JP2643390B2 - 無機質板の成形切断方法と成形切断装置 - Google Patents
無機質板の成形切断方法と成形切断装置Info
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- JP2643390B2 JP2643390B2 JP29690588A JP29690588A JP2643390B2 JP 2643390 B2 JP2643390 B2 JP 2643390B2 JP 29690588 A JP29690588 A JP 29690588A JP 29690588 A JP29690588 A JP 29690588A JP 2643390 B2 JP2643390 B2 JP 2643390B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は外装材、瓦等の無機質板の成形切断方法と成
形切断装置に関するものであり、主として無機質板の製
造事業の分野で汎く活用されているものである。
形切断装置に関するものであり、主として無機質板の製
造事業の分野で汎く活用されているものである。
(従来の技術) 従来、この種の無機質板を得るには、抄造して作成せ
られた大版の生板をプレス機に投入して、所定の凹凸形
状を、1枚の大版の生板中に多数個作り、次いで所定の
大きさに小分割して目的の製品を作るのが汎く公知公用
の技術であった。
られた大版の生板をプレス機に投入して、所定の凹凸形
状を、1枚の大版の生板中に多数個作り、次いで所定の
大きさに小分割して目的の製品を作るのが汎く公知公用
の技術であった。
(発明が解決しようとしている課題) 上記した従来の技術においては、1枚の大版の生板に
多数個の成形を同時に行う為に、部分偏肉による集中荷
重が発生し、その結果離型性が悪化し、更にプレスサイ
クルの低下、あるいは装置全体の寿命が短かくなるとい
う問題を含有しているとともに、後工程で大版から所定
の製品を得る為に切断を行なわねばならず、工数が余計
にかかってしまうという問題を有していた。
多数個の成形を同時に行う為に、部分偏肉による集中荷
重が発生し、その結果離型性が悪化し、更にプレスサイ
クルの低下、あるいは装置全体の寿命が短かくなるとい
う問題を含有しているとともに、後工程で大版から所定
の製品を得る為に切断を行なわねばならず、工数が余計
にかかってしまうという問題を有していた。
本発明を成し遂げた発明者等は長期間の研究開発の
末、上記の従来技術の有しているかかる問題点を悉く解
消せしめた、極めて新規性に溢れるとともに有用性に富
んだ無機質板の成形切断方法と成形切断装置を汎く社会
に提供し、もって斯界の益々の隆盛進展に寄与せんとす
るものである。
末、上記の従来技術の有しているかかる問題点を悉く解
消せしめた、極めて新規性に溢れるとともに有用性に富
んだ無機質板の成形切断方法と成形切断装置を汎く社会
に提供し、もって斯界の益々の隆盛進展に寄与せんとす
るものである。
(課題を解決する為の手段) 本発明は抄造して作成された生板を最終仕上品の寸法
よりも若干大きめの外形寸法に分割した後、該分割され
た各生板をそれぞれ毎にプレス機に投入して所定の厚さ
寸法にプレス成形するとともに、同プレス機によりその
周縁部分を切断除去して所定の外形状に形成することを
特徴とする無機質板の成形切断方法と、上方位置に下型
セーブ型の油圧プレスを、下方位置に脱水機能付フエル
トコンベアーを配置せしめ、該油圧プレスの下面に切断
刃付金型を装着するとともに、フエルトコンベアーの裏
面に脱水板を摺接して設営して成ることを特徴とする無
機質板の成型切断装置である。
よりも若干大きめの外形寸法に分割した後、該分割され
た各生板をそれぞれ毎にプレス機に投入して所定の厚さ
寸法にプレス成形するとともに、同プレス機によりその
周縁部分を切断除去して所定の外形状に形成することを
特徴とする無機質板の成形切断方法と、上方位置に下型
セーブ型の油圧プレスを、下方位置に脱水機能付フエル
トコンベアーを配置せしめ、該油圧プレスの下面に切断
刃付金型を装着するとともに、フエルトコンベアーの裏
面に脱水板を摺接して設営して成ることを特徴とする無
機質板の成型切断装置である。
(実施例) 次に第1図及び第2図の実施例に基いて、本発明の無
機質板の成形切断方法について詳細に説明する。
機質板の成形切断方法について詳細に説明する。
本発明はセメント、硅砂及び必要に応じて混入する石
綿等を混合し、抄造機(図示せず)にかけて抄造して厚
み0.5m/m乃至5m/mの生板(1)を作成し、次いで該生板
(1)を最終仕上品の寸法よりも若干大きめの外形寸法
に分割した後、該分割された各生板(10)をそれぞれ毎
にプレス機(図示せず)に投入して所定の厚さ寸法にプ
レス成形するとともに、同プレス機によりその周縁部分
のバリ部(3)を切断除去して所定の外形状の瓦(2)
に形成し、次工程に送り込む無機質板の成形切断方法で
ある。
綿等を混合し、抄造機(図示せず)にかけて抄造して厚
み0.5m/m乃至5m/mの生板(1)を作成し、次いで該生板
(1)を最終仕上品の寸法よりも若干大きめの外形寸法
に分割した後、該分割された各生板(10)をそれぞれ毎
にプレス機(図示せず)に投入して所定の厚さ寸法にプ
レス成形するとともに、同プレス機によりその周縁部分
のバリ部(3)を切断除去して所定の外形状の瓦(2)
に形成し、次工程に送り込む無機質板の成形切断方法で
ある。
次に第3図の実施例に基いて、本発明の無機質板の成
形切断装置について詳細に説明する。
形切断装置について詳細に説明する。
本発明は上方位置に下限セーブ型機能を有する油圧プ
レス(4)を、下方位置に脱水機能付のフエルトコンベ
アー(5)を配置せしめ、該油圧プレス(4)の下面に
切断刃付金型(6)を装着するとともに、フエルトコン
ベアー(5)の裏面に脱水板(7)を摺接して設営して
成る無機質板の成形切断装置である。
レス(4)を、下方位置に脱水機能付のフエルトコンベ
アー(5)を配置せしめ、該油圧プレス(4)の下面に
切断刃付金型(6)を装着するとともに、フエルトコン
ベアー(5)の裏面に脱水板(7)を摺接して設営して
成る無機質板の成形切断装置である。
(作 用) 次に本発明の無機質板の成形切断装置の使用方法を詳
述すると、まず、最終仕上品の寸法よりも若干大きめの
