JPS589434B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

Info

Publication number
JPS589434B2
JPS589434B2 JP52020442A JP2044277A JPS589434B2 JP S589434 B2 JPS589434 B2 JP S589434B2 JP 52020442 A JP52020442 A JP 52020442A JP 2044277 A JP2044277 A JP 2044277A JP S589434 B2 JPS589434 B2 JP S589434B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrato
signal
output
depth
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52020442A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53106022A (en
Inventor
山田茂
市川潔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Gakki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Gakki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Gakki Co Ltd filed Critical Nippon Gakki Co Ltd
Priority to JP52020442A priority Critical patent/JPS589434B2/ja
Publication of JPS53106022A publication Critical patent/JPS53106022A/ja
Publication of JPS589434B2 publication Critical patent/JPS589434B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電子楽器に関し、特に押鍵時から所定時間経
過後、発音時間の経過にともなって徐々にビブラートの
強度が深まるデイレイビブラート効果が得られる電子楽
器に関するものである。
ビブラート効果は、発音される楽音の音高を1秒間に約
7回程度わずかに上下動させることによつて、甘くて豊
かな演奏音を得るための演奏効果であり、これはバイオ
リンおよびフルート等の自然楽器における演奏効果の一
つである。
この場合、バイオリンおよびフルート等のビブラート効
果音を詳細に検討して見ると、ビブラート演奏の開始と
同時に完全なビブラート効果が得られるものではなく、
ビブラート演奏の開始時から所定時間(ノンビブラート
時間)T1経過した後、所定のデイレイ時間T2わたっ
て徐々にビブラート効果の強度が深まるデイレイビブラ
ート効果となっている。
このようなデイレイビブラート効果は、電子楽器におい
ても強く望まれるようになり、現在の電子楽器には種々
方式によるデイレイビブラート装置が設けられている。
この場合、電子楽器においては、デイレイビブラート効
果のデイレイ時間を可変設定するためのデイレイ時間設
定操作子と、デイレイビブラート効果の最大深さを可変
設定するための深さ設定操作子とが設けられており、こ
の両設定操作子を適宜操作することによって任意のデイ
レイビブラート効果音が得られ、また、この場合、操作
子数の減少のために、前記デイレイ時間設定操作子を通
常のノーマルビブラート効果制御用の操作子と兼用させ
るように、該ディレイ時間設定操作子をオフ状態にする
ことによって押鍵時から瞬時に前記深さ設定操作子の設
定値に対応した深さのノーマルビブラート効果が得られ
、また前記深さ設定操作子をオフ状態にすることによっ
て通常の楽音が発音されるようになっている。
しかしながら、上述した構成による電子楽器においては
、互いに独立した2個の設定操作子を操作することによ
ってデイレイビブラート効果の特性調整およびデイレイ
ビブラートとノーマルビブラートの切替え等を行なって
いるために、この両設定操作子の設定操作が繁雑となり
、誤って深さ設定操作子をオフにセットしたままでデイ
レイ時間設定操作子をある値にセットしてデイレイビブ
ラート効果を得ようとすると、深さ設定がオフであるた
めに、デイレイビブラート効果が全く得られなくなって
しまう欠点を有している。
したがってこの発明による目的は、デイレイビブラート
演奏効果音を得る場合におけるデイレイ時間設定操作子
および深さ設定操作子の操作性を向上させて誤操作を防
止するように改良した電子楽器を提供するものである。
このような目的を達成するためにこの発明は、深さ設定
操作子がオフ状態にある場合に、デイレイ時間設定操作
子をオフ以外のある値にセットすると、深さを予め定め
られたある値に強制的に設定するものである。
以下、図面を用いてこの発明による電子楽器を詳細に説
明する。
第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を説明する
ための基本となる電子楽器の概略を説明するためのブロ
ック図であって、1は鍵盤部におけるキースイッチ回路
、2はキーアサイナ、3は周波数情報記憶装置、4は乗
算回路、5はサイクル一定ピッチコントロールスイッチ
、6はメモリ、7は加算器、8はゲート回路、9はアキ
ュームレータ、10は波形メモリ、11はエンベロープ
波形発生器、12はサウンドシステム、13はビブラー
ト・グライド・アタックピッチ制W号発生回路(以下V
GA制御信号発生回路と称す入14はビブラート制御ス
イッチ、15はグライド制御スイッチ、16はアタック
ピッチ制御スイッチ、17は加算器、18はセント一定
ピッチコントロールスイッチ、19はメモリをそれぞれ
示す。
キーアサイナ2は、キースイッチ回路1に配置された各
鍵のキースイッチのオンまたはオフ動作を図示しないク
ロックパルス発生器から供給されるクロツクパルスφ(
周波数f0)に基ずく順次走査により検出し、押下され
た鍵を識別する情報を同時発音数(例えば12音)に対
応したチャンネルのいずれかに割当てる。
このキーアサイナ2は、各チャンネルに対応する記憶位
置にその鍵を表わすキーデータKDを記憶し、各チャン
ネルに記憶したキーデータKDを時分割的に順次出力す
る。
従って、鍵盤部において同時に複数の鍵が押下されてい
る場合、各押下鍵はそれぞれ別個のチャンネルに発音割
当てされ、各チャンネルに対応する記憶位置には、割当
てられた鍵を表わすキーデータKDが記憶される。
各記憶位置は循環型シフトレジスタによって構成するこ
とができる。
例えば鍵盤部における各鍵を特定するキーデータKDが
第1表に示すように鍵盤の種類を表わす2ビットのコー
ドK2,K1と、オクターブ音域を表わす3ビットのコ
ードB3,B2,B1と、1オクターブ内の音名を表わ
す4ビットのコードN4,N3,N2,N1とからなる
合計9ビットのコードによって構成されており、全チャ
ンネル数が12であるとすると12ステージ(1ステー
ジ9ビット)のシフトレジスタを使用すると好都合であ
る。
従って、このキーアサイナ2において発音割当てされた
鍵を表わすキーデータKD(すなわち前記シフトレジス
タに記憶されたキーデータ)は、割当てられたチャンネ
ルの時間に一致して順次時分割的に出力される。
また、キーアサイナ2は押下鍵が発音割当てされたチャ
ンネルにおいて、発音がなされるべきであることを表わ
すエンベロープスタート信号ESを各チャンネル時間に
同期して時分割的に出力する。
さらに、各チャンネルに発音割当てされた鍵が離鍵され
、これにより発音が減衰状態となるべきことを表わすデ
イケイスタート信号DSを各チャンネル時間に同期して
時分割的に出力する。
また、上記エンベロープスタート信号BSの立上り時に
同期して1タイムスロット時間のパルス幅を有するアタ
ックパルスAPが1発出力される。
これらの信号ES,DS,APは楽音の振幅エンベロー
プ制御(発音制御)のためにエンベロープ波形発生器1
1において利用される。
更にまたキーアサイナ2では、エンベロープ波形発生器
11からそのチャンネルにおける発音が終了した(デイ
ケイが終了した)ことを表わすデイケイ終了信号DFを
入力し、この信号DFに基いて、当該チャンネルに関す
る各種記憶をクリアし、その後の新たな押下鍵のための
待機状態となる。
