JPH05266582A - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JPH05266582A
JPH05266582A JP4064714A JP6471492A JPH05266582A JP H05266582 A JPH05266582 A JP H05266582A JP 4064714 A JP4064714 A JP 4064714A JP 6471492 A JP6471492 A JP 6471492A JP H05266582 A JPH05266582 A JP H05266582A
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JP
Japan
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signal
component
bandpass filter
band
amplitude
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JP4064714A
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Toru Mori
徹 森
Takeshi Kitade
武志 北出
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雑音成分を増幅することなく高音成分を生成
して、再生帯域を拡大し、聴感上、好ましい音声にす
る。 【構成】 帯域ろ波器(BPF)1は、入力信号(原信
号)100 から中心周波数f1の帯域の信号成分101 を抽
出する。二逓倍器2は、信号成分101 を二逓倍し、1オ
クターブ高い中心周波数2f1の帯域の信号成分(高音
成分)102 を生成する。加算器3は、信号成分(高音成
分)102 を入力信号100 に加算する。この結果、出力信
号103 は周波数帯域が広がった信号となり、明瞭性が高
い音声となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高音成分の再生に好適
な音響装置に関する。
【0002】
【従来の技術】中波(AM)ラジオや電話などでは、信
号電送上の理由から、信号の周波数帯域を制限してい
た。そのために、中波(AM)ラジオや電話では、信号
の高域成分が欠如した聴感上不自然な音声となってい
た。
【0003】また一方、近年では、古くに録画もしくは
録音されたソースを、リファインしたレーザーディスク
(LD)あるいはコンパクトディスク(CD)などによ
って視聴する機会が多いが、これらのソースは、録画も
しくは録音された時代の録音機器の特性あるいは記録媒
体が悪かったために、高音成分が欠如もしくは劣化した
ものが多く、レーザーディスク(LD)あるいはコンパ
クトディスク(CD)などによって視聴しても、ソース
における高音成分の不足のために、再生音声が不明瞭で
あったり、こもった音声となり、プレゼンス感もなく、
音声の広がり感が少なかった。
【0004】このような現象は、近年のAV用の音響再
生機器の音作りが、特に、低音の増強及び拡大の方策に
よって低音成分が過多になっているために、著しく感じ
る。このような問題点を除くために従来技術では、図9
に示すような周波数特性51を持つ音質調整器(トーン
コントロール)によって、高音域をブーストして高音の
不足を補っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
ソースの高音域を増強するために、音質調整器を用いて
高音域をブーストすると、ソースに含まれた雑音成分を
も同時に増幅され、また、ソースに高音成分が欠如して
いる場合は雑音成分だけが増幅され、聴感上、好ましく
ないという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、雑音成分を増幅すること
なく高音成分を生成して、再生帯域を拡大し、聴感上、
好ましい音声にすることができる音響装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明では、入力した音声信号(原信号)の特定の
帯域の信号成分を抽出し、この抽出した信号成分を逓倍
器により逓倍して高音成分を生成し、原信号に加算する
ようにする。
【0008】また、生成した高音成分について、帯域ろ
波器(BPF),低域ろ波器(LPF)または音質調整
