JPS6329270B2 - - Google Patents

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JPS6329270B2
JPS6329270B2 JP52020443A JP2044377A JPS6329270B2 JP S6329270 B2 JPS6329270 B2 JP S6329270B2 JP 52020443 A JP52020443 A JP 52020443A JP 2044377 A JP2044377 A JP 2044377A JP S6329270 B2 JPS6329270 B2 JP S6329270B2
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JP
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vibrato
signal
output
gate
circuit
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JP52020443A
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Shigeru Yamada
Kyoshi Ichikawa
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Yamaha Corp
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Publication date
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Priority to US05/880,203 priority patent/US4189972A/en
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Publication of JPS6329270B2 publication Critical patent/JPS6329270B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/02Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos
    • G10H1/04Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos by additional modulation
    • G10H1/043Continuous modulation
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/02Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos
    • G10H1/06Circuits for establishing the harmonic content of tones, or other arrangements for changing the tone colour
    • G10H1/14Circuits for establishing the harmonic content of tones, or other arrangements for changing the tone colour during execution
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/02Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories
    • G10H7/06Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories in which amplitudes are read at a fixed rate, the read-out address varying stepwise by a given value, e.g. according to pitch
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2210/00Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2210/155Musical effects
    • G10H2210/195Modulation effects, i.e. smooth non-discontinuous variations over a time interval, e.g. within a note, melody or musical transition, of any sound parameter, e.g. amplitude, pitch, spectral response, playback speed
    • G10H2210/201Vibrato, i.e. rapid, repetitive and smooth variation of amplitude, pitch or timbre within a note or chord
    • G10H2210/211Pitch vibrato, i.e. repetitive and smooth variation in pitch, e.g. as obtainable with a whammy bar or tremolo arm on a guitar

Description

【発明の詳細な説明】
この発明はビブラート効果の付与された楽音が
得られるようにした電子楽器に関し、特に簡単な
構成でノーマルビブラート効果とデイレイビブラ
ート効果が選択的に得られるように改良した電子
楽器に関する。 一般にビブラート効果は、発音される楽音の音
高を1秒間に7回程度わずかに上下動させること
によつて、甘くて豊かな演奏音を得るための演奏
効果であり、このビブラート効果を分類すると例
えばノーマルビブラート効果とデイレイビブラー
ト効果に分けることができる。ノーマルビブラー
ト効果は楽音の発音開始と同時に一定の深さのビ
ブラート効果を付与するものであり、またデイレ
イビブラート効果は楽音の発音開始時から時間経
過に伴ない最大深さまでビブラート効果が変化さ
れていくものであつて、バイオリン、フルート等
の演奏においてはこのデイレイビブラート演奏効
果が多用されている。 このようなノーマルビブラート効果およびデイ
レイビブラート効果は、音楽としての表現が豊か
になるために電子楽器においてもその採用が強く
望まれているものであり、これに伴なつてノーマ
ルビブラート効果とデイレイビブラート効果の両
者が得られる電子楽器が提案されている。 しかしながら、上述した従来の電子楽器はノー
マルビブラート効果とデイレイビブラート効果を
得るのに、それぞれ独立した別個のビブラート制
御回路を用いているために、回路が極めて複雑で
かつ高価なものとなる欠点を有している。 したがつてこの発明による目的は、ノーマルビ
ブラート効果を得るためのノーマルビブラート制
御信号およびデイレイビブラートを得るためのデ
イレイビブラート制御信号を1つのビブラート制
御回路から選択的に得られるようにした電子楽器
を提供するものである。 このような目的を達成するためにこの発明は、
所定の周波数信号を計数し、その計数値変化に応
じて深さが徐々に大きくなるデイレイビブラート
制御信号を得、一方ノーマルビブラート制御信号
は前記デイレイビブラート制御信号形成における
前記周波数信号の周波数を高めることによつて同
様に形成するものである。以下、図面を用いてこ
の発明による電子楽器を詳細に説明する。 第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を
説明するための基本となる電子楽器の概略を説明
するためのブロツク図であつて、1は鍵盤部にお
けるキースイツチ回路、2はキーアサイナ、3は
