JPS5952839B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPS5952839B2
JPS5952839B2 JP52020449A JP2044977A JPS5952839B2 JP S5952839 B2 JPS5952839 B2 JP S5952839B2 JP 52020449 A JP52020449 A JP 52020449A JP 2044977 A JP2044977 A JP 2044977A JP S5952839 B2 JPS5952839 B2 JP S5952839B2
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octave
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gate
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茂 山田
潔 市川
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Nippon Gakki Co Ltd
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Nippon Gakki Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 この発明は電子楽器に関し、特にアルペジヨ演奏を行な
う自動伴奏装置および発生される楽音の音域を変化させ
る音域切替装置が設けられた電子楽器に関するものであ
る。
電子楽器は鍵盤部の押圧鍵の音高に対応した楽音を発生
するものであるが、演奏性を向上させるために自動アル
ペジヨ演奏を行なう自動伴奏装置が設けられている。
この自動アルペジヨ演奏は、伴奏用鍵盤の押鍵に基づい
て押圧鍵の音を所定時間間隔毎にオクターブを順次変更
(上昇または下降)しながらスイッチ等により予め設定
された複数のオクターブ範囲に亘つて発音するものであ
る。また電子楽器においては、発生される楽音の音域を
変化させて広範囲の楽音を得るために音域(す。クター
ブ)切替装置が設けられており、この音域切替装置を切
替設定することによつて、種々の音域の楽音が得られる
ようになつている。しかしながら、上述した従来の電子
楽器は、自動伴奏装置と音域切替装置とが互いに独立し
た状態で設けられているために、音域切替装置を音域が
高くなる方向に切替設定した状態のままで自動伴奏装置
を作動させると、自動伴奏装置によるアルペジヨ演奏音
が必要以上に高い音域まで移行して可聴領域を外れてし
まう場合が生じるという欠点を有している。
したがつてこの発明による目的は、自動伴奏装置と音域
切替装置とを有する電子楽器において、アルペジヨ演奏
音が可聴領域を外れることなく、所定の音域で正しく発
音されるようにすることである。
このような目的を達成するためにこの発明は、自動伴奏
装置の作動中は音域切替装置を不動作にしたものである
以下、図面を用いてこの発明による電子楽器を詳細に説
明する。第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を
説明するための基本となる電子楽器の概略を説明するた
めのブロック図であつて、1は例えば上鍵盤、下鍵盤、
ペダル鍵盤を具える鍵盤部、2はキーアサイナ、3は周
波数情報記憶装置、4はシフト回路、6はアキュムレー
タ、Tは波形メモリ、8はサウンドシステム、9はエン
ベロープ波形発生器、10はアルペジヨ・オクターブ移
動量設定スイッチ、11はエンコーダ、12はテンボク
ロツク発振器、13はアルペジヨ制御装置、14はアル
ペジヨ選択スイッチ、15は発音音域切替スイッチ、1
6はインバータ、1Ta〜1Tdはオアゲートである。
キーアサイナ2は、鍵盤部1に配置された各鍵のキース
イッチのオンまたはオフ動作を検出し、【一押圧された
鍵の発音を同時発音数に対応した複数の発音チヤンネル
のいずれかに割当てる。
なお、以下の説明では同時発音数を12音とし、これに
対応して発音チヤンネル数を12とする。このキーアサ
イナ2は、各チヤンネルに対応する記憶位置を有し、あ
る押圧鍵が割当てられたチヤンネルに対応する記憶位置
にその鍵を表わすキーデータKDを記憶し、各チヤンネ
ルに記憶したキーデータKDを時分割的に順次出力する
。従つて、鍵盤部1において同時に複数の鍵が押圧され
ている場合、各押圧鍵はそれぞれ別個のチヤンネルに発
音割当てされ、各チヤンネルに対応する記憶位置には、
割当てられた鍵を表わすキーデータKDがそれぞれ記憶
される。各記憶位置は、循環型シフトレジスタによつて
構成することができる。この場合、鍵盤部1における各
鍵を特定するキーデータK1)は、例えば第1表に示す
ように鍵盤の種類を表わす2ビツトの鍵盤コードK2,
