JPH0311641B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0311641B2
JPH0311641B2 JP1168184A JP1168184A JPH0311641B2 JP H0311641 B2 JPH0311641 B2 JP H0311641B2 JP 1168184 A JP1168184 A JP 1168184A JP 1168184 A JP1168184 A JP 1168184A JP H0311641 B2 JPH0311641 B2 JP H0311641B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston ring
wear
hole
piston
cylinder liner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1168184A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60155902A (ja
Inventor
Kenichi Sonoda
Yoshiro Tokunaga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP1168184A priority Critical patent/JPS60155902A/ja
Publication of JPS60155902A publication Critical patent/JPS60155902A/ja
Publication of JPH0311641B2 publication Critical patent/JPH0311641B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B5/00Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B5/003Measuring of motor parts

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はピストンリングの摩耗量計測法に関
するものであつて、特に簡単な作業で正確にピス
トンリングの摩耗量を計測することのできる方法
に係る。
従来より内燃機関において、ピストンリングの
摩耗量を計測するのは、シリンダヘツドを取り外
してピストンを取り出し、このピストンに装着さ
れているピストンリングの厚さをノギス等によつ
て測定することによつて行うのが普通である。ま
た近年、ピストンリングの摺動面に銅等の非磁性
体を埋設しておき、この非磁性体の長さを近接セ
ンサを用いて電気的に計測する方法も実用化され
ている。
しかしながら前者の方法においては、シリンダ
ヘツドとピストンとを開放して再度組立てるとい
う作業を行う必要があり、特に舶用等の大型機関
の場合には、上記作業に多大の手数と時間を要す
るという欠点がある。一方、後者の方法において
は、ピストンリングの摺動面に異種金属を埋設す
る必要があるので、それだけピストンリングがコ
ストアツプすることになるし、また電気的に検出
するための高価な計器類を配備する必要があると
いう欠点がある。
この発明は上記に鑑みなされたもので、その目
的は、高価な計器類を用いることなく、簡単な作
業でピストンリングの摩耗量を計測することので
きる計測方法を提供することにある。
上記目的に沿うこの発明のピストンリングの摩
耗量計測は、シリンダライナに貫通孔を開閉自在
に設け、一方ピストンリングは、その合口部が上
記貫通孔の部分に位置し得るよう配置すると共
に、回り止めを施し、上記貫通孔から上記合口部
の間隙を計測することを特徴とするものとなる。
次ぎにこの発明のピストンリングの摩耗量計測
法の具体的な実施例につき、図面を参照しつつ詳
細に説明する。
まず、この発明においてはピストンリングの合
口部の間隙を計測することによつて、ピストンリ
ングの摩耗量を計測しようとするものであるた
め、以下にその点について説明する。まず第1図
に示すように、シリンダライナ1の内径をD、最
初の合口部の間隙をl1とし、ある寸法tの摩耗
が生じた場合について考える。なお同図におい
て、破線は摩耗前の状態を、また実線は摩耗後の
状態をそれぞれ示している。この場合、シリンダ
ライナ1の内径Dの変化は、無視し得る程度に小
さいものとする。上記のように摩耗が生じた結
果、ピストンリング2の摺動部の長さは、π(D
−2t)−l1となる。そしてこの長さの摺動部を
有するピストンリング2が、その弾性によつて径
方向へと拡開し、シリンダライナ1の内径に沿う
と共に、合口部の間隙がl1からl2に変化す
る。したがつて、π(D−2t)−l1=πD−l2
となり、この式からt=(l2−l1)/2πが得
られる。このようにして、合口部の間隙の変化か
ら、ピストンリング2の摩耗量を求めることが可
能である。なお、シリンダライナ1の内径の変化
が無視できない程度に大きい場合には、上式中の
πD−l2の項のDを、変化後の内径に置き換え
て摩耗量を算出すればよい。
次ぎに上記のようにピストンリング2の合口部
の間隙を測定するための構造の第1実施例につい
て説明する。第2図において、1はシリンダライ
ナであつて、このシリンダライナ1の下部の位置
には貫通孔3が穿設されている。この貫通孔3
は、シリンダライナ1の内周部に開口する径小部
4とシリンダライナ1の外周部に開口する径大部
5とを有しており、両者間には段部6が形成さ
れ、また径大部5の開口部近傍にはねじ部7が形
成されている。そしてこのねじ部7にシール棒8
が螺着され、貫通孔3が、常時はシール棒8によ
つて閉鎖されるようなされている。このシール棒
8は、その先端部が上記径小部4及び径大部5に
それぞれ嵌入し得る形状となされており、またそ
の中間部には上記ねじ部7と螺合し得るねじ部9
が形成されている。すなわち、上記シール棒8を
上記貫通孔3に螺合すると共に、このシール棒8
と貫通孔3内の段部6との間に銅製のパツキン1
0を介設せしめ燃焼室からの燃焼ガスをシールす
る訳である。
一方、ピストン11にはピストンリング2が装
着されているが、このピストンリング2は、ピス
トン11を下降させた際に、その合口部が上記貫
通孔3の開口部分に位置するように配置されると
共に、運転中の移動を規制するために回り止めが
施されている。
上記のような構造の機関においては、機関を停
止して上記シール棒8を取外すと共に、ピストン
11を下降させてピストンリング2の合口部を貫
