JPS5951301A - シリンダ内周面とピストンリング外周面の油膜厚さ測定法 - Google Patents
シリンダ内周面とピストンリング外周面の油膜厚さ測定法Info
- Publication number
- JPS5951301A JPS5951301A JP16091582A JP16091582A JPS5951301A JP S5951301 A JPS5951301 A JP S5951301A JP 16091582 A JP16091582 A JP 16091582A JP 16091582 A JP16091582 A JP 16091582A JP S5951301 A JPS5951301 A JP S5951301A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston ring
- peripheral surface
- oil film
- film thickness
- cylinder
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシリンダ内周面とピストンリング外周面の油膜
厚さを測定する方法に関する。
厚さを測定する方法に関する。
ピストンリングの摩擦損失を低減して潤滑油消費量を減
少させるためには、ピストンリングの潤滑特性を解明し
なければならない、そのためには、基本となるピストン
リング外周面とシリンダ内周面の間の油膜厚さを正確に
測定する必要がある。ピストンリング油膜厚さは電気容
量法により測定されるが、これまでに発表された測定法
は、ピックアップ電極の表面に絶縁を施してぃなかった
ので、油膜が薄くなると、ピックアップ電極が相手側に
直接接触して油膜の厚さを正確に測定することができな
かった。又、多数のピックアップ電極をシリンダ側に設
けて油膜厚さを測定する方法のため、断続的な測定値し
か得られなかったが、−サイクル中の測定値は連続して
いることが望ましい。
少させるためには、ピストンリングの潤滑特性を解明し
なければならない、そのためには、基本となるピストン
リング外周面とシリンダ内周面の間の油膜厚さを正確に
測定する必要がある。ピストンリング油膜厚さは電気容
量法により測定されるが、これまでに発表された測定法
は、ピックアップ電極の表面に絶縁を施してぃなかった
ので、油膜が薄くなると、ピックアップ電極が相手側に
直接接触して油膜の厚さを正確に測定することができな
かった。又、多数のピックアップ電極をシリンダ側に設
けて油膜厚さを測定する方法のため、断続的な測定値し
か得られなかったが、−サイクル中の測定値は連続して
いることが望ましい。
本発明の課題はピストンリング油膜厚さの測定法を提供
することにあり、その課題を達成するため、本発明の測
定方法は、ピストンリング外周面から露出するピックア
ップ電極の表面に絶縁被覆を施し、その絶縁被覆した電
極を使用してピストンリング外周面とシリンダ内周面の
間の油膜を測定することを特徴とするものである。電極
は相手のシリンダには接触せずにピストンリング外周面
とシリンダ内周面の間の油膜の厚さを連続して測定する
ことができる。ピックアップ電極の表面に施す絶縁被覆
は、電極の表面の陽極酸化により、又は、電極の表面に
絶縁耐熱性樹脂を塗布することにより形成される。
することにあり、その課題を達成するため、本発明の測
定方法は、ピストンリング外周面から露出するピックア
ップ電極の表面に絶縁被覆を施し、その絶縁被覆した電
極を使用してピストンリング外周面とシリンダ内周面の
間の油膜を測定することを特徴とするものである。電極
は相手のシリンダには接触せずにピストンリング外周面
とシリンダ内周面の間の油膜の厚さを連続して測定する
ことができる。ピックアップ電極の表面に施す絶縁被覆
は、電極の表面の陽極酸化により、又は、電極の表面に
絶縁耐熱性樹脂を塗布することにより形成される。
本発明の測定法は、ピックアップ電極が相手のシリンダ
に直接接触しないので、従来、油膜の厚さが薄くて正確
な測定が困難であった上死点と下死点の近くの油膜厚さ
も正確に測定することが可能であり、又、ピストンリン
グ側にピックアップを設けたので、−サイクル中、連続
した油膜厚さの測定値が得られるという利点を持つ、さ
らに、ピックアップ電極表面の絶縁被覆を潤滑油よりも
誘電率の大きなものにした場合は、従来の絶縁被覆のな
いものよりも感度が良くなるという利点も生れる。
に直接接触しないので、従来、油膜の厚さが薄くて正確
な測定が困難であった上死点と下死点の近くの油膜厚さ
も正確に測定することが可能であり、又、ピストンリン
グ側にピックアップを設けたので、−サイクル中、連続
した油膜厚さの測定値が得られるという利点を持つ、さ
らに、ピックアップ電極表面の絶縁被覆を潤滑油よりも