Klと、オクターブ音域を表わす3ビツトのオクターブ
コードB,,B,,Blと、1オクターブ内の音名を表
わす4ビツトのノートコードN4,N3,N2,Nlと
からなる合計9ビツトによつて構成される。このキーア
サイナ2において各チヤンネルに割当てられた押圧鍵を
表わすキーデータKD(すなわち前記シフトレジスタに
記憶されたキーデータ)は、それぞれ割当てられたチヤ
ンネルの時間に−致して順次時分割的に出力される。こ
こで、各チヤンネルの時間はクロツクパルスφによつて
規定されるもので、1つのチヤンネル時間はクロツクパ
ルスφの1周期(例えば1μs)に相当する時間である
0そして各チヤンネル時間は12μs毎に繰り返す。ま
た、キーアサイナ2は押圧鍵が発音割当てされたチヤン
ネルにおいて、発音がなされるべきであることを表わす
アタツクパルスAPを当該チヤンネル時間に同期して割
当て当初に1発出力する。さらに、各チヤンネルに発音
割当てされた鍵が離鍵されると、これにより発音が減衰
状態となるべきことを表わすデイケイスタート信号DS
を当該チヤンネル時間に同期して出力する。これらの信
号AP,DSは楽音の振幅エンベロープ制御(発音制御
)のためにエンベロープ波形発生器9において利用され
る。更にまたキーアサイナ2では、エンベロープ波形発
生器9から出力される各チヤンネルにおける発音が終了
した(デイケイが終了した)ことを表わすデイケイ終了
信号DFを入力し、この信号DFに基いて、当該チヤン
ネルに関する各種記憶をクリアし、その後の新たな押圧
鍵のための待機状態となる。キーアサイナ2から各チヤ
ンネル時間毎に時分割的に出力される各押圧鍵のキーデ
ータKDは周波数情報記憶装置3に供給される。周波数
情報記憶装置3は、各鍵の音高に対応した、例えば第2
表に示すような周波数情報数値Fを記憶したメモリから
なり、あるキーデータKDが加えられるとそのデータに
対応する周波数情報数値Fが読み出される。なお、この
周波数情報記憶装置3に記憶されている数値Fは第2表
の場合15ビツトであり、1ビツトが整数部、他の14
ビツトが小数部で表わされる0この第2表におけるF数
は2進数で表わされる数値Fを10進数に変換して示し
たものである。このようにして周波数情報記憶装置3か
ら順次出力された各チヤンネルの周波数情報数値Fはシ
フト回路4において後述するオクターブ制御信号0Cの
内容に応じて適宜シフトされて周波数情報数値F′に変
換された後アキユムレータ6に入力される。
アキユムレータ6は各チヤンネルの周波数情報数値F′
を一定のサンプリング速度(各チャンネル毎に12μ
sの速さ)でそれぞれ累算するものであり、各チヤンネ
ル毎に累算値QF′(q=1.2,3・・・・・・)を
得てサンプリング時間毎(12μs毎)に発生すべき楽
音波形のサンプル点位相を定める。
このアキユムレータ6は各チヤンネルの周波数情報数値
F′ を時分割的に累算するため、複数ビツトの加算器
と各チヤンネルの累算値QF′を次の累算タイミングま
で12μs間保持するためのチヤンネル数に対応する1
2ステージの一時記憶回路を備えている。波形メモリ7
は、所望の楽音波形を時間軸に沿つて例えば64のサン
プル点に分割した各サンプル点の振幅値を記憶している
ものであり、アキユムレータ6から出力される累算値Q
F′により読み出すべきアドレスが指定される。
従つて、この波形メモリ7に対して各チヤンネル別の累
算値QF′が時分割際に与えられると、該メモリ7から
は各チヤンネルに割当てられた押圧鍵に対応する楽音波
形が時分割的に出力される。この波形メモリ7から読み
出された各チヤンネル別の楽音波形はサウンドシステム
8に供給されでそれぞれ楽音として発音される。
なお、波形メモリ7から読み出される楽音波形は、エン
ベロープ波形発生器9から与えられるエンベロープ波形
によつてその振幅エンベロープが制御されるようになつ
ている。この場合、エンベロープ波形発生器9は、キー
アサイナ2から各チヤンネル別に時分割で出力されるア
タツクパルスAPおよびデイケイスタート信号DSに基
づいてアタツク、デイケイ等のエンベロープ波形を各チ
ヤンネル毎に時分割で発生する。
ここで、シフト回路4からある周波数情報数値F′が出
力された場合、アキユムレータ6のモジユロ(法)をM
とし、またチヤンネル数を12とすれば、波形メモリ7
から読み出される楽音波形の周波数FTは、で表わされ
る。
このように、押圧鍵に対応した周波数情報数値を用いて
楽音波形が記憶された波形メモリを読み出して楽音を得
るようにした電子楽器は、例えば特願昭48−4196
4号(特開昭49−130213号)明細書において詳
細に説明されでいるので、この部分に関する詳細説明は
省略するOこの実施例において自動アルペジヨ演奏は、
第2図aに示すように伴奏用鍵盤である下鍵盤の押圧鍵
の音を所定時間間隔T毎に自動的にオクターブを変更し
ながら発音するもので、発音される楽音の音高が押圧鍵
