JP3122848B2 - 磁性現像剤及び画像形成方法 - Google Patents

磁性現像剤及び画像形成方法

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JP3122848B2
JP3122848B2 JP03057629A JP5762991A JP3122848B2 JP 3122848 B2 JP3122848 B2 JP 3122848B2 JP 03057629 A JP03057629 A JP 03057629A JP 5762991 A JP5762991 A JP 5762991A JP 3122848 B2 JP3122848 B2 JP 3122848B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真,静電記録,
静電印刷の如き静電荷像を可視化するための現像剤及び
画像形成方法に関する。
【0002】詳しくは、外部より電圧を印加した帯電部
材を被帯電部材に接触させて帯電を行なう帯電工程を有
する電子写真法に用いられる現像剤及び画像形成方法に
関する。
【0003】
【従来の技術】従来、電子写真装置等における帯電手段
としてコロナ放電器が知られている。しかし、コロナ放
電器は高電圧を印加しなければならない、オゾンの発生
量が多い等の問題点を有している。
【0004】そこで、最近ではコロナ放電器を利用しな
いで接触帯電手段を利用することが検討されている。具
体的には帯電部材である導電性ローラに電圧を印加して
ローラを被帯電体である感光体に接触させて感光体表面
を所定の電位に帯電させるものである。このような接触
帯電手段を用いればコロナ放電器と比較して低電圧化が
はかれ、オゾン発生量も減少する。
【0005】例えば、特公昭50−13661号公報に
おいては、芯金にナイロン又はポリウレタンゴムからな
る誘電体を被覆したローラを使うことによって感光紙を
荷電する時に低電圧印加を可能にしている。
【0006】しかしながら、上記従来例において、芯金
にナイロンを被覆した時ゴム等の弾性がないので被帯電
体と十分な接触を保つことができず、帯電不良を起こし
てしまう。一方、芯金にポリウレタンゴムを被覆する
と、ゴム系材料に含浸している軟化剤がしみ出てきて被
帯電体に感光体を使用すると帯電部材が当接部において
感光体停止時に感光体に固着する、あるいはその領域が
画像ボケを生じるという問題点があった。また、帯電部
材のゴム系材料中の軟化剤がしみ出てきて感光体表面に
付着すると、感光体が低抵抗化して画像流れが起きてひ
どい時には使用不能となったり感光体表面に残留したト
ナーが帯電部材の表面に付着し、フィルミング現象が発
生することがあった。そして、帯電部材表面に多量のト
ナーが固着すると帯電部材表面が絶縁化し帯電部材の帯
電能力が失われ感光体表面の帯電が不均一となり、画像
に影響が出てしまう。
【0007】これは帯電部材により強く感光体表面に押
し付けられる為、帯電部材や被帯電体表面への残留現像
剤の固着、さらには、傷や削れが起きやすくなるためで
ある。
【0008】本発明に係る接触帯電装置では、帯電部材
に直流電圧もしくは直流電圧に交流電圧を重畳したもの
を印加して用いているが、この際、帯電部材と感光体ド
ラムの接触部分周辺では、特に粒子径が小さく、重量の
軽い残留現像剤の異常な帯電や飛翔運動の反復が繰り返
され、この為、帯電部材や感光体ドラム表面への残留現
像剤の静電吸着や埋め込みが行われ易い状況に在り、従
来のコロナ放電器による非接触帯電手段を用いる場合と
非常に異なる。
【0009】一方、近年、小型で安価なパーソナルユー
スの複写機やレーザープリンター等が出現し、これらの
小型機に於いては、メンテナンスフリーの立場から、感
光体、現像器、クリーニング装置等を一体化したカート
リッジ方式が用いられ、現像剤としても現像器の構造を
簡単にできることから磁性一成分系現像剤を使用するこ
とが望まれる。
