JPS595136B2 - 増粘組成物 - Google Patents

増粘組成物

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JPS595136B2
JPS595136B2 JP1879376A JP1879376A JPS595136B2 JP S595136 B2 JPS595136 B2 JP S595136B2 JP 1879376 A JP1879376 A JP 1879376A JP 1879376 A JP1879376 A JP 1879376A JP S595136 B2 JPS595136 B2 JP S595136B2
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JP
Japan
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weight
cement
water
concrete
foam
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JP1879376A
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JPS52102366A (en
Inventor
信之 田中
忠義 橋本
茂雄 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Misawa Homes Co Ltd
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Publication of JPS595136B2 publication Critical patent/JPS595136B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は増粘され且つ安定化された水性気泡を生成し得
る組成物に関する。
水性気泡を水にアニオン、カチオンまたはノニオン系界
面活性剤を加え攪拌することに依り容易に得られるが一
般にこのようにして得られた水性気泡の安定性は悪く、
攪拌を止めることにより極めて短時間に破泡し、或いは
排液現象を呈し、全 。
体に均一な気泡をもつ安定な気泡分散液を得ることが出
来ない。したがつて例えば上記気泡分散液に無機又は有
機質粉末を添加してこの粉末の充分分散された粉末分散
気泡物を得ようとしても破泡によりこの粉末の沈降分離
を来たしてしまう。殊に粉末物質が塩基性又は酸性であ
る場合には、消5 泡排液効果が著しいのが通例である
。水性気泡分散液の気泡を安定化させる方法として従来
、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸誘導体、セル
ロース誘導体等を水に溶解添加し水溶液粘度を上昇させ
る方法がとられて来たが、そ10れでも粉末粒子の沈降
防止効果は充分でなく、泡の安定性を特に要求する場合
は、これら増粘剤の多用を余儀なくされその結果、最終
製品に無用の、乃至は悪い影響を及ぼす成分の増加を来
たし好ましくない場合が多い。
例えば軽量気泡コンクリー15卜を得んとするため上記
気泡分散液にセメント粉末等を添加混合する場合増粘剤
を多くすることはコンクリートの強度を損うばかりか、
凝結硬化を遅くする等の弊害を伴う。ここでセメントと
は広義の水硬性物質を言い、コンクリートとは、この’
0 硬化体を言う。本発明は、上記多用による弊害を伴
わず、微量成分の添加により著しい増粘効果を呈し、且
つ、泡の安定性のすぐれた系を得ることを目的として研
究した結果なされたもので、その要旨とするとノ5 こ
ろは、水溶性セルロース誘導体とアルキルもしくはアル
キルアリールスルフォン酸塩またはスルフォン化アルキ
ルもしくはアルキルアリール脂肪酸の塩またはスルフォ
ン化アルキルもしくはアルキルアリール脂肪酸エステル
塩系界面活性剤(以10下スルフォン酸塩系界面活性剤
という)とオキシカルボン酸或いはその水可溶性塩とを
