JPS5952046B2 - セメント瓦の製造方法 - Google Patents
セメント瓦の製造方法Info
- Publication number
- JPS5952046B2 JPS5952046B2 JP51038148A JP3814876A JPS5952046B2 JP S5952046 B2 JPS5952046 B2 JP S5952046B2 JP 51038148 A JP51038148 A JP 51038148A JP 3814876 A JP3814876 A JP 3814876A JP S5952046 B2 JPS5952046 B2 JP S5952046B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mortar
- base material
- formwork
- soft wire
- finished product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、プレス機械によりセメント瓦を製造する方
法に関し、加圧成型時にモルタルから絞り出されるアル
カリを含んだ水による公害発生の・濯か゛なく、しかも
良質のセメント瓦を得ることのできる該製造方法を提供
せんとするものである。
法に関し、加圧成型時にモルタルから絞り出されるアル
カリを含んだ水による公害発生の・濯か゛なく、しかも
良質のセメント瓦を得ることのできる該製造方法を提供
せんとするものである。
従来、プレス機械によりセメント瓦を製造するには、水
を多くして軟らかく練ったモルタルを上型、型枠および
受板の間で加圧成型している。
を多くして軟らかく練ったモルタルを上型、型枠および
受板の間で加圧成型している。
ところがこのように水を多めに加えて軟らかく練った軟
線モルタルを加圧すると、モルタル中に含まれる余分の
水が絞り出され、アルカリを多く含んだこの水をそのま
ま下水等に流すと公害を起すため、従来から多くの費用
を掛けて廃水処理を行なっている。
線モルタルを加圧すると、モルタル中に含まれる余分の
水が絞り出され、アルカリを多く含んだこの水をそのま
ま下水等に流すと公害を起すため、従来から多くの費用
を掛けて廃水処理を行なっている。
水分を20%程度しか含まない乾式モルタルを用いて加
圧成形をすれば、このような廃水処理の煩わしさはない
が、軟線モルタルを用いる場合に比べて成品の強度が劣
るばかりでなく、防水性が悪く、さらに外観も悪くなっ
てしまう。
圧成形をすれば、このような廃水処理の煩わしさはない
が、軟線モルタルを用いる場合に比べて成品の強度が劣
るばかりでなく、防水性が悪く、さらに外観も悪くなっ
てしまう。
本発明によるセメント瓦の製造方法は、以上のような不
都合を解消するため軟線モルタルを用いる湿式法、乾式
モルタルを用いる乾式法のそれぞれの長所を取入れて、
水分が絞り出されることがなく従って廃水処理の煩わし
さがなく、しかも良質の成品が得られるセメント瓦の製
造方法を提供せんとするものである。
都合を解消するため軟線モルタルを用いる湿式法、乾式
モルタルを用いる乾式法のそれぞれの長所を取入れて、
水分が絞り出されることがなく従って廃水処理の煩わし
さがなく、しかも良質の成品が得られるセメント瓦の製
造方法を提供せんとするものである。
なお、水分の少ないモルタルと水分の多いモルタルとを
2層に重ねて加圧し、セメント成型品を造ることは、特
公昭47−48252号公報に記載されているが、この
方法によると、強度、防水性において劣り、外観も悪い
水分の少ないモルタルによる部分が成型品の側面に露出
するので、防水のため屋根に載せ、側面が人目に触れる
瓦を造るには、この方法は不適当である。
2層に重ねて加圧し、セメント成型品を造ることは、特
公昭47−48252号公報に記載されているが、この
方法によると、強度、防水性において劣り、外観も悪い
水分の少ないモルタルによる部分が成型品の側面に露出
するので、防水のため屋根に載せ、側面が人目に触れる
瓦を造るには、この方法は不適当である。
以下本発明の製造方法を略示する図面により、本発明を
工程順に説明する。
工程順に説明する。
(1)母材成形(第1〜2図)
第1図に示すように、受台5上に載置された受板3の上
に成品よりも少しく小さ目の型枠2を置き、該型枠2内
に水分を20%程度とした乾式モルタル4を平均的に供
給し、第2図に示すように受台5に組込まれた振動機6
により該モルタル4に振動を加えながら上型1を下降さ
せて該モルタル4を加圧成型し母材4aとする。
に成品よりも少しく小さ目の型枠2を置き、該型枠2内
に水分を20%程度とした乾式モルタル4を平均的に供
給し、第2図に示すように受台5に組込まれた振動機6
により該モルタル4に振動を加えながら上型1を下降さ
せて該モルタル4を加圧成型し母材4aとする。
(2)軟線モルタル供給
成型された母材4aを受板3ごと別のプレス機械の受台
10上に移動した後、該母材4aの上面に軟線モルタル
9を載せる。
10上に移動した後、該母材4aの上面に軟線モルタル
9を載せる。
