JPS5953305B2 - 塗料用樹脂組成物 - Google Patents
塗料用樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS5953305B2 JPS5953305B2 JP8356181A JP8356181A JPS5953305B2 JP S5953305 B2 JPS5953305 B2 JP S5953305B2 JP 8356181 A JP8356181 A JP 8356181A JP 8356181 A JP8356181 A JP 8356181A JP S5953305 B2 JPS5953305 B2 JP S5953305B2
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- JP
- Japan
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- parts
- adhesion
- chlorinated
- polyolefin
- acrylic copolymer
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塗料用樹脂組成物に関するものであり、更に詳
しくは、未処理ポリオレフィン成形品、フィルム等のポ
リオレフィン素材に対してプライマーとしての機能とワ
ンコートでも使用することのできる付着性、耐溶剤性良
好な塗料用樹脂組成物に関するものである。
しくは、未処理ポリオレフィン成形品、フィルム等のポ
リオレフィン素材に対してプライマーとしての機能とワ
ンコートでも使用することのできる付着性、耐溶剤性良
好な塗料用樹脂組成物に関するものである。
従来のアルキッド、アクリル、エポキシ樹脂等で形成さ
れる塗料は、極性が小さい結晶性ポリオレフィンからな
る成形品又はフィルムに対し、ほとんど付着性を有して
いない。
れる塗料は、極性が小さい結晶性ポリオレフィンからな
る成形品又はフィルムに対し、ほとんど付着性を有して
いない。
ポリオレフィン素材に塗装する方法としてはプライマー
として、例えばアタクチツクポリプロピレンの無水マレ
イン酸変性物、エチレン−プロピレン共重合体のマレイ
ン酸変性物等が提示されている。
として、例えばアタクチツクポリプロピレンの無水マレ
イン酸変性物、エチレン−プロピレン共重合体のマレイ
ン酸変性物等が提示されている。
しかし、これ等はポリオレフィン素材に対する付着性は
良いが、トップコートとの層間付着性が悪く、又クリヤ
ー塗料として使用した場合塗膜が白濁するので、顔料を
含んだエナメル塗料系にしか適用出来ないという欠点が
ある。また、塩素化ポリオレフィン自体をプライマーと
して用い、トップコートにアクリル樹脂等を塗布する方
法が知られているが、かかる方法はトップコートとの層
間付着性、耐溶剤性、長期にわたる耐久付着性が低下す
るという欠点がある。
良いが、トップコートとの層間付着性が悪く、又クリヤ
ー塗料として使用した場合塗膜が白濁するので、顔料を
含んだエナメル塗料系にしか適用出来ないという欠点が
ある。また、塩素化ポリオレフィン自体をプライマーと
して用い、トップコートにアクリル樹脂等を塗布する方
法が知られているが、かかる方法はトップコートとの層
間付着性、耐溶剤性、長期にわたる耐久付着性が低下す
るという欠点がある。
更に、塩素化ポリオレフィン自体をトップコートとして
用いることも知られているが塗膜の硬度、耐溶剤性が著
しく悪くなるので実用性が乏しい。ポリオレフィン素材
に対して長期の付着性、トップコートとの層間付着性を
保持し、耐溶剤性、硬度等の塗膜性能を改良した塗料用
樹脂組成物としては、塩素化ポリオレフィンとアクリル
共重合体とからなる樹脂組成物が有効であるが、アクリ
ル共重合体と塩素化ポリオレフィンの配合によつて形成
される組成物は、次の様な問題を包含している。
用いることも知られているが塗膜の硬度、耐溶剤性が著
しく悪くなるので実用性が乏しい。ポリオレフィン素材
に対して長期の付着性、トップコートとの層間付着性を
保持し、耐溶剤性、硬度等の塗膜性能を改良した塗料用
樹脂組成物としては、塩素化ポリオレフィンとアクリル
共重合体とからなる樹脂組成物が有効であるが、アクリ
ル共重合体と塩素化ポリオレフィンの配合によつて形成