外形寸法に分割された各生板(10)がフエルトコンベア
ー(5)上を運ばれて来て、所定位置に来ると油圧プレ
ス(4)が下降して来て切断刃付金型(6)でもって生
板(10)を所定の厚さ寸法にプレス成形するとともにそ
の周縁部分を切断除去して所定の外形状に形成する。こ
の際生板(10)に含まれる水分の大部分は脱水機能が付
いたフエルトコンベアー(5)に吸収され、更にその水
分はフエルトコンベアー(5)の裏面に摺接している脱
水板(7)の中へ移収していく。このようにして所望の
形状のものが得られると更にフエルトコンベアー(5)
に乗って次の工程に選ばれて次の加工を施すものであ
る。
述すると、まず、最終仕上品の寸法よりも若干大きめの
外形寸法に分割された各生板(10)がフエルトコンベア
ー(5)上を運ばれて来て、所定位置に来ると油圧プレ
ス(4)が下降して来て切断刃付金型(6)でもって生
板(10)を所定の厚さ寸法にプレス成形するとともにそ
の周縁部分を切断除去して所定の外形状に形成する。こ
の際生板(10)に含まれる水分の大部分は脱水機能が付
いたフエルトコンベアー(5)に吸収され、更にその水
分はフエルトコンベアー(5)の裏面に摺接している脱
水板(7)の中へ移収していく。このようにして所望の
形状のものが得られると更にフエルトコンベアー(5)
に乗って次の工程に選ばれて次の加工を施すものであ
る。
(発明の効果) 本発明は上記の如く構成されており、請求項(1)の
無機質板の成形切断方法においては、抄造して作成され
た大きなままの生板をプレス成形するのではなく、これ
分割して最終仕上品の寸法よりも若干大きめの外形寸法
とし、該比較的小さく分割された各生板をそれぞれ毎に
プレス成形するので、プレス成形時に各生板毎には部分
偏肉が発生し難く、それ故に、集中荷重も発生し難く
て、プレストラブルもなく製造がスムーズに行なえると
ともに品質も一定となる。しかも、前記プレス成形と同
時に周縁部分が切断除去されて所定の外形状に形成され
るため、工程の削減化が図られるものでもある。更に請
求項(2)の無機質板の成形切断装置は極めて効率よく
無機質板を成形切断することが出来る効果がある。
無機質板の成形切断方法においては、抄造して作成され
た大きなままの生板をプレス成形するのではなく、これ
分割して最終仕上品の寸法よりも若干大きめの外形寸法
とし、該比較的小さく分割された各生板をそれぞれ毎に
プレス成形するので、プレス成形時に各生板毎には部分
偏肉が発生し難く、それ故に、集中荷重も発生し難く
て、プレストラブルもなく製造がスムーズに行なえると
ともに品質も一定となる。しかも、前記プレス成形と同
時に周縁部分が切断除去されて所定の外形状に形成され
るため、工程の削減化が図られるものでもある。更に請
求項(2)の無機質板の成形切断装置は極めて効率よく
無機質板を成形切断することが出来る効果がある。
第1図乃至第2図は本発明の無機質板の成形切断方法に
係る図面であり、第1図は生板の斜視図、第2図は生板
を成形切断した状態を示す斜視図、第3図は本発明の無
機質板の成形切断装置の要部断面図である。 1……生板、10……生板、2……瓦、3……バリ部、4
……油圧プレス、5……フエルトコンベアー、6……刃
付金型、7……脱水板。
係る図面であり、第1図は生板の斜視図、第2図は生板
を成形切断した状態を示す斜視図、第3図は本発明の無
機質板の成形切断装置の要部断面図である。 1……生板、10……生板、2……瓦、3……バリ部、4
……油圧プレス、5……フエルトコンベアー、6……刃
付金型、7……脱水板。
Claims (2)
- 【請求項1】抄造して作成された生板を最終仕上品の寸
法よりも若干大きめの外形寸法に分割した後、該分割さ
れた各生板をそれぞれ毎にプレス機に投入して所定の厚
さ寸法にプレス成形するとともに、同プレス機によりそ
の周縁部分を切断除去して所定の外形状に形成すること
を特徴とする無機質板の成形切断方法。 - 【請求項2】上方位置に下限セーブ型の油圧プレスを、
下方位置に脱水機能付のフェルトコンベアーを配置せし
め、該油圧プレスの下面に切断刃付金型を装着するとと
もに、該フェルトコンベアーの裏面に脱水板を摺接して
設営して成ることを特徴とする無機質板の成形切断装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29690588A JP2643390B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | 無機質板の成形切断方法と成形切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29690588A JP2643390B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | 無機質板の成形切断方法と成形切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02143807A JPH02143807A (ja) | 1990-06-01 |
JP2643390B2 true JP2643390B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=17839677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29690588A Expired - Fee Related JP2643390B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | 無機質板の成形切断方法と成形切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2643390B2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-24 JP JP29690588A patent/JP2643390B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02143807A (ja) | 1990-06-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |