JPS5952678B2 - 電子写真感光体用クリ−ニング研磨材 - Google Patents

電子写真感光体用クリ−ニング研磨材

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Publication number
JPS5952678B2
JPS5952678B2 JP14585377A JP14585377A JPS5952678B2 JP S5952678 B2 JPS5952678 B2 JP S5952678B2 JP 14585377 A JP14585377 A JP 14585377A JP 14585377 A JP14585377 A JP 14585377A JP S5952678 B2 JPS5952678 B2 JP S5952678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abrasive material
photoreceptor
polymethylsilsesquioxane
abrasive
polishing
Prior art date
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Expired
Application number
JP14585377A
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English (en)
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JPS5479037A (en
Inventor
嘉剛 高橋
通宏 北沢
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真感光体のクリーニング研磨材に関す
る。
セレン感光体を繰り返し使用すると、カーボンブラック
などの顔料をスチレンブタWャ■搭重合樹脂のような低
融点の熱可塑性樹脂で処理した乾式現像材、いわゆるト
ナーの清掃が完全に行われないため、次第に樹脂皮膜が
感光体表面に形成され、また感光体表面は他の物質に汚
染される。
このため次第に良質な画像が得られなくなる。さらにセ
レン感光体においては無定形セレンを使用しているため
次に示すような種々の作用により結晶化が起こり画像の
劣下をきたす。1 感光体表面に電荷を与えるために使
用するコノ ロナ放電2 除電特等の光 3 吸湿性物質の付着 4 酸、アルカリ性物質の付着 画像劣下をきたすこれらの変質の多くは感光体の表面層
から発生するため、表面の付着物質及び変質表層を研磨
材によつて研磨することによつて感光体を再生し良質な
画像が得られるようにする必要がある。
しかも上記のような点から考えて使用する研磨材は一般
の研磨材に比べてある程度特殊なものが必要とされる。
ここに研磨する時および研磨材に要求される必須条件を
掲げると次の通りである。
1 感光体表面の沿面電気伝導を絶縁体に近い値に保つ
2 表面を粗面化せずに鏡面に近い面とする。
3 研磨およびクリーニング後において感光体表面に残
渣、しみなどを残さない。
4 研磨およびクリーニング中ならびにその後において
感光体成分と研磨材との間の化学反応等により変質がお
こらない。
5 研磨およびクリーニングが簡単かつ容易である。
6 揮発性溶剤に分散させて使用する場合には分散性が
良い。
7 保存中に研磨材自身の変質が起こらない。
8 研磨の飛散等により人体に害を及ぼさない。
現在この種の研磨材として酸化セリウム等の無機化合物
を主成分としたものが広く使用されているが、これらは
研磨力が相当強く、そのため感光体表面を梨地状態にし
易く鏡面仕上がむずかしいという欠点がある。またこれ
を防ぐために酸塩等の潤滑剤を使用する場合もあるが、
先に述べた通り、この潤滑剤が感光体表面の変質あるい
は非絶縁化等の悪影響を与える可能性があるためできる
だけ使用しないことが望ましい。従つて本発明は上記の
欠点を除去し、先に述べた必須条件を十分に満足させ、
感光体表面の付着,汚染物質及び変質表層を研磨、クリ
ーニングすることによつて感光体の感光層を再生する機
能を有する研磨材を提供することを目的とする。
この目的は、本発明によれば、塩素含有量が0.1〜0
.5重量%である、メチルトリアルコキシシランおよび
/またはその部分加水分解物を、アルカリ土類金属水酸
化物またはアルカリ金属炭酸塩を含む水溶液中で、加水
分解.縮合させることにより製造した微粉状のポリメチ
ルシルセスキオキサンを研磨材として用いることにより
達せられ,る。
このポリメチルシルセスキオキサンの製造方法それ自体
は、信越化学工業株式会社において開発されたもので、
昭和52年11月21日付で同社より1ポリメチルシル
セスキオキサンの製造方法」な,る名称のもとに特許出
願されている。
そして、この方法によれば、粉末状の、自由流動性にす
ぐれた製品が得られ、例えば各種合成樹脂用充てん剤、
粉未消化剤の吸湿防止剤、各種粉末状物の固結塊状化防
止用添加剤などとしての用途が考えられるとされている
。本発明は、上記の方法により製造された微粉状のポリ
メチルシルセスキオキサンが、電子写真感光体用研磨材