の音高(0)から1オクターブ(+1),2オクターブ
(+2),3オクターブ(+3)・・・・・・というよ
うに順次1オクターブずつ高い方にずれていき、所定の
オクターブ(第2図aの例では3オクターブ)に達する
と、そのオクターブから2オクターブ(+2),1オク
ターブ(+1),・・・・・・というように逆方向に順
次下がりながら本来の押圧鍵の音高(0)に戻り、これ
を繰り返す0下鍵盤で複数の鍵が押圧された場合には、
各押圧鍵それぞれに対応して土述の自動アルペジヨ演奏
が行なわれる(第2図b参照)。
このような、下鍵盤の押圧鍵に対する発音制御すなわち
自動アルペジヨ演奏は、下鍵盤の押圧鍵(キーデータK
D)が割当てられているチヤンネルにおいてシフト回路
4のシフト動作およびエンペロープ波形発生器9のエン
ベロープ波形発生動作を制御することにより実行される
。周波数情報記憶装置3とアキユムレータ6との間に挿
入されたシフト回路4は、周波数情報記憶装置3から出
力される周波数情報数値Fの2進ビツト位置をオクター
ブ制御信号0Cに応じて適宜シフトするように構成され
ている。
シフト回路4は、オクターブ制御信号0Cがオクターブ
の変更を指示していない場合は周波数情報数値Fをその
まま数値F′として(F′=F)アキユムレータ6に供
給する。オクターブ制御信号0Cがオクターブの変更を
指示している場合はそのオクターブ変更量に応じて周波
数情報数値Fを2倍、あるいは4倍、あるいは8倍の値
の数値F′(F′=2Fあるいは4Fあるいは8F)に
変換してアキユムレータ6に供給する。シフト回路4に
おいて数値Fを2倍、4倍、8倍の値に変換することは
、前述の第(1)式から明らかなように波形メモリ7か
ら読み出される楽音波形の周波数(FT)が2倍あるい
は4倍あるいは8倍となることを意味し、発音される楽
音の音高が1オクターブあるいは2オクターブあるいは
3オクターブ上に変更されることになる0従つて、下鍵
盤の押圧鍵が割当てられているチヤンネル時間において
オクターブ制御信号0Cの内容を時間間隔T毎に順次変
化させることにより第2図aに示したような自動アルペ
ジヨ演奏が可能となる。アルペジヨ制御装置13は、ア
ルペジヨ選択スイツチ14が閉成されてイネーブル信号
Eが611の時のみ動作可能となるもので、キーアサイ
ナ2]から下鍵盤の押圧鍵(キーデータKD)が割当て
られているチヤンネルの時間に同期して出力される下鍵
盤信号LEを入力し、下鍵盤に関するチヤンネル時間に
おいて所定のオクターブ制御信号0Caを発生するとと
もに、前記所定時間間隔T毎(第2図参照)に1発のア
ルペジヨ音発音タイミングパルスARPを発生する0な
お、下鍵盤信号LEは、キーデータKDの鍵盤コードK
2,Klに基づき形成されるもので、該コードK2,K
lが下鍵盤を示す610゛(第1表参照)のチヤンネル
に対応して信号LEが11″となる。
アルペジヨ制御装置13から出力されるオクターブ制御
信号0Caはオアゲート17a〜17dを介して前述の
オクターブ制御信号0Cとしてシフト回路4に供給され
、シフト回路4における下鍵盤に関するチヤンネルの周
波数情報数値Fのシフト動作を制御する。また、上記ア
ルペジヨ音発音タイミングパルスARPはオア回路47
を介してアタツクスタートパルスASPとしてエンベロ
ープ波形発生器9に供給され、これにより下鍵盤に関す
るチヤンネルにおいて発音タイミングパルスARPが発
生する毎にアタツクから始まるエンベロープ波形を発生
させる。アルペジヨ・オクターブ移動量設定スイツチ1
0は、自動アルペジヨ演奏におけるアルペジヨ音のオク
ターブ移動量(第2図に示すようにオクターブが変化す
る範囲)を設定するもので、その可動接点aを固定接点
Bl,b2,b3のいずれかに接続することによつてオ
クターブ移動量が設定される。
すなわち、アルペジヨ・オクターブ移動量設定スイツチ
10は可動接点aに信号01移が供給されでおり、固定
接点b1〜B3の出力信号はエンコーダ11に供給され
て2ビツトのオクターブセツト信号0Sに変換される。
このアルペジヨ・オクターブ移動量設定スイツチ10の
固定接点Bl,b2,b3は、それぞれ「1オクターブ
」 ,「2オクターブ」,「3オクターブ」のオクター
ブ移動量に対応づけられている。従つて、例えばスイツ
チ10の可動接点aを固定接点B2に選択接続すると、
エンコーダ11からはオクターブ移動量「2オクターブ
」を示す610″なるオクターブセツト信号0Sが出力
されて自動アルペジヨ演奏のオクターブ移動量が2オク
ターブに設定される。このアルペジヨ・オクターブ移動
量設定スイツチ10とエンコーダ11から出力される2
ビツトのオクターブセツト信号0Sとの関係をまとめる
と第3表に示すようになる。このようにしてエンコーダ
11から出力される自動アルペジヨ演奏におけるオクタ
ーブ移動量を示すオクターブセツ)ト信号0Sはアルペ
ジヨ制御装置13に供給される。