器により、高次の成分を制限したり、音質を調整したり
して、原信号に加算するようにする。
【0009】また、原信号に、逓倍して生成した信号成
分(高音成分)と同様の成分が含まれているかどうかを
比較する比較器を設け、同様の成分が含まれている場合
は、逓倍して生成した信号成分(高音成分)を、原信号
に加算しないようにする。具体的には、逓倍して生成し
た信号成分(高音成分)を電圧制御増幅器(VCA)を
介して原信号に加算するようにし、その電圧制御増幅器
(VCA)を、比較器により得られた比較結果によって
制御するようにするのである。
【0010】また、逓倍して生成した信号成分(高音成
分)を聴取者の好みに合わせて任意の量だけ原信号に加
算するようにする。
【0011】
【作用】音声信号が、基音とその倍音で構成されている
ことは周知のところである。従って、基音あるいは倍音
の一部から擬似的に倍音を生成することは可能である。
よって、入力された音声信号(原信号)に高音成分が含
まれていない場合は、入力された原信号の特定の帯域の
信号成分を抽出して、この抽出した信号成分を逓倍器に
より逓倍して高音成分を生成し、原信号に加算すること
により、再生帯域が拡大し、聴感上、好ましい音声にす
ることができる。
【0012】また、生成した高音成分について、帯域ろ
波器(BPF),低域ろ波器(LPF)または音質調整
器により、高次の成分を制限したり、音質を調整したり
することによって、雑音成分を少なくして原信号に加算
することができる。また、比較器によって、原信号に、
生成した信号成分(高音成分)と同様の成分が含まれて
いるかどうかを比較し、同様の成分が含まれている場合
には、生成した信号成分(高音成分)を、原信号に加算
しないようにすることにより、高音成分が過多とならな
いようにすることができる。
【0013】以上のようにして、SN比のよい原信号か
ら高音成分を生成するので、明瞭性が高く、かつ、プレ
ゼンス感,広がり感のある高音の豊かな再生音声が得ら
れる
【0014】。
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1によって
説明する。図1において、1は帯域ろ波器(BPF)、
2は二逓倍器、3は加算器である。尚、二逓倍器2は、
周知の四象限乗算器で構成することができる。四象限乗
算器では、入力信号の二倍周波数成分のみが出力され
る。
【0015】図2を用いて図1(A)の動作を説明す
る。入力信号(原信号)100 は、信号を処理生成する系
と処理しないで通過する系に分岐される。処理生成する
系では、中心周波数f1の帯域ろ波器(BPF)1によ
って入力信号100 から特定の帯域の信号成分101 が抽出
される。
【0016】抽出された帯域の信号成分101 は、二逓倍
器2によって二逓倍され、1オクターブ高い中心周波数
2f1の信号成分(高音成分)102 となる。二逓倍器2
によって逓倍され生成された信号成分(高音成分)102
は、加算器3によって入力信号100 に加算されて、図2
に示すように周波数帯域が広がった出力信号103 とな
る。その結果、明瞭性が高い音声となる。
【0017】尚、図1(B)に示すように、帯域ろ波器
(BPF)1と二逓倍器2を逆に構成しても、同様の効
果が得られる。また、帯域ろ波器(BPF)1の周波数
帯域としては、500〜4kHzの帯域の1〜2オクタ
ーブを選択すれば良い。また、帯域ろ波器(BPF)1
の代わりとして、高域ろ波器(HPF)を用いても良
い。
【0018】また、上記したように、二逓倍器2は四象
限乗算器で構成することができるが、四象限乗算器では
入力信号のダイナミックレンジが狭いため、その代わり
として、図3に示すような回路にて構成することもでき
る。図3において、4は乗算器、5は帯域ろ波器(BP
F)である。
【0019】即ち、乗算器4において、図4に示すよう
に、入力信号の周波数f1に対し、その高調波成分2
1,3f1,4f1,5f1………を発生し、帯域ろ波器
(BPF)5において、2f1成分だけを抽出するので
ある。
【0020】ところで、前述した第1の実施例では、二
逓倍器2によって逓倍され生成された信号成分(高音成
分)102 は、帯域ろ波器(BPF)1と二逓倍器2によ
る信号処理によって、入力信号(原信号)100 に比べ遅
延歪τ1を生じている。そのため、出力信号103 は低音
成分に比べ高音成分に遅延歪を生じる欠点があった。
【0021】そこで、この遅延歪を補正する実施例を、