周波数情報記憶装置、4は乗算回路、5はサイク
ル一定ピツチコントロールスイツチ、6はメモ
リ、7は加算器、8はゲート回路、9はアキユー
ムレータ、10は波形メモリ、11はエンベロー
プ波形発生器、12はサウンドシステム、13は
ビブラート・グライド・アタツクピツチ制御信号
発生回路(以下VGA制御信号発生回路と称す)、
14はビブラート制御スイツチ、15はグライド
制御スイツチ、16はアタツクピツチ制御スイツ
チ、17は加算器、18はセント一定ピツチコン
トロールスイツチ、19はメモリをそれぞれ示
す。 キーアサイナ2は、キースイツチ回路1に配置
された各鍵のキースイツチのオンまたはオフ動作
を図示しないクロツクパルス発生器から供給され
るクロツクパルスφ(周波数f0)に基ずく順次走
査により検出し、押下された鍵を識別する情報を
同時発音数(例えば12音)に対応したチヤンネル
のいずれかに割当てる。このキーアサイナ2は、
各チヤンネルに対応する記憶位置にその鍵を表わ
すキーデータKDを記憶し、各チヤンネルに記憶
したキーデータKDを時分割的に順次出力する。
従つて、鍵盤部において同時に複数の鍵が押下さ
れている場合、各押下鍵はそれぞれ別個のチヤン
ネルに発音割当てされ、各チヤンネルに対応する
記憶位置には、割当てられた鍵を表わすキーデー
タKDが記憶される。各記憶位置は循環型シフト
レジスタによつて構成することができる。例えば
鍵盤部における各鍵を特定するキーデータKDが
第1表に示すように鍵盤の種類を表わす2ビツト
のコードK2,K1と、オクターブ音域を表わす3
ビツトのコードB3,B2,B1と、1オクターブ内
の音名を表わす4ビツトのコードN4,N3,N2
N1とからなる合計9ビツトのコードによつて構
成されており、全チヤンネル数が12であるとする
と12ステージ(1ステージ9ビツト)のシフトレ
ジスタを使用すると好都合である。
【表】
【表】 従つて、このキーアサイナ2において発音割当
てされた鍵を表わすキーデータKD(すなわち前
記シフトレジスタに記憶されたキーデータ)は、
割当てられたチヤンネルの時間に一致して順次時
分割的に出力される。また、キーアサイナ2は押
下鍵が発音割当てされたチヤンネルにおいて、発
音がなされるべきであることを表わすエンベロー
プスタート信号ESを各チヤンネル時間に同期し
て時分割的に出力する。さらに、各チヤンネルに
発音割当てされた鍵が離鍵され、これにより発音
が減衰状態となるべきことを表わすデイケイスタ
ート信号DSを各チヤンネル時間に同期して時分
割的に出力する。また、上記エンベロープスター
ト信号ESの立上り時に同期して1タイムスロツ
ト時間のパルス幅を有するアタツクパルスAPが
1発出力される。これらの信号ES,DS,APは
楽音の振幅エンベロープ制御(発音制御)のため
にエンベロープ波形発生器11において利用され
る。更にまたキーアサイナ2では、エンベロープ
波形発生器11からそのチヤンネルにおける発音
が終了した(デイケイが終了した)ことを表わす
デイケイ終了信号DFを入力し、この信号DFに基
いて、当該チヤンネルに関する各種記憶をクリア
し、その後の新たな押下鍵のための待機状態とな
る。周波数情報記憶装置3は、キーアサイナ2か
ら供給されるキーデータKDを入力としてそれぞ
れに対応する、例えば第2表に示すような周波数
情報数値Fを出力するメモリである。なお、この
周波数情報記憶装置3に記憶されている数値Fは
第2表の場合15ビツトであり、1ビツトが整数
部、他の14ビツトが小数部で表わされる。この第
2表におけるF数は2進数で表わされる数値Fを
10進数に変換して示したものである。
【表】 一方、VGA制御信号発生回路13は、キーア
サイナ2からアタツクパルスAPが供給されると、
10進数の「1」を中心として周期的に増減変化す
るビブラート制御信号VSあるいは10進数の「1」
より所定値だけ下がつた値から徐々に上昇変化す
るグライド制御信号GSまたはアタツクピツチ制
御信号ASを選択的に発生する。この場合、VGA
制御信号発生回路13にはビブラート制御スイツ
チ14、グライド制御スイツチ15およびアタツ
クピツチ制御スイツチ16が設けられており、ビ
ブラート制御スイツチ14を選択設定することに
よつてデイレイビブラートの選択とそのデイレイ
時間設定およびデイレイビブラートの深さ設定が
行なわれ、またノーマルビブラートの選択とその
深さ設定が行なわれ、更にキースイツチ回路1か
ら供給される鍵の左右動に対応した鍵タツチ信号
TSに基ずいて音高を変化させるタツチビブラー
トの選択とその深さ設定が行なわれる。また、グ
ライド制御スイツチ15(例えばフツトペダルを
横方向に移動させることによつてオンとなるフツ
トスイツチ)のオン期間は全発音を所定音高だけ
低くしかつグライド制御スイツチ5のオフ動作に
伴なつて基準音高まで徐々に上昇させるグライド
効果の選択が行なわれる。更にまた、アタツクピ
ツチ制御スイツチ16を選択設定することによつ
て、押鍵時に該押鍵に対応した音高よりも多少低
い音高で発音し、時間経過に伴なつて徐々に基準
音高まで上昇するように音高変化するアタツクピ
ツチ効果の選択が行なわれる。このような各種制
御スイツチ14,15,16によつて設定された
各種条件に対応して形成される制御信号VS,
GS,ASは加算器17において、メモリ19から
供給されるセント一定ピツチコントロールスイツ
チ18によつて設定されたピツチコントロール信
号PC1と加算され、この加算値が音高制御信号
TCとして乗算回路4に供給される。乗算回路4
は周波数情報記憶装置3から供給される周波数情
報数値Fに高音制御信号TCを乗算して、音高制
御信号TCに対応して変化された周波数情報数値
F′を送出する。したがつて、周波数情報数値F′は
制御信号VS,GS,ASおよびピツチコントロー
ル信号PC1に対応して変化することになり、これ
に伴なつて後述詳記する楽音発音系においてビブ
ラート効果、グライド効果、アタツクピツチ効果
およびセント一定ピツチコントロールスイツチ1
8により設定された値だけセント一定で音高がず
れた楽音が得られることになる。次に、周波数情
報数値F′は加算器7に供給され、ここに於いてメ
モリ6から供給されるサイクル一定ピツチコント
ロールスイツチ5によつて設定されたピツチコン
トロール信号PC2と加算され、この加算値(F′+
PC2)が周波数情報数値F″として出力される。こ
の場合、ピツチコントロール信号はPC2は周波数
情報数値F′に加算されて周波数情報数値F″とな
るものであるために、この周波数情報数値F″に
対応して発生される楽音はサイクル一定ピツチコ
ントロールスイツチ5による設定値だけ音高がず
れた楽音となる。このようにして、ビブラート制
御、グライド制御、アタツクピツチ制御、セント
一定のピツチコントロールおよびサイクル一定の
ピツチコントロールがなされた周波数情報数値
F″は、ゲート回路8を介してアキユームレータ
9に導びかれる。アキユームレータ9は、周波数
情報数値F″をチヤンネル毎に累算する累算器と
当該チヤンネルの次回の累算まで12タイムスロツ
ト(同時最大発音数に対応)間にわたつて累算値
を保持するための12ステージ分の一時記憶回路を
備えている。アキユームレータ9の出力(累算値
qF″)は波形メモリ10に供給されて該波形メモ
リ10の読み出しを制御する。このため、アキユ
ームレータ9の例えば上位6ビツトをデコードし
(下位ビツトは累算のためのみに利用される)、所
望の楽音1波形の振幅を時間軸にそつて例えば64
分割して記憶している波形メモリ10のためのア
ドレス信号を得ている。波形メモリ10から読出
される楽音波形は、エンベロープ波形発生器11
から供給されるアタツクおよびデイケイ等のエン
ベロープ波形と乗算され後、サウンドシステム1
2において適宜音色および音量制御がなされて演
奏音として発音される。 ここで、周波数情報記憶装置3からあるキーデ
ータKDに対応した周波数情報数値Fが発生さ
れ、この周波数情報数値Fが音高制御信号TCお
よびピツチコントロール信号PC2によつて制御さ
れて周波数情報数値F″となつた場合、アキユー
ムレータ9の累算器のモジユロ(法)をMとし、
また同時最大発音数をNとすれば、波形メモリ1