アルペジヨ制御装置13の具体的構成例を第3図に示す
第3図において、同期化回路37は第1図のテンポクロ
ツク発振器12から出力されるテンポクロツクTCを入
力し、このテンポクロツクTCの周波数を変えることな
くそのパルス幅のみを12チヤンネル時間(12μs)
に変換するもので、変換されたテンボクロツクTCLは
アンドゲート38を介して発音タイミング用カウンタ2
5における加算器28aのキャリー入力CIに加えられ
る。発音タイミング用カウンタ25は、上記テンポクロ
ツクTCLを計数することにより自動アルペジヨ演奏に
おける前述の時間間隔T(第2図参照)を各チヤンネル
毎に測定するもので、各チヤンネルの3ビツトの計数値
を一時記憶するチヤンネル数に対応した12ステージの
シフトレジスタ27a〜27cと、この計数値にテンポ
クロツクTCLを加算する加算器28a〜28cと、該
計数値をクリアするためのアンドゲート26a〜26c
を具え、各チヤンネル毎に時分割でテンポクロツクTC
Lの計数が可能なように構成されている。この場合、カ
ウンタ25は3ビツト構成であるためテンポクロツクT
CLを8回計数する毎に加算器28cのキャリー出力C
Oから゛1″のキャリー信号Cを出力する。すなわち、
カウンタ25はテンポクロツクTCLを1/8分周して
信号Cを形成するもので、この信号Cの周期が前述の時
間間隔Tを表わす。このキャリー信号Cは、12ステー
ジのシフトレジスタ48でフ12チヤンネル時間遅延さ
れた後イネーブル信号Eにより動作制御されるアンドゲ
ート49を介してアルペジヨ音発音タイミング信号AR
Pとして送出される。
ところで、テンポクロツクTCLが加えられるアンドゲ
ート38の他の入力にはアンドゲート19の出力が加え
られでいる。
アンドゲート19にはキーアサイナ2から出力される下
鍵盤信号LEおよびデイケイスタート信号DSをインバ
ータ18で反転した信号が加えられている。デイケイス
タート信号DSは、前述のように、チヤンネルに割当て
られた押圧鍵が離鍵されると″1″になる信号である。
従つて、アンドゲート19は下鍵盤の押圧鍵が割当てら
れているチヤンネルの時間(LEが″1゛)において該
押圧鍵が押鍵されている間(DSが60゛),゛11信
号を出力する。上鍵盤、ペダル鍵盤に関するチヤンネル
の時間および下鍵盤に関するチヤンネルであつても、離
鍵されたチヤンネルの時間においてはアンドゲート19
の条件が成立せず″1”信号は送出されない。このアン
ドゲート19から出力される61″信号は自動アルペジ
ヨ演奏を行なうべきチヤンネルを示す。これにより、テ
ンボクロツクTCLが加えられるアンドゲート38は、
下鍵盤に関するチヤンネルであつて現在鍵押圧中のチヤ
ンネル(自動アルペジヨ演奏を行なうべきチヤンネル)
の時間においてのみ動作可能となつてテンボクロツクT
CLを発音タイミング用カウンタ25に加える。従つて
、発音タイミング用カウンタ25は自動アルペジヨ演奏
を行なうべきチヤンネルにおいてのみテンボクロツクT
CLの計数動作を行なうOまた、アンドゲート19の出
力信号は、クリア信号発生回路20の12ステージ(チ
ヤンネル数に対応)のシフトレジスタ21およびアンド
ゲート22に加えられる。
シフトレジスタ21はアンドゲート19の出力信号を1
2チヤンネル時間遅延して出力するもので、その出力信
号はインバータ23で反転されてアンドゲート22に加
えられる。従つて、アンドゲート22は、各チヤンネル
時間においてシフトレジスタ21の出力信号が60゛で
かつアンドゲート19の出力信号が1″のとき、すなわ
ちアンドゲート19の出力信号がFtO″からFtl″
に変化したとき、そのチヤンネル時間に同期して″1″
信号を出力する。すなわち、下鍵盤で新たに鍵が押圧さ
れ該押圧鍵がいずれかのチヤンネルに割当てられるとそ
のチヤンネルの時間に同期してアンドゲート22から″
11信号が1回出力されることになる。アンドゲート2
2の出力信号は、インバータ24に入力され反転されて
クリア信号CRとなる。このクリア信号CRは、発音タ
イミング用カウンタ25のアンドゲート26a〜26c
に加えられる。これにより、アンドゲート26a〜26
cはクリア信号CRが00″となる(アンドゲート22
の出力信号が″1゛5となる)チヤンネル時間において
不動作となつて該チヤンネルに関する計数値を「0」に
クリアする。従つて、カウンタ25は下鍵盤の押圧鍵が
新たにチヤンネル割当てされると、その割当て当初に該
チヤンネル(自動アルペジヨ演奏を行なうべきチヤンネ
ル)の計数値を「0」にクリアし、その後該チヤンネル
においてアンドゲート38を介して加えられるテンポク
ロツクTCLの計数動作を行なつて時間間隔Tの計測を
開始する。オクターブ記憶回路29は、現在発音中の自
動アルペジヨ演奏音のオクターブ位置を記憶するもので
、自動アルペジヨ演奏を行なうべきチヤンネルにおいて
