JP2835537B2 - 車両用盗難防止装置 - Google Patents
車両用盗難防止装置Info
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- JP2835537B2 JP2835537B2 JP24683990A JP24683990A JP2835537B2 JP 2835537 B2 JP2835537 B2 JP 2835537B2 JP 24683990 A JP24683990 A JP 24683990A JP 24683990 A JP24683990 A JP 24683990A JP 2835537 B2 JP2835537 B2 JP 2835537B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 駐車中の車両の傾斜変化を検出する車両用盗難警報装
置に関し、 初期傾斜角の違いによる感度変化を防止することを目
的とし、 車両の傾斜角を検出する加速度センサと、該車両の駐
車開始時の初期傾斜角を記憶し、該初期傾斜角とその後
の該車両の傾斜角との差が所定のしきい値を越えたとき
警報出力を生ずる処理器とを備え、該処理器は前記しき
い値を初期傾斜角が大きいほど小さくするよう構成す
る。
置に関し、 初期傾斜角の違いによる感度変化を防止することを目
的とし、 車両の傾斜角を検出する加速度センサと、該車両の駐
車開始時の初期傾斜角を記憶し、該初期傾斜角とその後
の該車両の傾斜角との差が所定のしきい値を越えたとき
警報出力を生ずる処理器とを備え、該処理器は前記しき
い値を初期傾斜角が大きいほど小さくするよう構成す
る。
本発明は、駐車中の車両の傾斜変化を検出する車両用
盗難防止装置に関する。
盗難防止装置に関する。
駐車中の車両をジャッキアップするタイヤ盗難や、レ
ッカー車を利用した車両そのものの盗難は、車両の傾斜
角の変化を監視することで検出できる。車両の傾斜角そ
のものは加速度センサで検出できるが、傾斜変化は駐車
開始時の初期傾斜角を基準に検出する必要がある。
ッカー車を利用した車両そのものの盗難は、車両の傾斜
角の変化を監視することで検出できる。車両の傾斜角そ
のものは加速度センサで検出できるが、傾斜変化は駐車
開始時の初期傾斜角を基準に検出する必要がある。
直流的な傾斜変化検出方式は駐車開始時の傾斜センサ
の出力(初期傾斜角)を記憶しておき、これをその後の
傾斜角と比較しながら各時点の傾斜変化を求める。
の出力(初期傾斜角)を記憶しておき、これをその後の
傾斜角と比較しながら各時点の傾斜変化を求める。
これに対し、交流的な傾斜変化検出方式は傾斜センサ
出力を微分することで傾斜変化を求める。
出力を微分することで傾斜変化を求める。
ところで、加速度センサは第2図(a)のように加速
度Gに比例した出力を生ずるため、角度θに対しては同
図(b)のように非直線的な出力となる。このため、直
流的な傾斜変化検出方式では駐車開始時の初期傾斜角が
大きいほど単位角度当りのセンサ出力変化は小さくな
る。
度Gに比例した出力を生ずるため、角度θに対しては同
図(b)のように非直線的な出力となる。このため、直
流的な傾斜変化検出方式では駐車開始時の初期傾斜角が
大きいほど単位角度当りのセンサ出力変化は小さくな
る。
車両用盗難防止装置は駐車中の車両が例えば3゜傾斜
したら警報を出力するというものであるが、これを加速
度センサの出力電圧が一定値以上変化したら警報を出す
というように設定すると、初期傾斜角が大きいほど誤差
が増大して検出感度が低下する欠点がある。
したら警報を出力するというものであるが、これを加速
度センサの出力電圧が一定値以上変化したら警報を出す
というように設定すると、初期傾斜角が大きいほど誤差
が増大して検出感度が低下する欠点がある。