される組成物は、次の様な問題を包含している。
即ち、塩素化率50重量%(以下%と略す)以上になる
と塩素化ポリオレフィンとアクリル共重合体との相溶性
は良くなるが、形成される塗膜の付着性及び耐溶剤性が
低下するため実用的使用は困難である。一方、付着性を
向上させるためには塩素化率50%以下、例えば塩素化
率35%近辺のアクリル塩素化ポリオレフィンを用いる
ことにより可能であるが、アクリル共重合体との相溶性
は欠如し、塗料の安定性は極めて悪くなり、実用的使用
が困難である。そこで本発明者らは、塩素化率50%以
下の塩素化ポリオレフインとアクリル共重合体との相溶
性を良化する方法について鋭意研究の結果、アクリル共
重合体の中にシクロヘキシル(メタ)アクリレートを導
入した重合体と塩素化判0%以下の塩素化ポリオレフイ
ンが著しく相溶性に優れており、しかもポリオレフイン
素材に対する長期の付着性、耐溶剤性、層間付着性にも
優れた塗膜性能を有することを見い出し本発明を完成す
るに至つた。
と塩素化ポリオレフィンとアクリル共重合体との相溶性
は良くなるが、形成される塗膜の付着性及び耐溶剤性が
低下するため実用的使用は困難である。一方、付着性を
向上させるためには塩素化率50%以下、例えば塩素化
率35%近辺のアクリル塩素化ポリオレフィンを用いる
ことにより可能であるが、アクリル共重合体との相溶性
は欠如し、塗料の安定性は極めて悪くなり、実用的使用
が困難である。そこで本発明者らは、塩素化率50%以
下の塩素化ポリオレフインとアクリル共重合体との相溶
性を良化する方法について鋭意研究の結果、アクリル共
重合体の中にシクロヘキシル(メタ)アクリレートを導
入した重合体と塩素化判0%以下の塩素化ポリオレフイ
ンが著しく相溶性に優れており、しかもポリオレフイン
素材に対する長期の付着性、耐溶剤性、層間付着性にも
優れた塗膜性能を有することを見い出し本発明を完成す
るに至つた。
即ち、本発明は、囚シクロヘキシル(メタ)ク,りレー
ト5〜100%及びこれと共重合可能なα−β不飽和単
量体0〜95%とからなるアクリル共重合体10〜90
重量部と(B)塩素化率50%以下の塩素化ポリオレフ
イン90〜10重量部とからなる塗料用樹脂組成物を堤
供し、特にポリオレフイン素材に対,するプライマーと
して、またはワンコートも使用出来る塗料用樹脂組成物
を堤供するものである。
ト5〜100%及びこれと共重合可能なα−β不飽和単
量体0〜95%とからなるアクリル共重合体10〜90
重量部と(B)塩素化率50%以下の塩素化ポリオレフ
イン90〜10重量部とからなる塗料用樹脂組成物を堤
供し、特にポリオレフイン素材に対,するプライマーと
して、またはワンコートも使用出来る塗料用樹脂組成物
を堤供するものである。
本発明は塩素化率50%以下の塩素化ポリオレフインが
本発明以外のアクリル系樹脂と相溶しないのに対し、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート.を必須成分とする
アクリル系重合体塩素化率50%以下の塩素化ポリオレ
フインとの間に優れた相溶性を示し、かつかかるアクリ
ル系重合体10〜90重量部とかかる塩素化ポリオレフ
イン90〜10重量部とからなるためポリオレフイン素
材に対する極めて良好な付着性を保持し、かつ付着性が
長期にわたり維持され、その塗膜の耐溶剤性、層間付着
性に優れた塗料用樹脂組成物をもたらすことができる。
本発明で用いられる囚成分はシクロヘキシル(メタ)ア
クリレート5〜100%及びこれと共重合可能なα一β
不飽和単量体0〜95%との重合体である。
本発明以外のアクリル系樹脂と相溶しないのに対し、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート.を必須成分とする
アクリル系重合体塩素化率50%以下の塩素化ポリオレ
フインとの間に優れた相溶性を示し、かつかかるアクリ
ル系重合体10〜90重量部とかかる塩素化ポリオレフ
イン90〜10重量部とからなるためポリオレフイン素
材に対する極めて良好な付着性を保持し、かつ付着性が
長期にわたり維持され、その塗膜の耐溶剤性、層間付着
性に優れた塗料用樹脂組成物をもたらすことができる。
本発明で用いられる囚成分はシクロヘキシル(メタ)ア
クリレート5〜100%及びこれと共重合可能なα一β