周波数情報記憶装置3は、キーアサイナ2から供給され
るキーデータKDを入力としてそれぞれに対応する、例
えば第2表に示すような周波数情報数値Fを出力するメ
モリである。
なお、この周波情報記憶装置3に記憶されている数値F
は第2表の場合15ビットであり、1ビットが整数部、
他の14ビットが小数部で表わされる。
この第2表におけるF数は2進数で表わされる数値Fを
10進数に変換して示したものである。
一方VGA制御信号発生回路13は、キーアサイナ2か
らアタックパルスAPが供給されると、10進数の「1
」を中心として周期的に増減変化するビブラート制御信
号VSあるいは10進数の「1」より所定値だけ下がっ
た値から徐々に上昇変化するグライド制御信号GSまた
はアタックピッチ制御信号ASを選択的に発生する。
この場合、VGA制御信号発生回路13にはビブラート
制御スイッチ14、グライド制御スイッチ15およびア
タックピッチ制御スイッチ16が設けられており、ビブ
ラート制御スイッチ14を選択設定することによってデ
イレイビブラートの選択とそのデイレイ時間設定および
ディレイビブラートの深さ設定が行なわれ、またノーマ
ルビブラートの選択とその深さ設定が行なわれ、更にキ
ースイッチ回路1から供給される鍵の左右動に対応した
鍵タッチ信号TSに基すいて音高を変化させるタッチビ
ブラートの選択とその深さ設定が行なわれる。
また、グライド制御スイッチ15(例えばフットペタル
を横方向に移動させることによってオンとなるフットス
イツチ)のオン期間は全発音を所定音高だけ低くしかつ
グライド制御スイッチ5のオフ動作に伴なって基準音高
まで徐々に上昇させるグライド効果の選択が行なわれる
更にまた、アタックピッチ制御スイッチ16を選択設定
することによって、押鍵時に該押鍵に対応した音高より
も多少低い音高で発音し、時間経過に伴なって徐々に基
準音高まで上昇するように音高変化するアタックピッチ
効果の選択が行なわれる。
このような各種制御スイッチ14,15.16によって
設定された各種条件に対応して形成される制御信号VS
,GS,ASは加算器17において、メモリ19から供
給されるセント一定ピッチコントロールスイッチ18に
よって設定されたピッチコントロール信号PC1と加算
され、この加算値が音高制御信号TCとして乗算回路4
に供給される。
乗算回路4は周波数情報記憶装置3から供給される周波
数情報数値Fに音高制御信号TCを乗算して、音高制御
信号TCに対応して変化された周波数情報数値F′を送
出する。
したがって、周波数情報数値F′は制御信号VS,GS
,ASおよびピッチコントロール信号PC1に対応して
変化することになり、これに伴なって後述詳記する楽音
発音系においてビブラート効果、グライド効果、アタッ
クピッチ効果およびセント一定ピッチコントロールスイ
ッチ18により設定された値だけセント一定で音高がず
れた楽音が得られることになる。
次に、周波数情報数値F′は加算器7に供給され、ここ
に於いてメモリ6から供給されるサイクル一定ピッチコ
ントロールスイッチ5によって設定されたピッチコント
ロール信号PC2と加算され、この加算値(F’+PC
2)が周波数情報数値F”として出力される。
この場合、ピッチコントロール信号PC2は周波数情報
数値F′に加算されて周波数情報数値F”となるもので
あるために、この周波数情報数値F”に対応して発生さ
れる楽音はサイクル一定ピッチコントロールスイッチ5
による設定値だけ音高がずれた楽音となる。
このようにして、ビブラート制御、グライド制御、アタ
ックピッチ制御、セント一定のピッチコントロールおよ
びサイクル一定のピッチコントロールがなされた周波数
情報数値F”は、ゲート回路8を介してアキュームレー
タ9に導ひかれる。
アキュームレータ9は、周波数情報数値F”をチャンネ
ル毎に累算する累算器と当該チャンネルの次回の累算ま
で12タイムスロット(同時最大発音数に対応)間にわ
たって累算値を保持するための12ステージ分の一時記
憶回路を備えている。
アキュームレータ9の出力(累算値qF”)は波形メモ
リ10に供給されて該波形メモリ10の読み出しを制御
する。
このため、アキュームレータ9の例えば上位6ビットを
デコードし(下位ビットは累算のためのみに利用される
)、所望の楽音1波形の振幅を時間軸にそって例えば6
4分割して記憶している波形メモリ10のためのアドレ
ス信号を得ている。
波形メモリ10から読出される楽音波形は、エンベロー
プ波形発生器11から供給されるアタックおよびデイケ
イ等のエンベロープ波形と乗算され後、サウンドシステ
ム12において適宜音色および音量制御がなされて演奏
音として発音される。
ここで周波数情報記憶装置3からあるキーデータKDに
対応した周波数情報数値Fが発生され、この周波数情報
数値Fが音高制御信号TCおよびピッチコントロール信
号PC2によって制御されて周波数情報数値F”となっ
た場合、アキュームレータ9の累算器のモジュロ(法)
をMとし、また同時最大発音数をNとすれば、波形メモ
リ10から読出される楽音波形の周波数fTは、 このように、キーデータKDに対応した周波数情報数値
F怖アキュームレータ9で順次累算し、この累算出力を
アドレス信号として所望の楽音1波形が記憶された波形
メモリ10を読出して楽音波形を得る構成の電子楽器は
、例えば特願昭48−41964号(特開昭49−13
0213号)明細書において詳細に説明されているので
、この部分の詳細説明は省略し、次にこの発明の要旨と
なるVGS制御信号発生回路13の詳細説明を行なう。
第2図は第1図に示すVGS制御信号発生回路13の一
例を示すブロック図であって、第1図と同一部分は同一
符号を用いて示してある。
同図において20はタッチビブラートの選択とその深さ
設定を行なうタッチビブラート・デプス選択スイッチ、
21はデイレイビブラートの選択とそのデイレイ時間を
設定するデイレイビブラート選択スイッチ、22はビブ
ラートの深さを設定するビブラートデプス選択スイッチ
であり、これらはビブラート制御スイッチ14を構成し
ている。
この場合、タッチビブラート・デプス選択スイッチ20
は可動接点aと該タッチビブラートのオフを含むN段階
の深さ設定を担当する固定接点b1〜bnを有し、また
デイレイビブラート選択スイッチ21は可動接点aと該
デイレイビブラートのオフを含むN段階のデイレイ時間
設定を担当する固定接点b0〜bnを有し、更にビブラ
ートデプス選択スイッチ22は可動接点aとN段階の深
さ設定を担当する固定接点b1〜bnを有している。
23はデイレイビブラート選択スイッチ21およびビブ
ラートデプス選択スイッチ22が共にオフ(可動接点a
が固定接点b1を選択)であることを検出してタッチビ
ブラートを可能にするタッチビブラートイネーブル回路
、24はデイレイビブラート選択スイッチ21において
選択されたデイレイ時間を検出し、この検出されたデイ
レイ時間に対応した電圧信号を発生するデイレイ時間検
出回路、25はデイレイビブラート選択スイッチ21の
可動接点aがオフ以外の固定接点b2〜bnを選択しか
つビブラードデブス選択スイッチ22の可動接点aがオ
フを担当する固定接点b1を選択したことを検出して予
め定められた深さ設定信号を発生する深さ自動設定回路
、26はデイレイビブラート選択スイッチ21の可動接
点aがオフを担当する固定接点b0を選択した場合には
極めて高い周波数の信号を発生し、他の固定接点b2〜
b,が選択された場合には低い周波数の信号を発生する
電圧制御型発振器(以下■COと称す)、27は第3図
に示すようにデイレイ時間検出回路24からの出力電圧
に反比例した周波数の信号を発生する電圧制御型発振器
(以下■COと称す)、28はVCO26およびVCO
27からの出力信号を選択してクロックパルスCPzを
送出するクロツク .セレクト回路、29はキーアサイ
ナ2からアタックパルスAPが供給される毎にリセット
されてクロックパルスCP1を順次カウントするカウン
タ、30は入力端に供給される深さ設定信号1)Pをカ
ウンタ29のカウント出力に対応して変換した深さ制御
信号DPCを発生するデプス変換回路であって、タッチ
ビブラートイネーブル回路23からの“1”信号が供給
されると入力信号DPを変換せずにそのまま送出し、ま
た後述するグライド・アタックピッチ制御回路31から
゛1″信号が供給されると「1」の深さ制御信号DPC
を強制的に出力するように構成されている。
31はグライド制御スイッチ15の゛1″出力信号によ
ってグライド制御を行ない、またアタックピッチ制御ス
イッチ16の゛1″出力信号によりアタックパルスA.