本発明は、このような初期傾斜角の違いによる感度変
化を防止することを目的としている。
化を防止することを目的としている。
第1図は本発明の構成図で、1は加速度センサ、2は
DCアンプ、3はローパスフィルタ、4はA/D変換器、5
はマイクロコンピュータ(マイコン)を用いた処理器で
ある。
DCアンプ、3はローパスフィルタ、4はA/D変換器、5
はマイクロコンピュータ(マイコン)を用いた処理器で
ある。
加速度センサ1は車両に固定され、その傾斜角に応じ
た第2図(b)の出力電圧を生ずる。DCアンプ2はセン
サ1の出力を増幅し、フィルタ3は増幅出力から車両の
振動等によるノイズを除去する。これはマイコン5のソ
フトフィルタで行ってもよい。A/D変換器4はフィルタ
3のアナログ出力電圧をデジタル値に変換してマイコン
5に入力する。
た第2図(b)の出力電圧を生ずる。DCアンプ2はセン
サ1の出力を増幅し、フィルタ3は増幅出力から車両の
振動等によるノイズを除去する。これはマイコン5のソ
フトフィルタで行ってもよい。A/D変換器4はフィルタ
3のアナログ出力電圧をデジタル値に変換してマイコン
5に入力する。
マイコン5は駐車開始時の初期傾斜角を記憶し、以後
の傾斜角との差(変化量)を算出する。そして、変化量
が所定のしきい値に達したら警報を出力するが、本発明
ではこのしきい値を初期傾斜角に応じて可変し、初期傾
斜角の大小によって感度変化が生じないようにする。
の傾斜角との差(変化量)を算出する。そして、変化量
が所定のしきい値に達したら警報を出力するが、本発明
ではこのしきい値を初期傾斜角に応じて可変し、初期傾
斜角の大小によって感度変化が生じないようにする。
初期傾斜角Aをそれぞれ0゜,5゜,10゜,……とした
ときの3゜傾いた角度Bは3゜,8゜,13゜,……である
が、このときの加速度変化(sinB−sinA)は表1に示す
ように初期傾斜角Aの値が大きくなるにつれ縮小する。
ときの3゜傾いた角度Bは3゜,8゜,13゜,……である
が、このときの加速度変化(sinB−sinA)は表1に示す
ように初期傾斜角Aの値が大きくなるにつれ縮小する。
例えばA=0゜のときのsinB−sinAは0.0523359である
が、A=20゜のときのそれは0.0487109であり、A=0
゜のときを基準にすると実に6.926%の誤差を持つ。従
って、A=0゜に適したしきい値を設定すると、A=20
゜付近では3゜傾いても警報が出ないという感度低下を
招く。そこで本発明では初期傾斜角Aに応じてしきい値
を可変設定する。細かくは加速度センサの出力特性を補
償するしきい値テーブルを用いればよいが、実用上は複
数のしきい値で対応できる。例えば表1の初期傾斜角A
をそれぞれ基準から誤差幅2%の3つのグループA=0
゜〜10゜、A=11゜〜15゜、A=16゜〜20゜に分けるこ
とができるので、この3つのグループに対応して3つの
しきい値を設定し、実際の初期傾斜角が属するグループ
のしきい値を使用する。
が、A=20゜のときのそれは0.0487109であり、A=0
゜のときを基準にすると実に6.926%の誤差を持つ。従
って、A=0゜に適したしきい値を設定すると、A=20
゜付近では3゜傾いても警報が出ないという感度低下を
招く。そこで本発明では初期傾斜角Aに応じてしきい値
を可変設定する。細かくは加速度センサの出力特性を補
償するしきい値テーブルを用いればよいが、実用上は複
数のしきい値で対応できる。例えば表1の初期傾斜角A
をそれぞれ基準から誤差幅2%の3つのグループA=0
゜〜10゜、A=11゜〜15゜、A=16゜〜20゜に分けるこ
とができるので、この3つのグループに対応して3つの
しきい値を設定し、実際の初期傾斜角が属するグループ
のしきい値を使用する。
第3図は3つのしきい値として角度変化量で3゜、2.