それぞれ現在発音中のアルペジヨ演奏音のオクターブ位
置を記憶するためにチヤンネル数に対応した12の記憶
位置を有している。この実施例におけるオクターブ記憶
回路29は、押圧鍵のオクターブより最大3オクターブ
離れたオクターブ位置を記憶可能なように、2ビツトで
表わされる各チヤンネルのオクターブ位置i一時記憶す
るチヤンネル数に対応した12ステージのシフトレジス
タ31a,31bと、各チヤンネルの記憶内容に「+1
」または「一月を加算するための加算器32,33と、
クリア信号CRによつて各チヤンネルの記憶内容をタリ
アするための 5アンドゲート30a,30bとを備え
ている。そして、各チヤンネルの記憶内容は、自己のチ
ヤンネルに関する前記クリア信号CRによつてクリアさ
れた後、前述の時間間隔T毎に更新される。更新のため
の信号は、加算器32のキャリー入 4力端子Cおよび
加算器33の加算入力端子Bにオクターブ変更・アツプ
ダウン変更指令発生回路43から与えられている。ここ
で、加算器32のキャリー入力端子CIの)入力信号を
X1加算器33の加算入力端子Bの入力信号をyとする
と、クリア信号CRが発生していない条件では、シフト
レジスタ31aの出力信号がアンドゲート30aを介し
て加算器32の加算入力端子Aに帰還され、またシフト
レジスタ31bの出力信号がアンドゲート30bを介し
て加算器33の加算入力端子Aに帰還されているため、
x=01″,y=60″の入力信号を与えると、記憶内
容はその都度「+1」更新され、0,1,2,3(10
進表示)と順次変化する。
すなわち、記憶内容が増加方向に更新される。に更新さ
れる。
また、x=″1−y=″1”の入力信号を与えると、記
憶内容はその都度「−1」更新され、3,2,1,0(
10進表示)と順次変化する。
すなわち、記憶内容が減少方向に更新される。このオク
ターブ記憶回路29の加算器32,33の出力信号は、
2進4進変換回路39において4進信号に変換された後
、アンドゲート40a〜40dを介して第1・図のシフ
ト回路4へ「O」,「+1」 ,「+2」 ,「+3」
のオクターブシフトを行うためのオクターブ制御信号0
C(0Ca)として供給されている。従つて、加算器3
2のキャリー入力端子CIに与える信号Xおよび加算器
33の加算入力端子Bに与える信号yを制御することに
より、押圧鍵の音のオクターブを押圧鍵のオクターブど
おり〜3オクターブ上の範囲でシフトすることができる
アツプダウン記憶回路33は、現在発音中の各自動アル
ペジヨ演奏音のオクターブ移動方向をそれぞれ記憶する
もので、各チヤンネルに対応した12ステージのシフト
レジスタ35と、アツプからダウンへのオクターブ移動
方向切換信号またはダウンからアツプへのオクターブ移
動方向切換信号がキャリー入力端子CIに入力される加
算器36と、前述のクリア信号CRによつて記憶内容を
クリアするためのアンドゲート34とを備えている。こ
のアツプダウン記憶回路33においては、自動アルペジ
ヨ演奏音のオクターブを高い方へ移動させる時論理″1
1の信号がアツプ信号として記憶され、逆の場合には論
理60′゛の信号がダウン信号として記憶される。アツ
プ信号からダウン信号への切換えは、自動アルペジヨ演
奏音のオクターブ位置が第1図のエンコーダ11から出
力されるオクターブセツト信号0Sにより指定されるオ
クターブ位置に達した時にオクターブ変更・アツプダウ
ン変更指令発生回路43によつて行なわれる。また、ダ
ウン信号からアツプ信号への切換えは、自動アルペジヨ
演奏音のオクターブ位置が「0」になつた時に回路43
によつて行なわれる。このアツプダウン記憶回路33の
出力信号は、当該回路33およびオクターブ記憶回路2
9の記憶内容を更新するための条件信号としてオクター
ブ変更・アツプダウン変更指令発生回路43へ帰還され
ている。なお、アツプダウン記憶回路33は、クリア信
号CRによつて記憶内容がクリアされた状態では論理″
O′゛の信号、すなわちダウン信号が記憶されている。
−致回路42は、第1図のエンコーダ11から出力され
るオクターブセツト信号0Sとオクターブ記憶回路29
のシフトレジスタ31a,31bの出力信号とを比較し
、両者が一致したとき、すなわち自動アルペジヨ演奏音
のオタターブ移動位置がオタターブセツト信号0Sで指
定された不クターブ位置まで達したとき、一致信号EC
を出力するもので、一致信号ECはオクターブ変更・ア
ツプダウン変更指令発生回路43へ供給される。
なお、ノアゲート41は、オクターブ記憶回路29のシ
フトレジスタ31a,31bの出力信号を入力して自動
アルペジヨ音のオクターブ位置が「0オクターブ」にな
つていることを検出するもので、その出力信号はオクタ
ーブ変更・アツプダウン変更指令発生回路43へ供給さ
れ、オクターブ記憶回路29およびアツプダウン記憶回
路33の記憶内容の更新のための条件信号として用いら
れる。オクターブ変更・アツプダウン変更指令発生回路