誘電率の大きなものにした場合は、従来の絶縁被覆のな
いものよりも感度が良くなるという利点も生れる。
本発明の測定法に使用するピックアップ電極を図面に示
す実施例に基づいて説明する。第１図及び第２図に示す
ように、クロムメッキをしていないディーゼルエンジン
用の第一ピストンリングｌ（幅３．８ｍｍ、厚さ５．２
５ｍｍ）の合口部より９０°の位置の外周面に溝２（縦
１．２ｍｍ。
す実施例に基づいて説明する。第１図及び第２図に示す
ように、クロムメッキをしていないディーゼルエンジン
用の第一ピストンリングｌ（幅３．８ｍｍ、厚さ５．２
５ｍｍ）の合口部より９０°の位置の外周面に溝２（縦
１．２ｍｍ。
横１１ｍｍ、深さ０．６ｍｍ）を刻設し、その溝から裏
面に抜ける孔３を穿つ０表面に陽極酸化処理による絶縁
被覆４を設けたアルミ製ピックアップ電極５を溝２に装
嵌し、孔３を介してシールド線６をピックアップ電極５
に接続する。溝２とピックアップ電極５並びに孔３とシ
ールド１１８の間の空隙には耐熱性熱硬化性樹脂７を充
填する。
面に抜ける孔３を穿つ０表面に陽極酸化処理による絶縁
被覆４を設けたアルミ製ピックアップ電極５を溝２に装
嵌し、孔３を介してシールド線６をピックアップ電極５
に接続する。溝２とピックアップ電極５並びに孔３とシ
ールド１１８の間の空隙には耐熱性熱硬化性樹脂７を充
填する。
陽極酸化被膜の絶縁被覆４の摺動面をピストンリングｌ
の摺動面に合わせるため、必要であれば。
の摺動面に合わせるため、必要であれば。
ならし運転等を行う、アルミ陽極酸化被膜の場合、絶縁
被覆４の厚さは２０ル程度になるが、誘電率は潤滑油よ
りも大きいので、電気容量法による測定の感度は良くな
る。
被覆４の厚さは２０ル程度になるが、誘電率は潤滑油よ
りも大きいので、電気容量法による測定の感度は良くな
る。
このピックアップ電極５を取付けたピストンリングｌに
よる油膜厚さの測定法を実施例に基づいて説明する。供
試エンジンは実験用単気筒ディーゼルエンジンで、ボア
Ｘストローク＝１３９．７Ｘ１５２．４ｍｍ、水冷、直
接噴射式である。第２図に示すように、電極５が検知す
る電気容量についての測定値はオシログラフ９に示され
る。このオシログラフの読みを予め作成しである校正曲
線にあてはめると、−サイクル中のシリンダ８の内周面
とピストンリング外周面の間のピストンリング油膜厚さ
が得られる。
よる油膜厚さの測定法を実施例に基づいて説明する。供
試エンジンは実験用単気筒ディーゼルエンジンで、ボア
Ｘストローク＝１３９．７Ｘ１５２．４ｍｍ、水冷、直
接噴射式である。第２図に示すように、電極５が検知す
る電気容量についての測定値はオシログラフ９に示され
る。このオシログラフの読みを予め作成しである校正曲
線にあてはめると、−サイクル中のシリンダ８の内周面
とピストンリング外周面の間のピストンリング油膜厚さ
が得られる。
第３図及び第４図はこのようにして得られた測定結果を
示すグラフであり、第３図はピストンリング１本１回転
数１３０ｏｒｐｍ、無負荷のときの一サイクル中のピス
トンリング油膜厚さの変化を、第４図はピストンリング
４木、１３００ｒｐｍ、全負荷のときの一サイクル中の
ピストンリング油膜厚さの変化をそれぞれ示すものであ
る。この図から、ピストンリング油膜厚さは、上下死点
直後で薄くなるが、これは潤滑理論と一致すること、ピ
ストン速度の速い行程中央付近で厚くなること、ガス圧
力の作用する圧縮上下死点直後で最小になること、ピス
トンリング４木の場合は薄くなるが、これは潤滑油の供
給が不十分になるためと考えられること等が確認された
。又、グラフを示していないが、ピストンリング油膜は
、無負荷では冷却水温度の低い方が、エンジン回転数は
高い方がそれぞれ厚く、負荷による変化は少ないという
測定結果が得られた。
示すグラフであり、第３図はピストンリング１本１回転
数１３０ｏｒｐｍ、無負荷のときの一サイクル中のピス
トンリング油膜厚さの変化を、第４図はピストンリング
４木、１３００ｒｐｍ、全負荷のときの一サイクル中の
ピストンリング油膜厚さの変化をそれぞれ示すものであ
る。この図から、ピストンリング油膜厚さは、上下死点
直後で薄くなるが、これは潤滑理論と一致すること、ピ
ストン速度の速い行程中央付近で厚くなること、ガス圧
力の作用する圧縮上下死点直後で最小になること、ピス
トンリング４木の場合は薄くなるが、これは潤滑油の供
給が不十分になるためと考えられること等が確認された
。又、グラフを示していないが、ピストンリング油膜は
、無負荷では冷却水温度の低い方が、エンジン回転数は
高い方がそれぞれ厚く、負荷による変化は少ないという
測定結果が得られた。
上記の通り、本発明の測定方法は、表面に絶縁被覆を設
けたピックアップ電極を使用するため。
けたピックアップ電極を使用するため。
