JPS5951409A - 透明導電性フイルムの製造法 - Google Patents

透明導電性フイルムの製造法

Info

Publication number
JPS5951409A
JPS5951409A JP15949982A JP15949982A JPS5951409A JP S5951409 A JPS5951409 A JP S5951409A JP 15949982 A JP15949982 A JP 15949982A JP 15949982 A JP15949982 A JP 15949982A JP S5951409 A JPS5951409 A JP S5951409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
transparent conductive
copper
transparent
conductive film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15949982A
Other languages
English (en)
Inventor
恒彰 田辺
智 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP15949982A priority Critical patent/JPS5951409A/ja
Publication of JPS5951409A publication Critical patent/JPS5951409A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透明導電性フィルムの製造法に関する。
さらに詳しくは、堅牢な高導電性と高い透明性を有する
透明導電性フィルムを安価に製造する方法に関するもの
である。
透明導電性フィルムは透明電極、電子写真用フィルム、
帯電防止フィルム、透明発熱体等の、用途が期待され、
多くの研究が行なわれている。従来透明導電性フィルム
の製造法として、ポリエステル等の透明フィルムの表面
上に金、ノソラジウム等の貴金属、または酸化イン・ク
ラム等の導電性金属酸化物の薄膜を、真空蒸着法、スパ
ッタリング法等により形成させる方法、あるいは界面活
性剤を重合体中に練り込む方法等が知られている。しか
し前者は高価であること、導電層が基板フィルムから剥
離しやすいこと、また後者は導電性が低いため用途が限
定されること、湿度等の条件により導電性が変化しやす
いこと、導電性の長期安定性に難があること等の欠点を
有していた。
一方、ニトリル基を含有する重合体の繊維を、二価の銅
塩及び還元剤を含む浴中で加熱処理した後、硫黄化合物
で処理することにより、あるいは二価の銅塩、還元剤、
及び硫黄化合物を含む浴中で処理することによシ、繊維
中に硫化第1銅を含有せしめて導電性繊維が得られるこ
とは公知である(同えは特開昭56−128311号お
よび57−21570号の各公報)。しかしこの方法を
透明フィルムに適用した場合には、硫化第1銅がフィル
ム内部にまで分散され、るため生成フィルムは不透明に
なり、かつ低い導電性のものしか得ることができない。
本発明者等はこれらの欠点を?欠善し、堅牢、安定な高
導電性と高い透明性を有する透明導電性フィルムを得る
べく鋭意研究を重ねた結果、二) IJル基を含有する
重合体の透明フィルムを銅塩と還元性硫黄化合物を含む
水溶液中で処理することにより、該フィルム表面上に強
固に密着した硫化第1銅薄膜が形成され、高い統明性と
導電性を持つ透明導電性フィルムが得られることを見出
し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
以下に本発明をさらに詳しく説明する、本発明において
用いられるニトリル基含有重合体はニトリル基を含有し
ていればその種類を問わない。例えばアクリロニトリル
、メタクリロニトリル、シアン化ビニリデン、α−シア
ノアクリル酸エステル類の単独あるいは共重合体、シア
ンエチルセルロース等が好都合に用いられる。共重合体
の場合、共重合形式はランダム共重合体、ブロック共重
合体、グラフト共重合体等のいづれでもさしつかえない
。壕だ他の重合体に化学反応によりニトリル基を導入し
たものを用いることもできる。
ニトリル基含有率は高いほど宵、導度の高いものが得ら
れるが、例えば帯電防止用途のように高い電導度を必要
としない場合には、重合体中のニトリル基の重I゛割合
が2qb程度のものでも用いることができる。
本発明において用いられる透明フィルムは溶融法、乾式
法、湿式法等、公知のいかなる方法で作られたものでも
よい。咬た機械的、熱的性質を改良するため、延伸、熱
固定等を行なうことも好ましい。
本発明において用いられる銅塩としては塩化第2−銅、
硫酸銅、硝酸銅、酢酸第2銅、シュウ酸銀等の2価の銅
塩、塩化第1銅、ヨウ化第1銅、シアン化第1銅、チオ
シアン酸第1銅等の1価の銅塩が用いられる。1価の銅
塩を用いる場合には溶解性を増加させるため、塩酸、ヨ
ウ化カリウム。
アンモニア等を添加するとよい。
還元性硫黄化合物としては、スルホキシル酸塩。
亜ニチオン酸塩1.チオ硫酸塩、亜硫酸塩、亜硫酸水素
塩、ピロ亜硫酸塩、チオ尿素等を用いることができる。
水溶液中の還元性硫黄化合物の濃度は、好ましくは0.