0から読出される楽音波形の周波数fTは、 fT=f0/N×F″/Mとして表わされる。 このように、キーデータKDに対応した周波数
情報数値F″をアキユームレータ9で順次累算し、
この累算出力をアドレス信号として所望の楽音1
波形が記憶された波形メモリ10を読出して楽音
波形を得る構成の電子楽器は、例えば特願昭48−
41964号(特開昭49−130213号)明細書において
詳細に説明されているので、この部分の詳細説明
は省略し、次にこの発明の要旨となるVGS制御
信号発生回路13の詳細説明を行なう。 第2図は第1図を示すVGS制御信号発生回路
13の一例を示すブロツク図であつて、第1図と
同一部分は同一号を用いて示してある。同図にお
いて20はタツチビブラートの選択とその深さ設
定を行なうタツチビブラート・デツプス選択スイ
ツチ、21はデイレイビブラートの選択とそのデ
イレイ時間を設定するデイレイビブラート選択ス
イツチ、22はビブラートの深さを設定するビブ
ラートデプス選択スイツチであり、これらはビブ
ラート制御スイツチ14を構成している。この場
合、タツチビブラート・デプス選択スイツチ20
は可動接点aと該タツチビブラートのオフを含む
N段階の深さ設定を担当する固定接点b1〜boを有
し、またデイレイビブラート選択スイツチ21は
可動接点aと該デイレイブビラートのオフを含む
N段階のデイレイ時間設定を担当する固定接点b1
〜boを有し、更にビブラートデプス選択スイツチ
22は可動接点aとN段階の深さ設定を担当する
固定接点b1〜boを有している。23はデイレイビ
ブラート選択スイツチ21およびビブラートデプ
ス選択スイツチ22が共にオフ(可動接点aが固
定接点b1を選択)であることを検出してタツチビ
ブラートを可能にするタツチビブラートイネーブ
ル回路、24はデイレイビブラート選択スイツチ
21において選択されたデイレイ時間を検出し、
この検出されたデイレイ時間に対応した電圧信号
を発生するデイレイ時間検出回路、25はデイレ
イビブラート選択スイツチ21の可動接点aがオ
フ以外の固定接点b2〜boを選択しかつビブラート
デプス選択スイツチ22の可動接点aがオフを担
当する固定接点b1を選択したことを検出して予め
定められた深さ設定信号を発生する深さ自動設定
回路、26はデイレイビブラート選択スイツチ2
1の可動接点aがオフを担当する固定接点b1を選
択した場合には極めて高い周波数の信号を発生
し、他の固定接点b2〜boが選択された場合には低
い周波数の信号を発生する電圧制御型発振器(以
下VCOと称す)、27は第3図に示すようにデイ
レイ時間検出回路24からの出力電圧に反比例し
た周波数の信号を発生する電圧制御型発振器(以
下VCOと称す)、28はVCO26およびVCO2
7からの出力信号を選択してクロツクパルスCP1
を送出するクロツクセレクト回路、29はキーア
サイナ2からアタツクパルスAPが供給される毎
にリセツトされてクロツクパルスCP1を順次カウ
ントするカウンタ、30は入力端に供給される深
さ設定信号DPをカウンタ29のカウント出力に
対応して変換した深さ制御信号DPCを発生する
デプス変換回路であつて、タツチビブラートイネ
ーブル回路23からの“1”信号が供給されると
入力信号DPを変換せずにそのまま送出し、また
後述するグライド・アタツクピツチ制御回路31
から“1”信号が供給されると「1」の深さ制御
信号DPCを強制的に出力するように構成されて
いる。31はグライド制御スイツチ15の“1”
出力信号によつてグライド制御を行ない、またア
タツクピツチ制御スイツチ16の“1”出力信号
によりアタツクパルスAPが供給される毎にアタ
ツクピツチ制御を行なうグライド・アタツクピツ
チ制御回路、32はビブラートスピード制御用の
可変抵抗器、33はグライド・アタツクピツチの
スピード制御を行なう可変抵抗器、34は可変抵
抗器32の出力電圧に対応した周波数の信号を発
生する電圧制御型発振器(以下VCOと称す)、3
5は可変抵抗器33の出力電圧に対応した周波数
の信号を発生する。電圧制御型発振器(以下
VCOと称す)、36はタツチビブラートイネーブ
ル回路23およびグライド・アタツクピツチ制御
回路31の出力信号に基ずいてVCO34あるい
はVCO35からの出力信号を選択してクロツク
パルスCP2を送出するクロツクセレクト回路、3
7は発振器、38は発振器37の発振出力信号を
順次カウントするカウンタ、39はカウンタ38
のカウント出力値をアナログ信号に変換するデジ
タル・アナログ変換器、40はキースイツチ回路
1から供給される鍵の左右移動に対応して変化す
る鍵タツチ信号TSとデジタル・アナログ変換器
39の出力信号とを比較し、一致する毎に出力を
発生する比較器、41は比較器40から発生され
る出力信号の立上りを微分する微分回路、42は
カウンタ38の並列カウント出力、微分回路41
の微分出力、グライド・アタツクピツチ制御回路
31の出力信号、クロツクセレクト回路36のク
ロツクパルスCP2および5ビツト12ステージ(同
時最大発音数)の記憶部分を有するシフトレジス
タによつて構成されたメモリ43の出力信号をそ
れぞれ入力として該メモリ43の記憶値を制御す
る比較・ゲート回路、44はメモリ43の並列出
力をその上位2ビツトの状態によつて反転する反
転回路、45は反転回路44の反転動作を制御す
るノアゲート、46はノアゲート45の出力によ
つて反転回路44の出力信号値を所定値シフトさ
せる加算回路、47は加算回路46の出力値をデ
ツプス変換回路30の出力値に対応してシフトす
るとともに、グライド・アタツクピツチ制御回路
31のアタツクピツチ制御時に出力されるアタツ
クピツチ信号ACによつて所定値が加算されてシ
フトされたビブラート制御信号VS、グライド制
御信号GS、アタツク・ピツチ制御信号ASを発生
するシフト回路、48は加算器17から出力され
る各制御信号VS,GS,ASとメモリ19(第1
図)から供給されるピツチコントロール信号PC1
との加算値を、10進数の「1」を中心として微小
値ずつ変化する、あるいは10進数の「1」よりも
所定値だけ下がつた値から徐々に上昇変化する音
高制御信号TCに変換する変換回路である。 以下、上記構成によるVGS制御信号発生回路
13の動作を第4図〜第6図に示す具体化された
回路図を用いて詳細に説明する。 デイレイビブラート演奏 まず、デイレイビブラートを行なう場合には、
デイレイビブラート選択スイツチ21の可動接点
aをオフを担当する固定接点b1以外の固定接点b2
〜b4のいずれかに切替え設定するとともに、ビブ
ラートデプス選択スイツチ22の可動接点aをオ
フを担当する固定接点b1以外の「1/8」、「2/8」、
「3/8」、「4/8」、「5/8」、「6/8」、「1」をそれぞ

担当する固定接点b2〜b8のいずれかに切替える。
この場合、デイレイビブラート選択スイツチ21
の固定接点b2〜b4にはそれぞれデイレイ時間検出
回路24を構成する抵抗49a〜49cが接続さ
れており、この抵抗49a〜49cの他端は共通
の抵抗50を介してアースされている。そして、
この抵抗49a〜49cは例えば10KΩ、47K
Ω、100KΩの順次増加する抵抗値が与えられて
おり、可動接点aによつて選択された固定接点b2
〜b4に接続された抵抗49a〜49cと抵抗50
との分圧電圧が該選択設定値に対応したデイレイ
時間検出信号としてデイレイ時間検出回路24か
ら発生される。したがつて、デイレイビブラート
選択スイツチ21の可動接点aが固定接点b2〜b4
に向うにしたがつてデイレイ時間検出回路24の
出力電圧は上昇することになる。例えばデイレイ
ビブラート選択スイツチ21の可動接点aを固定
接点b2に切替設定すると、デイレイ時間検出回路
24から最も低い電圧信号が発生される。このデ
イレイ時間検出回路24から発生された低い電圧
信号はVCO27に供給され、このVCO27は第
3図に示すようにデイレイ時間検出回路24から
供給される電圧信号に反比例した高い周波数の信
号を発生する。 一方、デイレイビブラート選択スイツチ21の
可動接点aが固定接点b2に切替設定されたことに
よつて、固定接点b1の出力は“0”となり、この
固定接点b1の出力を制御入力とするVCO26は
“0”信号の供給に伴なつて低い周波数の発振出