本発明の第2の実施例として図5によって説明する。図
5において、6は全帯域ろ波器(APF:遅延等価器)
である。
【0022】図5に示すように、入力信号(原信号)10
0 を処理しないで通過する系に、全帯域ろ波器(AP
F)6を挿入して、遅延歪τ2を持った信号104 とす
る。この遅延歪τ2は、遅延歪τ1と等しくする。そし
て、それぞれの信号102 ,104 を加算器3によって加算
する。これによって、出力信号105 は低音成分と高音成
分に遅延歪を生じなくなる。その結果、さらに明瞭性が
高い音声となる。
【0023】また、逆に、高音成分より低音成分が遅れ
るように、全帯域ろ波器(APF)6の定数を調整して
信号104 の遅延歪τ2を長くした場合(τ1<τ2)は、
出力信号105 は低音成分より高音成分が進むので、ステ
レオ音響再生或いはサラウンド音場再生の場合、音声の
広がり感が増す利点も生じる。
【0024】ところで、前述した第1及び第2の実施例
においては、逓倍器として、二逓倍器2を用いていた
が、この二逓倍器2の代わりに、高調波生成器を用いて
も良い。即ち、この高調波生成器を用いた場合には、信
号成分(高音成分)102 の帯域が高域側へ拡がるので、
出力信号103 もより広帯域の信号とすることができる。
尚、高調波生成器は、図3に示す回路から帯域ろ波器
(BPF)5のみを削除した回路などによって、構成す
ることができる。
【0025】しかし、このように、逓倍器として、二逓
倍器の代わりに高調波生成器を用いた場合、帯域ろ波器
(BPF)1(または高域ろ波器(HPF))によって
抽出された特定の帯域の信号成分101 の周波数をf1
すると、高調波生成器によって逓倍され生成された信号
成分(高音成分)102 は、2f1,3f1,4f1,5
1,6f1,7f1………と高次の成分を含むことにな
るが、このようなあまり高次の成分を入力信号100 に加
算すると、聴感上、雑音感及び歪感が増す欠点を新たに
生じる。
【0026】そこで、この高次の成分を制限する実施例
を、本発明の第3の実施例として図6によって説明す
る。図6において、7は高調波生成器、8は低域ろ波器
(LPF)である。
【0027】図6に示すように、高調波生成器7の後段
に低域ろ波器(LPF)8を挿入して、高調波生成器7
によって逓倍され生成された信号成分(高音成分)102
のうち、所定の高次の成分を低域ろ波器(LPF)8に
よって制限し、得られた信号106 を加算器3によって信
号104 に加算する。
【0028】また、このとき、低域ろ波器(LPF)8
を挿入したことによって、さらに遅延歪τ3を生じるの
で、全帯域ろ波器(APF)4の遅延歪τ2をτ1+τ3
となるように設定する。
【0029】また、この場合、帯域ろ波器(BPF)1
(または高域ろ波器(HPF))の帯域にもよるが、低
域ろ波器(LPF)8の高域の遮断周波数fCを7f1
して、7f1以上の帯域を遮断すると、聴感上、好まし
かった。
【0030】尚、低域ろ波器(LPF)8の代わりとし
て、帯域ろ波器(BPF)を用いても良い。
【0031】ところで、前述した第3の実施例において
は、高調波生成器7の後段に低域ろ波器(LPF)8
(または帯域ろ波器(BPF))を挿入したが、この低
域ろ波器(LPF)8(または帯域ろ波器(BPF))
の代わりに、音質調整器を挿入しても良い。即ち、この
音質調整器を用いた場合には、音質を調整した信号106
を加算器3によって信号104 に加算することができるの
で、聴感上、より好ましくなる。
【0032】例えば、この音質調整器の周波数特性を、
図7に実線にて示すように、高域になるに従ってレベル
が低下するような周波数特性52とすると、聴感上、よ
り好ましくなった。
【0033】また、偶数次成分2f1,4f1,6f1
り奇数次成分3f1,5f1,7f1の方が、聴感上、雑
音感及び歪感を大きく感じるので、音質調整器の周波数
特性を、図7に破線にて示すように、偶数次成分2
1,4f1,6f1に対して奇数次成分3f1,5f1
7f1に6dB以上のレベル差を付けた周波数特性53
にすると、聴感上、さらに好ましくなった。
【0034】尚、帯域ろ波器(BPF)1の帯域を2オ
クターブとした場合は、音質調整器(または低域ろ波器
(LPF)8もしくは帯域ろ波器(BPF))の帯域
は、逓倍して生成した成分の2倍以上の成分を遮断する
ように構成した方が良い。
【0035】ところで、前述した第1,第2及び第3の
実施例においては、入力信号100 に含まれる高音成分の