不飽和単量体0〜95%との重合体である。
それらはラジカル基を発生する重合開始剤、例えばペン
ゾイルバーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリルを
用いて溶液重合等により容易に生成する事が出来る。共
重合可能なα−β不飽和単量体としては、好ましくは(
メタ)アクリル酸エステル、例えば(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸ブチル、(メタ)アクリル酸2エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル等が挙げられる。また水酸基、
グリシジル基、酸基等の官能基含有単量体を一部併用し
ても何等問題はなく、これら官能基含有単量体をアクリ
ル系重合体の成分として共重合させることは特に耐溶剤
性の点で著しい改良を計る事が出来るので好ましい。ま
た、スチレン、不飽和二塩基酸のジエステル、例えばジ
ブチルフマレート、ジメチルマレート、ジブチルイタコ
ネート等も同様に使用出来るし、(メタ)アクリルニト
リル、ジメチルアミノエチルメタタリレート等塗膜性能
に応じて任意に共重合しても何等支障はない。シクロヘ
キシル(メタ)アクリレートとしては、5〜100%用
いられるが、5%より少ないと相溶性の点で問題があり
、より好ましくは25〜100%用いられる。
ゾイルバーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリルを
用いて溶液重合等により容易に生成する事が出来る。共
重合可能なα−β不飽和単量体としては、好ましくは(
メタ)アクリル酸エステル、例えば(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸ブチル、(メタ)アクリル酸2エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル等が挙げられる。また水酸基、
グリシジル基、酸基等の官能基含有単量体を一部併用し
ても何等問題はなく、これら官能基含有単量体をアクリ
ル系重合体の成分として共重合させることは特に耐溶剤
性の点で著しい改良を計る事が出来るので好ましい。ま
た、スチレン、不飽和二塩基酸のジエステル、例えばジ
ブチルフマレート、ジメチルマレート、ジブチルイタコ
ネート等も同様に使用出来るし、(メタ)アクリルニト
リル、ジメチルアミノエチルメタタリレート等塗膜性能
に応じて任意に共重合しても何等支障はない。シクロヘ
キシル(メタ)アクリレートとしては、5〜100%用
いられるが、5%より少ないと相溶性の点で問題があり
、より好ましくは25〜100%用いられる。
又共重合可能なα−β不飽和単量体0〜95%用いられ
るが、95%より多いと相溶性の点で問題があり、より
好ましくはO〜75%用いられる。(3)成分の塩素化
ポリオレフインとしては、エチレン、プロピレン、1−
ブテン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ベ
ンゼン等のα−オレフインの単独重合体もしくは共重合
体、又はα−オレフインと他の単量体との共重合体、例
えばエチレン一酢酸ビニル、エチレン−ブタジエン、エ
チレン−アクリル酸エステルの共重合体を塩素化したも
のが供せられるか、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプ
ロピレン、塩素化ポリプロピレン−エチレン共重合体、
塩素化エチレン一酢酸ビニル等が好適である。
るが、95%より多いと相溶性の点で問題があり、より
好ましくはO〜75%用いられる。(3)成分の塩素化
ポリオレフインとしては、エチレン、プロピレン、1−
ブテン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ベ
ンゼン等のα−オレフインの単独重合体もしくは共重合
体、又はα−オレフインと他の単量体との共重合体、例
えばエチレン一酢酸ビニル、エチレン−ブタジエン、エ
チレン−アクリル酸エステルの共重合体を塩素化したも
のが供せられるか、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプ
ロピレン、塩素化ポリプロピレン−エチレン共重合体、
塩素化エチレン一酢酸ビニル等が好適である。
また、塩素化ポリオレフインとしては塩素化率50%以
下の塩素化ポリオレフインを用いる。その塩素化率50
%を越すと、ポリオレフイン素材に対する付着性が低下
するため、塩素化率は、付着性、可撓性、硬度等、塗膜
性能を考慮して決定され、好ましくは塩素化率15〜4
0%のものが最も均衡ある塗膜性能を付与することが出
来るので良い。アクリル共重合体囚と塩素化ポリオレフ
イン(B)とは、10/90〜90/10の重量比で用
いられるが、塩素化ポリオレフインが10重量部より少
なくなるとポリオレフイン素材に対する付着性が低下し
、塩素化ポリオレフインの量が90重量部より多くなる
ど著しく耐溶剤性が低下するので好ましくない。
下の塩素化ポリオレフインを用いる。その塩素化率50
%を越すと、ポリオレフイン素材に対する付着性が低下
するため、塩素化率は、付着性、可撓性、硬度等、塗膜
性能を考慮して決定され、好ましくは塩素化率15〜4
0%のものが最も均衡ある塗膜性能を付与することが出
来るので良い。アクリル共重合体囚と塩素化ポリオレフ
イン(B)とは、10/90〜90/10の重量比で用
いられるが、塩素化ポリオレフインが10重量部より少
なくなるとポリオレフイン素材に対する付着性が低下し
、塩素化ポリオレフインの量が90重量部より多くなる
ど著しく耐溶剤性が低下するので好ましくない。
!よケ好ましい(A)/(B)の重量比は20/80〜
80/20である。本発明の塗料用樹脂組成物は、優れ
た相溶性を有するとともに、長期にわたる付着性、トツ
プコートとの層間付着性、耐溶剤性に秀れた塗膜性能を
与え、種々のポリオレフイン素材に広範囲に使用出来る
ものである。
80/20である。本発明の塗料用樹脂組成物は、優れ
た相溶性を有するとともに、長期にわたる付着性、トツ
プコートとの層間付着性、耐溶剤性に秀れた塗膜性能を
与え、種々のポリオレフイン素材に広範囲に使用出来る
ものである。
例えばポリオレフイン成形品に対する塗装においてプラ
イマーとして用いても良いし、又種々の構造物に対しト
ツプコートとして用いることが出来る。またポリオレフ
インフイルムの印刷適性向上のためにプライマーとして
用いてもよいし、一部印刷用インキ用バインダーとして
も利用する事が出来る。本発明の組成物はポリオレフイ
ン素材、例えばエチレン、プロピレン、4−ブテン、3
−メチル−1−ベンゼン等のα−オレフインの単独重合
体、もしくは共重合体の成形品フイルム等の塗装に適用
出来るものであり、特に酸化チタン、タルク、シリカ等
の充填剤を合計したポリオレフイン成形品に優れた付着
性を示すものである。
イマーとして用いても良いし、又種々の構造物に対しト
ツプコートとして用いることが出来る。またポリオレフ
インフイルムの印刷適性向上のためにプライマーとして
用いてもよいし、一部印刷用インキ用バインダーとして
も利用する事が出来る。本発明の組成物はポリオレフイ
ン素材、例えばエチレン、プロピレン、4−ブテン、3
−メチル−1−ベンゼン等のα−オレフインの単独重合
体、もしくは共重合体の成形品フイルム等の塗装に適用
出来るものであり、特に酸化チタン、タルク、シリカ等
の充填剤を合計したポリオレフイン成形品に優れた付着
性を示すものである。
本発明の塗料用樹脂組成物は、顔料、レベリング剤を配
合し、エナメル塗料として使用しても良いし、クリアー
のまま塗布しても良い。以下に、合成例及び実施例をも
つて詳細に説明するが、文中「部」は「重量部」を示す
。
合し、エナメル塗料として使用しても良いし、クリアー
のまま塗布しても良い。以下に、合成例及び実施例をも
つて詳細に説明するが、文中「部」は「重量部」を示す
。
合成例−1
攪拌機、冷却器を備えつけた反応器にトルエン80gを
供給し、反応器内温度105℃に昇温した。
供給し、反応器内温度105℃に昇温した。
シクロヘキシルメタアクリレート100g及び重合触媒
アゾビスブチロニトリル0.5gを20gのトルエンに
溶解した溶解物を併行して3時間かけて滴下した。。後
105℃、10時間保持したところ、不揮発分50.4
%のシクロヘキシルメタアクリレート単独重合体を得た
。このアクリル共重合体を樹脂A−1とする。合成例−
2 合成例−1と同様の反応器にトルエン80gを供給し反
