JPS5953763B2 - 架線ウインチの自動尻手取装置 - Google Patents

架線ウインチの自動尻手取装置

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Publication number
JPS5953763B2
JPS5953763B2 JP56140298A JP14029881A JPS5953763B2 JP S5953763 B2 JPS5953763 B2 JP S5953763B2 JP 56140298 A JP56140298 A JP 56140298A JP 14029881 A JP14029881 A JP 14029881A JP S5953763 B2 JPS5953763 B2 JP S5953763B2
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JP
Japan
Prior art keywords
wire
handling device
winding
capstan
automatic
Prior art date
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Expired
Application number
JP56140298A
Other languages
English (en)
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JPS5843117A (ja
Inventor
信行 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yasuda Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Yasuda Seisakusho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yasuda Seisakusho Co Ltd filed Critical Yasuda Seisakusho Co Ltd
Priority to JP56140298A priority Critical patent/JPS5953763B2/ja
Publication of JPS5843117A publication Critical patent/JPS5843117A/ja
Publication of JPS5953763B2 publication Critical patent/JPS5953763B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は架線ウィンチの機能をより充実させるために
使用する自動尻手取装置に関する。
架線ウィンチは、延線されているワイヤ(ロープ等の等
位概念を含む)をリールワインダで巻取るときにその前
段に置いて使用するもので、駆動自在なキャプスタン装
置にワイヤを何回か懸回させ、リールワインダでの巻取
力によって生ずるワイヤへのバックテンションと相俟っ
て所定の張力にてワイヤを巻込み・牽引するものである
従って架線ウィンチには、駆動装置のほかに変速装置、
逆転防止装置、更には過張力防止装置、ワイヤ仮留装置
、警報装置等種々の装置が組込まれ、上記機能を安全に
果せるように配慮しである。
そのようなものの1つとして自動尻手取装置が提案され
ている。
自動尻手取装置とはキャプスタン装置の出側に装備され
、張力保持に必要なバックテンションを与えながらキャ
プスタンと連動してワイヤを取込む装置である。
しかしながら、架線ウィンチの巻込作業の機能上、この
自動尻手取装置は少なくともそのワイヤ送りがキャプス
タン装置での繰出しと同調していなくてはならない。
何故ならばキャプスタン装置での繰出速度、即ちワイヤ
の巻取速度は必ずしも一定していないにも拘わらず、自
動尻手取装置での送りが相対的に遅くなるとキャプスタ
ン装置との間でワイヤに弛みが生じ巻込みが不可能とな
ってしまうからである。
そこで従来キャプスタン装置の回転と同調させるべく、
キャプスタン回転軸よりベルトを介して連動駆動させた
ものが提案されたことがあった。
しかしながら、この自動尻手取装置は、駆動源をキャプ
スタン回転としていたため速度同調は容易に得られるも
のの主目的たるバックテンションの付与、更にはその制
御が極めてやりにくく、その上ベルトのスリップや自動
尻手取装置のワイヤとのスリップの発生が避は難いもの
であった。
このような事情のため実際の架線ウィンチに於いてこう
した自動尻手取装置を付設して一定のバックテンション
を得た例はほとんどなく、従って益の認められぬ付設は
廃止されてしまい、架線ウィンチに於けるワイヤへのバ
ックテンションの付与は専ら後段に配したリールワイン
ダでの巻取力に依るようにしていたというのが実情であ
った。
この発明は叙上の点に鑑みて為されたものであって、駆
動源としてトルクモータに注目し、キャプスタン装置即
ちワイヤの巻取速度と完全に同調しながら簡単な構造で
且つ一定のバックテンションを確実に与えることのでき
る架線ウィンチの自動尻手取装置の提供をその目的とし
ている。
以下この発明の詳細を図示の実施例に基づいて説明する
第1図〜第4図にこの発明の一実施例を示す。
1が自動尻手取装置で、キャプスタン装置2の出側に配
される。
先ず構成を説明すると、3,4゜5.6が滑車でワイヤ
7を連設で挟持している。
8,8は押圧手段で、ワイヤ7と滑車3,4゜5.6と
がスリップしないだけの摩擦係数を確保するためのもの
である。
図示の例では固定枠9に螺合したバンドル10を廻して
スプリング11の付勢力を変化させるようにしているが
、特にこれに限定されないのは言うまでもない。
滑車3゜4、 5. 6のワイヤ7との当接面には溝1
2が設けられる。
