JPS605442B2 - セメント二次成品の加圧脱水成形方法および装置 - Google Patents

セメント二次成品の加圧脱水成形方法および装置

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JPS605442B2
JPS605442B2 JP2283577A JP2283577A JPS605442B2 JP S605442 B2 JPS605442 B2 JP S605442B2 JP 2283577 A JP2283577 A JP 2283577A JP 2283577 A JP2283577 A JP 2283577A JP S605442 B2 JPS605442 B2 JP S605442B2
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JP
Japan
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mortar
dehydration
mold
cavity
pressure
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Application number
JP2283577A
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English (en)
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JPS53108116A (en
Inventor
洋和 梅井
功 須天
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UCHIDA KIKAI SEISAKUSHO KK
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UCHIDA KIKAI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、セメント、水および砂等の骨村を混練した
湿式モルタルを上型と下型との間で加圧し、成形と共に
脱水してセメント二次成品を作る方法および装置に関し
、モルタルが上型、下型、枠を囲む空間の隅々まで充填
され各部が均等に加圧されるようにして良質のセメント
二次成品を得ることを目的とした発明である。
以下、セメント二次成品の一例として厚型スレート(セ
メントプレス瓦)を製造する場合を例として本発明を説
明する。
厚型スレートの材料としては、セメント、水、砂を鷹練
した湿式モルタルが現在使われている。
この湿式モルタルは流動性を有する。この緑式モルタル
を用いて厚型スレートを加圧成形する現用工程は次の通
りである。1 材料供給(第1図) プレス材のベース1に固定した下型2の上に適量の湿式
モルタル3を載せる。
4はプレスヘッド5に取付けられて昇降する上型、6は
プレス時に下型2、上型4の周囲を囲んでモルタルが横
に神出されないようにする枠、7は下型2に分布させて
設けた細かい脱水孔、8は下型内の空洞である。
2 加 圧(第2図) プレスヘッド8を降下させて下型2、上型4および枠6
の間で、モルタル3を加圧する。
これによりモルタル3は圧延されて型の周辺部分にも達
し、下型2、上型4、枠6の囲む空間に均等に充填され
加圧される。加圧力が一定値以上になると、モルタルの
含む水は絞り出されて脱水孔7から下型内の空洞8に入
り排出される。
3 取出し プレスヘッド5を上昇させ、枠6を下降させて下型2の
上に残された瓦形状に固められたモルタルを取出す。
脱水されたモルタルは脱型しても壊れない程度に固めら
れており、これを乾燥し必要に応じ塗装してセメント瓦
が出来上る。第1図のように塊状に供給した緑式モルタ
ル3が第2図のように圧息される途中において、モルタ
ル3が上型4に押されると、モルタル内には第3図のよ
うにこれに対抗する反圧力p,が生じる。
この圧力p,のため流動性のある緑式モルタル3は側方
へも押広げられるのである。この圧力p,が脱水圧力p
2になるとモルタルの脱水が始まる。モルタル3に加え
られる圧力と脱水量との関係は第4図のような傾向を持
っている。即ち下型2、上型4、枠6の間でモルタル3
を圧搾すると先ず少量の脱水が起るが、圧力がp2にな
ると圧力増加と共に脱水量が急に多くなり、脱水されて
部分は次第に固くなって流動性が小さくなる。次いで脱
水量は減少して実用最高脱水圧力pmになると脱水は殆
どなくなる。このように脱水が始まると、モルタルの流
動性が悪くなるが、加圧力がモルタルの各部で均等でな
く、モルタルの中央部において大きいので脱水および固
化が中央部で早く始まる。
そのため第5図のように広がる途中でモルタル3の中央
部3aが固くなり、周縁部3bは未だ脱水が充分行なわ
れず流動性がある状態が生じる。そのためプレスヘッド
もこより加えられる力を中央部3aで支えて周綾部3b
に充分の加圧が行なわれるのを阻止してしまい、型の周
縁部分に材料を行きわたらせて充分に加圧することがで
きなくなる。即ち周縁部分の材料には充分の圧力を加え
ることができず、モルタルを充分に脱水させ且つ固める
ことができないままプレス成形を終ることにななる。充
填圧力p,は型の形状が複雑になる程、また上型の下降
速度が大きくなる程大きくなるから、このような状態で
プレス成形をすると、ますます充填および脱水が良好に
行なわれなくなる。本発明は早期に脱水固化が始まる中
央部分に脱水孔から空気圧を加えてモルタルの脱水を阻
止し、モルタルが流動性を失なわないようにしてモルタ
ルの充填を良好に行ない、その後空気圧を除いて全体を
均一に加圧するものである。
以下第6〜7図に示す実施例について本発明を説明する
