JPS5952230B2 - 耐蝕性に優れたオ−ステナイト系ステンレス鋼 - Google Patents

耐蝕性に優れたオ−ステナイト系ステンレス鋼

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JPS5952230B2
JPS5952230B2 JP10270380A JP10270380A JPS5952230B2 JP S5952230 B2 JPS5952230 B2 JP S5952230B2 JP 10270380 A JP10270380 A JP 10270380A JP 10270380 A JP10270380 A JP 10270380A JP S5952230 B2 JPS5952230 B2 JP S5952230B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は化学、海水、原子力等の各種プラントや、食品
、機械、船舶、航空機等に用いられる耐蝕性、耐酸化性
、耐摩耗耐焼付性の優れた高強度オーステナイト系ステ
ンレス鋼に関するものであ°る。
従来、SUS3Q4等のオーステナイト系ステンレス鋼
は優れた耐蝕性、耐熱性、加工性、機械的性質を有して
いるため広く使用されてきたが、近年化学、海水、原子
力等の各種プラントや、機械船)舶の大型化、さらに高
速化が進みその使用環境は、強度、温度、腐食、摩耗、
応力とあらゆる面で過酷なものとなってきており、上記
の鋼では耐蝕性、耐酸化性、強度、耐摩耗性等のいずれ
の面でも不満足なものとなってきている。
1 使用環境のこのような過酷化に対して、最近SUS
304にNを添加し、耐蝕性と強度を高めなN強化オー
ステナイト系ステンレス鋼(SUS3O4N)、さら二
Cr,Niノ含有量ヲ増加サセるとともにMO等を含有
させた鋼として25Cr一13Ni−IMO−0.3N
鋼、21G−6Ni−9Mn−0.3N鋼、22Cr−
13Ni−5Mn−2M0−0.2V−0.2Nb一〇
.3N鋼が知られている。
これらの鋼の固溶化熱処理後の強度は、SUS3O4N
鋼が耐力35kg/ Mm2,引張り強さ75kg/M
m2,25Cr−13Ni−IMO−0.3N鋼が耐力
41kg/Mm” ,引張り強さ78kg/Mm2と今
一つ不足している。また、21Cr−6Ni−9Mn−
0.3N鋼、22Cr− 13Ni− 5Mn−2M0
一〇.2v−0.2Nb−0.3N鋼はいずれも耐力4
5kg/Mm2以上、引張り強さ80kg/Mm2以上
とは・゛満足のいく強度を有しているが、前者は耐蝕性
、耐酸化性の点では不十分であり、後者は耐酸化性、耐
摩耗耐焼付性の点では不十分なものである。本発明はか
かる従来鋼の欠点を克服したもので本発明者等は過酷な
使用環境に耐え得る高強度オーステナイト系ステンレス
鋼の基本組成として、従来のN強化オーステナイト系ス
テンレス鋼のいずれもそうであるように高Cr一高Nオ
ーステナイト系ステンレス鋼を選び研究を重ねた。
まず、第1にオーステナイト系ステンレス鋼の強度と熱
間加工性に及ぼす各種合金元素の影響を研究した結果、
従来のN単独強化鋼よりもNにさらにSi,Nbを複合
添加した強化鋼の方が強度、熱間加工性の点で著しく優
れていることを見い出した。
すなわち、S汀%はNO,O5%の強度増大に相当する
ので、N強化鋼とSi,N強化鋼を比較した場合、同一
強度ならSi,N強化鋼の方が加工性が優れ、また、同
程度の加工性とするならばさらに高い強度の鋼を得るこ
とができるものである。
ツイで、22Cr−12Ni−6Mn鋼をベースにSi
Nを適宜組合せ80kg/Mm2の引張り強さを得た鋼
の熱間加工性を第1図に示す。第1図より明らかなよう