接触面積の増大化及び脱輪の防止の為である。
この実施例ではこの溝12にウレタンによる軟質材処理
を施して摩擦力を増大させ、一層の安定性と耐損傷性を
図っている。
滑車3はチェノ13を介してトルクモータ15と接続し
、同時にチェノ14を介して滑車4にもその駆動力を伝
達している。
このトルクモータ15は高抵抗範型誘動電動機に属する
もので第4図のような回転数−トルク特性を有し、外的
強制力によって回転を拘束され、又は逆回転させられて
も過熱しないように設計されているものである。
自動風手取装置1の駆動源としてキャプスタン装置2と
は別途の駆動源を執ったこと、その駆動源としてトルク
モータ15を採用したことは、本発明の大きな特徴の1
つである。
次に作用を説明すると、特性図より明らかな如く、トル
クモータ15は回転数(巻取速度)が一定である限り必
ず一定のトルクを発生し、このトルクはチェノ13を介
して滑車3に、更にはチェノ14を介して滑車4に伝達
され、ワイヤ7は一定の張力(即ちパックテンションを
意味する)にて滑車3,5及び滑車4,6間へ積極的に
取込まれる。
キャプスタン装置2に於けるワイヤ7の巻取速度が変化
するに伴い常にそれに追随する速度で滑車3. 4.
5. 6が回転する。
即ち、トルクモータ15は、より速い速度で回転できる
にも拘らず、常にワイヤ7の速度まで外的拘束を受けな
がら減速回転しているものであり、ワイヤ7との同調は
完壁に行なわれる。
異常発生の場合には逆回転も支障なく行なわれる。
尚、トルクの調整は、トルクモータ15への電力供給を
制御することにより行なう。
又、実施例では滑車を2段に連設しているが、これを1
段のみとし、或いはより多段の構造としたりすることは
自由である。
この発明は以上の如く、その構成を、ワイヤを滑車間で
挟持し、該滑車の少なくとも1つにワイヤの巻取速度に
追随しながら該ワイヤにパックテンションを付与するト
ルクモータを接続することとしたため以下の如き効果が
ある。
リールワインダで付与されるパックテンションはワイヤ
の巻径が変化するに従って変化するが、この自動風手取
装置にて付与されるパックテンションは常にほぼ一定で
あるため、パックテンション値の設定が容易となる。
しかも変化が小さい分だけ余裕がとり易くなるので、に
わか雨が降ったりしてキャプスタンとワイヤとの摩擦係
数が変化しても尚、スリップしたすせずに安定な巻取り
を維持し得るパックテンションを付与することも容易と
なる。
またリールワインダでの巻取力が小さくて済むため、リ
ールワインダの駆動系を低コスト化できるだけでなく、
リールワインダ側で多少、巻取力に異常が生じても例え
ばリールワインダが故障した場合でもその為の支障を顕
在化することなく安定巻取を維持することができる。
以上は理論的には自動風手取装置自体に起因する効果で
あるが、従来、このような効果を確実に上げる自動風手
取装置がなかったことを考慮すれば事実上は本発明によ
って初めて得られた効果とも言えるものである。
更には駆動系が逆回転自在なため、異常発生時に於いて
も何らの支障も生ぜず、逆にこの機能を積極的に利用し
、この装置を組込んだ架線ウィンチを延線車として兼用
するように発展させることも可能である。
そして構造が簡易なことより低コストにて製造可能であ
り、又、付与すべきパックテンションをトルクモータへ
の電力供給制御のみで調整できるので遠隔操作が可能と
なりワイヤ同調が完壁なことと相俟って巻取の作業管理
も容易である。
【図面の簡単な説明】 第1図は自動風手取装置を組込んだ架線ウィンチの部分
概略平面図、第2図は、この発明に係る自動風手取装置
の概略説明図、第3図は、滑車の部分拡大断面図、第4
図は、電圧をパラメータとするトルクモータの回転数−
トルク特性図で−ある。 1・・・・・・自動風手取装置、3. 4. 5. 6
・・・・・・滑車、7・・・・・・ワイヤ、15・・・
・・・トルクモータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ワイヤを滑車間で挟持し、該滑車の少なくとも1つ
    に、ワイヤの巻取速度に追随しながら該ワイヤにバック
    テンションを付与するトルクモータを接続して成る架線
    ウィンチの自動尻手取装置。
JP56140298A 1981-09-08 1981-09-08 架線ウインチの自動尻手取装置 Expired JPS5953763B2 (ja)

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JP56140298A JPS5953763B2 (ja) 1981-09-08 1981-09-08 架線ウインチの自動尻手取装置

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JP56140298A JPS5953763B2 (ja) 1981-09-08 1981-09-08 架線ウインチの自動尻手取装置

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Publication Number Publication Date
JPS5843117A JPS5843117A (ja) 1983-03-12
JPS5953763B2 true JPS5953763B2 (ja) 1984-12-26

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JPH0787654B2 (ja) * 1988-03-24 1995-09-20 株式会社安田製作所 延線装置

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JPS5843117A (ja) 1983-03-12

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