【0010】この様な磁性一成分現像剤を使用する方法
において、良好な画質の可視画像を形成するためには、
現像剤が高い流動性を有し、且つ均一な帯電性を有する
ことが必要であり、そのために従来より無機微粉末をト
ナー粉末に添加混合することが行われている。しかし、
親水性の無機微粉体においてはこれが添加された現像剤
は空気中の湿気により凝集を生じて流動性が低下した
り、甚だしい場合には無機微粉体の吸湿により現像剤の
帯電性能を低下させてしまう。そこで無機微粉体のうち
疎水化処理したシリカ微粉体を用いることが特開昭46
−5782号公報、特開昭48−47345号公報、特
開昭48−47346号公報等で提案されている。具体
的には例えばシリカ微粉体とジメチルジクロルシラン等
の有機ケイ素化合物とを反応させ、シリカ微粉体表面の
シラノール基を有機基で置換し、疎水化したシリカ微粉
体が用いられている。
【0011】しかし、このような無機微粉体を外添した
現像剤においては、接触帯電等により、感光体への圧接
が行なわれるような画像形成工程において、特に、圧接
部材及び感光体に傷を付けてしまうことによるトナーの
融着,フィルミング等が生じ易く、はなはだしい場合に
は画像欠損を生じてしまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、感光
体上にトナー融着を生じさせない現像剤の提供にある。
【0013】また、本発明の目的は、画像濃度が高くフ
ィルミングのない現像剤の提供にある。
【0014】また、本発明の目的は、接触帯電工程を有
する画像形成方法において多量枚数のプリントアウトを
行った場合にも、帯電ムラのない現像剤の提供にある。
【0015】また、本発明の目的は、接触帯電工程と本
発明の現像剤を現像する現像工程とを有する画像形成方
法の提供にある。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、導電
ゴム層及び離型性被膜を有する帯電部材を、有機光導電
体を外周面に有する感光体ドラムに接触させて外部より
電圧を印加して帯電を行う帯電工程と、磁性現像剤を用
いる現像工程とを有する画像形成方法に用いられる磁性
現像剤であって、該磁性現像剤が、結着樹脂及び磁性体
を少なくとも有する絶縁性磁性トナーを含有しており、
該磁性体が、該結着樹脂中に、結着樹脂100重量部に
対して50〜120重量部分散されており、またその表
面に重合体、縮合体、脂肪酸または脂肪酸誘導体から選
ばれる物質の少なくとも一つを添加して処理されたもの
であって、球形又は尖った角部が実質的にない形を呈
し、平均粒径が0.1〜0.3μmである磁性体である
ことを特徴とする磁性現像剤に関する。また、本発明
は、導電ゴム層及び離型性被膜を有する帯電部材を、有
機光導電体を外周面に有する感光体ドラムに接触させて
外部より電圧を印加して帯電を行う帯電工程と、磁性現
像剤を用いる現像工程とを有する画像形成方法であっ
て、該磁性現像剤が、結着樹脂及び磁性体を少なくとも
有する絶縁性磁性トナーを含有する磁性現像剤であり、
該磁性体が、該結着樹脂中に、結着樹脂100重量部に
対して50〜120重量部分散されており、またその表
面に重合体、縮合体、脂肪酸または脂肪酸誘導体から選
ばれる物質の少なくとも一つを添加して処理されたもの
であって、球形または尖った角部が実質的にない形を呈
し、平均粒径が0.1〜0.3μmである磁性体である
ことを特徴とする画像形成方法に関する。
【0017】本発明の特定の磁性体を用いた磁性トナー
が感光体表面へのトナー融着に効果を示すのは、以下の
理由が考えられる。
【0018】感光体表面へのトナー融着の原因となるの
は、接触帯電装置を有する画像形成装置において、クリ
ーニングブレードからすり抜けた現像剤が付着した接触
帯電部材によって感光体表面がこすられた際の傷に、感
光体表面に残留した粒子径が小さく重量の軽い現像剤
が、接触帯電部材によって感光体表面に押しつけられ、
固着、埋め込みが生じるためである。本発明に使用する