応器内温度を105℃に昇温した。
アゾビスブチロニトリル0.5gを20gのトルエンに
溶解した溶解物を併行して3時間かけて滴下した。。後
105℃、10時間保持したところ、不揮発分50.4
%のシクロヘキシルメタアクリレート単独重合体を得た
。このアクリル共重合体を樹脂A−1とする。合成例−
2 合成例−1と同様の反応器にトルエン80gを供給し反
応器内温度を105℃に昇温した。
シクロヘキシルメタクリレート30g及びメタクリン酸
メチル70gの混合物、重合触媒としてベンゾイルパー
オキサイド、0.5gを20gのトルエンに溶解した溶
解物を併行して3時間かけて滴下した。以後105℃に
10時間保持したところ、不揮発分50.2%のシクロ
ヘキシルメタアクリレート含有アクリル樹脂を得た。こ
のアクリル共重合体を樹脂A−2とする。合成例−3 合成例−1と同様の反応器にトルエン80gを供給し反
応器内温度を105℃に昇温し、シクロヘキシルメタク
リレート30g、メタクリル酸メチル50g、メタクリ
ル酸n−ブチル20gの混合物及び重合触媒ベンゾイル
パーオキサイド0.7gを20gのトルエンに溶解した
溶解物を併行して3時間かけて滴下した。
メチル70gの混合物、重合触媒としてベンゾイルパー
オキサイド、0.5gを20gのトルエンに溶解した溶
解物を併行して3時間かけて滴下した。以後105℃に
10時間保持したところ、不揮発分50.2%のシクロ
ヘキシルメタアクリレート含有アクリル樹脂を得た。こ
のアクリル共重合体を樹脂A−2とする。合成例−3 合成例−1と同様の反応器にトルエン80gを供給し反
応器内温度を105℃に昇温し、シクロヘキシルメタク
リレート30g、メタクリル酸メチル50g、メタクリ
ル酸n−ブチル20gの混合物及び重合触媒ベンゾイル
パーオキサイド0.7gを20gのトルエンに溶解した
溶解物を併行して3時間かけて滴下した。
。後105℃に10時間保持したところ不揮発分50.
5%のシクロヘキシルメタクリレート含有アクリル共重
合体を得た。このアクリル共重合体を樹脂A−3とする
。合成例−4 合成例−1と同様の反応器にトルエン80gを供給し、
反応器内温度を105℃に昇温した。
5%のシクロヘキシルメタクリレート含有アクリル共重
合体を得た。このアクリル共重合体を樹脂A−3とする
。合成例−4 合成例−1と同様の反応器にトルエン80gを供給し、
反応器内温度を105℃に昇温した。
シクロヘキシルメタクリレート50g、メタクリル酸メ
チル45g、β−ヒドロキシエチルメタクリレート5g
の混合物、及びアゾビスイソブチロニトリル1gを20
gのトルエンに溶解した溶解物を併行して3時間かけて
滴下した。以後同温度に105℃、10時間保持した。
不揮発分50.2%のシクロヘキシルメタクリレート含
有アクリル共重合体を得た。このアクリル共重合体を樹
脂A−4とする。合成例−5 合成例−1と同様の反応器にトルエン80gを供給し、
反応器内温度を105℃に昇温した。
チル45g、β−ヒドロキシエチルメタクリレート5g
の混合物、及びアゾビスイソブチロニトリル1gを20
gのトルエンに溶解した溶解物を併行して3時間かけて
滴下した。以後同温度に105℃、10時間保持した。
不揮発分50.2%のシクロヘキシルメタクリレート含
有アクリル共重合体を得た。このアクリル共重合体を樹
脂A−4とする。合成例−5 合成例−1と同様の反応器にトルエン80gを供給し、
反応器内温度を105℃に昇温した。
メタクリル酸メチル80g、アクリル酸ブチル20gの
混合物及び重合触媒としてアゾビスイソブチロニトリル
0.5gを20gのトルエンに溶解した溶解物を併行し
て3時間かけて滴下した。以後、105℃に10時間保
持したところ不揮発分50.1%のアクリル共重合体を
得た。このアクリル共重合体を樹脂A−5とする。実施
例−1 合成例−1において得られたアクリル共重合体、樹脂A
−1160部に塩素化率32%の塩素化ポリプロピレン
(山陽国策パルプ(株)製、スーパークロンJモV3H)
44.5部をクリアーで混合した。
混合物及び重合触媒としてアゾビスイソブチロニトリル
0.5gを20gのトルエンに溶解した溶解物を併行し
て3時間かけて滴下した。以後、105℃に10時間保
持したところ不揮発分50.1%のアクリル共重合体を
得た。このアクリル共重合体を樹脂A−5とする。実施
