JPS5953388A - クレ−ン塔載車両における安定度定格荷重設定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ーンを塔載したクレーン塔載車両の安定度定格荷重の設
定方法に関するものである。

クレーン塔載車両の定格荷重曲線は、第１図に示すよう
に、クレーンの強度から決まるクレーン強度定格荷重曲
線■と車両の安定度から決まる安定度定格荷重曲線■を
表示している。

ところで、安定度定格荷重曲線■を決定する車両の安定
度は、車両の荷台に積載される荷物の重量及びその位置
によって異なるため、安全を見込んで空車時の安定度に
おいてそ，Ｉｔを決定している、。

甘たこのクレーン塔載車両（は、第２、３図に示すよう
に、荷役作業の際にはクレーンに設けたアウトリガ−と
車両前後輪タイヤとで車両を支え、その安定をはかつて
いるため、クレーンの旋回位置でその安定度が変化する
。例えば、第２図において、図示の位置ではブームが支
持点（アウトリガ−と後輪タイヤ）の中間部にあるので
安定度は悪いが、これよりブームをさらに旋回し／こ１
８００の後方位置では、安定度はよくなり、その位置で
の安定度定格荷重はその上限であるクレーン強度定格荷
重と同じになるよう設定してよい。

しかして、実際の安定度定格荷重は最も安定の悪い位置
でのそれを表示しており、この安定度定格荷重をクレー
ン塔載車両の過負荷防止装置に適用する場合において、
安全側で過負荷警報が鳴ることもあり、クレーンの能力
を有効に利用しているとは言えない。従って本発明にお
いては、クレーンの旋回位置に応じて安定度定格荷重を
決定しようとするものである。

ここで、第２図に示す各旋回位置での車両の安定度の変
化を示したのが第４図である。

さて、安定度定格荷重曲線を設定するに際し、安定度の
最もよい部分については、クレーン強度定格荷重曲線を
その安定度定格荷重曲線とし、最も悪い位置でのそれは
従来の安定度定格荷重曲線とし、その中間においてはそ
の安定度に応じて設定するのが望ましい。従って本発明
においては、クレーンの旋回位置を従来既知のポテンシ
ョメータ等で連続的に検出すると共に、その旋回位置に
応じて安定度係数Ｋを設定し、安定度定格荷重を第１図
に示すクレーン強度定格荷重ｗ１と、最も安定の悪い位
置での安定度定格荷重Ｗ、との間で前記安定度係数Ｋに
応じて決定すればよい。

この安定度係数には第４図に示す安定度の変化を利用し
、そのに′ｆ：Ｏ≦に≦１の範囲で変化するようにすれ
は、求めようとする安定度定格荷重Ｗ。

を、　　　Ｗ、＝　ｗ、ｔ＋Ｋ（ｗ、−Ｗ、）として設
定することができる。

次に、本発明を利用した、安定度が問題となる場合の過
負荷防止装置の一例を示すと、第５図において、■は吊
上荷重荷重検出器、２はブーム長検出器、３はブーム角
度検出器、５は吊上荷重検出器１からの荷重信号増巾器
、６はブーム長検出器２とブーム角度検出器３からの信
号で作業半径Ｒを演算する作業半径演算部、７はクレー
ン強度定格荷重Ｗ、をを発生するクレーン強度定格荷重
発生部、８は最も安定の悪い位置での安定度定格荷重Ｗ
、を発生する安定度定格荷重発生部、１１は吊上荷重Ｗ
と補正した安定度定格荷重Ｗ。とを比較し、安全状態、
危険状態を判断する比較部、１２は比較部１１で危険状
態と判断した場合の警報表示部で、いずれも従来既知の
ものである。４はクレーンの旋回角度位置検出器で、ギ
ヤ機構等を介してポテンショメータ等で検出する。９は
旋回角度安定度係数Ｋを発生する安定度係数発生部で、
前述の定格荷重発生部７．８と同様に関係発生回路等で
構成される。１０は、クレーン強度定格荷重発生部７か
らの信号Ｗ１、安定度定格荷重発生部８からの信号Ｗｌ
、旋回角度安定度係数発生部９からの信号に１とでｗ、
＝　Ｗ、十Ｋ（Ｗ、　−Ｗ、　）の演算をする演算部で
ある。

この作動を説明すると、ブーム長検出器２でブーム長信
号りを検出し、ブーム角度検出器３でブーム角度信号θ
を検出する。作業半径演算部６てＲ＝Ｌｃｏｓθを演算
し作業半径とする。作業半径信号Ｒに応じてクレーン強
度定格荷重発生部７からクレーン強度定格荷重信号Ｗ２
、安定度定格荷重発生部８から安定度定格荷重信号Ｗ、
が出力される。

一方、旋回角度検出器４で検出された旋回角度位置信号
αによって旋回角度安定度係数発生部９から旋回角度安
定度係数信号Ｋが出力され、演算部１０ではクレーン強
度定格荷重信号Ｗ０、安定度定格荷重信号Ｗ１、旋回角
度安定度係数にとで、Ｗ。−Ｗ２十Ｋ（Ｗｌ−Ｗｌ）の
演算が行なわれ、補正された安定度定格荷重信号Ｗ。が
出力される。また荷重検出器１でクレーンの吊上荷重信
号Ｗ′を検出し、増巾器５で所定の信号Ｗに増巾する。

比較部１１で吊上荷重信号Ｗと補正された安定度定格荷
重信号Ｗ。とを比較し、吊上荷重信号Ｗが定格荷重信号
Ｗ。より太きければ、警報発生部１２で警報ランプの点
灯、警報ホーンの鳴動、又はクレーン作動の自動停止等
の警報表示をする。

なお、車両の安定度が問題とならず、クレーンの強度面
だけで過負荷を判断ずればよい場合は、Ｋが常に１にな
るように設定しておけばよい。

なお、本例ではアナグロ式で処理しているが、Ａ／Ｄ変
換、マイコン等を利用したデジタル方式でもその対応は
同じである。また本例ではトラックの前方位置での機能
を省いているが、従来通り前方用定格荷重曲線を別に設
定してもよく％また本発明の考えを前方にまで適用して
いくことも容易に可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る定格荷重曲線の説明図、第２図は
本発明を適用するクレーン塔載車両の説明図、第３図は
第２図の平面図、第４図は安定度の変化を示す説明図、
第５図は本発明を適用した場合の過負荷防止装置のブ０
ツク線図である。 Ｗｌ・・・クレーン強度定格荷重、Ｗ、・・・最も安定
の悪い位置での安定度定格荷重、Ｗ、・・・安定度定格
荷重、Ｋ・・・安定度係数。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 】　クレーンの旋回位置により安定度が変化するクレー
   ン塔載車両であって、クレーンの旋回位置を連続的に検
   出する検出器を設けてこれにより旋回位置に応じた安定
   度係数（３）を設定し、この車両の安定度定格荷重（Ｗ
   。）をＷｌ　＝　’Ａ’Ｈ＋　Ｋ　（ＷＩ”、）、０≦
   に≦１により設定するよう構成したことを特徴とするク
   レーン塔載車両における安定度定格荷重設定方法。 但し、Ｗｌ：クレーン強度から設定される定格荷重。 Ｗ２：最も安定の悪い位置ての安定度定格荷重。