Pが供給される毎にアタックピッチ制御を行なうグライ
ド・アタックピッチ制御回路、32はビブラートスピー
ド制御用の可変抵抗器、33はグライド・アタックピッ
チのスピード制御を行なう可変抵抗器、34は可変抵抗
器32の出力電圧に対応した周波数の信号を発生する電
圧制御型発振器(以下■COと称す)、35は可変抵抗
器33の出力電圧に対応した周波数の信号を発生する電
圧制御型発振器(以下VCOと称す)、36はクツチビ
ブラートイネーブル回路23およびグライド・アタック
ピッチ制御回路31の出力信号に基すいてVCO34あ
るいはVCO35からの出力信号を選択してクロツクパ
ルスCP2を送出するクロツクセレクト回路、37は発
振器、38は発振器37の発振出力信号を順次カウント
するカウンタ、39はカウンク38のカウント出力値を
アナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換器、4
0はキースイッチ回路1から供給される鍵の左右移動に
対応して変化する鍵タッチ信号TSとデジタル・アナロ
グ変換器39の出力信号とを比較し、一致する毎に出力
を発生する比較器、41は比較器40から発生される出
力信号の立上りを微分する微分回路、42はカウンタ3
8の並列カウント出力、微分回路41の微分出力、グラ
イド・アタックピッチ制御回路31の出力信号、クロッ
クセレクト回路36のクロツクパルスCP2および5ビ
ット12ステージ(同時最大発音数)の記憶部分を有す
るシフトレジスタによって構成されたメモリ43の出力
信号をそれぞれ入力として該メモリ43の記憶値を制御
する比較・ゲート回路、44はメモリ43の並列出力を
その上位2ビットの状態によって反転する反転回路、4
5は反転回路44の反転動作を制御するノアゲート、4
6はノアゲート45の出力によって反転回路44の出力
信号値を所定値シフトさせる加算回路、47は加算回路
46の出力値をデプス変換回路30の出力値に対応して
シフトするとともに、グライド・アタックピッチ制御回
路31のアタックピッチ制御時に出力されるアタックピ
ッチ信号ACによって所定値が加算されてシフトされた
ビブラート制御信号■S、グライド制御信号GS、アタ
ックピッチ制御信号Asを発生するシフト回路、48は
加算器17から出力される各制御信号’VS,GS,A
Sとメモリ19(第1図)から供給されるピッチコント
ロール信号PC1との加算値を、10進数の「1」を中
心として微小値ずつ変化する、あるいは10進数の「1
」よりも所定値だけ下がった値から徐々に上昇変化する
音高制御信号TCに変換する変換回路である。
以下、上記構成によるVGS制御信号発生回路13の動
作を第4図〜第6図に示す具体化された回路図を用いて
詳細に説明する。
ディレイビブラート演奏 まず、デイレイビブラートを行なう場合には、ディレイ
ビブラート選択スイッチ21の可動接点aをオフを担当
する固定接点b1以外の固定接点b2〜b4のいずれか
に切替え設定するとともにビブラートデプス選択スイッ
チ22の可動接点aをぞれ担当する固定接点b2〜b8
のいずれかに切替える。
この場合、デイレイビブラート選択スイッチ21の固定
接点b2〜b4にはそれぞれデイレイ時間検出回路24
を構成する抵抗49a〜4’9cが接続されており、こ
の抵抗49a〜49cの他端は共通の抵抗50を介して
アースされている。
そしてこの抵抗49a〜49cは例えばIOKΩ,47
KΩ,IOOKΩの順次増加する抵抗値が与えられてお
り、可動接点aによって選択された固定接点b2〜b4
に接続された抵抗49a〜49cと抵抗50との分圧電
圧が該選択設定値に対応したデイレイ時間検出信号とし
てデイレイ時間検出回路24から発生される。
したがって、デイレイビブラート選択スイッチ21の可
動接点aが固定接点b2〜b4に向うにしたがってデイ
レイ時間検出回路24の出力電圧は上昇することになる
例えばデイレイビブラート選択スイッチ21の可動接点
aを固定接点b2に切替設定すると、デイレイ時間検出
回路24から最も低い電圧信号が発生される。
このデイレイ時間検出回路24から発生された低い電圧
信号はVCO27に供給され、この■CO27は第3図
に示すようにデイレイ時間検出回路24から供給される
電圧信号に反比例した高い周波数の信号を発生する。
一方、デイレイビブラート選択スイッチ21の可動接点
aが固定接点b2に切替設定されたことによって、固定
接点b1の出力は゛0″となり、この固定接点b1の出
力を制御入力とする■C026は゛0″信号の供給に伴
なって低い周波数の発振出力を送出する。
このような状態において、鍵盤部である鍵が押鍵される
と、この押鍵操作に対応してキーアサイナ2から該操作
鍵を表わすキーデータKDの割当てチャンネル時間に対
応して1スロットタイム時間幅のアタックパルスA’P
が発生される。
このアタックパルスAPはカウンタ29のインバータ5
1において反転されて各アンドゲート51a〜51dを
インヒビットする。
この結果、同時最大発音チャンネル数と同一の記憶ステ
ージを有する各シフトレジスタ52a〜52dのシフト
出力が加算器53a〜53dを介して該シフトレジスク
52a〜52dの入力側に戻されなくなり、これに伴な
ってアタックパルスAPの発生に対応したチャンネルの
記憶内容がリセットされる。
このシフトレジスタ52a〜52dのリセットされたス
テージが順次シフトして出力されると、上位2ビットを
担当するシフトレジスタ52c,52dの出力信号が“
0”“0”となる。
この結果、クロックセレクト回路28のナンドゲート5
4の出力信号が゛1″となり、またオアゲート55の出
力を反転するインバータ55aの出力信号が“1”とな
る。
したがって、アンドゲート56はVCO26から比較的
低い周波数の発振出力信号が供給される毎に“1”信号
を発生し、この“1”信号をオアゲート57を介して最
下位ビツトを担当する加算器53aのキャリイイン端子
CIに供給する。
このため、カウンタ29はアタックパルスAPの供給毎
に該アタックパルスAPの供給チャンネル時間に対応し
たチャンネル部分の記憶がリセットされ、以後はVC0
26が出力信号を発生する毎に該チャンネルにおいて順
次“1”が加算されることになる。
そして、このカウンタ29の該チャンネルのカウント値
がVCO26の発振周期に基すいて順次上昇し、上位2
ビットの信号が“01”になると、クロツクセレクト回
路28のナンドゲート54およびオアゲート55の出力
が共に“1”になり、これに伴なってアンドゲート58
が動作可能となりVCO27から出力信号が発生される
毎に該アンドゲート58から“1”信号が出力され、こ
の“1”信号がオアゲート57を介してカウンタ29の
該チャンネルのカウント値に順次加算され続ける。
そして、このカウンタ29の該チャンネルのカウント値
がVCO27の発振周期に基すいて順次七昇すると、上
位2ビットの信号が“10”になる。
しかし、この場合にはクロックセレクト回路28のナン
ドゲート54およびオアゲート55の出力は側ら変化せ
ず、カウンタ29にはVCO27の出力信号がクロック
パルスCP1として供給され続けられる。
■CO27の発振周期に基ずいてカウンタ29のカウン
ト値が更に順次上昇し、上位2ビットが“11”になる
と、クロツクセレクト回路28のナンドゲート54の出
力が゛0″となり、これに伴なってアンドゲート56,
58は共にインヒビットされてVCO26およびVCO
27の出力信号に同期したクロックパルスCP,の送出
を中止する。
このため、カウンタ29の上位2ビットが“11”とな
ったチャンネルは、カウント動作を中止してそのカウン
ト値“1100”を保持し続けることになる。
したがって、カウント値の上位2ビットを出力1信号と
するカウンタ29の内容は、アタックパルスA.Pの供
給時にリセットされた後VCO26の発振出力に対応し
た低い周期のクロツクパルスCPを“0000”からカ
ウントしてそのカウント値が”0100”に達するとV
CO27の発振出力に対応した周期のクロックパルスC
P,をカウントしてそのカウント値が“1100”に達
するとカウント動作を中止することになる。
この場合、カウンタ29の上位2ビットの出力が“00
”である期間、つまりカウント値が“00000”から
“00111”に達するまでの時間がノンビブラート時
間T1であり、この時間T1はVCO26の発振周波数
によって決定される。
また、カウンタ29の上位2ビツトの出力が“01”で
ある期間、つまりカウント値が“01000”から“0
1111”に達するまでの時間が第1デイレイ時間T2
′であり、またカウンク29の上位2ビツhの出力が“
10”である期間、つまりカウント値が“11000”
から“1011”に達するまでの時間が第2デイレイ時
間Tグであって、これら各時間T2’,T2’はデイレ
イビブラート選択スイッチ21によって選択設定された
値に対応して発振しているVCO27の発振周波数によ
って決定される。
更にカウンタ29の上位2ビットの出力が゛“11”で
ある期間、つまりカウント値が“1100”となってカ
ウント動作を停止している時間が定常ビブラート時間T
3であり、この時間T3は該チャンネル時間に次のアタ
ックパルスAPが供給されるまで保持し続けられる。
したがって、カウンタ29は4つの状態、つまり時間T
1,T2′,T2”,T3を設定していることになり、
これをまとめて見ると第3表に示すようになる。
次にデプス変換回路30について説明する。
デプス変換回路30は、クロツクセレクト回路28の出
力に対応して零からビブラートデプス選択スイッチ22
の各固定接点b2〜b8からオアゲート59a〜59g
を介して供給される深さ設定信号DPの値まで順次増加
する深さ制御信号DPCを発生するものであって、入力
端60a〜60gに対する深さのウエート付けをビブラ
ートデプス選択スイッチ22の各固定接点b2〜b8に
対応して「1/8」,「2/8」,「3/8」,「4/
」,「5/8」,「6/8」,「1」とした場合におけ
るカウンタ29の上位2ビットの出力に対する出力端6
1a〜61eの出力変化は第4表に示すようになってい
る。
なお、出力端61a〜61eには「l/81,「2/8
」,「2/8」,「4/8」,「1 」のウェイト付け
がなされている。
したがって、例えばビブラートヂプス選択スイッチ22
の可動接点aが最も深い値の「1」にウェイト付けされ
た固定接点b8に接続されると、該固定接点b8からの
“1”信号がオアゲート59gを介してデプス変換回路
30の入力端60.9に供給される。
この状態においてカウンタ29の上位2ビツ1への出力
が前述したように時間T1において“00”になると、
アンドゲート62a〜62eがすべてインヒビットされ
てその出力は“0”となり、これに伴なってアンドゲー
h63a〜63fがすべてインヒビットされるために、
デプス変換回路30の出力端61a〜61eにはすべて
出力が発生されず、深さ制御信号は「O」となる。
次にカウンタ29の上位2ビット出力が“01”となっ
て時間T2′になると、オアゲート64a,64bの出
力が“01”となり、またインバータ65a ,65b
の出力信号が“10”となるためにアンドゲート62c
の出力信号が“1”となる。
この結果、オアゲート66cの出力信号とアンドゲート
62cの出力信号とを入力とするアンドゲート63dの
出力信号が゛1″となり、これに伴なってオアゲート6
7aの出力信号が“1”となる。
この結果、インバータ68a〜68cの出力信号が゛’
0 1 1 ”となり、これに伴なってアンドゲート
69a〜69gのうち、アンドゲ゛−ト6L9の出力信
号のみが゛1′′となり、この信号+! 1 14がオ
アゲート70aを介して出力端61aに出力されてl−
1/8」の深さを指定する深さ制御信号DPCとなる。
更に、カウンタ29の上位2ビットの出力が“10”と
なって時間T”2になると、アンドゲート62bの出力
信号が“1”となり、これに伴なってアンドゲート63
b,63eの出力信号が共に“1”となる。
この結果、オアゲート67a〜67cの出力信号が“1
10”となり、これに伴なってアンドゲート69eの出
力信号のみが“1”となる。
したがって、オアゲート70a,70cの出力信号が“
1”となって出力端61a,61cにそれぞれ「1/8
」,「 2/8 」が出力され、この結果「 1/8
」+「 2/8 」=「3/8」のウェイト付けがなさ
れた深さ制御信号DPCが出力される。
次にカウンタ29の上位2ビット出力が“11”となっ
て時間T3になると、アンドゲート62aの出力信号が
“1”となり、これに伴なってアンドゲート63a,6
3c,63fの出力信号が“1”となる。
この結果、オアゲート67a〜67cの出力信号が“1
11”となり、これに伴なってアンドゲート69aの出
力のみが“1”となる。
アンドゲート69aの出力信号“1”になると、オアゲ
ート70eの出力信号が“1”となって出力端61eに
「1」のウェイト付けがなされた深さ制御信号DPCが
出力される。
したがって、デプス変換回路30は、前記時間T1にお
いてビブラートの深さを零とし、時間T2’,T2”,
T3においてビブラートデプス選択スイッチ22におい
て選択設定された深さをほぼ3段階に分けて順次増加し
ていることになり、このディレイビブラートの深さが段
階的に増加する時間T2’+T2”=T2がデイレイビ
ブラートのデイレイ時間となってデイレイビブラート選
択スイッチ21の選択設定によって変化する。
この場合、デイレイビブラート選択スイッチ21の可動
接点aが固定接点b2に切替わり、またビブラートデプ
ス選択スイッチ22の可動接点aが固定接点b8に切替
わったことによって、アンドゲート71の出力信号が“
0”となる。
また第5図のグライド制御スイッチ15およびアタック
ピッチ制御スイッチ16が共にオフとなっていることか
ら、グライド・アタックピッチ制御回路31のアンドゲ
ート72、オアゲート73,74およびアンドゲート7
5の出力信号がすべて“0”となる。
この結果、アンドゲート71の出力信号を入力とするア
ンドゲート76およひオアゲート74の出力信号を反転
して入力とするアンドゲート77の出力信号が“0”と
なり、これに伴なってオアゲート73の出力信号″0“
と、アンドゲート77の出力信号“0”とを入力とする
比較・ゲート回路42のノアゲート78の出力信号が“
1”になる。
このノアゲート78の出力信号“1”はアンドゲート7
9a〜79eにそれぞれ供給される。
この場合、アンドゲート80a〜80eはアンドゲート
77の出力信号“0”によってすべてインヒビットされ
、またオアゲート73の出力信号も“0”であることか
ら、アンドゲート79a〜79e、オアゲート81a〜
81e、加算器82a〜82eおよび12ステージのシ
フトレジスタ83a〜83eは5ビット12ステージの
カウンタを構成することになり、最下位ビットを担当す
る加算器82aのキャリイイン端子CIにパルス信号C
P2が供給される毎に該チャンネルの現在のカウント値
(シフトレジスタ83a〜83eの記憶値)に“1”を
加算して再びシフトレジスタ83a〜83eに保持する
ことになる。
このカウント動作により該チャンネルのカウント値が”
11111”となってフルカウント値になるとオーバフ
ローして”00000”から再びカウントを開始する。
したがって、このカウンタの出力信号は周期関数となる
次に、このカウンタの加算器82aに供給されるカウン
トパルスCP2について説明する。
アンドゲート71(第4図)およびオアゲート74の出
力信号が“0”であることから、クロックセレクト回路
36のインバータ84a,84bの出力信号は共に“1
”となり、アンドゲート85aからはVCO34の出力
に同期したパルス信号が出力され、このパルス信号はオ
アゲート86を介して加算器82aのキャリイイン端子
CIにクロックパルスCP2として供給される。
したがって、この場合における前述したカウンタは、V
CO34の出力をカウントしていることになり、このカ
ウントスピードは可変抵抗32によって決定されること
になる。
次に、“00000”から“11111”までVCO3
4の発振周波数に基すいて変化するシフトレジスタ83
a〜83eの並列5ビット出力信号は反転回路44に供
給される。
この場合、オアゲート74の出力信号を各チャンネル毎
に記憶する12ステージのシフトレジスタ87の出力信
号およびアンドゲート71(第4図)の出力信号は共に