主成分とする水性の増粘組成物にある。
即ち水溶性セルロース誘導体と前記スルフォン酸塩系界
面活性剤の系に微量のオキシカルボン酸又はその水可溶
性塩を15加えることにより粘度が異常に高まり撹拌起
泡液の気泡は添加前に較べて十数倍の長時間、消泡排液
しないことが確められた。本発明の化学反応機構は不明
であるが前記スルフオン酸塩系界面活性剤の存在下でセ
ルロース誘導体がオキシカルボン酸又はその水可溶性塩
により会含するものと思われ、前記スルフオン酸塩系界
面活性剤の無い場合は、セルロース誘導体はオキシカル
ボン酸またはその水可溶性塩の存在に依り容易に不溶性
化し、その水溶液の粘性を失う。本発明の効果は前記ス
ルフオン酸塩系界面活性剤の存在の下に初めて第3成分
を添加することに依り異常の増粘効果を発揮することに
あり、その効果は、次の様な場合に利用し得る。嵩比重
1.0以下特に0.3ないし0.7の軽量気泡コンクリ
ートの製造に際し、本発明の起泡液にセメント粉末を混
合して成形した場合、成形体はセメントの凝結硬化迄に
気泡の消泡やセメント粒子の沈降が無く、気泡含有セメ
ントスラリーの注型重力方向に対する比重偏向、即ちセ
メントスラリーの打設下部の比重の増大を来たさず従つ
て打設下面の消泡層部の生成による表皮層をも生じない
、成型体全体にわたる均一気泡を有する軽量コンクリー
ト体を得ることが出来る。
従来かかる比重の軽量コンクリート体を得る場合、ポリ
ビニールアルコール、水溶性セルロース誘導体等の気泡
安定剤を多量に添加せねばならず、しかもこの場合には
、セメントの凝結硬化速度の異常の遅延という弊害を呈
し、また気泡の安定性が不充分でスラリー打設下面に消
泡層を生成し、それが型枠からの脱型時に表層剥離や成
形体の比重偏向、更には高圧水蒸気に依る養生過程で成
形体が爆裂破壊を呈することが避けえられながつた。本
発明に依れば気泡安定剤である水溶性セルロース誘導体
等の濃度をあげることなく成形体全体にわたり均一気泡
を有するコンクリートを得ることが出来る。また、本発
明組成物は起泡液使用のセメントに限らずアルミニウム
粉末等で発泡せしめる場合の気泡コンクリートへの応用
も可能である。即ち予め本発明組成物でセメントスラリ
ーに充分気泡を含有させて軽量化させておき、その後ア
ルミニウ・ム粉末を添加し、セメントアルカリによる水
素発生により発泡軽量化に際し発泡高さの増加を来たし
、充分低比重化を果すことが出来る。また、別の用゜途
は、この増粘液又は増粘起泡液をコンクリートの離型剤
に用いうることであり、特に泡入りコンクリート体の離
型剤に最適であることが確められた。
従来コンクリートの成形型枠離型剤としてはスピンドル
油とかマシン油等が使用されているが泡入りコンクリー
ト体を成形する場合は油の消泡作用の為、型枠接触部が
消泡されることが避け得ず基材の気泡組織とは異つた表
皮が出来やすかつた。しかし上記従来の離型材のかわり
に本発明の高粘性液を型枠に塗布することによりかかる
点を解決することが出来る。それは本発明組成物が高粘
性であるためにセメントスラリー打設時における離型剤
の流失がなく、また、セメントスラリーと型枠接触界面
の消泡作用が無いためにコンクリート体に表皮を生成し
なくなること等に基くものと考えられる。次に本発明の
組成物に用いられる各成分について説明する。
本発明組成物における水溶性セルローズ誘導体とは、メ
チルセルローズ、エチルセルローズ、メチルエチルセル
ローズ、ヒドロキシエチルメチルセルローズ、ヒドロキ
シエチルセルローズ、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ーズ、カルボキシメチルセルローズ等であり、スルフオ
ン酸塩系界面活性剤とは、アルキルスルフオン酸、アル
キルアリールスルフオン酸、α−スルフオン化脂肪酸、
又はα−スルフオン化脂肪酸エステル等のナトリウム、
カリウム若しくはアンモニウム塩等を単独または混合で
含んでなる界面活性剤を指称する。
また、第3成分としてのオキシカルボン酸或いはその水
可溶性塩としては、乳酸、酒石酸、グルコン酸、α−ケ
トグルコン酸、クエン酸等またはそれらのナトリウム、
