JPS5953607B2 - 雑音逓減回路 - Google Patents

雑音逓減回路

Info

Publication number
JPS5953607B2
JPS5953607B2 JP15490177A JP15490177A JPS5953607B2 JP S5953607 B2 JPS5953607 B2 JP S5953607B2 JP 15490177 A JP15490177 A JP 15490177A JP 15490177 A JP15490177 A JP 15490177A JP S5953607 B2 JPS5953607 B2 JP S5953607B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
range
noise
circuit
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15490177A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5487205A (en
Inventor
義朗 城市
紀明 内藤
謙吉 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP15490177A priority Critical patent/JPS5953607B2/ja
Publication of JPS5487205A publication Critical patent/JPS5487205A/ja
Publication of JPS5953607B2 publication Critical patent/JPS5953607B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Noise Elimination (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は雑音逓減回路に関し、特に、ノイズの息づきを
逓減したものである。
オーディオ信号の入力レベルが大きいとき利得を下げ、
入力レベルが小さいときには利得を上げて録音し、再生
時には録音時とは逆の動作をさせることにより、伝送系
において混入する雑音を逓減する雑音逓減回路において
、オーディオ信号の全帯域の利得を1個の電圧制御型増
幅器で制御するようにしたものがある。
第1図はその一例を示す系統図で、同図Aはエンコーダ
を、同図Bはデコーダを示す。
同図Aのエンコーダにあつて、端子1に供給されたオー
ディオ信号51は例えば、30Hz〜27に■を通過帯
域とするバンドパスフィルタ2A、プリエンフアシス回
路3Aを通じてレベル制御用の電圧制御型増幅器(VC
A)4Aに供給される。5はレベル制御されたオーディ
オ偏号50が得られる出力端子で、出力の一部は例えば
30H2−l0KH2を通過帯域とするバンドパスフィ
ルタ6A、ウェイティング回路7Aを通じてレベルセン
サ8Aに供給され、出力レベルに対応した検出出力が形
成され、これが上述の増幅器4Aに制御信号として供給
される。
これによつて、上述のような利得制御が行なわれるもの
である。デコーダに関しては、エンコーダと逆の動作と
なるように回路が構成されるため、対応する部分には対
応する符号を付してその説明は省略するも、9はカット
オフ周波数が27KH2程度のローパスフィルタである
そして10はインバータであり、これによつてエンコー
ダと逆の制御信号が形成される。3Bはデイエンフアシ
ス回路を示す。
ところで、このように1個の増幅器4Aのみでオーディ
オ信号51の利得を制御するようにした雑音逓減回路で
は、ノイズの息づきが問題となる。ノイズの息づきはピ
アノ音のように高調波成分が少なく、しかも信号スペク
トラムが低域に集中している場合に、オーディオ偏倚に
よる高域ノイズのマスキングが少ないために生じ、ノイ
ズが信号によつて変調されて聞える。ノイズの息づきは
非常に回文ち易いため、一般にはプリエンフアシス回路
3Aを設け、録音時高3域成分を増強することにより、
ノイズの息づきを逓減するようにしている。
この息づきを効果的に除去するには高域側をより増強す
ればよいが、こうするとテープなどの録音媒体が飽和し
易くなり、音質が劣化する。そのため、従来では音質の
劣化、が伴なわない程度の高域増強を行つている。この
ときのプリエンフアシス回路3Aの周波数特性の一例を
第2図曲線12に示す。この曲線12の傾斜は4dB/
0ctである。ところで、ノイズの息づきはビアノ音の
場合が一番目立つ。
第3図曲線13はこのピアノ音(ソロ)の周波数特性を
示し、信号の殆んどが300〜8001:Izの低域に
集中し、2KHz以上の高域成分は少なく、その傾斜は
−6dB/0ct以上であることがたしかめられている
。そして、500KHz付近にスペクトラムの中心があ
る。そのため、より大きなマスキング効果を得て、ノイ
ズの息づきをなくすには、ピアノ音の周波数特性と逆特
性の周波数特性、すなわち、500圧以上で急激に上昇
するようなブリエンフアシス特性にプリエンフアシス回
路3Aの周波数特性を選定する必要がある。これに対し
、第2図に示す特性曲線12では500K圧以上におけ
る傾斜は4dB/0ct程度であるから、上述の理想特
性から大幅にずれ、ノイズの息づきが充分に逓減されて
いない。
また、従来回路において、高域を増強することは逆に低
域を減衰させて録音することになるから、これにより低
域ノイズ(ディスクのゴロ、ランプル等)の影響を受け
易い欠点がある。
本発明はこのような点を考慮し、特に高域の音質劣化が
なく、しかも低域ノイズが目立たない状態でノイズの息
づきを逓減できるようにしたものである。
以下図面ケ参照して本発明を詳細に説明する。本発明で
はブリエンフアシス回路3Aのプリエンフアシス特性と
して中域が低域よりも減衰され、高域が低減よりも増強
されたような周波数特性に選定されるものである。デイ
エンフアシヌ回路35では逆特性に選定されるから、プ
リエンフアシス回路についてのみ説明する。第4図にプ
リエンフアシス回路3Aの一例を示す。
端子15aに供給されたオーデイオ侶号SIはカツトオ
フ周波数がFLであるローパスフィルタ16に供給され
、低域信号SLが取出されると共に、このオーデイオ侶
号SIはさらに増幅器17に供給され、所望の如く増幅
されたのちハイパスフィルタ18に供給されて周波数F
H以上の高域信号SHが抽出される。低、高域の各信号
SL、SHは後段の加算器19にて合成され、その合成
出力がプリエンフアシス回路3Aの出力とされる。ここ
で、周波数FL、FHの関係は次のように選定される。
まず、周波数FL、FHは、FH>FLの関係に選定さ
れると共に、フイルタ16のカツトオフ周波数FLはピ
アノ音の最高レスポンス付近の周波数、例えば500H