例−1 合成例−1において得られたアクリル共重合体、樹脂A
−1160部に塩素化率32%の塩素化ポリプロピレン
(山陽国策パルプ(株)製、スーパークロンJモV3H)
44.5部をクリアーで混合した。
トノレエンでフオードカツプNO.4で25秒になるよ
うに粘度調節を行い、ポリプロピレン成形品(三菱油化
(株)製、ノーフレンB3B以下省略する)にスプレー
塗装を行い。80℃、30分で強制乾燥した。
うに粘度調節を行い、ポリプロピレン成形品(三菱油化
(株)製、ノーフレンB3B以下省略する)にスプレー
塗装を行い。80℃、30分で強制乾燥した。
この混合物は溶液状態及びクリアーフィルムにおいても
相溶性は良好で、得られたフイルムはポリプロピレン成
形品に付着性良好で、6ケ月後における基板目テストに
おいても付着性は良好で、耐久付着性は維持されていた
。鉛筆硬度はF−Hで、耐溶剤性も良好であつた。実施
例−2 合成例−2において得られたアクリル共重合体樹脂A−
2140部に塩素化率32%の塩素化ポリプロピレン(
山陽国策パルプ(株)製、スーパークロンJモV3H)2
2部、塩素化エチレン一酢酸ビニル共重合体(東洋化成
製、ハードレン14EV)100部をクリアーで配合し
た。
相溶性は良好で、得られたフイルムはポリプロピレン成
形品に付着性良好で、6ケ月後における基板目テストに
おいても付着性は良好で、耐久付着性は維持されていた
。鉛筆硬度はF−Hで、耐溶剤性も良好であつた。実施
例−2 合成例−2において得られたアクリル共重合体樹脂A−
2140部に塩素化率32%の塩素化ポリプロピレン(
山陽国策パルプ(株)製、スーパークロンJモV3H)2
2部、塩素化エチレン一酢酸ビニル共重合体(東洋化成
製、ハードレン14EV)100部をクリアーで配合し
た。
フオードカツプNO.4で25秒になるようにトルエン
で粘度調節を行い、ポリプロピレン成形品にスプレー塗
装を行つて80℃、30分で強制乾燥した。この混合物
は溶液状態及びクリアーフィルムいおいても相溶性は良
好で、得られたフイルムはポリプロピレン成形品に付着
性良好で、6ケ月後における基板目テストにおいても付
着性は良好で耐久付着性は維持されていた。鉛筆硬度は
H−2Hで耐溶剤性も良好であつた。実施例−3 合成例−3におい得られた樹脂A−3140部に塩素化
率27%の塩素化エチレン−プロピレン共重合体200
部をクリアーで配合した。
で粘度調節を行い、ポリプロピレン成形品にスプレー塗
装を行つて80℃、30分で強制乾燥した。この混合物
は溶液状態及びクリアーフィルムいおいても相溶性は良
好で、得られたフイルムはポリプロピレン成形品に付着
性良好で、6ケ月後における基板目テストにおいても付
着性は良好で耐久付着性は維持されていた。鉛筆硬度は
H−2Hで耐溶剤性も良好であつた。実施例−3 合成例−3におい得られた樹脂A−3140部に塩素化
率27%の塩素化エチレン−プロピレン共重合体200
部をクリアーで配合した。
実施例−1,,、33?..{轡樺仁ポリプロピレン成
形品に塗装した。実施備−4合成例−46において得ら
れたアクリル共重合体、樹脂A−4140部に塩素化率
32%の塩素化ポリプロピレン67部をクリアーで配合
した。
形品に塗装した。実施備−4合成例−46において得ら
れたアクリル共重合体、樹脂A−4140部に塩素化率
32%の塩素化ポリプロピレン67部をクリアーで配合
した。
実施z例−1と同様にポリプロピレン成形品を塗装した
。実施例−5 合成例−1において得られたアクリル共重合体、樹脂A
−1160部に酸化チタン(石原産業(株)製、タイペ
ークR−820)50部を練肉し、塩素化率32%の塩
素化ポリプロピレン44.5部でレツツダウンし、フオ
ードカツプNO.4で25秒になるようにトルエンで粘
度調節を行いポリプロピレン成形品にスプレー塗装した
。
。実施例−5 合成例−1において得られたアクリル共重合体、樹脂A
−1160部に酸化チタン(石原産業(株)製、タイペ
ークR−820)50部を練肉し、塩素化率32%の塩
素化ポリプロピレン44.5部でレツツダウンし、フオ
ードカツプNO.4で25秒になるようにトルエンで粘
度調節を行いポリプロピレン成形品にスプレー塗装した
。
比較例−1
合成例−5で得られたアクリル共重合体、樹脂A−51
60部に塩素化率32%の塩素化ポリプロピレン44.