カリウム、アンモニウム、カルシウム等の塩のうち水可
溶性のものを指す。次に本発明における組成物の組成比
は目的に応じて任意に変えることが出来、特に限定され
ないが、必要な起泡能力をもたせるためにはスルフオン
酸塩系界面活性剤は水に対して0.1重量%以上あれば
良く、セルローズ誘導体としては0.1重量%以上8重
蚕%以下、オキシカルボン酸またはその水可溶性塩とし
ては0.12重量%以上、4.0重量%以下で良い。各
成分の組成比が前記範囲の値以下になると本発明の目的
の増粘、気泡安定化の効果が少くなつて行き、逆に前記
範囲の値以上になると水性液の流動性が次第に低下し攪
拌起泡は難しくなり、更に値が大きくなると離型剤とし
て型枠塗布操作さえ容易でなくなる。以下本発明を実施
例をもつて説明する。
実施例1、2、3(比較例1、2、3) 界面活性剤としてドデシルベンゼンスルフオン酸ソーダ
(自)、セルローズ誘導体としてメチルセルロース(2
%水溶液の粘度1000CPS)田)、オキシカルボン
酸塩としてクエン酸ソーダ(C)を用い、水溶液の粘度
及び撹拌起泡した気泡の安定性の結果を表1に示す。
なお囚、(B)、(C)のうちの一成分を欠除した例を
比較例としてその結果をともに併記した。以上示した如
くオキシカルボン酸塩の添加による3者併用により水溶
液の粘度が上昇し気泡安定性が上昇することが認められ
る。
実施例 4 ポルトランドセメント80重量部、ケイ砂40重量部、
消石灰4重量部と40重量部とを混合してスラリーとし
、このスラリーを実施例1の起泡液60重量部に添加混
合して得られたセメントフオームにアルミナセメント2
0重量部を添加混合し、2分後に10c−Rnφ×20
(7nLの円筒型枠に注型した。
常温硬化後に得られた気泡コンクリートの比重は0.4
であり、気泡コンクリート体を切断して気泡の分布状態
を観察したところ成形体全体にわたつて微細な気泡が均
一に分散していた。比較例 5実施例4と同一組成のス
ラリーをそのまま比較例1の撹拌気泡された水溶液55
重量部中に添加混合し、このセメントフオームに実施例
1同様のアルミナセメントを加えて同一操作後、同様に
成形した。
得られた成形体は下部に消泡層があり、且つ、成形体全
般にわたる比重が不均一であつた。実施例 5消石灰2
0重量部、生石灰80重量部よりなる石灰混合物35重
量部、ケイ砂65重量部、アルミニウム粉末0.06重
量部を混合した。
この混合物をドデシルベンゼンスルフオン酸ソーダ0.
2重量%、2重量%水溶液の粘度が15000CPSで
あるヒドロキシプロピルメチルセルロース0.5重量%
、グルコン酸カルシウム0.2重量%よりなる撹拌起泡
された水性気泡液55重量部に添加混合し、型枠に注型
した。20ないし30分後に水素の発生により成形体は
比重0.35の均一微細気泡をもつ軽量コンクリートが
得られた。
比較例 6 実施例5の使用成分中のグルコン酸カルシウムを用いな
かつた以外はすべて実施例5と同様の方法で成形をしよ
うとしたが、気泡の安定性がわるくアルミニウムによる
水素発生以前に可なりの粉体粒子が沈降し、不均一な気
泡組織をもつ軽量体しか得られなかつた。
実施例 6 実施例3の高粘稠水性起泡液を塗布した10×10X4
0cTnの金型に、実施例4記載の気泡コンクリート成
形用セメント混合組成物を打設した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水溶性セルロース誘導体と、アルキルもしくはアル
    キルアリールスルフォン酸塩またはスルフォン化アルキ
    ルもしくはアルキルアリール脂肪酸の塩またはスルフォ
    ン化アルキルもしくはアルキルアリール脂肪酸エステル
    塩系界面活性剤及びオキシカルボン酸或いはその水可溶
    性塩とを主成分とする水性の増粘組成物。
JP1879376A 1976-02-25 1976-02-25 増粘組成物 Expired JPS595136B2 (ja)

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