通孔3の開口部に位置させ、合口部の間隙を、ノ
ギスやマイクロメータを改造した測定治具、ある
いは他の非接触式変位計等を用いて測定し、上記
した換算式によつて算出することにより、ピスト
ンリング2の摩耗量を計測することが可能とな
る。したがつて従来のように、シリンダヘツドと
ピストンとを開放する作業や、高価な機器を必要
とせず、簡単な作業で正確にピストンリング2の
摩耗量を計測することができる。
なお、上記において貫通孔3を設ける位置は、
ピストン11が下死点近くに在する際に、ピスト
ンリング2が位置する部分とするのが好ましい。
この理由は、このような下死点近くの部分では、
シリンダライナ1の摩耗量が小さいために、ピス
トンリング2の摩耗量を精度よく計測し得るこ
と、及びこの部分は燃焼ガスの温度や圧力が低
く、また潤滑も良好な部分であるため、シリンダ
ライナ1に貫通孔3を形成しても、常時はシール
棒8で閉鎖しておけば機関性能にはほとんど影響
が生じないこと等である。
第3図には、シリンダライナ1の外周部を水冷
する場合の、上記と略同様な構造を示している。
この構造は、シリンダライナ1の外周部に、貫通
孔3と同心上に凹部12を形成すると共に、この
凹部12の内周部にねじ部13を形成し、このね
じ部13に保護筒14の先端側を螺着し、その他
端側をジヤケツト15内を貫通させて外方へと導
出したものである。この場合、ジヤケツト15と
保護筒14の外周部との間はパツキン16で、シ
リンダライナ1と保護筒14先端部との間はパツ
キン17でそれぞれシールされている。そして、
シール棒8の自由端部は、上記保護筒14の内方
を通つて、外部へと導出されている。
第4図には上記構造の変更例を示しているが、
この構造は、シヤケツト15にフランジ18を形
成し、このフランジ18と保護筒14との間をパ
ツキン19にて、またジヤケツト15とフランジ
18との間をパツキン20にてそれぞれシールす
るようにしたものであつて、他の部分は上記と略
同様な構造である。
上記いずれの構造においても、冷却水を抜出す
ることなく、そのままの状態で、上記第1実施例
と同様な手順でピストンリング2の摩耗量を測定
することが可能である。
以上にこの発明のピストンリングの摩耗量計測
法の実施例の説明をしたが、この発明の摩耗量計
測法は上記実施例に限定されるものではなく、
種々変更して実施することが可能である。例えば
上記においては、貫通孔に段部を形成した例を示
しているが、この段部は省略して実施することも
可能である。また、上記においては、貫通孔を下
死点近傍に形成するのが好ましい旨の記載をした
が、特にこの位置に限定されるものではないこと
も明白であろう。
この発明のピストンリングの摩耗量計測法は上
記のように構成されたものであり、したがつてこ
の発明の摩耗量計測法によれば、ピストンリング
の摩耗量を、従来のように多大の手数や高価な機
器を要することなく、簡単な作業で正確に計測す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は合口部の間隙の変化からピストンリン
グの摩耗量を算出する方法を示す説明図、第2図
はこの発明方法の実施に用いるシリンダライナと
ピストンリングとの構造の一例を示す要部の断面
図、第3図は上記構造の変更例を示す要部の断面
図、第4図は上記構造のさらに他の変更例を示す
要部の断面図である。 1……シリンダライナ、2……ピストンリン
グ、3……貫通孔、l1,l2……合口部の間
隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリンダライナに貫通孔を開閉自在に設け、
    一方ピストンリングは、その合口部が上記貫通孔
    の部分に位置し得るように配置すると共に、回り
    止めを施し、上記貫通孔から上記合口部の間隙を
    計測することを特徴とするピストンリングの摩耗
    量計測法。
JP1168184A 1984-01-25 1984-01-25 ピストンリングの摩耗量計測法 Granted JPS60155902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1168184A JPS60155902A (ja) 1984-01-25 1984-01-25 ピストンリングの摩耗量計測法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1168184A JPS60155902A (ja) 1984-01-25 1984-01-25 ピストンリングの摩耗量計測法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60155902A JPS60155902A (ja) 1985-08-16
JPH0311641B2 true JPH0311641B2 (ja) 1991-02-18

Family

ID=11784739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1168184A Granted JPS60155902A (ja) 1984-01-25 1984-01-25 ピストンリングの摩耗量計測法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0610604B2 (ja) * 1985-12-25 1994-02-09 大阪瓦斯株式会社 ピストン用シ−ル材の摩耗量測定装置
JPS62158304U (ja) * 1986-03-31 1987-10-07
JPH0425609Y2 (ja) * 1986-05-31 1992-06-19
JPH029807U (ja) * 1988-07-01 1990-01-22
CN107020508B (zh) * 2017-05-05 2018-12-21 安徽江淮汽车集团股份有限公司 活塞环装配防错装置
CN109405702A (zh) * 2018-12-25 2019-03-01 亚杰科技(江苏)有限公司 一种密封圈位置的检具
CN110332871B (zh) * 2019-06-20 2021-02-26 中国航发贵州黎阳航空动力有限公司 一种快速确定角向孔的装置

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JPS60155902A (ja) 1985-08-16

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