002 mo 1 e/1以上0.5mole/を以下
、さらに好ましくは0.005mole/を以上0.2
m01e/を以下にすると透明性と導電性のノ々ランス
の良いフィルムが得られる。還元性硫黄化合物の濃度が
0.5molq/A以上では導電性の高いフィルムが得
られるが、透明性が低下するとともにフィルム表面の平
滑性が失われやすく、また0、002mole/を以下
では高い導電性を得にくい。また銅塩のモル濃度が、還
元性硫黄化合物のモル濃度に対して低すぎる場合には得
られるフィルムの導電性が低く、また導電層がベースフ
ィルムから剥離しやすくなる。
例えば銅塩として硫酸銅、還元性硫黄化合物としてチオ
硫酸ナトリウムを用いた場合には、硫酸銅のモル濃度を
チオ硫酸ナトリウムのモル濃度の 5− 1/3以上にすることが好ましい。逆に銅塩を還元性硫
黄化合物に対し過剰に添加することは、得られるフィル
ムの透明性、導電性、堅牢性にあまり影響を与えない。
フィルム処理の温度、時間に関しては特に限定されない
が、高い導電性を付与するためには、溶液中に硫化銅の
沈澱が生成する条件でフィルム処理を行うことが必要で
ある。フィルム上への導電層の形成は、溶液中への硫化
銅の沈澱生成とほぼ同時に進行するので、溶液中に沈澱
が生成する前に処理を終了したり、沈澱生成後にフィル
ムを浴に浸漬して処理を行なったりしても、高い導電性
を付与することはできない。
溶液中に硫化鋼の沈澱が生成するための温度、一時間は
試薬の種類、濃度により異るが、囲えば塩化第2銅、亜
ニチオン酸ナトリウムをそれぞれ0.1mole/L含
む溶液の場合、80℃では20秒、50℃では3分程度
である。
かかる処理により、ニトリル基含有重合体のフィルムは
導電化される。導電化されたフィルムは 6− 淡黄色〜黄色に着色し、数十〜数百人の厚さの硫化第1
銅(CuxS、 1.86<x<1.96 )層がフィ
ルム表面に形成されていることをX線回折、ESCA。
重量分析等で確認した。
こうして得られた透明導電性フィルムはこのま捷でも充
分使用できるものであるが、処理後に50℃以上の温度
で乾熱固定することにより、ベースフィルムと硫化鋼層
の密着強度をさらに増加させ、耐摩擦性、耐候性等の性
質を改良することができる。
以下実施例により更に本発明を具体的に説明する。
実施例1 アクリロニトリル80重量%、アクリル酸メチル20重
量%を含む共重合体の70重量%の硝酸溶液(22重量
%)を湿式製膜した後、二軸延伸機で縦横それぞれ2.