力を送出する。 このような状態において、鍵盤部である鍵が押
鍵されると、この押鍵操作に対応してキーアサイ
ナ2から該操作鍵を表わすキーデータKDの割当
てチヤンネル時間に対応して1スロツトタイム時
間幅のアタツクパルスAPが発生される。このア
タツクパルスAPはカウンタ29のインバータ5
1において反転されて各アンドゲート51a〜5
1dをインヒビツトする。この結果、同時最大発
音チヤンネル数と同一の記憶ステージを有する各
シフトレジスタ52a〜52dのシフト出力が加
算器53a〜53dを介して該シフトレジスタ5
2a〜52dの入力側に戻されなくなり、これに
伴なつてアタツクパルスAPの発生に対応したチ
ヤンネルの記憶内容がリセツトされる。このシフ
トレジスタ52a〜52dのリセツトされたステ
ージが順次シフトして出力されると、上位2ビツ
トを担当するシフトレジスタ52c,52dの出
力信号が“0”“0”となる。この結果、クロツ
クセレクト回路28のナンドゲート54の出力信
号が“1”となり、またオアゲート55の出力を
反転するインバータ55aの出力信号が“1”と
なる。したがつて、アンドゲート56はVCO2
6から比較的低い周波数の発振出力信号が供給さ
れる毎に“1”信号を発生し、この“1”信号を
オアゲート57を介して最下位ビツトを担当する
加算器53aのキヤリイイン端子CIに供給する。
このため、カウンタ29はアタツクパルスAPの、
供給毎に該アタツクパルスAPの供給チヤンネル
時間に対応したチヤンネル部分の記憶がリセツト
され、以後はVCO26が出力信号を発生する毎
に該チヤンネルにおいて順次“1”が加算される
ことになる。そして、このカウンタ29の該チヤ
ンネルのカウント値がVCO26の発振周期に基
ずいて順次上昇し、上位ビツトの信号が“01”に
なると、クロツクセレクト回路28のナンドゲー
ト54およびオアゲート55の出力が共に“1”
になり、これに伴なつてアンドゲート58が動作
可能となりVCO27から出力信号が発生される
毎に該アンドゲート58から“1”信号が出力さ
れ、この“1”信号がオアゲート57を介してカ
ウンタ29の該チヤンネルのカウント値に順次加
算され続ける。そして、このカウンタ29の該チ
ヤンネルのカウント値がVCO27の発振周期に
基ずいて順次上昇すると、上位2ビツトの信号が
“10”になる。しかし、この場合にはクロツクセ
レクト回路28のナンドゲート54およびオアゲ
ート55の出力は何ら変化せず、カウンタ29に
はVCO27の出力信号がクロツクパルスCP1とし
て供給され続けられる。VCO27の発振周期に
基ずいてカウンタ29のカウント値が更に順次上
昇し、上位2ビツトが“11”になると、クロツク
セレクト回路28のナンドゲート54の出力が
“0”となり、これに伴なつてアンドゲート56,
58は共にインヒビツトされてVCO26および
VCO27の出力信号に同期したクロツクパルス
CP1の送出を中止する。 このため、カウンタ29の上位2ビツトが
“11”となつたチヤンネルは、カウント動作を中
止してそのカウント値“1100”を保持し続けるこ
とになる。 したがつて、カウント値の上位2ビツトを出力
信号とするカウンタ29の内容は、アタツクパル
スAPの供給時にリセツトされた後VCO26の発
振出力に対応した低い周期のクロツクパルスCP1
を“0000”からカウントしてそのカウント値が
“0100”に達すると、VCO27が発振出力に対応
した周期のクロツクパルスCP1をカウントしてそ
のカウント値が“1100”に達するとカウント動作
を中止することになる。この場合、カウンタ29
の上位2ビツトの出力が“00”である期間、つま
りカウント値が“0000”から“0011”に達するま
での時間がノンビブラート時間T1であり、この
時間T1はVCO26の発振周波数によつて決定さ
れる。また、カウンタ29の上位2ビツトの出力
が“01”である期間、つまりカウント値が
“0100”から“0111”に達するまでの時間が第1
デイレイ時間T2′であり、またカウンタ29の上
位2ビツトの出力が“10”である期間、つまりカ
ウント値が“1000”から“1011”に達するまでの
時間が第2デイレイ時間T2″であつて、これら各
時間T2′、T2″はデイレイビブラート選択スイツ
チ21によつて選択設定された値に対応して発振
しているVCO27の発振周波数によつて決定さ
れる。更にカウンタ29の上位2ビツトの出力が
“11”である期間、つまりカウント値が“1100”
となつてカウント動作を停止している時間が定常
ビブラート時間T3であり、この時間T3は該チヤ
ンネル時間に次のアタツクパルスAPが供給され
るまで保持し続けられる。したがつて、カウンタ
29は4つの状態、つまり時間T1、T2′、T2″、
T3を設定していることになり、これをまとめて
見ると第3表に示すようになる。
【表】 次にデプス変換回路30について説明する。デ
プス変換回路30は、クロツクセレクト回路28
の出力に対応して零からビブラートデプス選択ス
イツチ22の各固定接点b2〜b8からオアゲート5
9a〜59gを介して供給される深さ設定信号
DPの値まで順次増加する深さ制御信号DPCを発
生するものであつて、入力端60a〜60gに対
する深さのウエート付けをビブラートデプス選択
スイツチ22の各固定接点b2〜b8に対応して「1/
8」、「2/8」、「3/8」、「4/8」、「5/8」、「6/8」
、「1」
とした場合におけるカウンタ29の上位2ビツト
の出力に対する出力端61a〜61eの出力変化
は第4図に示すようになつている。なお、出力端
61a〜61eには「1/8」、「2/8」、「3/8」、「4/
8」、「1」のウエイト付けがなされている。
【表】 したがつて、例えばビブラートデプス選択スイ
ツチ22の可動接点aが最も深い値の「1」にウ
エイト付けされた固定接点b8に接続されると、該
固定接点b8からの“1”信号がオアゲート59g
を介してデプス変換回路30の入力端60gに供
給される。この状態においてカウンタ29の上位
2ビツトの出力が前述したように時間T1におい
て“00”になると、アンドゲート62a〜62c
がすべてインヒビツトされてその出力は“0”と
なり、これに伴なつてアンドゲート63a〜63
fがすべてインヒビツトされるために、デプス変
換回路30の出力端61a〜61eにはすべて出
力が発生されず、深さ制御信号は「0」となる。
次にカウンタ29の上位2ビツト出力が“01”と
なつて時間T2になると、オアゲート64a,6
4bの出力が“01”となり、またインバータ65
a,65bの出力信号が“10”となるためにアン
ドゲート62cの出力信号が“1”となる。この
結果、オアゲート66cの出力信号とアンドゲー
ト62cの出力信号とを入力とするアンドゲート
63dの出力信号が“1”となり、これに伴なつ
てオアゲート67aの出力信号が“1”となる。
この結果、インバータ68a〜68cの出力信号
が、“011”となり、これに伴なつてアンドゲート
69a〜69gのうち、アンドゲート69gの出
力信号のみが“1”となり、この信号“1”がオ
アゲート70aを介して出力端61aに出力され
て「1/8」の深さを指定する深さ制御信号DPCと
なる。更に、カウンタ29の上位2ビツトの出力
が“10”となつて時間T2″になると、アンドゲー
ト62bの出力信号が“1”となり、これに伴な
つてアンドゲート63b,63eの出力信号が共
に“1”となる。この結果、オアゲート67a〜
67cの出力信号が“110”となり、これに伴な
つてアンドゲート69eの出力信号のみが“1”
となる。したがつて、オアゲート70a,70c
の出力信号が“1”となつて出力端61a,61
cにそれぞれ「1/8」、「2/8」が出力され、この結
果、「1/8」+「2/8」=「3/8」のウエイト付けがなさ
れた深さ制御信号DPCが出力される。次にカウ
ンタ29の上位2ビツト出力が“11”となつて時
間T3になると、アンドゲート62aの出力信号
が“1”となり、これに伴なつてアンドゲート6
3a,63c,63fの出力信号が“1”とな
る。この結果、オアゲート67a〜67cの出力
信号が“111”となり、これに伴なつてアンドゲ
ート69aの出力のみが“1”となる。アンドゲ
