JP3476900B2 - 気泡コンクリート製造用の起泡液組成物 - Google Patents

気泡コンクリート製造用の起泡液組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度安定性に優れた気
泡を製造することができる気泡コンクリート製造用の起
泡液組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】気泡コンクリート、特に軽量気泡コンク
リートを製造するには、起泡液組成物を予めフレッシュ
コンクリート中に添加し、これを混練中に気泡を発生さ
せるミックスフォーム法、及び起泡液組成物を泡発生器
で予め気泡発生させ、これをフレッシュコンクリート中
に混合分散させるプレフォーム法がある。
【0003】前記ミックスフォーム法又はプレフォーム
法において、気泡コンクリート製造時の起泡液を用いて
の気泡の生成量および生成した気泡の安定性は、温度の
影響を強く受ける。即ち、一般に温度が高いと気泡は発
生しやすくなるが、発生した気泡の安定性は悪くなる。
一方、温度が低いと気泡の安定性は良好となるが、気泡
は生成しにくくなってしまう。
【0004】従って、一定量の気泡をコンクリート中に
分散させて常に均一な比重の気泡コンクリートを製造し
ようとする場合、使用する起泡液の温度及び練り込むコ
ンクリートの温度を常に一定に保持する必要がある。
【0005】しかしながら、起泡液及び練り込むコンク
リートの温度を一定に保持しようとすると、セメント、
水、骨材等の材料及び生産設備を含めた工場全体を恒温
状態に保持しなければならず、そのための設備費用と運
転費用は相当な多額となり、かなりのコストアップ要因
になる。
【0006】現在、気泡コンクリートの製造において用
いられる起泡剤としては、蛋白系物質及び合成界面活性
剤が使用されている。前者の例としてはシングルセルプ
ロテイン(例えば特公昭第59−1463号公報)が知
られている。これは、気泡の安定性は良いものの、起泡
力が劣り多量の使用が必要であり、悪臭を有することに
加えて腐敗しやすいという欠点を有する。
【0007】一方後者の例としては、エチレンオキサイ
ドを付加したアルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば
特開昭第52−115823号公報)があるが、気泡コ
ンクリート製造時における気泡の温度安定性に優れず、
季節の変化による気温の差に伴い、材料温度、混入する
気泡の量又は起泡液中の薬剤の濃度等の条件を調節する
ことで気泡の温度安定性を図る必要があった。
【0008】一方、気泡壁からの排液速度を抑制し、又
は膜の表面粘性を増大させて膜強度を強化して膜寿命を
上昇させる手段としては高分子薬剤の添加による高粘度
化、高分子膜の形成が知られ(例えば特開昭第52−4
531号及び特開昭第52−4530号公報)、また低
分子化合物の添加によるものも知られている(例えば特
開昭51−140893号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来知られて
いる起泡液組成物は、いずれも温度変化に対する膜強度
の変動に対しての考慮は全くなされていない。
【0010】本発明の課題は、気泡コンクリートを製造
するにあたり、温度変化に伴う材料温度等の上記条件を
調節することなく、また設備上の改善を行う必要がな
く、温度変化により気泡の消泡や脱泡が殆ど起こらない
温度安定性に優れた起泡液組成物を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、起泡液組
成物の温度安定性が気泡コンクリートの品質安定性、生
産性を向上させることに結びつくため、上記課題を解決
すべく研究をおこなった結果、下記に示すように、一定
の型の両性界面活性剤と陰イオン界面活性剤とを必須成
分として一定量含有する起泡液組成物により得られる気
泡が温度変化に対して極めて安定であることを見い出
し、本発明に至ったものである。
【0012】すなわち、本願発明にかかる起泡液組成物
は、イミダゾリン型の両性界面活性剤及びリグニンスル
ホン酸塩型の陰イオン界面活性剤との混合質量比(以下
R/Iと称す)が1:0.125 〜0.500 であることを特徴と