表面処理した球形を呈した磁性体は、潤滑性を有してお
りトナー化した後もトナーの表面に存在する磁性体の潤
滑性が働くため、接触帯電部材と感光体との間で潤滑剤
として働くので感光体表面を傷つけることがなく融着を
防止する。
【0019】本発明に係る磁性現像剤に使用される表面
に重合体、縮合体、脂肪酸または脂肪酸誘導体を添加し
て処理された球形又は尖った角部が実質的にない形を呈
した磁性体は、例えば解砕処理の工程で重合体としてポ
リフッ化ビニルやポリフッ化ビニリデン等、縮合体とし
てジメチルシリコーンオイルやフッ素変性シリコーンオ
イル、シリコーンアニス等、脂肪酸としてラウリン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等またはその
誘導体を添加し表面を処理することによって得られる
が、上記に限定されるものではない。
【0020】磁性体の表面を各種物質で処理する方法
は、結着樹脂中での磁性体の分散を向上させるために、
磁性体の有機質への相溶を高めることを目的として提案
されている。例えば、特開昭53−137148号公報
には脂肪酸及びその誘導体が、特開昭53−81125
号公報には高分子材料が開示されている。これらのもの
は、相溶性を向上させる点では優れている。
【0021】一方本発明者らは、特開平2−28415
8号公報で、磁性体を結着樹脂中により均一に分散する
手段として、球形を呈した磁性体が、従来の立方晶の磁
性体よりも樹脂への分散性を促進しており、細線再現
性、解像度の優れた微小粒径のトナーに適していること
を提案している。
【0022】したがって、球形又は尖った角部が実質的
にない形を呈し、表面に重合体、縮合体、脂肪酸又はそ
の誘導体を添加し処理した磁性体を用いることにより、
高画質でかつ接触帯電装置を有する画像形成装置におい
てトナー融着のない磁性現像剤を提供することができ
る。
【0023】本発明で使用される球形を呈した磁性体
は、磁性体粒子表面が曲面で形成されている真球形又は
尖った角部が実質的にない形の磁性体粒子を50個数%
以上(好ましくは、70個数%以上、さらに好ましく
は、80個数%以上)含有している。
【0024】さらに、球状磁性体は、平均粒径0.1〜
0.3μmを有するものが使用される。
【0025】本発明において球状磁性体の平均粒径は、
試料を走査型電子顕微鏡で拡大写真にとり、ランダムに
100個乃至200個の粒子の長径を測定し、その平均
値を算出することにより求められる。
【0026】ここで、磁性体の粒径が0.1μm未満で
あると凝集力が大きくほぐれにくいため分散性が悪くな
り、耐久性、画像安定性などが問題となってくる。
【0027】また、0.3μmより大きいと、トナー粒
子中に均一に磁性体が入らず、特に微粒径のトナーでは
不均一なものが増し、低温低湿環境下で画像性、特に中
間調、細線再現性を長期に安定に維持することが難し
い。
【0028】本発明に係る球状磁性体は、好ましくは
1.2〜2.5g/cm3、さらに好ましくは1.5〜
2.0g/cm3の固め見掛け密度を有する。
【0029】本発明において、磁性体の固め見掛け密度
は、細川ミクロン(株)製のパウダーテスター及び該パ
ウダーテスターに付属している容器を使用して、該パウ
ダーテスターの取り扱い説明書の手順にしたがって測定
した値をいう。
【0030】固め見掛け密度の該値は、通常の未処理の
立方晶系の磁性体及び未処理の球状磁性体が満足しえな
い程度に大きな値である。本発明で好ましく使用される
特定な球状磁性体は、0.7g/cm3以上乃至1.0
g/cm3未満の固め見掛け密度を有する球状磁性体を
解砕処理することにより調製することができる。
【0031】球状磁性体を解砕処理するために使用され
る手段として、粉体を解砕するための高速回転子を具備
している機械式粉砕機、及び、粉体を分散または解砕す
るための荷重ローラを具備している加圧分散機が例示さ
れる。
【0032】機械式粉砕機を使用して磁性粒子の凝集体