(3)加圧成型(第4図)
軟線モルタル9を載せられた母材4aを囲んで該母材4
aより少しく大きく成品と同大の型枠8を受板3の上に
置き、該型枠8に対応する上型7により加圧する。
aより少しく大きく成品と同大の型枠8を受板3の上に
置き、該型枠8に対応する上型7により加圧する。
これにより母材4a上の軟線モルタル9は横に延びて母
材4aの上面と側面とを覆うように広げられる。
材4aの上面と側面とを覆うように広げられる。
この時軟線モルタル9に含まれる余分の水分は絞り出さ
れて乾式モルタル製の母材4aにしみ込むので、外に廃
水が排出されることがない。
れて乾式モルタル製の母材4aにしみ込むので、外に廃
水が排出されることがない。
同時に母材4aにも充分な水分が供給されるので乾式モ
ルタルのみの場合のように成品の強度が劣ることもなく
、しかも表面が軟線モルタルにより覆われるので表面が
緻密で美観も勝れた成品が得られる。
ルタルのみの場合のように成品の強度が劣ることもなく
、しかも表面が軟線モルタルにより覆われるので表面が
緻密で美観も勝れた成品が得られる。
(4)成品取出しく第5図)
加圧成型された成品11は、型枠8を取外してから受板
3ごとプレス機械から外されて乾燥場へ移され乾燥固化
される。
3ごとプレス機械から外されて乾燥場へ移され乾燥固化
される。
本発明によるセメン1〜瓦の製造方法は、以上のように
乾式モルタルを成型して母材を作り、その上に軟線モル
タルを被せるので、 (1)加圧成型時に廃水が出ないので廃水処理の面倒が
ない。
乾式モルタルを成型して母材を作り、その上に軟線モル
タルを被せるので、 (1)加圧成型時に廃水が出ないので廃水処理の面倒が
ない。
(2)母材4aの上面、4側面を強度、防水性、外観の
よい軟線モルタルで覆うので、得られたセメント瓦の強
度が大であり、軟線モルタルのみの成品と同様に外観が
美麗でかつ防水性の良好な成品が得られる。
よい軟線モルタルで覆うので、得られたセメント瓦の強
度が大であり、軟線モルタルのみの成品と同様に外観が
美麗でかつ防水性の良好な成品が得られる。
(3)表面を覆う軟線モルタルに着色するのみで容易に
着色瓦を得ることができる。
着色瓦を得ることができる。
等の特長があり、防水の目的で屋根に載せられ、人が踏
むことがありまた人目に触れることの多い瓦の製造法と
して効果が大きい。
むことがありまた人目に触れることの多い瓦の製造法と
して効果が大きい。
図面は本発明の製造方法を工程毎に略示する縦断面図で
あり、第1図は母材の加圧成型準備、第2図は加圧時、
第3図は軟線モルタル供給、第4図は成品の加圧成型、
第5図は成品取出しの状態を示す側面図である。 1:上型、2:型枠、3:受板、4:乾式モルタル、4
a:母材、6:振動機、7:上型、8:型枠、9:軟線
モルタル。
あり、第1図は母材の加圧成型準備、第2図は加圧時、
第3図は軟線モルタル供給、第4図は成品の加圧成型、
第5図は成品取出しの状態を示す側面図である。 1:上型、2:型枠、3:受板、4:乾式モルタル、4
a:母材、6:振動機、7:上型、8:型枠、9:軟線
モルタル。
Claims (1)
- 1 受板3上に置かれた成品よりも小さい型枠2内に乾
式モルタル4を供給し、該型枠2に対応する上型1およ
び振動機6により振動加圧成型して母材4aを作り、成
品よりも小さい型枠2を取去った後受板3に載った該母
材4aの回りを上記小さい型枠2よりも大きく成品に対
応する大きさの型枠8で母材4aとの間に間隙を介在さ
せて囲むと共に母材4a上に軟線モルタル9を供給し、
型枠8に対応する上型7により加圧し母材4aの上面お
よび側面を軟線モルタル9で覆うと共に軟線モルタルか
ら絞り出された水を乾式モルタルの母材4aに吸収させ
ることを特徴とするセメント瓦の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51038148A JPS5952046B2 (ja) | 1976-04-07 | 1976-04-07 | セメント瓦の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51038148A JPS5952046B2 (ja) | 1976-04-07 | 1976-04-07 | セメント瓦の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52121627A JPS52121627A (en) | 1977-10-13 |
JPS5952046B2 true JPS5952046B2 (ja) | 1984-12-18 |
Family