にSi含有量の増大とN含有量の減少に伴なって、変形
抵抗が急速に減少し、変形能はSil,l〜1.9%の
範囲で大きく向上し、捻回値9回以上が得られる。また
、22Cr−12Ni−6Mn−1,5Si−0.30
N鋼に0.2%のNbを含有させた場合の強度、熱間加
工性を調べた結果、第2図に示すように強度、熱間加工
性がともに大きく向上することが分った。
これはNbの結晶粒微細化作用によるものと思われる。
さらに本発明者等は、N単独強化鋼に比べてN,Si,
Nb複合強化鋼の利点が、強度、熱間加工性の改善にと
どまらず、その含有Siによって耐応力腐食割れ性、耐
酸化性が向上し、また、Nb添加によって溶接箇所熱影
響部の耐粒界腐食割れ性が大巾に向上し、従来のN強化
オーステナイト系ステンレス鋼の欠点の多くを解決し得
ることを見い出した。
つぎに従来のN強化オーステナイト系ステンレス鋼の欠
点の一つである耐摩耗耐焼付性に及ぼす合金元素の影響
を22Cr−12Ni−0.3N鋼をベースとして研究
した結果、第3図に示すようにSiとMnの相乗効果で
耐摩耗耐焼付性が著しく向上することを発見した。
なお、本発明鋼の組成範囲において、最大の問題はSi
が強力なフエライト相形成元素であり、しかもN固溶量
を著しく減少せしめる元素であるので、高Cr一高Nオ
ーステナイト系ステンレス鋼のようにフエライト/オー
ステナイトバランス、さらにN固溶量が臨界的である鋼
にSiを添加する場合、組成バランスをくずしたり、鋼
塊中に気泡を生じせしめる危険が非常に高まることであ
るが、この問題に対して本発明ではMn含有量を増加さ
せ5.6%以上含有させることにより解決し得ることを
見い出した。
以上の知見をもとに、本発明は高Cr一高Nオーステナ
イト系ステンレス鋼を基本組成として、これにSi,M
n,Nbを適量添加して耐蝕性、耐酸化性、耐摩耗耐焼
付性に優れ、かつ、熱間加工性、冷間加工性、溶接性の
良好な高強度オーステナイト系ステンレス鋼の開発に成
功したものである。
そして、本発明鋼においては、さらにMO、V,Cuを
含有させることにより耐蝕性をさらに向上させ得るもの
であり、また13,Mg,Ca、Ta,Zrの少量添加
は熱間加工性をさらに向上させ得るものである。
以上のように本発明鋼は海水、化学、原子力、機械、船
舶等の過酷な使用環境で使用される部材に適した耐蝕性
、耐酸化性、耐摩耗耐焼付性、加工性に優れた高強度オ
ーステナイト系ステンレス鋼である。
以下に本発明鋼について詳述する。
第1発明鋼は、重量比にしてCO.O8%以下、Sil
.lO〜1.90%、Mn5.6〜10.0%、Ni9
.6〜16.0%、Cr2O.5〜26.0%、NO.
25〜0.50%を含有したもので、第2発明鋼は第1
発明鋼にさらにNbO,O5〜1.00%を含有させ第
1発明鋼の強度、熱間加工性をさらに向上させたもので
、第3発明鋼は第2発明鋼にさらにMOO,2〜2,5
,V0,05〜0.5%, CuO,2〜4.0%のう
ち1種ないし2種以上を含有させ第2発明鋼の耐蝕性を
さらに向上させたもので、第4発明鋼は第1発明鋼にさ
らにBO,Ol%以下、MgO,Ol%以下、CO.O
2%以下、Tag,O3%以下ZrO.O3%以下のう
ち1種ないし2種以上を含有させ第1発明鋼の熱間加工
性をさらに向上させたもので、第5発明鋼は第3発明鋼
にさらにBO,Ol%以下、MgO.Ol%以下、Ca
b,O2%以下、Tag,O3%以下、ZrO,O3%
以下のうち1種ないし2種以上を含有させ第3発明鋼の
熱間加工性をさらに向上させたものである。
以下に本発明鋼の成分限定理由について説明する。
Cはその含有量が増加すると耐蝕性を損うので上限を0
.08%とした。
SiはNとともに本発明鋼においては主要な元素であり