として最適のものであるという知見に基づいている。
即ち、この粉状物質は、適度の研磨能力を持ち、潤滑剤
を用いずとも光沢のある鏡面仕上げが可能であり、無機
化合物系のものに発生し易い傷の発生は認められない。
また、感光体表面の絶縁性が向上し、良好な画像が得ら
れる。さらに、研磨中感光体表面に付着固化することが
なく、飛散等によつて人体に悪影響をおよぼす危険性も
ない。その他、この粉状物質は、例えばメチルアルコー
ル、エチルアルコール、イソプロピルアルコールあるい
は石油ベンジンなどの揮発性溶剤に対する分散性がよく
、あえて分散剤等を使用する必要はない。
そして、この溶剤に分散させた研磨材を用いるときは、
乾式研磨と比較して、研磨力の向上が図れる。しかも表
面が粗面になるようなことはなく、その他の特性につい
ても満足いく結果が得られることを確めた。良好な研磨
性と、仕上り表面の平滑度を保証するには、粉末状ポリ
メチルシルセスキオキサンの粒径を管理するのが重要で
あることを認めた。
即ち、粒径5〜40μ程度、特に5〜10μ程度のもの
を用いるのが望ましい。特に粒径40μ以上の粉末の混
入はできる限り避けるべきである。さもないと、研磨作
業時、感光体の表面に傷を付ける虞れなしとしないから
である。他方、粒径が過小であると、研磨性が不充分と
なり、さらに乾式研磨を行なう場合、研磨材が飛散し易
くなつて、作業性を損ねる。本発明において用いるポリ
メチルシルセスキオキサンは、通常の粉砕機を用いて簡
単に微粉化することができるので、粒径の調整は容易で
ある。本発明による研磨材は、通例の研磨材と同じく、
例えば不織布に付着させて使用される。
乾式研磨時も、この研磨材は容易に不織布に付着しそし
てそこに保持される。以下本発明の実施例について説明
する。
実施例 1 平均粒径10〜20μのポリメチルシルセスキオキサン
微粉末を不織布に付けて、2万枚の連続複写を行つたセ
レン感光ドラムの感光層を研磨した。
この結果、光沢を持つた、鏡面状の感光面が再生された
。この感光体の特性の回復状況を調べるため、複写開始
前ならびに研磨の前後に、+5.9KVのバイアス電圧
を印加した帯電装置のコロナ放電による直後の表面電位
および5分後の表面電位(一般に暗時減意保持率という
)を測定した。
この結果を第1表に示す。第1表から明らかな通り、本
発明による研磨材を用いることによつて、帯電電圧およ
び保持率とも、著しい回復を示した。
実施例 2 実施例1で用いたのと同じ微粉末をメタノール中に分散
させて研磨材を調製した。
これを不織布にとつて、.実施例1と同様に2万枚の連
続複写を行つたセレン感光ドラムの感光層を研磨した。
この感光体の特性の回復状況を調べるために行つた帯電
試験の結果を第2表に示す。この表から湿式研磨を行つ
た場合には、より一層の特性の回復が図れ、複写開始前
より優れた帯電電圧および保持率が得られたことが解る

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩素量が0.1〜0.5重量%である、メチルトリ
    アルコキシシランおよび/またはその部分加水分解物を
    、アルカリ土類金属水酸化物またはアルカリ金属炭酸塩
    を含む水溶液中で、加水分解、縮合させることにより製
    造した微粉状のポリメチルシルセスキオキサンからなる
    ことを特徴とする電子写真感光体用クリーニング研磨材
    。 2 特許請求の範囲第1項記載の研磨材においてポリメ
    チルシルセスキオキサンが5μ〜40μの粒径を持つこ
    とを特徴とする電子写真感光体用クリーニング研磨材。 3 特許請求の範囲第1項または第2項記載の研磨材に
    おいて、微粉状のポリメチルシルセスキオキサンが揮発
    性の溶剤に分散されたことを特徴とする電子写真感光体
    用クリーニング研磨材。
JP14585377A 1977-12-05 1977-12-05 電子写真感光体用クリ−ニング研磨材 Expired JPS5952678B2 (ja)

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JPS5479037A JPS5479037A (en) 1979-06-23
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US4483107A (en) * 1980-06-17 1984-11-20 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. Polishing method for electrophotographic photoconductive member
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JP5200495B2 (ja) * 2007-11-09 2013-06-05 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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