ート69aの出力信号が“1”になると、オアゲ
ート70eの出力信号が“1”となつて出力端6
1eに「1」のウエイト付けがなされた深さ制御
信号DPCが出力される。 したがつて、デプス変換回路30は、前記時間
T1においてビブラートの深さを零とし、時間
T2′、T2″、T3においてビブラートデプス選択ス
イツチ22において選択設定された深さをほぼ3
段階に分けて順次増加していることになり、この
デイレイビブラートの深さが段階的に増加する時
間T2′+T2″=T2がデイレイビブラートのデイレ
イ時間となつてデイレイビブラート選択スイツチ
21の選択設定によつて変化する。 この場合、デイレイビブラート選択スイツチ2
1の可動接点aが固定接点b2に切替わり、またビ
ブラートデプス選択スイツチ22の可動接点aが
固定接点b8に切替わつたことによつて、アンドゲ
ート71の出力信号が“0”となる。また第5図
のグライド制御スイツチ15およびアタツクピツ
チ制御スイツチ16が共にオフとなつていること
から、グライド・アタツクピツチ制御回路31の
アンドゲード72、オアゲート73,74および
アンドゲード75の出力信号がすべて“0”とな
る。この結果、アンドゲート71の出力信号を入
力とするアンドゲート76およびオアゲート74
の出力信号を反転して入力とするアンドゲート7
7の出力信号が“0”となり、これに伴なつてオ
アゲート73の出力信号“0”とアンドゲート7
7の出力信号“0”とを入力する比較・ゲート回
路42のノアゲート78の出力信号が“1”にな
る。このノアゲート78の出力信号“1”はアン
ドゲート79a〜79eにそれぞれ供給される。
この場合、アンドゲート80a〜80eはアンド
ゲート77の出力信号“0”によつてすべてイン
ヒビツトされ、またオアゲート73の出力信号も
“0”であることから、アンドゲート79a〜7
9e、オアゲート81a〜81e、加算器82a
〜82eおよび12ステージのシフトレジスタ83
a〜83eは5ビツト12ステージのカウンタを構
成することになり、最下位ビツトを担当する加算
器82aのキヤリイイン端子CIにパルス信号CP2
が供給される毎に該チヤンネルの現在のカウント
値(シフトレジスタ83a〜83eの記憶値)に
“1”を加算して再びシフトレジスタ83a〜8
3eに保持することになる。このカウント動作に
より該チヤンネルのカウント値が“11111”とな
つてフルカウント値になるとオーバフローして
“00000”から再びカウントを開始する。したがつ
て、このカウンタの出力信号は周期関数となる。
次に、このカウンタの加算器82aに供給される
カウントパルスCP2について説明する。アンドゲ
ート71(第4図)およびオアゲート74の出力
信号が“0”であることから、クロツクセレクト
回路36のインバータ84a,84bの出力信号
は共に“1”となり、アンドゲート85aからは
VCO34の出力に同期したパルス信号が出力さ
れ、このパルス信号はオアゲート86を介して加
算器82aのキヤリイイン端子CIにクロツクパ
ルスCP2として供給される。したがつて、この場
合における前述したカウンタは、VCO34の出
力をカウントしていることになり、このカウント
スピードは可変抵抗32によつて決定されること
になる。 次に、“00000”から“11111”までVCO34の
発振周波数に基づいて変化するシフトレジスタ8
3a〜83eの並列5ビツト出力信号は反転回路
44に供給される。この場合、オアゲート74の
出力信号を各チヤンネル毎に記憶する12ステージ
のシフトレジスタ87の出力信号およびアンドゲ
ート71(第4図)の出力信号は共に“0”であ
るために、ノアゲート45の出力信号は“1”と
なる。 このノアゲート45の出力信号“1”はアンド
ゲート89d、アンドゲート90およびインバー
タ100にそれぞれ供給される。この状態におい
て、メモリ43の並列5ビツト出力信号が第7図
aに示すように“00000”から“11111”まで順次
変化すると反転回路44からは第7図bに示すよ
うに上位2ビツトが一致しない場合には下位4ビ
ツトを反転した出力信号を送出する。つまり、第
7図に示すように“00000”を期準として
“11111”までの変化を1〜32ステツプとした場
合、反転回路44の入力信号を示す第7図aにお
いて、上位2ビツトが“00”である期間、つまり
第1〜第8ステツプにおいては、シフトレジスタ
83d,83eの出力信号を入力とするイクスク
ルーシブオアゲート101の出力信号が“0”と
なり、これに伴なつてアンドゲート90の出力信
号も“0”となつてこの信号“0”をインバータ
103において反転した信号を入力とするアンド
ゲート89a〜89cはすべてイネーブルされ
る。一方、アンドゲート90の出力信号“0”を
入力するアンドゲート102a〜102cはすべ
てインヒビツトされる。従つてシフトレジスタ8
3a〜83cの出力信号がそのままアンドゲート
89a〜89c、オアゲート104a〜104c
を介して出力される。また、アンドゲート102
dはシフトレジスタ83eの出力信号“0”によ
つてインヒビツトされ、アンドゲート89dはイ
ンバータ100の出力信号“0”によつてインヒ
ビツトされているために、オアゲート104dの
出力信号は“0”となる。更にシフトレジスタ8
3eの出力信号は反転回路44の最上位ビツトと
してそのまま出力される。したがつて、入力信号
の上位2ビツトの信号が共に“00”である第1〜
第8ステツプ(第7図a)においては、反転回路
44の出力信号は第7図bに示すように入力信号
と同心になる。次に、第7図aに第9〜第16ステ
ツプで示すように、入力信号の上位2ビツトが
“01”の場合には、イクスクルーシブオアゲート
101の出力信号が“1”となり、これに伴つて
アンドゲート90の出力信号も“1”となる。こ
の結果、アンドゲート90の出力を入力するアン
ドゲート102a〜102cのみがイネーブルさ
れ、シフトレジスタ83a〜83cの出力信号が
インバータ105a〜105cにおいてすべて反
転されて出力される。また、オアゲート104d
の出力信号は、前述した場合と同様にアンドゲー
ト89d,102dがインヒビツトされているた
めに“0”となる。したがつて、このように上位
ビツトが“01”である信号が入力された場合に
は、第7図bに示すように入力信号の下位4ビツ
トを反転した状態の信号が出力されることにな
る。更に、第7図aに第17〜24ステツプで示すよ
うに、上位2ビツトが“10”である信号が入力さ
れた場合には、前述した第9〜16ステツプの場合
と同様に第7図bに示すように入力信号の下位4
ビツトの信号が反転された状態の信号が反転回路
44から送出される。次に、第7図aに第25〜32
ステツプで示すように、上位2ビツトが“11”で
ある信号が入力されると、イクスクルーシブオア
ゲード101が出力信号“0”を発生し、第1〜
8ステツプの場合と同様に入力信号をそのまま出
力する。したがつて、この反転回路44は
“00000”から“11111”まで連続的に一方向に変
化する入力信号を上昇、下降の変化を有する三角
波信号に変換していることになり、この信号がビ
ブラート信号VS′となる。 このようにして作られた三角波状に変化するビ
ブラート信号VS′は、加算回路46を構成する加
算器106a〜106eに供給され、該加算回路
46において下位2ビツトを担当する加算器10
6a,106bにノアゲート45の出力信号
“1”が加算されて第7図cに示すように変換さ
れる。これは、ビブラート演奏を行なうと楽音ピ
ツチの平均が下がつて聞こえるのを防止するため
に、10進数の「3」を加算してピツチを予め多少
高くしておくためのものである。 このようにして作られたビブラート信号
VS′は、シフト回路47(第6図)に供給されて
デプス変換回路30から供給される深さ制御信号
DPCによつてその値が変化される。つまり、深
さ制御信号DPCが「1」である場合を基準にし
て、深さ制御信号DPCに対応した値のビブラー
ト制御信号VSを送出する。つまり、例えばシフ
ト回路47の入力端子107eにデイレイビブラ
ートの最大深さを「1」とするために信号“1”
が供給されると、アンドゲート108a〜108
eがイネーブルされ、ビブラート信号VS′(5ビ