z程度に選定される。続いて、中域の周波数帯である3
00〜800圧付近の出力レベルは低減のレベルよりも
減衰するように、すなわちこの中域の周波数帯でデイツ
プが生ずるように、他方のフィルタ18におけるカツト
オフ周波数FHが選定される。この例ではFH=2.8
K比に選定される。高域信号SH自体、低域信号SLよ
り所定レベルだけ高いので、両侶号SL.SHを合成し
た総合の周波数特性は、中域が低域より減衰され、高域
が低域より増強された状態の周波数特性となる。
第5図にブリエンフアシス回路3Aのより具体的な一例
を説明する。図において、20は演算増幅器を示し、そ
の出力端子15bと反転入力端子(→との間には帰還用
の抵抗器22が接続されると共に、この入力端子(ト)
と入力端子15aとの間は第4図に示したようなローパ
スフイルタ16とハイパスプール3!18とが並列接続
される。この実施例におけるフィルタ16、18の各カ
ットオフ周波数FL.fHは第4図の実施例と同様に選
定される。そして、高域レベルは低域レベルに対し、4
〜5倍に選定される。この例では、ハイパスフイルタ1
8を構成する抵抗器18Rと帰還抵抗器22の比が約1
:4に選ばれた場合である。以上のように、周波数及び
レベルの関係を選定した場合の周波数特性を第6図に示
す。
曲線25Lはプールl;Tl6の特性曲線を、曲線25
Hはフイルタ18の特性曲線を示す。従つて、ブリエン
フアシス回路3Aの総合の周波数特性は曲線26のよう
になる。この周波数特性をみれば明らかなように、1K
Hzでの傾斜は6.0dB/0ct以上になる。第7図
に従来回路の周波数特性と本発明による場合の周波数特
性を比戦して示す。この図は、500H!zを基準にし
て両特性を比較した場合であり、この結果次のような結
論を得ることができる。1従来例では、中域及び低域に
対するエンフアスス量はいずれも12dB程度であるの
に対し、第5図の実施例によれば、低域に対するエンフ
アシス量は、従来例と同様であるが、中域の500臣に
対するエンフアシス量は16dBと大きくなり、従来よ
りも7.0dB程度高域を増強することができる。
そして、1K圧での傾斜が8.0dB/0ct程程度に
なり、また曲線26は第3図に示したソロのピアノ音の
周波数特性曲線13の変化に近似する。その結果、高域
でのマスキング効果が大きく、ノイズの息づきを大幅に
逓減できる。
2本発明では、中域にデイツプがあるため、1のように
高域を増強した場合でも、低域の減衰が少なく、従来よ
りは最大8dB程度まで改善できるから、低域ノイズの
影響を受けない。
ところで、ブリエンフアシス回路3Aをこのように構成
した場合、デイエンフアシス回路3Bは第8図で示すよ
うに、演算増幅器27を設け、その帰還路にプリエンフ
アシス回路3Aを接続すればよい。但し、入力端子15
aは出力端子27b側に接続される。以上説明した本発
明の構成によれば、ノイズの息づきを大幅に逓減できる
ので、特に目立ち易いソロのピアノ音に対する息づきが
なくなり、聴感上の問題を一掃することができる。
そして飽和レベルに達することなくオーデイオ信号を録
音できるから、音質の劣化がなく、また低域ノイズによ
る影響も少ない等の特徴を有する。続いて、本発明の他
の実施例について述べる。
記録媒体として力セツトテープを使用する場合では高域
のリニアリテイ一が悪いので、このような記録媒体のと
きには、エンフアシス量が多いと記録媒体が飽和し易く
なり、音質が劣化する。記録媒体の飽和をなくすには、
適当なローパスフイルタを付加して高域におけるエンフ
アシス量を減少させればよいが、フイルタとしてl次の
フィルタを用いると、聴感的にノイズの目立ち易い3〜
5KHz付近のエンフアシス量も減少してしまうので得
策ではない。第9図に示す実施例はこの欠点をも考慮し
たものであつて、演算増幅器20の帰還路に設けられる
抵抗器22の代りに、ローパス及びハイパスの各フイル
タ28L、28H(7)並列回路が接続される。
聴感上ノイズが目立ちやすい周波数帯域は上述したよう
に3〜5KHzの周波数帯であるから、この例では4K
Hz付近が乙一クとなる周波数特性に選定される。フイ
ルタ28L、28Hの介在により、フィルタ16、18
の各カツトオフ周波数FL.fHも若干変更さγしる。
具体例をもつて示す。但し、フイルタ28Lのカツトオ
フ周波数をFl、フィルタ28Hのカツトオフ周波数を
Fh(Fh>Fl)とする。このような条件のもとでは
、その総合の周波数特性は第10図曲線29のようにな
り、聴感上目立ちやすい3〜5K圧付近の周波数帯のみ
効果的に増強できる。
なお、第10図は500圧を基準にしたとさの特性図で
ある。第11図は第4図の変形例で、ローパスフイルタ
16を設けないで同様な信号処理を達成したもので、高
域増強されたオーデイオ信号SI′をデイツパ回路30
に供給して、中域の周波数帯(500圧程度がその中心
周波数)をデツプさせれば、第6図で示したと同様の周
波数特性を得る゛ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の雑音逓減回路の系統図、第2図はこれに
使用されたプリエンフアシス回路の周波数特性曲線図、
第3図はピアノ音の周波数特性図、第4図及び第5図は
本発明回路の要部の接続図、第6図及び第7図はその周
波数特性図、第8図はデイエンフアシス回路の一例を示
す接続図、第9図及び第11図は本発明の他の例を示す
接続図、第10図は第8図の周波数特性図である。 4A、4Bは電圧制御型増幅器、3Aはプリエンフアシ
ス回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力信号の全帯域の利得を電圧制御型増幅器で制御
    するようにしたプリエンフアシス回路を有する雑音逓減
    回路において、上記プリエンフアシス回路の周波数特性
    は中域が低域よりも減衰され、高域が低域よりも増強さ
    れる如く選定されてなる雑音逓減回路。
JP15490177A 1977-12-22 1977-12-22 雑音逓減回路 Expired JPS5953607B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15490177A JPS5953607B2 (ja) 1977-12-22 1977-12-22 雑音逓減回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15490177A JPS5953607B2 (ja) 1977-12-22 1977-12-22 雑音逓減回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5487205A JPS5487205A (en) 1979-07-11
JPS5953607B2 true JPS5953607B2 (ja) 1984-12-26

