JPS59520Y2 - カンシヨウタイ - Google Patents

カンシヨウタイ

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Publication number
JPS59520Y2
JPS59520Y2 JP1974118842U JP11884274U JPS59520Y2 JP S59520 Y2 JPS59520 Y2 JP S59520Y2 JP 1974118842 U JP1974118842 U JP 1974118842U JP 11884274 U JP11884274 U JP 11884274U JP S59520 Y2 JPS59520 Y2 JP S59520Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
metal foil
elastic plate
vibration
interposed
Prior art date
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Expired
Application number
JP1974118842U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5146892U (ja
Inventor
恵一郎 水野
一嘉 飯田
Original Assignee
株式会社ブリヂストン
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ブリヂストン filed Critical 株式会社ブリヂストン
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Publication of JPS5146892U publication Critical patent/JPS5146892U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車輌の走行に伴うパルス的性状の人力等により
新幹線の軌道(重量振動体)から伝達して高架橋のよう
な構造物(被振動体)に発生する振動或いは固体伝搬音
を防止するための振動及び騒音防止用緩衝体に係るもの
である。
従来、パルス的性状の入力等により発生する振動或いは
固体伝搬音を防止するため多くは防振ゴム、ゴムマット
等を用いて前記入力の直接的な影響を回避するように努
めてきてはいるが、これら部材では低次の固有値を避け
きれないという欠点がある。
特に、最近は固体伝搬音に起因する騒音が問題にされる
ことが多いが、パルス的性状の入力の場合は問題となる
周波数が可聴域全域に亘ることが多く、従来の防振ゴム
等では共振域を完全に外すことができないために、発生
する振動ひいては騒音を十分に防止することができない
という欠点がある。
現在、新幹線の高架橋には固体伝搬音防止の目的でスラ
ブマット、パラスマット等が採用されているが、防音効
率を向上させるためには現状のマットのばね常数を小さ
くすることが考えられるけれども、強度上及び軌道安定
上ばね常数を小さくするには限界があり、その他の改良
策が望まれているところでもある。
これに対して、本考案は前記欠点を除去し且つ前記課題
を解決し得る緩衝体を提供しようとするものであって、
アルミニウム箔等の金属箔を無気泡性ゴム状弾性板間に
介在せしめてなる点に存するものであり、かくして、本
考案によれば、新幹線の高架橋のような構造物を初めと
してパルス的性状の入力に起因する固体伝搬音を効果的
に吸収、緩和して振動及び騒音防止機能を有効に発揮し
得る上に、殊に金属箔によりゴム状弾性板の内部損失の
増大及びゴム状弾性板と金属箔との境界面での音波の反
射等の効果が相乗されて振動及び騒音防止機能を有効に
発揮できるものである。
次に、第1図及び第2図に示されている一実施例により
本考案を更に詳細に説明する。
先ず、第1図において、1はゴム状弾性板、2はアルミ
ニウム箔等の金属箔をそれぞれ示すものであって、ゴム
状弾性板1は、新幹線のような軌道下に採用する場合に
は、通常モジュラスが例えば30〜100 kg/画、
好ましくは60〜70 kg/Cm2、JIS硬度が6
5°±5°程度のものが適当であり、第1図に示すよう
にアルミニウム箔等の金属箔2を1枚以上厚さ方向に適
当な間隔をおいて中間層を介在せしめてあり、また、図
示してないが金属箔2をゴム状弾性体1の表面に固着す
るのみでも可とするものである。
以上のように構成した本考案による緩衝体について以下
に実験例をもってその特性を説明する。
実験例 下記A、 B、 Cノ長さ×幅×厚さ300 X 30
0 X 25mm (金属箔1枚0.055mm)に形
成した試験片それぞれについてコンクリートブロック間
に介在させ、その上面のコンクリートブロック表面より
上方50 mmの位置から重量50 kgの鉄塊を落下
させ、下面のコンクリートブロック上に設置した加速計
により振動加速度を測定した。
その結果を第2図のダイヤグラムで示しである。
A: (比較例)ゴム状弾性板単体(厚さ25mm)B
: ゴム状弾性板 (厚さ25mm)十金属箔1
層 C: ゴム状弾性板(厚さ25mm)千金属箔2
層 第2図に示した結果によれば、Aのゴム状弾性板単体の
場合の振動加速度レベルに対し、本考案によるB、Cは
広い全周波数に亘って金属箔層を多くするにつれて振動
加速レベルが低下することが認められ、ゴム状弾性板の
内部損失が増大し、ゴム状弾性板と金属箔との境界面で
の音波の反射効果等により緩衝体としての機能が向上し
ていることが認められる。
前記せるところから、本考案の緩衝体によれば、金属箔
をゴム状弾性板間に介在させたことにより、例えば軌道
等の振動体と高架橋等の被振動体との間に間挿した場合
、振動体からの振動エネルギーをゴム状弾性板の内部摩
擦により損失せしめ、ゴム状弾性板と金属箔との境界面
での音波の反射により吸収し、さらに振動機能を有する
ゴム状弾性板のバネとしての働きにて振動を遮断し、以
って被振動体への振動伝播を著しく減少させることがで
きるものであり、更に金属箔をゴム状弾性板間に介在さ
せて緩衝体を形成したことにより、緩衝体が荷重を受け
ると金属箔もゴム状弾性板とともに変形して、緩衝体全
体があたかも単体のゴム状弾性板のようになり、緩衝体
の設置場所が均一でなく複雑であってもその場所に適合
しやすいという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る緩衝体の部分的斜視図、第2図は
前記緩衝体の実験結果を示すダイヤグラムである。 なお、図示された主要部と符号との対応関係は下記の通
りである。 1・・・・・・ゴム状弾性板、2・・曲アルミニウム等
の金属箔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アルミニウム箔等の金属箔を無気泡性ゴム状弾性板間に
    介在せしめて戊ることを特徴とする、重量振動体と被振
    動体との間に間挿されるべき緩衝体。
JP1974118842U 1974-10-03 1974-10-03 カンシヨウタイ Expired JPS59520Y2 (ja)

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JPS5146892U JPS5146892U (ja) 1976-04-07
JPS59520Y2 true JPS59520Y2 (ja) 1984-01-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50114226U (ja) * 1974-02-28 1975-09-18

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JPS5146892U (ja) 1976-04-07

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