ツトの信号)がアンドゲート108a〜108e
およびオアゲート109c,109e,109
g,109i,109kを介してそのままの状態
で加算器110b〜110fのA入力端に供給さ
れる。この場合、加算器110b〜110fのB
入力端はすべて“0”であるために、加算器11
0b〜110Fからは入力信号がそのまま出力さ
れる。したがつて、この場合には、入力ビブラー
ト制御信号VS′がそのまま出力されて深さ「1」
のビブラート制御信号VSとなる。次にデプス変
換回路30によつてビブラートの深さが「6/8」
に指定された場合、つまり入力端107b,10
7dに信号“1”が供給された場合には、アンド
ゲート114a〜114f、オアゲート109
b,109d,109f,109h,109j,
109lを介して加算器110a〜110fのB
入力端に供給される1/4倍されたビブラート信号
VS′と、アンドゲート111a〜111f、オア
ゲート109a,109c,109e,109
g,109i,109kを介して加算器110a
〜110fのA入力側に供給される1/2倍された
ビブラート信号VS′とが加算されて6/8倍された
ビブラート制御信号VSが送出される。また、入
力端107a,107dに信号“1”が供給され
ると、アンドゲート113a〜113fから出力
される1/8倍されたビブラート信号VS′とアンド
ゲート111a〜111fから出力される1/2倍
されたビブラート信号VS′とが加算されて5/8倍
されたビブラート制御信号VSが発生される。更
に、入力端107dに信号“1”が供給された場
合には、アンドゲート111a〜111fから出
力される2/8倍されたビブラート制御信号VSが出
力される。また、シフト回路47においては、出
力ビブラート制御信号VSの最上位ビツト信号は
最上位加算器110fの出力信号とシフトレジス
タ87(第5図)の出力信号を入力とするオアゲ
ート115の出力信号によつて形成されている。 このように、デプス変換回路30から供給され
る深さ制御信号DPCによつてシフト制御された
ビブラート制御信号VSは、加算器17において
メモリ19から供給されるセント一定ピツチコン
トロール信号PC1と加算されて出力される。この
加算器17の出力信号は、十進数の「1」を中心
として微少値ずつ変化させるために、変換回路4
8において最上位ビツトが5ビツトに分けられ、
その最上位ビツト信号がインバータ116で反転
されて実数部を表わす信号となり、他の10ビツト
が小数部を表わす信号となる。したがつて、前述
した第7図cに示す深さ「1」のビブラート制御
信号VSは、変換回路48において最大値
1.00001010≒1.039062から最小値0.11111011≒
0.9804687の範囲にわたつて変化する信号となり、
これをグラフで表わすと第7図dに示すようにな
る。 このようにして変換されて変換回路48から出
力される音高制御信号TCを乗算回路4(第1図)
において周波数情報記憶回路3から供給される押
鍵に対応した周波数情報数値Fに乗算することに
より発生楽音の音高を変化させてビブラート効果
音を発生させる。この場合、デプス変換回路30
は、第4表で示したようにカウンタ29のカウン
ト出力に対応して深さ制御信号DPSを順次増加
するために、変換回路48から乗算回路4に供給
される音高制御信号TCもこれに伴なつて変化し、
サウンドシステム12から発生される楽音の音高
変化は第8図に示すようになる。つまり、時間
T1で示すノンビブラート時間においてはビブラ
ート効果は得られず、デイレイ時間T2′、T2″に
おいてはビブラート効果の深さが階段的に上昇
し、時間T3においてビブラートデプス選択スイ
ツチ22によつて選択設定された値の深さを有す
るビブラート効果となつてデイレイビブラート効
果音が得られる。この場合、第8図におけるデイ
レイ時間T2′+T2″=T2は、前述したようにデイ
レイビブラート選択スイツチ21の選択設定に対
応して発振周波数が変化するVCO27の出力に
よつて決定されるものであり、このデイレイビブ
ラート選択スイツチ21によつて自由に可変でき
る。 以上の説明がデイレイビブラート効果の通常操
作時における動作説明である。 デイレイビブラート演奏の誤操作 次に、ビブラートデプス選択スイツチ22をオ
フした状態、つまり可動接点aを固定接点b1に接
続した状態のままでデイレイビブラート選択スイ
ツチ21の可動接点aをオフ以外の固定接点b2
b4に切替えて所望のデイレイ時間T2を選択設定
すると、従来の電子楽器では深さ設定がなされて
いないためにビブラート効果音が得られなくな
る。しかし、この実施例においては、デイレイ時
間検出回路24の出力とビブラートデプス選択ス
イツチ22のオフ選択、つまり固定接点b1の出力
を入力とするアンドゲート117の出力信号
“1”をオアゲート118を介してデプス変換回
路30に「2/8」の深さ設定信号DPとして強制的
に供給する深さ自動設定回路25が設けられてい
るために、デイレイビブラートを得る場合にビブ
ラートデプス選択スイツチ22を誤操作しても、
予め定められた深さのデイレイビブラート効果音
が発生されて誤操作によるデイレイビブラート音
の発音停止が防止され、これによつてピブラート
制御スイツチ14の操作性が大幅に向上する。 ノーマルビブラート演奏 ノーマルビブラート効果音を得る場合には、デ
イレイビブラート選択スイツチ21の可動接点a
をデイレイ時間のオフを担当する固定接点b1に接
続するとともに、ビブラートデプス選択スイツチ
22の可動接点aを固定接点b2〜b8のいずれかに
接続してビブラートの深さを設定する。デイレイ
ビブラート選択スイツチ21の可動接点aを固定
接点b1に接続すると、VCO26に“1”信号が
供給されてVCO26が極めて高い周波数で発振
する。 この状態において、鍵盤部においてある鍵が押
鍵されると、これに伴なつてキーアサイナ2から
アタツクパルスAPが発生される。アタツクパル
スAPが発生されたチヤンネル時間に対応するカ
ウンタ29の該チヤンネルの計数値がリセツトさ
れると、クロツクセレクト回路28がVCO26
の高速パルス信号を選択してカウンタ29に供給
する。したがつて、カウンタ29は高速パルスを
カウントしてノンビブラート時間T1が実質的に
零とみなせる程度の極めて短い時間となる。次
に、カウンタ29の上位2ビツトの出力が“01”
になると、クロツクセレクト回路28は前述した
場合と同様にVCO27の出力を選択してカウン
タ29に供給する。この場合、デイレイビブラー
ト選択スイツチ21の可動接点aが固定接点b1
選択しているためにデイレイ時間検出回路24か
らVCO27に供給される制御信号の電圧は零と
なり、VCO27は第3図に示すように発振周波
数が極めて高い状態にある。 したがつて、カウンタ29の前述したデイレイ
時間T2′、T2″は一瞬の内に通過して時間T3とな
つて、ビブラートデプス選択スイツチ22で選択
設定された深さのビブラート効果音が発生され
る。この結果、押鍵操作とほぼ同時にビブラート
デプス選択スイツチ22によつて選択設定された
深さのノーマルビブラート効果音が得られること
になる。したがつて、このように構成された回路
においては、1つのビブラート回路でデイレイビ
ブラート選択スイツチ21を操作するのみでデイ
レイビブラートとノーマルビブラートが極めて容
易に得られる。 タツチビブラート演奏 鍵の左右動に対応して音高が変化するタツチビ
ブラート効果音を得る場合には、デイレイビブラ
ート選択スイツチ21およびビブラートデプス選
択スイツチ22の可動接点aをともに固定接点b1
に接続してオフ状態にするとともに、タツチビブ
ラート選択スイツチ20の可動接点aを固定接点
b2〜b8のいずれかに接続してタツチビブラートに
おけるビブラートの深さを設定する。デイレイビ
ブラート選択スイツチ21およびビブラートデプ
ス選択スイツチ22をオフにすると、タツチビブ
ラートイネーブル回路23を構成するアンドゲー
ト71の出力信号が“1”となる。この出力信号
“1”はタツチビブラートデプス選択スイツチ2
0の選択設定された固定接点b2〜b8を介してデツ
プス変換回路30に深さ設定信号DPとして供給
される。また、アンドゲート71の出力信号