有無に関わらず、二逓倍器2或いは高調波生成器7など
の逓倍器で生成した高音成分を入力信号100 に加算して
いる。そのため、入力信号100 に高音成分が含まれてい
た場合、高音成分が過剰となり、聴感上、好ましくない
こともあった。
【0036】そこで、入力信号100 に高音成分が含まれ
ていた場合でも、高音成分が過剰とならないようにする
実施例を、本発明の第4の実施例として図8によって説
明する。図8において、9,11は帯域ろ波器(BP
F)、10,12は振幅検出器、13は比較器、14は
電圧制御増幅器(VCA)である。
【0037】本実施例では、入力信号100 に、高調波生
成器7で生成し低域ろ波器8(または帯域ろ波器(BP
F)もしくは音質調整器)で抽出した高音成分106 と同
様の高域成分が含まれていた場合、その高音成分106 を
加算器3で信号104 に加算しないようにする。
【0038】そこで、まず、入力信号100 に高音成分が
含まれているかどうかを判断するために、帯域ろ波器
(BPF)9にて入力信号100 から特定の帯域の信号成
分108を抽出し、さらに、振幅検出器10にて信号成分1
08 の振幅を検出して、その検出信号109 を得る。
【0039】また、同様にして、高調波生成器7で生成
し低域ろ波器8(または帯域ろ波器(BPF)もしくは
音質調整器)で抽出した高音成分106 から、帯域ろ波器
(BPF)11にて特定の帯域の信号成分110 を抽出
し、さらに、振幅検出器12にて信号成分110 の振幅を
検出して、その検出信号111 を得る。
【0040】次に、検出信号109 ,111 を比較器13に
入力し、そこで両者を比較して、その比較結果を制御信
号112 として得る。そして、この制御信号112 によって
電圧制御増幅器(VCA)14の増幅度(ゲイン)を制
御して、高調波生成器7で生成し低域ろ波器8(または
帯域ろ波器(BPF)もしくは音質調整器)で抽出した
高音成分106 の振幅を調整し、高音成分113 として出力
する。
【0041】さらに、その高音成分113 を全帯域ろ波器
(APF)を経た信号104 に加算器3において加算す
る。その結果、出力信号114 に占める高音成分113 が適
宜な割合となり、聴感上、好ましい音声となる。
【0042】本実施例では、加算する高域の音声信号成
分の量を自動的に検出し、周波数特性上、最も平坦な特
性を得るようにしたものである。しかし、聴取者によっ
ては、その特性が最も好ましい音質となっているとは限
らない。従って、比較器13と電圧制御増幅器(VC
A)14の間に切り換えスィッチを設け、聴取者の好み
に応じて電圧制御増幅器(VCA)14の利得を可変で
きるようにすることも可能である。
【0043】なお、本発明は、AV用音響再生機器のみ
ならず、入力された信号の高音成分が著しく制限されて
いる中波(AM)ラジオや電話にも応用することがで
き、周波数特性が改善された明瞭性の高い音声信号が再
生できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力信号(ソースに記録されている音声信号;原信号)
に高音成分が含まれていない場合、入力信号から特定の
帯域の成分を抽出し、この抽出した成分を逓倍器で逓倍
して高音成分を生成し、この高音成分を入力信号に加算
することによって、再生帯域が拡大し、聴感上、好まし
い音声とすることができる。
【0045】また、入力信号に高音成分が含まれている
場合には、電圧制御増幅器(VCA)などにより、生成
した信号成分(高音成分)を、入力信号に加算しないよ
うにすることによって、入力信号に含まれる高音成分の
有無に関わらず、高音成分が過多とならないようにする
ことができ、聴感上、好ましい音声にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の動作を説明するための説明図である。
【図3】図1の二逓倍器を構成する回路の一例を示すブ
ロック図である。
【図4】図3の動作を説明するための説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図7】図6の低域ろ波器の代わりに用いる音質調整器
の周波数特性を示す特性図である。
【図8】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
【図9】従来用いられていた音質調整器の周波数特性を
示す特性図である。
【符号の説明】
1…帯域ろ波器、2…二逓倍器、3…加算器、6…全帯