、強度を増大せしめ、かつ耐摩耗耐焼付性耐応力腐食割
れ性、耐酸化性を大巾に向上せしめ、る元素であり、こ
れらの性能を発揮させるためには、1.10%以上の含
有が必要でり下限を1.10%とした。
しかし、Siは強力なフエライト形成元素であり、さら
にN固溶量を著しく減少させるのでその上限を1.90
%とした。MnはSiとの相乗効果によって耐摩耗耐焼
付性を著しく改善する元素である。
さらにフエライト/オーステナイトバランス、耐蝕性を
損なうことなくN固溶量を増加させる元素で、特に本発
明鋼のように高Cr一高N鋼にSiを添加させる場合、
鋼の組織安定、N固溶にはなくてはならない元素で、こ
れらの性能を発揮させるには5.6%以上の含有が必要
であり下限を5.6%とした。しかし、10.0%を越
えて含有させると熱間加工性を損うので上限を10.0
%とした。Niはオーステナイト系ステンレス鋼の基本
元素であり、優れた耐蝕性、耐酸化性、加工性およびオ
ーステナイト組織を得るためには9.6%以上の含有が
必要である。
しかし、16.0%を越えて含有させると熱間加工性を
損い、かつ、N固溶量を低下させるので上限を16.0
%とした。Crはステンレス鋼の基本元素であり、優れ
た耐蝕性、耐酸化性および大きなN固溶量を得るために
は少なくとも20.5%以上の含有が必要である。
しかし、Cr量は強力なフエライト相形成元素であるの
で26.0%を越て含有させるとフエライト/オーステ
ナイトバランスを損うので上限を26.0%とした。N
は本発明鋼において最も重要な強化元素であり、しかも
オーステナイト相を得るためにはなくてはならない元素
であり、さらに耐蝕性、耐摩耗耐焼付性をも改善する元
素であり、これらの性能を発揮させるには0.25%以
上の含有が必要である。
しかしながら、Nの多量の含有は熱間加工時の変形抵抗
を著しく高め、熱間圧延を困難にし、さらに造塊時に鋼
塊中に気泡発生の危険が増大するのでその上限を0.5
0%とした。
Nbは結晶粒を微細化して、強度、熱間加工性を向上さ
せ、さらに溶接部の耐粒界腐食割れ性を改善する元素で
、これらの効果を発揮させるには0.05%以上の含有
が必要である。
しかし、1.00%を超えて含有させると炭窒化物の析
出量が増加し逆に加工性を損うのでその上限を1.00
%とした。MO、V、Cuはいずれも本発明鋼の耐蝕性
をさらに改善する元素で、その効果を発揮させるにはM
Oは0.2%以上、Vは0.05%以上、Cuは0.2
%以上の含有が必要である。しかし、MOを2.5%を
越えVを0.50%を越えて含有させるとフエライト/
オーステナイトバランスを損い、Cuは4.0%を越え
て含有させると強度を大きく低下させるので、その上限
をMO2.5%、V0.50%、Cu4,O%とした。
B,Mg,Ca,Ta,Zrはいずれも本発明鋼の熱間
加工性をさらに改善する元素である。
しかしこれらの元素を多量に含有させた場合には鋼の清
浄度を害し、かえって熱間加工性を損うのでその上限を
BO,Ol%、MgO,Ol%、Cab,O2%、Ta
g,O3ノ%、ZrO,O3%とした。つぎに本発明鋼
の特徴を従来鋼と比べ実施例でもって明らかにする。
第1表は、これらの供試鋼の化学成分を示すものである
第1表においてA1〜A6鋼は従来鋼で、A1はSUS
3O4、A2はSUS3O4N,A3はSUS3l6、
A4は25Cr−13Ni−IMO−0.3N鋼、A5
は21Cr−6Ni−9Mn−0.3N鋼、A6鋼は2
2Cr−13Ni−5Mn−2M0−0.2V→.2N
b−0.3N鋼である。
B1〜Bll鋼は本発明鋼で、B1〜B3は第1発明鋼
、B4〜B6は第2発明鋼、B7〜B9は第3発明鋼、
BlOは第4発明鋼、Bllは第5発明鋼である。第2