“1”はアンドゲート76(第5図)に供給され
る。 この状態において図示しない鍵盤部において、
押鍵しながら該鍵を左右動すると、この鍵の左右
動に対応したアナログ量の鍵タツチ信号TSがキ
ースイツチ回路1から比較器40に供給される。
比較器40は発振器37の出力をカウントするカ
ウンタ38のカウント出力値を入力としてのこき
り波状の出力を送出しているデジタル・アナログ
変換器39の出力と鍵タツチ信号TSとを比較し、
両信号が一致する毎に出力信号を反転する。この
比較器40の出力信号は、微分回路41において
その立上り部分が微分されて微分パルスが送出さ
れる。この微分パルスはアンドゲート76、アン
ドゲート77を介して比較・ゲート回路42に供
給される。比較・ゲート回路42はアンドゲート
77からパルスが供給される毎にノアゲート78
の出力信号が“0”に反転してアンドゲート79
a〜79eをインヒビツトし、これによつてカウ
ンタ動作を中止させる。 また、アンドゲート77から出力信号“1”が
パルス的に発生されると、アンドゲート80a〜
80eがイネーブルされてカウンタ38の並的5
ビツトのカウント出力信号がアンドゲート80a
〜80e、オアゲート81a〜81eおよび加算
器82a〜82eを介してメモリ43を構成する
シフトレジスタ83a〜83eに記憶される。 したがつて、この場合におけるカウンタ38、
デジタル・アナログ変換器39、比較器40、微
分回路41、アンドゲート76,77および比
較・ゲート回路42は、キースイツチ回路1から
供給される鍵タツチ信号TSを対応する5ビツト
のデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変
換部を構成していることになる。なお、アンドゲ
ート71の出力信号が“1”となつた状態におい
ては、インバータ84a,84bの出力信号が
“01”となり、これに伴なつてアンドゲート85
a,85bが共にインヒビツトされてクロツクセ
レクト回路36からは出力パルスが送出されず、
加算器82a〜82eは加算動作を行なわない。
この結果、メモリ43を構成する5ビツト・12ス
テージのシフトレジスタ43は、キースイツチ回
路1から供給されるタツチ信号TSに対応した並
列5ビツト信号を順次記憶して送出することにな
り、このメモリ43からはタツチ信号TSに対応
したビブラート制御信号VSが出力されることに
なる。次に、反転回路44はアンドゲート71
(第4図)の出力信号が“1”となつたことによ
つて、ノアゲート45の出力信号が“0”とな
り、これに伴なつて反転動作を行なわずに入力信
号をそのまま出力する。また、ノアゲート45の
出力信号が“0”となつたことによつて、加算回
路46も加算動作を行なわずに入力信号をそのま
ま出力する。したがつて、このタツチビブラート
時においては、反転回路44および加算回路46
はメモリ43の出力信号をただ単に通過させてシ
フト回路47に供給することになり、シフト回路
47はデプス変換回路30から供給される深さ制
御信号DPCに対応してシフト動作を行なう。こ
の場合、アンドゲート71の出力信号“1”は、
デプス変換回路30のオアゲート64a,64b
にも供給されるために、アンドゲート62aの出
力信号が“1”となり、これに伴なつてアンドゲ
ート63a,63c,63fがイネーブルされて
デプス変換回路30からはタツチビブラートデプ
ス選択スイツチ20によつて選択設定された深さ
制御信号DPCが常時出力されている。したがつ
て、シフト回路47はメモリ43から出力される
鍵タツチ信号TSに対応したビブラート制御信号
VSをタツチビブラート・デプス選択スイツチ2
0によつて選択設定された深さだけシフトして、
該制御信号VSの深さ制御を行ない、この深さ制
御されたビブラート制御信号VSを前述と同様に
加算器17および変換回路48を介して乗算器4
(第1図)に音高制御信号TCとして供給する。こ
の結果、サウンドシステム12からは、鍵盤部の
鍵の左右動に対応して音高および周期が変化する
タツチビブラート効果音が得られる。なお、この
場合におけるタツチビブラート効果音のビブラー
トの深さはタツチビブラートデプス選択スイツチ
20の制御下におかれていることは言うまでもな
い。 グライド演奏 グライド演奏を行なう場合には、グライド制御
スイツチ15をオンにする。従つて、オアゲート
73,74の出力信号が“1”となり、このオア
ゲート74の出力信号“1”の反転信号を入力と
するアンドゲート77の出力信号が“0”とな
り、この出力信号“0”によつてアンドゲート8
0a〜80eがすべてインヒビツトされる。ま
た、オアゲート73の出力信号が“1”でアンド
ゲート77の出力信号が“0”となることによ
り、ノアゲート78の出力信号が“0”となつて
アンドゲート79a〜79eがインヒビツトされ
て、シフトレジスタ83a〜83eの出力が加算
器82a〜82eを介してシフトレジスタ83a
〜83eの入力側に戻されるのを阻止する。ま
た、オアゲート73の出力信号が“1”となるこ
とにより、この信号“1”がオアゲート81a,
81bを介して下位2ビツトを担当する加算器8
2a,82bのみに供給され、予め定められた初
期値が強制的に書き込まれて出力されることにな
る。 したがつて、比較・ゲート回路42からは
“00011”なる初期値が送出され続けられ、この
“00011”なるグライド信号GS′がシフトレジスタ
83a〜83eに順次記憶されてシフトされる。
また、ノアゲート45はシフトレジスタ87から
信号“1”が供給されるためにその出力信号は
“0”となり、この出力信号“0”を入力とする
反転回路44および加算回路46は前述した場合
と同様にメモリ43から出力される“00011”な
るグライド信号GS′をそのままシフト回路49に
供給する。また、デツプス変換回路30はオアゲ
ート67a〜67cにシフトレジスタ87の出力
信号“1”が供給されることにより、「1」を示
す深さ制御信号DPCを出力する。したがつて、
グライド制御スイツチ15がオンの期間において
は、シフト回路47はオアゲート73(第5図)
の出力信号“1”によつて強制的に設定された
“00011”なる信号をそのままグライド制御信号
GSとして送出し続けることになり、これに伴な
つて発音の音高は第9図に示すようにグライド制
御スイツチ15のオン(時間t1)と同時に低下
し、該スイツチ15のオン中はこの状態を保持し
続ける。一方、この場合シフトレジスタ87の出
力信号“1”はシフト回路47のオアゲート11
5に加えられるので、これにより加算器17の出
力信号の最上位ビツトが常に“1”となり、音高
制御信号TCの実数部(最上位ビツト)が常に
“0”となる。 次に、グライド制御スイツチ15を第9図の時
間t2においてオフすると、オアゲート73(第5
図)の出力信号が“0”となり、ノアゲート78
の出力信号が“1”となつてアンドゲート79a
〜79eがイネーブルされる。この結果、各シフ
トレジスタ83a〜83eの出力信号が各加算器
82a〜82eを介して各シフトレジスタ83a
〜83eの入力側に戻されることになり、これに
よつて前述したデイレイビブラートの場合と同様
にカウンタが構成される。一方、メモリ43は初
期値“00011”が強制的に書き込まれてシフトし
ていることから、オアゲート117の出力信号は
“1”である。 したがつて、このオアゲート117の出力信号
“1”、アタツクパルスAPを反転した信号“1”
およびシフトレジスタ87の出力信号“1”を入
力とするアンドゲート75の出力信号“1”は、
オアゲート74を介してシフトレジスタ87の入
力側に戻されて保持し続けられる。また、オアゲ
ート74が出力信号“1”を送出し続けることに
よつて、クロツクセレクト回路36のアンドゲー
ト85bがイネーブルされて可変抵抗器33の設
定値に対応して周期が変化するVCO35の出力
パルスが送出され、この出力パルスがクロツクパ
ルスCP2として加算器82aに供給されて各シフ
トレジスタ83a〜83eの記憶値が“00011”
から順次増加する。したがつて、この期間におい
ては第9図に時間t2〜t3で示すように楽音の音高
が基準音高に向つて徐々に上昇し、この上昇速度
は可変抵抗器33の設定値に対応して変化する