Family

ID=15594429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15490177A Expired JPS5953607B2 (ja) 1977-12-22 1977-12-22 雑音逓減回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5953607B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5487205A (en) 1979-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4162462A (en) Noise reduction system
JPS6128162B2 (ja)
US5172358A (en) Loudness control circuit for an audio device
US4490691A (en) Compressor-expander circuits and, circuit arrangements for modifying dynamic range, for suppressing mid-frequency modulation effects and for reducing media overload
US4363007A (en) Noise reduction system having series connected low and high frequency emphasis and de-emphasis filters
JPS6014539B2 (ja) 雑音軽減符号化フイルタ装置
JP6015146B2 (ja) チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム
KR880000597B1 (ko) 잡음 저감 회로
JP3334101B2 (ja) 拡声器
JPS5953607B2 (ja) 雑音逓減回路
JP2946884B2 (ja) 低音域特性補正回路
JPH05145991A (ja) 低音域特性補正回路
JPS63119328A (ja) 信号の録音及び送信システムにおける媒体過負荷効果を低減させるノイズ低減装置
JPS6322374B2 (ja)
GB2079113A (en) Networks for suppressing mid-frequency modulation effects in compressors, expanders and noise reduction system
JPS601701B2 (ja) 雑音低減装置
JPS6019564B2 (ja) 雑音低減装置
JP3097713B2 (ja) 帯域ブースト回路
JPH01236710A (ja) ノイズリダクション回路
JP3063268B2 (ja) 音声信号増幅回路
JP2611233B2 (ja) 振幅圧縮伸長回路
JPH05266582A (ja) 音響装置
JPH0793883A (ja) 音声処理回路及び音声再生装置
JPH0321120Y2 (ja)
JPH0474886B2 (ja)