43は、発音タイミング用カウンタ25の出力信号C1
シフトレジスタ48の出力信号Cl2、オクターブ記憶
回路29の記憶内容、アツプダウン記憶回路33の記憶
内容、一致回路42の出力信号EClノアゲート41の
出力信号に基づきオクターブ記憶回路29およびアツプ
ダウン記憶回路33の記憶内容を更新するもので、アン
ドゲート44a〜44d1オアゲート45,46および
インバータ47a〜47cを備えている。
アンドゲート44aは、一致信号ECが″0″、アツプ
ダウン記憶回路33の出力信号が6r゛(すなわち、ア
ツプ信号)、シフトレジスタ48の出力信号Cl2が0
1゛の時(アルペジヨ音発音タイミングの時)に論理6
1゛の信号を出力する。
この論理″1”2の信号はオアゲート46を介してオク
ターブ記憶回路29における加算器32のキャリー入力
端子CIに供給される。すなわち、アンドゲート44a
は、自動アルペジヨ演奏音のオクターブ移動位置がオク
ターブセツト信号0Sにより指定されるオクターブ位置
まで達していない状態で、アツプダウン記憶回路33の
出力信号がアツプ信号を示しているならば、時間間隔T
の信号Cを12チヤンネル時間(12μs)遅延したシ
フトレジスタ48の出力信号Cl2の発生毎に、オタタ
ーブ記憶回路29の記憶内容を「十月更新する信号を送
出する。アンドゲート44bは、ノアゲート41の出力
信号が゛0′゛、アツプダウン記憶回路33の出力信号
が゛0゛(すなわち、ダウン信号)、シフトレジスタ4
8の出力信号Cl2が611の時に論理11”2の信号
を出力する。
この論理011の信号は、オクターブ記憶回路29にお
ける加算器33の加算入力端子Bに供給されるとともに
、オアゲート46を介して加算器32のキャリー入力端
子CIに供給される。すなわち、アンドゲート44bは
オクターブ記憶回路29の2ビツトの出力信号のいずれ
かが61回を示し、アツプダウン記憶回路33の出力信
号がダウン信号を示しているならば、シフトレジスタ4
8の出力信号Cl2が発生するたびに、オクターブ記憶
回路29の記憶内容を「−1」更新するための信号を送
出する。アンドゲート44cは、一致回路42から出力
される一致信号EC力げ1”5、アツプダウン記憶回路
33の出力信号が゛1゛′(すなわち、アツプ信号)、
発音タイミング用カウンタ25の出力信号Cが゛1゛の
時に論理01”の信号を出力する〇この論理゛r′の信
号はオアゲート45を介してアツプダウン記憶回路33
における加算器36のキャリー入力端子CIに供給され
る。すなわち、アンドゲート44cは、アツプダウン記
憶回路33の出力信号がアツプ信号を示している状態で
、自動アルペジヨ演奏音のオクターブ移動位置がオクタ
ーブセツト信号0Sにより指定されたオクターブ位置ま
で達したならば、アツプダウン記憶回路33におけるア
ツプ信号をダウン信号(論理60”)に切換えるための
信号を信号Cに同期して送出する。アンドゲート44d
は、ノアゲート41の出力信号が61″、アツプダウン
記憶回路33の出力信号が″0″、発音タイミング用カ
ウンタ25の出力信号Cが″1″の時に論理611の信
号を出力する。
この論理61′5の信号はオアゲート45を介して加算
器36のキャリー入力端子CIに供給される。すなわち
、アンドゲート44dは、アツプダウン記憶回路33の
出力信号がダウン信号を示している状態で、オクターブ
記憶回路の記憶内容が「Oオクターブ位置」になつた時
に発音タイミング用カウンタ25から信号Cが発生する
と、アツプダウン記憶回路33の記憶内容をダウン信号
からアツプ信号(論理″1″)に切換えるための信号を
送出する。ここで、オクターブセツト信号0Sにより例
えば3オクターブのオクターブ移動量が指定されたとし
た場合、ある1つの自動アルペジヨ演奏を行なうべきチ
ヤンネルにおけるオクターブシフト動作は次のようにな
る。
すなわち、上記チヤンネルへの新たな割当てに伴ないそ
の割当て当初にクリア信号CR(″0″)が発生してオ
クターブ記憶回路29およびアツプダウン記憶回路33
の当該チヤンネルに関する記憶内容がクリアされる。
従つて、オクターブ記憶回路29の記憶内容は6001
となつて押圧鍵のオクターブを示すものとなる。その後
、T時間経過して発音タイミング用カウンタ25から当
該チヤンネル時間においてテンポクロツクTCLを1/
8分周した信号Cが発生すると、アンドゲート44dの
アンド条件が成立し、該ゲート44dから論理Ffl7
の信号が送出される。これにより、アツプダウン記憶回
路33の当該チヤンネルに関する記憶内容はクリア状態
(ダウン信号状態)からアツプ信号へ切換えられる。こ
の後、12チヤンネル時間遅れてシフトレジスタ48か
ら信号Cl2が送出されると、アンドゲート44aのア
ンド条件が成立し、該ゲート44aから論理″1″の信
号が送出される。これにより、オクターブ記憶回路29
の当該チヤンネルに関する記憶内容は601″(2進表