5部をクリアーで配合した。
60部に塩素化率32%の塩素化ポリプロピレン44.
5部をクリアーで配合した。
実施例−1と同様にポリプロピレン成形品にスプレー塗
装した。クリアー系での混合物は相溶性を有せず、又形
成される塗膜はポリプロピレン成形品に対する付着性を
有せず、耐溶剤性が著しく悪かつた。比較例−2合成例
−1で得られたアクリル共重合体、樹脂A−1160部
に塩素化率66%の塩素化ポリプロピレン(山陽国策パ
ルプ(株)製、スーパークロン507、不揮発分40%
)50部を配合し、実施例−1同様にポリプロピレン成
形品に塗装した。
装した。クリアー系での混合物は相溶性を有せず、又形
成される塗膜はポリプロピレン成形品に対する付着性を
有せず、耐溶剤性が著しく悪かつた。比較例−2合成例
−1で得られたアクリル共重合体、樹脂A−1160部
に塩素化率66%の塩素化ポリプロピレン(山陽国策パ
ルプ(株)製、スーパークロン507、不揮発分40%
)50部を配合し、実施例−1同様にポリプロピレン成
形品に塗装した。
実施例1〜5、比較例1〜2の試験結果をまとめて表−
1に示す。
1に示す。
Claims (1)
- 1 (A)シクロヘキシル(メタ)クリレート5〜10
0重量%及びこれと共重合可能なα−β不飽和単量体0
〜95重量とからなる重合体……10〜90重量部と、
(B)塩素化率50%以下の塩素化ポリオレフィン……
90〜10重量部とからなる塗料用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8356181A JPS5953305B2 (ja) | 1981-05-30 | 1981-05-30 | 塗料用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8356181A JPS5953305B2 (ja) | 1981-05-30 | 1981-05-30 | 塗料用樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57198764A JPS57198764A (en) | 1982-12-06 |
JPS5953305B2 true JPS5953305B2 (ja) | 1984-12-24 |
Family
ID=13805921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8356181A Expired JPS5953305B2 (ja) | 1981-05-30 | 1981-05-30 | 塗料用樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5953305B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11485831B2 (en) | 2013-11-08 | 2022-11-01 | Dow Global Technologies Llc | Primerless paint composition, methods of manufacture thereof and articles comprising the same |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2873014B2 (ja) * | 1989-02-09 | 1999-03-24 | 日本クラウンコルク株式会社 | 懸賞用樹脂キャップ |
CN103951802B (zh) * | 2014-04-18 | 2017-01-18 | 江苏海耀化工有限公司 | 一种CIPP‑g‑PCHMA嵌段共聚物及其制备方法 |
-
1981
- 1981-05-30 JP JP8356181A patent/JPS5953305B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11485831B2 (en) | 2013-11-08 | 2022-11-01 | Dow Global Technologies Llc | Primerless paint composition, methods of manufacture thereof and articles comprising the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57198764A (en) | 1982-12-06 |
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