するものである。
【0013】
【0014】更に、本願発明にかかる好適な起泡液組成
物は、イミダゾリン型の両性界面活性剤がイミダゾリウ
ムベタインで、リグニンスルホン酸塩型の陰イオン界面
活性剤がリグニンスルホン酸カルシウムであることを特
徴とするものである。
【0015】本発明に用いることのできる両性界面活性
剤は、イミダゾリン型のものであればよく、例えばイミ
ダゾリウムベタイン、ヒスチジン、N−スルホエチル−
2−パルミルイミダゾリン酸ナトリウム塩等が含まれ
る。
【0016】イミダゾリン型の両性界面活性剤の濃度
は、15〜25倍の発泡倍率で使用した場合に外観上良好な
泡沫を生成することができる点から1〜2重量%が好ま
しい。ここで発泡倍率とは、基になる起泡液に対する生
成した気泡の容積倍率を示す。
【0017】また、本発明に用いることのできる陰イオ
ン界面活性剤は、リグニンスルホン酸塩型のものであれ
ばよく、例えばリグニンスルホン酸カルシウム、リグニ
ンスルホン酸ナトリウム等が含まれる。
【0018】更に、同時に使用するイミダゾリン型の両
性界面活性剤とリグニンスルホン酸塩型の陰イオン界面
活性剤との組合わせは特に限定されないが、例えばイミ
ダゾリウムベタインとリグニンスルホン酸カルシウム、
イミダゾリウムベタインとリグニンスルホン酸ナトリウ
ム、ヒスチジンとリグニンスルホン酸カルシウム、ヒス
チジンとリグニンスルホン酸ナトリウム、N−スルホエ
チル−2−パルミルイミダゾリン酸ナトリウムとリグニ
ンスルホン酸カルシウム、N−スルホエチル−2−パル
ミルイミダゾリン酸ナトリウムとリグニンスルホン酸ナ
トリウム等がある。
【0019】リグニンスルホン酸塩型陰イオン界面活性
剤のイミダゾリン型両性界面活性剤に対する添加量の下
限は、質量比で0.125 、好ましくは0.167 である。下限
が0.125 未満となると、気泡がイミダゾリン型両性界面
活性剤を単独で使用する場合と同様に温度変化に対する
安定性が消失し、また温度に対する安定性を充分確保す
る点から0.167 が更に好ましい。更に上限は質量比で0.
500 、好ましくは0.250 である。上限が0.500 を超える
と、温度変化に対する気泡の安定性が変動してしまい、
またセメント等の結合剤の凝結硬化に及ぼす影響等を考
慮すると0.250 が更に好ましい。
【0020】上記起泡液には、イミダゾリン型両性界面
活性剤及びリグニンスルホン酸塩型陰イオン界面活性剤
の両必須成分の他に、更に気泡の安定性を増加させるた
めの泡安定剤を添加することができる。泡安定剤として
は、例えばメチルセルロース、ヒドロキシルプロピルセ
ルロースのようなセルロース類、及びポリビニルアルコ
ール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸ソーダ塩等
のビニル系高分子類等が挙げられる。
【0021】かくして得られた起泡液を用いて気泡を発
泡させる。起泡液中の必須成分の1つであるイミダゾリ
ン型両性界面活性剤が主に起泡作用を、リグニンスルホ
ン酸塩型陰イオン界面活性剤が主に分散作用を示すもの
であり、両者が相互に作用して温度変化に対する強固な
膜を有する気泡を発泡させる。
【0022】本発明の起泡液組成物は、気泡コンクリー
トを製造する際のプレフォーム法及びミックスフォーム
法の両方法に使用することができる。
【0023】プレフォーム法は、ミックスフォーム法に
比較して、コンクリート中の気泡量のコントロールが容
易なこと、使用する起泡液が少量であること等の利点か
ら、広く一般に行われている。
【0024】起泡液から気泡を生成させるには、起泡液
を激しく攪拌したり、起泡液中へ空気を吹き込む方法が
あるが、粒状物を充填した筒型の発泡機に起泡液と圧縮
空気と共に送り込み発泡させる方法が効率よく簡便であ
る。
【0025】次いで得られた気泡を、水硬性セメント物
質、水、必要に応じて骨材、混合材、混和剤等を混合し
て得られるフレッシュコンクリート中に混合分散させ
て、軽量気泡コンクリートを製造することができる。
【0026】水硬性セメント物質としては、各種のポル
トランドセメント、混合セメント等が使用できる。また
骨材としては、川砂等の天然骨材、あるいは膨張頁岩等