示)、すなわち押圧鍵のオクターブより1オクターブ高
いオクターブ位置を示すものとなる。その後さらにT時
間経過した当該チヤンネル時間において再び信号Cが発
生し、この信号Cより12チヤンネル時間遅れた信号C
l2が発生すると、アンドゲート44aのアンド条件が
再び成立し、オクターブ記憶回路29の当該チヤンネル
に関する記憶内容は″102(2進表示)に更新される
。すなわち、押圧鍵のオクターブより2オクターブ高い
オクターブ位置を示すものとなる。そして、さらにT時
間経過した当該チヤンネル時間において3回目の信号C
が発生すると、オクターブ記憶回路29の当該チヤンネ
ルに関する記憶内容が″1r”(2進表示)の3オクタ
ーブ移動位置を示す内容に更新されるが、この3オクタ
ーブ移動位置を示す内容は12チヤンネル時間遅れて一
致回路42に入力される。この時、一致回路42の一方
の入力には3オクターブ移動量を指定するTfll″の
オクターブセツト信号0Sが入力されている。このため
、一致回路42から−致信号ECが出力される。この一
致信号ECはアンドゲート44cの入力に供給され、ア
ツプダウン記憶回路33の出力信号および発音タイミン
グ用カウンタ25の出力信号Cとのアンド条件が求めら
れるが、この時信号Cはすでに消滅しているため、アン
ドゲート44cのアンド条件は成立しない。
しかし、一致信号ECが発生した状態でさらにT時間経
過した当該チヤンネル時間になると、再び信号Cが発生
するため、アンドゲート44cは論理″1″の信号を送
出する。これにより、アツプダウン記憶回路33の当該
チヤンネルに関する記憶内容は現在値″15′に対して
″1″が新たに加えられるため″01となる。すなわち
、アツプダウン記憶回路33の当該チヤンネルに関する
記憶内容はダウン信号に切換えられる。このダウン信号
は12チヤンネル時間経過した後にインバータ47cを
介してアンドゲート44bに帰還されるが、この時、シ
フトレジスタ48から信号Cを12チヤンネル時間遅ら
せた信号Cl2がアンドゲート44bに入力される。こ
のため、アンドゲート44bから信号Cl2に同期して
論理″11の信号が出力される。これにより、オクター
ブ記憶回路29の当該チヤンネルに関する記憶内容は6
111から″10″に、すなわち1オクターブ低いオク
ターブ位置を示す内容に更新される。これに伴つて、一
致信号ECは12チヤンネル時間後に゛0′3信号とな
る。その後、T時間経過した当該チヤンネル時間におい
て発音タイミング用カウンタ25から信号Cが発生する
と、オクターブ記憶回路29の当該チヤンネルに関する
記憶内容は″01゛5となり、さらにT時間経過すると
″0022となつて最初の状態に戻る。
このような動作は当該チヤンネルに割当てられた鍵が押
圧されている間繰り返し行なわれる0この結果、オクタ
ーブ記憶回路29の当該チヤンネルに関する記憶内容は
、800′5〜FOl―゛10゛,11r゛という具合
にT時間間隔毎に増加し、オクターブセツト信号0Sに
より指定されるオクターブ位置まで達した後には3f1
r′からゞTlO″〜FOl″,″00″という具合に
T時間間隔毎に順次減少し最初の状態に復帰し、以後こ
れを繰り返す。
従つて、このオクターブ記憶回路29の出力を2進4進
変換回路39において0,1,2,3の4進信号に変換
し、これをアンドゲート40a〜40dにおいてアンド
ゲート19から出力される信号およびイネーブル信号E
によりゲートして出力するようにすれば、アンドゲート
40a〜40dから出力される″1゛゜信号はそれぞれ
[0オクターブ」 ,「+1オクターブ」 ,「+2オ
クターブL「+3オクターブ」のオクターブシフトを行
うためのオクターブ制御信号0Caとなる。
これにより、第1図のシフト回路4は、アンドゲート4
0aの出力信号が″′1゛の時には周波数ナンバFをそ
のままアキユムレータ6に供給する。
また、アンドゲート40bの出力信号が″1″の時には
周波数ナンバFを上位ビツト方向に1ビツトずらし1オ
クターブ高い周波数ナンバF′にシフトしてアキユムレ
ータ6に供給する。さらに、アンドゲート40cの出力
信号が゛t1″の時には周波数ナンバFを上位ビツト方
向へ2ビツトずらし2オクターブ高い周波数ナンバF′
にシフトしてアキユムレータ6に供給する。また、アン
ドゲート40dの出力信号が″1”の時には周波数ナン
バFを上位ビツト方向へ3ビツトずらし3オクターブ高
い周波数ナンバF′にシフトしてアキユムレータ6に供
給する。この結果、アルペジヨ選択スイツチ14が閉成
ノブ (オン)されている時のみ、下鍵盤の押圧鍵の音が第2
図に示したように変化し(自動アルペジヨ演奏が行なわ
れる。
なお、アルペジヨ選択スイツチ14が開(オフ)でイネ
ーブル信号Eが60゛の時はこのアルペジヨ制御装置1
3のアンドゲート40a〜40dおよび49が不動作と
なつてオクターブ制御信号0Caおよびアルペジヨ音発