93゜、2.86゜を使用する実施例のフローチャートであ
る。この処理は車両のドアを外部からキーロックしたと
きにスタートし、ステップS1で車両が安定するに充分な
時間(30s)を待って盗難監視に入る。最初はステップS
2,S3で初期傾斜角Aが属するグループを判別する。10゜
以下であれば第1グループなのでステップS4でフラグに
1をセットする。また10゜超15゜以下であれば第2グル
ープなのでステップS5でフラグに2をセットする。更に
15゜超であれば第3グループなのでステップS6でフラグ
に3をセットする。
93゜、2.86゜を使用する実施例のフローチャートであ
る。この処理は車両のドアを外部からキーロックしたと
きにスタートし、ステップS1で車両が安定するに充分な
時間(30s)を待って盗難監視に入る。最初はステップS
2,S3で初期傾斜角Aが属するグループを判別する。10゜
以下であれば第1グループなのでステップS4でフラグに
1をセットする。また10゜超15゜以下であれば第2グル
ープなのでステップS5でフラグに2をセットする。更に
15゜超であれば第3グループなのでステップS6でフラグ
に3をセットする。
次にステップS7,S8でフラグの値を判別し、フラグ=
1のときはステップS9でしきい値を3゜とした変化量判
別を行う。また、フラグ=2のときはしきい値を2.93゜
とした変化量判定を行い、さらにフラグ=3のときはし
きい値を2.86゜とした変化量判定を行う。そして、これ
らのステップS9〜S11で相応の変化量が検出されたとき
はステップS12〜S14で警報出力を出す。
1のときはステップS9でしきい値を3゜とした変化量判
別を行う。また、フラグ=2のときはしきい値を2.93゜
とした変化量判定を行い、さらにフラグ=3のときはし
きい値を2.86゜とした変化量判定を行う。そして、これ
らのステップS9〜S11で相応の変化量が検出されたとき
はステップS12〜S14で警報出力を出す。
以上述べたように本発明によれば、加速度センサを用
いて直流的に車両の傾斜変化を監視する車両用盗難警報
装置において、初期傾斜角の違いによる感度変化を抑え
ることができる利点がある。
いて直流的に車両の傾斜変化を監視する車両用盗難警報
装置において、初期傾斜角の違いによる感度変化を抑え
ることができる利点がある。
第1図は本発明の構成図、 第2図は加速度センサの出力特性図、 第3図は本発明の実施例のフローチャートである。 図中、1は加速度センサ、5は処理器である。
Claims (1)
- 【請求項1】車両の傾斜角を検出する加速度センサ
(1)と、 該車両の駐車開始時の初期傾斜角を記憶し、該初期傾斜
角とその後の該車両の傾斜角との差が所定のしきい値を
越えたとき警報出力を生ずる処理器(5)とを備え、 該処理器は前記しきい値を初期傾斜角が大きいほど小さ
くすることを特徴とする車両用盗難防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24683990A JP2835537B2 (ja) | 1990-09-17 | 1990-09-17 | 車両用盗難防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24683990A JP2835537B2 (ja) | 1990-09-17 | 1990-09-17 | 車両用盗難防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123956A JPH04123956A (ja) | 1992-04-23 |
JP2835537B2 true JP2835537B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=17154469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24683990A Expired - Fee Related JP2835537B2 (ja) | 1990-09-17 | 1990-09-17 | 車両用盗難防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2835537B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004005087A1 (ja) * | 2002-07-08 | 2004-01-15 | Kabushiki Kaisha Moric | 車両用盗難防止方法及び装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4581960B2 (ja) * | 2005-10-24 | 2010-11-17 | 株式会社デンソー | 車両盗難防止システム |
DE102006050591B4 (de) * | 2005-10-28 | 2015-05-07 | Denso Corporation | Diebstahlsicherungssystem für Fahrzeuge |
JP4613850B2 (ja) * | 2006-02-10 | 2011-01-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車両盗難防止装置 |
JP5749027B2 (ja) * | 2011-02-08 | 2015-07-15 | 加賀電子株式会社 | 盗難防止装置、盗難防止方法および盗難防止プログラム |
WO2016052703A1 (ja) * | 2014-10-03 | 2016-04-07 | ヤンマー株式会社 | 通報システム |
-
1990
- 1990-09-17 JP JP24683990A patent/JP2835537B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2004005087A1 (ja) * | 2002-07-08 | 2004-01-15 | Kabushiki Kaisha Moric | 車両用盗難防止方法及び装置 |
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---|---|
JPH04123956A (ja) | 1992-04-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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