を焼成発泡させて得られる人工軽量骨材又は黒曜石、真
珠岩等を焼成発泡させて得られる超軽量骨材等を用いる
ことができる。
【0027】混合剤にはシリカヒューム等が含まれ、混
和剤には減水剤、流動化剤等が含まれる。
【0028】この様にして得られる気泡コンクリート
は、温度変化に対して気泡が極めて安定であるため、気
泡練り込み直後のコンクリート単位容積質量を基準とし
た単位容積質量の経時変化量(0〜40分)が±0.10以
内、好ましくは±0.06以内であり、均一な比重の気泡コ
ンクリートである。
【0029】
【実施例】本発明を図面を参照しながら次の実施例及び
比較例により説明する。 実施例1〜7 イミダゾリウムベタイン(イミダゾリン型両性界面活性
剤)の濃度を1.25重量%とした水溶液に、リグニンスル
ホン酸カルシウム(リグニンスルホン酸塩型陰イオン界
面活性剤)をその濃度が、イミダゾリウムベタインに対
して質量比(R/I)0.125〜0.500 の範囲で添加溶解し、7
種の起泡液(表2)を調製した。
【0030】各起泡液を、直径2mmのガラスビーズを充
填させた筒型の発泡機に圧縮空気とともに送入し気泡を
発生させた。一方表1に示す材料を用いて同表中に示す
配合のベースコンクリートをホバートミキサー中で混練
り調製した。
【0031】
【表1】
【0032】このコンクリート中に外割で30容量%の気
泡を混入し、低速回転で練り混ぜながら混合分散させ
た。気泡混合直後より低速回転でミキサーを運転しなが
ら一定時間毎にミキサーを止め、コンクリートの単位容
積質量を10℃, 20℃, 30℃の各温度において測定し、各
温度における気泡の安定性を調べた。その結果を表2に
示す。
【0033】
【表2】
【0034】コンクリート中に気泡を均一に練り込みし
た直後のコンクリート単位容積質量は1.78kg/l〜1.82kg
/lとなった。気泡練り込み直後のコンクリート単位容積
質量を基準とした、単位容積質量の経時変化量は、上述
したように、±0.10以内望ましくは±0.06以内であり、
表2から明らかなように、本願発明の範囲のものは、全
て満足している。
【0035】実施例4の場合について、比重の経時変化
を図1に示す。図1より明らかなように、10℃, 20℃,
30℃の各場合における、コンクリートの単位容積質量変
化は極めて少なく、気泡混入直後の各温度間の差は0.01
kg/l以内、又40分経過後の、各温度における変化量は、
10℃で+0.02kg/l、20℃で±0.01kg/l、30℃で+0.02kg
/lであり、極めて良好な結果が得られる。
【0036】比較例1 起泡液としてソジウムアルファオレインスルホン酸ナト
リウム(アルキルスルホン酸塩型陰イオン界面活性剤)
を単独で1重量%水溶液として用いた以外は、実施例1
と全く同様の試験を行った。その結果を表2及び図2に
示す。この場合、単位容積質量は20℃, 30℃においては
時間と共に増大し、気泡がコンクリート中より徐々に散
逸した。一方10℃の場合は逆に単位容積質量は減少し、
時間と共に新たな気泡がコンクリート中に巻き込まれ
た。このように温度条件によりかなり異なった挙動を示
した。
【0037】比較例2 起泡剤としてイミダゾリウムベタイン(イミダゾリン型
両性界面活性剤)を単独で1.25重量%水溶液として用い
た以外は、全て実施例1と同様の試験を行った。その結
果を表2及び図3に示す。この場合、各温度においてそ
れぞれ経過時間10分以降は一定値に収束する傾向を示し
たが、温度によりその収束値は異なり、温度が低いほど
単位容積質量は軽く、気泡を多く含有し、高温側になる
程当該質量は重く、含有気泡は少なくなる傾向を示し
た。
【0038】また、30℃の場合、基準点0分において単
位容積質量が1.92kg/lと高い値となっているが、これは
気泡をコンクリート中へ均一に練り込む過程で、すでに
相当量の気泡が散逸したものと考えられる。
【0039】実施例2 混入する気泡の温度を10℃、気泡を混入するコンクリー
トの温度を20℃, 30℃とした以外は実施例1と同様の試
験を行った。この場合も実施例1と同様、気泡混入後の
コンクリートの単位容積質量の経時変化は極めて少な
く、その結果を図4及び図5に示す。図4は10℃の気泡
を20℃のコンクリートに混入した場合の、図5は10℃の