表は第1表の固溶化熱処理を施したA1〜A6鋼、B1
〜Bll鋼の強度、耐蝕性、耐摩耗耐焼付性、耐酸化性
を示したものである。
強度については、JI34号試験片を用いて耐力、引張
り強さ、伸びを測定した。
耐孔蝕性は50℃ノ50g/ IFeCl+120N−
HCI水溶液中に48Hr浸漬した場合の腐食減量を
示したもので、耐硫酸性、耐応力腐食割れ性、耐粒界腐
食割れ性についてはJIS試験法に基いて評価し、耐硫
酸性は沸騰した5%H2SO4水溶液中に5Hr浸漬し
た場合の腐食減量を示したもので、耐応力腐食割れ性は
沸騰した42%MgCI溶液中に浸漬した場合、応力2
5kg/Mm2下で破断までの時間を示したものである
耐粒界腐食割れ性は沸騰した硫酸一硫酸銅溶液中に15
Hr浸漬した場合の割れ発生の有無を示したものである
耐酸化性は大気中において1100℃X5OHr連続
I 加熱した場合、その酸化増量を示したものである。
耐摩耗耐焼付性は大気中で5cm/分の速度で摺動させ
、異常摩耗発生時の面圧を測定したものである。
第2表から知られるように、従来鋼であるAl鋼は強度
、耐蝕性、耐酸化性、耐摩耗耐焼付性のいずれも劣るも
のである。
Al鋼に対してNを0.15%含有させたA2鋼につい
ては耐酸化性が優れ、強度についてもAI鋼に比べ向上
しているが、まだ不満足なものであり耐蝕性、耐摩耗耐
焼付性は劣るものである。A3鋼はAI鋼に比べNi含
有量を増加させるとともに2%のMOを含有させたもの
で、耐蝕性については向上しているが、まだ不満足なも
のであり、強度、耐酸化性、耐摩耗耐焼付性については
AI鋼なみである。A4鋼は高Cr一高Ni一高Nとし
、さらに1%のMOを含有させたことにより、耐蝕性、
耐酸化性については優れており、強度は耐力41kg/
Mm2、引張り強さ78kg/Mm2、伸び50%と相
当の向上のあとが認められるがいま一つ不足しており、
耐摩耗耐焼付性はA1鋼なみである。A5鋼は高Cr一
高Mn−高Nとしたことにより、強度は耐力49kg/
Mm2、引張り;強さ80kg/Mm2、伸び45%と
満足し得るものであり、耐摩耗耐焼付性についても相当
の向上が見られるが今一つ不足し、耐蝕性、耐酸化性に
ついてはへ1鋼なみで劣るものである。A6鋼は高Cr
一高Ni一高Mn−高Nとし、さらにNbO.2%、M
O2l%、VO.2%を含有させたことにより強度は耐
力48kg/Mm2、引張り強さ85kg/Mm2、伸
び45%と満足し得るもので、耐蝕性についても耐孔食
性、耐硫酸性はともにその腐食減量が1g/Mm2以下
であり、耐粒界腐食割れ性についても優れているが、耐
応力腐食割れ性、耐酸化性、耐摩耗耐焼付性については
A1鋼に比べて若干向上しているがまだ不満足なもので
ある。これらに対して、本発明鋼であるB1〜Bll鋼
は高Cr一高N鋼をベースとして、これにSi,Mnを
適宜に含有させ、かつ必要に応じてNbと、MO、V、
Cuおよび13,Mg,Ca,Ta,Zr等を含有させ
たことにより、いずれも強度については耐力47kg/
Mm2以上、引張り強さ82kg/Mm2以上、伸び4
2kg/Mm2以上と満足し得るものであり、耐蝕性に
ついても耐孔食性はその腐食減量が3g/M2・Hr以
下、耐硫酸性はその腐食減量が10g/M2・Hr以下
、耐応力腐食割れ性は破断までの時間が6時間以上、耐
粒界腐食割れ性については割れの発生なしといずれにつ
いても優れており、耐酸化性についてもその酸化増量は
10mg/Cm=以下、耐摩耗耐焼付性については異常
摩耗発生時の血圧が6kg/Mm2以上と優れたもので
ある。
これからしても、本発明は強度、耐蝕性、耐酸化性、耐
摩耗耐焼付性のいずれも非常に優れていることがわかる
。上述のように、本発明鋼は高Cr一高Nオーステナイ