“0”であるために、ノアゲート45の出力信号は“1
”となる。
このノアゲート45の出力信号“1”はアンドゲート8
9d、アンドゲート90およびインバータ100にそれ
ぞれ供給される。
この状態において、メモリ43の並列5ビット出力信号
が第7図aに示すように“00000”、から“111
11”まで順次変化すると反転回路44からは第7図b
に示すように上位2ビットが一致しない場合には下位4
ビットを反転した出力信号を送出する。
つまり、第7図に示すように“00000”を基準とし
て“11111”までの変化を1〜32ステップとした
場合、反転回路44の入力値を示す第7図aにおいて、
上位2ビットが“00”である期間、つまり第1〜第8
ステップにおいては、シフトレジスク83d,83eの
出力信号を入力とするイクスクルーシブオアゲ゛−NO
Iの出力信号が“0”となり、これに伴なってアンドゲ
ート90の出力信号も゛0″となってこの信号゛0′′
をインバータ103において反転した信号を入力とする
アンドゲート89a〜89cはすべてイネーブルされる
一方、アンドゲート90の出力信号“0”を入力するア
ンドゲNO2a〜102cはすべてインヒビットされる
従ってシフトレジスタ83a〜83Cの出力信号がその
ままアンドゲート89a〜89c、オアゲート104a
〜104cを介して出力される。
また、アンドゲート102dはシフトレジスタ83eの
出力信号“0”によってインヒビットされ、アンドゲー
ト89dはインバータ100の出力信号“0”によって
インヒビットされているために、オアゲート104dの
出力信号は“0”となる。
更にシフトレジスタ83eの出力信号は反転回路44の
最上位ビットとしてそのまま出力される。
したがって、入力信号の上位2ビットの信号が共に“0
0”である第1〜第8ステップ(第7図a)においては
、反転回路44の出力信号は第7図bに示すように入力
信号と同じになる。
次に、第7図aに第9〜16ステップで示すように入力
信号の上位2ビットが“01”の場合には、イクスクル
ーシブオアゲート101の出力信号が“1”となり、こ
れに伴なってアンドゲート90の出力信号も“1”とな
る。
この結果、アンドゲート90の出力を入力するアンドゲ
ート102a〜102cのみがイネーブルされ、シフト
レジスタ83a〜83cの出力信号がインバータ105
a〜105cにおいてすべて反転されて出力される。
また、オアゲート104dの出力信号は、前述した場合
と同様にアンドゲート89d,102dがインヒビット
されているために“0”となる。
したがって、このように上記2ビットが”01”である
信号が入力された場合には、第7図bに示すように入力
信号の下位4ビットを反転した状態の信号が出力される
ことになる。
更に、第7図aに第17〜24ステップで示すように、
上位2ビットが“10”である信号が入力された場合に
は、前述した第9〜16ステップの場合と同様に第7図
bに示すように入力信号の下位4ビットの信号が反転さ
れた状態の信号が反転回路44から送出される。
次に、第7図aに第25〜32ステップで示すように、
上位2ビットが“11”である信号が入力されると、イ
クスクルーシブオアゲート101が出力信号Q 0 7
1を発生し、第1〜8ステップの場合と同様に入力信号
をそのまま出力する。
したがって、この反転回路44は“00000”から“
11111”まで連続的に一方向に変化する入力信号を
上昇、下降の変化を有する三角波信号に変換しているこ
とになり、この信号がビブラート信号vs’となる。
このようにして作られた三角波状に変化するビブラート
信号■S′は、加算回路46を構成する加算器106a
〜106eに供給され、該加算回路46において下位2
ビットを担当する加算器106a,106bにノアゲー
ト45の出力信号“1”が加算されて第7図Cに示すよ
うに変換される。
これは、ビブラート演奏を行なうと楽音ピッチの平均が
下がって聞こえるのを防止するために、10進数の「3
」を加算してピッチを予め多少高くしておくためのもの
である。
このようにして作られたビブラート信号VS’は、シフ
ト回路47(第6図)に供給されてデプス変換回路30
から供給される深さ制御信号DPCによってその値が変
化される。
つまり、深さ制御信号DPCが「1」である場合を基準
にして、深さ制仰信号DPCに対応した値のビブラート
制御信号■Sを送出する。
つまり、例えばシフト回路47の入力端子107eにデ
イレイビブラートの最大深さを「1」とするために信号
“1”が供給されると、アンドゲート108a〜108
eがイネーブルされ、ビブラート信号VS’(5ビット
の信号)がアンドゲート1O8a〜108eおよびオア
ゲート109c,109e,109g,109i,10
9kを介してそのままの状態で加算器110b〜110
fのA入力端に供給される。
この場合、加算器110b〜110fのB入力端はすべ
て“0”であるために、加算器110b〜110fから
は入力信号がそのまま出力される。
したがって、この場合には、入力ビブラート制御信号■
S′がそのまま出力されて深さ「1」のビブラート制御
信号■Sとなる。
次にデプス変換回路30によってビブラートの深さが「
6/8」に指定された場合、つまり入力端107b ,
107dに信号゛1′が供給された場合には、アンドゲ
ート114a〜114f、オアゲー109b,109d
,109f ,109h,109j,109lを介して
加算器110a〜110fのBvs’と、アンドゲーh
111a〜111f、オアゲート109a,109c,
109e,109g,109i,109kを介して加算
器110a〜110fのA入力側に供給される1/2倍
されたビブラート信号■S′とが加算されて6/8倍さ
れたビブラート制御信号■Sが送出される。
また、入力端107a,107dに信号“1”が供給さ
れると、アンドゲート113a〜113fから出力され
る1/8倍されたビブラート信号■S′とアンドゲーN
11a〜111fから出力される1/2倍されたビブラ
ート信号■S′とが加算されて574倍されたビブラー
ト制御信号■Sが発生される。
更に、入力端107dに信号“1”が供給された場合に
は、アンドゲート111a〜111fがら出力される2
/8倍されたビブラート制御信号■Sが出力される。
また、シフト回路47においては、出力ビブラート制御
信号■Sの最上位ビット信号は最上位加算器110fの
出力信号とシフトレジスタ87(第5図)の出力信号を
入力とするオアゲート115の出力信号によって形成さ
れている。
このように、デプス変換回路30から供給される深さ制
御信号DPCによってシフト制御されたビブラート制御
信号■Sは、加算器17においてメモリ19から供給さ
れるセント一定ピッチコントロール信号PC1と加算さ
れて出力される。
この加算器17の出力信号は、十進数の「1」を中心と
して微少値ずつ変化させるために、変換回路48におい
て最上位ビットが5ビットに分けられ、その最上位ビッ
ト信号がインバーク116で反転されて実数部を表わす
信号となり、他の10ビットが小数部を表わす信号とな
る。
したがって、前述した第7図eに示す深さ「1」のビブ
ラート制御信号vSは、変換回路48において最大値1
.00001010f−1.039062から最小値0
.11111011中0.9804687の範囲にわた
って変化する信号となり、これをグラフで表わすと第7
図dに示すようになる。
このようにして変換されて変換回路48から出力される
音高制御信号TCを乗算回路4(第1図)において周波
数情報記憶回路3から供給される押鍵に対応した周波数
情報数値Fに乗算することにより発生楽音の音高を変化
させてビブラート効果音を発生させる。
この場合、デプス変換回路30は、第4表で示したよう
にカウンタ29のカウント出力に対応して深さ制御信号
DPSを順次増加するために、変換回路48から乗算回
路4に供給される音高制御信号TCもこれに伴なって変
化し、サウンドシステム12から発生される楽音の音高
変化は第8図に示すようになる。
つまり、時間T,で示すノンビブラート時間においては
ビブラート効果は得られず、デイレイ時間T2′,T2
”においてはビブラート効果の深さが階段的に上昇し、
時間T3においてビブラートデプス選択スイッチ22に