5倍に二軸延伸して厚さ25μの透明延伸フィルムを得
た。このフィルムを塩化第2銅0.05 mole/l
、亜ニチオン酸ナトリウム0.05mole/lを含む
水溶液中に浸漬し、室温よシ80℃まで徐々に昇温し、
80℃において10分間処理した。このフィルムを固定
枠に固定し、150℃で3分間、定長乾熱固定した。得
られたフィルムは淡黄色で可視光線透過率78係、表面
抵抗450Ω/口であり、100 fl/adの荷重を
かけてガーゼで500回摩擦しても表面抵抗値は全く変
化しなかった。これに対し乾熱固定しなかったものは1
00回の摩擦により表面抵抗が570I口に、500回
の摩擦により1300Ω/口に増加した。
本実施例において塩化第2銅の代わりに硫酸銅を用いて
も可視光線透過率80%、表面抵抗590Ω/口の透明
導電性フィルムが得られた。
一実施例2 実施例1と同様の透明延伸フィルムを0.2 mo 1
 e/Lの塩化第1銅の塩酸溶液に浸漬し、80℃に加
熱した後、ロンガリット(CH20H8O2Na )を
0.1mole/lになるように仕込み、5分間反応さ
せた。得られたフィルムは淡褐色で可視光線透過率78
%、表面抵抗800Ω/口であった。本実施列において
ロンガリットの代わりに亜ニチオン酸ナトリウムを用い
ても可視光線透過率77%、表面抵抗750Ω/口の透
明導電性フィルムが得られた。
実施例3 ポリアクリロニトリルの70重量%の硝酸溶液(17重
量%)をガラス板上にキャストした後、100℃で乾固
して厚さ40μのフィルムを得た。
このフィルムを硝酸銅0゜1mole/l、亜硫酸ナト
リウム0.1 mo 1 e/4を含む水溶液中に浸漬
し、室温より徐々に昇温し、90℃において10分間処
理した。得られたフィルムは淡黄色で可視光線透過率8
2%、表面抵抗1200Ω/口であった。
実施例4 メタクリロートリル40重量係、メタクリル酸メチル6
0重量%を含む共重合体のクロロホルム溶液(15重量
%)をガラス板上にキャストし、室温で5時間乾燥した
後、二軸延伸機で縦横それぞれ2倍に延伸して厚さ20
μの透明延伸フィルムを得た。このフィルムを硝酸銅0
.1mole/ Lに浸漬し、85℃に加熱した後、0
−05 mo 1 e / Zに 9− なるようにチオ硫酸ナトリウムを加え、85℃で3分間
処理した。得られたフィルムは、可視光線透過率83チ
、表面抵抗2000Ω/口であった。
本実施例において硝酸鋼の代わりに硫酸銅、塩化第2銅
および酢酸第2銅をそれぞれ用いても、可視光線透過率
がそれぞれ82%、83%および84%、表面抵抗がそ
れぞれ2000Ω/口、2400Ω/口および3500
Ω/口の透明導電性フィルムが得られた。
特許出願人 旭化成工業株式会社  10− 手続補正書(自発) 昭和57年10月77日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示   昭和57年特許願第 15949
9  号2 発明の名称 透明導電性フィルムおよびその製造法(補正後)、 a
 補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号5、補正の対象 明細書全文 6、補正の内容 別紙の通り 明   細   書 1、発明の名称 透明導電性フィルムおよびその製造法 2、特許請求の範囲 1、 ニトリル基を含有する重合体の透明フィルムの少
くとも片方の表面上に硫化鉤薄膜を形成せしめた透明導
電性フィルム 2、 ニトリル基を含有する重合体の透明フィルムを銅
塩と還元性硫黄化合物を含む水浴液中で処理することを
特徴とする透明専を性フィルムの製造法 3、 ニトリル基を含有する1合体の透明フィルムを銅
塩と還元性硫黄化合物を含む水浴液中で処理した後、5
0℃以上で乾熱固定することを特徴とする透明導電性フ
ィルムの製造法 6 発明の詳細な説明 本発明は透明導電性フィルムおよびその製造法に関する
。さらに詳しくは、堅牢な高導電性と高い透明性を有す
る透明導電性フィルムおよびその安価な製造方法に関す
るものである。
1− 透明導電性フィルムは透明電極、電子写真用フィルム、
帯電防止フィルム、透明発熱体等の用途が期待され、多
くの研究が行なわれている。従来透明導電性フィルムの
製造法として、ポリエステル等の透明フィルムf)表面
上に金、パラジウム等の貴金践、または酸化インジウム
等の導電性金属酸化物の薄膜を、真空蒸着法、スパッタ
リング法等により形成させる方法、あるいは界面活性剤
を重合体中に練り込む方法等が知られている。しかし前
者は^仙1であること、纒電〜が基板フィルムから剥離
しやすいこと、また後者は導1!性が低いため用途が限
定されること、湿度等の条件にょシ導電性が変化しやす
いこと、導電性の長期安定性に難があること等の欠点を
有していた。
一方、二) IJル基を含有する重合体の繊維を、二価
の銅塩及び還元剤を含む浴中で〃1熱処理した後、硫黄
