JP2505606B2 - 水蒸気養生軽量気泡コンクリ―トの製造方法 - Google Patents
水蒸気養生軽量気泡コンクリ―トの製造方法Info
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- JP2505606B2 JP2505606B2 JP2017893A JP1789390A JP2505606B2 JP 2505606 B2 JP2505606 B2 JP 2505606B2 JP 2017893 A JP2017893 A JP 2017893A JP 1789390 A JP1789390 A JP 1789390A JP 2505606 B2 JP2505606 B2 JP 2505606B2
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- Japan
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- raw material
- steam curing
- light weight
- cement
- air bubble
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/60—Production of ceramic materials or ceramic elements, e.g. substitution of clay or shale by alternative raw materials, e.g. ashes
Description
本発明は、水蒸気養生軽量気泡コンクリート（以下AL
Cと略する）の製造方法の改良に関する。
Cと略する）の製造方法の改良に関する。
ALCは、セメント及び生石灰等の石灰質原料粉末と、
珪石、珪砂等の珪酸質原料粉末とに、水を加えて前水和
してから、ミキサーにて撹拌混合しスラリー状としたの
ち、アルミニウム粉末を加えて発泡、半可塑化させ、次
いでオートクレープに移して高温高圧水蒸気養生を行っ
て製造されている。 なお、前水和は、ミキサーの撹拌力低下による混合不
足を防止するために行い、その詳細については特開昭62
−265160に記載されている。 このようにして得られたALCは、建築材料として極め
て均質な外観を有することが必要である。 しかし、ミキサーにて撹拌する際、空気泡が混入し、
それがそのまま型枠内へ持ち込まれることにより、製品
の表面及び内部に、長径5mm以上の粗大な気泡（巨大気
泡）が相当数存在することがしばしばあって、節品表面
の美感を損ねて商品価値を落とすのみでなく、塗料など
を塗布する場合には穴埋め等の作業を必要とするなどの
問題点があった。
珪石、珪砂等の珪酸質原料粉末とに、水を加えて前水和
してから、ミキサーにて撹拌混合しスラリー状としたの
ち、アルミニウム粉末を加えて発泡、半可塑化させ、次
いでオートクレープに移して高温高圧水蒸気養生を行っ
て製造されている。 なお、前水和は、ミキサーの撹拌力低下による混合不
足を防止するために行い、その詳細については特開昭62
−265160に記載されている。 このようにして得られたALCは、建築材料として極め
て均質な外観を有することが必要である。 しかし、ミキサーにて撹拌する際、空気泡が混入し、
それがそのまま型枠内へ持ち込まれることにより、製品
の表面及び内部に、長径5mm以上の粗大な気泡（巨大気
泡）が相当数存在することがしばしばあって、節品表面
の美感を損ねて商品価値を落とすのみでなく、塗料など
を塗布する場合には穴埋め等の作業を必要とするなどの
問題点があった。
本発明の目的は、前記のような巨大気泡の発生を極力
抑制することのできるALCの製造方法を提供することに
ある。
抑制することのできるALCの製造方法を提供することに
ある。
本発明のALCの製造方法は、セメント又はセメントと
珪酸質原料との混合物、および生石灰又は生石灰と添加
剤との混合物をそれぞれ単独に前水和し、前記前水和に
より得た２種類の前水和物を混合して原料スラリーとし