よって選択設定された値の深さを有するビブラート効果
となってデイレイビブラート効果音が得られる。
この場合、第8図におけるデイレイ時間T2′+T2”
=T2は、前述したようにデイレイビブラート選択スイ
ッチ21の選択設定に対応して発振周波数が変化するV
CO27の出力によって決定されるものであり、このデ
イレイビブラート選択スイッチ21によって自由に可変
できる。
以上の説明がデイレイビブラート効果の通常操作時にお
ける動作説明である。
デイレイビブラート演奏の誤操作 次に、ビブラートデプス選択スイッチ22をオ4フした
状態、つまり可動接点aを固定接点b1に接続した状態
のままでデイレイビブラート選択スイッチ21の可動接
点aをオフ以外の固定接点b2〜b4に切替えて所望の
デイレイ時間T2を選択設定すると、従来の電子楽器で
は深誉設定がなされていないためにビブラート効果音が
得られなくなる。
しかし、この発明においては、デイレイ時間検出回路2
4の出力とビブラートデプス選択スイッチ22のオフ選
択、つまり固定接点b1の出力を入力とするアンドゲー
ト117の出力信号“1”をオアゲート118を介して
デプス変換回路32に「2/8」の深さ設定信号DPと
して強制的に供給する深さ自動設定回路25が設けられ
ているために、デイレイビブラートを得る場合にビブラ
ートデプス選択スイッチ22を誤動作しても、予め定め
られた深さのデイレイビブラート効果音が発生されて誤
操作によるデイレイビブラート音の発音停止が防止され
、これによってビブラート制御スイッチ14の操作性が
大幅に向上する。
ノーマルビブラート演奏 ノーマルビブラート効果音を得る場合には、デイレイビ
ブラート選択スイッチ21の可動接点aをデイレイ時間
のオフを担当する固定接点b1に接続するとともに、ビ
ブラートデプス選択スイッチ22の可動接点aを固定接
点b2〜b8のいずれかに接続してビブラートの深さを
設定する。
デイレイビブラート選択スイッチ21の可動接点aを固
定接点b1に接続すると、VC026に“1”信号が供
給されてVCO26が極めて高い周波数で発振する。
この状態において、鍵盤部においてある鍵が押鍵される
と、これに伴なってキーアサイナ2からアタックパルス
APが発生される。
アタックパルスAPが発生されたチャンネル時間に対応
するカウンタ29の該チャンネルの計数値がリセットさ
れると、クロックセレクト回路28がVCO26の高速
パルス信号を選択してカウンタ29に供給する。
したがって、カウンタ29は高速パルスをカウントして
ノンビブラート時間T1が実質的に零とみなせる程度の
極めて短い時間となる。
次に、カウンタ29の上位2ビットの出力が“01”に
なると、クロックセレクト回路28は前述した場合と同
様にVCO27の出力を選択してカウンタ29に供給す
る。
この場合、デイレイビブラート選択スイッチ21の可動
接点aが固定接点b1を選択しているためにデイレイ時
間検出回路24からVCO27に供給される制御信号の
電圧は零となり、VCO27は第3図に示すように発振
周波数が極めて高い状態にある。
したがって、カウンタ29の前述したデイレイ時間T2
’,T2”は一瞬の内に通過して時間T3となって、ビ
ブラートデプス選択スイッチ22で選択設定された深さ
のビブラート効果音が発生される。
この結果、押鍵操作とほぼ同時にビブラートデプス選択
スイッチ22によって選択設定された深さのノーマルビ
ブラート効果音が得られることになる。
したがって、このように構成された回路においては、1
つのビブラート回路でデイレイビブラート選択スイッチ
21を操作するのみでデイレイビブラートとノーマルビ
ブラートが極めて容易に得られる。
タッチビブラート演奏 鍵の左右動に対応して音高が変化するタッチビブラート
効果音を得る場合には、デイレイビブラート選択スイッ
チ21およびビブラートデプス選択スイッチ22の可動
接点aをともに固定接点b1に接続してオフ状態にする
とともに、タッチビブラート選択スイッチ20の可動接
点aを同定接点b2〜b8のいずれかに接続してタッチ
ビブラートにおけるビブラートの深さを設定する。
デイレイビブラート選択スイッチ21およびビブラート
デプス選択スイッチ22をオフにすると、タッチビブラ
−トイネーブル回路23を構成するアンドゲート71の
出力信号が“1”となる。
この出力信号“1”はタッチビブラートデプス選択スイ
ッチ20の選択設定された固定接点b2〜b8を介して
デプス変換回路30に深さ設定信号DPとして供給され
る。
また、アンドゲート71の出力信号“1”はアンドゲー
ト76(第5図)に供給される。
この状態において図示しない鍵盤部において、押鍵しな
がら該鍵を左右動すると、この鍵の左右動に対応したア
ナログ量の鍵タッチ信号TSがキースイッチ回路1から
比較器40に供給される。
比較器40は発振器37の出力をカウントするカウンタ
38のカウント出力値を入力としてのこぎり波状の出力
を送出しているデジタル・アナログ変換器39の出力と
鍵タッチ信号TSとを比較し、両信号が一致する毎に出
力信号を反転する。
この比較器40の出力信号は、微分回路41においてそ
の立上り部分が微分されて微分パルスが送出される。
この微分パルスはアンドゲート76,アンドゲート77
を介して比較・ゲート回路42に供給される。
比較・ゲート回路42はアンドゲート77からパルスが
供給される毎にノアゲート78の出力信号が“0”に反
転してアンドゲート79a〜?9eをインヒビットし、
これによってカウンク動作を中止させる。
また、アンドゲート77から出力信号“1”がパルス的
に発生されると、アンドゲート80a〜80eがイネー
ブルされてカウンタ38の並列5ビットのカウント出力
信号がアンドゲート80a〜80e、オアゲート81a
〜81eおよび加算器82a〜82eを介してメモリ4
3を構成するシフトレジスタ83a〜83eに記憶され
る。
したがって、この場合におけるカウンタ38、デジタル
・アナログ変換器39、比較器40、微分回路41、ア
ンドゲート76,77および比較・ゲート回路42は、
キースイッチ回路1から供給される鍵タッチ信号TSを
対応する5ビットのデジタル信号に変換するアナログ・
デジタル変換部を構成していることになる。
なお、アンドゲート71の出力信号が“1”となった状
態においては、インバータ84a,84bの出力信号が
“01”となり、これに伴なってアンドゲト85a,8
5bが共にインヒビットされてクロックセレクト回路3
6からは出力パルスが送出されず、加算器82a〜82
eは加算動作を行なわない。
この結果、メモリ43を構成する5ビット・12ステー
ジのシフトレジスタ43は、キースイッチ回路1から供
給されるタッチ信号TSに対応した並列5ビット信号を
順次記憶して送出することになり、このメモリ43から
はタッチ信号TSに対応したビブラート制御信号VSが
出力されることになる。
次に反転回路44はアンドゲート71(第4図)の出力
信号が“1”となったことによって、ノアゲート45の
出力信号が“0”となり、これに伴なって反転動作を行
なわずに入力信号をそのまま出力する。
また、ノアゲート45の出力信号が“0”となったこと
によって、加算回路46も加算動作を行なわずに入力信
号をそのまま出力する。
したがって、このタッチビブラート時においては、反転
回路44および加算回路46はメモリ43の出力信号を
ただ単に通過させてシフト回路47に供給することにな
り、シフト回路47はデプス変換回路30から供給され
る深さ制御信号DPCに対応してシフト動作を行なう。
この場合、アンドゲート71の出力信号“1”は、デプ
ス変換回路30のオアゲート64a,64bにも供給さ
れるために、アンドゲート62aの出力信号が“1”と
なり、これに伴なってアンドゲート63a,63c,6
3fがイネーブルされてデプス変換回路30からはタッ
チビブラートデプス選択スイッチ20によって選択設定
された深さ制御信号DPCが常時出力されている。
したがって、シフト回路47はメモリ43から出力され
る鍵タッチ信号TSに対応したビブラート制御信号■S
をタッチビブラート・デプス選択スイッチ20によって
選択設定された深さだけシフトして該制御信号■Sの深