音タイミングパルスARPは出力されなくなるので自動
アルペジヨ演奏は行なわれない。ところで、この電子楽
器においては、発生させる楽音の音域をオクターブ単位
で変化させるための発音音域切替スイツチ15が設けら
れている。
この発音音域切替スイツチ15は、第1図に示すように
、可動接点aおよび固定接点b1〜B4を有し、可動接
点aにはアルペジヨ選択スイツチ14から出力されるイ
ネーブル信号Eをインバータ16により反転した信号E
が供給されでいる。固定接点b1〜B4の出力0Cbは
、オアゲート17a〜17dを介してオクターブ制御信
号0Cとしでシフト回路4に供給されている。固定接点
bl〜B4は、発生される楽音の音域を、「押圧鍵のオ
クターブどおり(0オクターブ)」 「1オクターブ
上に変更(+1オクターブ)」 ,「2オクターブ上に
変更(+2オクターブ)」 ,「3オクターブ上に変更
(+3オクターブ)」にそれぞれ対応づけられている。
従つて、アルペジヨ選択スイツチ14が閉成(オン)さ
れて自動アルペジヨ演奏が行なわれる場合には、インバ
ータ16の出力信号Eが″O″となつて発音音域切替ス
イツチ15からはオクターブ制御信号0Cbが出力され
ず、該スイツチ15による発音音域の制御は無効となる
この場合には、シフト回路4に加えられるオクターブ制
御信号0Cはアルペジヨ制御装置13から出力されるオ
クターブ制御信号0Caだけとなる。これに対して、ア
ルペジヨ選択スイツチ14が開成(オフ)されて自動ア
ルペジヨ演奏が行なわれない場合には、発音音域切替ス
イツチ15の可動接点aに゛1゛の信号Eが供給される
ため、可動接点aの接続固定接点位置に応じたオクター
ブ制御信号0Cbがシフト回路4に供給されて、該スイ
ツチ15による発音音域の制御が可能となる。これによ
つて、発音音域切替スイツチ15の設定状態に応じて発
生される楽音のオクターブ音域が変更される。なお、上
述した説明においては、押鍵情報によつて所望の楽音波
形が記憶された波形メモリを読み出して楽音信号を得る
波形メモリ読み出し方式による電子楽器にこの発明を適
用した場合についてのみ説明したが、この発明はこれに
限定されるものではなく、シンセサイザ方式等の他の方
式による電子楽器に適用しても同様な効果が得られるこ
とは言うまでもない。
以上説明したようにこの発明による電子楽器は、自動ア
ルペジヨ演奏を行なう自動伴奏装置と発生楽音の音域を
変化させる音域切替装置とを有する電子楽器において、
自動伴奏装置の動作中(自動アルペジヨ演奏実行中)は
音域切替装置を強湘釣に不動作とするように構成したも
のであるために、自動アルペジヨ演奏音が必要以上に高
い音域まで移行して可聴領域を外れる等の問題が解消さ
れる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明による電子楽器の概略を示すプロツク
図、第2図はアルペジヨ音のオクターブ変化例を示す図
、第3図は第1図に示すアルペジヨ制御装置の具体例を
示す回路図である〇1・・・・・・鍵盤部、2・・・・
・・キーアサイナ、3・・・・・・周波数情報記憶装置
、4・・・・・・シフト回路、6・・・・・・アキユム
レータ、7・・・・・・波形メモリ、8・・・・・・サ
ウンドシステム、9・・・・・・エンベロープ波形発生
器、10・・・・・・アルペジヨ・オクターブ移動量設
定スイツチ、11・・・・・・エンコーダ、12・・・
・・・テンボクロツク発振器、13・・・・・・アルペ
ジヨFbl卿装置、14・・・・・・アルペジヨ選択ス
イツチ、15・・・・・・発音音域切替スイツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鍵盤部の押圧鍵に対応した楽音をオクターブを順次
    変更しながら複数のオクターブ範囲にわたつて発生させ
    る自動伴奏装置および発生される楽音の音域を切替設定
    する音域切替装置を備えた電子楽器において、前記自動
    伴奏装置の作動中は前記音域切替装置の動作を禁止する
    制御手段を設けたことを特徴とする電子楽器。
JP52020449A 1977-02-26 1977-02-26 電子楽器 Expired JPS5952839B2 (ja)

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JPS6090394A (ja) * 1983-10-24 1985-05-21 セイコーインスツルメンツ株式会社 音声認識式音程採譜装置
JPH03200198A (ja) * 1989-12-28 1991-09-02 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd モチーフ演奏装置
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