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は通常の浸漬含浸化粧紙を用いた化粧板と同等の
紙間強度を有するプレコート化粧材を効率的にかつ安価
に製造する方法に関するものである。
従来化粧紙の紙間強度を向上させる目的で合成樹脂シー
ラーを施す方法が多く採られている。
しかしこの方法ではシーラー樹脂が紙の裏側にくみ出さ
ないようにその塗布量を抑える必要がある為充分な効果
は期待できなかつた。一方、チタン紙等の浸透性良好な
原紙にメラミン、フェノール、ジアリルフタレート等の
熱硬化性樹脂を浸漬含浸し、乾燥させて含浸化粧紙とし
、該含浸化粧紙を合板その他の基材に載置してホットプ
レスで泊己接着させると同時に含浸化粧紙表面の樹脂を
溶融し充分にフローさせて表面仕上げを行なう方法があ
る。
この方法で製造された化粧板の物理的性質は非常に良好
であるが、含浸工程や熱圧プレス工程における作業能率
が悪くコストアップの大きな要因となつているほか熱圧
プレス時における圧締条件が高温(通常130〜150
℃)高圧(10〜50kg/m2)長時間(10〜60
分)である為基材の厚みベーが著しい等の欠点があつた
。又含浸化粧紙の状態で保存する場合にはブロッキング
を防止する為に間に紙等をはさむ必要があり、これもコ
ストアップの要因となつている。別の方法に吸水紙の片
面に紙層中央部にまで浸透するように合成樹脂シーラを
塗布し、乾燥させた後に下塗塗装、印刷、上塗塗装を順
次施し、一方他の片面に含浸用熱硬化性樹脂液をシーラ
ー層に達するように塗布含浸せしめ、基材と重ねてホッ
トプレスする方法がある。しかしこの方法によつてもホ
ットプレス時に長時間を要し又、シーラー樹脂と含浸樹
脂との組み合わせによつては各々の液の色が絵柄に及ぼ
す影響も大きく、印刷の前に下塗塗装を施す必要が生じ
る。又、この場合も保存中のブロッキング防止用に間に
紙等をはさむ必要性があり、作業能率低下、コストアッ
プとなる。本発明はこれら種々の問題点を解消すべくな
さJれたものである。
すなわち本発明の目的は浸漬含浸化粧紙を用いた化粧板
と同等の紙間強度を有するプレコート化粧材を安価に短
時間に製造する方法を提供することである。本発明の方
法はまず浸透性良好な原紙の片面に、印刷、上塗塗装を
順次施して乾燥しプレコート化粧紙とする。
この状態で化粧紙表面は上塗塗装によつて光沢、耐摩耗
性等の物性を有している。次ぎに該原紙(プレコート化
粧紙)の他の片面に含浸用反応硬化型樹脂液を塗布含浸
して乾燥する。このとき該含浸用反応硬化型樹脂液は原
紙の厚さ方向全域即ち、裏面から表面の印刷インキ層の
直下まで浸透しておりその樹脂液による濡れ色は均一で
ある為、絵柄に対して悪影響を及ぼさない。またこのと
きの乾燥は含浸紙の如く半乾燥で止める必要はなく、樹
脂を完全乾燥できる為、保存中にプロツキング等の問題
を起こす心配がない。次に乾燥を終えたプレコート含浸
化粧紙の含浸面と基材との間に接着剤を介在させてプレ
コート含浸化粧紙を基材に貼着する。この時使用する接
着剤の種類によつて貼着の方法は任意となる。例えば加
熱硬化型の接着剤を使用すれば加熱可能な平圧式プレス
機や加熱可能なロールラミネーターを加熱することによ
つて貼着可能であり、触媒硬化型の接着剤を使用すれば
加熱可能な平圧式プレス機を加熱せずにまた加熱可能な
ロールラミネーターを加熱しないで使用する事が可能と
なる。浸透性良好な原紙は従来公知のものが使用可能で
あり、例えばサルフアイドパルプやクラフトパルプ等か
ら成るチタン紙、クラフト紙、薄葉紙等が使用できる。
浸透性良好な原紙の片面に印刷する方法は凹版印刷、凸
版印刷、平版印刷グラビアオフセツト印:刷、スクリー
ン印刷、その他従来公知の方法が使用でき、印刷によつ
て形成される模様は木目模様、抽象柄模様、幾何学模様
、石目模様、単色、その他任意に選択できる。
又、印刷に使用されるインキは公知のものが使用可能で
あり、具体的に.はニトロセルロース等の繊維誘導体、
ウレタン系、アクリル系、ビニル系等の合成樹脂系の化
粧紙用印刷インキ、その他が使用できる。上塗塗装用の
樹脂としては、ウレタン系、ポリエステル系、アクリル
系、アミノ系、その他の樹j脂が使用可能であり、塗装
方法としてはグラビアコート、ロールコート、カーテン
フローコート、ナイフコート等従来公知の方法が可能で
ある。
含浸用樹脂としてはメラミン系、フエノール系、ビニル
系、ウレタン系、ニトロセルロースz系、アルキツド系
、ポリエステル系、その他の樹脂が使用可能であり、塗
布含浸する方法としてはグラビアコート、リバースロー
ルコート、その他公知の方法が可能である。貼着基材と
しては合板やパーチクルボード等の木質板、ハードボー
ドやインシユレーシヨンボード等の繊維板、石綿スレー