さ制御を行ない、この深さ制御されたビブラート制御信
号■Sを前述と同様に加算器17および変換回路48を
介して乗算器4(第1図)に音高制御信号TCとして供
給する。
この結果、サウンドシステム12からは、鍵盤部の鍵の
左右動に対応して音高および周期が変化するタッチビブ
ラート効果音が得られる。
なお、この場合におけるタッチビブラート効果音のビブ
ラートの深さはタッチビブラートデプス選択スイッチ2
0の制御下におかれていることは言うまでもない。
グライド演奏 グライド演奏を行なう場合には、グライド制御スイッチ
15をオンにする。
従って、オアゲート73 .74の出力信号が“1”と
なり、このオアゲート74の出力信号“1”の反転信号
を入力とするアンドゲート77の出力信号が“0“とな
り、この出力信号“0”によってアンドゲート80a〜
80eがすべてインヒビットされる。
また、オアゲート73の出力信号が″1″でアンドゲー
ト77の出力信号が“0”となることにより、ノアゲー
ト78の出力信号が“0”となってアンドゲート79a
〜79eがインヒビットされて、シフトレジスタ83a
〜83eの出力が加算器82a〜82eを介してシフト
レジスタ83a〜83eの入力側に戻されるのを阻止す
る。
また、オアゲート73の出力信号が゛1″となることに
より、この信号“1”がオアゲート81a,81bを介
して下位2ビットを担当する加算器82a,82bのみ
に供給され、予め定められた初期値が強制的に書き込ま
れて出力されることになる。
したがって、比較・ゲート回路42からは“00011
”なる初期値が送出され続けられ、この“00011”
なるグライド信号GS’がシフトレジスタ83a〜83
eに順次記憶されてシフトされる。
また、ノアゲート45はシフトレジスタ87から信号“
1”が供給されるためにその出力信号は“0”となり、
この出力信号“0”を入力とする反転回路44および加
算回路46は前述した場合と同様にメモリ43から出力
される“00011”なるグライド信号GS’をそのま
まシフト回路49に供給する。
また、デプス変換回路30はオアゲート67a〜67c
にシフトレジスタ87の出力信号+“1”が供給される
ことにより、「1」を示す深さ制御信号DPCを出力す
る。
したがって、グライド制御スイッチ15がオンの期間に
おいては、シフト回路47はオアゲート73(第5図)
の出力信号“1”によって強制的に設定された“000
11”なる信号をそのままグライド制御信号GSとして
送出し続けることになり、これに伴なって発音の音高は
第9図に示すようにグライド制御スイッチ15のオン(
時間t1)と同時に低下し、該スイッチ15のオン中は
この状態を保持し続ける。
一方、この場合シフトレジスタ87の出力信号“1”は
シフト回路47のオアゲート115に加えられるので、
これにより加算器17の出力信号の最上位ビットが常に
“1”となり、音高制御信号TCの実数部(最上位ビッ
ト)が常に“0”となる。
次に、グライド制御スイッチ15を第9図の時間t2に
おいてオフすると、オアゲート73(第5図)の出力信
号が“0”となり、ノアゲート78の出力信号が“1”
となってアンドゲート79a〜79eがイネーブルされ
る。
この結果、各シフトレジスタ83a〜83eの出力信号
が各加算器82a〜82eを介して各シフトレジスタ8
3a〜83eの入力側に戻されることになり、これによ
って前述したデイレイビブラートの場合と同様にカウン
タが構成される。
一方、メモリ43は初期値“00011”が強制的に書
き込まれてシフトしていることから、オアゲート117
の出力信号は“1”である。
したがって、このオアゲート117の出力信号“1”、
アタックパルスAPを反転した信号“1”およびシフト
レジスタ87の出力信号“1”を入力とするアンドゲー
ト75の出力信号“1”は、オアゲート74を介してシ
フトレジスタ87の入力側に戻されて保持し続けられる
また、オアゲート74が出力信号″1″を送出し続ける
ことによって、クロックセレクト回路36のアンドゲー
ト85bがイネーブルされて可変抵抗器33の設定値に
対応して周期が変化するVCO35の出力パルスが送出
され、この出力パルスがクロツクパルスCP2として加
算器82aに供給されて各シフトレジスタ83a〜83
eの記憶値が“00011”から順次増加する。
したがって、この期間においては第9図に時間t2〜t
3で示すように楽音の音高が基準音高に向って徐々に上
昇し、この上昇速度は可変抵抗器33の設定値に対応し
て変化するVCO35の発振周波数によって決定される
このようにしてシフトレジスタ83a〜83eの内容が
上昇し、出力信号が“11111”から“00000”
に変化すると、オアゲート117の出力信号が“0”と
なり、これに伴なってアンドゲート75の出力信号が“
0”となってシフトレジスタ87の記憶が解除される。
シフトレジスタ87の出力信号が“0”になると、デプ
ス変換回路30のオアゲート67a〜67cの出力信号
がすべて“0”となり、これに伴なってデプス変換回路
30からシフト回路47へ供給される深さ制御信号DP
Cがなくなって通常音高の楽音となる。
以上の説明が、楽音発生中にグライド制御スイッチ15
を操作してグライド演奏を行なった場合における動作説
明であり、該スイッチ15の操作中は全発生楽音の音高
が初期設定値だけ低下した状態を保持しミグライド制御
スイッチ15のオフ時から可変抵抗器33の設定値に対
応した速度で音高が通常音高まで徐々に上昇するグライ
ド演奏効果音が得られることになり、この場合における
カウンタの出力信号、つまりメモリ43の出力信号は単
発関数となる。
アタックピッチ演奏 アタックピッチ演奏を行なう場合には、グライド制御ス
イッチ15をオフした状態でアタックピッチ制御スイッ
チ16をオンする。
アタックピッチ制御スイッチ16をオンすると、アタッ
クパルスAPの発生毎にアンドゲート72から信号“1
”が出力される。
この出力信号“1”はオアゲート73.74を介してシ
フトレジスタ87の該アタックパルスAPが発生したチ
ャンネル時間に対応するチャンネルに記憶する。
また、オアゲート73からアタックパルスAPに同期し
た出力信号“1”が送出されると、この出力信号“1”
は比較・ゲート回路42のオアゲート81a,81bを
介してシフトレジスタ83a〜83eの最下位2ビット
に“1”信号を書き込む。
なお、アンドゲート79a〜79eはノアゲート78の
出力信号“0”によってインヒビットされており、また
アンドゲート80a〜80eはオアゲート74の出力信
号“1”を反転して入力するアンドゲート77の出力信
号“0”によってインヒビットされている。
したがって、このように構成された回路においては、ア
タックパルスAPが発生されたチャンネルに対応する各
シフトレジスタ83a〜83eのステージ部分のみに“
00011”なる初期値が強制的に書き込まれ、前述し
たグライド演奏時における第9図の時間t2〜t3の動
作と同様にVCO35の出力パルスの加算が行なわれて
単発関数出力を発生する。
したがって、この場合における発生楽音は、押鍵ととも
に低い音高から徐々に音高が上昇して通常音高に達する
楽音となり、トランペットおよびトロンボーン等の楽器
と同様な発音特性となる。
そして、この各シフトレジスタ83a〜83eの出力信
号が“11111”に達した後に“00000”にステ
ップアップすると、オアゲート117の出力信号が“1
”から“0”に変化してシフトレジスタ87の該チャン
ネルに対応した記憶がリセットされて通常の発音音高と
なる。
したがって、アタックピッチ制御スイッチ16をオンし
た場合には、第10図に示すように押鍵に対応して通常
音高よりも低い音高の楽音が発生され、以後は可変抵抗
器33の設定値に対応した速度で通常の基準音高まで上
昇するアタックピッチ演奏効果音が得られる。
これらの動作は、前述したグライド演奏時における時間
t2〜t3間(第9図)の動作を発音開始時に発音割当
てされたチャンネルについてのみ行なったものとなる。
なお、上述した実施例においては、デイレイビブラート
演奏時におけるビブラートの深さ制御を3段階に分けて
順次増加させた場合について説明したが、更に多くの段
階に分けて変化させたり、あるいは連続的に変化させて