VCO35の発振周波数によつて決定される。こ
のようにしてシフトレジスタ83a〜83eの内
容が上昇し、出力信号が“11111”から“00000”
に変化すると、オアゲート117の出力信号が
“0”となり、これに伴なつてアンドゲート75
の出力信号が“0”となつてシフトレジスタ87
の記憶が解除される。シフトレジスタ87の出力
信号が“0”になると、デツプス変換回路30の
オアゲート67a〜67cの出力信号がすべて
“0”となり、これに伴なつてデツプス変換回路
30からシフト回路47へ供給される深さ制御信
号DPCがなくなつて通常音高の楽音となる。以
上の説明が、楽音発生中にグライド制御スイツチ
15を操作してグライド演奏を行なつた場合にお
ける動作説明であり、該スイツチ15の操作中は
全発生楽音の音高が初期設定値だけ低下した状態
を保持し、グライド制御スイツチ15のオフ時か
ら可変抵抗器33の設定値に対応した速度で音高
が通常音高まで徐々に上昇するグライド演奏効果
音が得られることになり、この場合におけるカウ
ンタの出力信号、つまりメモリ43の出力信号は
単発関数となる。 アタツクピツチ演奏 アタツクピツチ演奏を行なう場合には、グライ
ド制御スイツチ15をオフした状態でアタツクピ
ツチ制御スイツチ制御スイツチ16をオンする。
アタツクピツチ制御スイツチ16をオンすると、
アタツクパルスAPの発生毎にアンドゲート72
から信号“1”が出力される。この出力信号
“1”はオアゲート73,74を介してシフトレ
ジスタ87の該アタツクパルスAPが発生したチ
ヤンネル時間に対応するチヤンネルに記憶する。 また、オアゲート73からアタツクパルスAP
に同期した出力信号“1”が送出されると、この
出力信号“1”は比較・ゲート回路42のオアゲ
ート81a,81bを介してシフトレジスタ83
a〜83eの最下位2ビツトに“1”信号を書き
込む。なお、アンドゲート79a〜79eはノア
ゲート78の出力信号“0”によつてインヒビツ
トされており、またアンドゲート80a〜80e
はオアゲート74の出力信号“1”を反転して入
力するアンドゲート77の出力信号“0”によつ
てインヒビツトされている。 したがつて、このように構成された回路におい
ては、アタツクパルスAPが発生されたチヤンネ
ルに対応する各シフトレジスタ83a〜83eの
ステージ部分のみに“00011”なる初期値が強制
的に書き込まれ、前述したグライド演奏時におけ
る第9図の時間t2〜t3の動作と同様にVCO35の
出力パルスの加算が行なわれて単発関数出力を発
生する。したがつて、この場合における発生楽音
は、押鍵とともに低い音高から徐々に音高が上昇
して通常音高に達する楽音となり、トランペツト
およびトロンボーン等の楽器と同様な発音特性と
なる。そして、この各シフトレジスタ83a〜8
3eの出力信号が“11111”に達した後に
“00000”にステツプアツプすると、オアゲート1
17の出力信号が“1”から“0”に変化してシ
フトレジスタ87の該チヤンネルに対応した記憶
がリセツトされて通常の発音音高となる。したが
つて、アタツクピツチ制御スイツチ16をオンし
た場合には、第10図に示すように押鍵に対応し
て通常音高よりも低い音高の楽音が発生され、以
後は可変抵抗器33の設定値に対応した速度で通
常の基準音高まで上昇するアタツクピツチ演奏効
果音が得られる。これらの動作は、前述したグラ
イド演奏時における時間t2〜t3間(第9図)の動
作を発音開始時に発音割当てされたチヤンネルに
ついてのみ行なつたものとなる。 なお、上述した実施例においては、VCO26,
27の発振周波数を変化させてデイレイビブラー
ト効果とノーマルビブラート効果を得る場合につ
いてのみ説明したが、この発明はこれに限定され
るものではなく、要はビブラート制御信号発生手
段における計数速度をノーマルビブラート効果あ
るいはデイレイビブラート効果の選択に対応して
変化させるものであればよく、例えば分周器の分
周比を変化させても同様な効果が得られる。 また、上述した実施例においては、この発明を
楽音波形の1周期を記憶した波形メモリを操作鍵
音高に対応した速度で読出すことによつて楽音信
号を得るようにした電子楽器に適用した場合につ
いてのみ説明したが、他の楽音形成方式による電
子楽器、例えばシンセサイザ方式の電子楽器に適
用しても同様な効果が得られる。 以上説明したようにこの発明は、所定の周波数
信号を計数し、その計数値変化に応じて深さが
徐々に大きくなるデイレイビブラート信号を得、
一方ノーマルビブラート信号は前記デイレイビブ
ラート制御信号形成における前記周波数信号の周
波数を高めることによつて形成するように構成し
たものであるために、1つのビブラート制御回路
からノーマルビブラート制御信号とデイレイビブ
ラート制御信号とを選択的に得ることができ、従
来に比較して回路が極めて簡単でかつ安価になる
等の種々優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を
示す全体構成図、第2図は第1図に示すVGA制
御信号発生回路の一例を示す構成図、第3図は第
2図に示す電圧制御型発振器の制御入力電圧に対
する発振周波数の関係を示す特性図、第4図〜第
6図は第2図に示すVGA制御信号発生回路の具
体例を示す回路図、第7図は第2図に示す反転回
路、加算回路の出力値を示す図、第8図はデイレ
イビブラート演奏時における音高変化を示す図、
第9図はグライド演奏時における音高変化を示す
図、第10図はアタツクピツチ演奏時における音
高変化を示す図である。 1……キースイツチ回路、2……キーアサイ
ナ、3……周波数情報記憶装置、4……乗算回
路、5……サイクル一定ピツチコントロールスイ
ツチ、6……メモリ、7……加算器、8……ゲー
ト回路、9……アキユームレータ、10……波形
メモリ、11……エンベロープ波形発生器、12
……サウンドシステム、13……VGA制御信号
発生回路、14……ビブラート制御スイツチ、1
5……グライド制御スイツチ、16……アタツク
ピツチ制御スイツチ、17……加算器、18……
セント一定ピツチコントロールスイツチ、19…
…メモリ、20……タツチビブラートデプス選択
スイツチ、21……デイレイビブラート選択スイ
ツチ、22……ビブラートデプス選択スイツチ、
23……タツチビブラートイネーブル回路、24
……デイレイ時間検出回路、25……深さ自動設
定回路、26,27,34,35……VCO、2
8,36……クロツクセレクト回路、29,38
……カウンタ、30……デプス変換回路、31…
…グライド・アタツクピツチ制御回路、32,3
3……可変抵抗器、37……発振器、39……デ
ジタル・アナログ変換器、40……比較器、41
……微分回路、42……比較・ゲート回路、43
……メモリ、44……反転回路、46……加算回
路、47……シフト回路、48……変換回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 周波数が高い第1の周波数信号または周波数
    が低い第2の周波数信号を選択的に出力する周波
    数信号発生手段と、該周波数信号発生手段から出
    力される周波数信号を計数し、その計数値変化に
    基づき該周波数信号の周波数に対応した速度で深
    さが徐々に大きくなるビブラート制御信号を出力
    するビブラート制御信号発生手段と、ノーマルビ
    ブラート効果またはデイレイビブラート効果を選
    択指定するとともに、ノーマルビブラート効果を
    選択指定したときには前記周波数信号発生手段に
    対して前記第1の周波数信号の出力を指示する制
    御信号を供給し、かつデイレイビブラート効果を
    選択指定したときには前記周波数信号発生手段に
    対して前記第2の周波数信号の出力を指示する制
    御信号を供給する選択手段とを備え、前記ビブラ
    ート制御信号発生手段から出力されるビブラート
    制御信号によつて発生楽音の音高を制御してノー
    マルビブラート効果およびデイレイビブラート効
    果を得るようにした電子楽器。
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