化合物で処理することにより、あるいは二価の銅塩、還
元剤、及び硫黄化合物を含む浴中で処理することにより
、繊維中に硫化第1銅を含有せしめて導II性繊維が得
られることは公知でろ2− る(例えば特開昭56−128311号および57−2
1570号の各公報)。しかしとの方法を透明フィルム
に適用した場合には、硫化第1銅がフィルム内部にまで
分散されるため生成フィルム1よ不透明になシ、かつ低
い導電性のものしか得ることができない。
本発明者等はこれらの欠点を改善し、堅牢、安定な高専
を性と高い透明性を有する透明導電性フィルムを得るべ
く鋭意研究を重ねた結果、ニトリル基を含有する重合体
の透明フィルムを銅塩と還元性硫黄化合物を含む水浴液
中で処理することによシ、該フィルム表面上に強固VC
@着した硫化第1銅薄膜が形成され、高い透明性と導電
性を持つ透明導電性フィルムが得られることを見出し、
この知見に基づいて本発明をなすに至った。
以下に本発明をさらに詳しく説明する。
本発明において用いられるニトリル基含有重合体はニト
リル基を含有していれはその種類を問わない。例えはア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、シアン化ビニリ
デン、α−シアンアクリル酸エステル類の単独あるいは
共重合体、シアンエチルセルロース等か好都合に用いら
ねる。共1合体の場合、共1合形式はランダム共1合体
、ブロック共重合体、グラフト共重合体等V)いずれで
もさしつかえない。甘だ他の重合体に化学反応によりニ
トリル基を導入したものを用いることもできる0 ニトリル基含有率は高いtlど電導度の冒いものが得ら
れるが、例えは帯電防止用途σ)ように高い電導度を必
要としない場合には、1合体中のニトリル基の重量割合
が2%程度のものでも用いることができる。
本発明において用いられる透明フィルムは浴融法、乾式
法、湿式法等、公知のいかなる方法で作られたものでも
よい。また機械的、熱的性質を改良するため、延伸、熱
一定等を行なうことも好ましい。
本発明において用いられる銅塩としては塩化第2銅、硫
酸銅、硝酸銅、酢酸第2銅、シュウ酸餉蝉の2価の銅塩
、塩化第1銅、ヨウ化第1銅、シアン化第1銅、チオシ
アン酸第1銅等の1価の銅塩が用いられる。1価の銅塩
を用いる場合には溶解性を増加させるため、塩酸、ヨウ
化カリウム、アンモニア等を添加するとよい。
還元性硫黄化合物としては、スルホキシ西酸塩、亜ニチ
オン酸塩、チオ硫酸塩、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、ピロ
亜硫酸塩、チオ尿素等を用いることができる。
との価黄化合物が良い結果を与えるかは用いる銅塩によ
って異なる。例えは、塩化第2銅、硫酸銅、酢酸第2銅
の場合には亜ニチオン酸ナトリウム、チオ&lt酸ナト
リウムなどを、硝酸銅の場合には亜硝酸ナトリウム、チ
オ硫酸ナトリウムなどを、また塩化第1銅塩酸溶液の場
合には口/ガリット、亜二チオ/酸ナトリウムなどを用
いると高い導電性を持つフィルムを得ることができる。
これに対して硼酸銅−ロンガリット、硫酸銅−亜硫酸ナ
トリウム、塩化第1銅塩酸浴液−チオ硫酸ナトリウム等
の組会わせでは導を性の高いフィルムを得にくい。
水溶液中の還元性硫黄化合物の濃度は、好ましくは0.
002 mole/ 1以上0.5 mole/ l以
下、さらに好まL < Id O,005mole/ 
II JJ上0.2 m01e/l以下にすると透明性
と導電性のバランスの良いフィルムが得られる。還元性
硫黄化合物の濃度が0.5 mole/ 1以上では導
電;性の高いフィルムが得られるが、透明性が低下する
とともにフィルム光面の平滑性が失われやすく、また0
、002 mole/l以下では高い導電、性を得にく
い。また銅塩のモル濃度が、還元性硫黄化合物のモル濃
度に対して低すぎる場合には得られるフィルムの導電性
が低く、また導を層がベースフィルムから剥離しやすく
なる。
例えは銅塩として硫酸銅、還元性硫黄化合物としてチオ
硫酸ナトリウムを用いた場合には、硫酸銅のモル濃度を
チオa酸ナトリウムのモル濃度の1/3以上にすること
が好ましい。逆に硫酸銅をチオ硫酸ナトリウムに対し過
剰に添加することは、得られるフィルムの透明性、導電
性、堅牢性にあまシ影41を与えない。
フィルム処理の温度、時間に関しては特に限定されない
が、高い導電性を付与するためには、浴液中に硫化銅の
沈澱が生成する条件でフィルム処理を行うことが必要で
ある。フィルム上への導電層の形成は、溶液中への硫化
銅の沈澱生成とほぼ同時に進行するので、溶液中に沈澱
が生成する前に処理を終了したシ、沈澱生&後にフィル
ムを浴に浸漬して処理を行なったシしても、高い導電性
を付与することはできない。
溶液中に硫化銅の沈澱が生成するための温度、時間は試
薬の種類、濃度により異なるが、例えば塩化第2銅、亜
二チオ/酸ナトリウムをそれぞれ0.1mole/A!