も良い。
また、デイレイビブラート演奏時にビブラートデプス選
択スイッチ22を誤設定した場合には、ビブラートの深
さを「2/8」に強制的に設定した場合について説明し
たが、この設定値はこれに限られるものではなく、任意
の値を強制設定すれば良い。
更に、上述した説明においては、楽音波形の1周期を記
憶した波形メモリを操作鍵音高に対応した速度で読出す
ことによって楽音波形を得るようにした電子楽器に適用
した場合について説明したが、シンセサイザ方式等の他
の楽音方式による電子楽器に適用しても同様な効果が得
られる。
以上説明したように、この発明による電子楽器は、たと
えビブラートの深さを設定する深さ設定操作子をオフに
セットしたままの状態でデイレイ時間設定操作子をある
設定値にセットしてデイレイビブラート演奏を行なって
も自動的に予め定められたビブラートの深さ設定が行な
われるように構成したために、デイレイ時間設定操作子
および深さ設定操作子の操作性が向上されるとともに、
デイレイビブラート演奏時における深さ設定操作子の誤
操作時においても所定のビプレート効果が得られる優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を示す全体
構成図、第2図は第1図に示すVGA制御信号発生回路
の一例を示す構成図、第3図は第2図に示す電圧制御型
発振器の制御入力電圧に対する発振周波数の関係を示す
特性図、第4図〜第6図は第2図に示すVGA制御信号
発生回路の具体例を示す回路図、第7図は第2図に示す
反転回路、加算回路の出力値を示す図、第8図はデイレ
イビブラート演奏時における音高変化を示す図、第9図
はグライド演奏時における音高変化を示す図、第10図
はアタックピッチ演奏時における音高変化を示す図であ
る。 1……キースイッチ回路、2……キーアサイナ、3……
周波数情報記憶装置、4……乗算回路、5……サイクル
一定ヒッチコントロールスイッチ、6……メモリ、7…
…加算器、8……ゲート回路、9……アキュームレータ
、10……波形メモリ、11……エンベロープ波形発生
器、12……サウンドシステム、13……■GA制御信
号発生回路、14……ビブラート制御スイッチ、15…
…グライド制御スイッチ、16……アタックピッチ制御
スイッチ、17……加算器、18……セント一定ピッチ
コントロールスイッチ、19……メモリ、20……タッ
チビブラートデプス選択スイッチ、21……デイレイビ
ブラート選択スイッチ、22……ビブラートデプス選択
スイッチ、23……タッチビブラートイネーブル回路、
24……ディレイ時間検出回路、25……深さ自動設定
回路、26,27,34.35……VCO、28 .
36……クロックセレクト回路、29,38……カウン
タ、30……デプス変換回路、31……グライド・アタ
ックピッチ制御回路、32 , 33……可変抵抗器、
37……発振器、39……デジタル・アナログ変換器、
40……比較器、41……微分回路、42……比較・ゲ
ート回路、43……メモリ、44……反転回路、46…
…加算回路、47……シフト回路、48……変換回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鍵盤部の操作鍵に対応した音高の楽音を発生する楽
    音発生手段と、発生される楽音に順次深くなるデイレイ
    ビブラート効果を付与するためのデイレイビブラート制
    御信号を発生するビブラート制御信号発生手段と、前記
    デイレイビブラート制御信号の最大深さを設定する深さ
    設定手段と、前記デイレイビブラート制御信号の深さが
    前記深さ設定手段による設定値に達するまでの時間を設
    定する時間設定手段と、前記時間設定手段において時間
    が設定された状態で前記深さ設定手段において深さ設定
    がなされていないことを検出して前記デイレイビブラー
    ト制御信号の最大深さを所定値に設定する自動設定手段
    とを備えてなる電子楽器。
JP52020442A 1977-02-26 1977-02-26 電子楽器 Expired JPS589434B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52020442A JPS589434B2 (ja) 1977-02-26 1977-02-26 電子楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52020442A JPS589434B2 (ja) 1977-02-26 1977-02-26 電子楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53106022A JPS53106022A (en) 1978-09-14
JPS589434B2 true JPS589434B2 (ja) 1983-02-21

Family

ID=12027152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52020442A Expired JPS589434B2 (ja) 1977-02-26 1977-02-26 電子楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS589434B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5699399A (en) * 1980-01-11 1981-08-10 Nippon Musical Instruments Mfg Vibrato signal generator for electronic musical instrument
JPS57111588A (en) * 1980-12-29 1982-07-12 Casio Computer Co Ltd Controlling system for vibrato
JPS57207290A (en) * 1981-06-16 1982-12-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd Electronic musical instrument

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53106022A (en) 1978-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH035758B2 (ja)
JPH0412476B2 (ja)
JPS6129895A (ja) 楽音発生装置
JPS5930275B2 (ja) 電子楽器
JPS6329270B2 (ja)
JPS589434B2 (ja) 電子楽器
US5239123A (en) Electronic musical instrument
US4612839A (en) Waveform data generating system
US4785703A (en) Polytonal automatic accompaniment apparatus
JP2754646B2 (ja) 電子楽器
JP2698942B2 (ja) 楽音発生装置
JPS6113239B2 (ja)
JP2932841B2 (ja) 電子楽器
JPS6329269B2 (ja)
JPS6248833B2 (ja)
JPH0746276B2 (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JPH0746275B2 (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JPS6023358B2 (ja) 電子楽器
JP2666762B2 (ja) 電子楽器
JP2001215973A (ja) 楽音制御パラメータ生成方法、楽音制御パラメータ生成装置および記録媒体
JP3337450B2 (ja) 電子楽器
JPS5952839B2 (ja) 電子楽器
JPS636794Y2 (ja)
JP2666763B2 (ja) 電子楽器
JPH06161456A (ja) 波形記憶再生装置