を解砕処理する場合には、回転子による衝撃力が磁性粒
子の1次粒子にも過度に加わりやすく、1次粒子そのも
のが破壊されて、磁性粒子の微粉体が生成しやすい。そ
のため、機械式粉砕機で解砕処理された磁性体をトナー
の原料とした場合、磁性粒子の微粉体の存在により、ト
ナーの摩擦帯電特性が劣化する。したがって、トナーの
摩擦帯電量の低下による、トナー画像濃度の低下が発生
しやすい。
【0033】これに対し、フレッドミルの如き加重ロー
ラを具備している加圧分散機が球状磁性粒子の凝集体の
解砕処理の効率及び微粉状磁性粒子の生成の抑制という
点で好ましい。
【0034】上記磁性体の固め見掛け密度は、磁性粒子
の形状、磁性体の表面状態及び磁性粒子の凝集体の存在
量を間接的に示していると解することができる。磁性体
の固め見掛け密度が1.2g/cm3未満の場合には、
磁性体中に立方晶の形状の磁性粒子が多量に存在してい
るか、または、磁性粒子の凝集体が多数存在していて、
磁性体の解砕処理が実質的に不十分であることを示して
いる。したがって、固め見掛け密度が1.2g/cm3
未満の磁性体を使用した場合には、磁性体が結着樹脂へ
均一に分散しにくく、磁性体の不均一分散によるトナー
画像のカスレ、トナーの解像力の低下及びトナー粒子に
よる感光体表面の損傷が発生しやすい。
【0035】磁性体の固め見掛け密度が2.5g/cm
3を越える場合、磁性粒子の凝集体の解砕が過度におこ
なわれて、加圧による磁性粒子相互の固着が発生し、磁
性体のペレットが生成し、結果として、不均一な磁性ト
ナー粒子が生成する傾向がある。
【0036】本発明に係る球状磁性体は、結着樹脂10
0重量部に対して50〜120重量部(好ましくは70
〜110重量部)含有されている。50重量部未満で
は、スリーブの如き現像剤担持体上における磁性トナー
の搬送性が不足する。120重量部を越える場合では、
磁性トナーの絶縁性及び熱定着性が低下する。
【0037】本発明に係る磁性トナーの結着樹脂として
は、ポリスチレン,ポリビニルトルエンなどのスチレン
及びその置換体の単重合体;スチレン−プロピレン共重
合体,スチレン−ビニルトルエン共重合体,スチレン−
ビニルナフタリン共重合体,スチレン−アクリル酸メチ
ル共重合体,スチレン−アクリル酸エチル共重合体,ス
チレン−アクリル酸ブチル共重合体,スチレン−アクリ
ル酸オクチル共重合体,スチレン−アクリル酸ジメチル
アミノエチル共重合体,スチレン−メタクリル酸メチル
共重合体,スチレン−メタクリル酸エチル共重合体,ス
チレン−メタクリル酸ブチル共重合体,スチレン−メタ
クリル酸ジメチルアミノエチル共重合体,スチレン−ビ
ニルメチルエーテル共重合体,スチレン−ビニルエチル
エーテル共重合体,スチレン−ビニルメチルケトン共重
合体,スチレン−ブタジエン共重合体,スチレン−イソ
プレン共重合体,スチレン−マレイン酸共重合体,スチ
レン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系共
重合体;ポリメチルメタクリレート,ポリブチルメタク
リレート,ポリ酢酸ビニル,ポリエチレン,ポリプロピ
レン,ポリビニルブチラール,ポリアクリル酸樹脂,ロ
ジン,変性ロジン,テルペン樹脂,フェノール樹脂,脂
肪族または脂環族炭化水素樹脂,芳香族系石油樹脂,パ
ラフィンワックス,カルナバワックスなどが単独或いは
混合して使用できる。
【0038】また、本発明の磁性トナーは負荷電性が好
ましく必要に応じて荷電制御剤を含有しても良く、モノ
アゾ染料の金属錯塩,サリチル酸,アルキルサリチル
酸,ジアルキルサリチル酸またはナフトエ酸の金属錯塩
等の負荷電制御剤が用いられる。
【0039】本発明に用いられる無機微粉体のうち特に
好ましいものは、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化に
より生成されたいわゆる乾式法又はヒュームドシリカと
称される乾式シリカ、及び水ガラス等から製造されるい