早期に脱水固化の始まる中央部3a(第5図)の範囲を
囲んで下型2の空洞8内に隔壁9を設け、底板10‘こ
より空洞8の下を塞いで空洞の中央部8aと周囲部8b
とを区画する。
中央部8aには管11を底板1川こ連結し、該管11は
切換弁亀2を介して圧縮空気源13に接続し、また水弁
14を管15により底板10‘こ連結する。この装置に
よる加工工程は次の通りである。1 第一工程 モルタル3を下型2の上に載せ上型による加圧を始める
下型2の上には通常のように多孔の水切鉄板、布を重ね
ておく。このときは、切換弁12を第6図の状態にして
空洞の中央部8aにp3≦p2の加圧による圧力p2に
等しいか少しく小さい程度の空気圧p3を送り、水弁1
4は閉じておく。この空気圧は脱水孔7を通ってモルタ
ルの中央部3aに作用し、モルタルから加圧の圧力p2
による空洞の中央部8aへの脱水が制御される。従って
上型4により圧力p2の加圧が行なわれても脱水は起き
ず、モルタル3は流動性を失なわず、モルタルは上型、
下型、枠の囲む空間の隅々まで充填される。2 第二工
程 次に切換弁12を押上げて、圧縮空気源13を切離すと
共に空洞の中央部8aを排気する。
同時に水弁14を開放する。これにより脱水孔7を通っ
てモルタル3に作用する空気圧p3がなくなるので、上
型の加圧によりモルタルの脱水が空洞の中央部8a、周
囲部8bに均等に起る。
中央部8aに排出した水は管15、水弁14を経て排出
され、空洞の周囲部8bに排出された水は管16により
排出される。このように本発明の方法および装置は、早
期に脱水を起すモルタルの中央の部分に脱水の方向と逆
方向に空気圧を作用させて脱水を阻止し、該部分のモル
タルが固化するのを防止してモルタルを型の空間に充分
に行きわたらせ艮0ち均等に充填し、その後均等な加圧
を行なうものであるから、従釆法のようにモルタルの一
部が早期に固化して他の部分にモルタルが行きわたらす
充分加圧されるのを阻止する現象を無くしてモルタルを
隅々まで均等に充填し、均等な条件で加圧脱水固化させ
ることができるものである。従って扇平な地瓦は勿論、
第8図のような端部に肉厚部を持ち、この部分が圧搾不
良を生じ易かった役瓦等のセメント二次成品の成形をも
充分良好に行なうことができるものであり、モルタルの
部分脱水の害が除ける結果上型の昇降速度を速めて成形
時間を短縮することが可能である。
また従来は複雑な形状の成品を作るために金型の形状が
複雑になると部分脱水の程度が高くなり良好な成形が困
難であったが、本発明によればこの場合も成形容易であ
る。なお、実施例では下型に早期脱水を阻止する構成を
施したが、上型または上型、下型の双方にこれを施して
もよいものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はセメント
プレス瓦の成形時のモルタル供V給状態を示す側面図、
第2図は同じく加圧時の状態を示す側面図、第3図は加
圧の初期にモルタル塊に圧力が加わる状態を示す側面図
、第4図はモルタルへの加圧力と脱水量との関係を略示
する線図、第5図はモルタルの中央部に早期脱水固化が
起きる状態を示す側面図、第6図は本発明の実施例を示
す第3図同様の側面図、第7図は下型および枠の平面図
「第8図は役瓦の一例を示す斜視図である。 2・・・下型、4・・・上型、6・・・枠、7・・・脱
水孔、8…空洞、8a…中央部、8b…周囲部、9・・
・隔壁、10・・・底板、11・・・管、12・・・切
換弁、13・・・圧縮空気源、14・・・水弁「 15
…管。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上型、下型、枠の間で湿式モルタルを加圧し、充填
    および脱水固化させるに際して、脱水固化が早期に始ま
    るモルタルの中央部に上型または下型に設けた脱水孔か
    ら空気圧を加えて脱水を阻止し、流動性を失なわない状
    態でモルタルを圧延して型間空間に充填した後、該空気
    圧を除いて加圧脱水固化を行なうことを特徴とするセメ
    ント二次成品の加圧脱水成形方法。 2 上型、下型、枠の間で湿式モルタルを加圧し、圧延
    充填脱水固化させるセメント二次成品の加圧脱水成形装
    置において、モルタルに対向する面に多数の細かい脱水
    孔7を穿設して内部の空洞8に通じさせた型の該空洞内
    中央部に隔壁9に設けて空洞8を中央部8aと周囲部8
    bとに区画し、空洞の中央部8aに切換弁12を介して
    圧縮空気源13と大気との連通を切換える管11および
    該中央部8aを外部と遮断しまたは通じさせて排水する
    水弁14を設けた管15を連結したことを特徴とするセ
    メント二次成品の加圧脱水成形装置。
JP2283577A 1977-03-04 1977-03-04 セメント二次成品の加圧脱水成形方法および装置 Expired JPS605442B2 (ja)

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JPS53108116A JPS53108116A (en) 1978-09-20
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JPH02124063U (ja) * 1989-03-22 1990-10-12

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JPS5948106A (ja) * 1982-09-10 1984-03-19 安藤 成雄 セメントモルタル成形品製造装置

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