域ろ波器、7…高調波生成器、8…低域ろ波器、9,1
1…帯域ろ波器、10,12…振幅検出器、13…比較
器、14…電圧制御増幅器。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号から特定の単一または複数の帯
    域の信号成分を抽出して出力する第1の帯域ろ波器また
    は高域ろ波器と、該第1の帯域ろ波器または高域ろ波器
    から出力された信号を逓倍して出力する逓倍器と、該逓
    倍器から出力された信号と前記入力信号とを加算して出
    力する加算器と、を備えたことを特徴とする音響装置。
  2. 【請求項2】 入力信号を逓倍して出力する逓倍器と、
    該逓倍器から出力された信号から、特定の単一または複
    数の帯域の信号成分を抽出して出力する第1の帯域ろ波
    器または高域ろ波器と、該第1の帯域ろ波器または高域
    ろ波器から出力された信号と前記入力信号とを加算して
    出力する加算器と、を備えたことを特徴とする音響装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の音響装置にお
    いて、前記加算器にて加算される前記入力信号に所定の
    遅延を与える遅延手段を、前記加算器の前段に設けたこ
    とを特徴とする音響装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3に記載の音響装置
    において、前記逓倍器から加算器に至る経路中に、入力
    した信号から特定の単一または複数の帯域の信号成分を
    抽出して出力する低域ろ波器,第2の帯域ろ波器または
    音質調整器を設けたことを特徴とする音響装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の音響装置において、前
    記音質調整器が設けられる場合、該音質調整器は、高域
    になるに従ってレベルが低下する周波数特性を有するこ
    とを特徴とする音響装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の音響装置において、前
    記音質調整器が設けられる場合、該音質調整器は、偶数
    次成分に対して奇数次成分に所定値以上のレベル差を付
    けた周波数特性を有することを特徴とする音響装置。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5または6に記
    載の音響装置において、前記逓倍器から加算器に至る経
    路中において、前記加算器の前段に、入力した信号の振
    幅を調整して出力する振幅調整回路を設けたことを特徴
    とする音響装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の音響装置において、外
    部からの制御信号によって前記振幅調整回路のゲインを
    可変するようにしたことを特徴とする音響装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の音響装置において、前
    記振幅調整回路に入力される信号から所定の帯域の信号
    成分を抽出して出力する第3の帯域ろ波器と、該第3の
    帯域ろ波器から出力された信号の振幅を検出し、その検
    出結果を検出信号として出力する第1の振幅検出器と、
    前記入力信号から、前記第3の帯域ろ波器と同様の帯域
    の信号成分を抽出して出力する第4の帯域ろ波器と、該
    第4の帯域ろ波器から出力された信号の振幅を検出し、
    その検出結果を検出信号として出力する第2の振幅検出
    器と、前記第1及び第2の振幅検出器からそれぞれ出力
    された検出信号を比較し、その比較結果を制御信号とし
    て出力する比較器と、を設け、該比較器から出力された
    制御信号によって前記振幅調整回路のゲインを可変する
    ようにしたことを特徴とする音響装置。
  10. 【請求項10】 請求項7,8または9に記載の音響装
    置において、前記振幅調整回路は、電圧制御増幅器から
    成ることを特徴とする音響装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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