ト板やケイ酸カルシウム板やパルプセメント板等の無機
質板、鋼板やアルミ板等の金属板、合成樹脂板、及び窯
業系板等がある。
接着剤としては尿素系、エポキシ系、アクリル系、ポリ
酢酸ビニル系、フエノール系、合成ゴム系、その他が使
用できる。
接着剤を介して基材に貼着する方法は加熱可能な平圧プ
レス機、加熱可能なロールラミネータ、その他があり、
各れも電熱、スチーム、その他の熱源によつて熱盤やロ
ールを加熱することが可能であり、使用する接着剤の種
類によつて加熱し、あるいは加熱せずに貼着を行なう。
本発明は原紙の片面に印刷、上塗塗装を施した後、原紙
の他の片面から樹脂を塗布含浸する為、含浸樹脂が上塗
塗装樹脂を透つてしみ出す恐れがなく、量的に充分な塗
布ができ、しかもシーラ一を使用せず含浸樹脂のみが原
紙に浸透しているので紙間強度の向上に大きな効果が期
待できる。
又、接着剤を介してプレコート含浸化粧紙を基材に貼着
する為、接着剤を選択することによつて短時間に貼着す
ることが出来、又、ロールラミネーターの様な機械を使
用することが可能となり生産性が大幅に向上する等の効
果を有する。本発明の方法によつて製造された化粧材は
家具材、キヤビネツト材、住宅機器材、壁材その他の各
種内装材等その用途は広範囲である。
〔実施例 1〕 80g/M2チタン紙(興人株製)にNC系グラビアイ
ンキを用いて、グラビア印刷方式で3色刷の木目柄印刷
を施した後、ロールコーターを用いて下記の配合から成
るポリエステル系上塗塗装樹脂を塗布量が30g/m・
(Dry)になるように塗布し、次いで熱風乾燥機を用
いて150℃で30秒間加熱して硬化した。
ポリエステル系上塗塗装樹脂の配合処方 次いでこの化粧紙の裏面からロールコーターを用いて下
記の配合から成る含浸液を塗布量が30g/M2(Dr
y)になるように塗布し、次いで熱風乾燥機を用いて1
40℃で50秒間加熱して硬化し、プレコート含浸化粧
紙を作成した。
次ぎに基材として12mm厚パーチクルボードを使用し
てその両面にタラタツク系加熱硬化型接着剤ボンドタツ
クSH7OB(小西(株)製)を塗布量が100g/m
・になるように両面糊付機を使用して塗布し、前記プレ
コート含浸化粧紙を接着剤を塗布した基材両面に重ね平
板プレス機を使用して温度130℃圧力10kg/CI
n2、時間90秒の条件で貼着した。
このようにして作成した化粧板は、例えばテーブルトツ
プ等の水平面での使用に対しても充分使用出来る性能を
有するものであつた。
〔実施例 2〕 化粧原紙NS−100クラフト紙(昭和特殊製紙(株)
製)にNC系グラビアインキを用いて、グラビア印刷方
式で3色の木目柄印刷を施した後、ロールコーターを用
いて下記の配合から成るポリウレタン系上塗塗装樹脂を
塗布量が13g/m・(Dry)になるように塗布し、
次いで熱風乾燥機を用いて130℃で60秒間加熱して
硬化した。
ウレタン系上塗塗装樹脂の配合処方 次いでこの化粧紙の裏面からロールコーターを用いた下
記の配合から成る含浸液を塗布量が35g/M2(Dr
y)になるように塗布し、次いで熱風乾燥機を用いて1
30℃で60秒間加熱して硬化し、プレコート含浸化粧
紙を作成した。
含浸液の配合処方 j 更に該プレコート含浸化粧紙を必要に応じてペーパーエ
ンボス機を使用して木目導管のエンボスを行なつたとこ
ろ、充分に立体感のあるエンボス化粧紙を得ることが出
来た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 浸透性良好な原紙の片面に印刷、上塗塗装を順次施
    し、次いで該原紙の他の片面に含浸用反応硬化型樹脂液
    を塗布含浸してプレコート含浸化粧紙を作成し、次ぎに
    該プレコート含浸化粧紙の含浸面を基材面に向けて接着
    剤を介して基材に貼着することを特徴とする化粧材の製
    造法。 2 接着剤を介して基材に貼着する方法が加熱可能な平
    圧プレス機による方法である特許請求の範囲第1項記載
    の化粧材の製造法。 3 接着剤を介して基材に貼着する方法が加熱可能なロ
    ールラミネーターによる方法である特許請求の範囲第1
    項記載の化粧材の製造法。
JP52096251A 1977-08-11 1977-08-11 化粧材の製造法 Expired JPS5953869B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5430263A JPS5430263A (en) 1979-03-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03108680U (ja) * 1990-02-20 1991-11-08

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