ト系ステンレス鋼を基本組成として、これにSiの含有
量を増しSi,N複合添加により強度熱間加工性を大巾
に改善し、さらにMn量を増加させることによりSi,
Mnによる相乗効果により耐摩耗耐焼付性を著しく向上
させるとともに高Siに伴なうN固溶量の減少を解消し
たものであり、必要に応じてNbを含有させることによ
り強度、熱間加工性をさらに向上させ、かつ溶接部の耐
粒界腐食割れ性を改善するものであり、耐蝕性、耐酸化
性、耐摩耗耐焼付性に優れ海水、化学、原子力、機械、
船舶等の過酷な使用環境で使用される各種の耐蝕高強度
部材として極めて高い実用性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は熱間加工性に及ぼすSi,Nの影響を示した線
図、第2図は強度、熱間加工性に及ぼすNbの影響を示
した線図、第3図は耐摩耗耐焼付′性に及ぼすSi,M
nの影響を示した線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量比にしてC0.08%以下、Si1.10〜1
    .90%、Mn5.6〜10.0%、Ni9.6〜16
    .0%、Cr20.5〜26.0%、N0.25〜0.
    50%を含有し、残部Feならびに不純物元素からなる
    ことを特徴とする耐蝕性の優れたオーステナイト系ステ
    ンレス鋼。 2 重量比にしてC0.08%以下、Si1.10〜1
    .90%、Mn5.6〜10.0%、Ni9.6〜16
    .0%、Cr20.5〜26.0%、N0.25〜0.
    50%を含有し、さらにNb0.05〜1.00%を含
    有させ残部Feならびに不純物元素からなることを特徴
    とする耐蝕性の優れたオーステナイト系ステンレス鋼。 3 重量比にしてC0.08%以下、Si1.10〜1
    .90%、Mn5.6〜10.0%、Ni9.6〜16
    .0%、Cr20.5〜26.0%、N0.25〜0.
    50%を含有し、さらにNb0.05〜1.00%と、
    Mo0.2〜2.5%、V0.05〜0.5%、Cu0
    .2〜4.0%のうち1種ないし2種以上を含有させ残
    部Feならびに不純物元素からなることを特徴とする耐
    蝕性の優れたオーステナイト系ステンレス鋼。 4 重量比にしてC0.08%以下、Si1.10〜1
    .90%、Mn5.6〜10.0%、Ni9.6〜16
    .0%、Cr20.5〜26.0%、N0.25〜0.
    50%を含有し、さらにB0.01%以下、Mg0.0
    1%以下、Ca0.02%以下、Ta0.03%%以下
    、Zr0.03%以下のうち1種ないし2種以上を含有
    させ残部Feならびに不純物元素からなることを特徴と
    する耐蝕性の優れたオーステナイト系ステンレス鋼。 5 重量比にしてC0.08%以下、Si1.10〜1
    .90%、Mn5.6〜10.0%、Ni9.6〜16
    .0%、Cr20.5〜26.0%、N0.25〜0.
    50%を含有し、さらにNb0.05〜1.00%と、
    Mo0.2〜2.5%、V0.05〜0.5%、Cu0
    .2〜4.0%のうち1種ないし2種以上と、B0.0
    1%以下、Mg0.01%以下、Ca0.02%以下、
    Ta0.03%%以下、Zr0.03%以下のうち1種
    ないし2種以上を含有させ残部Feならびに不純物元素
    からなることを特徴とする耐蝕性の優れたオーステナイ
    ト系ステンレス鋼。
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