含む溶液の場合、80℃では20秒、50℃では60秒
度である。
かかる処理によシ、ニトリル基含有重合体のフィルムは
導電化される。導電化さねたフィルムは淡黄色〜黄色に
着色し、数十〜数百又の厚さの硫化第1銅(CuxS、
 1.86<x<1.96 )#がフィルム表面に形成
されていること′kX線回折、E8CA、重量分析等で
確認した。
こうして得られた透明導′w7L性フィルムはこのまま
でも充分使用できるものであるが、処理後に50℃以上
の温度で乾熱固定することにょシ、ベースフィルムと価
化銅層f1@着強度をさらに増加させ、耐摩擦性、削飲
性等の性質全改良することができる。
以下実施例により更に本発明を具体的に説明する〇 実施例1 アクリロニトリル801量%、アクリル酸メチル20重
量矛を含む共電合体θ170軍普受の硝酸浴液(22重
量%)を湿式製膜した後、二軸延伸機で縦横それぞれ2
.5倍に二軸延伸して犀さ25μの透明延伸フィルムを
得た。このフィルムを塩化第2銅0.05 mole/
 A 、亜二チオ/酸ナトリウム0.05 mole/
 Jを含む水浴液中に凌潰し、室温より80′0まで徐
々に昇温し、80′Cにおいて10分間処理した。この
フィルムを固定枠に固定し、150°Cで6分間、定長
乾熱同定[、た0得られたフィルムは淡黄色で可視光線
透過率78%、表面抵抗450Ω/口であり、1009
/CI1.”の荷1をかけてガーゼで500回摩擦して
も弄面抵抗仙は全く変化しなかった。これに対し乾熱固
定しなかったものは100回の摩擦により表面抵抗が5
700/口に、500回の摩擦により1600Ω/口に
増加した。
本実施例において塩化第2錯]の代わりに硫酸銅を用い
ても可視光線透過率80%、表面抵抗590Ω/口の透
明導電性フィルムが得られた。
実施例2 実施例1と同様の透明延伸フィルムを0.2mole/
7iの塩化第1銅の塩酸溶液に浸漬し、80°Cに加熱
した後、ロンガリット(CH20I(SO2Na )を
[J、1 mole/ lになるように仕込み、5分間
反応させた。得られたフィルムは淡褐色で可視光線透過
率78%、表面抵抗800Ω/口であった。本実施例に
おいて口/ガリットの代わシに亜ニチオン酸ナトリウム
を用いても可視光線透過率77%、表面抵抗750Ω/
口の透明導電性フィルムが得られた。
実施例6 ポリアクリロニトリルの70重量%の硝酸浴液(17i
!i[%)をガラス板上にキャストした後、100°C
で転向してhさ40μのフィルムを得たらこのフィルム
を硝酸銅0.1 mole/ i 、亜硫酸ナトリウム
0.1 mole/lを含む水浴液中に浸漬し、室温よ
シ徐々に昇温し、90℃において10分間処理した。得
られたフィルムは淡黄色で可視光線透過率82% 表面
抵抗1200Ω/口であった。
実施例4 、メタクリレニトリル40重量係、メタクリル酸メチル
60mm袈を宮む共1合体のクロロホルム浴fi(15
’J!it量%)をガラス板上にキャストし、室温で5
時曲乾燥した後、二軸延伸機で縦横それぞれ2倍に延伸
して犀さ20μの透明延伸フィルムを得た。このフィル
ムを硝酸銅[J、1 mole/ bに浸漬し、85℃
に加熱した後、0.05 mole/ lになるように
チオ硫酸ナトリウムを加え、85℃で6分間処理した。
得られたフィルムは、可視光線透過率83%、底面抵抗
2000Ω/′口であった。
本実施例において硝酸銅の代わシに硫酸銅、塩化第2銅
および酢酸第2鉋をそれぞれ用いても、可10− 視光線透過率がそれぞれ82%、86%および84%、
表面抵抗がそれぞれ2000Ω/口、2400Ω/口お
よび3500Ω/口の透明導電性フィルムが得られた。
特許出願人 旭化成工業株式会社 11−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  ニトリル基を含有する重合体の透明フィルム
    を銅塩と還元性硫黄化合物を含む水溶液中で処理するこ
    とを特徴とする透明導電性フィルムの製造法
  2. (2)二lJル基を含有する重合体の透明フィルムを銅
    塩と還元性硫黄化合物を含む水溶液中で処理した後、5
    0℃以上で乾熱固定することを特徴とする透明導電性フ
    ィルムの製造法