従来測定の困難であった薄い油膜の厚さも正確に測定す
ることが可能であり、又、電極をピストンリング側に取
付けるため、連続した測定値が得られる。
ることが可能であり、又、電極をピストンリング側に取
付けるため、連続した測定値が得られる。
第１図及び第２図は′本発明の測定法において使用され
るピックアップ電極を取付けたピストンリングの要部の
拡大斜視図及び横断面図である。第３図及び第４図は本
発明の方法により測定したディーゼルエンジン用の一す
イ゛クル中のピストンリング油膜厚さを図示したもので
ある。 ｌ：ピストンリング、４：絶縁被覆、５：ビックアップ
電極、８ニジリンダ 出願人 古 浜 庄 −
るピックアップ電極を取付けたピストンリングの要部の
拡大斜視図及び横断面図である。第３図及び第４図は本
発明の方法により測定したディーゼルエンジン用の一す
イ゛クル中のピストンリング油膜厚さを図示したもので
ある。 ｌ：ピストンリング、４：絶縁被覆、５：ビックアップ
電極、８ニジリンダ 出願人 古 浜 庄 −
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １）電気容量法によるピストンリング油膜厚さの測定法
において、絶縁被覆を施した表面がピストンリング外周
面に露出するようにピストンリングに埋設したピックア
ップ電極を使用することを特徴としてなるシリンダ内周
面とピストンリング外周面の油膜厚さ測定法。 ２）ピックアップ電極をアルミニウム製としその表面の
絶縁被覆を陽極酸化被膜としたことを特徴としてなる特
許請求の範囲第１項記載のシリンダ内周面とピストンリ
ング外周面の油膜厚さ測定法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16091582A JPS5951301A (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | シリンダ内周面とピストンリング外周面の油膜厚さ測定法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16091582A JPS5951301A (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | シリンダ内周面とピストンリング外周面の油膜厚さ測定法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5951301A true JPS5951301A (ja) | 1984-03-24 |
| JPH0230441B2 JPH0230441B2 (ja) | 1990-07-06 |
Family
ID=15725060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16091582A Granted JPS5951301A (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | シリンダ内周面とピストンリング外周面の油膜厚さ測定法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5951301A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US5550677A (en) * | 1993-02-26 | 1996-08-27 | Donnelly Corporation | Automatic rearview mirror system using a photosensor array |
| US6302545B1 (en) | 1993-02-26 | 2001-10-16 | Donnelly Corporation | Vehicle control system and method |
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| JPS57116278A (en) * | 1981-01-10 | 1982-07-20 | Nec Corp | Device for detecting opening part of pipe |
-
1982
- 1982-09-17 JP JP16091582A patent/JPS5951301A/ja active Granted
Patent Citations (2)
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0230441B2 (ja) | 1990-07-06 |
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