た後に、アルミニウム粉末からなる発泡剤を加えて鋳込
み、次いで高温高圧水蒸気養生を行う水蒸気養生軽量気
泡コンクリートの製造方法において、前記２種類の前水
和物を25m3/min以下で12m3/min以上の吐出流量のミキサ
ーで１〜２分間攪拌して前記原料スラリーとすることを
特徴とする。
珪酸質原料との混合物、および生石灰又は生石灰と添加
剤との混合物をそれぞれ単独に前水和し、前記前水和に
より得た２種類の前水和物を混合して原料スラリーとし
た後に、アルミニウム粉末からなる発泡剤を加えて鋳込
み、次いで高温高圧水蒸気養生を行う水蒸気養生軽量気
泡コンクリートの製造方法において、前記２種類の前水
和物を25m3/min以下で12m3/min以上の吐出流量のミキサ
ーで１〜２分間攪拌して前記原料スラリーとすることを
特徴とする。
本発明では、石灰質原料のセメントを生石灰を別々に
前水和する。すなわち、セメントは単独で又はセメント
と珪酸質原料との混合物で、生石灰は単独で又は生石灰
と添加剤との混合物で前水和する。 本発明方法において、吐出流量を25m3/min以下で12m3
/min以上とする理由を以下に述べる。 すなわち、従来の撹拌処理においては、比較的強い撹
拌力で混合を早め、スラリー粘度が上昇するぎりぎりの
時間、例えば５分程度で混合を完了させていたが、本発
明者等の研究では、実際には混合は１〜２分で完了する
ことが分かった。さらに、吐出流量が25m3/minより大き
いと、空気の巻き込みが多くなり、巨大気泡数が増大
し、美観を損なう。これに対して、吐出流量が12m3/min
未満であると、撹拌効果が不充分となり、ALCとしての
物性に要求される40Kg/cm2以上の圧縮強度の確保に支障
を来すのである。 空気の巻き込みは、ミキサー内をスラリーが循環する
回数（循環数）と関係する。すなわち、スラリーのミキ
サーによる循環数は、吐出流量に比例しており、循環数
すなわち吐出流量が多くなると、空気の巻き込みも多く
なると考えられる。そこで、巨大気泡発生の最大原因と
考えられる撹拌時の空気の巻き込みを減少させるには、
ミキサーの吐出流量を少なくするとよいが、吐出流量が
少なすぎると、原料スラリーの混合が不十分となるので
ある。
前水和する。すなわち、セメントは単独で又はセメント
と珪酸質原料との混合物で、生石灰は単独で又は生石灰
と添加剤との混合物で前水和する。 本発明方法において、吐出流量を25m3/min以下で12m3
/min以上とする理由を以下に述べる。 すなわち、従来の撹拌処理においては、比較的強い撹
拌力で混合を早め、スラリー粘度が上昇するぎりぎりの
時間、例えば５分程度で混合を完了させていたが、本発
明者等の研究では、実際には混合は１〜２分で完了する
ことが分かった。さらに、吐出流量が25m3/minより大き
いと、空気の巻き込みが多くなり、巨大気泡数が増大
し、美観を損なう。これに対して、吐出流量が12m3/min
未満であると、撹拌効果が不充分となり、ALCとしての
物性に要求される40Kg/cm2以上の圧縮強度の確保に支障
を来すのである。 空気の巻き込みは、ミキサー内をスラリーが循環する
回数（循環数）と関係する。すなわち、スラリーのミキ
サーによる循環数は、吐出流量に比例しており、循環数
すなわち吐出流量が多くなると、空気の巻き込みも多く
なると考えられる。そこで、巨大気泡発生の最大原因と
考えられる撹拌時の空気の巻き込みを減少させるには、
ミキサーの吐出流量を少なくするとよいが、吐出流量が
少なすぎると、原料スラリーの混合が不十分となるので
ある。
実施例NO.1〜NO.3 生石灰1Kgに対して温度30℃の水を2.5加えて１分前
の前水和処理を施す一方、普通ポルトランドセメント3.
5Kgと珪石5.5Kgとを混合し、温度30℃の水を4.5加え
て５分間の前和分処理を施した。この後、両水和物を一
体に混合した。 この両和分物を、ミキサーの撹拌温度を45℃に保持し
ながら、ミキサーの吐出流量を10〜30m3/minの間で変化
させて２分間撹拌して原料スラリーとした。その後、ア
ルミニウム粉末を7g加え、大きさが6.0m長×1.5m幅×0.