JP15949982A 1982-09-16 1982-09-16 透明導電性フイルムの製造法 Pending JPS5951409A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15949982A JPS5951409A (ja) 1982-09-16 1982-09-16 透明導電性フイルムの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15949982A JPS5951409A (ja) 1982-09-16 1982-09-16 透明導電性フイルムの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5951409A true JPS5951409A (ja) 1984-03-24

Family

ID=15695099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15949982A Pending JPS5951409A (ja) 1982-09-16 1982-09-16 透明導電性フイルムの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5951409A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013043A (ja) * 1983-07-05 1985-01-23 Daido Steel Co Ltd 耐摩耗耐食合金
JPS6062004A (ja) * 1983-09-14 1985-04-10 ニツカン工業株式会社 透明導電シ−トおよびその製造方法
JPS6057529U (ja) * 1983-09-29 1985-04-22 大日本印刷株式会社 透明導電性容器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013043A (ja) * 1983-07-05 1985-01-23 Daido Steel Co Ltd 耐摩耗耐食合金
JPH0256411B2 (ja) * 1983-07-05 1990-11-30 Daido Steel Co Ltd
JPS6062004A (ja) * 1983-09-14 1985-04-10 ニツカン工業株式会社 透明導電シ−トおよびその製造方法
JPS6057529U (ja) * 1983-09-29 1985-04-22 大日本印刷株式会社 透明導電性容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5951409A (ja) 透明導電性フイルムの製造法
US3058845A (en) Process for metallizing polyacrylonitrile shaped article by treating with a water soluble metal salt and reducing the salt to the free metal
EP0217987B1 (en) Electrically conducting material and method of preparing same
JPS58176538A (ja) 感湿抵抗素子
JPH0211618B2 (ja)
JPS5842964A (ja) イオン選択性膜
JPS59219304A (ja) 耐久性に優れる導電皮膜形成性エマルジヨン
JPS60233125A (ja) 有機電気発色材料及びその製造方法
JPS6139311A (ja) 導電性繊維及びフイルムの製法
JPS58187842A (ja) センサ用感湿材
JPS60173024A (ja) 導電性成型物の製造方法
JPH0388212A (ja) 導電性フイルムとその製法
CN114958198B (zh) 一种聚合物铸膜液、抗雾涂层及其制备方法和应用
JPS6280906A (ja) 耐摩耗性に優れた導電性高分子材料の製造法
JPH0727134B2 (ja) 液晶表示パネル用電極基板およびその製造法
JPH07308987A (ja) 導電性フィルム接着用プライマー
JPS58208350A (ja) 導電性重合体粉末及び導電性樹脂組成物
JPS6287340A (ja) 耐摩耗性に優れた導電性高分子材料の製造法
JPS59132508A (ja) 導電性高分子材料およびその製造法
JPH03237A (ja) 導電性ポリイミド成形物の製造法
JPS6212639A (ja) 導電性無機質ガラス材料
JPS63197637A (ja) 透明導電フイルム
JPS61270148A (ja) 導電性樹脂材料
JPS61255848A (ja) 導電性ポリアミド成形物及びその製造法
JPS60239234A (ja) 導電性を有する高分子材料