わゆる湿式シリカの両方が使用可能であるが、表面及び
シリカ微粉体の内部にあるシラノール基が少なく、又N
2O,SO 2−等の製造残渣のない乾式シリカの方
が好ましい。
【0040】又、乾式シリカにおいては製造工程におい
て例えば、塩化アルミニウム又は、塩化チタンなど他の
金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン化合物と共に用い
る事によって、シリカと他の金属酸化物の複合微粉体を
得る事も可能であり、それらも包含する。
【0041】その粒径は平均の一次粒径として、0.0
01〜2μの範囲内である事が望ましく、特に好ましく
は、0.002〜0.2μの範囲内のシリカ微粉体を使
用するのが良い。
【0042】また疎水化処理は従来公知の疎水化処理剤
及び方法が用いられる。
【0043】本発明における無機微粉体の疎水化度は、
以下の方法で測定された値を用いる。もちろん、本発明
の測定法を参照しながら他の測定法の適用も可能であ
る。
【0044】密栓式の200mlの分液ロートにイオン
交換水100mlおよび試料0.1gを入れ、振とう機
(ターブラシェーカーミキサーT2C型)で90rpm
の条件で10分間振とうする。振とう後10分間静置
し、無機粉末層と水層が分離した後、下層の水層を20
〜30ml採取し、10mmセルに入れ、500nmの
波長でシリカ微粉体を入れていないブランクのイオン交
換水を基準として透過率を測定し、その透過率の値をも
って無機微粉体の疎水化度とするものである。
【0045】本発明における疎水性無機微粉体の疎水化
度は、60%以上(より好ましくは90%以上)を有す
る。疎水化度が60%未満であると、高湿下での無機微
粉体の水分吸着により高品位の画像が得られにくい。
【0046】また、これらの疎水性無機微粉体の適用量
は、磁性トナー100重量部に対して、0.1〜1.6
重量部のときに効果を発揮し、特に好ましくは、0.6
〜1.4重量部添加した際に優れた性能を示す現像剤を
提供することができる。
【0047】本発明の磁性現像剤には、実質的な悪影響
を与えない限りにおいて、さらに他の添加剤、例えばテ
フロン,ステアリン酸亜鉛の如き滑剤あるいは定着助剤
(例えば低分子量ポリエチレンなど)、或いは導電性付
与剤として酸化スズの如き金属酸化物等を加えても良
い。
【0048】本発明のトナーの製造にあたっては、熱ロ
ール,ニーダー,エクストルーダー等の熱混練機によっ
て構成材料を良く混練した後、機械的な粉砕、分級によ
って得る方法、或いは結着樹脂溶液中に材料を分散した
後、噴霧乾燥することにより得る方法、あるいは、結着
樹脂を構成すべき単量体に所定材料を混合して乳化懸濁
液とした後に重合させてトナーを得る重合法トナー製造
法等、それぞれの方法が応用出来る。
【0049】以下、本発明の磁性現像剤及び画像形成方
法に適用可能な本発明の接触帯電工程について具体的に
説明する。
【0050】図1は、本発明の一実施例を示した接触帯
電装置の概略構成図である。1は被帯電体である感光体
ドラムであり、アルミニウム製のドラム基体1aの外周
面に感光体層である有機光導電体(OPC)1bを形成
してなるもので矢印方向に所定の速度で回転する。本実
施例において、感光体ドラム1は外径30mmφであ
る。2は上記感光体ドラム1に所定圧力をもって接触さ
せた帯電部材である帯電ローラーであり、金属芯金2a
に導電性ゴム層2bを設け、更にその周面に離型性被膜
である表面層2cを設けた。本実施例での表面層は離型
性被膜であり、離型性被膜を設けることは本発明に係る
現像剤及び画像形成方法とのマッチング上好ましい。但
し離型性被膜は、抵抗が大きすぎると感光体ドラム1が
帯電されず、抵抗が小さすぎると感光体ドラム1に大き
な電圧がかかり過ぎ、ドラムの損傷、ピンホールの発生
が起こるので適度な抵抗、即ち体積抵抗率109〜10
14Ωmが良く、この時の離型性被膜の厚さは3.0μm
以内が好ましい。又、被膜の厚さの下限は被膜がハガ
レ、メクレがなければ良く5μmくらいと考えられる。
【0051】本実施例では帯電ローラー2の外径は12
mmφであり、導電ゴム層2bはEPDM、表面層2c
には厚み10μmのナイロン系樹脂を用いた。帯電ロー
ラー2の硬度は54.5°(ASKER−C)とした。
Eはこの帯電ローラー2に電圧を印加する電源部で所定
の電圧を帯電ローラー2の芯金2aに供給する。図1に
おいてEは直流電圧を示しているが、直流電圧に交流電
圧を重畳したものが好ましい。
【0052】この場合の好ましいプロセス条件を下記に
示す。 当接圧 5〜500g/cm 交流電圧 0.5〜5KVpp 交流周波数 50〜3000Hz 直流電圧 −200〜−900V 図2は本発明の他の実施例を示す接触帯電部材の概略構
成図である。前述図1の装置と共通部材には同一の符号
を付して再度の説明は省略する。
【0053】本実施例の接触帯電部材2’は感光体ドラ
ム1に所定圧力をもって順方向に当接させたブレード状
のものであり、このブレード2’は電圧が供給される金
属支持部材2’aに導電性ゴム2’bが支持され、感光
体ドラム1との当接部分には、離型性被膜となる表面層
2’cが設けられている。表面層2’cとしては厚み1
0μmのナイロンを用いた。この実施例によれば、ブレ
ードと感光体ドラムとの接着といった不具合いもなく前
記実施例と同様の作用効果がある。
【0054】前述した実施例では帯電部材としてローラ
ー状、ブレード状のものを使ったが、これに限るもので
なく、他の形状についても本発明を実施することができ
る。
【0055】また、本実施例としては帯電部材が導電ゴ
ム層と離型性被膜から構成されているが、それに限ら
ず、導電ゴム層と離型性被膜表層間に感光体へのリーク
防止のために高抵抗層、例えば環境変動の小さいヒドリ
ンゴム層を形成すると良い。
【0056】また、離型性被膜としてナイロン系樹脂の
代りにPVDF(ポリフッ化ビニリデン)、PVDC
(ポリ塩化ビニリデン)を用いても良い。感光体として
は、アモルファスシリコン、セレン、ZnO等でも使用
可能である。特に、感光体にアモルファスシリコンを用
いた場合、他のものを使用した場合に比べて、導電ゴム
層の軟化剤が感光体に少しでも付着すると、画像流れは
ひどくなるので導電ゴム層の外側に絶縁性被膜したこと
による効果は大となる。
【0057】また、本発明に係るクリーニング工程につ
いては、一般にトナー像転写後の感光ドラムはクリーナ
ーのブレードやローラの如きクリーニング部材により転
写残りトナー分やその他の汚染物の拭掃除去を受けて清
浄面化され繰り返して像形成に供される。
【0058】また、係るクリーニング工程を、電子写真
法に関わる、帯電工程や現像工程、或いは転写工程の中
で同時に行なうことも可能である。
【0059】本発明は潜像担体の表面が有機化合物であ
る画像形成装置に対し特に有効である。有機化合物が表
面層を形成している場合、トナー中に含まれる結着樹脂
との接着性が良く、特に同質の材料を用いた場合、接点
に於いては化学的な結合が生じ、トナー融着を促進する
ためである。
【0060】本発明に用いる潜像担体の表面物質として
は、シリコーン樹脂、塩化ビニリデン、エチレン−塩
ビ、スチレン−アクリロニトリル、スチレン−メチルメ
タクリレート、スチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリカーボネート等が挙げられるが、これらに限定
されることはなく、他のモノマー或いは、例示樹脂間で
の共重合、ブレンド等も使用する事ができる。
【0061】本発明は、潜像担体の直径が50mm以下
の画像形成装置に対し特に有効である。小径ドラムの場
合、同一の線圧にしても曲率が大きい為、当接部に於い
て圧力の集中が起りやすい為である。
【0062】ベルト感光体でも同一の現象があると考え
られ、転写部での曲率半径25mm以下の画像形成装置
に対しても有効である。
【0063】
【実施例】以上、本発明の基本的な構成と特色について
述べたが、以下実施例に基づいて具体的に本発明の方法
について説明する。しかしながら、これによって本発明
の実施の態様がなんら限定されるものではない。
【0064】実施例1 スチレン−アクリル酸ブチル−ジビニルベンゼン共重合体 (共重合比80/19.5/0.5, 重量平均分子量320,000) 100重量部 解砕処理の工程でポリフッ化ビニルを2wt%添加して 処理した、粒径が0.22μm、固め見掛け密度が 1.59g/cm3の球形マグネタイト粒子a 80重量部 低分子量ポリプロピレン 4重量部 モノアゾ染料のクロム錯体 4重量部 上記混合物を、140℃に加熱された2軸混練押出機で
溶融混練し、冷却した混練物をハンマーミルで粗粉砕
し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕し得られた微粉砕
物を多分割分級機で超微粉及び粗粉を分級除去して重量
平均粒径7.5μmの磁性トナーを得た。
【0065】上記磁性トナーに疎水性シリカ微粉末を
0.8wt%加えてヘンシェルミキサーで混合し磁性現
像剤を得た。
【0066】次に、この磁性現像剤を図1に示す接触帯
電装置を有する画像形成装置(キヤノン製レーザービー
ムプリンターLBP−8II改造機)を用い、直流電圧
と交流電圧(500Hz,2000Vpp)を接触帯電
装置に印加し16枚(A4)/分のプリント速度で連続
して反転現像方式でトナー画像を形成する実写テストを
高温高湿(32.5℃,85%RH)で行い、プリント
アウト画像を評価した。また、同時に帯電部材(ローラ
ー型)及び感光体ドラム表面の様子を観察した。
【0067】実施例2 磁性体として、解砕処理の工程でポリフッ化ビニリデン
を1wt%添加して処理した、平均粒径が0.23μ
m、固め見掛け密度が1.81g/cm3の球形マグネ
タイト粒子bを用いた以外は実施例1と同様に磁性現像
剤を得た。
【0068】これを実施例1と同様に評価した。
【0069】実施例3 磁性体として、解砕処理の工程でジメチルシリコーンオ
イルを2wt%添加して処理した、平均粒径が0.20
μm、固め見掛け密度が1.92g/cm3の球形マグ
ネタイト粒子cを用いた以外は実施例1と同様に磁性現
像剤を得た。
【0070】これを実施例1と同様に評価した。
【0071】実施例4 磁性体として、解砕処理の工程でフッ素変性シリコーン
オイル(トリフルオロアルキル基含有)を2wt%添加
して処理した、平均粒径が0.23μm、固め見掛け密
度が1.85g/cm3の球形マグネタイト粒子dを用
いた以外は実施例1と同様に磁性現像剤を得た。
【0072】これを実施例1と同様に評価した。
【0073】実施例5 磁性体として、解砕処理の工程でイソパルミチン酸を1
wt%添加して処理した、平均粒径が0.21μm、固
め見掛け密度が1.68g/cm3の球形マグネタイト
粒子eを用いた以外は実施例1と同様に磁性現像剤を得
た。
【0074】これを実施例1と同様に評価した。
【0075】実施例6 磁性体として、解砕処理の工程でステアリン酸を0.5
wt%添加して処理した、平均粒径が0.20μm、固
め見掛け密度が1.99g/cm3の球形マグネタイト
粒子fを用いた以外は実施例1と同様に磁性現像剤を得
た。
【0076】これを実施例1と同様に評価した。
【0077】実施例7 磁性体として、解砕処理の工程でオレイン酸を2wt%
添加して処理した、平均粒径が0.22μm、固め見掛
け密度が1.84g/cm3の球形マグネタイト粒子g
を用いた以外は実施例1と同様に磁性現像剤を得た。
【0078】これを実施例1と同様に評価した。
【0079】実施例8 磁性体として、解砕処理の工程でパルミチン酸メチルエ
ステルを1wt%添加して処理した、平均粒径が0.1
9μm、固め見掛け密度が1.95g/cm3の球形マ
グネタイト粒子hを用いた以外は実施例1と同様に磁性
現像剤を得た。
【0080】これを実施例1と同様に評価した。
【0081】比較例1 磁性体として、平均粒径が、0.20μm、固め見掛け
密度が1.38g/cm3で、未処理の球形マグネタイ
ト粒子iを用いたこと及び疎水性シリカ微粉末を2.0
wt%を添加した以外は実施例1と同様に磁性現像剤を
得た。
【0082】これを実施例1と同様に評価した。
【0083】比較例2 磁性体として、平均粒径が、0.18μm、固め見掛け
密度が1.18g/cm3で、未処理の立方状マグネタ
イト粒子jを用いた以外は実施例1と同様に磁性現像剤
を得た。これを実施例1と同様に評価した。表1に評価
結果を示した。以下に評価基準を示す。 ドラム融着 ○ …全く融着しない ○△…A4ベタ黒中に1〜3点の融着 △ …A4ベタ黒中に4〜10点の融着 × …A4ベタ黒中に11点以上の融着
【0084】
【表1】
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、磁性現像剤として特定
の磁性体を有する磁性トナーを用いることにより、磁性
トナーに潤滑性を持たせ、帯電部材が被帯電体に接触さ
せて外部より電圧を印加し帯電を行う帯電工程を有する
画像形成方法において、感光体表面へのトナー融着を防
ぎ、トナー汚染の生じない高画質の画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯電ローラの概略を示した説明図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例であるブレードの概略を示
した説明図である。 1 感光体ドラム 2,2’ 帯電部材 E 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遊佐 寛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−284158(JP,A) 特開 昭54−139544(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08 - 9/097

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電ゴム層及び離型性被膜を有する帯電
    部材を、有機光導電体を外周面に有する感光体ドラムに
    接触させて外部より電圧を印加して帯電を行う帯電工程
    と、磁性現像剤を用いる現像工程とを有する画像形成方
    法に用いられる磁性現像剤であって、 該磁性現像剤が、 結着樹脂及び磁性体を少なくとも有す
    る絶縁性磁性トナーを含有しており、 該磁性体が、結着樹脂中に、結着樹脂100重量部に
    対して50〜120重量部分散されており、またその表
    面に重合体、縮合体、脂肪酸または脂肪酸誘導体から選
    ばれる物質の少なくとも一つを添加して処理されたもの
    であって、球形又は尖った角部が実質的にない形を呈
    、平均粒径が0.1〜0.3μmである磁性体である
    ことを特徴とする磁性現像剤。
  2. 【請求項2】 導電ゴム層及び離型性被膜を有する帯電
    部材を、有機光導電体を外周面に有する感光体ドラム
    接触させて外部より電圧を印加して帯電を行う帯電工程
    と、磁性現像剤を用いる現像工程とを有する画像形成方
    であって、 磁性現像剤が、結着樹脂及び磁性体を少なくとも有す
    る絶縁性磁性トナーを含有する磁性現像剤であり、 該磁性体が、結着樹脂中に、結着樹脂100重量部に
    対して50〜120重量部分散されており、またその表
    面に重合体、縮合体、脂肪酸または脂肪酸誘導体から選
    ばれる物質の少なくとも一つを添加して処理されたもの
    であって、球形または尖った角部が実質的にない形を呈
    、平均粒径が0.1〜0.3μmである磁性体である
    ことを特徴とする画像形成方法。
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