ID=12517323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51038148A Expired JPS5952046B2 (ja) | 1976-04-07 | 1976-04-07 | セメント瓦の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5952046B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63118346U (ja) * | 1987-01-27 | 1988-07-30 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS586605B2 (ja) * | 1978-04-24 | 1983-02-05 | 日本バルカ−工業株式会社 | 耐アルカリ性短繊維入りセメント成形体の製造方法 |
JPS5517548A (en) * | 1978-07-27 | 1980-02-07 | Yutaka Kitahara | Upper extracting system concrete block molding method |
JPS5517547A (en) * | 1978-07-27 | 1980-02-07 | Yutaka Kitahara | Preparation of vacant lot block |
JPS5565503A (en) * | 1978-11-13 | 1980-05-17 | Kubota Ltd | Preparation of cement tile |
WO2004011218A1 (ja) * | 2002-07-29 | 2004-02-05 | Tagawasangyo Co., Ltd. | 成形体表面の模様形成方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50123117A (ja) * | 1974-03-16 | 1975-09-27 |
-
1976
- 1976-04-07 JP JP51038148A patent/JPS5952046B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50123117A (ja) * | 1974-03-16 | 1975-09-27 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63118346U (ja) * | 1987-01-27 | 1988-07-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52121627A (en) | 1977-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3484514A (en) | Process for molding decorative cement slabs | |
JPS5952046B2 (ja) | セメント瓦の製造方法 | |
DE60222501D1 (de) | Verfahren zum Füllen der Fliesenpressformen, Vorrichtung zum Durchführen des Verfahrens und so hergestellte Fliesen | |
US1390244A (en) | Process of producing artificial stone | |
JPS588328B2 (ja) | コンクリ−トブロックの成形方法 | |
FR2439654A1 (fr) | Procede et machine pour fabriquer des elements en beton compacte | |
JPH0215617Y2 (ja) | ||
JP2842092B2 (ja) | 即時脱型によるpc製品の表面処理方法 | |
JPH08323720A (ja) | 成型板にエンボス付与後のエンボス金型の脱型方法 | |
JPS6159260B2 (ja) | ||
JPH02204005A (ja) | 化粧面を有するコンクリート製品の製造方法 | |
KR910005001B1 (ko) | 부조문양의 제조방법 | |
JP3050516U (ja) | 表層コンクリートの給材装置 | |
JPH0214162B2 (ja) | ||
JPS605442B2 (ja) | セメント二次成品の加圧脱水成形方法および装置 | |
JPH11216710A (ja) | ボード成形の予備脱水方法およびその装置 | |
JPH0338309A (ja) | コンクリート製品の製造方法 | |
JP2643390B2 (ja) | 無機質板の成形切断方法と成形切断装置 | |
JPS59158212A (ja) | セメント製品の製造方法 | |
JPH09141624A (ja) | 水硬性無機質成形板の製造方法 | |
JPS58155911A (ja) | 建築板の製造方法 | |
SU605801A1 (ru) | Способ изготовлени асбестоцементных изделий | |
JPH08207025A (ja) | 無機質セメント板の製造方法 | |
JPH10315212A (ja) | 水硬性無機質成形品の成形用型 | |
JPS6243767Y2 (ja) |