気泡を30℃のコンクリートに混入した場合のコンクリー
トの単位容積質量の経時変化を示す。
【0040】比較例3 起泡剤としてイミダゾリウムベタインの濃度を1.25重量
%とした水溶液に、リグニンスルホン酸カルシウムをそ
の濃度が、イミダゾリウムベタインに対して質量比(R/
I)0.080 として用いた以外は、実施例1と全く同様の試
験を行った。その結果を表2及び図6に示す。この場
合、リグニンスルホン酸カルシウムをその濃度が、イミ
ダゾリウムベタインに対して質量比(R/I)0.125を下回る
と、イミダゾリウムベタインを単独で用いた時と同様の
挙動を示した。すなわち、単位容積質量は20℃、30℃に
おいては時間と共に増大し、気泡がモルタル中より徐々
に散逸した。一方10℃の場合は逆に単位容積質量は減少
し、時間と共に新たな気泡がモルタル中に巻き込まれ
た。このように温度条件によってかなり異なった挙動を
示した。
【0041】比較例4 起泡剤としてイミダゾリウムベタインの濃度を1.25重量
%とした水溶液に、リグニンスルホン酸カルシウムをそ
の濃度が、イミダゾリウムベタインに対して質量比(R/
I)0.700 として用いた以外は、実施例1と全く同様の試
験を行った。その結果を表2及び図7に示す。この場
合、リグニンスルホン酸カルシウムをその濃度が、イミ
ダゾリウムベタインに対して質量比(R/I)0.500を上回る
と、ソジウムアルファオレインスルホン酸ナトリウムを
単独で用いた時と同様の挙動を示した。すなわち、各温
度においてそれぞれ経過時間10分以降は一定値に収束す
る傾向を示したが、温度によりその収束値は異なり、温
度が低いほど単位容積質量は軽く、気泡を多く含有し、
高温側になる程度該質量は重く、含有気泡は少なくなる
傾向を示した。
【0042】
【発明の効果】以上説明した通り、イミダゾリン型の両
性界面活性剤とリグニンスルホン酸塩型の陰イオン界面
活性剤を必須成分として含む起泡液を用いて気泡を作成
し、これをフレッシュコンクリート中に混入分散させる
ことにより、気温や材料温度の変動に係わりなく気泡量
が極めて安定し、その結果生産設備や材料温度を一定に
保たなくても、常に均一で経時変化の少ない軽量コンク
リートを造ることができる。すなわち極めて優れた温度
に対する均一性と安定性を示す起泡液を用いることによ
り、経済的でかつ高品質の軽量気泡コンクリート製品を
造ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の好適例の起泡液組成物の温度安全性
を示す線図。
【図2】陰イオン界面活性剤のみを用いた起泡液組成物
の温度安定性を示す線図。
【図3】両性界面活性剤のみを用いた起泡液組成物の温
度安定性を示す線図。
【図4】本願発明の他の好適例の起泡液組成物の温度安
全性を示す線図。
【図5】本願発明の他の好適例の起泡液組成物の温度安
全性を示す線図。
【図6】本願発明の起泡液組成範囲外の起泡液組成物の
温度安定性を示す線図。
【図7】本願発明の起泡液組成範囲外の他の起泡液組成
物の温度安定性を示す線図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C04B 103:42 C04B 103:42 (56)参考文献 特開 平5−177625(JP,A) 特開 昭58−140364(JP,A) 特開 昭63−248782(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 38/00 - 38/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イミダゾリン型の両性界面活性剤とリグ
    ニンスルホン酸塩型の陰イオン界面活性剤との混合質量
    比が1:0.125 〜0.500 であることを特徴とする気泡コ
    ンクリート製造用の起泡液組成物。
  2. 【請求項2】 イミダゾリン型の両性界面活性剤がイミ
    ダゾリウムベタインで、リグニンスルホン酸塩型の陰イ
    オン界面活性剤がリグニンスルホン酸カルシウムである
    請求項1記載の起泡液組成物。
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