6m高の鋳型に流し込んで発泡半硬化させた。 このミキサーの羽根の直径は0.8mで、回転数は50〜10
0r.p.mであった。 半硬化した成形品をピアノ線で厚さ10cmに切断した
後、オートクレーブ養生を行い、得られた製品の各々に
ついてJIS A5416に基づくALCの圧縮強度と、製品表面
の選出領域に於ける長径5mm以上の巨大気泡の数を計測
した。巨大気泡数を計測する製品表面の選出領域は、製
品のいずれか一方の側からランダムに20m2を選んだ。 本実施例における測定結果を従来例（NO.4〜NO.5）と
共に第１表に示す。 第１表の結果から本発明方法によって得られた製品の
表面積1m2当たりの巨大気泡数は、本発明の吐出流量範
囲で、大幅に減少していることが判る。 なお、撹拌時間を２分より長くしても、巨大気泡数の
実質的変動は見られなかった。
の前水和処理を施す一方、普通ポルトランドセメント3.
5Kgと珪石5.5Kgとを混合し、温度30℃の水を4.5加え
て５分間の前和分処理を施した。この後、両水和物を一
体に混合した。 この両和分物を、ミキサーの撹拌温度を45℃に保持し
ながら、ミキサーの吐出流量を10〜30m3/minの間で変化
させて２分間撹拌して原料スラリーとした。その後、ア
ルミニウム粉末を7g加え、大きさが6.0m長×1.5m幅×0.
6m高の鋳型に流し込んで発泡半硬化させた。 このミキサーの羽根の直径は0.8mで、回転数は50〜10
0r.p.mであった。 半硬化した成形品をピアノ線で厚さ10cmに切断した
後、オートクレーブ養生を行い、得られた製品の各々に
ついてJIS A5416に基づくALCの圧縮強度と、製品表面
の選出領域に於ける長径5mm以上の巨大気泡の数を計測
した。巨大気泡数を計測する製品表面の選出領域は、製
品のいずれか一方の側からランダムに20m2を選んだ。 本実施例における測定結果を従来例（NO.4〜NO.5）と
共に第１表に示す。 第１表の結果から本発明方法によって得られた製品の
表面積1m2当たりの巨大気泡数は、本発明の吐出流量範
囲で、大幅に減少していることが判る。 なお、撹拌時間を２分より長くしても、巨大気泡数の
実質的変動は見られなかった。
本発明は以上のように構成されているので、ALC製品
の巨大気泡数が減少し、表面の美感を改善したALC製品
を製造することができる。
の巨大気泡数が減少し、表面の美感を改善したALC製品
を製造することができる。
Claims (1)
- 【請求項１】セメント又はセメントと珪酸質原料との混
合物、および生石灰又は生石灰と添加剤との混合物をそ
れぞれ単独に前水和し、前記前水和により得た２種類の
前水和物を混合して原料スラリーとした後に、アルミニ
ウム粉末からなる発泡剤を加えて鋳込み、次いで高温高
圧水蒸気養生を行う水蒸気養生軽量気泡コンクリートの
製造方法において、前記２種類の前水和物を25m3/min以
下で12m3/min以上の吐出流量のミキサーで１〜２分間攪
拌して前記原料スラリーとすることを特徴とする水蒸気
養生軽量気泡コンクリートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017893A JP2505606B2 (ja) | 1990-01-30 | 1990-01-30 | 水蒸気養生軽量気泡コンクリ―トの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017893A JP2505606B2 (ja) | 1990-01-30 | 1990-01-30 | 水蒸気養生軽量気泡コンクリ―トの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03223146A JPH03223146A (ja) | 1991-10-02 |
| JP2505606B2 true JP2505606B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=11956402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017893A Expired - Lifetime JP2505606B2 (ja) | 1990-01-30 | 1990-01-30 | 水蒸気養生軽量気泡コンクリ―トの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2505606B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2681036C1 (ru) * | 2018-05-31 | 2019-03-01 | Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Федеральный исследовательский центр "Кольский научный центр Российской академии наук" (ФИЦ КНЦ РАН) | Способ изготовления полистиролбетонного изделия |
| CN117021363B (zh) * | 2023-08-17 | 2024-03-26 | 山东东风双隆机械有限公司 | 一种蒸压加气混凝土生产设备的浆料精确计量方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0667791B2 (ja) * | 1986-05-09 | 1994-08-31 | 住友金属鉱山株式会社 | Ａｌｃの製造方法 |
-
1990
- 1990-01-30 JP JP2017893A patent/JP2505606B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03223146A (ja) | 1991-10-02 |
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